JP2006504907A - 無段階変速装置 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1つの軸方向に移動可能なシーブを有するプーリを備え、その運動が、移動可能なシーブ(3)に関連する圧力チャンバ(C1,C2)内の油圧を制御することにより行われ、さらに、上記油圧を制御するための制御手段(V2)を備えている無段階変速装置。第1のポンプ(PA)は、制御可能な排出圧力を有する変速装置の閉鎖可能な油圧回路に供給する。閉鎖可能な油圧回路は、圧力チャンバ(C1,C2)および第2のポンプ(PB)を含み、さらに、シフト弁(V1)を含み、それにより第2のポンプ(PB)の排出側を上記圧力チャンバ(C1,C2)の一方または両方に選択的に接続することができ、それにより第2のポンプ(PB)の吸込側が、それぞれ他の各圧力チャンバ(C1,C2)または両方の上記圧力チャンバ(C1,C2)に接続される。

Description

本発明は、請求項1の前文記載の無段階変速装置に関する。
このような変速装置は、例えば、参照により本明細書に組み込むものとする第EP−A−1085241号(特許文献1)に記載されていて周知のものである。この変速装置においては、油圧システムが、それぞれが関連プーリの可動シーブに関連している対応する圧力面を有する2つの油圧チャンバにより構成されている。また、油圧システムは、システムの全油圧量を増大するための1つの電子的に制御可能な電気ポンプと、変速比変更動作の際に必要に応じて、一方の油圧チャンバの油圧油を他方の油圧チャンバに切り替えるためのもう1つの電子的に制御可能な電気ポンプを備える。変速比変更制御ポンプは、いずれの方向にも駆動でき、回転できるように設計されているので、ポンプは、伝動プーリの第1および第2の油圧チャンバの両方に直接接続している。また、第1のポンプは、第1および第2のポンプの間の各接続ライン内に、単に一方向弁を有する圧力チャンバに直接接続している。それ故、変速比変更制御ポンプおよび内蔵チャンバを有する閉ループ独立油圧回路が構成され、上記回路に対して基本供給ポンプとして動作する第1のポンプに対する接続を有する。
欧州特許第EP−A−1085241号
周知の上記設計の油圧回路は、比較的少ない数の構成部品からできているという点で、また油圧容量源である変速装置のサンプで、すなわち大気のベース圧力から油圧の流れが形成される他の周知の設計と比較した場合、変速比変更制御ポンプが継続的に制限される場合に、2つのポンプのうちの一方上で圧力が降下する効率的利点を達成することができるという点で有利なものである。しかし、この周知の変速装置は、ある種の用途の場合、車両の電気システムに対して過大な要求をする電気ポンプを使用しているという欠点がある。また、少なくとも一方のポンプが、可逆流れタイプの可変速度ポンプであり、このポンプは、実際に流れを反転する必要が生じた場合に、瞬間的に反転を行うことができないという欠点がある。それどころか、かなりの労力と時間がかかり、このことは変速装置の滑らかな制御および動作にとって不利である。さらに、変速装置メーカーの立場から見ると、通常の機械的技術とは異なる電気的技術が必要になる。これらの点を別にしても、電気ポンプは比較的高価であり、そのため経済的に不利であるか、周知の機械的システムと比較した場合、利点が比較的少ない。
本発明の目的は、上記の効率上の利点を有する、または少なくとも上記の欠点を持たない閉ループ独立油圧回路の機能を提供する上記の周知の油圧システムに代わる新規な別の油圧システムを提供することである。また、本発明は、潜在的に、電気的技術を使用しないで、容易に入手することができる比較的安価な油圧構成部品を使用する。本発明を使用すれば、請求項1の特徴記述部分の機能を適用した場合、このようなことが変速装置で達成される。
