JP4003963B2 - 無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents
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Description
したがって、プーリを作動させるためのプーリ圧制御手段がプーリ圧を制御すると、一時的に油路が閉塞された状態となって、脈動することがあった。
このため、前進用クラッチと後進用ブレーキとの油路の油圧を制御して、相互に作動油が脈動した場合、前記アキュムレータでは、その脈動を効率よく吸収させることができなかった。
また、前記特許文献1の無段変速機の油圧制御装置では、アキュムレータ以外に前記アキュムレータリターンバルブを設置することが必要なため、部品点数や組み付け工数が増加するという問題点もある。
すなわち、請求項1に記載の本発明によれば、無段変速機の油圧制御装置9は、図3に示すように、駆動プーリ7aに供給される油圧を調整する駆動プーリ圧制御手段(駆動側リニアソレノイドバルブ)14の出力油路10f,10gと、従動プーリ7eに供給される油圧を調整する従動プーリ圧制御手段(従動側リニアソレノイドバルブ)15の出力油路10i,10jとに接続される蓄圧手段(アキュムレータ)16を設けている。そして、駆動プーリ圧制御手段(駆動側リニアソレノイドバルブ)14及び従動プーリ圧制御手段(従動側リニアソレノイドバルブ)15が、駆動プーリ7a及び従動プーリ7eとを作動させる油圧を調整するために作動すると、出力油路10f,10g,10i,10jに内部サージ圧が発生して、油圧が脈動や振動をするように変化する。この油圧は、蓄圧手段(アキュムレータ)16にかかり、蓄圧手段(アキュムレータ)16が脈動や振動を相互に干渉させてその脈動や振動を吸収させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る無段変速機の油圧制御装置を示す図で、無段変速機の断面図である。
セカンダリシャフトS2は、インプットシャフト2及びプライマリシャフトS1と平行に所定距離だけ離れた位置に設置されている。
カウンターシャフトS3は、セカンダリシャフトS2と平行に所定距離だけ離れた位置に設置されている。
左右のアクスルシャフトS4,S5は、同一軸上に配設されてカウンターシャフトS3と平行に所定距離だけ離れた位置に設置されている。
ポンプインペラ3aは、その外周を覆うコンバータカバー3dと一体になり、スタータギヤが取り付けられたドライブプレート3eを介してエンジンの出力シャフトEsに
ベアリングB1を介して回転自在に軸支されている。
タービンランナ3bは、タービンランナハブ3fを介してインプットシャフト2に結合されている。
ステータ3cは、ワンウェイクラッチ3gを介してステータシャフト4に取り付けられている。
プライマリシャフトS1とリングギヤ6dとは、前進用クラッチ6eを油圧で作動させることにより係合できるように構成されている。
キャリヤ6cとトランスミッションケース1とは、後進用ブレーキ6fを油圧で作動させることにより係合できるように構成されている。
前進用クラッチ6eを解放させると共に後進用ブレーキ6fを係合させた場合、インプットシャフト2の回転は、キャリヤ6cにより回転軸が固定されたプラネタリギヤ6bを介してサンギヤ6aに伝達されて、プライマリシャフトS1がインプットシャフト2と逆方向に回転するように構成されている。
そして、駆動プーリ7a及び従動プーリ7eは、プーリ幅を調整することにより、Vベルト7iの巻き掛け半径を変化させて、プライマリシャフトS1とセカンダリシャフトS2との間の変速比を無段階に変化させることができるように構成されている。
なお、Vベルト7iは、特許請求の範囲に記載の「無端ベルト」に相当する。
図2は、本発明の実施の形態に係る無段変速機の油圧制御装置を示す油圧回路である。
この油圧制御装置9においては、オイルタンク(例えば、トランスミッションケース1(図1参照)内の底部空間)内の作動油が作動油圧ポンプ(図示せず)から供給され、この作動油が高圧レギュレータバルブ11により調圧されて元圧が作られている。
