JP2006505520A - アルドステロン介在性病状の処置用剤としての有機化合物 - Google Patents

アルドステロン介在性病状の処置用剤としての有機化合物 Download PDF

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Abstract

式(I)
【化1】
Figure 2006505520

で示される化合物は、P450酵素アルドステロンシンターゼのインヒビターである薬剤を提供し、したがって、アルドステロン介在性病状の処置のために使用され得る。したがって、式(I)の化合物は、低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、腎不全、特に、慢性腎不全、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、シンドロームX、肥満、ネフロパシー、心筋梗塞後症候群、冠状動脈性心臓病、コラーゲンの形成増加、線維症ならびに高血圧および内皮機能不全後のリモデリングの予防、進行遅延、または処置に使用され得る。チトクロームP450酵素の一般的阻害による望ましくない副作用のないアルドステロンシンターゼの選択的インヒビターである式Iの化合物が好適である。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、式I
Figure 2006505520
〔式中、
Xは、酸素またはHであり;
Yは、−CRR'−であり、ここで、
RおよびR'は、独立して、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
1aは、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロアラルキルであり、ただし、Rがメチルであり、mが0または整数1であり、nが0であり、XがHであり、そしてR1b、R、RおよびRが水素である場合、R1aは9H−カルバゾール−2−イルでないものとする;
1bは、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか;あるいは
1aおよびR1bは、それらが結合している炭素原子とともに一体となったアルキレンであり、3〜6員環を形成し;
は、R−(CHR−であり、ここで、
は、所望により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであり;
は、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはアラルキルであり;
pは0または1〜4の整数であり;
およびRは、独立して、水素、ハロゲン、所望により置換されていてもよいアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか;あるいは
−Cは、窒素により置換されていてもよく;
は、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
mおよびnは、独立して、0または整数1であり、ただし、mおよびnの合計は2でないものとする。〕
で示される化合物;
または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物を提供する。
本発明の化合物は、P450酵素アルドステロンシンターゼのインヒビターであり、したがって、アルドステロン介在性病状の処置のために使用され得る。したがって、式Iの化合物は、低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、腎不全、特に、慢性腎不全、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、シンドロームX、肥満、ネフロパシー、心筋梗塞後症候群、冠状動脈性心臓病、コラーゲンの形成増加、線維症ならびに高血圧および内皮機能不全後のリモデリングの予防、進行遅延、または処置に使用され得る。チトクロームP450酵素の一般的阻害による望ましくない副作用のないアルドステロンシンターゼの選択的インヒビターである式Iの化合物が好適である。
本発明の化合物を説明するために使用される種々の用語の定義を以下に列挙する。これらの定義は、それらが個別的またはより大きな群の一部として特定の例において制限されない限り、本明細書を通して使用されているように当該用語に適用される。
「所望により置換されていてもよいアルキル」なる用語は、1〜20個の炭素原子、好ましくは1〜7個の炭素原子を有する非置換または置換直鎖または分枝鎖炭化水素基を意味する。例示的な非置換アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、4,4−ジメチルペンチル、オクチルなどが挙げられる。置換アルキル基としては、以下の基:ハロ、ヒドロキシ、シクロアルキル、アルカノイル、アルコキシ、アルキルオキシアルコキシ、アルカノイルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、カルバモイル、チオール、アルキルチオ、アルキルチオノ、スルホニル、スルホンアミド、スルファモイル、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アルケニル、アルキニル、アラルコキシ、グアニジノ、ヘテロシクリル(インドリル、イミダゾリル、フリル、チエニル、チアゾリル、ピロリジル、ピリジル、ピリミジル、ピペリジル、モルホリニルを含む)などの1またはそれ以上により置換されたアルキル基が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
「低級アルキル」なる用語は、1〜7、好ましくは1〜4個の炭素原子を有する上記のような所望により置換されていてもよいアルキル基を意味する。
「ハロゲン」または「ハロ」なる用語は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を意味する。
「アルケニル」なる用語は、少なくとも2つの炭素原子を有し、そしてさらに、その結合位置に炭素−炭素二重結合を含む上記アルキル基のいずれかを意味する。2〜4個の炭素原子を有する基が好適である。
「アルキニル」なる用語は、少なくとも2つの炭素原子を有し、そしてさらに、その結合位置に炭素−炭素三重結合を含む上記アルキル基のいずれかを意味する。2〜4個の炭素原子を有する基が好適である。
「アルキレン」なる用語は、単結合により結合している2〜5個の炭素原子の直鎖架橋、たとえば−(CH−(式中、xは2〜5である。)を意味し、これは、O、S、S(O)、S(O)またはNR''(式中、R''は水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、アシル、カルバモイル、スルホニル、スルファモイル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはアラルコキシカルボニルであり得る。)から選択される1またはそれ以上のヘテロ原子により割り込まれていてもよいか、あるいはアルキレンは、アルキル、シクロアルキル、オキソ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニルなどから選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい。
「シクロアルキル」なる用語は、所望により置換されていてもよい3〜12個の炭素原子の単環式、二環式、または三環式炭化水素基を意味し、これらはそれぞれ、1またはそれ以上の置換基、たとえばアルキル、ハロ、オキソ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルカノイル、アシルアミノ、カルバモイル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオール、アルキルチオ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、スルホニル、スルホンアミド、スルファモイル、ヘテロシクリルなどにより置換されていてもよい。
例示的な単環式炭化水素基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシルおよびシクロヘキセニルなどが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
例示的な二環式炭化水素基としては、ボルニル、インジル(indyl)、ヘキサヒドロインジル、テトラヒドロナフチル、デカヒドロナフチル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプチル、2,6,6−トリメチルビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチルなどが挙げられる。
例示的な三環式炭化水素基としてはアダマンチルなどが挙げられる。
「アルコキシ」なる用語は、アルキル−O−を意味する。
「アルカノイル」なる用語は、アルキル−C(O)−を意味する。
「アルカノイルオキシ」なる用語は、アルキル−C(O)−O−を意味する。
「アルキルアミノ」および「ジアルキルアミノ」なる用語は、それぞれ、アルキル−NH−および(アルキル)N−を意味する。
「アルカノイルアミノ」なる用語は、アルキル−C(O)−NH−を意味する。
「アルキルチオ」なる用語は、アルキル−S−を意味する。
「アルキルアミノチオカルボニル」なる用語は、アルキル−NHC(S)−を意味する。
「トリアルキルシリル」なる用語は、(アルキル)Si−を意味する。
「トリアルキルシリルオキシ」なる用語は、(アルキル)SiO−を意味する。
「アルキルチオノ」なる用語は、アルキル−S(O)−を意味する。
「アルキルスルホニル」なる用語は、アルキル−S(O)−を意味する。
「アルコキシカルボニル」なる用語は、アルキル−O−C(O)−を意味する。
「アルコキシカルボニルオキシ」なる用語は、アルキル−O−C(O)O−を意味する。
「カルボキシカルボニル」なる用語は、HO−C(O)C(O)−を意味する。
「カルバモイル」なる用語は、HNC(O)−、アルキル−NHC(O)−、(アルキル)NC(O)−、アリール−NHC(O)−、アルキル(アリール)−NC(O)−、ヘテロアリール−NHC(O)−、アルキル(ヘテロアリール)−NC(O)−、アラルキル−NHC(O)−、アルキル(アラルキル)−NC(O)−などを意味する。
「スルファモイル」なる用語は、HNS(O)−、アルキル−NHS(O)−、(アルキル)NS(O)−、アリール−NHS(O)−、アルキル(アリール)−NS(O)−、(アリール)NS(O)−、ヘテロアリール−NHS(O)−、アラルキル−NHS(O)−、ヘテロアラルキル−NHS(O)−などを意味する。
「スルホンアミド」なる用語は、アルキル−S(O)−NH−、アリール−S(O)−NH−、アラルキル−S(O)−NH−、ヘテロアリール−S(O)−NH−、ヘテロアラルキル−S(O)−NH−、アルキル−S(O)−N(アルキル)−、アリール−S(O)−N(アルキル)−、アラルキル−S(O)−N(アルキル)−、ヘテロアリール−S(O)−N(アルキル)−、ヘテロアラルキル−S(O)−N(アルキル)−などを意味する。
「スルホニル」なる用語は、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アラルキルスルホニル、ヘテロアラルキルスルホニルなどを意味する。
「所望により置換されていてもよいアミノ」なる用語は、所望により置換基、たとえばアシル、スルホニル、アルコキシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、ヘテロアラルコキシカルボニル、カルバモイルなどにより置換されていてもよい第1級または第2級アミノ基を意味する。
「アリール」なる用語は、環内に6〜12個の炭素原子を有する単環式または二環式芳香族炭化水素基、たとえばフェニル、ビフェニル、ナフチルおよびテトラヒドロナフチルを意味し、これらはそれぞれ、所望により1〜4個の置換基、たとえば所望により置換されていてもよいアルキル、トリフルオロメチル、シクロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アシル、アルカノイルオキシ、アリールオキシ、所望により置換されていてもよいアミノ、チオール、アルキルチオ、アリールチオ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、アルキルチオノ、スルホニル、スルホンアミド、ヘテロシクリルなどにより置換されていてもよい。
「単環式アリール」なる用語は、アリールで記載した所望により置換されていてもよいフェニルを意味する。
「アラルキル」なる用語は、アルキル基を介して直接的に結合したアリール基、たとえばベンジルを意味する。
「アラルカノイル」なる用語は、アラルキル−C(O)−を意味する。
「アラルキルチオ」なる用語は、アラルキル−S−を意味する。
「アラルコキシ」なる用語は、アルコキシ基を介して直接的に結合したアリール基を意味する。
「アリールスルホニル」なる用語は、アリール−S(O)−を意味する。
「アリールチオ」なる用語は、アリール−S−を意味する。
「アロイル」なる用語は、アリール−C(O)−を意味する。
「アロイルオキシ」なる用語は、アリール−C(O)−O−を意味する。
「アロイルアミノ」なる用語は、アリール−C(O)−NH−を意味する。
「アリールオキシカルボニル」なる用語は、アリール−O−C(O)−を意味する。
「ヘテロシクリル」または「ヘテロシクロ」なる用語は、所望により置換されていてもよい、完全飽和または不飽和、芳香族または非芳香族環状基を意味し、たとえば4〜7員の単環式、7〜12員の二環式または10〜15員の三環式環系であり、これは、少なくとも1つの炭素原子含有環に少なくとも1つのヘテロ原子を有する。ヘテロ原子を含有する複素環基の各環は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択される1、2または3個のヘテロ原子を有し得、ここで、窒素および硫黄ヘテロ原子は、また、所望により酸化されていてもよい。複素環基は、ヘテロ原子または炭素原子で結合していてもよい。
例示的な単環式複素環基としては、ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、オキセタニル、ピラゾリニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、トリアゾリル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソキサゾリニル、イソキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、フリル、テトラヒドロフリル、チエニル、オキサジアゾリル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、4−ピペリドニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、1,3−ジオキソランおよびテトラヒドロ−1,1−ジオキソチエニル、1,1,4−トリオキソ−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イルなどが挙げられる。
例示的な二環式複素環基としては、インドリル、ジヒドロイドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサジニル(benzoxazinyl)、ベンゾキサゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアジニル(benzothiazinyl)、キヌクリジニル、キノリニル、テトラヒドロキノリニル、デカヒドロキノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロイソキノリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾピラニル、インドリジニル、ベンゾフリル、クロモニル(chromonyl)、クマリニル、ベンゾピラニル、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジニル(たとえばフロ[2,3−c]ピリジニル、フロ[3,2−b]−ピリジニル]またはフロ[2,3−b]ピリジニル)、ジヒドロイソインドリル、1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル、ジヒドロキナゾリニル(たとえば、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−キナゾリニル)、フタラジニルなどが挙げられる。
例示的な三環式複素環基は、カルバゾリル、ジベンゾアゼピニル、ジチエノアゼピニル、ベンゾインドリル、フェナントロリニル、アクリジニル、フェナントリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、キサンテニル、カルボリニルなどが挙げられる。
「ヘテロシクリル」なる用語は、置換複素環基を含む。置換複素環基は、以下:
(a) アルキル;
(b) ヒドロキシ(または保護されたヒドロキシ);
(c) ハロ;
(d) オキソ、すなわち、=O;
(e) 所望により置換されていてもよいアミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ;
(f) アルコキシ;
(g) シクロアルキル;
(h) カルボキシ;
(i) ヘテロシクロオキシ;
(j) アルコキシカルボニル、たとえば非置換低級アルコキシカルボニル;
(k) メルカプト;
(l) ニトロ;
(m) シアノ;
(n) スルファモイルまたはスルホンアミド;
(o) アリール;
(p) アルカノイルオキシ;
(q) アロイルオキシ;
(r) アリールチオ;
(s) アリールオキシ;
(t) アルキルチオ;
(u) ホルミル;
(v) カルバモイル;
(w) アラルキル;および
(x) アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アシルアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノまたはハロで置換されたアリール
からなる群から選択される1、2または3個の置換基で置換された複素環基を意味する。
「ヘテロシクロオキシ」なる用語は、酸素架橋を通して結合した複素環基を示す。
「ヘテロアリール」なる用語は、芳香族ヘテロ環、たとえば、所望により、たとえば、低級アルキル、低級アルコキシまたはハロにより置換されていてもよい単環式または二環式アリール、たとえばピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、フリル、チエニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフリルなどを意味する。
「ヘテロアリールスルホニル」なる用語は、ヘテロアリール−S(O)−を意味する。
「ヘテロアロイル」なる用語は、ヘテロアリール−C(O)−を意味する。
「ヘテロアロイルアミノ」なる用語は、ヘテロアリール−C(O)NH−を意味する。
「ヘテロアラルキル」なる用語は、アルキル基を通して結合したヘテロアリール基を意味する。
「ヘテロアラルカノイル」なる用語は、ヘテロアラルキル−C(O)−を意味する。
「ヘテロアラルカノイルアミノ」なる用語は、ヘテロアラルキル−C(O)NH−を意味する。
「アシル」なる用語は、アルカノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイルなどを意味する。
「アシルアミノ」なる用語は、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、ヘテロアロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、ヘテロアラルカノイルアミノなどを意味する。
本発明の任意の化合物の医薬上許容される塩とは、酸で形成された塩、すなわち酸付加塩、たとえば鉱物酸、有機カルボキシル酸および有機スルホン酸、たとえば、塩酸、マレイン酸およびメタンスルホン酸の塩を指す。
同様に、塩基で形成された塩、すなわちカチオン塩(cationic salt)、たとえばアルカリおよびアルカリ土類金属塩、たとえばナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ならびにアンモニウム塩、たとえばアンモニウム、トリメチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、およびトリス(ヒドロキシメチル)メチルアンモニウム塩およびアミノ酸との塩が可能である。ただし、酸性基が構造の一部を構成するものとする。
本発明は、式Iの二環式化合物、さらに特に、二環式イミダゾールおよびトリアゾール誘導体、それらを含む医薬組成物、当該化合物の製造方法、および本発明の化合物または医薬組成物の治療上有効量を投与することによるアルドステロン介在性病状の処置方法を提供する。
Yが−CRR'−であり、RおよびR'が水素である、式Iの化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物が好適である。
mおよびnが0である、式Iの化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物がさらに好適である。
式IA
Figure 2006505520
〔式中、
Xは、酸素またはHであり;
1aは、低級アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、ただし、Rがメチルであり、pが0であり、XがHであり、そしてR1b、R、RおよびRが水素である場合、R1aは9H−カルバゾール−2−イルでないものとする;
1bは、水素、低級アルキル、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
は、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
は、水素または低級アルキルであり;
pは、0または整数1もしくは2であり;
、RおよびRは、水素である。〕
で示される化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物がさらに好適である。
1aが単環式アリールであり;R1bが水素、低級アルキルまたはアラルキルである、式IAの化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物が好適である。
式IB
Figure 2006505520
〔式中、
Xは、酸素またはHであり;
1bは、水素、低級アルキルまたはアラルキルであり;
は、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
は、水素または低級アルキルであり;
pは、0または整数1もしくは2であり;
、RおよびR10は、独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、所望により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、所望により置換されていてもよいアミノ、アルコキシ、アルキルチオ、カルボキシ、スルホニル、カルバモイル、アリール、アリールオキシ、アリールチオまたはヘテロシクリルである。〕
で示される式IAの化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物がさらに好適である。
Xが酸素またはHであり;
1bが水素、低級アルキルまたはアラルキルであり;
がシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
が水素または低級アルキルであり;
pが整数1であり;
が水素であり;
が水素、ハロゲン、シアノまたはトリフルオロメチルであり;
10がハロゲン、シアノまたはトリフルオロメチルである、
式IBの化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物が好適である。
Xが酸素である式IBの化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物がさらに好適である。
がC3−6シクロアルキル、単環式アリールまたは単環式ヘテロアリールである、式IBの化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物も、さらに好適である。
10が3位に位置する、式IBの化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物も、さらに好適である。
本発明の特定の実施態様は、
4−(7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−(7−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−(7−アリル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−(6−オキソ−7−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−(7−イソプロピル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−{7−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル}−ベンゾニトリル;
4−[7−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
7−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(4−チオフェン−3−イル−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
4−[7−(4−メチル−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−[7−(4−クロロ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
4−[6−オキソ−7−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−[6−オキソ−7−(3−メチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−[6−オキソ−7−(4−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−[6−オキソ−7−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−[6−オキソ−7−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−(7−シクロプロピル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−(7−シクロヘキシル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−(7−シクロペンチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−[7−(2−メトキシエチル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
4−[7−(3−メトキシプロピル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
4−(6−オキソ−7−ピリジン−4−イルメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
7−ベンジル−5−フェニル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
7−メチル−5−フェニル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
7−ベンジル−5−(4−ブロモ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−クロロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
7−ベンジル−5−(3−ブロモ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−クロロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−メチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−クロロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−クロロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メチル−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−チオフェン−2−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−フラン−2−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−チオフェン−3−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−フラン−3−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピリジン−3−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピリジン−2−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピリジン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロヘキシルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