本発明による変速装置の場合には、ポンプは、好適には、例えば、変速装置の主軸により、すなわち、変速装置を駆動しているエンジンの回転速度により機械的に駆動することが好ましい。電気ポンプの可逆性の効果は、第2のまたは変速比変更制御ポンプと各プーリの各油圧チャンバとの間の、好適には、電子的に制御することができることが好ましい閉鎖可能な油圧回路内に制御可能なシフト弁を設置することにより機械的に達成される。シフト弁は、2つの制限動作モードおよび第3のモードまたは中間モードで動作するのに適している。
2つの制限モードの中の第1の制限モードの場合、シフト弁は、第2のポンプの高圧側または排出側と第1の油圧チャンバとの間に、直接、すなわち少なくとも事実上拘束のない油圧接続を行う。一方、第2の油圧チャンバは、上記ポンプの低圧側、すなわち吸込側と接続している。第2の各制限モードの場合には、このような油圧接続は反対になる。第3のモードの場合には、上記4つのすべての油圧接続は同時に行われるが、しかしシフト弁の弁本体の位置により設定される可変油圧拘束のところで、それぞれ通常はシフト弁制御圧力の制御下にある。本発明によるシフト弁は、都合のよいことに安いコストで製造することができる。何故ならこのシフト弁は、許容することができる比較的強い負の内部油圧オーバラップにより許容範囲の影響を受けないからである。しかし、また、弁で使用する場合には、もっと小さいオーバラップも考慮の対象にすることができる。何故ならそうすることにより、より高速な圧力レスポンスが可能になるからであり、このようなレスポンスのために必要な弁の動きも同様に小さいからである。それ故、本発明による弁の設計により、変速装置の機能的な利点を優先するのか、コスト面での利点を優先するのかのいずれか一方を選択することができる。
さらに、本発明による装置は、閉鎖可能な油圧回路に供給する第1のまたは供給ポンプの排出圧力が制御される圧力弁を備える。好適には、このような圧力弁は電子的に制御することができるように製造することが好ましい。
都合のよいことに、本発明による装置は、この場合、システムのサンプと第2のポンプの吸込側との間に逆止弁を1つだけ内蔵している。この機能により、いかなる場合でも油圧油を第2のポンプに供給することができる。
本発明による新規の油圧システムをある観点から見た場合、閉鎖可能な油圧回路は、間接的にではあるが、第2のポンプの排出圧力を制御するために、シフト弁と第2のポンプの吸込側との間に配置されているもう1つの圧力弁を備える。好適には、このもう1つの圧力弁は、電子的に制御できるように製造することが好ましい。
油圧システムのこの後者の装置の場合には、満足できる制御動作を、第1のポンプの排出圧力を制御するための圧力弁を、第1のポンプの排出圧力および閉鎖可能な油圧回路内に位置するもう1つの圧力弁が設定する圧力レベル両方の下で動作する差圧弁として製造することにより達成することができる。簡単な油圧制御弁を備えるこのような装置は、直接製造コストを低減することができ、一方、電子的に制御することができる弁を備える装置は、一般的な問題を解決することができるという点で経済的になる場合がある。本発明によるシステムにおいては、この弁を通る流れは比較的量が多いので、このシステムは元来制御性に優れている。
本発明による装置を使用した場合には、一方の圧力チャンバから他方の圧力チャンバに油圧油が流れることができるようにすることにより、変速装置内の油圧の流れを閉鎖可能な油圧回路内に維持することができる。本発明による装置の場合には、このことは、個々の圧力チャンバの容積がかなり変化する場合がある変速比変更動作中でも行うことができる。また、この装置を使用すれば、油圧を比較的高いレベルに、またこのような変速比変更動作の際に維持することができる。それ故、本発明によるシステムの場合には、システム内の油圧容積内の比較的僅かな変化だけを第1のポンプにより補償するだけでよい。すなわち、第1および第2の圧力チャンバ間の容積の変化の任意の差、およびおそらく油圧システムから油圧油の漏洩および容積圧縮による容積の低下だけを補償しさえすればよい。
