JP2006503872A - 抗腫瘍活性および抗毒活性のある抽出物 - Google Patents
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Abstract
Description
a)上記カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)植物の出発材料を脂肪族アルコール中で抽出する段階であって、上記出発材料が、果実、地上部、地下部、およびそれらの混合物から選択され、上記アルコール中に出発材料を溶解させ、それにより上記材料の上記アルコール中の懸濁液を得、上記懸濁液を攪拌し、上記懸濁液をフリットガラスによって濾過し、それにより第1濾液と第1固形分を得る段階;
b)上記第1固形分を脂肪族アルコール中で抽出し、それにより第2濾液と第2固形分を得る段階;
c)上記第1濾液と上記第2濾液を混合し、それにより混合濾液を得、上記混合濾液を減圧下で蒸発させ、それにより上記抽出物を得る段階。
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階。
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
d)段階c)の残渣をメタノールで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
e)段階d)のメタノールをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
f)段階e)の粘性物質をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてジクロロメタン−メタノールを使用するカラムクロマトグラフィーにかける段階、および
g)第1画分を回収し、上記画分を蒸発させて、生物学的活性のある成分を有している粘性物質を得る段階。
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
d)段階c)の残渣をメタノールで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
e)段階d)のメタノールをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
f)段階e)の粘性物質をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてジクロロメタン−メタノールを使用するカラムクロマトグラフィーにかける段階、
g)生物学的活性のある成分を有している第1画分を回収する段階、
h)段階g)の濃縮画分をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてヘキサン−アセトンを使用するカラムクロマトグラフィーにかけて2つの画分を得る段階、および
i)段階h)の後、カラムをメタノールで洗浄して、生物学的活性のある成分を有している第3画分を得る段階。
−上記のカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物、ならびに
−正常な、ガンとは無関係の細胞、組織、または器官に対して関連のある有害な副作用を及ぼす、少なくとも1つの治療用化合物および/または理学療法剤。
−上記のカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物、ならびに
−正常なガンとは無関係の細胞、組織、または器官に対して関連のある有害な副作用を及ぼす、少なくとも1つの治療用化合物および/または理学療法剤。
a)上記カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)植物の出発材料を脂肪族アルコール中で抽出する段階であって、上記出発材料が、果実、地上部、地下部、およびそれらの混合物から選択され、上記アルコール中に出発材料を溶解させ、それにより上記出発材料の上記アルコール中の懸濁液を得、上記懸濁液を攪拌し、上記懸濁液をフリットガラスによって濾過し、それにより第1濾液と第1固形分を得ることによる段階;
b)上記第1固形分を脂肪族アルコール中で抽出し、それにより第2濾液と第2固形分を得る段階;
c)上記第1濾液および第2濾液を混合し、それにより混合濾液を得る段階;および
d)上記混合濾液を減圧下で蒸発させ、それにより上記抽出物を得る段階。
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、および
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階。
d)段階c)の残渣をメタノールで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
e)段階d)のメタノールをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
f)段階e)の粘性物質をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてジクロロメタン−メタノールを使用するカラムクロマトグラフィーにかける段階、および
g)生物学的活性のある成分を有している第1画分を回収し、展開液を蒸発させて、上記抽出物を得る段階。