4−[5−(3−ブロモ−フェニル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−7−イルメチル]−ピペリジン−1−カルボン酸 t−ブチルエステル;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピペリジン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
(R)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
(S)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
(R)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
(S)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
(R)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
(S)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
(R)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
(S)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
4−[(R)−6−オキソ−7−((S)−1−フェニル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
4−[(S)−6−オキソ−7−((S)−1−フェニル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
7−ベンジル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
7−(4−メチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
3−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
3−[7−(4−メチル−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
3−[7−(4−フルオロ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
3−[7−(4−クロロ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
3−[7−(4−メトキシ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
3−[7−(4−フルオロ−フェネチル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
3−(7−フェネチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
3−(7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
5−(4'−クロロ−ビフェニル−4−イル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
7−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(4−チオフェン3−イル−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
7−シクロプロピルメチル−5−(4−チオフェン−3−イル−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
7−ベンジル−5−(4'−フルオロ−ビフェニル−3−イル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−ビフェニル−4−イル−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
7−ベンジル−5−ビフェニル−3−イル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
メチル 4−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾエート;
4−(7−ベンジル−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−5−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−5−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−5−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
4−[7−(4−フルオロ−ベンジル)−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
4−{(R)−7−[(S)−1−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル}−ベンゾニトリル;
4−{(S)−7−[(S)−1−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル}−ベンゾニトリル;
5−ベンジル−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
4−(5,7−ジベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
4−(5−ベンジル−7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
5−(4−ブロモフェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]−ピラジン;
4−(8−ベンジル−7−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ジアゼピン−5−イル)−ベンゾニトリル;および
4−(8−シクロプロピルメチル−7−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ジアゼピン−5−イル)−ベンゾニトリル;
または医薬上許容されるその塩;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物である。
本発明の化合物は、置換基の性質に依存して、1またはそれ以上の不斉中心を有し得る。得られるジアステレオ異性体、エナンチオマーおよび幾何異性体、ならびにこれらの混合物は本発明に包含される。
式Iの化合物は、式II
Figure 2006505520
〔式中、Yおよびnは上で定義した意義を有し、そしてR'、R'およびR'は上で定義したR、RおよびRを表すか、またはR'、R'およびR'は、それぞれR、RおよびRに変換可能な基である。〕
で示されるアルコールから出発して製造され得る。式IIのアルコールは、実施例において示したように、もしくはその変法により、または当分野において周知の方法を用いて製造され得る。
したがって、式IIの化合物を、最初に、有機溶媒、たとえばテトラヒドロフラン(THF)またはN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)中の塩基、たとえばトリエチルアミン(TEA)、ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)またはN−メチルモルホリン(NMM)の存在下で周囲温度、好ましくは室温(RT)にて、式III
Figure 2006505520
〔式中、Lgは脱離基、たとえばヨウ素、臭素または塩素、好ましくは塩素であり、そしてPgは適当なN−保護基、たとえばトリチル、ベンジルオキシメチル、メトキシメチルまたは(2−トリメチルシリルエトキシ)メチル、好ましくはトリチルである。〕
の化合物で処理し、式IV
Figure 2006505520
〔式中、Pg、Y、n、R'、R'およびR'は式IIについて定義した意義を有する。〕
の化合物を得てもよい。
Pg、Y、n、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式IVの化合物は、実施例において記載した方法、もしくはその変法を用いて、または当分野において周知の条件を用いて、式V
Figure 2006505520
〔式中、Pgは適当なO−保護基、たとえばトリアルキルシリルまたはアシル基、好ましくはt−ブチルジメチルシリルまたはアセチル基であり、そしてPg、Y、n、R'、R'およびR'は上で定義した意義を有する。〕
で示される化合物に変換され得る。たとえば、式IVの化合物を、室温にて、有機溶媒、たとえばTHF、DMFまたはジクロロメタン(DCM)中で塩基、たとえばTEA、DIEA、NMM、イミダゾールまたはN,N−ジメチルアミノピリジン(DMAP)の存在下にて式VI
Figure 2006505520
〔式中、Lgは脱離基、たとえばヨウ素、臭素、塩素またはトリフルオロメタンスルホネートを表し、そしてPgはO−保護基、たとえばトリアルキルシリル、たとえば、t−ブチルジメチルシリルである。〕
で示される化合物で処理し、Pg、Pg、Y、n、R'、R'およびR'が上で定義したとおりの意義を有する式Vの化合物を得てもよい。
あるいは、式IVの化合物を、塩基、たとえばピリジンの存在下でアシル無水物(acyl anhydride)または塩化アシル、たとえば、無水酢酸または塩化アセチルで処理することにより、PgがO−保護基、たとえばアシル基、たとえばアセチルである式Vの化合物に変換してもよい。
Pg、Pg、Y、n、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式Vの化合物を、最初に、有機溶媒、たとえば酢酸エチル(EtOAc)またはアセトニトリル中で周囲温度、好ましくは室温にて式VII
Figure 2006505520
〔式中、mは0であり、Lgは脱離基、たとえば臭素、塩素、メタン−スルホネートまたはp−トルエンスルホネート、好ましくは臭素を表し、R11は低級アルキル、たとえばメチルまたはエチルであり、Yは上で定義した意義を有し、R'1bは水素であり、そしてR'1aは本明細書において定義したR1aであるか、またはR'1aはR1aに変換可能な基である。〕
で示されるアルキル化剤で処理してもよい。次いで、保護基PgおよびPgの除去により、式VIII
Figure 2006505520
〔式中、mは0であり、R'1bは水素であり、そしてR11、Y、n、R'1a、R'、R'およびR'は上で定義した意義を有する。〕
で示される化合物を得る。保護基は、本明細書の実施例において説明した条件、もしくはその変法を用いて、または当分野において周知の方法を用いて除去され得る。特に、Pgがトリチルであり、そしてPgがt−ブチルジメチルシリル基である場合、両保護基は、酸、たとえばトリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸または鉱物酸、好ましくは塩酸で、プロトン性有機溶媒、たとえば低級アルコール、好ましくはメタノールまたはエタノールの存在下にて処理することにより同時に除去され得る。保護基(Pg)、たとえばアシル基、特にアセチル基は、有機溶媒、たとえばTHFまたは低級アルコール、好ましくはTHF中の水性塩基、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化リチウムまたは水酸化カリウムでのその後の処理により除去され得る。式VIIのアルキル化剤は、本明細書の実施例において記載した方法、もしくはその変法を用いて、または当分野において周知の条件を用いて製造され得る。
あるいは、mが0または整数1であり、R11、Y、n、R'1a、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有し、そしてR'1bが水素、所望により置換されていてもよいアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキル、アリールまたはヘテロアリールを表す式VIIIの化合物は、最初に、有機溶媒、たとえばEtOAcまたはアセトニトリル中にて、式Vの化合物を周囲温度、好ましくは溶媒の沸点付近の温度にて式IX
Figure 2006505520
〔式中、Lgは脱離基、たとえば臭素、塩素、メタンスルホネート、p−トルエンスルホネートまたはトリフルオロメタンスルホネート、好ましくは臭素を表し、そしてR'1aおよびR'1bは上で定義したR1aおよびR1bを表すか、またはR'1aおよびR'1bは、それぞれ、R1aおよびR1bに変換可能な基である。〕
で示されるアルキル化剤で処理することにより得られ得る。式VIIIの化合物の製造について上記した条件を用いる保護基PgおよびPgのその後の除去により、式X
Figure 2006505520
〔式中、Y、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'は上で定義した意義を有する。〕
で示される化合物を得る。
次いで、Y、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式Xの化合物中の遊離のヒドロキシ基を、式Vの製造について上記した条件を用いて、適当なO−保護基、たとえばトリアルキルシリル、好ましくはt−ブチルジメチルシリルで保護し、式XI
Figure 2006505520
〔式中、Pgは上で定義したO−保護基を表し、そしてY、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'は上で定義した意義を有する。〕
で示される化合物を得てもよい。
次いで、最初に、塩基、たとえばリチウム ジイソプロピルアミド(LDA)、またはリチウム、ナトリウムもしくはカリウムビス(トリメチルシリル)アミド、好ましくはリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(LHMDS)の存在下にて、有機溶媒、たとえばTHF中で、−45℃〜−100℃の範囲の温度にて式XIの化合物の化合物を脱プロトン化することにより、Pg、Y、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'は上で定義した意義を有する式XIの化合物を、式XII
Figure 2006505520
〔式中、R11、Pg、Y、m、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'は上で定義した意義を有する。〕
で示される化合物に変換してもよい。次いで、得られるアニオンを、式XIII
Figure 2006505520
〔式中、mは0(アシル化剤)または整数1(アルキル化剤)であり、mが0である場合にはLgは脱離基、たとえば塩素またはシアニドであり、mが整数1である場合にはLgは脱離基、たとえば臭素または塩素であり、そしてR11は上で定義した意義を有する。〕
で示されるアシル化剤またはアルキル化剤と反応させ、式XIIの化合物を得てもよい。
次いで、R11、Y、m、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式VIIIの化合物は、上記の条件またはその変法を用いて、式XIIの化合物から保護基Pgを除去することにより得られ得る。
11、Y、m、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式VIIIの化合物を、有機溶媒、たとえばDCMまたは1,2−ジクロロメタン(DCE)中の酸化剤、好ましくはDess−Martin試薬を用いて、式XIV
Figure 2006505520
〔式中、R11、Y、m、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'は上で定義した意義を有する。〕
で示される化合物に酸化してもよい。
最後に、R11、Y、m、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式XIVの化合物を、室温から溶媒の沸点までの範囲の周囲温度にて環化し、還元的アミノ化の条件下で、式I'
Figure 2006505520
〔式中、Xは酸素を表し、そしてR、Y、m、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'は上で定義した意義を有する。〕
で示される化合物を得てもよく、たとえば、式XIVの化合物を、還元剤、たとえば水素化ホウ素ナトリウムもしくはリチウム、水素化シアノホウ素ナトリウムまたはトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、好ましくはトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムの存在下にて、有機溶媒、たとえばTHF、DCMまたはDCE中で式XV
Figure 2006505520
〔式中、Rは上で定義した意義を有する。〕
で示されるアミン、またはその酸付加塩で処理し、X、R、Y、m、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式I'の化合物を得てもよい。環化は、酸性触媒、たとえば酢酸またはトリフルオロ酢酸の存在下で行われ得る。
Xが酸素を表し;R'1bが水素であり、そしてR、Y、m、n、R'1a、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式I'の化合物を、有機溶媒、たとえばTHFまたはDMF中の塩基、たとえば水素化ナトリウム、LDAまたはLHMDSの存在下にて、式XVI
Figure 2006505520
〔式中、R'1bは、所望により置換されていてもよいアルキル、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり、そしてLgは脱離基、たとえば臭素、塩素、メタンスルホネート、p−トルエンスルホネートまたはトリフルオロメタンスルホネート、好ましくは塩素を表す。〕
で示されるアルキル化剤で処理することにより、R'1bが所望により置換されていてもよいアルキル、アラルキルまたはヘテロアラルキルである式I'の化合物に変換してもよい。
同様に、Xが酸素を表し、R'1aおよびR'1bが水素であり、そしてR、Y、m、n、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式I'の化合物を、塩基、たとえば水素化ナトリウム、炭酸カリウムまたは炭酸セシウムの存在下にて、有機溶媒、たとえばジメチルスルホキシドまたはDMF中で式XVII
Figure 2006505520
〔式中、R'1aおよびR'1bは一体となってアルキレンであり、そしてLgは脱離基、たとえば臭素または塩素、好ましくは臭素を表す。〕
で示されるアルキル化剤で処理することにより、R'1aおよびR'1bが一体となってアルキレンである式I'の化合物に変換してもよい。
さらに、Xが酸素を表し、そしてR、Y、m、n、R'1a、R'1b、R'、R'およびR'が上で定義した意義を有する式I'の化合物を、不活性溶媒、たとえばTHF中の還元剤、好ましくはボランでの処理により、XがHを表す式I'の化合物に還元してもよい。
上記の方法は、不活性雰囲気下、好ましくは窒素雰囲気下で行われ得る。
本明細書に記載した方法で本発明の化合物に変換される出発化合物および中間体において、存在する官能基、たとえばアミノ、チオール、カルボキシルおよびヒドロキシ基は、所望により、有機合成化学においてありふれた慣用的保護基で保護されていてもよい。保護されたアミノ、チオール、カルボキシルおよびヒドロキシル基は、分子骨格が破壊されることなく、または望ましくない副反応が起こることなく、穏和な条件下で遊離のアミノチオール、カルボキシルおよびヒドロキシル基に変換され得るものである。
保護基を導入する目的は、所望の化学的変換を行うために用いる条件下での、反応成分との不所望の反応から官能基を保護することである。特定の反応のための保護基の必要性および選択は、当業者に知られており、そして保護されるべき官能基(ヒドロキシル基、アミノ基など)の性質、置換基が部分である分子の構造および安定性、ならびに反応条件に依存する。
これらの条件を満たす周知の保護基、ならびにそれらの導入および除去は、たとえば、McOmie, "Protective Groups in Organic Chemistry", Plenum Press, London, NY (1973); および Greene and Wuts, "Protective Groups in Organic Synthesis", John Wiley and Sons, Inc., NY (1999) において記載されている。
上記の反応は、それぞれ、希釈剤(好ましくは、たとえば試薬に対して不活性であり、そして触媒、縮合剤または他の剤の溶媒である。)の存在下または不存在下で、および/または不活性雰囲気、低温、室温または高温にて、好ましくは使用する溶媒の沸点またはその付近で、そして大気圧または加圧下で、標準的方法にしたがって行われる。好適な溶媒、触媒および反応条件は、添付の例示的実施例において示されている。
本発明は、さらに、本発明の方法の任意の変形を含む。当該変形において、任意の段階で得られる中間生成物は、出発物質として使用され、そして残りの工程が行われるか、あるいは出発物質が反応条件下にてインシツ(in situ)で形成されるか、あるいは反応成分がそれらの塩または光学的に純粋な対掌体の形態で使用される。
本発明の化合物および中間体は、また、一般に自体公知の方法にしたがって互いに変換され得る。
本発明は、また、任意の新規出発物質、中間体およびそれらの製造方法に関する。
出発物質および方法の選択に依存して、新規化合物は、可能性のある異性体の1つまたはその混合物、たとえば、実質的に純粋な幾何(シスまたはトランス)異性体、ジアステレオマー、光学異性体(対掌体)、ラセミ体またはこれらの混合物の形態であり得る。前記の可能性のある異性体またはそれらの混合物は、本発明の範囲内である。
得られる異性体の如何なる混合物も、構成物の物理化学的相違に基づいて、たとえばクロマトグラフィーおよび/または分別晶出により、純粋な幾何または光学異性体、ジアステレオマー、ラセミ体に分離され得る。
得られる最終生成物または中間体の任意のラセミ体は、既知の方法、たとえば光学活性酸または塩基で得られるジアステレオ異性体塩の分離、ならびに光学活性酸性または塩基性化合物の遊離により、光学対掌体に分割され得る。特に、イミダゾリルおよびトリアゾリル部分は、本発明の化合物を、たとえば光学的に活性な酸、たとえば酒石酸、酒石酸ジベンゾイル、酒石酸ジアセチル、酒石酸ジ−O,O'−p−トルオイル、マンデル酸、リンゴ酸またはカンファー−10−スルホン酸で形成される塩の分別晶出により、それらの光学対掌体に分割するために使用され得る。ラセミ生成物は、また、キラルクロマトグラフィー、たとえばキラル吸着材を用いる高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分割され得る。
最後に、本発明の化合物は、遊離の形態、その塩の形態またはそのプロドラッグ誘導体の形態で得られる。
塩基性基、特にイミダゾリルまたはトリアゾリル部分を有する本発明の化合物は、酸付加塩、とりわけ医薬上許容される塩に変換され得る。これらは、たとえば、無機酸、たとえば鉱物酸、たとえば、硫酸、リン酸もしくはハロゲン化水素酸、または有機カルボン酸、たとえば(C−C)−アルカンカルボン酸(これらは、たとえば、非置換であるか、もしくはハロゲンにより置換されている。)、たとえば、酢酸、たとえば飽和もしくは不飽和ジカルボン酸、たとえば、シュウ酸、コハク酸、マレイン酸もしくはフマル酸、たとえばヒドロキシカルボン酸、たとえばグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸もしくはクエン酸、たとえばアミノ酸、たとえば、アスパラギン酸もしくはグルタミン酸、または有機スルホン酸、たとえば(C−C)−アルキルスルホン酸、たとえば、メタンスルホン酸;またはアリールスルホン酸(これらは非置換であるか、もしくはたとえばハロゲンにより置換されている。)で形成される。塩酸、メタンスルホン酸およびマレイン酸で形成された塩が好適である。
酸性基を含む本発明の化合物は、医薬上許容される塩基で塩に変換され得る。かかる塩としては、アルカリ金属塩、たとえばナトリウム、リチウムおよびカリウム塩;アルカリ土類金属塩、カルシウムおよびマグネシウム塩;有機塩基とのアンモニウム塩、たとえば、トリメチルアミン塩、ジエチルアミン塩、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩およびN−メチル−D−グルカミン塩;アミノ酸、たとえばアルギニン、リジンなどとの塩が挙げられる。塩は、有利にはエーテル性またはアルコール性溶媒、たとえば低級アルカノールの存在下で、慣用的方法を用いて形成され得る。後者の溶液から、塩をエーテル、たとえばジエチルエーテルで沈澱させてもよい。得られた塩を、酸での処理により遊離の化合物に変換してもよい。これらまたは他の塩は、また、得られた化合物の精製のために使用され得る。
本発明の任意の化合物のプロドラッグ誘導体は、投与後に、何らかの化学的または生理学的プロセス(たとえば、生理学的pHに曝された後に、または酵素作用を介して、プロドラッグが親化合物に変換される。)を介してインビボで親化合物を放出する当該化合物の誘導体である。例示的なプロドラッグ誘導体は、たとえば、遊離カルボン酸のエステル、ならびにチオール、アルコールまたはフェノール類のS−アシルおよびO−アシル誘導体(ここで、アシルとは本明細書において定義した意義を有する。)である。親カルボン酸に生理学的条件下で加溶媒分解により変換可能な医薬上許容されるエステル誘導体、たとえば、低級アルキルエステル、シクロアルキルエステル、低級アルケニルエステル、ベンジルエステル、モノ−もしくはジ−置換低級アルキルエステル、たとえばω−(アミノ、モノ−もしくはジ−低級アルキルアミノ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル)−低級アルキルエステル、α−(低級アルカノイルオキシ、低級アルコキシカルボニルもしくはジ−低級アルキルアミノカルボニル)−低級アルキルエステル、たとえばピバロイルオキシメチルエステルなどが好適である。
遊離化合物、プロドラッグ誘導体およびそれらの塩形態の化合物の間の密接な関係の観点から、この文脈において化合物という場合は常に、プロドラッグ誘導体および対応する塩も意図される。ただし、このようなことが当該状況下で可能または適当であることを条件とする。
化合物(それらの塩を含む)は、また、それらの塩の形態でも得られ、またはそれらの結晶化に使用した他の溶媒を含み得る。
本発明の医薬組成物は、アルドステロンシンターゼを阻害するための、哺乳類(ヒトを含む)への、経腸、たとえば経口もしくは経直腸、経皮および非経腸投与に適したものであり、そしてアルドステロンシンターゼ活性に関連する病状の処置に適したものである。かかる病状としては、低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、腎不全、特に慢性腎不全、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、シンドロームX、肥満、ネフロパシー、心筋梗塞後症候群、冠状動脈性心臓病、コラーゲンの形成増加、線維症、ならびに高血圧および内皮機能不全後のリモデリングが挙げられる。当該医薬組成物は、単独または1もしくはそれ以上の医薬上許容される担体と組み合わせて、本発明の薬理活性化合物の治療上有効量を含む。
したがって、さらなる態様において、本発明は、1もしくはそれ以上の医薬上許容される担体と組み合わせて本発明の化合物の治療上有効量を含んでなる医薬組成物に関する。
さらなる態様において、本発明は、抗−肥満剤、抗−高血圧剤、強心剤または脂質低下剤の治療上有効量と組み合わせて本発明の化合物の治療上有効量を含んでなる医薬組成物に関する。
医薬として使用するための上記の医薬組成物。
アルドステロンシンターゼ活性に関連する病状の処置用医薬の製造のための上記の医薬組成物または組合せ剤の使用。
アルドステロンシンターゼ活性、好ましくは低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、アテローム性動脈硬化症、冠状動脈性心臓病、心筋梗塞後症候群、再狭窄、コラーゲンの形成増加、線維症、高血圧および内皮機能不全後のリモデリング、腎不全、ネフロパシー、シンドロームXならびに肥満に関連する病状の処置のための上記の医薬組成物。
本発明の薬理活性化合物は、経腸または非経腸適用に適した賦形剤または担体と連係的または混合した、その治療上有効量を含む医薬組成物の製造において有用である。
(a)希釈剤、たとえばラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;
