JP2006348831A - 車載用過給機付きエンジンの制御装置 - Google Patents

車載用過給機付きエンジンの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006348831A
JP2006348831A JP2005175408A JP2005175408A JP2006348831A JP 2006348831 A JP2006348831 A JP 2006348831A JP 2005175408 A JP2005175408 A JP 2005175408A JP 2005175408 A JP2005175408 A JP 2005175408A JP 2006348831 A JP2006348831 A JP 2006348831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
engine
supercharger
electric supercharger
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005175408A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Katogi
工三 加藤木
Minoru Osuga
大須賀  稔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005175408A priority Critical patent/JP2006348831A/ja
Publication of JP2006348831A publication Critical patent/JP2006348831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

【課題】運転者の加速要求に素早く対応することができるとともに、モータ等の加速補助手段の小型化等を図ることができて、エンジン出力を効果的に高めることができる車載用過給機付きエンジンの制御装置を提供する。
【解決手段】 複数の過給手段の一つとして、モータ22駆動の電動過給機20が用いられている車載用過給機付きエンジンの制御装置であって、運転者の加速要求値を検出する加速要求検出手段62と、車両運転状態を検出する車両運転状態検出手段82と、前記加速要求検出手段62により検出された運転者の加速要求値と前記車両運転状態検出手段82により検出された車両運転状態に基づき、前記複数の過給手段を制御する制御手段100と、を備えてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、駆動エネルギが異なる複数の過給手段、例えば、ターボチャージャとモータ駆動の電動過給機とを有する車載用過給機付きエンジンの制御装置に関する。
従来より、過給機、例えば排気ガスの流動エネルギを利用したターボチャージャを用いて吸気通路内の圧力を大気圧以上に加圧して燃焼室に過給し、もってエンジン出力を高める技術が知られている。しかしながら、排気ガスのエネルギを用いた従来のメカニカルターボチャージャでは、加速する際に、過給圧の上昇が運転者の加速要求に対して遅れるため、いわゆるターボラグが生じてしまう。
このターボラグを解消すべく、ターボチャージャを必要に応じて電動モータで回転駆動できるようになして、電動モータ付きターボチャージャとしてその過給能力を助長することが知られている(例えば、下記特許文献1等を参照)。
特開平11−280510号公報
しかしながら、前記従来の電動モータ付きターボチャージャでは、電動モータ無しのターボチャージャに比較して、タービンの慣性モーメントが大きいため、ターボラグ解消のためには、タービン回転数の上昇に必要なエネルギが大となり、モータとして大型で大出力のものを用いることが要求される。また、電動モータによる補助動力を必要としない運転領域においては、ターボチャージャが回っている間、電動モータも無駄に回っていることになる。さらに、慣性モーメントが大きい分、加速時、減速時の応答が遅くなり、さらに電動モータの軸受けを頑丈にすること等も必要とされ、未だ解消すべき課題が多く残っている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、運転者の加速要求に素早く対応することができるとともに、モータ等の加速補助手段の小型化等を図ることができて、エンジン出力を効果的に高めることができる車載用過給機付きエンジンの制御装置を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る制御装置は、駆動エネルギが異なる複数の過給手段を有する車載用過給機付きエンジンの制御を行うもので、運転者の加速要求値を検出する加速要求検出手段と、車両運転状態を検出する車両運転状態検出手段と、前記加速要求検出手段により検出された運転者の加速要求値と前記車両運転状態検出手段により検出された車両運転状態に基づき、前記複数の過給手段のうちの少なくとも一つの過給動作を制御する制御手段と、を備える。
好ましい態様では、前記過給手段の一つとして、モータ駆動の電動過給機が用いられ、さらに好ましい態様では、前記過給手段の他の一つとして、ターボチャージャが用いられる。
前記加速要求検出手段は、好ましくは、アクセルペダルの開度を検出するアクセルペダルセンサを備えており、該アクセルペダルセンサにより検出されるアクセルペダル開度もしくはそれに相関する量とその単位時間あたりの変化量もしくは変化率に基づいて、運転者の加速要求値を検出するようにされる。
前記車両運転状態検出手段は、好ましくは、車速及び/又はエンジン回転数に基づいて、車両運転状態を検出するようにされる。
前記制御手段は、好ましくは、前記加速要求値が大きいほど、前記電動過給機の目標回転数を高く設定するようにされる。
前記制御手段は、好ましくは、車両の運転状態が減速状態であるとき、前記加速要求値と車両の減速度合いとに基づいて、前記電動過給機の回転数を制御するようにされる。
この場合、前記制御手段は、好ましくは、前記加速要求値が大きいほど、また、前記車両の減速度合いが大きいほど、前記電動過給機の目標回転数を高く設定するようにされる。
前記制御手段は、好ましくは、前記ターボチャージャのタービン回転数、エンジン回転数、及び、エンジン負荷のうちの少なくとも一つに基づいて、前記電動過給機の回転数を制御するようにされる。
この場合、前記制御手段は、好ましくは、タービン回転数が低いほど、また、エンジン回転数が高いほど、さらに、エンジン負荷が小さいほど、前記電動過給機の目標回転数を高く設定するようにされる。
他の好ましい態様では、前記電動過給機をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路と電動過給機通路部とを選択的に開閉するバイパス弁と、が設けられ、前記制御手段は、前記加速要求値と前記車両運転状態とに基づき、前記電動過給機の過給動作及び前記バイパス弁の開閉態様を制御するようにされる。
前記加速要求検出手段は、好ましくは、走行路の勾配、路面状況、カーブの曲率の大小等の車両の外部環境を加味して、運転者の加速要求値を設定するようにされる。
前記制御手段は、好ましくは、ブレーキペダルセンサやステアリングセンサ等から得られる車両制御情報に基づいて、前記電動過給機の目標回転数を設定するようにされる。