h)段階g)の画分をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてヘキサン−アセトンを使用するカラムクロマトグラフィーにかけて2つの画分を得る段階、および
i)段階h)の後、カラムをメタノールで洗浄して、生物学的活性のある成分を有している第3画分を得る段階。
ガガイモ科(Asclepiadaceae)に属するカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)植物は、アフリカおよびアジアに生育している植物である。この植物は、古くから民間療法において使用されており、また、解熱剤、抗マラリア薬、止寫剤、鎮痛剤、抗炎症性消化薬、粘膜保護剤、ならびに殺虫剤、鎮咳剤、抗菌剤、創傷治癒薬、筋弛緩剤のようなかなりの数の使用に関しても研究されてきた。カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)植物の茎、花、および葉は、カルデノリドとして知られている特定の化合物を含むことが知られている。最近、心臓毒性活性が、これらのカルデノリドに起因すると考えられ、これらは心不全を処置するためのヒトの治療法において活用されている。
本発明の抽出物は、1つまたはいくつかの活性化合物、すなわち、本発明の抽出物の上記で定義した活性の少なくとも1つと類似する活性を示す本発明の抽出物中に存在する化合物を含む。少なくとも1つの抽出物の主な活性は、抗腫瘍活性および抗毒活性である。当業者に理解されるように、上記抽出物中に存在する活性化合物は、これらの特性の1つだけを発揮するか、または場合によっては、これらの特性の両方を発揮する場合もある。
別の実施形態によると、本発明の抽出物は、アルコール抽出、具体的には、メタノール抽出によって得ることができる。
a)上記カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)植物の出発材料を脂肪族アルコール中で抽出する段階であって、上記出発材料が、果実、地上部、地下部、およびそれらの混合物から選択され、上記アルコール中に出発材料を溶解させ、それにより上記材料の上記アルコール中の懸濁液を得、上記懸濁液を攪拌し、上記懸濁液をフリットガラスによって濾過し、それにより第1濾液と第1固形分を得ることによる段階;
b)上記第1固形分を脂肪族アルコール中で抽出し、それにより第2濾液と第2固形分を得る段階;
c)上記第1濾液と上記第2濾液を混合し、それにより混合濾液を得る段階;および
d)上記混合濾液を減圧下で蒸発させ、それにより油状の残渣を得る段階。
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を形成させる段階、
d)段階c)の残渣をメタノールで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
e)段階d)のメタノールをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を形成させる段階、
f)段階e)の粘性物質をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてジクロロメタン−メタノールを使用するカラムクロマトグラフィーにかける段階、
g)第1画分を回収する段階、
h)段階g)の濃縮画分をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてヘキサン−アセトンを使用するカラムクロマトグラフィーにかけて2つの画分を得る段階、
i)段階h)の後、カラムをメタノールで洗浄して、第3画分を得る段階。
本明細書中で開示される抽出物の少なくとも1つが持つ、興味深い特性、具体的には、その抗腫瘍活性、その抗毒活性、その低レベルの毒性、および/または低用量でのその高い活性により、本発明の抽出物(類)またはその活性化合物は、疾患の処置のための医薬品、特に、ガンを処置するための医薬品としての使用に特に適している。
別の実施形態において、本発明は、治療有効量の本発明のカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物またはその活性化合物と、薬学的に許容される担体を含む、ガンの処置のための医薬組成物に関する。
−治療有効量の本発明のカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物またはその活性化合物、
−治療有効量の治療用化合物、および
−薬学的に許容される担体。
本発明の1つの態様は、被験体に同時に、別々に、または逐次投与するための、カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物および治療用化合物を含む生成物である。生成物が本発明にしたがって使用されることが、本発明の1つの態様である。
本発明の別の態様は、その中にカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物が存在している容器、およびその中に治療用化合物が存在している容器を含むキットである。本発明の抽出物および本発明の治療用化合物は上記されている。
