JP2006353007A - チャージポンプ式ledドライバおよびチャージポンプ回路の制御方法 - Google Patents

チャージポンプ式ledドライバおよびチャージポンプ回路の制御方法 Download PDF

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裕樹 松田
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紘嗣 鈴木
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Abstract

【課題】 チャージポンプ回路の軽負荷時の効率を上げる。
【解決手段】 入力端子INと出力端子OUTとの間に接続され、2つのコンデンサC1、C2を備えたチャージポンプ回路12は、2つのコンデンサが入力端子と出力端子との間に並列に接続されるチャージ状態(状態1)と、2つのコンデンサが入力端子と接地端子との間に直列に接続されるポンプ状態(状態2)と、の間で切り換え可能である。定電圧制御回路は、出力電圧VOUTから発光ダイオードの順方向降下電圧Vを減算して得られるLED端子電圧VLEDが一定になるように、チャージポンプ回路12をチャージ状態とポンプ状態との間でスイッチングして、出力電圧VOUTが負荷の軽重に拘らず常に一定のリップルRを持つように出力電圧を定電圧制御することにより、軽負荷時の効率を上げる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、白色LED(発光ダイオード)などのLEDを駆動するためのLEDドライバに関し、特に、入力電圧を昇圧率で昇圧して出力電圧を出力するチャージポンプ回路を備えたチャージポンプ式LEDドライバおよびチャージポンプ回路の制御方法に関する。
この種のLEDドライバは、例えば、携帯電話の液晶表示装置のバックライトとして使用される白色LEDを駆動するために使用される。尚、この技術分野において周知のように、携帯電話は、液晶表示装置としてメインディスプレイとサブディスプレイとを備えているものがある。また、折り畳み式の携帯電話においては、その携帯電話を開くとメインディスプレイが所定時間の間だけ明るく表示されるが、その所定時間経過した後は、メインディスプレイの表示は暗くなるように制御される。
LEDドライバの一種にチャージポンプ式LEDドライバがある。以下、チャージポンプ式LEDドライバについて説明する。
チャージポンプ式LEDドライバは、チャージポンプ回路を備え、このチャージポンプ回路にはリチウムイオン電池などの電池から電池電圧が入力電圧として印加される。電池には入力コンデンサが並列に接続されており、この入力コンデンサの両端間で入力電圧が保持される。
チャージポンプ回路は、例えば、入力電圧を1倍又は1.5倍にして、出力電圧を出力する機能を有する。この場合、チャージポンプ回路は、昇圧率として1倍及び1.5倍を持つ。チャージポンプ回路には、第1及び第2のコンデンサが接続されている。
この出力電圧は出力コンデンサに印加される。この出力コンデンサには、複数個の白色LEDが並列に接続され、各白色LEDには定電流源が直列に接続される。
すなわち、チャージポンプ式LEDドライバでは、出力コンデンサに白色LEDを並列に接続し、それぞれのLED電流を定電流源でドライブしている。
図1は、昇圧率を1.5倍に設定したときの従来のチャージポンプ回路の昇圧動作状態を示す回路図である。ここでは、チャージポンプ回路に接続された第1及び第2のコンデンサをそれぞれC1及びC2で示し、出力コンデンサをCOUTで示してある。尚、第1及び第2のコンデンサC1及びC2の容量値は同一である。
昇圧率が1.5倍のとき、従来のチャージポンプ回路は、図1に示されるように、状態1と状態2との間をスイッチングすることによって、VOUT=1.5VINを実現している。ここで、状態1はチャージ状態と呼ばれ、状態2はポンプ状態と呼ばれる。
状態1(チャージ状態)では、第1及び第2のコンデンサC1及びC2が並列に接続された並列回路を構成し、この並列回路に対して直列に出力コンデンサCOUTを接続する。換言すれば、第1及び第2のコンデンサC1及びC2から成る並列回路の一端に入力電圧VINが印加され、この並列回路の他端と接地端子との間に出力コンデンサCOUTが接続される。入力電圧はVINであり、後述するように、第1及び第2のコンデンサC1及びC2から成る並列回路は0.5VINの電圧を保持しているので、出力コンデンサCOUTは1.5VINになるようにチャージされる。したがって、出力コンデンサCOUTの両端は、出力電圧VOUTが1.5VINになる様に昇圧される。
状態2(ポンプ状態)では、第1及び第2のコンデンサC1及びC2が直列に接続された直列回路を構成する。換言すれば、第1及び第2のコンデンサC1及びC2から成る直列回路の一端に入力電圧VINが印加され、この直列回路の他端は接地される。前述したように、第1及び第2のコンデンサC1及びC2の容量値は同一であるので、第1のコンデンサC1及び第2のコンデンサC2は、それぞれ、各々の両端の電圧が0.5VINとなるようにポンプされる。一方、出力コンデンサCOUTの両端に現れる1.5VINの出力電圧VOUTは、図示しない負荷へ供給される。
すなわち、状態1(チャージ状態)では、出力電圧VOUTは1.5VINに近づくように上昇し、状態2(ポンプ状態)では、出力電圧VOUTは1.5VINから下降する。とにかく、状態1(チャージ状態)と状態2(ポンプ状態)との間をスイッチングすることにより、出力電圧VOUTは上昇と下降とを繰り返しながら、出力電圧VOUTが実質的に入力電圧VINの1.5倍に等しくなるように制御される。
このような状態1と状態2との間のスイッチングは、一般には、発振器から供給される一定の発振周波数を持つ発振信号(切換信号)によって行われる。したがって、状態1と状態2とは、負荷の軽重とは無関係に、同一時間(スイッチング周期Tの半分の時間T/2)で切り換えられる。