都合のよいことに、本発明のもう1つの態様によれば、2つのポンプは、それぞれ、ポンプの1回転当たり2つまたはそれ以上のポンプ・サイクルを含む回転ベーン・ポンプのような回転ポンプのポンプ・サイクルにより形成される。本発明によれば、各ポンプまたはポンプ・サイクルは、異なる容積を有するように製造することができ、それにより、第1または供給ポンプの容積は、第2のまたは変速比変更制御ポンプより、例えば、2および6cc小さく維持することができる。さらにもう1つの観点から見た場合、例えば、本発明による変速装置が使用される自動駆動ラインの一部であるクラッチの係合のような任意の補助油圧機能を収容するために、もう1つまたは第3のポンプおよび/またはポンプ・サイクルを設置することができる。このような装置においては、後者のポンプまたはポンプ・サイクルは、好適には、独立油圧ラインにより上記補助手段に接続していることが好ましい。
特定の装置においては、特に、トルク・コンバータ、冷却および潤滑のような補助油圧機能のために容積補償を必要としない場合には、供給ポンプは電気的に製造される。このような装置の場合には、電気ポンプを比較的容易に安いコストで製造することができる。また、もう1つの特定の装置の場合には、特に無段階変速装置のトルク伝達容量が比較的小さい場合には、変速比変更制御ポンプを電気的に製造することができる。
図面を参照しながら本発明について以下にさらに詳細に説明する。
図面中、同じ参照符号は、同じまたは少なくとも類似の技術的機能を示す。
図1は、それ自身周知の無段階変速装置のシーブ3、4を備える第1および第2のプーリ1および2を示す。実際には、上記シーブ3、4の間には、ベルト、チェーン、または他の変速装置エレメント(図示せず)が、各プーリ1、2の少なくとも1つの移動可能に配置されているシーブ3上に働きかける締め付け力により締め付けられていて、このような移動シーブ3に関連するチャンバC1およびC2内の油圧により動作する。締め付け力はプーリ1、2によりベルト上に加えられ、それにより、ベルトとこのようなプーリ間の最大摩擦力が効果的に決定され、それにより変速装置の伝動トルクを設定することができる。都合のよいことに、チャンバC1およびC2は、上記締め付け力を加えるための対応する圧力面を有する。各プーリ1、2内のベルトの駆動直径は、上記シーブ3、4の中の少なくとも一方を軸方向に変位させることにより、相互に協応する形で変えることができ、それにより変速比を設定することができる。
この場合、この変位は圧力チャンバC1およびC2内の油圧バランスを変化させることにより行われる。上記移動可能なシーブに軸方向の力を加える圧力チャンバC1、C2は、それぞれ油圧ライン5、6を通して供給を受ける。最終的には、油圧ライン5、6は、2台のポンプPAおよびPBにより、油圧サンプSから供給を受ける。ライン5、6は、それぞれ、ポート「c」および「d」、すなわちシフト弁V1の接続部またはポートに直接接続している。第1のポンプPAは、吸込みライン11を通してサンプSに直接接続していて、2本のラインに接続している油圧ライン9に供給する。ライン9は、第2のポンプPBに直接接続していて、一方、ライン9の第2の部分は中間ライン13を通してライン10に接続している。ライン10は、一方の端部で、圧力制御弁V2に接続している。圧力制御弁V2は、第1のポンプPAの放出圧力を制御するためのものである。ライン10の他方の端部は、もう1つの圧力制御弁V3に接続している。ポンプPBは、ライン7を通して、弁V1のポート「a」に接続していて、一方、もう1つの圧力弁V3は、ライン8を通して弁V1のポート「b」に接続している。
圧力チャンバC1、C2、シフト弁V1、第2のポンプPBは、油圧ライン5、6、7、8、9、10、13と一緒に、都合のよいことに、変速比変更動作中でも、少量の油圧油が第1のポンプPAを通してシステムに供給されるように、圧力チャンバC1、C2間で油圧油を交換することができるシフト弁V1により閉鎖できる閉鎖可能な油圧回路を構成する。もう1つの圧力弁V3を、システムの制御性を改善するために、閉鎖可能な油圧回路内に、好適には、シフト弁V1と第2のポンプPBの吸込側の間に設置することもできる。