本発明の抽出物の少なくとも1つの好ましい抗腫瘍特性により、上記抽出物は、ガンに罹患している個体の処置に特に有用である。別の実施形態では、本発明はまた、そのような処置が必要な個体に本発明の医薬組成物を投与することを含む、ガンの処置方法に関する。その低いレベルの毒性とその最小の副作用により、ガンの処置のための医薬組成物中での1つの上記抽出物の使用には、最小限の副作用しか伴わない。結果として、上記の本発明の抽出物は、ガンの処置の間の長い期間にわたって使用することができる。
本発明の抽出物(抽出物A)を、カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)植物(ガガイモ科)の根からメタノールによって単離した。上記抽出物はさらに抽出物Aと呼ぶ(合わせるために)。約10グラムの植物を150mlのメタノールとともに三角フラスコに入れた。懸濁液を12時間磁気によって震盪させ、その後ガラスフリット上で濾過した。残った固形分を、再び、メタノールで2時間抽出した。両方の濾液を混合し、回転式エバポレーターを使用することにより減圧下で蒸発させた。メタノール性の抽出物から構成される残渣を、本明細書中では以後、抽出物Aと呼ぶ。
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、(濾過後に)濾液を蒸発させて粘性物質を形成させる段階、
d)段階c)の残渣をメタノールで24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
e)段階d)のメタノールをデカントし、(濾過後に)濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
f)段階e)の粘性物質をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてジクロロメタン−メタノールを使用するカラムクロマトグラフィーにかける段階、
g)第1画分を回収する段階、
h)段階g)の濃縮画分をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてヘキサン−アセトンを使用するカラムクロマトグラフィーにかけて2つの画分を得る段階、
i)段階h)の後、カラムをメタノールで洗浄して、第3画分を得る段階。
本実施例は、種々の型のガンに対する本発明の抽出物Aの抗腫瘍活性を説明する。
本実施例は、本発明の抽出物Aの細胞静止作用を説明する。実施例2に記載したMTT比色アッセイによって行った実験により、抽出物AがMTTアッセイに供した48個のヒトのガン細胞株のほとんどの全体的な増殖を著しく低下させることが明らかである。以下の実施例では、この抽出物によって誘導される全体的な増殖の低下が、細胞周期速度(実施例3)またはアポトーシスの誘導(実施例4を参照)のレベルで生じる変化のいずれに、またはそれらの両方に対応しているのかを調べる。
本実施例は、本発明の抽出物Aのプロアポトーシス効果を説明する。
本実施例では、本発明の抽出物AについてのMTD指数を決定した。所定の薬剤の最大耐用量(MTD)は、健常な動物、すなわち腫瘍が移植されていない動物に対して急激に投与することができる、すなわち1回の腹腔内、静脈内、皮下で、または1回の経口で投与することができる薬剤の最大量として定義される。
本実施例は、3つの異なるガンモデルに対する本発明の抽出物Aの生体内(in vivo)での効果を説明する。
−腫瘍を保有しているマウスの体重を処置の間に記録することにより評価される、累積毒性
−1週間に3回、キャリパーで腫瘍の大きさを測定することにより評価される、腫瘍増殖レベルで発揮される実際の抗腫瘍効果。実際の腫瘍の増殖は、2つの最大垂直直径を乗じることにより面積(mm2)として表現される。
−T/C指数によって計算される処置されたマウスについての生存性の獲得。この指数は、処置されたマウスの群(T)の生存時間の平均値と対照群(C)の生存時間の平均値との比である。抽出物は、T/C値が130%を上回る(P<0.05)場合に活性であるとみなされ、150%よりも高い値(P<0.01)については非常に活性であり、70%未満の値については毒性とみなされる。
抽出物Aを、侵攻性のP388リンパ腫モデルについて評価した。最初の実験では3つの用量、10mg/kg、5mg/kg、および2.5mg/kgを対照と比較した。マウスに106個のP388細胞を、0日目に皮下に接種し、その後の3週間、移植後5日、7日、9日、12日、14日、16日、19日、21日、および23日に9回処置した。それぞれの実験群は9匹のマウスを含む。
抽出物Aを、侵攻性のB16黒色腫モデルについて評価した。抽出物Aを、2.5mg/kg、1.25mg/kg、および0.63mg/kgの用量でマウスに皮下投与した。抽出物Aを、日毎、1週間に5日、連続して5週間にわたって投与した。
抽出物Aを、MXT−HI乳ガンモデル、すなわち、乳ガンのホルモン非感受性変異株について評価した。MXT−HIモデルは、肝臓への激しい転移プロセスを伴う未分化のガン腫に対応する。したがって、これは、ヒトの乳ガンの後期臨床病期に対応する。MTX−HIは、極めて侵攻性の高い生物学的腫瘍モデルを代表する。
本発明の抽出物Aは、試験したガンのモデルに対して有意な抗腫瘍効果を有している。これらのモデルは、ガン腫、リンパ腫、および黒色腫を含む組織学的腫瘍型の広い範囲のパネルを示す。これらのモデルは、これらがヒトのガンの特異的な臨床病期を模倣しているので、臨床的に関連している。これとは別に、これらはまた、これらのうちの2つが肝臓に劇的に転移することから、生物学的に侵攻性であり、侵襲性でもある。