(b)滑沢剤、たとえば、シリカ、タルカム、ステアリン酸、そのマグネシウムもしくはカルシウム塩および/またはポリエチレングリコール;また、錠剤のために、
(c)結合剤、たとえば、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、スターチペースト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリドン;所望により
(d)崩壊剤、たとえばスターチ、寒天、アルギン酸もしくはそのナトリウム塩、または発泡性混合物;および/または
(e)吸収剤、着色剤、着香剤および甘味料
とともに活性成分を含む錠剤およびゼラチンカプセルが好適である。
注射用組成物は、好ましくは水性等張性溶液または懸濁液であり、そして坐剤は有利には脂肪エマルジョンまたは懸濁液から製造される。かかる組成物は、滅菌され、そして/またはアジュバント、たとえば保存剤、安定剤、湿潤剤または乳化剤、溶解推進剤(solution promoter)、浸透圧調節用塩および/または緩衝化剤を含有してもよい。さらに、それらは、また、他の治療上価値のある物質を含有し得る。当該組成物は、それぞれ、慣用的混合、造粒またはコーティング法にしたがって製造され、そして約0.1〜75%、好ましくは約1〜50%の活性成分を含有する。
経皮適用に適した製剤は、担体とともに本発明の化合物の治療上有効量を含む。有利な担体としては、宿主の皮膚の通過を助ける吸収可能な薬理学的に許容できる溶媒が挙げられる。特徴的には、経皮デバイス(transdermal device)は、裏当て部分(backing member)、所望により担体と共に化合物を含有するリザーバー、所望により予め定められた制御速度で長期間にわたって化合物を宿主の皮膚へ送達する速度制御バリアーおよび当該デバイスを皮膚に固定する手段を含むバンデージ(bandage)の形態である。
医薬製剤(pharmaceutical formulation)は、単独または別の治療剤(たとえば、それぞれ、当分野において報告された治療有効用量で)と組み合わせて、上で定義した本発明の化合物の治療上有効量を含む。かかる治療剤としては、抗−肥満剤、たとえばオーリスタット(orlistat)、抗−高血圧剤、強心剤および脂質低下剤、たとえば、ループ利尿薬、たとえばエタクリル酸、フロセミドおよびトルセミド;アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター、たとえばベナゼプリル、カプトプリル、エナラプリル、フォシノプリル、リシノプリル、モエキシプリル、ペリンドプリル、キナプリル、ラミプリルおよびトランドラプリル;Na−K−ATPアーゼ膜ポンプのインヒビター、たとえばジゴキシン;中性エンドペプチダーゼ(NEP)インヒビター;ACE/NEPインヒビター、たとえばオマパトリラート、サムパトリラート(sampatrilat)およびファシドトリル(fasidotril);アンギオテンシンIIアンタゴニスト、たとえばカンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、テルミサルタンおよびバルサルタン、特にバルサルタン;β−アドレナリンレセプターブロッカー、たとえばアセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、ビソプロロール、メトプロロール、ナドロール、プロプラノロール、ソタロールおよびチモロール;強心剤、たとえばジゴキシン、ドブタミンおよびミルリノン;カルシウムチャネルブロッカー、たとえばアムロジピン、ベプリジル、ジルチアゼム、フェロジピン、ニカルジピン、ニモジピン、ニフェジピン、ニソルジピンおよびベラパミル;ならびに3−ヒドロキシ−3−メチル−グルタリルコエンザイムAレダクターゼ(HMG−CoA)インヒビター、たとえばロバスタチン、ピタバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、セリバスタチン、メバスタチン、ベロスタチン(velostatin)、フルバスタチン、ダルバスタチン(dalvastatin)、アトルバスタチン、ロスバスタチンおよびリバスタチンが挙げられる。本発明の化合物は、他の活性成分と同時、前または後に、同時に個別的にまたは別の経路でまたは同一の医薬製剤中で一緒に投与され得る。
約50〜70kgの哺乳類のための単位用量は、約1〜1000mg、有利には約5〜500mgの活性成分を含み得る。式Iの化合物の治療上有効量は、温血動物(哺乳類)の種、体重、年齢、および個々の状態、投与形式および関係する化合物に依存する。
本発明の化合物は、アルドステロンシンターゼのインヒビターであり、そして本明細書に記載したようなアルドステロンシンターゼ活性に関連する病状、たとえば、低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、腎不全、特に、慢性腎不全、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、シンドロームX、肥満、ネフロパシー、心筋梗塞後症候群、冠状動脈性心臓病、コラーゲンの形成増加、線維症ならびに高血圧および内皮機能不全後のリモデリングの処置のために使用され得る。
したがって、さらなる実施態様において、本発明は以下のものに関する。
− 医薬として使用するための本発明の化合物。
− アルドステロンシンターゼ活性に関連する病状の予防および/または処置用医薬組成物の製造のための本発明の化合物の使用。
− アルドステロンシンターゼ活性に関連する病状の予防および/または処置方法であって、本発明の化合物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
前記にしたがって、本発明は、いっそうさらなる態様において、以下のものを提供する。
− 抗−肥満剤、抗−高血圧剤、強心剤または脂質低下剤を含む少なくとも1つの医薬組成物と同時一体的または順々に使用されるべき、遊離の形態または医薬上許容される塩の形態の式Iの化合物を含む、たとえば本明細書において定義したいずれかの方法において使用するための治療用組合せ剤、たとえばキット、パーツのキット。当該キットはその投与のための指示書を含んでいてもよい。
− 構成成分(i)と(ii)の2つの別個のユニットの形態の、(i)本発明の医薬組成物、(ii)抗−肥満剤、抗−高血圧剤、強心剤もしくは脂質低下剤、または医薬上許容されるそれらの塩を含む医薬組成物を含むパーツのキット。
− 遊離の形態または医薬上許容される塩の形態の治療上有効量の式Iの化合物、および抗−肥満剤、抗−高血圧剤、強心剤または脂質低下剤、たとえば上で示したものである、第2の医薬物質の共投与、たとえば同時一体的または逐次的投与を含む上で定義した方法。
好ましくは、本発明の化合物は、それを必要としている哺乳類に投与される。
好ましくは、本発明の化合物は、アルドステロンシンターゼの阻害に応答する疾患の処置のために使用される。
好ましくは、アルドステロンシンターゼ活性に関連する病状は、低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、腎不全、特に、慢性腎不全、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、シンドロームX、肥満、ネフロパシー、心筋梗塞後症候群、冠状動脈性心臓病、コラーゲンの形成増加、線維症ならびに高血圧および内皮機能不全後のリモデリングから選択される。
抗−肥満剤、抗−高血圧剤、強心剤または脂質低下剤の治療上有効量と組み合わせて当該化合物を投与することを含んでなる本発明の方法または使用。
本明細書に記載した医薬組成物の形態で当該化合物を投与することを含む本発明の方法または使用。
本明細書を通して、および特許請求の範囲において使用されているように、「処置」なる用語は、当業者既知のすべての種々の形態または様式の処置を包含し、そして特に予防的、治癒的、進行遅延および緩和的処置を含む。
上記の特性は、有利には哺乳類、たとえば、マウス、ラット、イヌ、サルまたは摘出臓器、組織およびそれらの調製物を用いるインビトロおよびインビボ試験において示される。当該化合物は、溶液、たとえば、好ましくは水溶液の形態にてインビトロで、および経腸的、非経腸的に、有利には経静脈的に、たとえば、懸濁液または水溶液として適用され得る。インビトロの用量は、約10−3モル濃度から10−9モル濃度の範囲であり得る。インビボの治療上有効量は、投与経路に依存して、約0.1〜500mg/kg、好ましくは約1〜100mg/kgの範囲であり得る。
本発明の化合物の活性は、以下の方法または当分野において十分に記載された方法により評価され得る。
インビトロのアルドステロンシンターゼ阻害活性は、以下のように測定され得る:
体重125〜150gの成体雄性スプレーグ−ドーリー(Sprague-Dawley)ラットを、ハーラン・ファームス(Harlan Farms)から入手する。すべての動物を対で飼育し、そして標準的条件の明るさおよび温度で維持する。動物に、Harland Teklad, Madison WI (cat# TD90228)からのナトリウム減量食餌(0.01〜0.02%)を与え、そして自由に通常の飲料水で維持する。動物を、副腎球状帯細胞の採取の前の2〜4週間維持する。ラットをCO吸入により屠殺し、そして副腎を直ちに除去し、そしてホモジナイゼーションおよび酵素調製物のアッセイ中に使用される同じ氷冷バッファー中に入れる。副腎を脱被包化し、球状帯組織を得る。組織を、Trisアッセイバッファー(8.5mM MgCl、2.7mM CaCl、3.13mM KCl、7.59mM NaCl、0.1% TEAおよび50mM Tris HCl、pH 7.4に調節)を含むガラスホモジナイザー中でホモジナイズする。ホモジネートを、バッファー1mL中に37.5mgの球状帯組織となるように希釈する。ホモジネートを4℃で900×gにて10分間遠心分離する。アッセイを開始するために、副腎細胞質調製物の200μLアリコート(450〜550μgのタンパク質)を、2.5×10−4M NADPH、4×10−6Mコルチコステロンを含むガラス管に添加する。最終コルチコステロン濃度は、4×10−6Mコルチコステロン(C-2505, Sigma Chemical Co, St. Louis, MO)および1×10−8M[1,2,6,7−H]コルチコステロン(70Ci/mM;NET 399;NENTM Life Sciences Product, Inc., Boston, MA)および上に示した種々の推定アルドステロンシンターゼインヒビターからなる。インキュベーション混合物の最終容積は、0.5mLである。混合物を、95%O/5%COの1atmにてダブノフ(Dubnoff)振盪インキュベーターで25℃にて1時間インキュベートする。反応を、7mLのEtOAcの添加により停止させ、そしてボルテックス後にステロイドを抽出する。水相を3mLのEtOAcで再び抽出する。合わせた抽出液を窒素下で乾燥し、EtOAcで再構成し、そしてシリカゲルTLCプレート(LK6F; cat. # 4866-820; Whatman, Inc. Clifton, NJ)にスポットする。クロマトグラムを、トルエン:アセトン:水(120:80:0.8 v/v)の溶媒系中で60分間展開する。プレートを、バイオスキャンシステム200イメージングスキャナー(Bioscan System 200 Imaging Scanner)(Bioscan, Ish. DC)を用いて、放射活性に関してスキャンする。アルドステロンシンターゼ、18−OH−コルチコステロンおよびアルドステロンの2つの生成物を掻き取り、そして液体シンチレーションカウンター(Beckman LS6000TA, Beckman Instr., Palo Alto, CA)で計数する。
IC50は、式(Pratt and Taylor, Eds, "Principles of Drug Action", Churchill Livingstone Inc, NY (1990)参照):
Figure 2006505520
〔式中、Pは、所定の濃度のインヒビター(I)の存在下での特異的結合のパーセント競合である。〕
にしたがって、logit−logプロット(pseudo-Hill plot)から決定される。傾き(Hill係数)およびX切片(IC50)を、実験データの直線回帰により決定する。Km(app)を、Hanes式(Cornish-Bowden, Ed., "Principles of Enzyme Kinetics", Butterworth & Co., Boston, MA (1976)参照):
Figure 2006505520
〔式中、Km=Michaelis定数、V=最大速度、s=基質濃度、v=速度である。〕
にしたがって、コンピュータープログラムにより計算される。
インビトロのアロマターゼ阻害活性は、以下のように測定され得る:
ヒト胎盤ミクロソームフラクションを、過去に報告された方法を少々変更して、新たに送達されたヒト胎盤から調製する(Steele et al., Steroids, Vol. 50, pp. 147-161 (1987)参照)。組織から膜および大血管を取り除き、そして0.15M KCl(4℃)で繰り返しすすぐ。次いで、これを0.25Mスクロース中で細分化し、そしてホモジナイズする。ホモジネートを20,000×gにて30分間遠心分離する。次いで、上清を148,000×gにて60分間遠心分離する。得られたミクロソームペレットを、0.05Mリン酸カリウムバッファー(pH 7.4)中で再懸濁し、そして148,000×gにて60分間再び遠心分離する。得られたペレットをリン酸バッファー中で再懸濁し、アリコートに分け、そして−40℃で保存する。
ヒト胎盤アロマターゼアッセイを、12.5mMリン酸バッファー(12.5mM KHPO、1mM EDTA、1.6mM ジチオスレイトールおよび1.0g/Lのアルブミン;pH7.5)、NADPH(2.4×10−4M)、1β−H アンドロステンジオン(1×10−7M)および適当な濃度の所望のインヒビターからなるインキュベーション混合物中で行う。アッセイを、ヒト胎盤ミクロソーム調製物の適当量50〜500μgをインキュベーション混合物中にピペッティングすることにより開始する。混合物を37℃にて20分間インキュベートし、そして6容積のクロロホルムの添加により終了させる。試料を直ちにボルテックスに付し、そして遠心分離する。水層を、クロロホルムでのコンタミネーションを防ぐように、注意深く除去する。水性フラクションを当量の5%活性炭水性懸濁液で処理し、クロロホルムで抽出されないあらゆる基質を除去する。遠心分離後、水相のアリコートを液体シンチレーションカウンターで計数する。インヒビターのそれぞれの濃度についての酵素活性を、ビヒクル対照のパーセントとして計算し、これを適宜100%に設定する。したがって、相対的酵素阻害は、100%−インヒビター存在下での酵素活性%のパーセンテージとして表される。
インビボ心臓損傷の減少のためのアルドステロンシンターゼ阻害活性は、以下のように評価され得る:
プロトコールは、過去に記載された方法(Rocha et al., Endocrinology, Vol. 141, pp. 3871-3878 (2000)参照)を少々変更したものとほとんど同じである。ラットを個々のケージで飼育し、そして実験のあいだ自由に飲用液として0.9%NaClを与える。3日後、ラットを3つの投与プロトコールの1つにおく。群1(対照)に、L−NAMEを14日間投与し、そしてL−NAME処置の11日目に、生理食塩水のみを含む浸透性ミニポンプを各動物の皮下に埋め込む。群2(/L−NAME/Ang II)に、L−NAMEを14日間投与し、そしてL−NAME処置の11日目に、Ang IIを含む浸透性ミニポンプを各動物の皮下に埋め込む。群3(L−NAME/Ang II/試験化合物)を、1日1回試験化合物(4mg/kg/日)を投与すること以外は群2と同様に処置する。
試験化合物を蒸留水に溶かし、そして強制飼養により投与する;群1および群2にビヒクルを投与する。L−NAME処置の第14日目に実験の結論を下す。L−NAME(Sigma Chemical Co., St. Louis, MO)を0.9%NaCl飲用水中で60mg/100mLの濃度にて投与し、これは、1日に約60mg/kgの服用となる。Ang IIを、Alzet浸透性ミニポンプ(Model 2001; Alza Corp, Palo Alto, CA)を介して投与する。ミニポンプを襟首の皮下に埋め込む。Ang II(ヒト、99%ペプチド純度)をSigma Chemical Co., St. Louis, MOから購入し、そして生理食塩水中で225μg/kg/日の用量で投与する。ポンプを満たすために使用されるAng IIの濃度は、(a)製造業者により提供される平均ポンプ速度;(b)ポンプの埋め込みの前日の動物の体重;および(c)計画された用量に基づいて計算される。ラットを第14日目に屠殺する。これらの心臓を除去し、そして「パン(bread-loaf)」様式で心室/心房を通ってスライスし、心臓全領域の上部、中部および下部から3つの試料を得る。試料を10%緩衝性ホルマリン中で固定する。パラフィン切片を切り、そしてヘマトキシリン/エオシンで染色する。実験群を知らない一人の研究者がスライドを観察する。3つの心臓全領域からの各々の1つのスライドを、ラットごとに分析する。心臓部位(左および右心室および隔壁)を個別に評価する。切片全体を、心筋細胞ネクローシス、炎症細胞、出血および一般組織崩壊の存在により証明される、心筋障害(重度に関係なく)の存在に関して組織学的に評価する。組織学的データの評価を、群2および群3、すなわち、試験化合物有りまたは無しのANG IIを比較することにより行う。
本発明の例として、実施例1、3および32の化合物は、それぞれ、約12nM、4nMおよび9nMのIC50値でアルドステロンシンターゼ活性を有する。
以下の実施例は本発明を説明することを意図するものであり、そして本発明を制限するものと解釈してはならない。特記しない限り、すべての蒸発を減圧下、好ましくは約10〜100mmHg(=20−133mbar)で行う。最終生成物、中間体および出発物質の構造は、標準的分析方法、たとえば微量分析、融点(m.p.)および分光特性、たとえばMS、IR、NMRにより確認される。使用した略語は、当分野において慣用的なものである。[α]測定のための濃度をmg/mLで表す。
実施例1
4−(7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
A. 1−トリチル−4−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾール
4(5)−ヒドロキシメチルイミダゾール(15.7g、117mmol)の撹拌DMF(200mL)溶液に、TEA(40.0mL、287mmol)、続いて塩化トリチル(34.3g、123mmol)を添加する。反応混合物を室温にて8時間撹拌し、その後、これを水に注ぐ。集めた固体を、水およびジエチルエーテルで連続的に洗浄し、そして減圧下で乾燥する。次いで、固体を1,4−ジオキサンから再結晶すると、1−トリチル−4−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾールを得る:
融点228−230℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.37 (9H, m), 7.35 (1H, s), 7.09 (6H, m), 6.78 (1H, s), 4.90 (1H, br s), 4.34 (2H, s);
e/z (ES) 341 (M+1, 5%), 243 (100%).
B. 4−アセトキシメチル−1−トリチル−1H−イミダゾール
標題A化合物1−トリチル−4−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾール(34.5g、101mmol)のピリジン(200mL)懸濁液に、無水酢酸(28.6mL、303mmol)を滴下し、そして反応液が透明になるまで撹拌する。反応混合物をEtOAc中に注ぎ、そして0.5N水性HCl、飽和水性炭酸水素ナトリウムおよびブラインで洗浄する。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いでシリカパッドを通して濾過すると、真空中での溶媒除去後に固体を得る。固体をジエチルエーテル中でトリチュレートすると、4−アセトキシメチル−1−トリチルイミダゾールを得る:
融点133−134℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.42 (10H, m), 7.09 (6H, m), 6.99 (1H, s), 4.89 (2H, s), 1.99 (3H, s);
e/z (ES) 383 (M+1, 5%), 243 (100%).
C. 4−(5−アセトキシメチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリル 臭化水素酸塩
標題B化合物4−アセトキシメチル−1−トリチルイミダゾール(35.4g、92.7mmol)および4−シアノベンジルブロミド(18.3g、93.3mmol)をEtOAc中で合わせ、そして16時間加熱還流し、沈澱した固体を濾取し、そしてEtOAcで入念に洗浄する。合わせた濾液を30mLまで蒸発させ、そして1時間加熱還流し、そして沈澱を再び濾取し、EtOAcで洗浄する。これを、EtOAc(10mL)を1時間加熱し、そして濾過することにより繰り返す。合わせた固体をメタノール中で溶かし、そして1時間加熱還流し、その後、真空中で溶媒を蒸発させる。残渣をジエチルエーテル中でトリチュレートすると、4−(5−アセトキシメチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリル 臭化水素酸塩を得る:
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.38 (1H, s), 7.92 (2H, d, J=8.4), 7.90 (1H, s), 7.48 (2H, d, J=8.4), 6.99 (1H, s), 5.67 (2H, s), 5.10 (s, 2H), 1.75 (3H, s).
D. 4−(5−ヒドロキシメチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
THF:水(3:1、400mL)中の標題C化合物4−(5−アセトキシメチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリル 臭化水素酸塩(28.9g、86.0mmol)に、0℃にて、水酸化リチウム(10.8g、258mmol)を添加し、そして反応液を3時間かけて加温し、その後、室温に12時間撹拌する。反応容積を真空中で減少させ、そして残渣をEtOAcおよび飽和水性炭酸水素ナトリウムのあいだで分液する。ブラインで洗浄後、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空中で濃縮すると、固体を得、これをジエチルエーテルでトリチュレートすると、4−(5−ヒドロキシメチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る:
融点162−164℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.83 (2H, d, J=8.3), 7.73 (1H, s), 7.30 (2H, d, J=8.3), 6.87 (1H, s), 5.35 (2H, s), 5.15 (2H, t, J=5.3), 4.30 (2H, d, J=5.3);
e/z (ES) 214 (M+1, 100%).
E. 4−(5−t−ブチル−ジメチルシラニルオキシメチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
標題D化合物4−(5−ヒドロキシメチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリル(13.6g、63.8mmol)のDMF(30mL)溶液に、イミダゾール(6.8g、100mmol)、続いてTBDMSiCl(10.0g、66.3mmol)を添加する。反応混合物を室温にて2時間撹拌し、次いでEtOAcおよび飽和水性炭酸水素ナトリウムの間で分液する。有機溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空中で溶媒を除去すると、固体を得、これをEtOAcで溶出するフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)に付すと、4−(5−t−ブチル−ジメチルシラニルオキシメチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る:
融点77−79℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.89 (2H, d, J=8.2), 7.83 (1H, s), 7.31 (2H, d, J=8.2), 6.98 (1H, s), 5.42 (2H, s), 4.59 (2H, s), 0.82 (9H, s), 0.00 (6H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.6, 143.7, 139.5, 132.9, 130.8, 128.4, 127.8, 119.0, 110.6, 54.9, 47.5, 26.0, 18.1, -5.2;
e/z (ES) 328 (M+1, 100%).
F. メチル [5−(t−ブチル−ジメチルシラニルオキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−(4−シアノ−フェニル)−アセテート
標題E化合物4−(5−t−ブチル−ジメチルシラニルオキシメチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリル(10.4g、31.8mmol)のTHF(100mL)溶液に、−78℃にて、1.0M LHMDS(67.0mL、67.0mmol)を滴下し、そして10分間撹拌する。シアノギ酸メチル(2.55mL、31.8mmol)を添加し、そして溶液を10分間撹拌し、その後、酢酸で反応を終了させる。加温後、反応混合物を塩化アンモニアおよびEtOAcの間で分液し、その後、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空中で溶媒を除去すると、粘りけのあるオイルを得る。粗反応混合物を、EtOAc:MeOH:NHOH(90:10:0.1)で溶出したフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)に付すと、所望の物質を得、これをジエチルエーテル:ヘキサンから再結晶すると、固体としてメチル [5−(t−ブチル−ジメチルシラニルオキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−(4−シアノ−フェニル)−アセテートを得る:
融点83−84℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 7.66 (2H, d, J=8.3), 7.60 (1H, s), 7.35 (2H, d, J=8.3), 6.92 (1H, s), 4.63 (1H, d, 13.4), 4.56 (1H, d, J=13.4), 3.81 (3H, s), 0.81 (9H, s), 0.00 (3H, s), -0.01 (3H, s);
13C-NMR (CDCl3) δ 168.0, 164.4, 139.4, 137.6, 132.6, 130.2, 128.0, 127.5, 117.6, 112.9, 60.3, 54.9, 53.0, 25.4, 17.8, -5.7, -5.8;
e/z (ES) 386 (M+1, 100%); C20H27N3O3Siの計算値, C 62.31 H 7.06 N 10.90, 実測値 C 62.36 H 6.92 N 11.06.
G. メチル 1−(4−シアノ−フェニル)−(5−ヒドロキシメチル−イミダゾール−1−イル)−アセテート
標題F化合物メチル [5−(t−ブチル−ジメチルシラニルオキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−(4−シアノ−フェニル)−アセテート(9.65g、25.06mmol)およびp−トルエンスルホン酸(6.0g、31.50mmol)を、MeOH(100mL)中で室温にて24時間撹拌する。反応混合物をオイルまで蒸発させ、そしてEtOAcおよび炭酸水素ナトリウムの間で分液する。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空中で濃縮すると、固体を得、これをジエチルエーテルでトリチュレートすると、メチル 1−(4−シアノ−フェニル)−(5−ヒドロキシメチル−イミダゾール−1−イル)−アセテートを得る:
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.92 (2H, d, J=8.3), 7.62 (2H, d, J=8.3), 7.61 (1H, s), 6.83 (1H, s), 6.48 (1H, s), 5.26 (1H, t, J=5.3), 4.47 (2H, d, J=5.3), 3.75 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 168.9, 164.4, 140.6, 137.9, 133.3, 132.1, 129.6, 127.0, 118.6, 112.1, 60.3, 53.5, 53.0;
e/z (ES) 272 (M+1, 100%).