シフト弁V1は、いわゆる4/3弁、すなわちそれぞれが異なる油圧経路を構成する4つのポートおよび3つの動作モードを有する弁として実施される。図1の実施形態の場合には、弁V1の動作モードは、スプリング圧力19、20とバランスを保っている油圧制御圧力18により決定される。油圧制御圧力18のレベルは、ソレノイド(図示せず)により設定することができ、変速装置の電子制御システムにより制御される。シフト弁V1は、変速比を制御するためのものである。すなわち、第1および第2の圧力チャンバC1、C2間の圧力のバランスは、多くの周知の制御方法のうちの1つにより所望の値の方向に制御される。
図1に示すように、ライン23および24を通してシフト弁V1に影響を与えるために、チャンバC1およびC2内の圧力レベル両方を使用すると有利であるが、必ずしもそうする必要はない。
この後者の装置の場合には、圧力チャンバC1およびC2内の上記圧力のバランスは、比較的安定していて有利な一定の方法で制御圧力18により制御することができる。また、例えば、制御システムの故障の場合のように可変制御圧力が存在しない場合には、上記圧力レベルを上記のようにフィードバックして、変速装置をある程度制御することができるが、その柔軟性はかなり低い。このような装置のこれ以上の詳細な説明および利点については、参照により本明細書に組み込むものとする公開されていない欧州特許出願第00204670.4号を参照されたい。この特許出願は、異なるタイプの油圧制御装置に関するものであるが、その教示内容は類似の方法で実施することができる。
圧力弁V2およびもう1つの圧力弁V3は、両方とも油圧制御ライン15を通して、ライン8内の弁V3が設定する圧力により影響を受けるが、一方、弁V2も第1のポンプPAの排出圧力により影響を受け、もう1つの弁V3も、もう1つの油圧制御圧力17により影響を受ける。それ故、圧力弁V2は、ライン8内のもう1つの圧力弁V3が設定する圧力により第1のポンプPAの排出圧力を設定する。上記のもう1つの油圧制御圧力17は、ソレノイド(図示せず)により決まり、変速装置の電子制御手段により電子的に制御される。
本発明のこの特定の実施形態の場合には、シフト弁V1は、締め付け力、すなわち、第1および第2の圧力チャンバC1、C2内の圧力レベルを、圧力チャンバC1、C2内の実際の圧力レベルの中の少なくとも一方を測定することにより直接、またはライン8内の実際の圧力レベルを測定し、その後でシフト弁V1の所与の弁設定による圧力チャンバC1、C2内の圧力レベルを計算することにより間接的に所望の値の方向に制御するためのものである。
弁V2およびV3は、弁のどちらかの側の油圧ラインに接続している開口部上を、可変範囲で閉鎖素子(closure element)を移動することにより、これらが内蔵されている油圧ラインを開閉して動作する圧力制御弁として実施することができる。弁のシフト、すなわち弁の開口部の開閉は、例えば、スプリングの力および油圧に基づいて働く力のような、対向方向に働く力により行われる上記閉鎖素子の実効位置に依存する。これらの計算は、例えば、ソレノイドに対する電子設定信号をベースとして行われる。
弁V2は、また、受動弁であることを特徴とする。一方、弁V1およびV3は能動弁とも呼ばれる。何故なら、これらの弁は、ソレノイド手段(図示せず)により変速装置の電子制御手段の影響を受ける場合があるからである。弁V3は、さらにまた、差圧弁とも呼ばれる。何故ならこの弁は圧力差に基づいて圧力を制御するからである。
逆止弁V4は、ライン13に接続しているライン14に内蔵させることができる。この弁を使用すれば、このポンプPBの方向に十分な油圧油の流れを確保するために、第2のポンプPBによりサンプSから油圧油を直接吸込むことができる。