本実施例は、本発明の抽出物Aの、特に生体内(in vivo)での血液毒性および一般毒性の毒作用を説明する。
血液毒性を、それぞれの動物種についての血液学的プロフィールを確立することによって評価する。血小板、赤血球、および白血球の数に特に注意を払った。抽出物Aの効果を、2つの用量、すなわち5mg/kgと1.25mg/kgで、マウスへの腹腔内投与によって評価した。投与スケジュールは、1週間に5回の連続する5週間にわたる投与、結果として全部で25回の注射であった。動物を、最後の注射の3日後に屠殺した。1群あたり10匹のマウスとした。
異なる型の器官および組織から得た、ヘマトキシリン−エオシンで染色した組織スライドの従来の組織病理学的分析によって、抽出物Aの一般毒性をマウスについて試験した。抽出物Aの効果を、5mg/kgと1.25mg/kgで、腹腔内投与によって評価した。投与スケジュールは、1週間に5回の連続する5週間にわたる投与、結果として全部で25回の注射であった。動物を、最後の注射の3日後に屠殺した。脳、心臓、肝臓、膵臓、胃、小腸、および卵巣を採取した。1群あたり10匹のマウスとした。
本実施例は、本発明の抽出物の抗毒効果を説明する。4から5週齢の雌性マウスに、最大耐用量の2倍から4倍の、2つの周知の臨床的に使用されている抗腫瘍薬、アドリアマイシンについては(MTD×4)、ビンクリスチンについては(MTD×2)を注射した。マウスに、0日目に、40mg/kg体重のアドリアマイシンの1回の腹腔内注射、または20mg/kg体重のビンクリスチンの1回の腹腔内注射をした。図28のLot1は、ビンクリスチンのMTD×2、またはアドリアマイシンのMTD×4のいずれかを注射したマウスについての生存曲線を示す。
−抽出物Aを、同じ日(すなわち、0日目)に、しかし、治療用化合物であるアドリアマイシンまたはビンクリスチンの注射の4時間前に注射した。この処置の結果を、図28にロット2で示す。
−抽出物Aを、治療用化合物であるアドリアマイシンまたはビンクリスチンを注射する日の前の8日間、1日に1回注射した。この処置の結果を、図28にロット3で示す。
−抽出物Aを、治療用化合物であるアドリアマイシンまたはビンクリスチンを注射する日の前の8日間、1日に1回注射し、さらに、抗腫瘍薬の注射後7日間、1日に1回注射した。この処置の結果を、図28にロット4で示す。
−抽出物Aを、同じ日(すなわち、0日目)に、しかし、治療用化合物であるビンクリスチンの注射の6時間前に注射した。この処置の結果を、図29にロット2で示す。
−抽出物Aを、同じ日(すなわち、0日目)に、しかし、治療用化合物であるビンクリスチンの注射の4時間前に注射した。この処置の結果を、図29にロット3で示す。
−抽出物Aを、同じ日(すなわち、0日目)に、しかし、治療用化合物であるビンクリスチンの注射の2時間前に注射した。この処置の結果を、図29にロット4で示す。
−抽出物Aを、同じ日(すなわち、0日目)に、治療用化合物であるビンクリスチンの注射と同時に注射した。この処置の結果を、図29にロット5で示す。
Claims (60)
- 薬理学的活性、具体的には、坑毒活性を有していることを特徴とする、植物カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物。
- 以下の段階を含む抽出手順を使用して得られる、請求項1に記載の抽出物:
a)前記カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)植物の出発材料を脂肪族アルコール中で抽出する段階であって、前記出発材料が、果実、地上部、地下部、およびそれらの混合物から選択され、前記アルコール中に出発材料を溶解させ、それにより前記材料の前記アルコール中の懸濁液を得、前記懸濁液を攪拌し、前記懸濁液をフリットガラスによって濾過し、それにより第1濾液と第1固形分を得る段階;
b)前記第1固形分を脂肪族アルコール中で抽出し、それにより第2濾液と第2固形分を得る段階;
c)前記第1濾液および第2濾液を混合し、それにより混合濾液を得、前記混合濾液を減圧下で蒸発させ、それにより前記抽出物を得る段階。 - 以下の段階を含む抽出手順を使用して得られる、請求項1に記載の抽出物:
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階。 - 以下の段階を含む抽出手順を使用して得られる、請求項1に記載の抽出物:
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
d)段階c)の残渣をメタノールで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
e)段階d)のメタノールをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
f)段階e)の粘性物質をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてジクロロメタン−メタノールを使用するカラムクロマトグラフィーにかける段階、および
g)第1画分を回収し、前記画分を蒸発させて、生物学的活性のある成分を有している粘性物質を得る段階。 - 以下の段階を含む抽出手順を使用して得られる、請求項1に記載の抽出物:
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