他の別の好ましい態様では、前記電動過給機のモータへの供給電流値を検出する電流検出手段と、エンジン始動時からの前記供給電流の積算値を算出する電流積算値演算手段と、発電電圧が可変の発電手段と、を備え、前記制御手段は、前記電流積算値演算手段により算出された電流積算値に基づいて、前記電動過給機が過給動作をしていないときの前記発電手段の発電電圧を制御するようにされる。
他の好ましい態様では、車両の走行加速度を検出する加速度検出手段を備え、前記制御手段は、前記加速度検出手段により検出された車両の走行加速度に基づいて、前記電動過給機の過給動作と前記バイパス弁の開閉態様を制御するようにされる。
他の好ましい態様では、エンジン冷却水温を検出する水温センサを備え、前記制御手段は、前記水温センサにより検出されたエンジン冷却水温に基づいて、前記電動過給機の過給動作と前記バイパス弁の開閉態様を制御するようにされる。
本発明に係る車載用過給機付きエンジンの制御装置では、例えば、メカニカルターボチャージャとは別に、もう一つの過給手段として電動過給機を用意しているので、従来の電動モータ付きターボチャージャに比較して、タービンの慣性モーメントが小さくなり、加速時においてタービンの慣性モーメントが負担とならず、そのため、加速性等を向上できる。
また、電動過給機をバイパスするバイパス通路及び該バイパス通路と電動過給機通路部とを選択的に開閉するバイパス弁を設けて、電動過給機の過給動作及びバイパス弁の開閉態様を制御するようにされるので、必要なときだけ電動過給機による過給を行い、電動過給機による過給を必要としないときには、電動過給機の過給動作を停止してメカニカルターボチャージャのみによる過給を行うこと等、様々な制御を行うことができ、制御自由度が向上する。
さらに、運転者の加速要求値と車両の運転状態とに基づき、電動過給機の過給動作及びバイパス弁の開閉態様を制御するようにされるので、加速開始の前に、予め予備的な過給を行う予回転制御を行うことができる。
これにより、加速開始時のターボラグを解消でき、運転者の加速要求に素早く対応することができるだけでなく、他の加速補助手段と組み合わせる場合にも加速補助手段の小型化等を図ることができる。
また、例えば、エンジンのクランクシャフト又は変速機の出力シャフトにモータによる回転駆動力を与えることによって、加速をするハイブリッドモータを組み合わせた場合でも、電動過給機によってエンジン出力を効果的に高めることができるので、ハイブリッドモータの小型化等を図ることができる利点も得られる。
以下、本発明の車載用過給機付きエンジンの制御装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1の(A)は、本発明に係る制御装置が適用される過給機付きエンジンを搭載した車両1の主要部の模式図、図1の(B)は、前記制御装置を有するエンジンを示す概略構成図である。
図1の(A)において、車両1は、エンジン30と変速機80からなるパワーユニット3を搭載している。エンジン30は、図1の(B)に示される如くに、シリンダ30a内に嵌挿されたピストン32上方に画成される燃焼室33に燃料噴射弁36と点火プラグ34が臨設され、所定のクランク角度で燃料噴射弁36から燃焼室33内に燃料が直接噴射され、燃焼室33内の空気と噴射された燃料とで混合気が生成され、適切なクランク角度で点火プラグ34に高電圧が印加されて、高電圧の放電によって燃焼室33内に火花が飛び、これによって前記混合気が爆発燃焼するようになっている。クランク角度は、クランクシャフト28に付設されたクランク角センサ38によって検出され、同時にクランク角センサ38から得られる信号(パルス)の時間間隔又は所定時間内に発生するパルス数に基づいてエンジン回転数が求められる。また、クランクシャフト28の特定の回転位置(位相)を検出するカム角センサ39から得られる信号(パルス)に基づいて気筒判別等がなされる。また、後述するコントロールユニット100により、クランク角センサ38、水温センサ52、リニア空燃比センサ37等から得られる信号に基づいて、燃料噴射量や吸入空気量等が制御される。排気ガスは排気通路14に設けられた触媒59により浄化される。
吸気通路13から燃焼室33への空気導入と、排気通路14への燃焼廃ガスの排出は、それぞれ吸気弁41と排気弁42を備えた動弁機構によって行われる。この動弁機構により、吸気弁41及び排気弁42の開閉タイミングやリフト量が調整される。
吸気通路13には、上流側から順次、エアクリーナ16、吸入空気量を検出するエアフローセンサ40、メカニカルターボチャージャ10、電動過給機20、インタークーラ25、電子制御スロットル31等が配在され、さらに、必要に応じて吸気通路13内の圧力を検出する圧力センサ50や吸気温センサ51等も配置される。
また、運転者の加速要求値を検出するため、アクセルペダル60の開度(踏み込み量)を検出するアクセルペダルセンサ62や、変速機80のギア比又はギアポジションを検出するポジションセンサ81等も配備されている。
さらに、車両の運転状態を検出するため、車輪5の回転数を検出する車速センサ82、ハンドル18の操作角度(操舵角)を検出するステアリングセンサ83、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込み量を検出するブレーキセンサ84、ブレーキディスク86に対するブレーキ圧等を制御する車体制御装置85、外気温センサ等も配備されている。
前記メカニカルターボチャージャ10は、排気ガスが持つ流動エネルギを利用して過給を行うものであり、タービンケース10d内に納められている、排気ガスの流れを受けて回転するタービン10aと、このタービン10aのシャフト10cに結合されたコンプレッサインペラ10bとから構成されている。
排気ガスの流れでメカニカルターボチャージャ10内のタービン10aが回転すると、タービン10aと結合されたタービンシャフト10cを介して、吸気通路13側のコンプレッサインペラ10bが回り、該コンプレッサインペラ10bが吸気通路13内の空気を圧縮して、吸気通路13における当該インベラ10bより下流部分の圧力を高めることでエンジン(燃焼室33)に空気が過給される。なお、ターボチャージャ10には、タービン回転数を検出するためのタービン回転数センサ11が設けられている。
前記電動過給機20は、モータ22によって回転駆動されるシャフトに過給用のコンプレッサインペラ20aを連結したものである。吸気通路13におけるコンプレッサインペラ20aが配置されている部分(電動過給機通路部13a)をバイパスするようにバイパス通路23が設けられ、このバイパス通路23の下流部分にバイパス弁21が配在されている。バイパス弁21は、吸気通路13における前記電動過給機通路部13aと前記バイパス通路23とを選択的に開閉するようになっており、このバイパス弁21によって、空気が電動過給機通路部13a側とバイパス通路23側のどちらを流れるかが調整される。ここでは、バイパス弁21がバイパス通路23を閉じ、電動過給機通路部13aを開いている状態を電動過給可能状態と称し、逆に、バイパス弁21がバイパス通路23を開き、電動過給機通路部13aを閉じている状態を、非電動過給状態と称する。バイパス弁21の開度は、バイパス通路23全閉時(電動過給可能状態)を100(%)、電動過給機通路部13a全閉時(非電動過給状態)を0(%)とする。なお、電動過給機20の回転数(モータ22の回転数)を検出するモータ回転数センサ24がモータ22に付設されている。