H. メチル 1−(4−シアノ−フェニル)−(5−ホルミル−イミダゾール−1−イル)−アセテート
標題G化合物メチル 1−(4−シアノ−フェニル)−(5−ヒドロキシメチル−イミダゾール−1−イル)−アセテート(5.60g、20.7mmol)のDCM(100mL)溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(15%wt溶液、65mL、30mmol)を添加し、そして反応液を3時間撹拌する。反応混合物をEtOAcおよび炭酸水素ナトリウム−チオ硫酸ナトリウムの間で分液する。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、そして固体まで蒸発させる。EtOAc:ヘキサンからの再結晶により、メチル 1−(4−シアノ−フェニル)−(5−ホルミル−イミダゾール−1−イル)−アセテートを得る:
融点148−150℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 9.75 (1H, s), 7.88 (1H, s), 7.78 (2H, d, J=8.3), 7.73 (1H, s), 7.51 (2H, d, J=8.3), 6.95 (1H, s), 3.84 (3H, s);
13C-NMR (CDCl3) δ 180.0, 168.4, 165.0, 144.5, 143.3138.5, 133.6, 131.1, 129.6, 118.1, 114.3, 62.2, 53.9;
e/z (ES) 270 (M+1, 100%); C14H11N3O3の計算値, C 62.45 H 4.12 N 15.61, 実測値 C 62.13 H 4.20 N 15.33.
I. 4−(7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
標題H化合物メチル 1−(4−シアノ−フェニル)−(5−ホルミル−イミダゾール−1−イル)−アセテート(0.135g、0.50mmol)のDCE(4mL)溶液に、シクロプロピルメチルアミン(0.060mL、0.70mmol)、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.300g、1.41mmol)を添加する。反応混合物を室温にて16時間撹拌する。反応液をEtOAcおよび飽和水性炭酸水素ナトリウムの間で分液し、そして有機溶液をブラインで洗浄し、その後、乾燥する(無水硫酸ナトリウム)。真空中での溶媒除去後に得られた固体をアセトン:ジエチルエーテルから再結晶すると、4−(7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリルを得る:
融点146−147℃;
1H-NMR (CDCl3) 7.64 (2H, d, J=8.3), 7.40 (1H, s), 7.07 (2H, d, J=8.3), 6.74 (1H, s), 6.07 (1H, s), 4.57 (1H, d, J=16.1), 4.43 (1H, d, J=16.1), 3.14 (1H, dd, J=13.8, 10.0), 3.03(1H, dd, J=13.8, 7.2), 0.75 (1H, m), 0.19 (2H, m), 0.00 (2H, m);
13C-NMR (CDCl3) δ 164.2, 142.7, 135.2, 133.2, 127.7, 123.4, 122.9, 118.7, 111.7, 60.1, 51.0, 42.1, 9.2, 3.6, 3.3;
e/z (ES) 293 (M+1, 100%); C17H16N4O 0.15 H2Oの計算値, C 69.21 H 5.57 N 18.99, 実測値 C 69.10 H 5.50 N 19.27.
実施例2
4−(7−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される、すなわち、実施例1と同様にして得られた4−(7−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリルをアセトンに溶かし、次いでEtO−HCl(g)で処理すると、塩酸塩を得る:
融点222−224℃;
1H-NMR (DMSO-d6) 9.07 (1H, s), 7.92 (2H, d, J=8.2), 7.48 (1H, s), 7.49 (2H, d, J=8.2), 6.46 (1H, s), 4.83 (2H, s), 3.03 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.5, 140.5, 134.3, 133.4, 128.7, 125.1, 118.6, 115.7, 112.4, 60.9, 43.1, 34.9;
e/z (ES) 253 (M+1, 100%); C14H12N4O HCl 0.4 H2Oの計算値, C 56.82 H 4.70 N 18.93, 実測値 C 56.88 H 4.54 N 18.89.
実施例3
4−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される:
融点163−165℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.89 (2H, d, J=8.3), 7.63 (1H, s), 7.29 (5H, m), 7.18 (2H, m), 6.93 (1H, s), 4.73 (1H, d, J=14.9), 4.63 (1H, d, J=16.1), 4.56 (1H, d, J=14.9), 4.53 (1H, d, J=16.1);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.5, 142.6, 136.5, 135.3, 133.3, 129.0, 128.0, 127.9, 127.7, 123.5, 122.6, 118.7, 111.7, 60.2, 50.0, 41.9;
e/z (ES) 329 (M+1, 100%); C20H16N4Oの計算値, C 73.15 H 4.91 N 17.06, 実測値 C 72.83 H 4.71 N 17.07.
実施例4
4−(7−アリル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される:
融点107−109℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.88 (2H, d, J=8.3), 7.62 (1H, s), 7.30 (2h, d, J=8.3), 6.97 (1H, s), 6.34 (1H, s), 5.73 (1H, m), 5.15 (1H, dd, J=10.3, 1.4), 5.09 (1H, dd, J=17.1, 1.4), 4.62 (1H, d, J=16.1), 4.58 (1H, d, J=16.1), 4.12 (1H, dd, J=15.4, 6.4), 3.99 (1H, dd, J=15.4, 5.8);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.1, 142.6, 135.3, 133.3, 132.3, 127.7, 123.4, 122.7, 118.1, 111.7, 60.1, 49.1, 41.7;
e/z (ES) 279 (M+1, 100%); C16H14N4Oの計算値, C 69.05 H 5.07 N 20.13, 実測値 C 68.84 H 5.05 N 20.07.
実施例5
4−(6−オキソ−7−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される:
融点97−98℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.87 (2H, d, J=8.3), 7.63 (1H, s), 7.28 (2H, d, J=8.3), 6.96 (1H, s), 6.29 (1H, s), 4.69 (1H, d, J=16.1), 4.59 (1H, d, J=16.1), 3.36 (2H, m), 1.48 (2H, m), 0.75 (3H, t, J=7.4);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.2, 142.7, 135.3, 133.3, 132.3, 127.6, 123.3, 122.9, 118.7, 111.6, 60.1, 48.5, 41.9, 20.0, 11.2;
e/z (ES) 281 (M+1, 100%); C16H16N4Oの計算値, C 68.55 H 5.75 N 19.99, 実測値 C 68.30 H 5.72 N 19.95.
実施例6
4−(7−イソプロピル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される:
融点122−124℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.87 (2H, d, J=8.3), 7.64 (1H, s), 7.28 (2H, d, J=8.3), 6.97 (1H, s), 6.28 (1H, s), 4.69 (1H, d, J=16.1), 4.65 (1H, m), 4.36 (1H, d, J=16.1), 1.12 (3H, d, J=6.8), 1.07 (3H, d, J=6.8);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.8, 142.5, 135.2, 133.3, 127.6, 123.4, 123.2, 118.7, 111.6, 60.3, 45.3, 35.7, 19.1, 19.0;
e/z (ES) 281 (M+1, 100%); C16H16N4Oの計算値, C 68.55 H 5.75 N 19.99, 実測値 C 68.17 H 5.73 N 19.89.
実施例7
4−(7−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例2と同様にして製造される:
融点160−162℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.12 (1H, s), 7.88 (2H, d, J=8.2), 7.74 (1H, s), 7.33 (2H, d, J=8.2), 7.16 (2H, m), 6.98 (2H, m), 6.47 (1H, s), 4.82 (1H, d, J=16.5), 4.61 (1H, d, J=16.5), 3.87 (1H, m), 3.55 (1H, m), 2.82 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.5, 161.2 (d, J=, 242.2), 139.9, 134.5 (d, J=3.0), 134.4, 133.3, 130.8 (d, J=8.3), 128.2, 125.2, 118.6, 115.8, 115.3 (d, J=21.1), 112.3, 61.1, 48.3, 41.4, 31.7;
e/z (ES) 361 (M+1, 100%); C21H17N4OF HCl 0.1 H2Oの計算値, C 63.27 H 4.35 N 14.05, 実測値 C 63.04 H 4.46 N 14.02.
実施例8
4−(7−(3−モルホリン−4−イル−プロピル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル 二塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例2と同様にして製造される:
融点246−248℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.13 (1H, s), 7.93 (2H, d, J=8.3), 7.78 (1H, s), 7.55 (2H, d, J=8.3), 6.53 (1H, s), 4.91 (2H, s), 3.85 (4H, m), 3.57 (2H, m), 3.33 (2H, m), 3.00 (4H, m), 2.06 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.1, 140.2, 134.3, 133.5, 129.0, 125.2, 118.6, 115.7, 112.4, 63.4, 61.0, 53.4, 51.2, 51.1, 44.4, 41.3, 21.0;
e/z (ES) 366 (M+1, 100%); C20H23N5O2 2 HCl 0.2 H2Oの計算値, C 54.35 H 5.34 N 15.85, 実測値 C 54.25 H 5.68 N 15.84.
実施例9
4−[7−(4−メトキシ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される:
融点155−157℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.88 (2H, d, J=8.3), 7.62 (1H, s), 7.29 (2H, d, J=8.3), 7.14 (2H, d, J=8.6), 6.92 (1H, s), 6.87 (2H, d, J=8.6), 6.39 (1H, s), 4.55 (4H, m)3.72 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.3, 159.1, 142.6, 135.3, 133.3, 129.6, 128.4, 128.0, 127.7, 123.5, 122.6, 118.7, 114.4, 111.7, 65.3, 60.1, 55.4, 49.3, 41.5;
e/z (ES) 359 (M+1, 100%); C21H18N4O2の計算値, C 70.38 H 5.06 N 15.63, 実測値 C 69.98 H 5.15 N 15.50.
実施例10
4−[7−(4−メチル−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される:
融点168−170℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.88 (2H, d, 8.3), 7.62 (1H, s), 7.29 (2H, d, J=8.3), 7.11 (2H, d, J=8.2), 7.07 (2H, d, J=8.2), 6.92 (1H, s), 6.40 (1H, s), 4.67 (1H, d, J=14.7), 4.59 (1H, d, J=16.2), 4.51 (1H, d, J=14.7), 4.49 (1H, d, J=16.2), 2.26 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.4, 142.6, 137.2, 135.3, 133.5, 133.3, 129.6, 128.1, 127.7, 123.5, 122.6, 118.7, 111.7, 60.1, 49.6, 41.7, 21.0;
e/z (ES) 343 (M+1, 100%); C21H18N4Oの計算値, C 73.67 H 5.30 N 16.36, 実測値 C 73.54 H 5.22 N 16.46.
実施例11
4−[7−(4−クロロ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例2と同様にして製造される:
融点245−246℃;
1H-NMR (DMSO-d6) 9.13 (1H, s), 7.94 (2H, d, J=8.3), 7.70 (1H, s), 7.52 (2H, d, J=8.3), 7.41 (2H, d, J=8.4), 7.29 (2H, d, J=8.4), 6.59 (1H, s), 4.77 (1H, d, J=15.1), 4.74 (1H, d, 16.8), 4.72 (1H, d, J=16.8), 4.59 (1H, d, J=15.1);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.6, 139.6, 134.7, 134.0, 133.0, 132.2, 129.7, 128.5, 128.3, 124.6, 118.2, 115.4, 112.0, 60.7, 48.9, 40.8;
e/z (ES) 363 (M+1, 100%); C20H15N4OCl HClの計算値, C 60.16 H 4.04 N 14.03, 実測値 C 60.17 H 3.89 N 14.08.
実施例12
4−[6−オキソ−7−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例2と同様にして製造される:
融点234−236℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.16 (1H, s), 7.94 (2H, d, J=8.3), 7.72 (2H, d, J=8.0), 7.71 (1H, s), 7.55 (2H, d, J=8.3), 7.48 (2H, d, J=8.0), 6.63 (1H, s), 4.90 (1H, d, 15.5), 4.79 (2H, s), 4.70 (1H, d, J=15.5);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.2, 141.1, 140.1, 134.2, 133.4, 128.8, 128.6 (q, J=31.7), 125.8 (t, J=3.8), 125.1, 118.6, 115.8, 112.5, 61.2, 49.7, 41.5;
e/z (ES) 397 (M+1, 100%); C21H15N4OF3 HClの計算値, C 58.27 H 3.73 N 12.94, 実測値 C 58.06 H 3.70 N 12.93.
実施例13
4−[6−オキソ−7−(3−メチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例2と同様にして製造される:
融点275−277℃;
1H-NMR (DMSO-d6) 9.14 (1H, s), 7.95 (2H, d, J=8.3), 7.70 (1H, s), 7.51 (2H, d, J=8.3), 7.23 (1H, d, J=7.6), 7.21 (1H, d, J=7.6), 7.10 (1H, d, J=7.6), 7.02 (1H, d, J=7.6), 6.97 (1H, s), 6.60 (1H, s), 4.69 (4H, m), 2.23 (3H, s);
13C (DMSO-d6) 162.4, 139.7, 137.8, 135.5, 134.0, 133.0, 128.5, 128.2, 128.1, 124.8, 124.6, 118.1, 115.4, 112.0, 60.7, 49.3, 40.6, 20.8;
e/z (ES) 343 (M+1, 100%); C21H18N4O HClの計算値, C 66.57 H 5.05 N 14.67, 実測値 C 66.38 H 5.02 N 14.84.
実施例14
4−[6−オキソ−7−(4−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される:
融点132−135℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.88 (2H, d, J=8.2), 7.61 (1H, s), 7.27 (4H, m), 7.19 (2H, m,), 6.93 (1H, s), 6.39 (1H, s), 4.64 (4H, m);
13C-NMR (DMSO-d6): δ 164.1, 161.5 (d, J=243.0), 142.1, 134.9, 132.9, 132.4 (d, J=3.0), 129.8 (d, J=8.3), 127.3, 123.0, 122.1, 118.3, 115.4 (d, J=21.1), 111.3, 59.7, 48.8, 41.4;
e/z 347 (M+1, 100%); C20H15FN4O 0.1 H2Oの計算値, C 69.00 H 4.40 N 16.09, 実測値 C 68.72 H 4.35 N 16.10.
実施例15
4−[6−オキソ−7−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例2と同様にして製造される:
融点250−252℃;
1H-NMR (MeOH-d4) δ 9.01 (1H, s), 7.83 (2H, d, J=8.1), 7.65 (1H, s), 7.61 (1H, d, J=6.3), 7.54 (2H, m), 7.52 (1H, s), 7.49 (2H, d, J=8.1), 6.54 (1H, s), 4.93 (1H, d, J=15.0), 4.86 (1H, d, J=16.5), 4.78 (1H, d, J=15.0), 4.72 (1H, d, J=16.5);
13C-NMR (MeOH-d4) δ 164.6, 140.2, 138.3, 135.6, 134.4, 133.0, 132.2 (q, J=31.9), 130.9, 129.2, 127.0, 126.0 (d, J=4.0), 125.8 (d, J=4.0), 125.4 (q, J=272.3), 118.8, 116.9, 114.8, 63.1, 51.3, 42.3;
e/z (ES) 397 (M+1, 100%); C21H15F3N4O HClの計算値, C 58.27 H 3.73 N 12.94, 実測値 C 57.91 H 3.86 N 12.74.
実施例16
4−[6−オキソ−7−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される:
融点175−176℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.89 (2H, d, J=8.0), 7.60 (2H, m), 7.34 (3H, m), 7.19 (2H, d, J=8.2), 6.94 (1H, s), 6.40 (1H, s), 4.64 (4H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.3, 142.0, 137.5, 134.9, 132.9, 131.1, 130.7, 130.1, 129.5, 127.9, 127.3, 123.1, 122.0, 118.3, 114.5, 111.4, 59.7, 48.6, 41.9;
e/z (ES) 397 (M+1, 100%); C20H14N4OCl2の計算値, C 60.47 H 3.55 N 14.10, 実測値 C 60.18 H 3.64 N 14.07.
実施例17
以下の化合物は実施例1と同様にして製造される。
Figure 2006505520
Figure 2006505520
実施例18
7−ベンジル−5−フェニル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
A. 4−(t−ブチルジメチルシランオキシメチル)−1−トリチル−1H−イミダゾール
DMF(200mL)中の実施例1の標題A化合物、1−トリチル−4−ヒドロキシメチル−イミダゾール(21.8g、101mmol)の懸濁液にイミダゾール(13.1g、192.4mmol)、DMAP(0.20g)、続いてTBDMSiCl(10.6g、70.3mmol)を添加する。反応混合物を室温にて18時間撹拌し、その後、EtOAcおよび飽和水性炭酸水素ナトリウムの間で分液する。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いでシリカパッドを通して濾過し、真空中での溶媒除去後に固体として4−(t−ブチルジメチルシランオキシ−メチル)−1−トリチル−1H−イミダゾールを得る:
融点90−91℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 7.29 (10H, m), 7.13 (6H, m), 6.70 (1H, s), 4.66 (2H, s), 0.82 (9H, s), 0.00 (6H, s);
e/z (ES) 455 (M+1, 100%).
B. メチル [5−ヒドロキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−フェニル−アセテート
窒素雰囲気下で、標題B化合物、4−(t−ブチルジメチル−シランオキシメチル)−1−トリチル−1H−イミダゾール(5.0g、11.0mmol)および硫酸ナトリウム(2.0g、14.0mmol)をアセトニトリル(20mL)中で混合し、そして室温にて撹拌する。この混合物に、メチル α−ブロモ−フェニルアセテート(2.53g、11.0mmol)のアセトニトリル(10mL)溶液を添加し、そして反応液を18時間撹拌する。混合物を真空濾過し、MeOH(20mL)中の飽和HCl溶液で処理し、そして混合物を3時間撹拌する。溶液を真空中で濃縮し、そして残渣を水に溶かし、そしてEtOAcで洗浄する。水性溶液を飽和水性炭酸水素ナトリウムで塩基性化し、そしてEtOAcで抽出する。合わせた抽出液をブラインで洗浄し、そして乾燥する(無水硫酸ナトリウム)。溶媒を除去すると、半固体としてメチル [5−ヒドロキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−フェニル−アセテートを得る:
1H-NMR (CDCl3) δ 7.48-7.27 (6H, m), 6.83 (1H, s), 6.26 (1H, s), 4.59 (2H, s), 3.79 (3H, s);
e/z (ES) 247 (M+1, 100%).
C. メチル(5−ホルミル−イミダゾール−1−イル)−フェニル−アセテート
DCM(30mL)中の標題B化合物メチル [5−ヒドロキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−フェニル−アセテート(3.14g、12.8mmol)を、Dess−Martinペルヨージナンの溶液(15%wt溶液、35mL、30mmol)を添加し、そして反応液を18時間撹拌する。反応混合物をEtOAcおよび炭酸水素ナトリウム−チオ硫酸ナトリウムの間で分液する。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、そしてオイルまで蒸発させ、これを、ヘキサン:EtOAc(1:1)で溶出したクロマトグラフ(シリカゲル)に付すと、固体としてメチル(5−ホルミル−イミダゾール−1−イル)−フェニル−アセテートを得る:
融点106−109℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 9.78 (1H, s), 7.86 (1H, s), 7.37-7.52 (6H, m), 6.71 (1H, s), 3.82 (3H's, s);
e/z (ES) 245 (M+1, 100%).
D. 7−ベンジル−5−フェニル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
標題C化合物、メチル 1−フェニル−(5−ホルミル−イミダゾール−1−イル)−アセテート(0.45g、1.80mmol)の1,2−ジクロロエタン(15mL)溶液に、ベンジルアミン(0.21g、2.0mmol)、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.850g、4.00mmol)を添加する。反応混合物を40℃にて16時間撹拌する。反応液をEtOAcおよび飽和水性炭酸水素ナトリウムの間で分液し、そして有機溶液をブラインで洗浄し、その後、乾燥する(無水硫酸ナトリウム)。真空中での溶媒除去後に得られた生成物をアセトンに溶かし、EtO−HCl(g)で処理すると、7−ベンジル−5−フェニル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩を得る:
融点249−251℃;
1H (DMSO-d6) 9.16 (1H, s), 7.68 (1H, s), 7.46 (3H, m), 7.30 (7H, m), 6.45 (1H, s), 4.78 (1H, d, J=15.0), 4.76 (1H, d, J=15.0), 4.65 (2H, d, J=15.0);
13C (DMSO-d6) 163.7, 136.2, 134.3, 129.6, 129.5, 129.0, 128.1, 128.0, 127.2, 125.1, 115.7, 61.6, 49.9, 41.1;
e/z (ES) 304 (M+1, 100%); C19H17N3O HClの計算値, C 67.15 H 5.34 N 12.37, 実測値 C 66.88 H 5.29 N 12.12.
実施例19
7−メチル−5−フェニル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点252−254℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.16 (1H, s), 7.74 (1H, s), 7.42 (3H, m), 7.27 (2H, m), 6.34 (1H, s), 4.83 (2H, s), 3.04 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.2, 135.7, 134.1, 129.6, 129.5, 127.3, 125.1, 115.4, 61.3, 43.1, 34.8;
e/z (ES) 228 (M+1, 100%); C13H13N3O HClの計算値, C 59.21 H 5.35 N 15.93, 実測値 C 58.85 H 5.02 N 15.76.