その結果、図2に示されるように、負荷の軽重により出力電圧VOUTのリップルに差が出てしまう。図2において、(A)は負荷が重負荷のときの出力電圧VOUTの波形を示し、(B)は負荷が軽負荷のときの出力電圧VOUTの波形を示している。負荷が重負荷のとき(図2(A))の出力電圧VOUTのリップルRが、負荷が軽負荷のとき(図2(B))の出力電圧VOUTのリップルRよりも大きくなっていることが分かる。すなわち、負荷の軽重に応じて、出力電圧VOUTのリップルが変動する。ここで、上述したように、状態1と状態2との間のスイッチングは、発振器から供給される一定の発振周波数を持つ切換信号によって行われるので、負荷の軽重に拘らずスイッチング周期Tは一定である。
図3は、チャージポンプ回路の構成を、上述した第1及び第2のコンデンサC1及びC2と共に示す回路図である。図示のチャージポンプ回路は、第1乃至第7の電界効果トランジスタ(FET)M1〜M7から構成されている。第1乃至第3の電界効果トランジスタM1〜M3はPチャネルFETであり、第4の電界効果トランジスタM4はNチャネルFETであり、第5及び第6の電界効果トランジスタM5、M6はPチャネルFETであり、第7の電界効果トランジスタM7はNチャネルFETである。
すなわち、チャージポンプ回路は、図1に図示した2つの状態(状態1、状態2)を構成するために、第1乃至第7の電界効果トランジスタM1〜M7を用いている。入力電圧VINが印加される端子を入力端子INで示し、出力電圧VOUTが出力される端子を出力端子OUTで示してある。
入力端子INと出力端子OUTとの間に、第1及び第2の電界効果トランジスタM1、M2が直列に接続されている。第1の電界効果トランジスタM1のソースは入力端子INに接続され、第1の電界効果トランジスタM1のドレインは第2の電界効果トランジスタM2のソースに接続され、第2の電界効果トランジスタM2のドレインは出力端子OUTに接続されている。
入力端子INと出力端子OUTとの間に、第3乃至第5の電界効果トランジスタM3〜M5が直列に接続されている。第3の電界効果トランジスタM3のソースは入力端子INに接続され、第3の電界効果トランジスタM3のドレインは第4の電界効果トランジスタM4のドレインに接続され、第4の電界効果トランジスタM4のソースは第5の電界効果トランジスタM5のソースに接続され、第5の電界効果トランジスタM5のドレインは出力端子OUTに接続されている。
第1のコンデンサC1の一端は、第1の電界効果トランジスタM1と第2の電界効果トランジスタM2との接続点に接続され、第1のコンデンサC1の他端は、第3の電界効果トランジスタM3と第4の電界効果トランジスタM4との接続点に接続されている。
入力端子INと接地端子との間に、第6及び第7の電界効果トランジスタM6、M7が直列に接続されている。第6の電界効果トランジスタM6のソースは入力端子INに接続され、第6の電界効果トランジスタM6のドレインは第7の電界効果トランジスタM7のドレインに接続され、第7の電界効果トランジスタM7のソースは接地端子に接続されている。
第2のコンデンサC2の一端は、第4の電界効果トランジスタM4と第5の電界効果トランジスタM5との接続点に接続され、第2のコンデンサC2の他端は、第6の電界効果トランジスタM6と第7の電界効果トランジスタM7との接続点に接続されている。
このような構成のチャージポンプ回路において、第1、第4、および第7の電界効果トランジスタM1、M4、M7をオフし、第2、第3、第5、および第6の電界効果トランジスタM2,M3、M5、M6をオンにすることによって、図1に示した状態1(チャージ状態)が構成される。逆に、第1、第4、および第7の電界効果トランジスタM1、M4、M7をオンし、第2、第3、第5、および第6の電界効果トランジスタM2,M3、M5、M6をオフにすることによって、図1に示した状態2(ポンプ状態)が構成される。
状態1と状態2との間のスイッチングの際に、第1乃至第7の電界効果トランジスタM1〜M7のゲートの寄生容量により発生するロスが、チャージポンプ式LEDドライバの効率を低下させる要因となる。
従来から種々のチャージポンプ回路が提案されている。例えば、出力電圧を調整するために、PWM(Pulse Width Modulation)技術を用いて一定周期のスイッチングを行ない、小さなリップル電圧を得るようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、所望の内部電圧により高くされた昇圧電圧を形成するチャージポンプ回路と、基準電圧に基づいて複数種類の分圧電圧を形成する分圧回路と、上記チャージポンプ回路の出力電圧が上記分圧電圧のうち特定の電圧をn倍にした電圧と、所定の分圧電圧とを加算されてなる所望の内部電圧となるように上記チャージポンプ回路を間欠的に動作させる制御回路を設けた半導体集積回路装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。さらに、導電度を制御するためにフィードバックループを使用することによって、チャージポンプ回路の出力電圧を調整する技術も知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許第2847646号公報(図3、第9段落) 特許第3417630号公報(第8段落) 特開平8−88967号公報
上述したように、従来のチャージポンプ式LEDドライバでは、チャージポンプ回路の昇圧率を1.5倍に設定した場合における状態1と状態2との間のスイッチングを、負荷の軽重とは無関係に常に一定のスイッチング周期で行っているので、負荷の軽重に応じて出力電圧のリップルが変動してしまうという問題がある。また、負荷の軽重とは無関係に、単位時間当たりのスイッチング回数が常に一定であるので、特に、軽負荷時でのチャージポンプ式LEDドライバの効率が低下してしまうという問題もある。
したがって、本発明の課題は、負荷の軽重が変動しても出力電圧のリップルを常に一定に保つことができ、軽負荷時での効率を向上させることができるチャージポンプ式LEDドライバおよびチャージポンプ回路の制御方法を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、入力電圧(VIN)を入力し、昇圧した出力電圧(VOUT)を得るための複数のコンデンサ(C1、C2)を有するチャージポンプ回路(12)において、前記複数のコンデンサへ電荷を注入するチャージ状態(状態1)と、前記複数のコンデンサの電荷を出力用コンデンサ(COUT)に出力するポンプ状態(状態2)とを切り換えるタイミングを制御する方法であって、前記出力電圧(VOUT)が負荷の軽重に拘らず常に一定のリップルを持つように前記出力電圧を定電圧制御することを特徴とするチャージポンプ回路の制御方法が得られる。