電動過給機20は車載バッテリ12を電源としており、該バッテリ12から電動過給機20のモータ22への供給電流が電流センサ70により検出されるようになっている。また、バッテリ電圧は後述するコントロールユニット100により検出されるようになっている。バッテリ12は,クランクシャフト28により回転駆動され、かつ、前記コントロールユニット100によってその発電電圧が制御される発電電圧可変オルタネータ90により充電される。
前記インタークーラ25は過給された吸入空気を冷却するものであり、このインタークーラ25によって燃焼室33内の空気の充填効率が高められる。
前記電子制御スロットル31は、燃焼室33に導入される空気量を調節するものであり、スロットル弁31aとそれを回転させるモータM、及び、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ43等から構成され、スロットル弁31aの開度(スロットル開度)は、後述するコントロールユニット100により、アクセルペダル60の開度(運転者の加速要求値)や車速及びエンジン回転数(車両運転状態)に基づいて制御される。
前記エンジン30の各部の制御を行うため、コントロールユニット100が備えられている。図2にコントロールユニット100の内部構成を機能ブロック図で示す。
コントロールユニット100は、それ自体はよく知られているもので、演算部100A、入力部100B、出力部100Cを備えている。演算部100Aは、CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM104、及び時間計測部105等で構成される。入力部100Bは、デジタル入力(A/D変換)回路111、パルス入力回路112、アナログ入力回路113等で構成される。出力部100Cは、リレー出力回路121、パルス出力回路122等から構成される。上記の他、通信信号のレベル変換やタイミング変換を行う通信回路123が備えられている。
コントロールユニット100には、エアフローセンサ40から得られる吸入空気量に応じた信号やアクセルペダルセンサ62から得られるアクセルペダル60の開度に応じた信号の他、スロットル開度センサ43、吸気圧センサ50、水温センサ52、外気温センサ51、電流センサ70、ステアリングセンサ83等のアナログ信号と、エンジン回転数とクランク角度を検出するクランク角センサ38、気筒判別を行うためのカム角センサ39、車速センサ82、メカニカルターボチャージャ10のタービン回転数センサ11、電動過給機20のモータ回転数センサ24等からのパルス信号と、ブレーキペダルセンサ84、イグニッションスイッチ9やその他の電気負荷の投入状態を検出する電気負荷スイッチ、変速機のギア比又はギアポジションセンサ81等からの信号が供給される。
コントロールユニット100は、前記入力信号に基づいて、燃料噴射弁36(による燃料噴射量)の制御、点火時期制御、スロットル弁31aの開度(スロットル開度)制御、電動過給機20の過給動作(回転数)制御、バイパス弁21の開閉態様の制御等を行う。
本実施形態において、コントロールユニット100は、図3に示される如くに、吸入空気量やエンジン回転数に基づく燃料噴射量及び点火時期の制御の他、アクセルペダル開度等に基づいて求められる運転者の加速要求値と、車速及びエンジン回転数等に基づいて求められる車両の運転状態とに基づき、さらに、必要に応じて、走行路の勾配、路面状況、カーブの曲率の大小等の車両の外部環境等を加味して、スロットル弁31aの目標開度、電動過給機20(のモータ22)の目標回転数、バイパス弁21の目標開度(開閉態様=電動過給可能状態とするか、非電動過給状態とするか等)を設定し、それらが目標値となるように、電子制御スロットル31、電動過給機20(のモータ22)、バイパス弁21に制御信号を供給してそれらの制御を行う。
図4は、コントロールユニット100による電動過給機制御構成を示す。
電動過給機20の制御は、前記したアクセルペダル開度に基づいて求められる運転者の加速要求値、並びに、車速及びエンジン回転数に基づいて求められる車両の運転状態から算出される電動過給機20の目標回転数と電動過給機20のモータ22(コンプレッサインベラ20a)の回転数(実回転数)とを比較し、それらが一致するように、電動過給機20(のモータ22)に対する制御量を演算し、これをデューティ平均化した制御信号をモータ22に供給する。具体的には、モータ22への供給電圧の平均値、モータへの供給電流の平均値、又はモータの回転磁界と固定界磁回路の位相差を制御する。モータ22にはコンプレッサインペラ20aが直結されており、コンプレッサインペラ20aが回転することによって、吸気通路13におけるインベラ下流部分の圧力が高められる。モータ22への供給電圧の平均値や供給電流の平均値を制御するには、モータ22に供給する電圧の絶対値そのものを制御するほか、デューティを制御して時間的な平均値を可変とする方法がある。
図5は、コントロールユニット100によるスロットル開度制御構成を示す。
スロットル開度制御は、前記したアクセルペダル開度に基づいて求められる運転者の加速要求値、並びに、車速及びエンジン回転数に基づいて求められる車両の運転状態とから算出される目標スロットル開度とスロットル開度(実開度)とを比較し、それらが一致するように、電子制御スロットル31のモータMに対する制御量を演算し、これをデューティ平均化した制御信号を電子制御スロットル31(のモータM)に供給する。具体的には、モータMへの供給電圧の平均値、供給電流の平均値、又はモータの回転磁界と固定界磁回路の位相差を制御する。電子制御スロットル31のモータMへ供給電圧又は供給電流の平均値を制御するには、モータへの供給電圧の絶対値そのものを制御するほか、デューティを制御して時間的な平均値を可変とする方法がある。
次に、前記電動過給機20の目標回転数や目標スロットル開度を算出する際に必要とされる運転者の加速要求値の演算方法を説明する。
アクセルペダルセンサ62から得られる信号を一定の時間ごとにA/D変換して、現時点でのアクセルペダル開度(APS)と、所定時間前にA/D変換した前回(過去)のアクセルペダル開度とを比較して、それらの差分DAPS、すなわち、単位時間あたりの変化量を求める。この変化量=差分DAPSが運転者の加速要求値とされる。
そして、前記加速要求値=差分DAPSに応じて目標スロットル開度を算出する。具体的には、図6(A)に示される如くに、前記差分DPASに応じて、差分DAPSが大きいほど、さらに、吸気通路内圧力が低いほど、アクセルペダル開度に対して目標スロットル開度を上げるための補正係数を大きくする。この補正係数は、図6(B)に示される如くに、電動過給機20のモータ回転数に応じた係数としてもよく、また、図6(C)に示される如くに、メカニカルターボチャージャ10のタービン回転数に応じた係数としてもよい。こうして求められた補正係数をアクセルペダル開度(実開度)に乗じた値を目標スロットル開度とし、この目標スロットル開度に応じた制御信号を電子制御スロットル31に供給する。
一方、電動過給機20の目標回転数は、例えば、図7に示される如くに、アクセルペダル開度の差分DAPSに応じて基本目標回転数を設定し、この基本目標回転数を後述する第1、第2、第3補正係数を用いて補正することにより設定される(図11参照)。
前記第1補正係数は、図8に示される如くに、メカニカルターボチャージャ10のタービン回転数が低いほど、電動過給機20による過給を促進するため、大きく設定される。
また、前記第2補正係数は、図9に示される如くに、車両1が減速中か、定常走行中(車速の変化が小さいとき)か、加速中かに分けて、前記アクセルペダル開度と同様に、車速の単位時間あたりの変化量又は変化率、すなわち、車速の(時間)差分DVSPに応じて設定される。