実施例20
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点143−144℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.50 (3H, m), 7.07 (2h, d, J=8.4), 6.93 (1H, s), 6.13 (1H, s), 4.66 (2H, s), 2.98 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.6, 137.3, 135.1, 132.2, 129.0, 123.1, 122.0, 59.7, 43.9, 34.7;
e/z (ES) 306/308 (M+1, 100%); C13H12N3OBrの計算値, C 51.00 H 3.95 N 13.73, 実測値 C 50.65 H 3.97 N 13.57.
実施例21
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点123−124℃;
1H-NMR (DMSO-d6) 7.61 (1H, s), 7.59 (2H, d, J=8.4), 7.14 (2H, d, J=8.6), 7.06 (2H, d, J=8.4), 6.89 (1H, s), 6.88 (2H, 2H, d, J=8.6), 6.24 (1H, s), 4.65 (1H, d, J=14.5), 4.58 (1H, d, J=16.1), 4.48 (1H, d, J=14.5), 4.45 (1H, d, J=16.1), 3.72 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.4, 158.6, 136.4, 134.8, 131.8, 129.2, 128.4, 128.0, 122.9, 121.7, 113.9, 59.4, 54.9, 48.8, 41.06;
e/z (ES) 411/413 (M+1, 100%); C20H18N3O2Brの計算値, C 58.20 H 4.40 N 10.19, 実測値 C 58.08 H 4.43 N 10.09.
実施例22
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点223−225℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.18 (1H, s), 7.75 (1H, s), 7.65 (2H, d, J=8.4), 7.27 (2H, d, J=8.4), 6.39 (1H, s), 4.95 (1H, d, J=16.6), 4.81 (1H, d, J=16.6), 3.45 (1H, dd, J=13.8, 7.0), 3.32 (1H, dd, J=13.8, 7.0), 1.05 (1H, m), 0.47 (2H, m), 0.27 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.5, 134.2, 133.8, 132.0, 129.2, 125.0, 122.5, 115.0, 60.4, 50.6, 40.8, 8.6, 3.2, 2.9;
e/z (ES) 346/348 (M+1, 100%); C16H16N3OBr HClの計算値, C 50.22 H 4.48 N 10.98, 実測値 C 50.00 H 4.34 N 10.76.
実施例23
7−ベンジル−5−(4−ブロモ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点250℃ (分解);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.02 (1H, s), 7.67 (3H, m), 7.30 (7H. m), 6.42 (1H, s), 4.70 (4H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.0, 135.7, 134.2, 134.0, 132.0, 129.3, 128.6, 127.6, 124.6, 122.6, 115.6, 60.6, 49.5, 40.7;
e/z (ES) 382/384 (M+1, 100%); C19H16N3OBrの計算値, C 54.50 H 4.09 N 10.04, 実測値 C 54.05 H 3.99 N 9.97.
実施例24
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−クロロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点158−159℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.61 (1H, s), 7.59 (2H, d, J=8.5), 7.38 (2H, d, J=8.4), 7.23 (2H, d, J=8.4), 7.07 (2H, d, J=8.5), 6.91 (1H, s), 6.25 (1H, s), 4.72 (1H, d, J=15.0), 4.62 (1H, d, J=16.0), 4.54 (1H, d, J=15.0), 4.53 (1H, d, J=16.0);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.6, 134.4, 133.3, 132.8, 130.8, 129.8, 127.5, 126.5, 126.4, 120.9, 120.0, 119.7, 57.4, 46.8, 39.5;
e/z (ES) 418/420 (M+1, 100%); C19H15N3OBrClの計算値, C 54.76 H 3.63 N 10.08, 実測値 C 54.87 H 3.64 N 9.99.
実施例25
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点113−114℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.69 (2H, d, J=8.0), 7.61 (2H, d, J=8.0), 7.60 (1H, s), 7.41 (2H, d, J=8.0), 7.09 (2H, d, J=8.3), 6.92 (1H, s), 6.28 (1H, s), 4.84 (1H, d, J=15.3), 4.67 (1H, d, J=16.0), 4.64 (1H, d, J=16.0), 4.59 (1H, d, J=15.3);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.8, 141.2, 136.3, 134.9, 131.8, 128.5, 128.2, 127.8, 125.4, 124.1 (q, J=271.7), 122.9, 122.1, 121.8, 59.5, 49.2, 41.9;
e/z (ES) 450/452 (M+1, 100%); C20H15N3OBrF3の計算値, C 53.35 H 3.36 N 9.33, 実測値 C 53.25 H 3.29 N 9.22.
実施例26
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点149−150℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.68 (1H, s), 7.63 (2H, d, J=8.4), 7.25 (2H, d, J=8.9), 7.16 (2H, d, J=8.4), 6.97 (2H, d, J=8.9), 6.96 (1H, s), 6.31 (1H, s), 5.02 (1H, d, J=15.7), 4.88 (1H, d, J=15.7), 3.76 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 165.0, 158.3, 136.6, 135.3, 134.7, 132.3, 129.0, 127.4, 123.4, 123.0, 122.2, 114.5, 60.4, 55.7, 45.7;
e/z (ES) 398/400 (M+1, 100%); C19H16N3OBrの計算値, C 57.30 H 4,05 N 10.55, 実測値 C 57.02 H 4.03 N 10.37.
実施例27
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点136−138℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.14 (1H, s), 7.72 (1H, s), 7.61 (2H, d, J=8.4), 7.18 (2H, dd, J=8.6, 5.7), 7.10 (2H, d, J=8.4), 7.00 (2H, app t J=8.9), 6.35 (1H, s), 4.82 (1H, d, J=16.5), 4.60 (1H, d, J=16.5), 3.88 (1H, m), 3.55 (1H, m), 2.80 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.5, 160.8 (d, J=241.5), 134.3, 134.2, 133.8, 131.9, 130.4 (d, J=8.3), 128.9, 124.8, 122.4, 115.1, 114.9 (d, J=21.1), 60.5, 48.0, 41.0, 31.3;
e/z (ES) 414/416 (M+1, 100%); C20H17N3OFBr HClの計算値, C 53.29 H 4.02 N 9.32, 実測値 C 52.97 H 4.10 N 9.20.
実施例28
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点205−207℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.12 (1H, s), 7.67 (1H, s), 7.64 (2H, d, J=8.5), 7.32 (2H, dd, J=8.5, 5.6), 7.25 (2H, d, J=8.5), 7.21 (2H, app t, J=8.9), 6.44 (1H, s), 4.78 (1H, d, J=14.7), 4.75 (1H, d, J=16.8), 4.67 (1H, d, J=16.8), 4.60 (1H, d, J=14.7);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.4, 162.0 (d, J=243.0), 134.5, 134.4, 132.5, 132.4, 130.4 (d, J=8.3), 129.8, 125.1, 123.0, 115.8, 115.7 (d, J=21.3), 61.0, 48.9, 41.1;
e/z (ES) 400/402 (M+1, 100%); C19H15N3ObrF HClの計算値, C 52.26 H 3.69 N 9.62, 実測値 C 52.53 H 3.75 N 9.50.
実施例29
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点265℃ (分解);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.12 (1H, s), 7.74 (1H, s), 7.65 (1H, d, J=8.0), 7.57 (1H, s), 7.39 (1H, t, J=8.0), 7.24 (1H, d, J=8.0), 6.36 (1H, s), 4.83 (2H, m), 3.04 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.3, 137.6, 133.7, 132.1, 130.3, 126.1, 124.7, 122.1, 114.9, 60.1, 42.7, 34.5;
e/z (ES) 306/308 (M+1, 100%); C13H12N3OBr HClの計算値, C 45.57 H 3.83 N 12.26, 実測値 C 45.72 H 3.98 N 11.78.
実施例30
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン シュウ酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点129−131℃;
1H-NMR (DMSO-d6) 7.86 (1H, s), 7.58 (1H, d, J=7.9), 7.36 (2H, m), 7.07 (2H, m), 6.20 (1H, s), 4.74 (1H, d, J=16.2), 4.40 (1H, d, J=16.2), 4.26 (1H, m), 1.77-1.09 (10H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) 164.0, 161.8, 139.5, 135.0, 131.8, 131.6, 129.6, 125.5, 123.6, 122.4, 60.1, 53.4, 36.7, 29.2, 28.8, 25.5, 25.4, 25.2;
e/z (ES) 374/376 (M+1, 100%); C18H20N3OBr C2H2O4の計算値, C 51.74 H 4.78 N 9.05, 実測値 C 51.43 H 4.64 N 8.94.
実施例31
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン シュウ酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点186−189℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.87 (1H, s), 7.61 (1H, d, J=7.9), 7.44 (1H, s), 7.40 (1H, t, J=7.9), 7.27 (2H, d, J=8.8), 7.20 (1H, d, J=7.9), 7.07 (1H, s), 6.98 (2H, d, J=8.8), 6.35 (1H, s), 5.08 (1H, d, J=15.9), 4.91 (1H, d, J=15.9), 3.77 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.7, 161.8, 158.4, 139.5, 134.7, 131.9, 131.6, 129.9, 127.4, 125.8, 122.5, 114.5, 60.4, 55.7, 45.6;
e/z (ES) 398/400 (M+1, 100%); C18H16N3O2Br C2H2O4の計算値, C 51.65 H 3.72 N 8.61, 実測値 C 51.49 H 3.62 N 8.40.
実施例32
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点249−250℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.19 (1H, s), 7.75 (1H, s), 7.65 (1H, d, J=7.9), 7.59 (1H, s), 7.41 (1H, t, J=7.9), 7.28 (1H, d, J=7.9), 6.40 (1H, s), 4.95 (1H, d, J=16.9), 4.85 (1H, d, j 16.9), 3.45 (1H, dd, J=14.0, 7.3), 3.35 (1H, dd, J=14.0, 7.3), 1.03 (1H, m), 0.48 (2H, m), 0.27 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.4, 137.3, 133.8, 132.1, 131.4, 130.2, 126.0, 124.9, 122.2, 115.0, 60.2, 50.7, 40.9, 8.7, 3.2, 3.0;
e/z (ES) 346/348 (M+1, 100%); C16H16N3OBr HClの計算値, C 50.22 H 4.48 N 10.98, 実測値 C 49.93 H 4.48 N 10.74.
遊離塩基のエナンチオマーの分離は、定組成条件(イソプロパノール:ヘキサン−20:80)下でのChiralpak AD HPLCカラムを用いて達成され得る;保持時間 18.5および27.6分。
実施例33
7−ベンジル−5−(3−ブロモ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点249−251℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.10 (1H, s), 7.67 (2H, d, J=6.0), 7.57 (1H, s), 7.36 (7H, m), 6.46 (1H, s), 4.72 (4H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.8, 137.3, 135.7, 134.0, 132.1, 131.3, 130.1, 128.6, 127.7, 127.6, 126.1, 124.6, 122.2, 115.4, 60.4, 49.6, 40.8;
e/z (ES) 382/384 (M+1, 100%); C18H16N3OBr HClの計算値, C 54.50 H 4.09 N 10.04, 実測値 C 54.47 H 4.09 N 10.01.
エナンチオマーの分離は、定組成条件(イソプロパノール:ヘキサン−20:80)下でのChiralpak AD HPLCカラムを用いて達成され得る;保持時間 26.8および29.6分。
実施例34
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点246−248℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.16 (1H, s), 7.68 (1H, s), 7.65 (1H, d, J=7.9), 7.56 (1H, s), 7.40 (1H, t, J=7.9), 7.25 (1H, d, J=7.9), 7.22 (2H, d, J=8.8), 6.90 (2H, d, J=8.8), 6.45 (1H, s), 4.73 (1H, d, J=16.6), 4.71 (1H, d, J=14.6), 4.64 (1H, d, J=16.6), 4.58 (1H, d, J=14.6), 3.74 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.0, 159.2, 137.7, 134.3, 132.6, 131.7, 130.6, 129.8, 128.0, 126.5, 125.1, 122.6, 115.6, 114.4, 60.8, 55.5, 49.4, 40.8;
e/z (ES) 412/414 (M+1, 100%); C20H18N3O2Br HClの計算値, C 53.53 H 4.27 N 9.36, 実測値 C 53.22 H 4.38 N 9.16.
実施例35
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点246−248℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.16 (1H, s), 7.66 (2H, m), 7.57 (1H, s), 7.29 (6H, m), 6.45 (1H, s), 4.76 (1H, d, J=, 15.0), 4.73 (2H, s), 4.62 (1H, d, J=15.0);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.2, 162.0 (d, J=242.3), 137.7, 134.3, 132.6, 132.4, 132.3, 131.7, 130.6, 130.4 (d, J=8.3), 126.6, 125.0, 122.6, 115.8 (d, J=, 18.2), 60.8, 49.3, 41.1;
e/z (ES) 400/402 (M+1, 100%); C19H15N3OBrF HClの計算値, C 52.26 H 3.69 N 9.62, 実測値 C 52.11 H 3.60 N 9.56.
実施例36
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−クロロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点268−270℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.13 (1H, s), 7.66 (2H, m), 7.57 (1H, s), 7.33 (6H, m), 6.45 (1H, s), 4.80 (1H, d, J=15.1), 4.74 (2H, s), 4.62 (1H, d, J=15.1);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.3, 137.6, 135.2, 134.3, 132.7, 132.6, 131.7, 130.7, 130.2, 129.0, 126.6, 125.0, 122.6, 115.7, 60.8, 49.4, 41.3;
e/z (ES) 416/418 (M+1, 100%); C19H15N3OCl HClの計算値, C 50.36 H 3.56 N 9.27, 実測値 C 50.10 H 3.56 N 9.17.
実施例37
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点265−267℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.08 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=7.9), 7.65 (1H, s), 7.55 (1H, s), 7.40 (1H, t, J=7.9), 7.25 (1H, d, J=7.9), 7.15 (4H, m), 6.44 (1H, s), 4.73 (1H, d, J=14.7), 4.71 (1H, d, J=15.9), 4.65 (1H, d, J=15.9), 4.61 (1H, d, J=14.7), 2.28 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.1, 137.7, 137.3, 134.4, 133.1, 132.6, 131.7, 130.5, 129.6, 128.2, 126.5, 125.0, 122.6, 116.0, 60.7, 49.7, 41.0, 21.0;
e/z (ES) 396/398 (M+1, 100%); C20H18N3OBr HClの計算値, C 55.51 H 4.43 N 9.71, 実測値 C 55.48 H 4.46 N 9.66.
実施例38
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点269−271℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.12 (1H, s), 7.71 (2H, d, J=8.2), 7.68 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=7.9), 7.58 (1H, s), 7.51 (2H, d, J=8.2), 7.41 (1H, t, J=7.9), 6.47 (1H, s), 4.92 (1H, d, J=15.4), 4.79 (2H, s), 4.71 (1H, d, J=15.4);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.5, 141.2, 137.6, 132.6, 131.7, 130.7, 128.9, 128.4, 126.6, 125.9 (q, J=3.8), 125.0, 122.6, 115.8, 60.9, 49.8, 41.6;
e/z (ES) 450/452 (M+1, 100%); C19H15N3OBrF3 HClの計算値, C 49.35 H 3.31 N 8.63, 実測値 C 49.32 H 3.34 N 8.51.
実施例39
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点246−248℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.10 (1H, s), 7.63 (7H, m), 7.40 (1H, t, J=7.9), 7.26 (1H, d, J=7.9), 6.46 (1H, s), 4.80 (4H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.5, 137.8, 137.7, 134.4, 132.6, 132.2, 131.7, 130.6, 130.1, 129.9, 127.8 (q, 248.3), 126.4, 125.0, 124.7 (q, J=3.8), 122.6, 115.9, 60.8, 49.7, 41.6;
e/z (ES) 450/452 (M+1, 100%); C19H15N3OBrF3 HClの計算値, C 49.35 H 3.31 N 8.63, 実測値 C 49.33 H 3.19 N 8.54.
実施例40
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点240−243℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.12 (1H, s), 7.68 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=7.9), 7.59 (1H, s), 7.41 (1H, t, J=7.9), 7.38 (1H, t, J=7.6), 7.28 (1H, d, J=7.9), 7.15 (3H, m), 6.45 (1H, s), 4.82 (1H, d, J=15.1), 4.76 (2H, m), 4.65 (1H, d, J=15.1);
13C-NMR (DMSO) 163.4, 162.7 (d, J=237.3), 139.1 (d, J=6.8), 137.6, 134.4, 132.6, 131.7, 131.0 (d, J=6.8), 130.6, 126.6, 125.0, 124.2 (d, J=2.3), 122.6, 115.8, 114.8 (d, J=21.8), 60.9, 49.6, 41.4;
e/z (ES) 400/402 (M+1, 100%); C19H15N3OFBr HClの計算値, C 52.26 H 3.69 N 9.62, 実測値 C 52.19 H 3.45 N 9.52.
実施例41
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−メチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点248−249℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.13 (1H, s), 7.67 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=7.9), 7.57 (1H, s), 7.41 (1H, t, J=7.9), 7.26 (1H, d, J=7.9), 7.23 (1H, t, J=7.6), 7.11 (1H, d, J=7.6), 7.05 (1H, d, J=7.6), 7.01 (1H, s), 6.47 (1H, s), 4.74 (1H, d, J=16.5), 4.68 (2H, s), 4.66 (1H, d, J=16.5), 2.25 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.1, 138.2, 137.8, 136.0, 134.4, 132.6, 131.7, 130.4, 128.9, 128.7, 128.6, 126.4, 125.3, 125.0, 122.6, 115.8, 60.8, 49.9, 41.2, 21.3;
e/z (ES) 396/398 (M+1, 100%); C20H18N3OBr HClの計算値, C 55.51 H 4.43 N 9.71, 実測値 C 55.75 H 4.41 N 9.68.
実施例42
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点205−207℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.12 (1H, s), 7.69 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=8.0), 7.46 (1H, s), 7.38 (1H, t, J=7.9), 7.16 (6H, m), 6,37 (1H, s), 4.79 (1H, d, J=17.0), 4.59 (1H, d, J=17.0), 3.83 (1H, m), 3.60 (1H, m), 2.84 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.8, 138.6, 137.5, 134.4, 132.5, 131.7, 130.3, 129.0, 128.7, 126.7, 126.1, 125.2, 122.6, 115.6, 60.8, 48.8, 41.7, 32.6;
e/z (ES) 396/398 (M+1, 100%); C20H18N3OBr HClの計算値, C 55.51 H 4.43 N 9.71, 実測値 C 55.31 H 4.23 N 9.68.
実施例43
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点202−204℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.13 (1H, s), 7.69 (1H, s), 7.65 (1H, d, J=9.1), 7.46 (1H, s), 7.37 (1H, t, J=7.9), 7.08 (1H, d, J=8.3), 7.03 (2H, d, J=8.7), 6.77 (2H, d, J=8.7), 6.36 (1H, s), 4.78 (1H, d, J=16.5), 4.56 (1H, d, J=16.5), 8.85 (1H, m), 3.71 (3H, s), 3.55 (1H, m), 2.77 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.7, 158.1, 137.5, 134.3, 132.4, 131.7, 130.3, 130.2, 130.0, 126.1, 125.2, 122.6, 115.6, 114.1, 60.8, 55.3, 48.9, 41.7, 31.7;
e/z (ES) 426/428 (M+1, 100%); C21H20N3O2Br HCl 0.25 H2Oの計算値, C 53.98 H 4.64 N 8.99, 実測値 C 53.92 H 4.47 N 8.93.
実施例44
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−クロロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点225−226℃;
1H-NMR (DMSO-d6) 9.12 (1H, s), 7.72 (1H, s), 7.65 (1H, d, 7.9), 7.44 (1H, s), 7.36 (1H, t, J=7.9), 7.23 (2H, d, J=8.6), 7.17 (2H, d, J=8.6), 7.06 (d, J=7.5), 6.35 (1H, s), 4.82 (1H, d, J=16.5), 4.66 (1H, d, J=16.5), 3.88 (1H, m), 3.58 (1H, m), 2.85 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) 162.8, 137.6, 137.4, 134.3, 132.4, 131.6, 131.3, 130.9, 130.3, 128.6, 126.1, 125.2, 122.6, 115.6, 60.8, 48.2, 41.5, 31.8;
e/z (ES) 432/434 (M+1, 100%); C20H17N3OBrCl HClの計算値, C 51.42 H 3.88 N 8.99, 実測値 C 51.14 H 3.55 N 8.98.
実施例45
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−クロロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点184−186℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.09 (1H, s), 7.71 (1H, s), 7.64 (1H, d, J=7.9), 7.45 (1H, s), 7.36 (1H, t, J=7.9), 7.24 (3H, m), 7.10 (2H, m), 6.35 (1H, s), 4.81 (1H, d, J=16.6), 4.67 (1H, d, J=16.6), 3.85 (1H, m), 3.62 (1H, m), 2.86 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.4, 140.8, 136.9, 133.9, 132.8, 132.0, 131.2, 130.0, 129.9, 128.5, 127.4, 126.3, 125.6, 124.8, 122.2, 115.2, 60.3, 47.7, 41.0, 31.7;
e/z (ES) 430/432 (M+1, 100%); C20H17N3OBrCl HClの計算値, C 51.42 H 3.88 N 8.99, 実測値 C 51.33 H 3.70 N 8.85.