上記本発明の第1の態様によるチャージポンプ回路の制御方法において、前記複数のコンデンサが2つのコンデンサ(C1、C2)から成って良い。この場合、前記チャージ状態は前記2つのコンデンサが並列接続されることであり、前記ポンプ状態は前記2つのコンデンサが直列接続されることである。又、前記出力電圧(VOUT)が前記負荷として発光ダイオード(LED)に印加されて良い。この場合、前記出力電圧(VOUT)から前記発光ダイオードの順方向降下電圧(V)を減算して得られるLED端子電圧(VLED)が一定になるように、前記チャージ状態と前記ポンプ状態との間をスイッチングするタイミングを制御する。前記LED端子電圧(VLED)が第1の閾値電圧(Vth1)まで下降したときに前記チャージポンプ回路を前記ポンプ状態から前記チャージ状態に切り換え、前記LED端子電圧(VLED)が前記第1の閾値電圧より高い第2の閾値電圧(Vth2)まで上昇したときに前記チャージポンプ回路を前記チャージ状態から前記ポンプ状態に切り換え、これによって前記LED端子電圧を、前記第1の閾値電圧と前記第2の閾値電圧との間の範囲の電圧になるように調整して、一定になるように制御して良い。
本発明の第2の態様によれば、入力端子(IN)から印加される入力電圧(VIN)を昇圧率で昇圧して出力電圧(VOUT)を出力端子(OUT)から出力コンデンサ(COUT)へ出力して、前記出力電圧を少なくとも1つの発光ダイオード(LED)(LED1〜LED4)に印加して前記発光ダイオードを駆動するチャージポンプ式LEDドライバ(10)において、前記入力端子と前記出力端子との間に接続され、2つのコンデンサ(C1、C2)を備えたチャージポンプ回路(12)であって、前記2つのコンデンサが前記入力端子と前記出力端子との間に並列に接続されるチャージ状態(状態1)と、前記2つのコンデンサが前記入力端子と接地端子との間に直列に接続されるポンプ状態(状態2)と、の間で切り換え可能な前記チャージポンプ回路と、前記出力電圧(VOUT)から前記発光ダイオードの順方向降下電圧(V)を減算して得られるLED端子電圧(VLED)が一定になるように、前記チャージポンプ回路を前記チャージ状態と前記ポンプ状態との間でスイッチングして、前記出力電圧(VOUT)が負荷の軽重に拘らず常に一定のリップル(R)を持つように前記出力電圧を定電圧制御する定電圧制御回路(15、22、R1、R2、M8、G)とを備えたことを特徴とするチャージポンプ式LEDドライバが得られる。
上記本発明の第2の態様によるチャージポンプ式LEDドライバにおいて、前記定電圧制御回路は、前記LED端子電圧(VLED)が第1の閾値電圧(Vth1)まで下降したときに前記チャージポンプ回路を前記ポンプ状態から前記チャージ状態へ切り換える第1の切換え指示を示し、前記LED端子電圧(VLED)が前記第1の閾値電圧より高い第2の閾値電圧(Vth2)まで上昇したときに前記チャージポンプ回路を前記チャージ状態から前記ポンプ状態へ切り換える第2の切換え指示を示す比較結果信号を出力するヒステリシス比較器(22)を含み、これによって前記LED端子電圧を、前記第1の閾値電圧と前記第2の閾値電圧との間の範囲の電圧になるように調整して、一定になるように制御するようにして良い。
上記定電圧制御回路は、所定の基準電圧を発生する基準電圧発生器(15)と、前記LED端子電圧(VLED)を分圧して分圧電圧(VDIV)を出力する分圧回路(R1、R2)であって、分圧比を、前記第1の閾値電圧(Vth1)を検出するための第1の分圧比と前記第2の閾値電圧(Vth2)を検出するための第2の分圧比との間で切換え可能な、前記分圧回路と、前記基準電圧と前記分圧電圧とを比較して、前記比較結果信号を出力する前記ヒステリシス比較器(22)と、前記比較結果信号が前記第1の切換え指示を示しているときは、前記分圧回路における前記分圧比を前記第2の分圧比に切換え、前記比較結果信号が前記第2の切換え指示を示しているときは、前記分圧回路における前記分圧比を前記第1の分圧比に切換える分圧比制御手段(G)とから構成されて良い。
上記ヒステリシス比較器は、前記基準電圧を入力する反転入力端子と、前記分圧電圧を入力する非反転入力端子とを持つもので良い。上記分圧回路は、一端に前記LED端子電圧を受け、他端が前記非反転入力端子に接続された第1の抵抗器(R1)と、前記非反転入力端子と接地端子との間に接続された第2の抵抗器(R2)とを備えるものであって良い。この場合、前記第2の抵抗器の抵抗値は、第1の抵抗値と該第1の抵抗値より小さい第2の抵抗値との間で可変であるもので良い。上記分圧比制御手段は、前記比較結果信号が前記第1の切換え指示を示しているときは、前記第2の抵抗器の抵抗値を前記第1の抵抗値に設定し、前記比較結果信号が前記第2の切換え指示を示しているときは、前記第2の抵抗器の抵抗値を前記第2の抵抗値に設定するもので良い。
上記第2の抵抗器(R2)は、前記非反転入力端子と前記接地端子との間に接続された第1の固定抵抗器(R21)と、該第1の固定抵抗器と並列に接続された、第2の固定抵抗器(R22)とスイッチ素子(M8)とから成る直列回路とから構成されて良い。この場合、前記分圧比制御手段は、前記比較結果信号を反転して反転信号により前記スイッチ素子のオン/オフを制御するインバータ(G)から構成されて良い。
上記本発明の第2の態様によるチャージポンプ式LEDドライバにおいて、前記チャージポンプ式LEDドライバ(10)は前記発光ダイオードとして複数個の発光ダイオード(LED1〜LED4)を駆動するものであって良い。この場合、前記LED端子電圧(VLED)として、前記複数個の発光ダイオードの中の最低のLED端子電圧を使用する。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、発光ダイオードのLED端子電圧が一定になるように、チャージポンプ回路のチャージ状態とポンプ状態との間をスイッチングするタイミングを制御しているので、出力電圧が負荷の軽重に拘らず常に一定のリップルを持つように出力電圧を定電圧制御することにより軽負荷時のスイッチングロスが低減でき、効率を向上させることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図4を参照して、本発明の一実施の形態に係るLEDドライバ10について説明する。図示のLEDドライバ10は、携帯電話、デジタルカメラ等(図示せず)の液晶表示装置のバックライトとして使用される白色LEDを駆動するために使用される。図示のLEDドライバ10は、白色LEDとして、第1乃至第4の白色発光ダイオードLED1〜LED4を駆動するためのものである。図示のLEDドライバ10は、チャージポンプ式LEDドライバである。