また、エンジン回転数及び負荷に応じて第3補正係数を算出する。第3補正係数は、メカニカルターボチャージャ10の回転を補助するための係数であり、図10に示される如くに、エンジン回転数が低いほど小さく、エンジン負荷が小さいほど大きく設定される。
そして、図11に示される如くに、前記した第1、第2、第3の補正係数の加算値又は乗算値、あるいは大きい方を選択するなどの演算によって、電動過給機20の目標回転数を設定し、電動過給機20の回転数を前記目標回転数とすべく、前記モータ22に制御信号を供給する。なお、電動過給機20の基本目標回転数に補正係数に応じた加算値を加算することにより目標回転数を設定するようにしてもよい。
電動過給機20の目標回転数を設定した後、運転者の加速要求値=アクセルペダル開度の差分DAPSがさらに増加する場合は、目標回転数をさらに更新する。加速要求値が減少した場合は、アクセルペダル60の開度が所定値以上であれば、所定のエンジン運転条件に達するまで、目標回転数を維持する。例えば、メカニカルターボチャージャ10のタービン回転数が所定値以上となるまで、又は、吸気通路内圧力が所定値以上となるまで、電動過給機20の目標回転数設定値を維持する。
さらに、図12に示される如くに、電動過給機20が過給動作中にモータ22への供給電流値を検出して、電動過給機20が消費している電流及びこの電流と電圧を乗じた電力を算出する。過給動作中の前記供給電流の積算値又は前記電力の積算値とバッテリ電圧に応じて、オルタネータ90の発電目標電圧を設定する。例えば、供給電流の積算値又は電力の積算値に応じて、オルタネータ90の発電電圧が高くなるように、オルタネータ90に供給する制御信号のデューティ比を高くする。
さらに、電動過給機20が過給動作を行っていない停止状態のときは、停止直前までに電動過給機20に供給された電流の積算値又は電力の積算値に応じた時間の間、オルタネータ90の発電電圧を高く設定して、バッテリ12の充電を行う。
エンジン停止直前までで、オルタネータ90からの充電量が不足すると判断される場合、次回のエンジン始動時から、オルタネータ90の発電電圧を通常よりも高く設定するための、充電要求フラグ又は充電量不足分に相当するデータをバックアップRAM又はEEPROM等に記憶させておく。充電が足りていればフラグをリセットするか、又は、充電量不足分データをゼロとする。
そして、再度、エンジン始動時に前記充電要求フラグ又は充電量不足分データを参照して、ゼロでなければオルタネータ90の発電電圧を通常よりも高い値に設定する。
また、図13に示される如くに、運転状態の変化に伴い、加速要求値に基づく電動過給機20の目標回転数が電動過給機20のモータ回転数(実回転数)よりも高くなっているときは、バイパス弁21を電動過給機通路部13aを閉じる方向、すなわち、電動過給機20の動作(コンプレッサインベラ20aの回転)が吸気通路内の圧力上昇に寄与しない方向に制御する。
同様に、メカニカルターボチャージャ10の排気側バイパス通路(ウェストゲートバルブ)を開いて、過給が行われない方向に設定することでも同様の効果がある。
一方、電動過給機20の目標回転数を、前記の如くにアクセルペダル開度に基づいて設定する方法の他、ブレーキ動作の有無で切り換えることもできる。これを以下に、図14を用いて説明する。
図14(B)に示される如くに、運転者が車両を減速又は停止するためにブレーキペダルを踏み(時点ta)、減速又は停止直前の時点でブレーキペダルから足を離す場合(時点tb)、その後の再加速が予想されるので、ブレーキが解除されたとき、又はブレーキ力が弱まって車速の減速度合いが減少し始めたときから、電動過給機20の目標回転数を高く設定する。これにより、再加速をスムーズに行うことができる。
この場合、車速の減速度合いが減少し始めたことは、車輪の回転速度だけでなく、ステアリング角度(操舵角)に基づいて、曲がる動作を検知する、カーブの出口に近づいたことを検知する、あるいは、ステアリング角度が直線方向にもどり始めたことを検知すること等によっても検出することができる。これにより、一旦減速状態に入り、その後、GPSや道路の位置情報サービス、さらに、レーダーや前方監視カメラ等による前方の道路状況によって、直進走行が可能となってブレーキが解除される可能性があるときから、電動過給機20の目標回転数を高く設定することができ、これによってターボラグを解消できる。
再加速時にアクセルペダル開度と、吸気通路内圧力やメカニカルターボチャージャ10のタービン回転数、エンジン回転数、又は車速等の時間的な上昇度合いとの関係に基づいて、上昇度合いが所定値以下であると判断される場合、運転者の加速要求に達していないことになるので、電動過給機20の目標回転数をさらに高めて、過給圧を高めることも可能である。
このとき、図15に示される如くに、外部からの位置情報によって走行路が登り勾配での再加速か、又は負荷荷重が増えていることによる再加速なのか、等がわかれば、運転者の加速要求値、すなわち電動過給機20の目標回転数を早期に設定できるので、ターボラグを解消できる。変速機のギア比切り換えでシフトアップが行われるとき、クラッチミートがはずれたとき、又はATのトルクコンバータの回転数が減少方向に変化するタイミングで電動過給機20の目標回転数を高めに設定することでもターボラグを解消できる。
電動過給機20を過給動作させているとき、吸気通路内圧力が所定値に達するまでの要する時間に応じてエンジン出力の上昇率を推定でき、ギア比に応じて、車両の進行方向の勾配又は負荷荷重が推定される。
メカニカルターボチャージャ10のタービン回転数が上昇して、所定の過給圧が得られる状況に達したときは、バイパス弁21を非電動過給状態(電動過給機通路部13aを閉)にして、メカニカルターボチャージャ10のみで過給する。同時に、電動過給機20の目標回転数を0とし、電動過給機20のモータ22への通電を停止する。このとき、電動過給機20による圧力上昇分を補償するため、バイパス弁21を非電動過給状態にするタイミングは、メカニカルターボチャージャ10のターボラグ特性に合わせて、所定のディレイ時間を設ける。
所定の過給圧に達しているかどうかの判断は、吸気通路内圧力又はメカニカルターボチャージャ10のタービン回転数と電動過給機20のモータ22(コンプレッサインペラ20a)回転数の関係から判断しても良い。
加速を必要とするとき、燃焼室33内への充填効率を高めるため、スロットル開度をアクセルペダル開度に対応する通常開度よりも大きくするととともに、吸気弁41の閉じタイミングを遅らせて、吸気量を増やすことも必要である。
フューエルカットのときは、目標スロットル開度を0にする。電動過給機20の目標回転数を0としてモータ22への電力供給を停止しても、まだモータ22が惰性で回っている場合、バイパス弁21を中立位置にして、電動過給機20のコンプレッサインペラ20aを空回りさせて、エネルギ損失を減らす。
アイドル時、電動過給機20のコンプレッサインペラ20aは電動過給機通路部13aの邪魔になるので、バイパス弁21を非電動過給状態(バイパス通路23を開)にして、電動過給機20(電動過給機通路部13a)を通過せずに吸入空気が燃焼室33に流れるようにしておく。このとき、電動過給機20の目標回転数を0として電動過給機20の過給動作を停止しても良いが、再加速時にコンプレッサインペラ20の回転立ち上がりを早めるために、予めコンプレッサインペラ20aの入り口と出口の差圧が0又は出口の圧力が高くなるような低回転数を目標回転数として設定するとターボラグを解消できる。
エンジン停止中からの始動は、次のようにして行う。