実施例46
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メチル−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点197−199℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.11 (1H, s), 7.69 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=9.1), 7.44 (1H, s), 7.37 (1H, m), 7.08 (1H, d, J=7.5), 7.01 (4H, s), 6.36 (1H, s), 4.78 (1H, d, J=16.6), 4.56 (1H, d, J=16.6), 3.87 (1H, m), 3.56 (1H, m), 2.79 (2H, m), 2.24 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.8, 137.4, 135.6, 135.4, 134.3, 132.4, 131.6, 130.2, 129.3, 128.9, 126.1, 125.2, 122.6, 115.6, 60.8, 48.8, 41.6, 32.2, 21.0;
e/z (ES) 410/412 (M+1, 100%); C21H20N3OBr HClの計算値, C 56.46 H 4.74 N 9.41, 実測値 C 56.36 H 4.50 N 9.29.
実施例47
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点179−180℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.09 (1H, s), 7.70 (1H, s), 7.64 (1H, d, J=9.0), 7.43 (1H, s), 7.43 (1H, t, J=7.9), 7.17 (2H, dd, J=8.7, 5.6), 7.02 (3H, m), 6.35 (1H, s), 4.80 (1H, d, J=16.9), 4.63 (1H, d, J=16.9), 3.86 (1H, m), 3.57 (1H, m), 2.84 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.4, 160.9 (d, J=242.0), 137.0, 134.3, 133.9, 132.0, 131.2, 130.4 (d, J=8.0), 129.8, 125.6, 124.7, 122.1, 115.2, 114.9 (d, J=21.1), 60.3, 48.1, 41.1, 31.3;
e/z (ES) 414/416 (M+1, 100%); C20H17N3OBrF HClの計算値, C 53.29 H 4.02 N 9.32, 実測値 C 53.02 H 3.73 N 9.32.
実施例48
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−チオフェン−2−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点233−235℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.11 (1H, s), 7.70 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=9.0), 7.54 (1H, s), 7.50 (1H, d, J=5.2), 7.39 (1H, t, J=7.7), 7.23 (1H, d, J=7.9), 7.14 (1H, d, 2.6), 7.01 (1H, dd, J=5.2, 3.6), 6.45 (1h, s), 4.81 (4H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.88, 137.97, 137.56, 134.42, 132.57, 131.69, 130.54, 128.19, 127.18 (d, J=5.1), 126.44, 124.89, 122.57, 116.00, 60.65, 45.00;
e/z (ES) 388/390 (M+1, 100%); C17H14BrN3OS HClの計算値, C 48.07 H 3.56 N 9.89, 実測値 C 48.12 H 3.44 N 9.81.
実施例49
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−フラン−2−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点215−218℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.14 (1H, s), 7.70 (1H, s), 7.66 (2H, m), 7.57 (1H, s), 7.40 (1H, t, J=7.7), 7.26 (1H, d, J=7.9), 6.44 (3H, s), 4.73 (4H, m);
13C-NMR (DMSO) δ 162.44, 148.86, 143.22, 137.11, 133.88, 132.13, 131.27, 130.15, 126.11, 124.45, 122.14, 115.39, 110.52, 109.32, 60.26, 42.53, 40.68;
e/z (ES) 372 (M+1, 100%); C17H14BrN3O2 HClの計算値, C 49.96, H 3.70, N 10.28, 実測値 C 50.16, H 3.66, N 10.32.
実施例50
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−チオフェン−3−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点43−45℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 7.50 (2H, d, J=9.0), 7.30-7.21 (3H, m), 7.12 (1H, d, J=3.0), 7.05-7.00 (2H, m), 6.90 (1H, d, J=3.0), 5.91 (1H, s), 4.76 (1H, d, J=15.0), 4.62 (1H, d, J=15.0), 4.53-4.40 (2H, m);
13C-NMR (CDCl3) δ 164.5, 137.9, 135.9, 135.0, 132.2, 130.7, 129.0, 127.2, 127.1, 124.6, 124.1, 123.6, 123.4, 122.0, 60.6, 45.9, 41.7;
MS (m/z) 388.0 (M+1, 100%); C17H14BrN3OSの計算値, C 52.59 H 3.63 N 10.82, 実測値 C 52.34 H 3.71 N 10.57.
実施例51
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−フラン−3−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.63-7.56 (m, 4H), 7.36 (d, J=7.9, 1H), 7.31(d, J=2.5, 1H), 7.06 (d, J=7.9, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.30 (s, 1H), 6.22 (s,1H), 4.68-4.41 (m, 4H);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.1, 143.8, 141.1,139.6, 134.8, 131.3, 131.1, 129.1, 125.1, 122.9, 122.1, 121.9, 119.8, 110.2, 59.2, 41.1, 40.7;
MS (m/z) 372.0 (M+1, 100%); C17H14BrN3O2の計算値, C 54.86 H 3.79 N 11.29, 実測値 C 54.77 H 3.91 N 11.11.
実施例52
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピリジン−3−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点50−54℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 8.56 (dd, J=4.8, J=1.5, 1H), 8.50 (d, J=2.1, 1H), 7.54-7.50 (m, 3H), 7.26-7.22 (m, 3H), 7.04-7.01 (m, 2H), 5.95 (s, 1H), 4.81(d, J=15.0, 1H), 4.60 (d, J=15.0, 1H), 4.48 (s, 2H);
13C-NMR (CDCl3) δ 164.9, 149.8, 149.4, 137.6, 135.8, 135.1, 132.3, 131.1, 130.8, 128.9, 124.5, 124.3, 124.0, 123.4, 121.6, 60.5, 48.4, 41.9;
MS (m/z) 383.2 (M+1, 100%); C18H15BrN4Oの計算値, C 56.41 H 3.94 N 14.62, 実測値: C 56.36 H 4.09 N 14.27.
実施例53
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピリジン−2−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点52−56℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 8.52 (d, J=4.8, 1H), 7.66-7.61 (m, 1H), 7.50-7.49 (m, 2H), 7.33 (s, 1H), 7.24-7.18 (m, 3H), 7.09-7.07 (m, 1H), 7.01 (s, 1H), 5.92 (s, 1H), 4.85(d, J=15.0, 1H), 4.76-4.69 (m, 3H);
13C-NMR (CDCl3) δ 165.8, 156.5, 150.6, 139.0, 138.2, 136.0, 133.3, 131.8, 130.3, 126.0, 125.1, 124.4, 124.0, 123.5, 123.3, 61.7, 53.7, 44.1;
MS (m/z) 382.7 (M+1, 100%); C18H15BrN4Oの計算値, C 56.41 H 3.94 N, 14.62, 実測値 C 56.76 H 3.86 N 14.29.
実施例54
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピリジン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
融点50−54℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 8.55 (d, J=4.5, 1H), 8.54 (d, J=4.5, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.33-7.19 (m, 2H), 7.06-7.04 (m, 4H), 4.29 (s, 1H), 4.78 (d, J=15.3, 1H), 4.62 (d, J=15.3, 1H), 4.51 (d, J=15.6, 1H), 4.44 (d, J=15.6, 1H);
13C-NMR (CDCl3) δ 165.1, 150.4, 144.3, 137.4, 135.2, 132.4, 130.8, 128.9, 124.5, 124.3, 123.5, 122.4, 121.6, 60.6, 49.8, 42.3;
MS (m/z) 382.7 (M+1, 100%); C18H15BrN4Oの計算値, C 56.41 H 3.94 N 14.62, 実測値 C 56.69 H 4.29 N 14.32.
実施例55
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロヘキシルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.65 (s, 1H), 7.57 (d, J=9.0 , 1H), 7.35 (app. t, J=7.9, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.03 (d, J=7.8, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.18 (s, 1H), 4.65 (d, J=16.1, 1H), 4.55 (d, J=16.2, 1H), 3.27 (d, J=7.3, 2H), 1.69-1.40 (m, 6H), 1.20-1.09 (m, 3H), 0.90-0.83 (m, 2H);
13C-NMR (DMSO-d6) δ164.3, 139.5, 134.8, 131.2, 131.1, 129.0, 124.9, 122.7, 122.5, 121.9, 59.4, 52.3, 42.2, 35.0, 30.1, 29.8, 25.8, 25.1;
MS (m/z) 388.1 (M+1, 100%); C19H22BrN3Oの計算値, C 58.77 H 5.71 N 10.82, 実測値: C 58.58 H 5.96 N 10.39.
実施例56
4−[5−(3−ブロモ−フェニル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−7−イルメチル]−ピペリジン−1−カルボン酸 t−ブチルエステル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
1H-NMR (CDCl3) δ 7.74 (s, 1H), 7.63 (d, J=9.1, 1H), 7.40-7.33 (m, 2H), 7.24 (s, 1H), 7.16 (d, J=9.0, 1H), 6.04 (s, 1H), 4.65 (m, 2H), 4.20 (m, 2H), 3.65-3.20 (m, 2H), 2.90-2.68 (m, 2H), 2.32-1.90 (m, 3H), 1.58 (s, 9H), 1.45-1.15 (m, 2H);
13C-NMR (CDCl3) δ 164.2, 154.0, 136.6, 134.3, 131.6, 130.0, 128.1, 123.7, 122.8, 122.7, 121.8, 78.9, 60.0, 52.7, 44.3, 42.6, 35.7, 33.9, 29.0, 28.8, 27.7;
MS (m/z) 489.2 (M+1, 100%); C23H29BrN4O3の計算値, C 56.44 H 5.97 N 11.45, 実測値 C 56.19 H 6.38 N 11.07.
実施例57
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピペリジン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 二塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される:
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.07 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.65 (d, J=8.0, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.43-7.38 (m, 1H), 7.25 (d, J=8.0, 1H), 6.38 (s, 1H), 5.76 (s, 2H), 4.82 (s, 2H), 3.50-1.20 (m, 9H);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.0, 137.2, 133.9, 132.1, 131.3, 130.2, 126.0, 124.8, 122.1, 115.3, 60.4, 54.9, 51.1, 33.6, 31.3, 26.1, 25.7, 22.5;
MS (m/z) 388.9 (M+1, 60%); C18H21BrN4O・2HClの計算値, C 46.77 H 5.02 N 12.12, 実測値 C 46.54 H 5.00 N 12.01.
実施例58
(+)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される。生成物は、より極性の高いジアステレオ異性体が優勢で、3:2の混合物として得られる。ジアステレオマーは、シリカのクロマトグラフィーを用いて分離され得る。
ジアステレオマー1 (低極性側):
融点45−50℃; [α] +25.7 (c 1.01、MeOH);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.69 (1H, s), 7.60 (1H, d, J=7.9), 7.34 (7H, m), 7.10 (1H, d, J=8.0), 6.85 (1H, s), 6.30 (1H, s), 5.82 (1H, q, J=7.2), 4.49 (1H, d, J=16.2), 4.27 (1H, d, 16.2), 1.49 (3H, d, J=7.2);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.7, 139.8 (d, J 3.6), 135.3, 131.7(d, J 9.5), 129.5, 129.0, 127.9, 127.2 125.4, 123.4, 122.6(d, J 16.7), 60.0, 51.4, 36.8, 16.1;
e/z (ES) 396/398 (M+1, 100%); C20H18BrN3O 0.4 H2Oの計算値, C 59.53 H 4.70 N 10.41, 実測値 C 59.67 H 4.68 N 10.14.
ジアステレオ異性体2の塩酸塩(高極性側):
融点199−202℃; [α] +150.0 (c 1.01、MeOH);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.09 (1H, s), 7.67 (1H, d, J=7.9), 7.60 (1H, s), 7.53 (1H, s), 7.34 (7H, m), 6.46 (1H, s), 5.85 (1H, q, J=7.1), 4.77 (1H, d, J=16.5), 4.03 (1H, d, J=16.5), 1.57 (3H, d, J=7.1);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.2, 139.1, 137.1, 134.3, 132.6, 131.7, 130.6, 129.0, 128.2, 127.4, 126.6, 125.5, 122.6, 115.9, 61.1, 51.7, 36.4, 15.6;
e/z (ES) 396 (M+1, 100%); C20H18N3OBr HClの計算値, C 55.51 H 4.43 N 9.71, 実測値 C 55.21 H 4.51 N 9.57.
実施例59
(−)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される。生成物は、より極性の高いジアステレオ異性体が優勢で、3:2の混合物のジアステレオマーとして得られる。ジアステレオマーは、シリカのクロマトグラフィーを用いて分離され得る。
ジアステレオマー1(低極性側):
融点55−70℃; [α] −24.8 (c 0.533、MeOH);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.69 (1H, s), 7.60 (1H, d, J=7.9), 7.34 (7H, m), 7.10 (1H, d, J=8.0), 6.85 (1H, s), 6.30 (1H, s), 5.82 (1H, q, J=7.2), 4.49 (1H, d, J=16.2), 4.27 (1H, d, 16.2), 1.49 (3H, d, J=7.2);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.7, 139.8 (d, J 3.6), 135.3, 131.7(d, J 9.5), 129.5, 129.0, 127.9, 127.2 125.4, 123.4, 122.6(d, J 16.7), 60.0, 51.4, 36.8, 16.1;
e/z (ES) 396/398 (M+1, 100%); C20H18BrN3Oの計算値, C 60.62 H 4.58 N 10.60, 実測値 C 60.52 H 4.57 N 10.27.
ジアステレオ異性体2(高極性側):
融点199−202℃; [α] −156.3 (c 1.121、MeOH);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.63 (1H, s), 7.58 (1H, d, J=7.6), 7.26-7.37 (5H, m), 7.19 (2H, d, J=7.6), 7.02 (1H, d, J=7.9), 6.90 (1H, s), 6.26 (1H, s), 5.85 (1H, q, J=7.2), 4.65 (1H, d, J=15.8), 3.80 (1H, d, J=15.8), 1.54 (3H, d, J=7.2);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.80, 139.58, 139.51, 135.21, 131.78, 131.58, 129.50, 128.92, 128.02, 127.29, 125.57, 123.60, 122.95, 122.39, 60.05, 51.28, 36.80, 15.56;
e/z (ES) 396/398 (M+1, 100%); C20H18BrN3Oの計算値, C 60.62 H 4.58 N 10.60, 実測値 C 60.39 H 4.61 N 10.47.
実施例60
(+)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例1と同様にして製造される。生成物は、より極性の高いジアステレオ異性体が優勢で、3:1の混合物のジアステレオマーとして得られる。ジアステレオマーは、シリカのクロマトグラフィーを用いて分離され得る。
ジアステレオマー1(低極性側):
融点130−135℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.67 (1H, s), 7.62 (2H, d, J=8.43), 7.3 (5H, m), 7.1 (2H, d, J=8.43), 6.84 (1H, s), 6.27 (1H, s), 5.82 (1H, q, J=7.1), 4.45 (1H, d, J=15.9), 4.25 (1H, d, J=15.9), 1.48 (3H, d, J=7.18);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.39, 139.38, 136.12, 134.85, 131.89, 128.51, 128.24, 127.47, 126.73, 122.93, 122.31, 121.69, 59.65, 50.83, 36.28, 15.61;
e/z (ES) 396/398 (M+1, 100%).
ジアステレオマー2(高極性側):
融点147−148℃; [α] +179.4 (c 0.93、MeOH);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.6 (1H, s), 7.58 (2H, d, J=8.3), 7.28 (3H, m), 7.17 (2H, m), 7.01 (2H, d, J=8.3), 6.89 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.83 (1H, q, J=7.0), 4.62 (1H, d, J=15.9), 3.79 (1H, d, J=15.9), 1.54 (3H, d, J=7.1);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.49,139.03 135.90, 134.73, 131.79, 128.46, 128.35, 127.53, 126.85, 123.04, 122.65, 121.65, 59.79, 50.77, 36.32, 15.13;
e/z (ES) 396/398 (M+1, 100%); C20H18BrN3Oの計算値, C 60.62 H 4.58 N 10.60, 実測値 C 60.68 H 4.52 N 10.62.
実施例61
(−)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される。生成物は、より極性の高いジアステレオ異性体が優勢で、3:1の混合物として得られる。ジアステレオマーは、シリカのクロマトグラフィーを用いて分離され得る。
ジアステレオ異性体1(低極性側):
融点167−168℃; [α] −16.1 (c 0.29、MeOH);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.67 (1H, s), 7.62 (2H, d, J=8.4), 7.32 (5H, m), 7.10 (2H, d, J=8.4), 6.84 (1H, s), 5.82 (1H, q, J=7.1), 4.45 (1H, d, J=15.9), 4.26 (1H, d, J=15.9), 1.48 (3H, d, J=7.1);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.4, 139.4, 136.1, 134.9, 131.9, 128.5, 128.3, 127.5, 126.7, 122.9, 122.3, 121.7, 59.7, 50.8, 36.3, 15.6;
e/z (ES) 394/396 (M+1, 100%); C20H18N3OBrの計算値, C 60.62 H 4.58 N 10.60, 実測値 C 60.55 H 4.61 N 10.61.
ジアステレオ異性体2(高極性側):
融点146−147℃; [α] −173.8 (c 0.92、MeOH);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.60 (1H, s), 7.58 (2H, d, J=8.3), 7.29 (4H, m), 7.16 (2H, m), 7.02 (2H, d, J=8.3), 6.90 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.83 (1H, q, J=7.0), 4.62 (1H, d, J=15.9), 3.80 (1H, d, J=15.9), 1.54 (3H, d, J=7.0);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.5, 139.0, 135.9, 134.7, 131.8, 128.5, 128.4, 127.5, 126.9, 123.0, 122.6, 121.7, 59.8, 50.8, 36.3, 15.1;
e/z (ES) 394/396 (M+1, 100%); C20H18N3OBrの計算値, C 60.62 H 4.58 N 10.60, 実測値 C 60.28 H 4.70 N 10.61.
実施例62
(−)−4−[6−オキソ−7−((S)−1−フェニル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例18と同様にして製造される。生成物は、ジアステレオマーの混合物として得られる。ジアステレオマーは、シリカのクロマトグラフィーを用いて分離され得る。
ジアステレオマー1(低極性側):
融点157−158℃; [α] −13.8 (c 0.94、MeOH);
1H NMR (DMSO-d6) δ 7.90 (d, J=8.4, 2H), 7.68 (s, 1H), 7.39-7.26 (m, 7H), 6.86 (s, 1H), 6.41 (s, 1H), 5.80 (q, J=7.2, 1H), 4.48 (d, J=15.9, 1H), 4.27 (d, J=15.9, 1H), 1.47 (d, J=7.2, 3H);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.9, 141.8, 139.3, 134.9, 133.0, 128.5, 127.5, 127.1, 126.7, 123.0, 122.3, 118.3, 111.3, 59.9, 51.0, 36.3, 15.6;
MS (m/z) 343.1 (M+1, 100%); C21H18N4Oの計算値, C 73.67 H 5.30 N 16.36, 実測値 C 73.48 H 5.24 N 16.31.
ジアステレオマー2(高極性側):
融点75−77℃; [α] −213.0 (c 1.00、MeOH);
1H NMR (DMSO-d6) δ 7.87 (d, J=8.3, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.31-7.24 (m, 5H), 7.14 (d, J=6.9, 2H), 6.92 (s, 1H), 6.37 (s, 1H), 5.81 (q, J=7.1, 1H), 4.63 (d, J=16.0, 1H), 3.81 (d, J=16.0, 1H), 1.54 (d, J=7.1, 3H);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 166.1, 143.8, 141.1, 136.9, 135.0, 130.6, 129.7, 129.3, 128.9, 125.3, 124.8, 120.4, 113.4, 62.2, 53.0, 38.5, 17.2;
MS (m/z) 343.1 (M+1, 100%); C21H18N4O・0.1H2Oの計算値, C 73.06 H 5.28 N 16.24, 実測値 C 72.84 H 5.46 N 16.01.
実施例63
7−ベンジル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
A. エチル(5−ヒドロキシ−イミダゾリル−1−イル)−アセテート
実施例18の標題A化合物、4−(t−ブチルジメチルシランオキシ−メチル)−1−トリチル−1H−イミダゾール(18.16g、40.0mmol)のアセトニトリル(50mL)溶液に、ブロモ酢酸エチル(6.68g、40.0mmol)を添加し、そして混合物を18時間撹拌する。混合物を真空濾過し、濾液を真空中で濃縮し、そしてEtOH/HCl(g)溶液(35mL)で処理し、そして混合物を4日間撹拌する。得られる懸濁液を真空濾過し、そして新たなEtOHで洗浄すると、透明な濾液を得る。溶液を容積が少なくなるまで濃縮し、そしてプロピレンオキシド(25mL)で処理し、そして室温にて一夜撹拌する。再び固体を濾取し、そして濾液を真空中で濃縮する。残渣をシリカゲルカラムのクロマトグラフに付し、そしてEtOAc:MeOH:NHOH(95:5:1)で溶出すると、オイルとしてエチル (5−ヒドロキシ−イミダゾリル−1−イル)−アセテートを得る:
1H-NMR (CDCl3) δ 7.45 (1H, s), 6.90 (1H, s), 4.80 (2H, s), 4.59 (2H, s), 4.23 (2H, q, J=7.2), 3.73 (1H, br s), 1.29 (3H, t, J=7.2);
13C-NMR (CDCl3) δ 166.2, 137.3, 129.4, 126.2, 60.3, 52.3, 44.5, 12.2;
e/z (ES) 185 (M+1, 100%).