チャージポンプ式LEDドライバ10は、チャージポンプ回路12を備え、このチャージポンプ12にはリチウムイオン電池などの電池20から電池電圧が入力電圧VINとして印加される。電池20には入力コンデンサCINが並列に接続されており、この入力コンデンサCINの両端間に入力電圧VINが保持される。
換言すれば、チャージポンプ式LEDドライバ10は、電源入力端子INと接地端子GNDとを持つ。これら電源入力端子INと接地端子GNDとの間に、電池20と入力コンデンサCINが並列に接続されている。図示の例では、入力コンデンサCINの容量値は1μFである。
チャージポンプ回路12は、入力電圧VINを1倍又は1.5倍にして、出力電圧VOUTを出力する機能を有する。すなわち、チャージポンプ回路12は、昇圧率として1倍及び1.5倍を持つ。チャージポンプ回路12には、第1及び第2のコンデンサC1、C2が接続されている。
換言すれば、チャージポンプ式LEDドライバ10は、第1の一対のコンデンサ接続端子C1P、C1Nと、第2の一対のコンデンサ接続端子C2P、C2Nとを持つ。第1の一対のコンデンサ接続端子C1P、C1Nには、第1のコンデンサC1が接続され、第2の一対のコンデンサC2P、C2Nには、第2のコンデンサC2が接続されている。図示の例では、第1及び第2のコンデンサC1及びC2は、1μFの同じ容量値を持つ。
この出力電圧VOUTは出力コンデンサCOUTに印加される。この出力コンデンサCOUTには、前述した第1乃至第4の白色発光ダイオードLED1〜LED4が並列に接続されている。第1乃至第4の白色発光ダイオードLED1〜LED4には、それぞれ、第1乃至第4の定電流源31〜34が直列に接続される。図示の例では、出力コンデンサCOUTの容量値は1μFである。
すなわち、チャージポンプ式LEDドライバ10では、出力コンデンサCOUTに第1乃至第6の白色発光ダイオードLED1〜LED4を並列に接続し、それぞれのLED電流を第1乃至第4の定電流源31〜34でドライブしている。
前述したように、チャージポンプ回路12は1倍及び1.5倍の昇圧率を持っている。チャージポンプ式LEDドライバ10では、この昇圧率の切り換えを、後述するように、白色発光ダイオードの順方向降下電圧Vを監視することによって行っている。
チャージポンプ回路12には、発振器(OSC)13からクロック信号(発振信号)が供給される。基準電圧発生器15は基準電圧Vrefを発生する。ここで、チャージポンプ回路12の昇圧率が1倍のとき、基準電圧発生器15は1.25Vを発生させ、これを抵抗分割して基準電圧Vrefとして120mVの電圧を出力する。
最低LED電圧セレクタ16は、第1乃至第4の白色発光ダイオードLED1〜LED4のカソード側の電圧(LED端子電圧)の中で最低のLED端子電圧VLEDを選択して出力する。LED端子電圧VLEDは、白色発光ダイオードの順方向降下電圧Vに対応している。すなわち、LED端子電圧VLEDは、出力電圧VOUTから発光ダイオードの順方向降下電圧Vを減算して得られる電圧(VOUT−V)に等しい。
具体的に説明すると、第1乃至第4の白色発光ダイオードLED1〜LED4の順方向降下電圧VF1〜VF4はそれぞれ異なる。例えば、順方向降下電圧Vが第1乃至第4の白色発光ダイオードLED1〜LED4の順番に高いとする。第1の白色発光ダイオードLED1の順方向降下電圧VF1が3.6Vで、第2の白色発光ダイオードLED2の順方向降下電圧VF2が3.5Vで、第3の白色発光ダイオードLED3の順方向降下電圧VF3が3.4Vで、第4の白色発光ダイオードLED4の順方向降下電圧VF4が3.3Vであったとする。そして、出力電圧VOUTか3.8Vであったとする。この場合、第1の白色発光ダイオードLED1のLED端子電圧VLED1は0.2Vに等しく、第2の白色発光ダイオードLED2のLED端子電圧VLED2は0.3Vに等しく、第3の白色発光ダイオードLED3のLED端子電圧VLED3は0.4Vに等しく、第4の白色発光ダイオードLED4のLED端子電圧VLED4は0.5Vに等しい。従って、第1の白色発光ダイオードLED1のLED端子電圧VLED1が一番低いので、最低LED電圧セレクタ16は、0.2VのLED端子電圧VLED1を最低のLED端子電圧VLEDとして選択して出力する。
尚、上述した発光ダイオードの順方向降下電圧Vは、各発光ダイオードに20mAの定電流(LED電流)が流れているときの電圧を示している。
最低LED電圧セレクタ16から出力された最低のLED端子電圧VLEDは、第1の比較器21へ供給される。この第1の比較器21には、基準電圧発生器15から基準電圧Vrefが供給されている。詳述すると、最低のLED端子電圧VLEDは第1の比較器21の非反転入力端子に供給され、基準電圧Vrefは第1の比較器21の反転入力端子に供給されている。
ここで、電池20の入力電圧VINがまだ十分高く、チャージポンプ回路12は、昇圧率を1倍に設定して動作しているとする。すなわち、チャージポンプ回路12は1倍モードで動作しているとする。この場合、チャージポンプ回路12は、入力電圧VINに等しい出力電圧VOUTを出力している。
この状態において、電池20が消耗して、その入力電圧VINも低くなったとする。すると出力電圧VOUTも低くなるので、第1乃至第4の白色発光ダイオードLED1〜LED4のLED端子電圧VLED1〜VLED4も低くなる。これらLED端子電圧VLED1〜VLED4の中で最低のLED端子電圧VLEDが最低LED電圧セレクタ16で選択され、その最低のLED端子電圧VLEDが120mVまで低下したとする。この場合、第1の比較器21は、最低のLED端子電圧VLEDが基準電圧Vrefより低くなったので、昇圧率を1倍から1.5倍へ切り換えることを指示する、論理ローレベルの倍率切換信号を出力する。
