JP2001316422A5 - - Google Patents

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【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明のコポリマー
本発明のコポリマーは、アクリル酸及びメタクリル酸の誘導体を構成モノマーとするコポリマーにおいて、同一分子内に親水基と親油基とを有し、30〜70℃において、曇点を有することを特徴とする。ここで、アクリル酸或いはメタクリル酸の誘導体としては、親油基を有するものとしてはnブチルアクリレート、nブチルメタアクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタアクリレート、tertブチルアクリレート、tertブチルメタアクリレート、イソアミルアクリレート、イソアミルメタアクリレート、nヘキシルアクリレート、nヘキシルメタアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタアクリレート、nオクチルアクリレート、nオクチルメタアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタアクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタアクリレート、ドデシルアクリレート、ドデシルメタアクリレート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタアクリレート等のアルキルエステル類が好ましく例示でき、親水基を有するものとしては、ポリオキシエチレン或いはポリオキシプロピレンの付加物、該付加物のアルキルエーテル乃至はアシルエステル等が好ましく例示できる。この様なモノマーの含有量としては、親油基を有するモノマーから選ばれる1種乃至は2種以上を総量で1〜40重量%、更に好ましくは3〜30重量%を構成モノマーとして含有し、親水基を有するモノマーから選ばれる1種乃至は2種以上を総量で30〜70重量%、更に好ましくは、35〜65重量%を構成モノマーとして含有するものである。親水基を有する構成モノマーと親油基を有する構成モノマーとをこの様な量比にコントロールする事により、曇点を前記30〜70℃に収めることが出来る。本発明の30〜70℃の曇点を有するコポリマー及び/又はその塩には、上記構成モノマー以外に通常共重合体で使用されるモノマーを構成モノマーとして、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、含有することが出来る。かかる任意の構成モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸nプロピル、アクリル酸イソプロピル等のアクリル酸の炭素数3以下のアルコールとのエステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸nプロピル、メタクリル酸イソプロピル等の炭素数3以下のアルコールとメタクリル酸のエステル類、アクリル酸2ヒドロキシエチル、アクリル酸4ヒドロキシブチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル等のアクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類、メタクリル酸2ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸4ヒドロキシブチル等のメタクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類、酢酸ビニル、ビニルアルコール、ビニルアルコールのアルキルエーテル、スチレン、αーアルキルスチレン、ブタジエン、イソプレン、プロペン、塩化ビニル、アクリロニトリル等が例示できる。本発明のコポリマーはこれらのモノマーを常法に従って処理することにより製造することが出来る。即ち、溶媒などにモノマーを溶かし、重合開始剤などを加えた後、加熱などすればよい。重合開始剤としては、通常使用されているものであれば、特段の限定なく使用することが可能であり、例えば、過酸化ベンゾイルなどのような過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のようなアゾ系の化合物、過硫酸塩、過硫酸塩と亜硫酸塩(レドックス系開始剤)等を用いて重合を開始すればよい。本発明のコポリマーは水溶性を有する為、溶媒が水と混和するものであればそのまま濃縮し得ることもできるし、溶媒が水と混和しないものであれば、反応後水を加えてフラッシングすれば水の方へとコポリマーは移行する。しかる後に水相をとり、濃縮すれば本発明のコポリマーを得ることが出来る。ここで本発明で言う水溶性とは、水に対する溶状をいい、具体的には、コポリマー1重量部に水99重量部を加え一様な系を作成した場合、その液の可視光に対する透過度が90%以上であることを意味する。本発明のコポリマーはランダムタイプの共重合体であっても良いし、グラフトタイプの共重合体でも、ブロックタイプでもこれらの組合せでも何れも使用可能である。又、これらのコポリマーにおいてアクリル酸乃至はメタクリル酸を構成モノマーに含有する場合には、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属や、カルシウムやマグネシウムなどのアルカリ土類金属、アンモニウム、有機アミンとともに塩にして使用することも出来る。かくして得られたコポリマーは、水溶性を有するばかりでなく、曇点を有し、水溶液を毛髪などに塗布し、ドライヤーなどで加熱した場合、該加熱によりコポリマーが曇点以上の温度となり、析出し被膜を形成する特性がある。又、親水基と親油基を有することにより、この様な皮膜は可塑剤が存在しなくとも可塑性を有する。又、前記の如く水溶性を有するため、製剤化にあたっては水を溶媒として用いることが出来、エタノールなどの有機溶剤をかなり減量した剤形での組成物を作成することが出来る。従って、整髪料などの頭髪用化粧料として特に好ましく使用され、水を主成分とし、多価アルコールやエタノールなどを10重量%程度含有する、水性担体とともに製剤化し、ドライヤーの使用のもとに速やかに疎水性皮膜を形成する整髪剤として好適に適用される他、皮膚表面に保護膜を形成する目的で皮膚化粧料、爪用化粧料等の化粧料に配合できるほか、ヒートガンなどにより固定可能な水性ペイントや金属、ガラス、繊維などの表面処理剤として使用することも可能である。この様な水溶性にして、曇点以上の温度で加熱乾燥・被膜形成後は疎水性と可塑性の被膜を形成する物質は今のところ知られていない。又、この様な本発明のコポリマーにおいて、好ましい分子量は、GPC(ゲルパーミエイションクロマトグラフィー)測定によるポリエチレン換算数平均分子量が5000〜300000であり、更に好ましくは7000〜250000である。これはこの範囲より小さくとも大きくとも皮膜特性を損なう場合があるからである。
【0007】
(2)本発明の化粧料
上記本発明のコポリマーは、特に好適に化粧料の分野に適用される。これは、本発明のコポリマーの特徴が、曇点を有するためドライヤーなどの処置により、疎水性の皮膜を形成することであり、この様な処置が必要な用途に好適だからである。更に、可塑剤無しであっても可塑性を有する皮膜を形成し、且つ、該皮膜が疎水性を有する性質が、特に内分泌攪乱物質を避けなければならない化粧料にとって好適であるからである。又、この事より、化粧料に於いてもドライヤーを使用する頭髪用の化粧料に適用するのが特に好ましい。本発明の化粧料において、上記コポリマーは、毛髪の形状を整える整髪料、皮膚などから水分が散逸するのを防ぐ、皮膚などの保護皮膜として、或いは、皮脂や風などの物理的な力により、皮膚上に施したメークアップが崩れるのを防ぐ、メークアップ化粧料などに於ける、色材などの固着媒体としての機能を有する。具体的に適用される例としては、例えば、クリーム、乳液、化粧水、パック料など基礎化粧料、ネールカラー、リップカラー、マスカラ、アイライナー、ファンデーション、アンダーメークアップなどのメークアップ化粧料、ヘアリクィッド、セットローション、ヘアカラー、ヘアマスカラなどの頭髪用の化粧料等が例示でき、頭髪用の化粧料としてはエタノールなどの有機溶剤や天然ガスやフロンガスなどの液化ガスを含まない剤形のものが特に好適に例示できる。本発明の化粧料に於いては、上記コポリマーは唯1種含有することも出来るし、2種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の化粧料に於ける、上記コポリマーの好ましい含有量は、0.01〜30重量%であり、更に好ましくは0.1〜15重量%である。
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