B. エチル (5−ホルミル−イミダゾリル−1−イル)−アセテート
標題B化合物は、実施例18の標題C化合物と同様に製造される:
1H-NMR (CDCl3) δ 9.75 (1H, s), 7.84 (1H, s), 7.69 (1H, s), 5.05 (2H, s), 4.25 (2H, q, J=7.2), 1.29 (3H, t, J=7.2);
13C-NMR (CDCl3) δ 179.9, 167.4, 143.5, 131.6, 62.5, 48.4, 14.4;
e/z (ES) 183 (M+1, 100%).
C. 7−ベンジル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
標題C化合物は、実施例18の標題D化合物と同様にして製造される:
融点201−204℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.12 (1H, s), 7.56 (1H, s), 7.35 (5H, m), 5.04 (2H, s), 4.71 (2H, s), 4.59 (2H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.8, 136.3, 133.6, 129.0, 128.2, 127.9, 125.4, 114.6, 49.4, 47.9, 41.3;
e/z (ES) 228 (M+1, 100%); C13H13N3O HClの計算値, C 59.21 H 5.35 N 15.93, 実測値 C 58.87 H 5.41 N 15.85.
実施例64
7−(4−メチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例63と同様にして製造される:
融点105−108℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.60 (s, 1H), 7.19-7.13 (m, 4H), 6.75 (s, 1H), 4.81 (s, 2H), 4.61 (s, 2H), 4.46 (s, 2H), 2.28 (s, 3H);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.0, 136.5, 134.5, 133.3, 129.0, 127.7, 122.3, 122.2, 48.6, 46.2, 41.5, 20.6;
MS (m/z) 242.1 (M+1, 100%); C14H15N3O・0.1H2Oの計算値, C 69.11 H 6.17 N 17.28, 実測値 C 68.95 H 6.39 N 17.07.
実施例65
7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例63と同様にして製造される:
融点112−114℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.60 (s, 1H), 7.37-7.32 (m, 2H), 7.20-7.14 (m, 2H), 6.76 (s, 1H), 4.81 (s, 2H), 4.64 (s, 2H), 4.49 (s, 2H);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 164.2, 161.4(d, J=241.5), 134.5, 132.7 (d, J=3.0), 129.8 (d, J=8.2), 122.3, 122.1, 115.2 (d, J=21.0), 48.3, 46.2, 41.7;
MS (m/z) 246.0 (M+1, 100%); C13H12FN3Oの計算値, C 63.66 H 4.93 N 17.13, 実測値 C 63.43 H 4.97 N 17.00.
実施例66
3−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
実施例33の標題の化合物、7−ベンジル−5−(3−ブロモ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン(0.550g、1.44mmol)のDMF(2mL)溶液に、シアン化亜鉛(II)(0,100g、0.85mmol)、続いてテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(0.100g、6mol%)を添加する。反応混合物を脱気し、窒素でパージし、次いで90℃にて1時間加熱する。反応混合物を水性水酸化アンモニウム(2N)およびEtOAcで分液する。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、溶媒を除去した後に、残渣を、EtOAc:MeOH:NHOH(90:10:1)で溶出したフラッシュクロマトグラフィー(シリカ)に付し、所望の物質を得、これをジエチルエーテルから再結晶すると、3−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリルを得る:
融点163−165℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 7.66 (1H, d, J=7.6), 7.50 (1H, t, J=6.8), 7.48 (1H, s), 7.33 (2H, m), 7.31 (3H, m), 7.17 (2H, m), 7.01 (1H, s), 6.01 (1H, s), 4.78 (1H, d, J=14.7), 4.60 (1H, d, J=14.7), 4.50 (1H, d, J=15.7), 4.41 (1H, d, J=15.7);
13C-NMR (CDCl3) δ 164.1, 137.4, 135.0, 134.8, 132.6, 130.4, 130.0, 129.4, 129.0, 128.2, 128.0, 124.3, 121.8, 117.9, 113.5, 60.3, 50.7, 41.5;
e/z (ES) 329 (M+1, 100%); C20H16N4Oの計算値, C 73.15 H 4.91 N 17.06, 実測値 C 72.81 H 4.95 N 16.90.
実施例67
3−[7−(4−メチル−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例66と同様にして製造される:
融点260−263℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.11 (1H, s), 7.94 (1H, d, J=6.8), 7.81 (1H, s), 7.67 (3H, m), 7.16 (4H, s), 6.52 (1H, s), 4.74 (1H, d, J=14.7), 4.72 (2H, s), 4.58 (1H, d, J=14.7), 2.28 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.9, 137.4, 136.6, 134.3, 133.5, 133.0, 132.9, 131.5, 130.7, 129.6, 128.3, 125.2, 118.6, 115.6, 112.5, 60.8, 49.7, 41.0, 21.0;
e/z (ES) 342 (M+1, 100%); C21H18N4O HClの計算値, C 66.57 H 5.05 N 14.79, 実測値 C 66.23 H 4.94 N 14.43.
実施例68
3−[7−(4−フルオロ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例66と同様にして製造される:
融点260−263℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.08 (1H, s), 7.94 (1H, d, J=6.8), 7.82 (1H, s), 7.67 (3H, m), 7.35 (1H, d, J=8.7), 7.33 (1H, d, J=8.7), 7.16 (2H, app t, J=8.7), 6.51 (1H, s), 4.80 (1H, d, J=15.0), 4.79 (1H, d, J=16.9), 4.72 (1H, d, J=16.9), 4.59 (1H, d, J=15.0);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.1, 162.0 (d, J=243.4), 136.6, 134.4, 133.5, 133.0, 132.4 (d, J=2.9), 131.6, 130.7, 130.4 (d, J=8.0), 125.1, 118.6, 115.8 (d, J=21.8), 115.7, 112.5, 60.8, 49.6, 41.2;
e/z (ES) 347 (M+1, 100%); C20H15N4OF HClの計算値, C 62.75 H 4.21 N 14.64, 実測値 C 62.40 H 3.86 N 14.28.
実施例69
3−[7−(4−クロロ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例66と同様にして製造される:
融点236−238℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.08 (1H, s), 7.94 (1H, d, J=7.2), 7.83 (1H, s), 7.69 (3H, m), 7.42 (2H, d, J=8.7), 7.32 (2H, d, J=8.7), 6.52 (1H, s), 4.81 (1H, d, J=15.1), 4.79 (1H, d, J=16.2), 4.73 (1H, d, J=16.2), 4.59 (1H, d, J=15.1);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.2, 136.6, 135.2, 134.4, 133.5, 133.0, 132.7, 131.6, 130.7, 130.2, 129.0, 125.1, 118.6, 115.7, 112.5, 60.8, 49.4, 41.3;
e/z (ES) 363 (M+1, 100); C20H15N4O HCl 0.2 H2Oの計算値, C 59.62 H 3.85 N 13.91, 実測値 C 59.69 H 3.97 N 13.83.
実施例70
3−[7−(4−メトキシ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例66と同様にして製造される:
融点246−248℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.08 (1H, s), 7.94 (1H, d, J=6.8), 7.80 (1H, s), 7.69 (3H, m), 7.22 (2H, d, J=8.2), 6.91 (2H, d, J=8.2), 6.51 (1H, s), 4.73 (1H, d, J=14.7), 4.71 (2H, s), 4.55 (1H, d, J=14.7), 3.74 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.9, 159.2, 136.7, 134.3, 133.4, 132.9, 131.5, 130.7, 129.8, 127.9, 125.1, 118.6, 115.7, 114.4, 112.5, 60.7, 55.4, 49.4, 40.9;
e/z (ES) 359 (M+1, 100%); C21H18N4O2の計算値, C 63.88 H 4.85 N 14.19, 実測値 C 63.61 H 4.73 N 13.95.
実施例71
3−[7−(4−フルオロ−フェネチル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例66と同様にして製造される:
融点221−223℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.05 (1H, s), 7.92 (1H, d, J=7.9), 7.72 (1H, s), 7.66 (2H, m), 7.51 (1H, d, J=8.3), 7.18 (2H, dd, J=8.7, 5.7), 6.99 (2H, m), 6.40 (1H, s), 4.81 (1H, d, J=16.6), 4.70 (1H, d, J=16.6), 3.86 (1H, m), 3.58 (1H, m), 2.84 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.2, 160.6 (d, J=243.0), 136.0, 134.2, 133.9, 132.9, 132.0, 130.7, 130.3 (d, J=7.6), 130.2, 124.8, 118.1, 115.2, 114.9 (d, J=21.3), 112.0, 60.26, 48.0, 41.06, 31.2;
e/z (ES) 361 (M+1, 100%); C21H17N4OF HClの計算値, C 63.56 H 4.57 N 14.12, 実測値 C 63.28 H 4.44 N 14.01.
実施例72
3−[7−フェネチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例66と同様にして製造される:
融点203−205℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.07 (1H, s), 7.92 (1H, d, J=7.5), 7.70 (1H, s), 7.66 (2H, m), 7.52 (1H, d, J=8.3), 7.18 (5H, m), 6.42 (1H, s), 4.80 (1H, d, J=16.6), 4.67 (1H, d, J=16.6), 3.86 (1H, m), 3.60 (1H, m), 2.85 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 162.6, 138.6, 136.5, 134.4, 133.3, 132.5, 131.2, 130.7, 129.0, 128.7, 126.7, 125.2, 118.6, 115.6, 112.5, 60.7, 48.6, 41.6, 32.6;
e/z (ES) 343 (M+1, 100%); C21H18N4O HClの計算値, C 66.57 H 5.05 N 14.79, 実測値 C 66.27 H 4.91 N 14.62.
実施例73
3−[7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例66と同様にして製造される:
融点225−227℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.12 (1H, s), 7.92 (1H, m), 7.83 (1H, s), 7.75 (1H, s), 7.67 (2H, m), 6.47 (1H, s), 4.94 (1H, d, J=16.9), 4.91 (1H, d, J=16.9), 3.39 (2H, d, J=7.2), 1.05 (1H, m), 0.48 (2H, m), 0.28 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 161.9, 136.0, 133.5, 132.6, 132.0, 130.8, 130.0, 124.6, 117.8, 114.8, 111.8, 59.9, 50.4, 40.6, 8.3, 2.8, 2.7;
e/z (ES) 293 (M+1, 100%); C17H16N4O HClの計算値, C 62.10 H 5.21 N 17.04, 実測値 C 62.02 H 5.05 N 17.11.
実施例74
5−(4'−クロロビフェニル−4−イル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
実施例21の標題の化合物、5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン(0.125g、0.30mmol)のDMF(2mL)溶液に、リン酸カルシウム(0.129g、0.61mmol)および4−クロロフェニル ボロン酸(0.057g、0.36mmol)、続いて[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.025g、10mol%)を添加する。反応混合物を脱気し、窒素でパージし、次いで95℃にて5時間加熱する。反応混合物を水およびEtOAcの間で分液する。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、そして濃縮する。残渣を、EtOAc:MeOH:NHOH(90:10:1)で溶出したフラッシュクロマトグラフィー(シリカ)に付すと、5−(4'−クロロビフェニル−4−イル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オンを得、これをジエチルエーテルに溶かし、そしてHCl(g)−MeOHで処理し、そして沈澱した生成物、5−(4'−クロロビフェニル−4−イル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩を濾過により集め、そして乾燥する:
融点270−273℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.19 (1H, s), 7.73 (5H, m), 7.54 (2H, d, J=8.3), 7.37 (2H, d, J=8.3), 7.22 (2H, d, J=8.6), 6.90 (2H, d, J=8.6), 6.49 (1H, s), 4.67 (4H, m), 3.73 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) 163.0, 158.8, 139.6, 137.9, 134.4, 133.9, 132.7, 129.4, 128.9, 128.5, 127.6, 127.4, 124.7, 115.3, 114.0, 60.8, 55.0, 48.9;
e/z (ES) 444 (M+1, 100%); C26H22N3O2Cl HClの計算値, C 65.01 H 4.83 N 8.75, 実測値 C 64.64 H 4.78 N 8.74.
実施例75
7−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(4−チオフェン3−イル−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例74と同様にして製造される:
融点162−164℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.89 (1H, dd, J=2.8, 1.1), 7.72 (2H, d, J=8.3), 7.65 (2H, m), 7.54 (1H, dd, J=5.0, 1.1), 7.15 (4H, app t, J=9.0), 6.90 (1H, s), 6.87 (2H, d, J=8.6), 6.25 (1H, s), 4.55 (4H, m), 3.71 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 165.2, 159.1, 141.0, 136.2, 135.6, 135.2, 129.6, 128.6, 127.6, 127.1, 127.0, 126.5, 123.3, 122.7, 121.9, 114.4, 60.3, 55.4, 49.2, 41.5;
e/z (ES) 416 (M+1, 100%); C24H21N3O2Sの計算値, C 69.37 H 5.09 N 10.11, 実測値 C 69.19 H 5.08 N 9.91.
実施例76
7−シクロプロピルメチル−5−(4−チオフェン−3−イル−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例74と同様にして製造される:
融点217−219℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.22 (1H, s), 7.94 (1H, dd, J 2.9, 1.2), 7.78 (2H, d, J 8.3), 7.75 (1H, s), 7.67 (1H,m), 7.57 (1H, dd, J 5.0, 1.3), 7.33 (2H, d, J 8.3), 6.39(1H, s), 4.97(1H, d, J 16.7), 4.84 (1H, d, J 16.7), 3.50 (1H, dd, J 13.8, 7.0), 3.32 (1H, dd, J 13.8, 7.0), 1.03 (1H, m), 0.48 (2H, m), 0.28 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.3, 162.7, 140.8, 136.3, 134.2, 134.0, 127.9, 127.7, 127.2, 126.5, 125.4, 122.2, 115.6, 61.2, 51.0, 41.3, 9.1, 3.7, 3.4;
e/z (ES) 350 (M+1, 100%); C20H19N3OS HClの計算値, C 62.25 H 5.22 N 10.89, 実測値 C 61.89 H 5.26 N 10.73.
実施例77
7−ベンジル−5−(4'−フルオロ−ビフェニル−3−イル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例74と同様にして製造される:
融点235−237℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.16 (1H, s), 7.68 (4H, m), 7.54 (2H, m), 7.30 (8H, m), 6.49 (1H, s) 4.75 (4H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.61, 162.75, 160.85, 140.46, 136.20, 134.40, 130.32, 129.30, 129.20, 129.05, 128.22, 128.08, 127.95, 126.33, 125.86, 124.98, 116.33, 116.04, 115.89, 61.45, 50.00, 41.28;
e/z (ES) 398 (M+1, 100%); C25H20FN3O HCl 0.2 H2Oの計算値, C 68.63, H 4.93, N 9.60, 実測値 C 68.35, H 4.73, N 9.66.
実施例78
5−ビフェニル−4−イル−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例74と同様にして製造される:
融点189−190℃;
e/z (ES) 398 (M+1, 100%).
実施例79
7−ベンジル−5−ビフェニル−3−イル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例74と同様にして製造される:
融点232−234℃;
e/z (ES) 380 (M+1, 100%).
実施例80
メチル 4−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾエート 塩酸塩
Figure 2006505520
実施例23の標題の化合物、7−ベンジル−5−(4−ブロモ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン(0.202g、0.53mmol)のDMSO:MeOH(2mL;5:1)溶液に、トリエチルアミン(0.147mL、1.06mmol)、ジフェニルホスフィノプロパン(0.044g、20mol%)、および酢酸パラジウム(II)(0.024g、20mol%)を添加する。反応混合物を脱気し、一酸化炭素でパージし、次いで70℃にて16時間加熱する。反応混合物を冷却し、次いで水およびEtOAcで分液する。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、残渣を、EtOAc:MeOH:NHOH(90:10:1)で溶出したフラッシュクロマトグラフィー(シリカ)に付すと、オイルとして所望の遊離塩基を得、これをメタノールに溶かし、そしてジエチルエーテル中のHCl(g)を添加すると、メチル 4−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾエート 塩酸塩を得る:
融点236−238℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.16 (1H, s), 8.01 (2H, d, J=8.4), 7.71 (1H, s), 7.44 (2H, d, 8.4), 7.33 (3H, m), 7.23 (2H, m), 6.58 (1H, s), 4.70 (4H, m), 3.87 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 166.0, 163.2, 139.9, 136.1, 134.5, 130.6, 130.3, 129.0, 128.1, 127.8, 125.2, 115.8, 61.4, 52.7, 49.9, 41.1;
e/z (ES) 362 (M+1, 100%); C21H19N3O3 HCl 0.2 H2Oの計算値, C 62.82 H 5.06 N 10.50, 実測値 C 62.82 H 5.06 N 10.47.
実施例81
4−(7−ベンジル−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル 塩酸塩
Figure 2006505520
実施例3の標題の化合物、4−(7−ベンジル−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル(0.24g、0.63mmol)のTHF(5mL)溶液に、−78℃にて、LHMDS(0.70mL、0.70mmol)を添加し、そして得られる溶液を15分間撹拌する。この溶液に、ヨウ化メチル(0.040mL、0.67mmol)を添加し、そして溶液を15分間撹拌し、次いで、室温まで徐々に加温する。反応混合物を、NHClの添加によりクエンチし、そしてEtOAcで抽出する。有機溶液をブラインで洗浄し、乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、そしてオイルまで蒸発させる。EtOAc:MeOH:NHOH(95:5:0.5)で溶出するフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)での精製により、遊離塩基を得、これをアセトンに溶かし、そしてジエチルエーテル中のHCl(g)を添加すると、4−(7−ベンジル−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル 塩酸塩を得る:
融点230−232℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.54 (1H, s), 7.90 (2H, d, J=8.7), 7.74 (1H, s), 7.32 (3H, m), 7.22 (2H, d, J=8.7), 7.15 (2H, m), 4.73 (1H, d, J=16.9), 4.71 (1H, d, J=14.6), 4.66 (1H, d, J=14.6), 4.12 (1H, d, J=16.9), 2.25 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 163.1, 141.1, 133.8, 132.3, 131.3, 126.8, 125.8, 125.7, 124.0, 123.7, 116.2, 114.2, 110.0, 64.6, 48.4, 38.5, 22.6;
e/z (ES) 343 (M+1, 100%); C21H18N4O HClの計算値, C 66.58 H 5.05 N 14.79, 実測値 C 66.41 H 5.01 N 14.80.
実施例82
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−5−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例81と同様にして製造される:
融点228−230℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.35 (1H, s), 7.53 (1H, s), 7.39 (2H, d, J=8.4), 6.74 (2H, d, J=8.4), 4.63 (1H, d, J=16.5), 3.99 (1H, d, J=16.5), 3.31 (1H, dd, J=13.8, 7.0), 2.95 (1H, dd, J=13.8, 7.0), 1.91 (3H, s), 0.71(1H, m), 0.18 (2H, m), 0.0 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 165.4, 162.7, 137.9, 134.3, 132.6, 127.2, 126.4,122.6, 116.0, 66.7, 51.6, 25.0, 9.0, 3.6, 3.2;
e/z (ES) 360/362 (M+1, 100%); C17H18BrN3O HClの計算値, C 51.47 H 4.83 N 10.59, 実測値 C 51.15 H 4.76 N 10.38.
実施例83
5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−5−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例81と同様にして製造される:
融点234−236℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 0.20-0.34 (2H, m), 0.41-0.49 (2H, m), 0.92-1.04 (1H, m), 2.15 (3H, s), 3.22 (1H, dd, J=13.8, 7.2), 3.55 (1H, dd, J=13.8, 7.2), 4.27 (1H, d, J=16.3), 4.86 (1H, d, J=16.3), 7.00 (1H, d, J=8.0), 7.27 (1H, s), 7.39 (1H, t, J=8.0), 7.62 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, s), 9.46 (1H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 3.26, 3.49, 9.04, 25.05, 40.86, 51.71, 66.48, 116.54, 122.88, 124.08, 126.18, 127.81, 131.84, 132.30, 134.45, 140.98, 165.40;
e/z (ES) 360/362 (M+1, 100%); C17H18BrN3O HClの計算値, C 51.47 H 4.83 N 10.59, 実測値 C 51.11 H 4.87 N 10.48.
実施例84
5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−5−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン 塩酸塩
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例81と同様にして製造される:
融点235−237℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 9.54 (1H,s), 7.73 (1H, s), 7.61 (2H, d, J=8.7), 7.25 (2H, dd, J=8.7, 5.7), 7.14 (2H, app t, J=8.9), 6.95 (2H, d, J=8.7), 4.72 (1H, d, J=16.6), 4.67 (2H, s), 4.11 (1H, d, J=16.6), 2.2 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 165.7, 162.0 (d, J=243.0), 137.7, 134.4, 132.5, 132.4, 130.3 (d, J=8.3), 127.2, 126.0, 122.7, 116.2, 115.8 (d, J=21.9), 66.7, 49.8, 25.0;
e/z (ES) 413/415 (M+1,100%); C20H17BrFN3O HClの計算値, C 53.29 H 4.02 N 9.32, 実測値 C 53.39 H 3.73 N 9.28.