この論理ローレベルの倍率切換信号に応答して、チャージポンプ回路12は、昇圧率を1倍から1.5倍に切換え、1.5倍モードで動作する。また、昇圧率を1倍から1.5倍に切り換えると、チャージポンプ回路12は、切換完了信号を基準電圧発生器15へ送出する。
すなわち、最低のLED端子電圧が120mVになるまでは、チャージポンプ回路12は1倍モードで動作し、最低のLED端子電圧VLEDが一旦120mV以下になった時点以後、チャージポンプ回路12は1.5倍モードで動作する。
LEDイネーブルロジック17は、アクティブ信号を出力して、第1乃至第4の定電流源31〜34をアクティブ状態にする。LEDイネーブルロジック17にはカレントミラー回路18が接続されている。
LEDドライバ10は、第2の比較器22を更に有する。この第2の比較器22はヒステリシス比較器である。第2の比較器22の反転入力端子には、基準電圧発生器15から100mVの基準電圧Vrefが供給される。第2の比較器22の非反転入力端子には、第1及び第2の抵抗器R1及びR2から成る分圧回路から分圧電圧VDIVが供給される。この分圧回路は、最低LED電圧セレクタ16から供給される最低のLED端子電圧VLEDを分圧して、分圧電圧VDIVを出力する回路である。尚、第2の抵抗器R2は可変抵抗器である。
第2の比較器(ヒステリシス比較器)22、基準電圧発生器15、および分圧回路の組み合わせは、1.5倍昇圧時に出力電圧VOUTを一定に制御するための定電圧制御回路として働く。
図5を参照して、本発明の一実施の形態に係る定電圧制御回路の具体的な構成について説明する。図示の定電圧制御回路は、最低のLED端子電圧VLEDを190mVの一定電圧に制御する回路である。また、図示の定電圧制御回路は、第1の閾値電圧Vth1として180mVの電圧を持ち、第2の閾値電圧Vth2として200mVの電圧を持つ。
ここで、図6に示されるように、最低のLED端子電圧VLEDを一定電圧に制御するということは、出力電圧VOUTを一定電圧に制御することと同義である。何故なら、出力電圧VOUTは、発光ダイオードの順方向降下電圧VにLED端子電圧VLEDを加算して得られる電圧(V+VLED)に等しく、発光ダイオードを流れるLED電流が一定の場合、発光ダイオードの順方向降下電圧Vは一定であるからである。
図示の定電圧制御回路は、基準電圧発生器15と、ヒステリシス比較器22と、第1の抵抗器R1と第2の抵抗器(可変抵抗器)R2とから成る分圧回路と、インバータGとから構成されている。
図示の基準電圧発生器15は、100mVの基準電圧Vrefをヒステリシス比較器22の反転入力端子に供給する。第1の抵抗器R1の一端は、最低LED電圧セレクタ16の出力端子に接続され、第1の抵抗器R1の他端は、ヒステリシス比較器22の非反転入力端子に接続されている。第1の抵抗器R1の抵抗値は10kΩである。
可変抵抗器R2は、第1及び第2の固定抵抗器R21、R22と、スイッチ素子であるNチャネル電界効果トランジスタM8とから構成されている。第1の固定抵抗器R21の一端はヒステリシス比較器22の非反転入力端子に接続され、他端は接地されている。第2の固定抵抗器R22の一端はヒステリシス比較器22の非反転入力端子に接続され、他端はNチャネル電界効果トランジスタM8のドレインに接続されている。Nチャネル電界効果トランジスタM8のソースは接地されている。すなわち、可変抵抗器R2は、Nチャネル電界効果トランジスタM8を介して並列接続された固定抵抗器R21、R22から構成されている。換言すれば、可変抵抗器R2は、第1の固定抵抗器R21と、この第1の固定抵抗器R21と並列に接続された、第2の固定抵抗器R22とスイッチ素子M8とか成る直列回路とから構成されている。
抵抗器21の抵抗値は12.5kΩであり、抵抗器R22の抵抗値は50kΩである。従って、Nチャネル電界効果トランジスタM8がオフのとき、可変抵抗器R2の抵抗値は12.5kΩに等しく、Nチャネル電界効果トランジスタM8がオンとき、可変抵抗器R2の抵抗値は10kΩに等しくなる。すなわち、Nチャネル電界効果トランジスタM8のオン/オフによって、可変抵抗器R2の抵抗値は12.5kΩと10kΩとの間で変化する。換言すれば、可変抵抗器R2は、12.5kΩの第1の抵抗値と、この第1の抵抗値より小さい10kΩの第2の抵抗値との間で可変である。
とにかく、第1の抵抗器R1と第2の抵抗器(可変抵抗器)R2とから成る分圧回路は、最低のLED端子電圧VLEDを分圧して分圧電圧VDIVを出力する回路であって、分圧比を、第1の閾値電圧Vth1を検出するための第1の分圧比と第2の閾値電圧Vth2を検出するための第2の分圧比との間で切換え可能である。
第1の抵抗器R1と第2の抵抗器(可変抵抗器)R2との接続点から分圧電圧VDIVが出力され、その分圧電圧VDIVはヒステリシス比較器22の非反転入力端子に供給される。
ヒステリシス比較器22は、基準電圧Vrefと分圧電圧VDIVとを比較して、比較結果信号を出力する。この比較結果信号は、チャージポンプ回路12を構成するドライバ(図示せず)に供給される。また、インバータGは比較結果信号を反転して、反転信号をNチャネル電界効果トランジスタM8のゲートへ供給する。すなわち、Nチャネル電界効果トランジスタM8は、インバータGから供給される反転信号に応答してオン/オフし、これによって、ヒステリシス比較器22のヒステリシスを実現している。
分圧電圧VDIVが基準電圧Vrefより高いとき、ヒステリシス比較器22は論理ハイレベルの比較結果信号を出力する。一方、分圧電圧VDIVが基準電圧Vrefより低いとき、ヒステリシス比較器22は論理ローレベルの比較結果信号を出力する。
比較結果信号に応答して、上記ドライバは、図3に示したチャージポンプ回路12の第1乃至第7の電界効果トランジスタM1〜M7をオン/オフして、図7に示されるように、チャージポンプ回路12を状態1(チャージ状態)と状態2(ポンプ状態)との間でスイッチングする。尚、本発明に係るLEDドライバ10においては、この状態1と状態2との間をスイッチングするスイッチング周期は、負荷の軽重に応じて変動することに注意されたい。
換言すれば、ヒステリシス比較器22は、LED端子電圧VLEDが第1の閾値電圧Vth1まで下降したときにチャージポンプ回路12をポンプ状態からチャージ状態へ切り換える第1の切換え指示を示す論理ローレベルの比較結果信号を出力し、LED端子電圧VLEDが第2の閾値電圧Vth2まで上昇したときにチャージポンプ回路12をチャージ状態からポンプ状態へ切り換える第2の切換え指示を示す論理ハイレベルの比較結果信号を出力する。