スプール12aは、駆動側リニアソレノイドバルブ14に接続した油路10gが接続されており、その駆動側リニアソレノイドバルブ14からの制御圧が作用されるようになっている。
スプール13aは、従動側リニアソレノイドバルブ15に接続した油路10j,10iが接続されており、その従動側リニアソレノイドバルブ15からの制御圧が作用されるようになっている。
前記油路10jは油路10jと油路10kとに分岐して、油路10jは従動側リニアソレノイドバルブ15に接続され、油路10kはアキュムレータ16にそれぞれ接続されている。
なお、油路10f,10g,10i,10jは、特許請求の範囲に記載の「出力油路」に相当する。
スプール14aは、電気制御ユニット19からの電気信号で作動するソレノイド14cの吸引力によって進退するように構成されると共に、元圧バルブ18から油路10wの元圧を駆動プーリ信号圧として油路10fに供給するように構成されている。
なお、駆動側リニアソレノイドバルブ14は、特許請求の範囲に記載の「駆動プーリ圧制御手段」に相当する。
スプール15aは、電気制御ユニット19からの電気信号で作動するソレノイド15cの吸引力によって進退するように構成されると共に、元圧バルブ18から油路10xの元圧を従動プーリ信号圧として油路10iに供給するように構成されている。
なお、従動側リニアソレノイドバルブ15は、特許請求の範囲に記載の「従動プーリ圧制御手段」に相当する。
アキュムレータ16は、特許請求の範囲に記載の「蓄圧手段」に相当する。
オイルタンク(図示せず)内の作動油が作動油圧ポンプ(図示せず)によって、図2に示すように、高圧レギュレータバルブ11に供給され、この作動油が高圧レギュレータバルブ11によって調圧される。この作動油は、油路10a,10bを介して駆動側レギュレータバルブ12に供給され、油路10a,10dを介して従動側レギュレータバルブ13に供給される。
7e 従動プーリ
7i Vベルト(無端ベルト)
9 油圧制御装置
10f,10g,10i,10j 油路(出力油路)
10n,10o 油路(駆動側油路)
10q、10r 油路(従動側油路)
14 駆動側リニアソレノイドバルブ(駆動プーリ圧制御手段)
15 従動側リニアソレノイドバルブ(従動プーリ圧制御手段)
16 アキュムレータ(蓄圧手段)
CVT 無段変速機
TM 動力伝達装置
Claims (3)
- 駆動プーリに供給される油圧を調整する駆動側レギュレータバルブと、
この駆動側レギュレータバルブに信号圧を送って作動させる駆動プーリ圧制御手段と、
従動プーリに供給される油圧を調整する従動側レギュレータバルブと、
この従動側レギュレータバルブに信号圧を送って作動させる従動プーリ圧制御手段と、
作動油圧ポンプから供給された作動油を前記駆動側レギュレータバルブ及び従動側レギュレータバルブに供給する作動油圧を調整する高圧レギュレータバルブと、
前記駆動プーリ圧制御手段及び前記従動プーリ圧制御手段にそれぞれ元圧を供給する元圧バルブと、を有すると共に、
前記駆動プーリと前記従動プーリとの間に掛け渡される無端ベルトを介して動力を伝達する無段変速機の油圧制御装置であって、
前記駆動プーリ圧制御手段から前記駆動側レギュレータバルブに信号圧を送る出力油路と、
前記従動プーリ圧制御手段から前記従動側レギュレータバルブに信号圧を送る出力油路と、に接続されて、
前記駆動プーリ圧制御手段側の出力油路の油圧変動と前記従動プーリ圧制御手段側の出力油路の油圧変動とを相互に干渉させる蓄圧手段を備えたことを特徴とする無段変速機の油圧制御装置。 - 前記蓄圧手段は、前記駆動プーリ圧制御手段側の出力油路の油圧変動と前記従動プーリ圧制御手段側の出力油路の油圧変動とを共に受けるスプールと、それらの油圧変動に抗する方向に前記スプールを付勢するスプリングと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の油圧制御装置。
- 前記駆動プーリ圧制御手段側の出力油路と前記従動プーリ圧制御手段側の出力油路は、前記蓄圧手段のスプールを作動させる作動室に共に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無段変速機の油圧制御装置。
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