d)段階c)の残渣をメタノールで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
e)段階d)のメタノールをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
f)段階e)の粘性物質をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてジクロロメタン−メタノールを使用するカラムクロマトグラフィーにかける段階、
g)生物学的活性のある成分を有している第1画分を回収する段階、
h)段階g)の濃縮画分をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてヘキサン−アセトンを使用するカラムクロマトグラフィーにかけて2つの画分を得る段階、および
i)段階h)の後、カラムをメタノールで洗浄して、生物学的活性のある成分を有している第3画分を得る段階。 - 以下を含む組成物:
−請求項1から5のいずれか1項に記載のカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物、ならびに
−正常な、ガンとは無関係の細胞、組織、または器官に対して関連のある有害な副作用を及ぼす、少なくとも1つの治療用化合物および/または理学療法剤。 - 被験体への同時、別々、または逐次投与のための混合調製物としての、以下を含む生成物:
−請求項1から5のいずれか1項に記載のカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物、ならびに
−正常なガンとは無関係の細胞、組織、または器官に対して関連のある有害な副作用を及ぼす、少なくとも1つの治療用化合物および/または理学療法剤。 - 前記抽出物の1つが、アスクレピン、カラクチン、ボルシャリン、カロトロピン、カロトロパゲニン、ウザリゲニン、カロトキシン、ウシャリン、およびウシャリジンを含む群から選択される少なくとも2つの、活性化合物を含む、請求項6に記載の組成物または請求項7に記載の生成物。
- 前記抽出物の1つが、表1に示される化合物の少なくとも1つを含む、請求項6若しくは8に記載の組成物、または請求項7若しくは8に記載の生成物。
- 抽出物:治療用化合物の重量比が0.001:1から1000:1の範囲にある、請求項6、8、および9のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から9のいずれか1項に記載の生成物。
- 医薬品として使用するための、請求項6および8から10のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から10のいずれか1項に記載の生成物。
- ガンの処置のための医薬品として使用するための、請求項6および8から10のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から11のいずれか1項に記載の生成物。
- 前記ガンが、乳ガン、リンパ腫、肉腫、膵臓ガン、黒色腫、結腸直腸ガン、神経膠腫、非小細胞肺ガン、小細胞肺ガン、皮膚ガン、骨肉腫、卵巣ガン、中枢神経ガン、腎臓ガン、膀胱ガン、頭頸部ガン、前立腺ガン、肝臓ガン、血液のガンを含む群から選択される、請求項12に記載の組成物または生成物。
- 1つまたは複数の別の治療用化合物をさらに含む、請求項6および8から13のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から13のいずれか1項に記載の生成物。
- 前記治療用化合物(類)が抗ガン剤である、請求項6および8から14のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から14のいずれか1項に記載の生成物。
- 前記治療用化合物が、アドリアマイシン、アルケラン、ara−c、ブレオマイシン、biCNU、ブスルファン、CCNU、カルボプラチン、シスプラチン、シクロホスファミド、サイトキサン、ダウノルビシン、DTIC、5−FU、フルダラビン、ゲムシタビン(ジェムザール)、ハーセプチン、ヘキサメチルメラミン、ハイドレア、イダルビシン、イフォスファミド、イリノテカン(カンプトサール、CPT−11)、ロイスタチン、メトトレキセート、ミトラマイシン、マイトマイシン、ミトキサントロン、ムフォラン、ナベルビン、ナイトロジェンマスタード、オキサリプラチン、リツキサン、STI−571、ストレプトゾシン、タキソール、タキソティア、トポテカン(ハイカムチン)、バルペン、ビンクリスチン、VP−16、ゼローダ(カペシタビン)、またはゼバリンを含む群から選択される、請求項6および8から15のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から14のいずれか1項に記載の生成物。
- 前記治療用化合物が、アドリアマイシン、ビンクリスチン、カンプトテシン、およびオキサリプラチンを含む群から選択される、請求項6および8から16のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から16のいずれか1項に記載の生成物。