すなわち、図16に示される如くに、始動時に冷却水温が所定値以上の場合、バイパス弁21を非電動過給状態(バイパス通路23を開)にして、吸気通路13内の流れを電動過給機20のコンプレッサインペラ20aが邪魔しないようにする。このとき、電動過給機20の目標回転数は0又は電動過給機20の入り口と出口との圧力差が生じない程度の値とする。
始動時冷却水温が所定温度未満の場合、図17に示される如くに、ギア位置がニュートラル又はクラッチ接続が非締結であれば、バイパス弁21を電動過給可能状態(バイパス通路23を閉、電動過給機通路部13aを開)にして、クランキングと同時、又は、クランキングよりも先に電動過給機20の目標回転数を最大回転数に設定して、電動過給機20(のモータ22)を回転させておく。この動作によって、吸気通路13内の圧力が大気圧よりも上昇するので燃焼室33内の燃料の気化を促進でき、低温始動性を改善できる。クランキングよりも先に電動過給機20に回転を与えるタイミングは、ドアロックの解除や始動前のシート位置の再調整の開始時、又はキーの差し込みタイミング等をトリガとすることも可能である。
エンジン停止中からの始動は、以下のように行う。
まず、バイパス弁21の開閉を以下の条件に基づいて判断する。
エンジン始動時に、電動過給機20による不要な過給を防止するため、以下の条件がすべて成立するとき、バイパス弁21を非電動過給状態(電動過給機通路部13aを閉)とし、何れかの条件が不成立のときは、バイパス弁21を電動過給可能状態(バイパス通路23を閉)とする。
条件a:運転者がアクセルペダル60を所定値以下の開度としている場合(概ね、アイドル放置相当でのエンジン負荷で回転を維持できる程度のアクセルペダル開度以下と判定される場合に相当する)。
条件b:車速を0と見なすことができる状態での始動。
条件c:変速機のギア位置がニュートラル又はパーキングのとき。
条件d:ブレーキペダルを踏んでいるとき、又は、サイドブレーキを引いているとき。
条件e:車体制御装置やABSなどのブレーキ制御装置が正常判定されているとき。
条件f:防盗装置からの始動制限が無いとき。
条件g:車両のドアすべてが閉じているとき。
条件h:エンジン水温が所定値以下の場合。
バイパス弁21がバイパス通路23を閉じているときは、図17(A)に示される如くの、エンジン回転数や冷却水温に応じて設定するマップ値から求められる目標回転数を電動過給機20の目標回転数とし、エンジンの暖機を促進する。
さらに、バッテリ電圧をモニタして、所定値よりも低い場合はオルタネータ90の発電電圧目標値を高く設定する。同時に、バックアップRAM又はEEPROMに記憶した充電要求フラグ又は充電量不足分データを参照して、0でなければ発電目標電圧を所定値にまで高くする。
運転者がアクセルペダル60を踏んで加速を開始する場合、上記条件cとdが両者とも不成立となれば、運転者がブレーキペダルをリリースしたときから、バイパス弁21を電動過給可能状態(バイパス通路23を閉)にして、アクセルペダル開度又はアクセルペダル開度の単位時間あたりの変化量(差分)とエンジン回転数に応じて電動過給機20の目標回転数を設定する。
メカニカルターボチャージャ10の回転数が所定値に達して、メカニカルターボチャージャ10によって過給が行われるときは、電動過給機20の目標回転数を0とし、バイパス弁21を非電動過給状態(電動過給機通路部13aを閉)とする。
上記条件e,f,gの何れかが不成立の場合は、電動過給機の目標回転数を0に保持する。
エンジン始動後、車両が停止中から加速開始する場合、最初の加速でギア位置がニュートラル位置から第1段位置に入ったとき、又は、サイドブレーキ又はフットブレーキのリリース、又は、アクセルペダルの踏み込み時をトリガとして、バイパス弁21を電動過給可能状態(バイパス通路23を閉)にして、車速又はエンジン回転数に応じて電動過給機20の目標回転数を設定する。スロットル開度をアクセルペダル60よりも大きく開く特性データを選択して、吸入空気を多くして加速を早める。
エンジン回転数又は車速、あるいは、吸気通路圧力、又は、タービン回転数が所定値に達したとき、バイパス弁21を非電動過給状態(電動過給機通路部13aを閉)にすると同時に電動過給機20の目標回転数を略0とする。
さらに、電子制御スロットル31をアクセルペダル開度対応値に一致するまで、徐々に変化させる。同時に、電動過給機20の目標回転数を設定する。
アクセルペダル開度信号APSとメカニカルターボチャージャ10のタービン回転数Ntに基づいて、マップから電動過給機20の基本目標回転数TNm1を算出する。
アクセルペダル開度信号APSの時間差データ(差分)DAPSとメカニカルターボチャージャの回転数Ntに基づいて、マップから電動過給機20の第2の目標回転数TNm2を算出する。
エンジン回転数又はQACYL(クランクシャフト28が720度回る間の空気量)に相当する値に基づいて、第3の目標回転数TNm3を算出する。
基本目標回転数TNm1、第2の目標回転数TNm2、第3の目標回転数TNm3のそれぞれを演算して、例えば、最大値又は加算値、又は乗算値を電動過給機の目標回転数に設定する。
メカニカルターボチャージャ10の回転で吸気通路内圧力が上昇し、吸気通路内圧力が所定値に達した後は電動過給機20の目標回転数を0に設定して、電動過給機20(のモータ22)の回転動作を停止する。同時に、バイパス弁21を非電動過給状態(電動過給機通路部13aを閉)にして、メカニカルターボチャージャ10のみで過給を続ける。
吸気通路内圧力の値を取り込むことができないシステムでは、メカニカルターボチャージャ10の回転数が所定値に達したとき、又は、エンジン回転数とスロットル開度に応じて推定される吸入空気量推定値と実際の吸入空気量の比率が所定値の範囲内に達したときに、電動過給機20の目標回転数を0に戻す条件としても良い。
運転者がブレーキをかけている間の車速又はエンジン回転数の減速度合をモニタして、運転者のブレーキングの特性を記憶する。車速が所定値以下となるまでにブレーキをリリースする場合、次の再加速に備えて、バイパス弁21を電動過給可能状態(バイパス通路23を閉)にして、車速又はエンジン回転数に応じて、電動過給機20の目標回転数を設定する。
車速が所定値未満となってからブレーキをリリースする場合は、次の再加速までにある程度の時間的余裕があるので、バイパス弁21を非電動過給状態(電動過給機通路部13aを閉)にして、電動過給機20の目標回転数をほぼ0とする。
車速が所定値以上にあるときから加速する場合は、電子制御スロットル31を最大開度とし、車速又はエンジン回転数とメカニカルターボチャージャ10のタービン回転数に応じて電動過給機20の目標回転数を設定する。
加速中に、エンジン回転数又は車速、あるいは、吸気通路圧力又はメカニカルターボチャージャの回転数が所定値に達したとき、バイパス弁21を非電動過給状態(電動過給機通路部13aを閉)とすると同時に電動過給機20の目標回転数をほぼ0とする。さらに電子制御スロットル31をアクセルペダル開度対応値に一致するまで、徐々に変化させる。
また、カーブを通過する場合等、減速後の再加速を必要とする運転では、カーブでステアリングを切っているとき、ステアリングセンサ83の角度(操舵角)が直進方向に戻り始めたときが再加速となることがあるので、電動過給機20の目標回転数を、車速又はエンジン回転数とメカニカルターボチャージャ10のタービン回転数に応じた目標回転数に設定し、同時にバイパス弁21を電動過給可能状態(バイパス通路23を閉)にして、次の加速に備える。
同時に、ブレーキをリリースして減速状態の終了時点から、最大の目標回転数を電動過給機20の目標回転数に設定して、電動過給機20による過給を開始する。