本発明による変速装置および油圧システムは、ポンプPAによりシステム内に最低の圧力を発生し、一方、ポンプPBは、システム内の必要なまたは所望の圧力差を考慮に入れるだけでよい。それにより油圧システムのレスポンスを比較的高速にし、エネルギー消費を比較的少なくしている。このシステム内のポンプPAの主な目的は、実際の変速比および必要な締め付け力の両方に依存して、システムの油圧容量内の比較的小さな変化を補償することである。ポンプPAは、さらに、閉鎖可能な油圧回路内の許容漏洩に対して容量圧縮を補償する。圧力弁V2を通る油圧油の流れは、できるだけ小さくなるように、またトルク・コンバータのような補助油圧機能のために、変速装置を内蔵することができるシステムに依存して設計される。
それ故、ポンプPAは供給ポンプとも呼ばれる。一方、ポンプPBは変速比変更制御ポンプと呼ばれる。このようにして、エンジンの速度が一定である場合には、外部から、すなわちもう1つの圧力弁V3を制御する電子制御手段を使用して、依然として圧力差を達成することができる。
図2は、図1のところで説明した変速装置の図面である。この図は、1つの回転ローラ・ベーン・ポンプの極またはサイクルにより構成されるポンプPAおよびPBを示す。この図の場合、弁V1は、負のオーバラップで示してある。すなわち、すべてのポートが相互に接続する第3の動作モードの場合、弁V1の弁本体25とポートa、b、cおよびdの間に開口部を有する。この図は、また、すでに説明したように、3つの異なるモードで接続機能をうまく作動できるように、ポート「b」が2つの別々のポートに分離している場合に、1つの供給ポートを有するように実施される弁V1も示す。
図3は、同じモードの弁V1の詳細図である。この第1のモードの場合、ポート「a」および「c」、すなわち、ライン部分7および5、ポート「a」および「d」、すなわちライン部分7および6、ポート「c」および「b」、すなわちライン部分5および8、およびポート「b」および「d」、すなわちライン部分8および6は相互に接続している。このような第1の動作モードにおいて、油圧制御圧力18を変化させることにより、上記ポートa、b、cおよびdに対する弁本体25の正確な位置を決定することができ、それにより、各ライン部分5、6、7および8の間の油圧油の流れのために使用することができる開口部を通しての流れを制御する。それ故、もちろん、上記ライン部分5、6、7および8内の圧力レベルにより、上記開口部を通る流れを制御することができる。変速装置制御システムで使用されているので、このタイプの弁およびその動作はそれ自身周知であることに留意されたい。
図4は、弁V1の第1の動作モードを示す。この場合、弁本体は、最も左の位置に位置していて、ライン部分8および5および6および7の間の接続を閉じていて、ライン部分5および7および6および8の間の流れの大部分を解放している。このタイプの弁V1は、弁本体25と弁V1のシリンダー状のハウジング部分との間に、ポート「a」と「d」との間、およびポート「b」と「c」との間に正のオーバラップ部を有するといわれる。
弁V1の第2の動作モードは図示していない。このモードの場合、弁V1の弁本体25は、この図に示すように、最も右の端部に移動する。そのため、ポート「b」と「c」の間、すなわちライン部分5と8の間、およびポート「a」と「d」の間、すなわちライン部分6と7の間に接続が行われ、および他の2つの接続(5と7および6と8)が閉じる。
本発明による無段階変速装置の油圧システムに焦点を当てた略図である。 請求項1に記載の機能を示す無段階変速装置の図面である。 第3の動作モードでの変速装置のシフト弁である。 第1の動作モードの図3のシフト弁である。
符号の説明
1 第1のプーリ 2 第2のプーリ
3、4 シーブ 5、6 油圧ライン
7、8 ライン 9 油圧ライン
10 ライン 11 吸込みライン
13 中間ライン 15 油圧制御ライン
17、18 油圧制御圧力 19、20 スプリング圧力
C1、C2 圧力チャンバ PA 第1のポンプ
PB 第2のポンプ V1 シフト弁
V2 圧力制御弁 V3 圧力弁
V4 逆止弁

Claims (12)