- 前記治療用化合物(類)が、細胞傷害抗体またはその断片である、請求項6および8から17のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から17のいずれか1項に記載の生成物。
- 前記治療用化合物(類)が、細胞傷害性ホルモンまたはその断片である、請求項6および8から18のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から18のいずれか1項に記載の生成物。
- 前記治療用化合物(類)が、細胞傷害性ペプチドまたはその断片である、請求項6および8から19のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から19のいずれか1項に記載の生成物。
- さらに薬学的に許容される担体を含む請求項6および8から20のいずれか1項に記載の組成物、あるいは前記組成物および/または治療用化合物(類)がさらに薬学的に許容される担体を含む、請求項7から20のいずれか1項に記載の生成物。
- 1つまたは複数の治療用化合物の副作用を緩和するための医薬品の調製のための、請求項1から5のいずれか1項に記載のカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物の使用。
- 1つまたは複数の治療用化合物の個体に投与される用量を増量するための医薬品の調製のための、請求項1から5のいずれか1項に記載のカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物の使用。
- 前記治療用化合物(類)が坑ガン活性を有している、請求項22または23に記載の抽出物の使用。
- 前記治療用化合物(類)が、アドリアマイシン、アルケラン、ara−c、ブレオマイシン、biCNU、ブスルファン、CCNU、カルボプラチン、シスプラチン、シクロホスファミド、サイトキサン、ダウノルビシン、DTIC、5−FU、フルダラビン、ゲムシタビン(ジェムザール)、ハーセプチン、ヘキサメチルメラミン、ハイドレア、イダルビシン、イフォスファミド、イリノテカン(カンプトサール、CPT−11)、ロイスタチン、メトトレキセート、ミトラマイシン、マイトマイシン、ミトキサントロン、ムフォラン、ナベルビン、ナイトロジェンマスタード、オキサリプラチン、リツキサン、STI−571、ストレプトゾシン、タキソール、タキソティア、トポテカン(ハイカムチン)、バルペン、ビンクリスチン、VP−16、ゼローダ(カペシタビン)、またはゼバリンを含む群から選択される、請求項22から24のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記治療用化合物(類)が、アドリアマイシン、ビンクリスチン、カンプトテシン、およびオキサリプラチンを含む群から選択される、請求項22から25のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記治療用化合物(類)が細胞傷害抗体またはその断片である、請求項22から26のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記治療用化合物(類)が細胞傷害性ホルモンまたはその断片である、請求項22から27のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記治療用化合物(類)が細胞傷害性ペプチドまたはその断片である、請求項22から28のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記治療用化合物(類)が治療用放射線である、請求項22から29のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記抽出物が、アスクレピン、カラクチン、ボルシャリン、カロトロピン、カロトロパゲニン、ウザリゲニン、カロトキシン、ウシャリン、およびウシャリジンを含む群から選択される少なくとも2つの、活性化合物を含む、請求項22から30のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記抽出物がさらに、表1に示される化合物の少なくとも1つを含む、請求項22から31のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記抽出物が前記治療用化合物(類)の前に投与される、請求項22から32のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記抽出物が前記治療用化合物(類)の後に投与される、請求項22から33のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 前記抽出物が前記治療用化合物(類)と同時に投与される、請求項22から34のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 抽出物:治療用化合物の重量比が0.001:1から1000:1の範囲にある、請求項22から35のいずれか1項に記載の抽出物の使用。
- 以下の段階を含む、生物学的活性のある成分を有している抽出物を得るための抽出プロセス:
a)前記カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)植物の出発材料を脂肪族アルコール中で抽出する段階であって、前記出発材料が、果実、地上部、地下部、およびそれらの混合物から選択され、前記アルコール中に出発材料を溶解させ、それにより前記材料の前記アルコール中の懸濁液を得、前記懸濁液を攪拌し、前記懸濁液をフリットガラスによって濾過し、それにより第1濾液と第1固形分を得ることによる段階;