運転者がアクセルペダル60を再度踏みこんで再加速を行う場合、スロットル弁31aを開けばスムーズな加速が可能になる。
定常走行からの加速では、エンジン回転数と車速に応じた所定のマップ値、例えば、アクセルペダル開度、又はアクセルペダル開度の単位時間当たりの変化量から求めるマップ値から、電動過給機20の目標回転数を設定して、同時にバイパス弁21を電動過給可能状態(バイパス通路23を閉)にして電動過給を行う。その後、吸気通路内圧力が所定値に達したら、目標回転数を0としてバイパス弁21を非電動過給状態(電動過給機通路部13aを閉)にする。
車両の加速中から、さらに追加加速を行う場合は、吸気通路内圧力が所定値以上に達していれば、電動過給機20による過給の効果が薄いので、電動過給機20による過給を行わない。吸気通路内圧力が所定値以下であれば、上記定常走行からの加速と同様の目標回転数を設定する。
次に、コントロールユニット100が前記の如くの制御を行う際に実行するプログラムの一例をフローチャートで図18に示す。
このプログラムは、定時タスクで、例えば10ms毎に各ステップを実行する。まず、ステップ301で、エアフローセンサ40、アクセルペダルセンサ62、ブレーキペダルセンサ84、水温センサ52、外気温センサ、ギアポジションセンサ81、吸気圧力センサ50等の各センサ類から得られる信号を入力する。
続くステップ302において、エアフローセンサ40からの信号に基づいて吸気通路13を流れる空気量QAを演算し、エンジン回転数で割ることことで、クランクシャフト28が720度回る間の空気量QACYLを算出する。
QACYL=QA/Ne
さらに、ステップ303において、排気空燃比センサ37から得られる信号に基づいて、排気空燃比RABFを算出して、目標とする空燃比TABFとの差分DABFを算出する。
DABF=RABF−TABF
差分DABFに応じて、積分分の計算を行う。
LAMI=LAMI+DABF
エンジン回転数と空気量QACYLによるマップから比例分係数KP、積分分係数KIを算出して、空燃比の空燃比補正係数KLAFを求める。
KLAF=KP×DABF+KI×LAMI
ステップ304においては、エンジン冷却水温等のエンジン運転状態に応じた補正係数KOTHERを求めて、所定の比例係数KTIを乗じて燃料噴射量TPを算出する。
TP=KTI×QACYL×(1+KLAF+KOTHER)
TPに相当する燃料噴射弁の駆動時間幅を算出して、所定のクランク角度位置で燃料噴射弁36を駆動する。
次に、ステップ305において、運転者の加速要求値=アクセルペダル開度の差分DAPSを算出する。
まず、アクセルペダル開度信号APSから所定時間前との差分DAPSを算出する。
さらに、ステップ306で、エンジン回転数Neから所定時間前との差分DNEを算出するとともに、車速VSPから所定時間前との差分DVSPを算出し、さらに、ハンドル18のステアリング角度ASTRから所定時間前との差分DASTRを算出する。
以上の演算値に基づき、ステップ307及び308において電動過給機20の目標回転数を演算する。
また、続くステップ309において、バイパス弁21の開閉制御を行い、さらにステップ310において、オルタネータ90の発電電圧を設定する。例えば、電動過給機20の消費(モータ供給)電流を常時モニタして、エンジン始動時から積算する。積算値が所定値に達したとき、電動過給機20が動作していないときのバッテリ目標電圧を通常値(13.8V)よりも高く設定して、電動過給機20が動作していないときのオルタネータ90の発電電圧を高く設定する。エンジン停止までに、バッテリ電圧が所定値以上に戻らない場合は、充電要求フラグ、又は、充電不足情報をバックアップRAM又はEEPROMに記憶させて、次の始動後から充電が終了するまでオルタネータの発電電圧を高く補正する。
次に、図19を参照しながら、入力信号と出力信号の診断について説明する。
まず、図19(A)に示される如くに、入力信号がそれぞれ、エンジンが通常の運転状態で取り得る範囲かどうかを診断する。入力信号の値が、それぞれについて設定された下限値より低いとき、又は上限値より高いときは、センサの故障が想定される。さらに、エンジン運転状態に変化があっても、各センサ値に変化が現れないときも、センサの故障が推定される。
また、バイパス弁21の動作(開度)によって、電動過給機20の吐出圧力が変化する。吐出圧力はモータ22の消費電流の違いとなって現れる。
例えば、図19(B)に示される如くに、バイパス弁21が電動過給可能状態(バイパス通路23を閉、電動過給機通路部13aを開)にあるときのモータ22の消費電流Icと回転数Nmc、さらに、バイパス弁21が非電動過給状態(バイパス通路23を閉、電動過給機通路部13aを閉)にあるときのモータ22の消費電流Ioと回転数Nmoをモニタし、それぞれの消費電流を回転数で割った値の比率:
(Ic/Nmc)/(Io/Nmo)
が所定の範囲外であれば、バイパス弁21の動作異常が推定される。
さらに、図19(C)に示される如くに、消費電流を回転数で割った値:
(Ic/Nmc) 又は (Io/Nmo)
が所定の範囲外であれば、電動過給機20のモータ22の故障が推定される。
上記センサ及びバイパス弁やモータの故障を検出した場合は、電動過給機20の目標回転数を0とするとともに、バイパス弁21を非電動過給状態(電動過給機通路部13aを閉)にする。また、エンジン出力に車速に応じた上限値を設定して、アイドル程度の出力に制限する。
このような構成とされた本実施形態の車載用過給機付きエンジンの制御装置では、メカニカルターボチャージャとは別に、もう一つの過給手段として電動過給機20を用意しているので、従来の電動モータ付きターボチャージャに比較して、タービンの慣性モーメントが小さくなり、加速時においてタービンの慣性モーメントが負担とならないので、加速性等を向上できる。
また、電動過給機20をバイパスするバイパス通路23及び該バイパス通路23と電動過給機通路部13aとを選択的に開閉するバイパス弁21が設けられて、電動過給機20の過給動作及びバイパス弁21の開閉態様を制御するようにされるので、必要なときだけ電動過給機20による過給を行い、電動過給機20による過給を必要としないときには、電動過給機20の過給動作を停止してメカニカルターボチャージャ10のみによる過給を行うこと等、様々な制御を行うことができ、制御自由度が向上する。
さらに、運転者の加速要求値と車両の運転状態とに基づき、電動過給機20の過給動作及びバイパス弁21の開閉態様を制御するようにされるので、加速開始の前に、予め予備的な過給を行う予回転制御を行うことができる。
これにより、加速開始時のターボラグを解消でき、運転者の加速要求に素早く対応することができるだけでなく、他の加速補助手段と組み合わせる場合にも加速補助手段の小型化等を図ることができる。
また、例えば、エンジンのクランクシャフト又は変速機の出力シャフトにモータによる回転駆動力を与えることによって、加速をするハイブリッドモータを組み合わせた場合でも、電動過給機によってエンジン出力を効果的に高めることができるので、ハイブリッドモータの小型化等を図ることができる利点も得られる。
以上に述べたように、本実施形態は、エンジンの小型化と高出力化に貢献するものであり、自動車のみならず、軌道車用エンジン、船舶用エンジン、芝刈機や農業作業機のエンジン等にも適用可能である。
また、上記実施形態では、燃焼室内への直接燃料噴射方式によるエンジンを前提としたが、吸気通路内へ燃料噴射するポート噴射式エンジンでも同様の電動過給機の制御動作によって、過給が可能である。