また、上記インバータGは、比較結果信号が第1の切換え指示を示しているときは、分圧回路における分圧比を第2の分圧比に切換え、比較結果信号が第2の切換え指示を示しているときは、分圧回路における分圧比を第1の分圧比に切換える分圧比制御手段として動作する。換言すれば、インバータGである分圧比制御手段は、比較結果信号が第1の切換え指示を示しているときは、第2に抵抗器(可変抵抗器)R2の抵抗値を12.5kΩの第1の抵抗値に設定し、比較結果信号が第2の切換え指示を示しているときは、第2に抵抗器(可変抵抗器)R2の抵抗値を10kΩの第2の抵抗値に設定する。
このような構成の定電圧制御回路によれば、図8に示されるように、最低のLED端子電圧VLEDは、180mVの第1の閾値電圧Vth1と200mVの第2の閾値電圧Vth2との間の電圧範囲になるように制御されるので、実質的に190mVの一定電圧に制御される。そして、発光ダイオードの順方向降下電圧Vは一定であるので、図8に示されるように、出力電圧VOUTも一定電圧に制御される。
ここで、従来のLEDドライバにおいて、1.5倍の昇圧動作時におけるチャージポンプ回路12の状態1と状態2との間のスイッチングは、発振器13から供給される発振信号(クロック信号)によって行われていることに注意されたい。すなわち、従来のLEDドライバでは、負荷の軽重に拘らず、スイッチング周期は一定である。そして、従来のLEDドライバでは、図1に示されるように、1.5倍の昇圧動作時には、入力電圧VINを1.5倍した出力電圧VOUTを出力している。
以下、図5、図7および図8を参照して、図5に示す定電圧制御回路の動作について説明する。
初期状態として、最低LED電圧セレクタ16から200mVの第2の閾値電圧Vth2より徐々に低下する最低のLED端子電圧VLEDが供給されているとする。この場合、ヒステリシス比較器22は第2の切換え指示を示す論理ハイレベルの比較結果信号を出力している。従って、インバータGは論理ローレベルの反転信号を出力するのでNチャネル電界効果トランジスタM8はオフ状態になっている。この為、可変抵抗器R2の抵抗値は12.5kΩの第1の抵抗値となり、分圧回路からは100mVより高い分圧電圧VDIVが出力されている。第2の切換え指示を示す論理ハイレベルの比較結果信号に応答して、チャージポンプ回路12のドライバは、チャージポンプ回路12を状態2(ポンプ状態)に構成している。従って、出力電圧VOUTは徐々に低下する。
この状態において、図8の時刻tにおいて、最低のLED端子電圧VLEDが180mVの第2の閾値電圧Vth2まで下降したとする。このとき、分圧回路から出力される分圧電圧VDIVが100mVになるので、ヒステリシス比較器22は比較結果信号を論理ハイレベルから論理ローレベルに遷移する。この第1の切換え指示を示す論理ローレベルの比較結果信号に応答して、チャージポンプ回路12のドライバは、チャージポンプ回路12を状態2(ポンプ状態)から状態1(チャージ状態)に切り換える。従って、出力電圧VOUTはこの時刻t以降徐々に上昇する。一方、インバータGは、論理ハイレベルの反転信号を出力するので、Nチャネル電界効果トランジスタM8はオンする。これにより、可変抵抗器R2の抵抗値は10kΩの第2の抵抗値になる。その為、分圧回路から出力される分圧電圧VDIVは100mVより低くなり、ヒステリシス比較器22は第1の切換え指示を示す論理ローレベルの比較結果信号を出力し続ける。
出力電圧VOUTが上昇するので、最低のLED端子電圧VLEDも上昇する。そして、図8の時刻tで、最低のLED端子電圧VLEDが200mVの第2の閾値電圧Vth2まで上昇したとする。そのとき、分圧回路から出力される分圧電圧VDIVが100mVになるので、ヒステリシス比較器22は比較結果信号を論理ローレベルから論理ハイレベルに遷移する。この第2の切換え指示を示す論理ハイレベルの比較結果信号に応答して、チャージポンプ回路12のドライバは、チャージポンプ回路12を状態1(チャージ状態)から状態2(ポンプ状態)に切り換える。従って、出力電圧VOUTはこの時刻t以降徐々に下降する。一方、インバータGは、論理ローレベルの反転信号を出力するので、Nチャネル電界効果トランジスタM8はオフする。これにより、可変抵抗器R2の抵抗値は12.5kΩの第1の抵抗値になる。その為、分圧回路から出力される分圧電圧VDIVは100mVより高くなり、ヒステリシス比較器22は第1の切換え指示を示す論理ハイレベルの比較結果信号を出力し続ける。
出力電圧VOUTが下降するので、最低のLED端子電圧VLEDも下降する。図8の時刻tにおいて、最低のLED端子電圧VLEDが180mVの第1の閾値電圧Vth1まで下降したとすると、分圧回路から出力される分圧電圧VDIVが100mVになり、ヒステリシス比較器22は比較結果信号を論理ハイレベルから論理ローレベルに再び遷移する。それ以降、上述した動作を繰り返す。
このようにして、最低のLED端子電圧VLEDは、180mVの第1の閾値電圧Vth1と200mVの第2の閾値電圧Vth2との間の電圧範囲である、190mVの一定電圧になるように制御されるので、出力電圧VOUTも一定電圧になるように制御される。すなわち、本発明に係る制御方法は、出力電圧VOUTが一定の電圧範囲に収まるように、チャージポンプ回路12における状態1(チャージ状態)と状態2(ポンプ状態)との間のスイッチングを制御する方法である。
その為、図9に示されるように、負荷の軽重に拘らず、出力電圧VOUTのリップルRが一定となる。図9において、(A)は、負荷が重負荷のときの出力電圧VOUTの波形を示し、(B)は、負荷が軽負荷のときの出力電圧VOUTの波形を示している。負荷が重負荷のとき(図9(A))の出力電圧VOUTのリップルRと、負荷が軽負荷のとき(図9(B))の出力電圧VOUTのリップルRとが等しくなっていることが分かる。すなわち、負荷の軽重に拘らず、出力電圧VOUTのリップルRは常に一定である。ここで、本発明では、状態1と状態2との間のスイッチングを、定電圧制御回路のヒステリシス比較器22から供給される比較結果信号によって行っているので、軽負荷時のスイッチング周期Tが重負荷時のスイッチング周期Tよりも長くなる。