b)前記第1固形分を脂肪族アルコール中で抽出し、それにより第2濾液と第2固形分を得る段階;
c)前記第1濾液および第2濾液を混合し、それにより混合濾液を得る段階;および
d)前記混合濾液を減圧下で蒸発させて前記抽出物を得る段階。 - 以下の段階を含む、カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉、茎、樹皮、および根の中に実質的に存在している生物学的活性のある成分を有しているいくつかの抽出物を得るための抽出プロセス:
a)カロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の葉身、茎、樹皮、および根の出発材料をすりつぶして植物の微粉末を得る段階、
b)段階a)の粉末をジクロロメタンで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、および
c)段階b)のジクロロメタンをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階。 - 以下の段階をさらに含む、請求項38に記載の抽出プロセス:
d)段階c)の残渣をメタノールで少なくとも6、12、18、または好ましくは24時間、ソックレー抽出装置を用いて抽出する段階、
e)段階d)のメタノールをデカントし、濾過後に濾液を蒸発させて粘性物質を得る段階、
f)段階e)の粘性物質をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてジクロロメタン−メタノールを使用するカラムクロマトグラフィーにかける段階、および
g)生物学的活性のある成分を有している第1画分を回収し、展開液を蒸発させて、前記抽出物を得る段階。 - さらに、
h)段階g)の画分をフラッシュシリカゲルおよび溶媒としてヘキサン−アセトンを使用するカラムクロマトグラフィーにかけて2つの画分を得る段階、
i)段階h)の後、カラムをメタノールで洗浄して、生物学的活性のある成分を有している第3画分を得る段階、
を含む、請求項38または39に記載の抽出プロセス。 - 段階b)が20から80℃の間の作業温度で行われる、請求項38から40のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記段階b)が1回から5回繰り返される、請求項38から41のいずれか1項に記載のプロセス。
- 段階b)の継続時間が4時間から48時間の間である、請求項38から40のいずれか1項に記載のプロセス。
- 段階d)の固相がシリカゲルである、請求項38から43のいずれか1項に記載のプロセス。
- 段階d)の展開液が2成分展開液であり、展開液2つの成分の割合が100:0から0:100の間である、請求項38から44のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記2成分展開液の成分に、アルコール性溶媒と非極性溶媒が含まれている、請求項45に記載のプロセス。
- 段階e)が20から50℃の間の作業温度で行われる、請求項39から46のいずれか1項に記載のプロセス。
- 段階f)の固相がシリカゲルである、請求項39から45のいずれか1項に記載のプロセス。
- 段階f)の展開液が2成分展開液であり、展開液2つの成分の割合が100:0から0:100の間である、請求項39から45のいずれか1項に記載のプロセス。
- 2成分展開液の成分が非極性溶媒と別の極性溶媒である、請求項49に記載のプロセス。
- 展開液の2つの成分の割合である非極性:極性が、50:50から100:0の間である、請求項50に記載のプロセス。
- 段階h)の溶媒がメタノールである、請求項40から49のいずれか1項に記載のプロセス。
- 段階e)が20から50℃の間の作業温度で行われる、請求項39から52のいずれか1項に記載のプロセス。
- 請求項37から53のいずれか1項に記載のプロセスによって単離された活性のある抽出物。
- 請求項54に記載の活性のある抽出物の医薬品としての使用。
- ガンの処置における医薬品の調製のための、請求項54に記載の活性のある抽出物の使用。
- そのような処置が必要な個体に対して、請求項6および8から21のいずれか1項に記載の医薬組成物、または請求項7から21のいずれか1項に記載の生成物を投与する段階を含む、ガンを処置するための方法。
- 前記ガンが、乳ガン、リンパ腫、肉腫、膵臓ガン、黒色腫、結腸直腸ガン、神経膠腫、非小細胞肺ガン、小細胞肺ガン、皮膚ガン、骨肉腫、卵巣ガン、中枢神経ガン、腎臓ガン、膀胱ガン、頭頸部ガン、前立腺ガン、肝臓ガン、血液のガンを含む群から選択される、請求項57に記載の方法。
- 前記治療用化合物が放射線である、請求項6および8から21のいずれか1項に記載の組成物、または請求項7から21のいずれか1項記載の生成物。
- 中に請求項1から5のいずれか1項に記載のカロトロピスプロケラ(Calotropis procera)の抽出物が存在する容器、および中に治療用化合物が存在する容器を含む、キット。
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