さらに、電動過給による過給の出口を、吸気通路内だけでなく、別置きの圧縮空気タンクへ充填する構成としてしておき、加速時に圧縮空気タンクから加圧された空気を吸気通路における電子制御スロットル下流又は燃焼室内に噴射する構成とした過給方式も可能である。
圧縮空気を取り込む圧縮空気の入り口に、酸素のみを選択的に通過させる酸素富化膜を通して充填すれば、タンク内の酸素量を高めることができるので、加速時の燃焼を改善できる効果が高い。
電動過給機のみでも吸気通路圧力の制御が可能になるので、電子制御スロットルが無くともエンジン出力を制御することが可能になる。
図1は、本発明に係る車載用過給機付きエンジンの制御装置の一実施形態が適用される過給機付きエンジンと車両の主要部を示す概略構成図。 図1の制御装置(コントロールユニット)の内部構成図。 エンジン各部の制御説明に供されるブロック図。 電動過給機制御の説明に供されるブロック図。 スロットル開度制御の説明に供されるブロック図 目標スロットル開度の補正係数の説明に供される図。 電動過給機の基本目標回転数の説明に供される図。 電動過給機の目標回転数補正係数の説明に供される図。 電動過給機の目標回転数補正係数の説明に供される図。 電動過給機の目標回転数補正係数の説明に供される図。 電動過給機の目標回転数演算の説明に供されるブロック図。 オルタネータ発電電圧演算の説明に供されるブロック図。 バイパス弁の制御の説明に供される図。 ブレーキオンからの再加速判定演算の説明に供される図。 ギア切り換えからの再加速判定演算の説明に供される図。 ホット始動時からの動作説明に供されるタイミングチャート。 コールド始動時からの動作説明に供されるタイミングチャート。 コントロールユニットが実行する制御プログラムの一例を示すフローチャート。 各センサ、バイパス弁、電動過給機等の診断機能の説明に供される図。
符号の説明
11 タービン回転数センサ
12 バッテリ
20 電動過給機
21 バイパス弁
22 電動過給機のモータ
23 バイパス通路
30 エンジン
31 電子制御スロットル
34 点火プラグ
36 燃料噴射弁
37 リニア空燃比センサ
38 クランク角センサ
39 カム角センサ
40 エアフローセンサ
41 吸気弁制御装置
42 排気弁制御装置
50 圧力センサ
51 吸気温度センサ
52 水温センサ
59 触媒
60 アクセルペダル
62 アクセルペダルセンサ
70 電流センサ
80 変速機
81 ギアポジションセンサ
82 車速センサ
83 ステアリングセンサ
84 ブレーキペダルセンサ
85 車体制御装置
90 オルタネータ
100 コントロールユニット

Claims (17)

  1. 駆動エネルギが異なる複数の過給手段を有する車載用過給機付きエンジンの制御装置であって、運転者の加速要求値を検出する加速要求検出手段と、車両運転状態を検出する車両運転状態検出手段と、前記加速要求検出手段により検出された運転者の加速要求値と前記車両運転状態検出手段により検出された車両運転状態に基づき、前記複数の過給手段のうちの少なくとも一つの過給動作を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  2. 前記過給手段の一つとして、モータ駆動の電動過給機が用いられていることを特徴とする請求項1に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  3. 前記過給手段の他の一つとして、ターボチャージャが用いられていることを特徴とする請求項2に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  4. 前記加速要求検出手段は、アクセルペダルの開度を検出するアクセルペダルセンサを備えており、該アクセルペダルセンサにより検出されるアクセルペダル開度もしくはそれに相関する量とその単位時間あたりの変化量もしくは変化率に基づいて、運転者の加速要求値を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  5. 前記車両運転状態検出手段は、車速及び/又はエンジン回転数に基づいて、車両運転状態を検出することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記加速要求値が大きいほど、前記電動過給機の目標回転数を高く設定することを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  7. 前記制御手段は、車両の運転状態が減速状態であるとき、前記加速要求値と車両の減速度合いとに基づいて、前記電動過給機の回転数を制御することを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記加速要求値が大きいほど、また、前記車両の減速度合いが大きいほど、前記電動過給機の目標回転数を高く設定することを特徴とする請求項7に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記ターボチャージャのタービン回転数、エンジン回転数、及び、エンジン負荷のうちの少なくとも一つに基づいて、前記電動過給機の回転数を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  10. 前記制御手段は、タービン回転数が低いほど、また、エンジン回転数が高いほど、さらに、エンジン負荷が小さいほど、前記電動過給機の目標回転数を高く設定することを特徴とする請求項9に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  11. 前記電動過給機をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路と電動過給機通路部とを選択的に開閉するバイパス弁と、が設けられ、前記制御手段は、前記加速要求値と前記車両運転状態とに基づき、前記電動過給機の過給動作及び前記バイパス弁の開閉態様を制御することを特徴とする請求項2から10のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  12. 前記加速要求検出手段は、走行路の勾配、路面状況、カーブの曲率の大小等の車両の外部環境を加味して、運転者の加速要求値を設定するようにされていることを特徴とする請求項4から11のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  13. 前記制御手段は、ブレーキペダルセンサやステアリングセンサ等から得られる車両制御情報に基づいて、前記電動過給機の目標回転数を設定することを特徴とする請求項6から12のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  14. 前記電動過給機のモータへの供給電流値を検出する電流検出手段と、エンジン始動時からの前記供給電流の積算値を算出する電流積算値演算手段と、発電電圧が可変の発電手段と、を備え、前記制御手段は、前記電流積算値演算手段により算出された電流積算値に基づいて、前記電動過給機が過給動作をしていないときの前記発電手段の発電電圧を制御することを特徴とする請求項2から13のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  15. 車両の走行加速度を検出する加速度検出手段を備え、前記制御手段は、前記加速度検出手段により検出された車両の走行加速度に基づいて、前記電動過給機の過給動作と前記バイパス弁の開閉態様を制御することを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  16. エンジン冷却水温を検出する水温センサを備え、前記制御手段は、前記水温センサにより検出されたエンジン冷却水温に基づいて、前記電動過給機の過給動作と前記バイパス弁の開閉態様を制御することを特徴とする請求項11から15のいずれか一項に記載の車載用過給機付きエンジンの制御装置。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載の制御装置を備えた車載用過給機付きエンジン。