また、本発明による制御方法では、上述の出力電圧VOUTの変動範囲(リップル)Rを大きく設定することで、従来の制御方法と比較して、スイッチング回数を減らすことができる。そのため、チャージポンプ回路12を構成する7つの電界効果トランジスタM1〜M7のゲートの寄生容量によるロス分が軽減され、LEDドライバ10の効率を向上させることができる。
チャージポンプ式LEDドライバの効率ηは、下記の数1で表される計算式で求められる。
Figure 2006353007
ここで、IOUTは出力電流(各発光ダイオードに流れる負荷電流(LED電流))を表し、IINは入力電流を表す。
数1中において、発光ダイオードの順方向降下電圧V、出力電流IOUT、および入力電圧VINは制御方法に依らず一定の値であるので、入力電流IINのみ制御方法により差が生じる。そのため、制御方法による入力電流IINの差がそのままチャージポンプ式LEDドライバの効率差として反映される。
この技術分野において周知のように、コンデンサに蓄えられる電荷Qは、Q=CV=itで表される。従って、入力電流IINは下記の数2で表される。
Figure 2006353007
ここで、CINPは寄生容量の容量値を表す。
数2より、t(=スイッチング周期)が大きい程、寄生容量による影響が相対的に少なくなり、入力電流IINが小さくなる。その結果として、チャージポンプ式LEDドライバの効率ηが向上することが分かる。
また、一回当たりのスイッチングロスも、従来の制御方法に比較して、本発明に係る定電圧制御方法の方が、小さくなる。その理由は、負荷に応じてスイッチング周波数が変化し、軽負荷時においてはスイッチング周期が長くなり、ある一定期間を考えるとスイッチング回数が減少するからである。
よって、本発明による制御方法では、従来の制御方法より効率を向上させることができ、負荷の軽重によって出力電圧VOUTのリップルが変動しない、軽負荷時においてはスイッチング回数が減少するので効率が上がる、というメリットがあり、有用である。
図10及び図11に一例として、本発明によるチャージポンプ式LEDドライバ10と従来のチャージポンプ式LEDドライバの効率ηの特性を示す。図10は、出力電流IOUTが20mAのとき(20mA負荷時)のチャージポンプ式LEDドライバの効率ηを示し、図11は、出力電流IOUTが5mAのとき(5mA負荷時)のチャージポンプ式LEDドライバの効率ηを示す。尚、20mAの出力電流IOUTは、折り畳み式の携帯電話において、その携帯電話を開いてメインディスプレイが所定時間の間だけ明るく表示されているときに流れる電流に相当し、5mAの出力電流IOUTは、その所定時間経過した後にメインディスプレイの表示が暗くなったときに流れる電流に相当する。
図10及び図11において、横軸は入力電圧VIN(V)を示し、縦軸はチャージポンプ式LEDドライバの効率η(%)を示す。また、図10及び図11の各々において、黒塗り四角が従来のチャージポンプ式LEDドライバの効率ηを示し、黒塗り菱形が本発明によるチャージポンプ式LEDドライバ10の効率ηを示す。この例では、入力電圧VINが3.6V以上のとき、チャージポンプ式LEDドライバは1倍のモードで動作し、入力電圧VINが3.6V以下のとき、チャージポンプ式LEDドライバは1.5倍の昇圧モードで動作する。
図10から、20mA負荷時の1.5倍昇圧時において、本発明によるチャージポンプ式LEDドライバ10の効率ηが、従来のチャージポンプ式LEDドライバの効率ηよりも約1%向上していることが分かる。これは、スイッチング回数が低減することにより、電界効果トランジスタのゲートの寄生容量に起因するロスが減ったためであると考えられる。
一方、図11から、5mA負荷時の1.5倍昇圧時において、本発明によるチャージポンプ式LEDドライバ10の効率ηが、従来のチャージポンプ式LEDドライバの効率ηよりも約3%向上していることが分かる。これは、20mA負荷時と比較して、さらにスイッチング回数が減るので、軽負荷の方が効率の差が顕著になることを表している。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、上述した定電圧制御回路は、基準電圧発生器15と、抵抗器R1、R2から成る分圧回路と、ヒステリシス比較器22と、インバータGとから構成されているが、定電圧制御回路はこのような構成のものに限定されない。とにかく、定電圧制御回路は、LED端子電圧VLEDが一定となるように、チャージポンプ回路12をチャージ状態とポンプ状態との間でスイッチングして、出力電圧VOUTが負荷の軽重に拘らず常に一定のリップルRを持つように出力電圧VOUTを定電圧制御するものであれば、どのような構成であっても良い。
昇圧率を1.5倍に設定したときの従来のチャージポンプ回路の昇圧動作状態を示す回路図である。 従来のチャージポンプ式LEDドライバにおける、負荷の軽重により出力電圧が変動する様子を示す波形図で、(A)は負荷が重負荷のときの出力電圧の波形を示し、(B)は負荷が軽負荷のときの出力電圧の波形を示している。 チャージポンプ回路の構成を、第1及び第2のコンデンサと共に示す回路図である。 本発明の一実施の形態に係るチャージポンプ式LEDドライバを示すブロック図である。 図4のチャージポンプ式LEDドライバに使用される、定電圧制御回路の具体的な構成を示す回路図である。 本発明による定電圧制御方法を説明するためのブロック図である。 昇圧率を1.5倍に設定したときの、図4に示すチャージポンプ回路の動作状態を示す回路図である。 図5に示した定電圧制御回路を用いた、図4のチャージポンプ式LEDドライバにおける最低のLED端子電圧と出力電圧の特性を示す波形図である。 図4に示されるチャージポンプ式LEDドライバにおける出力電圧の特性を示す波形図で、(A)は負荷が重負荷のときの出力電圧の波形を示し、(B)は負荷が軽負荷のときの出力電圧の波形を示している。 20mA負荷時の本発明及び従来のチャージポンプ式LEDドライバの効率の特性を示す図である。 5mA負荷時の本発明及び従来のチャージポンプ式LEDドライバの効率の特性を示す図である。
符号の説明
10 チャージポンプ式LEDドライバ
12 チャージポンプ回路
13 発振器(OSC)
15 基準電圧発生器
17 LEDイネーブルロジック
18 カレントミラー回路
20 電池
21 第1の比較器
22 第2の比較器(ヒステリシス比較器)
