JP2006504729A5

JP2006504729A5 -

Info

Publication number: JP2006504729A5
Application number: JP2004543049A
Authority: JP
Filing date: 2003-09-30
Publication date: 2007-04-19

Description

驚くべきことに、これらの架橋コポリマーは、高比率の水溶性皮膚有益剤を含む組成物に関連する粘着を大幅に低減することが見出された。理論に束縛されるものではないが、これらのコポリマーは、皮膚に適用された時に組成物の外表面上に被膜を形成することによって粘着を低減すると考えられている。該被膜は、消費者が感知できない前記コポリマー組成物によって形成され、皮膚と該被膜との間で水及びその中に含まれる水溶性皮膚有益剤をトラップし、もって、該組成物が使用者に粘着性を感じさせるのを防止すると考えられている。正確な機構は理解されていないが、系内の水溶性非イオン性アクリレートモノマーの存在は、この影響の達成において重要であると考えられる。これらのポリマーは、水中に懸濁された時に可塑化効果を提供することによって被膜形成を可能にすると考えられている。この被膜形成は、本明細書の組成物が局所適用された時に、抵抗を低減し、消費者の審美性を増強することもできる。

Claims

水中油型エマルションの形態の化粧品組成物であって、連続水相が該組成物の０．１〜２重量％の架橋コポリマーを含み、該架橋コポリマーが、
ｉ）架橋コポリマーの３５重量％〜９４．５重量％の水溶性陰イオン性モノマー；
ｉｉ）架橋コポリマーの５重量％〜６５重量％の水溶性非イオン性アクリレートモノマー；及び
ｉｉｉ）架橋コポリマーの０．００５重量％〜０．５重量％の二官能モノマー架橋剤；を含み、該組成物が更に該組成物の１０重量％を超える水溶性皮膚有益剤を含むことを特徴とする化粧品組成物。
前記架橋コポリマーが該架橋コポリマーの５０重量％〜７０重量％の水溶性陰イオン性モノマーを含むことを特徴とする請求項１に記載の化粧品組成物。
前記組成物の０．２重量％〜０．８重量％の架橋コポリマーを含むことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の化粧品組成物。
前記水溶性陰イオン性モノマーが、アクリル酸、メタクリル酸又はこれらの混合物を包含することを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
前記水溶性非イオン性アクリレートモノマーが、アクリルアミド、メタクリルアミド、Ｎ−ビニルピロリドン、水溶性ヒドロキシ置換アクリル酸エステル若しくはメタクリル酸エステル又はこれらの混合物を包含することを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
前記二官能モノマー架橋剤が、メチレンビスアクリルアミド、ジビニルピロリン及びアリル（メタ）アクリレート又はこれらの混合物を含むことを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
前記水溶性皮膚有益剤が、ビタミンＢ₃化合物、湿潤剤、パンテノール及び誘導体、アミノ酸、ビタミンＣ化合物又はこれらの混合物を含むことを特徴とする請求項１〜６のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
前記水溶性皮膚有益剤が、湿潤剤を含むことを特徴とする請求項７に記載の化粧品組成物。
前記水溶性有益剤がグリセリンを含むことを特徴とする請求項８に記載の化粧品組成物。
前記グリセリンを、化粧品組成物の少なくとも１０重量％含むことを特徴とする請求項９に記載の化粧品組成物。
０．０５重量％〜１５重量％の界面活性剤を追加的に含むことを特徴とする請求項１〜１０のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
前記界面活性剤が非イオン性界面活性剤を含むことを特徴とする請求項１１に記載の化粧品組成物。
前記界面活性剤がセテアリルグルコシド及びセテアリルアルコールの混合物を含むことを特徴とする請求項１１又は１２に記載の化粧品組成物。
０．１重量％〜１０重量％の皮膚軟化剤を追加的に含むことを特徴とする請求項１〜１３のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
０．１重量％〜５重量％の粒子状物質を追加的に含むことを特徴とする請求項１〜１４のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
前記油相は、組成物の０．１重量％〜６０重量％含むことを特徴とする請求項１〜１５のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
シリコーン相を追加的に含むことを特徴とする請求項１〜１６のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
前記シリコーン相が、シリコーンガム／油のブレンドを含むことを特徴とする請求項１７に記載の化粧品組成物。