実施例85
4−[7−(4−フルオロ−ベンジル)−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例81と同様にして製造される:
融点66−70℃;
1H-NMR (CDCl3) δ 7.70 (s, 1H), 7.61 (d, J=8.3, 2H), 7.11-6.94 (m, 7H), 4.63 (app. t, J=15.0, 2H), 4.32 (d, J=15.5, 1H), 4.00 (d, J=15.7, 1H), 2.22 (s, 3H);
13C-NMR (CDCl3) δ 167.4, 162.9 (d, J=245.2), 145.5, 134.2, 133.2, 131.4 (d, J=3.0), 130.0 (d, J=8.3), 125.9, 125.0, 123.7, 118.3, 116.3 (d, J=21.0), 113.2, 65.7, 51.0, 41.8, 25.6;
MS (m/z) 360.8 (M+1, 100%); C21H17FN4O・0.2H2Oの計算値, C 69.23 H 4.78 N, 15.38, 実測値: C 69.16 H 4.91 N 15.18.
実施例86
4−{7−[(S)−1−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル}−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例81と同様にして製造される。生成物はジアステレオマーの混合物として得られる。ジアステレオマーは、シリカのクロマトグラフィーを用いて分離され得る。
ジアステレオマー1(低極性側):
融点78−82℃; [α] −3.3 (c 1.00、MeOH);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 8.05 (s, 1H), 7.89 (d, J=9.0, 2H), 7.37-7.29 (m, 3H), 7.22 (d, J=9.0, 2H), 7.04 (d, J=9.0, 2H), 6.85 (s, 1H), 5.79 (q, J=6.0, 1H), 4.20 (d, J=15.0, 1H), 3.88 (d, J=15.0, 1H), 2.13 (s, 3H), 1.38 (d, J=6.0, 3H);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 166.9, 145.8, 139.8, 134.9, 133.5, 129.0, 127.9, 127.1, 125.8, 123.9, 118.6, 111.6, 65.2, 52.0, 36.5, 25.2, 15.9;
MS (m/z) 356.8 (M+1, 100%); C22H20N4O・0.1H2Oの計算値, C 73.69 H 5.64 N 15.63, 実測値, C 73.29 H 5.92 N 15.45.
ジアステレオマー2(高極性側):
融点72−75℃; [α] −147.0 (c 1.00、MeOH);
1H-NMR (DMSO-d6) δ 8.02 (s, 1H), 7.84 (d, J=9.0, 2H), 7.26-7.23 (m, 3H), 7.09-7.07 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 6.96 (d, J=6.0, 2H), 5.82 (q, J=9.0, 1H), 4.53 (d, J=15.0, 1H), 3.23 (d, J=15.0, 1H), 2.12 (s, 3H), 1.50 (d, J=9.0, 3H);
13C NMR (DMSO-d6) δ 164.6, 143.3, 137.1, 132.6, 131.1, 126.6, 125.8, 125.0, 123.7, 122.2, 121.8, 116.4, 109.3, 63.1, 49.7, 34.2, 22.7, 13.4;
MS (m/z) 357.1 (M+1, 100%); C22H20N4O・0.1H2Oの計算値, C 73.69 H 5.64 N 15.63, 実測値 C 73.23 H 5.87 N 15.12.
実施例87
5−ベンジル−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例81と同様にして製造される:
融点166−168℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 7.81 (1H, s), 7.62 (2H, d, J=8.6), 7.14 (7H, m), 7.04 (2H, app t, J=7.5), 6.79 (2H, d, J=7.2), 6.73 (1H, s), 4.75 (1H, d, J=14.5), 4.40 (1H, d, 16.1), 4.28 (1H, d, J=14.5), 4.18 (1H, d, J=13.7), 3.73 (2H, m);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 166.2, 162.0 (d, J=243.8), 141.6, 135.4, 135.1, 132.3, 132.0, 130.6 (d, J=8.3), 130.0, 128.6, 128.3, 127.4, 122.6, 122.5, 122.0, 115.6 (d, J=21.9), 67.67, 49.7, 43.2, 41.7;
e/z (E/S) 489/491 (M+1, 100%); C26H21BrFN3Oの計算値, C 63.68 H 4.32 N 8.57, 実測値 C 63.68 H 4.34 N 8.45.
実施例88
4−(5,7−ジベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例81と同様にして製造される:
融点246−248℃.
実施例89
4−(5−ベンジル−7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例81と同様にして製造される:
融点156−158℃.
実施例90
5−(4−ブロモフェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]−ピラジン 二塩酸塩
Figure 2006505520
実施例21の標題の化合物、5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン(0.471g、1.14mmol)のTHF(5mL)溶液に、室温にて、ボラン(6.85mL、6.85mmol)を添加する。反応液を18時間撹拌し、そしてMeOHでクエンチする。反応混合物を蒸発乾固させ、水およびEtOAcの間で分液する。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、濃縮し、そして残渣を、EtOAc:MeOH:NHOH(90:10:1)で溶出したフラッシュクロマトグラフィー(シリカ)に付すと、所望の物質を得る。この物質をジエチルエーテルに溶かし、HCl(g)−MeOHを添加し、そして塩酸塩を結晶化させると、5−(4−ブロモフェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]−ピラジン 二塩酸塩を得る:
融点270−273℃.
実施例91
5−(4−ブロモフェニル)−7−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン p−トルエンスルホネート
Figure 2006505520
実施例23の標題の化合物、5−(4−ブロモ−フェニル)−7−ベンジル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン(0.471g、1.14mmol)のTHF(5mL)溶液に、室温にてボラン(6.85mL、6.85mmol)を添加する。反応液を18時間撹拌し、そしてMeOHでクエンチする。反応混合物を蒸発乾固させ、水およびEtOAcの間で分液する。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、濃縮し、そして残渣をアセトンに溶かし、p−トルエンスルホン酸を添加すると、所望の5−(4−ブロモフェニル)−7−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン p−トルエンスルホネートが結晶化する:
融点223−225℃;
1H-NMR (DMSO-d6) δ 8.81 (1H, s), 7.63 (2H, d, J=8.7), 7.51 (1H, s), 7.47 (2H, d, J=7.8), 7.27 (5H, m), 7.20 (2H, m), 7.11 (2H, d, J=7.8), 5.70 (1H, dd, J=6.4, 4.1), 3.85 (1H, d, J=13.3), 3.78 (1H, d, J=14.9), 3.75 (1H, d, J=13.3), 3.68 (1H, d, J=14.9), 3.17 (1H, dd, J=12.4, 4.1), 2.91 (1H, dd, J=12.4, 6.4), 2.29 (3H, s);
13C-NMR (DMSO-d6) δ 145.8, 137.9, 137.4, 136.9, 134.3, 131.5, 129.5, 128.7, 128.5, 128.2, 127.9, 127.3, 125.3, 121.8, 114.7, 59.9, 57.5, 55.7, 46.7, 20.7;
e/z (ES) 368/370 (M+1, 100%); C19H18N3 C7H8SO3の計算値, C 57.78 H 4.85 N 7.77, 実測値 C 57.79 H 4.85 N 7.73.
実施例92
4−(8−ベンジル−7−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ジアゼピン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
A. メチル 3−[5−(t−ブチル−ジメチルシラニルオキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−3−(4−シアノ−フェニル)−プロピオネート
実施例1の標題E化合物、4−(5−t−ブチル−ジメチルシラニルオキシ−メチル−イミダゾリル−1−イルメチル)−ベンゾニトリル(3.15g、9.63mmol)のTHF(30mL)溶液に、−78℃にて、1.0M LHMDS(10.0mL、10.0mmol)を滴下し、そして10分間撹拌する。ブロモ酢酸メチル(0.91mL、9.63mmol)を添加し、そして溶液を10分間撹拌し、次いで塩化アンモニアでクエンチする。加温後、反応液をEtOAcおよびブラインの間で分液し、その後、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空中で溶媒を除去すると、粘りけのあるオイルを得る。この残渣を、EtOAc:MeOH:NHOH(95:5:0.5)で溶出するフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)に付すと、メチル 3−[5−(t−ブチル−ジメチルシラニルオキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−3−(4−シアノ−フェニル)−プロピオネートを得る:
1H-NMR (CDCl3) δ 7.64 (2H, d, J=8.4), 7.59 (1H, s), 7.28 (2H, d, J=8.4), 6.95 (1H, s), 6.05 (1H, m), 4.62 (1H, d, J=13.2), 4.46 (1H, d, J=13.2), 3.66 (3H, s), 3.32 (1H, dd, J=16.3, 9.4), 3.19 (1H, dd, J=16.3, 7.0), 0.83 (9H, s), 0.02 (3H, s), 0.00 (3H, s);
13C-NMR (CDCl3) δ 170.0, 144.8, 136.4, 133.1, 131.4, 128.9, 118.5, 112.7, 55.4, 52.7, 40.6, 26.1, 18.8, -5.0, -5.1;
e/z (ES) 400 (M+1, 100%).
B. メチル 3−[5−(ヒドロキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−3−(4−シアノ−フェニル)−プロピオネート
標題A化合物、メチル 3−[5−(t−ブチル−ジメチルシラニルオキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−3−(4−シアノフェニル)−プロピオネート(0.98g、2.46mmol)およびp−トルエンスルホン酸(0.55g、2.9mmol)をMeOH(10mL)中で室温にて24時間撹拌する。反応混合物をオイルまで蒸発させ、そしてEtOAcおよび水性飽和炭酸水素ナトリウムの間で分液する。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空中で溶媒を除去すると、オイルとしてメチル 3−[5−(ヒドロキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−3−(4−シアノ−フェニル)−プロピオネートを得る:
1H-NMR (CDCl3) δ 7.65 (2H, d, J=8.4), 7.62 (1H, s), 7.31 (2H, d, J=8.4), 6.98 (1H, s), 6.05 (1H, dd, J=9.2, 6.2), 4.62 (1H, d, J=13.5), 4.47 (1H, d, J=13.5), 3.67 (3H, s), 3.36 (1H, dd, J=16.5, 9.2), 3.21 (1H, dd, J=16.5, 6.2);
e/z (ES) 286 (M+1, 100%).
C. メチル 3−[5−ホルミル−イミダゾール−1−イル]−3−(4−シアノ−フェニル)−プロピオネート
標題B化合物、メチル 3−[5−(ヒドロキシメチル)−イミダゾール−1−イル]−3−(4−シアノ−フェニル)−プロピオネート(0.60g、2.11mmol)のDCM(7.0mL)溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(15%wt溶液、7.0mL、3.2mmol)を添加し、そして反応液を3時間撹拌する。反応混合物をEtOAcおよび炭酸水素ナトリウム−チオ硫酸ナトリウムの間で分液する。合わせた有機相をブラインで洗浄し、そして乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、そして濃縮する。残渣を、EtOAc:MeOH(9:1)で溶出するフラッシュクロマトグラフィー(シリカ)に付すと、オイルとしてメチル 3−[5−ホルミル−イミダゾール−1−イル]−3−(4−シアノ−フェニル)−プロピオネートを得る:
1H-NMR (CDCl3) δ 9.68 (1H, s), 8.00 (1H, s), 7.87 (1H, s), 7.65 (2H, d, J=8.5), 7.37 (2H, d, J=8.5), 6.63 (1H, m), 3.66 (3H, s), 3.43 (1H, dd, J=16.5, 8.5), 3.30 (1H, dd, J=16.5, 6.6);
13C-NMR (CDCl3) δ 178.9, 169.2, 144.9, 143.0, 141.8, 132.7, 130.8, 127.4, 118.0, 112.5, 56.5, 52.4, 39.0;
e/z (ES) 284 (M+1, 100%).
D. 4−(8−ベンジル−7−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ジアゼピン−5−イル)−ベンゾニトリル
標題C化合物、メチル 3−[5−ホルミル−イミダゾール−1−イル]−3−(4−シアノ−フェニル)−プロピオネート(0.22g、0.78mmol)のDCE(5mL)溶液に、ベンジルアミン(0.100mL、0.92mmol)、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.49g、2.3mmol)を添加する。反応混合物を室温にて16時間撹拌し、次いで、EtOAcおよび飽和水性炭酸水素ナトリウムの間で分液し、そして有機溶液をブラインで洗浄し、乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、そして濃縮する。残渣を、EtOAc:MeOH:NHOH(90:10:1)で溶出するフラッシュクロマトグラフィー(シリカ)に付すと、4−(8−ベンジル−7−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ジアゼピン−5−イル)−ベンゾニトリルを得る:
融点65℃;
e/z (ES) 343 (M+1, 100%).
実施例93
4−(8−シクロプロピルメチル−7−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ジアゼピン−5−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006505520
標題の化合物は実施例92と同様にして製造される:
融点178−180℃;
e/z (ES) 307 (M+1, 100%).

Claims (26)

  1. 式I
    Figure 2006505520
    〔式中、
    Xは、酸素またはHであり;
    Yは、−CRR'−であり、ここで、
    RおよびR'は、独立して、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
    1aは、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロアラルキルであり、ただし、Rがメチルであり、mが0または整数1であり、nが0であり、XがHであり、そしてR1b、R、RおよびRが水素である場合、R1aは9H−カルバゾール−2−イルでないものとする;
    1bは、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
    は、R−(CHR−であり、ここで、
    は、所望により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであり;
    は、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはアラルキルであり;
    pは0または1〜4の整数であり;
    およびRは、独立して、水素、ハロゲン、所望により置換されていてもよいアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか;あるいは
    −Cは、窒素により置換されていてもよく;
    は、水素、所望により置換されていてもよいアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
    mおよびnは、独立して、0または整数1であり、ただし、mおよびnの合計は2でないものとする。〕
    で示される化合物;
    または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  2. Yが−CRR'−であり、RおよびR'が水素である、請求項1に記載の化合物;
    または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  3. mおよびnが0である、請求項2に記載の化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  4. 式IA
    Figure 2006505520
    〔式中、
    Xは、酸素またはHであり;
    1aは、低級アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、ただし、Rがメチルであり、pが0であり、XがHであり、そしてR1b、R、RおよびRが水素である場合、R1aは9H−カルバゾール−2−イルでないものとする;
    1bは、水素、低級アルキル、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
    は、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
    は、水素または低級アルキルであり;
    pは、0または整数1もしくは2であり;
    、RおよびRは、水素である。〕
    で示される請求項3に記載の化合物;
    または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  5. 1aが単環式アリールであり;R1bが水素、低級アルキルまたはアラルキルである請求項4に記載の化合物;または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  6. 式IB
    Figure 2006505520
    〔式中、
    Xは、酸素またはHであり;
    1bは、水素、低級アルキルまたはアラルキルであり;
    は、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
    は、水素または低級アルキルであり;
    pは、0または整数1もしくは2であり;
    、RおよびR10は、独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、所望により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、所望により置換されていてもよいアミノ、アルコキシ、アルキルチオ、カルボキシ、スルホニル、カルバモイル、アリール、アリールオキシ、アリールチオまたはヘテロシクリルである。〕
    で示される請求項5に記載の化合物;
    または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  7. Xが酸素またはHであり;
    1bが水素、低級アルキルまたはアラルキルであり;
    がシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
    が水素または低級アルキルであり;
    pが整数1であり;
    が水素であり;
    が水素、ハロゲン、シアノまたはトリフルオロメチルであり;
    10がハロゲン、シアノまたはトリフルオロメチルである、請求項6に記載の化合物;
    または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  8. Xが酸素である、請求項7に記載の化合物;
    または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  9. がC3−6シクロアルキル、単環式アリールまたは単環式ヘテロアリールである、請求項7に記載の化合物;
    または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  10. 10が3位に位置する、請求項7に記載の化合物;
    または医薬上許容されるその塩;またはそのジアステレオマー;またはそのジアステレオマーの混合物;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  11. 4−(7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−(7−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−(7−アリル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−(6−オキソ−7−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−(7−イソプロピル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−{7−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル}−ベンゾニトリル;
    4−[7−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    7−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(4−チオフェン−3−イル−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    4−[7−(4−メチル−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−[7−(4−クロロ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    4−[6−オキソ−7−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−[6−オキソ−7−(3−メチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−[6−オキソ−7−(4−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−[6−オキソ−7−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−[6−オキソ−7−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−(7−シクロプロピル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−(7−シクロヘキシル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−(7−シクロペンチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−[7−(2−メトキシエチル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    4−[7−(3−メトキシプロピル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    4−(6−オキソ−7−ピリジン−4−イルメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    7−ベンジル−5−フェニル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    7−メチル−5−フェニル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    7−ベンジル−5−(4−ブロモ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−クロロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    7−ベンジル−5−(3−ブロモ−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−クロロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−メチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メトキシ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−クロロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(3−クロロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−メチル−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−フェネチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−チオフェン−2−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−フラン−2−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−チオフェン−3−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−フラン−3−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピリジン−3−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピリジン−2−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピリジン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロヘキシルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    4−[5−(3−ブロモ−フェニル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−7−イルメチル]−ピペリジン−1−カルボン酸 t−ブチルエステル;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−ピペリジン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    (R)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    (S)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    (R)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    (S)−5−(3−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    (R)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    (S)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((R)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    (R)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    (S)−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−((S)−1−フェニル−エチル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    4−[(R)−6−オキソ−7−((S)−1−フェニル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    4−[(S)−6−オキソ−7−((S)−1−フェニル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    7−ベンジル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    7−(4−メチル−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    3−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    3−[7−(4−メチル−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    3−[7−(4−フルオロ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    3−[7−(4−クロロ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    3−[7−(4−メトキシ−ベンジル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    3−[7−(4−フルオロ−フェネチル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    3−(7−フェネチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    3−(7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    5−(4'−クロロ−ビフェニル−4−イル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    7−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(4−チオフェン3−イル−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    7−シクロプロピルメチル−5−(4−チオフェン−3−イル−フェニル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    7−ベンジル−5−(4'−フルオロ−ビフェニル−3−イル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−ビフェニル−4−イル−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    7−ベンジル−5−ビフェニル−3−イル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    メチル 4−(7−ベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾエート;
    4−(7−ベンジル−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−5−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(3−ブロモ−フェニル)−7−シクロプロピルメチル−5−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−5−メチル−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    4−[7−(4−フルオロ−ベンジル)−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル]−ベンゾニトリル;
    4−{(R)−7−[(S)−1−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル}−ベンゾニトリル;
    4−{(S)−7−[(S)−1−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−5−メチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル}−ベンゾニトリル;
    5−ベンジル−5−(4−ブロモ−フェニル)−7−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8−ジヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−6−オン;
    4−(5,7−ジベンジル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    4−(5−ベンジル−7−シクロプロピルメチル−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    5−(4−ブロモフェニル)−7−(4−メトキシ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]−ピラジン;
    4−(8−ベンジル−7−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ジアゼピン−5−イル)−ベンゾニトリル;および
    4−(8−シクロプロピルメチル−7−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ジアゼピン−5−イル)−ベンゾニトリル;
    から選択される請求項1に記載の化合物;または医薬上許容されるその塩;またはその光学異性体;またはその光学異性体の混合物。
  12. 哺乳類におけるアルドステロンシンターゼ活性の阻害方法であって、それを必要としている哺乳類に、請求項1の化合物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
  13. 哺乳類におけるアルドステロンシンターゼ活性に関連する病状の予防および/または処置方法であって、それを必要としている哺乳類に、請求項1の化合物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
  14. 抗−肥満剤、抗−高血圧剤、強心剤または脂質低下剤の治療上有効量と組み合わせて当該化合物を投与することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、アテローム性動脈硬化症、冠状動脈性心臓病および心筋梗塞後症候群の処置方法であって、それを必要としている哺乳類に、請求項1の化合物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
  16. 再狭窄、コラーゲンの形成増加、線維症、ならびに高血圧および内皮機能不全後のリモデリングの処置方法であって、それを必要としている哺乳類に、請求項1の化合物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
  17. 腎不全およびネフロパシーの処置方法であって、それを必要としている哺乳類に、請求項1の化合物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
  18. シンドロームXおよび肥満の処置方法であって、それを必要としている哺乳類に、請求項1の化合物の治療上有効量を投与することを含んでなる方法。
  19. 1またはそれ以上の医薬上許容される担体と組み合わせて請求項1の化合物の治療上有効量を含んでなる医薬組成物。
  20. 抗−肥満剤、抗−高血圧剤、強心剤または脂質低下剤の治療上有効量と組み合わせて請求項1の化合物の治療上有効量を含んでなる医薬組成物。
  21. 低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、アテローム性動脈硬化症、冠状動脈性心臓病、心筋梗塞後症候群、再狭窄、コラーゲンの形成増加、線維症、高血圧および内皮機能不全後のリモデリング、腎不全、ネフロパシー、シンドロームXならびに肥満の処置のための、請求項19または20に記載の医薬組成物。
  22. 医薬として使用するための、請求項1に記載の式1の化合物。
  23. アルドステロンシンターゼ活性に関連する病状の処置用医薬組成物の製造のための、請求項1に記載の式1の化合物の使用。
  24. 医薬として使用するための、請求項19または20に記載の医薬組成物。
  25. アルドステロンシンターゼ活性に関連する病状の処置用医薬の製造のための、請求項19または20に記載に記載の医薬組成物の使用。
  26. アルドステロンシンターゼ活性に関連する病状が低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、アテローム性動脈硬化症、冠状動脈性心臓病、心筋梗塞後症候群、再狭窄、コラーゲンの形成増加、線維症、高血圧および内皮機能不全後のリモデリング、腎不全、ネフロパシー、シンドロームXならびに肥満から選択される、請求項23または25のいずれか1項に記載の使用。

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