R1 第1の抵抗器
R2 第2の抵抗器(可変抵抗器)
R21、R22 抵抗器
M1〜M8 電界効果トランジスタ
LED1〜LED6 白色発光ダイオード
IN 入力コンデンサ
C1、C2 コンデンサ
OUT 出力コンデンサ
G インバータ

Claims (10)

  1. 入力電圧を入力し、昇圧した出力電圧を得るための複数のコンデンサを有するチャージポンプ回路において、前記複数のコンデンサへ電荷を注入するチャージ状態と、前記複数のコンデンサの電荷を出力用コンデンサに出力するポンプ状態とを切り換えるタイミングを制御する方法であって、前記出力電圧が負荷の軽重に拘らず常に一定のリップルを持つように前記出力電圧を定電圧制御することを特徴とするチャージポンプ回路の制御方法。
  2. 前記複数のコンデンサが2つのコンデンサから成り、前記チャージ状態は前記2つのコンデンサが並列接続されることであり、前記ポンプ状態は前記2つのコンデンサが直列接続されることである、請求項1に記載のチャージポンプ回路の制御方法。
  3. 前記出力電圧が前記負荷として発光ダイオード(LED)に印加され、前記出力電圧から前記発光ダイオードの順方向降下電圧を減算して得られるLED端子電圧が一定になるように、前記チャージ状態と前記ポンプ状態との間をスイッチングするタイミングを制御することを特徴とする、請求項1又は2に記載のチャージポンプ回路の制御方法。
  4. 前記LED端子電圧が第1の閾値電圧まで下降したときに前記チャージポンプ回路を前記ポンプ状態から前記チャージ状態に切り換え、前記LED端子電圧が前記第1の閾値電圧より高い第2の閾値電圧まで上昇したときに前記チャージポンプ回路を前記チャージ状態から前記ポンプ状態に切り換え、これによって前記LED端子電圧を、前記第1の閾値電圧と前記第2の閾値電圧との間の範囲の電圧になるように調整して、一定になるように制御する、請求項3に記載のチャージポンプ回路の制御方法。
  5. 入力端子から印加される入力電圧を昇圧率で昇圧して出力電圧を出力端子から出力コンデンサへ出力して、前記出力電圧を少なくとも1つの発光ダイオード(LED)に印加して前記発光ダイオードを駆動するチャージポンプ式LEDドライバにおいて、
    前記入力端子と前記出力端子との間に接続され、2つのコンデンサを備えたチャージポンプ回路であって、前記2つのコンデンサが前記入力端子と前記出力端子との間に並列に接続されるチャージ状態と、前記2つのコンデンサが前記入力端子と接地端子との間に直列に接続されるポンプ状態と、の間で切り換え可能な前記チャージポンプ回路と、
    前記出力電圧から前記発光ダイオードの順方向降下電圧を減算して得られるLED端子電圧が一定になるように、前記チャージポンプ回路を前記チャージ状態と前記ポンプ状態との間でスイッチングして、前記出力電圧が負荷の軽重に拘らず常に一定のリップルを持つように前記出力電圧を定電圧制御する定電圧制御回路と
    を備えたことを特徴とするチャージポンプ式LEDドライバ。
  6. 前記定電圧制御回路は、前記LED端子電圧が第1の閾値電圧まで下降したときに前記チャージポンプ回路を前記ポンプ状態から前記チャージ状態へ切り換える第1の切換え指示を示し、前記LED端子電圧が前記第1の閾値電圧より高い第2の閾値電圧まで上昇したときに前記チャージポンプ回路を前記チャージ状態から前記ポンプ状態へ切り換える第2の切換え指示を示す比較結果信号を出力するヒステリシス比較器を含み、
    これによって前記LED端子電圧を、前記第1の閾値電圧と前記第2の閾値電圧との間の範囲の電圧になるように調整して、一定になるように制御することを特徴とする請求項5に記載のチャージポンプ式LEDドライバ。
  7. 前記定電圧制御回路は、
    所定の基準電圧を発生する基準電圧発生器と、
    前記LED端子電圧を分圧して分圧電圧を出力する分圧回路であって、分圧比を、前記第1の閾値電圧を検出するための第1の分圧比と前記第2の閾値電圧を検出するための第2の分圧比との間で切換え可能な、前記分圧回路と、
    前記基準電圧と前記分圧電圧とを比較して、前記比較結果信号を出力する前記ヒステリシス比較器と、
    前記比較結果信号が前記第1の切換え指示を示しているときは、前記分圧回路における前記分圧比を前記第2の分圧比に切換え、前記比較結果信号が前記第2の切換え指示を示しているときは、前記分圧回路における前記分圧比を前記第1の分圧比に切換える分圧比制御手段と
    を備えることを特徴とする、請求項6に記載のチャージポンプ式LEDドライバ。
  8. 前記ヒステリシス比較器は、前記基準電圧を入力する反転入力端子と、前記分圧電圧を入力する非反転入力端子とを持ち、
    前記分圧回路は、一端に前記LED端子電圧を受け、他端が前記非反転入力端子に接続された第1の抵抗器と、前記非反転入力端子と接地端子との間に接続された第2の抵抗器とを備え、
    前記第2の抵抗器の抵抗値は、第1の抵抗値と該第1の抵抗値より小さい第2の抵抗値との間で可変であり、
    前記分圧比制御手段は、前記比較結果信号が前記第1の切換え指示を示しているときは、前記第2の抵抗器の抵抗値を前記第1の抵抗値に設定し、前記比較結果信号が前記第2の切換え指示を示しているときは、前記第2の抵抗器の抵抗値を前記第2の抵抗値に設定する、請求項7に記載のチャージポンプ式LEDドライバ。
  9. 前記第2の抵抗器は、前記非反転入力端子と前記接地端子との間に接続された第1の固定抵抗器と、該第1の固定抵抗器と並列に接続された、第2の固定抵抗器とスイッチ素子とから成る直列回路とから構成され、
    前記分圧比制御手段は、前記比較結果信号を反転して反転信号により前記スイッチ素子のオン/オフを制御するインバータから構成されている、ことを特徴とする請求項8に記載のチャージポンプ式LEDドライバ。
  10. 前記チャージポンプ式LEDドライバは前記発光ダイオードとして複数個の発光ダイオードを駆動するものであり、前記LED端子電圧として、前記複数個の発光ダイオードの中の最低のLED端子電圧を使用する、ことを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1つに記載のチャージポンプ式LEDドライバ。
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