  1. 無段階変速装置であって、少なくとも1つの軸方向に移動可能なシーブを有するプーリを備え、その運動が移動可能なシーブ(3)に関連する圧力チャンバ(C1,C2)内の油圧を制御することにより行われ、さらに、前記油圧を制御するための制御手段(V2)を備え、前記変速装置が、さらに、制御可能な排出圧力を有する前記変速装置の閉鎖可能な油圧回路に供給するための第1のポンプ(PA)と第2のポンプ(PB)を備え、前記閉鎖可能な油圧回路が前記圧力チャンバ(C1,C2)を含み、前記閉鎖可能な油圧回路(C1,C2,5,6,7,8,9,10,13,PB)が、さらに、シフト弁(V1)を含み、それにより前記第2のポンプ(PB)の排出側を前記圧力チャンバ(C1,C2)の一方または両方に選択的に接続することができ、それにより前記第2のポンプ(PB)の吸込側が、それぞれ他の前記各圧力チャンバ(C1,C2)または前記両方の圧力チャンバ(C1,C2)に接続されることを特徴とする変速装置。
  2. 前記第1のポンプ(PA)の排出圧力が、圧力制御弁(V2)により制御されることを特徴とする、請求項1に記載の変速装置。
  3. 前記閉鎖可能な油圧回路が、さらに、前記閉鎖可能な油圧回路内の圧力レベルを制御するために、前記シフト弁(V1)と前記第2のポンプ(PB)の吸込側との間に位置するもう1つの圧力制御弁(V3)を含むことを特徴とする、請求項2に記載の変速装置。
  4. 前記もう1つの圧力制御弁(V3)が、制御可能なもう1つの油圧制御圧力(17)および前記閉鎖可能な油圧回路(C1,C2,5,6,7,8,9,10,13,PB)内の前記圧力レベルの両方により影響を受けることができることを特徴とする、請求項3に記載の変速装置。
  5. 前記圧力制御弁(V2)が、前記第1のポンプ(PA)の前記排出圧力、および前記閉鎖可能な油圧回路(C1,C2,5,6,7,8,9,10,13,PB)内の前記圧力レベルの両方により影響を受けることができることを特徴とする、請求項3〜4のいずれか1項に記載の変速装置。
  6. 逆止弁(V4)が、前記第2のポンプ(PB)の前記吸込側と前記変速装置のサンプ(S)との間に設置されていることを特徴とする、請求項1〜5項のいずれか1項に記載の変速装置。
  7. 前記シフト弁(V1)が、2つの制限動作モードおよび第3または中間モードで動作することができ、それにより前記2つの制限動作モードの中の第1のモードの場合に、前記シフト弁(V1)が、前記第2のポンプ(PB)の前記放出側と前記油圧チャンバ(C1,C2)の第1の油圧チャンバ(C1)との間に、実質的に拘束のない油圧接続を行い、一方、前記油圧チャンバ(C1,C2)の第2のチャンバ(C2)が、前記第2のポンプ(PB)の前記吸込側に接続され、それにより前記第2の各制限モードの場合、前記油圧接続が反対になり、それにより前記第3のモードの場合、前記4つの油圧接続すべてが、各油圧制限のところで同時に行われることを特徴とする、請求項1〜6項のいずれか1項に記載の変速装置。
  8. 前記第3のモードの場合、前記4つの各油圧接続の前記油圧制限が変化し、前記弁ポート(a,b,c,d)に対する前記シフト弁(V1)の弁本体(25)の前記位置により決まることを特徴とする、請求項7に記載の変速装置。
  9. 前記弁本体(25)の前記位置が、制御可能な油圧制御圧力(18)により影響を受けることができることを特徴とする、請求項8に記載の変速装置。
  10. 前記弁本体(25)の位置が、前記各圧力チャンバ(C1,C2)内の圧力により影響を受けることができることを特徴とする、請求項8または9に記載の変速装置。
  11. 各ポンプ(PA,PB)が、好適にはローラ・ベーン・ポンプであることが好ましい1つの回転ポンプのポンプ・サイクルにより形成されることを特徴とする請求項1〜10項のいずれか1項に記載の変速装置。
  12. 前記第1のポンプ(PA)の1回転毎の容量出力が、前記第2のポンプ(PB)の前記1回転毎の容量出力よりかなり少ないことを特徴とする、請求項1〜11項のいずれか1項に記載の変速装置。
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