JP2005175408A 2005-06-15 2005-06-15 車載用過給機付きエンジンの制御装置 Pending JP2006348831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005175408A JP2006348831A (ja) 2005-06-15 2005-06-15 車載用過給機付きエンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005175408A JP2006348831A (ja) 2005-06-15 2005-06-15 車載用過給機付きエンジンの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006348831A true JP2006348831A (ja) 2006-12-28

Family

ID=37644942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005175408A Pending JP2006348831A (ja) 2005-06-15 2005-06-15 車載用過給機付きエンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006348831A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008095129A2 (en) * 2007-01-31 2008-08-07 Turbodyne Technologies, Inc. Generation and management of mass air flow
JP2010180711A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Mazda Motor Corp ディーゼルエンジンの始動方法及びその装置
JP2013148062A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関用過給システム
JP2014015939A (ja) * 2007-08-17 2014-01-30 Borgwarner Inc ブーストアシストシステム
US20170096953A1 (en) * 2015-10-06 2017-04-06 Hyundai Motor Company Method for controlling engine system
JP2017141784A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 マツダ株式会社 エンジンの過給装置
JP2017223196A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
US9988996B2 (en) 2015-10-06 2018-06-05 Hyundai Motor Company Method of controlling supercharger
CN110541767A (zh) * 2018-05-28 2019-12-06 现代自动车株式会社 防止车辆喘振的方法
CN112879170A (zh) * 2019-11-29 2021-06-01 卡特彼勒公司 使用进气节气阀的涡轮增压器控制

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008095129A2 (en) * 2007-01-31 2008-08-07 Turbodyne Technologies, Inc. Generation and management of mass air flow
WO2008095129A3 (en) * 2007-01-31 2009-03-05 Turbodyne Technologies Inc Generation and management of mass air flow
JP2014015939A (ja) * 2007-08-17 2014-01-30 Borgwarner Inc ブーストアシストシステム
JP2010180711A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Mazda Motor Corp ディーゼルエンジンの始動方法及びその装置
JP2013148062A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関用過給システム
CN106560602A (zh) * 2015-10-06 2017-04-12 现代自动车株式会社 用于控制发动机系统的方法
US20170096953A1 (en) * 2015-10-06 2017-04-06 Hyundai Motor Company Method for controlling engine system
US9988996B2 (en) 2015-10-06 2018-06-05 Hyundai Motor Company Method of controlling supercharger
US10337420B2 (en) 2015-10-06 2019-07-02 Hyundai Motor Company Method for controlling engine system
JP2017141784A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 マツダ株式会社 エンジンの過給装置
US10132232B2 (en) 2016-02-12 2018-11-20 Mazda Motor Corporation Supercharging device for engine
JP2017223196A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
CN110541767A (zh) * 2018-05-28 2019-12-06 现代自动车株式会社 防止车辆喘振的方法
CN110541767B (zh) * 2018-05-28 2023-06-23 现代自动车株式会社 防止车辆喘振的方法
CN112879170A (zh) * 2019-11-29 2021-06-01 卡特彼勒公司 使用进气节气阀的涡轮增压器控制

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006348831A (ja) 車載用過給機付きエンジンの制御装置
US6274943B1 (en) Engine-starting discrimination system for hybrid vehicle
JP5185269B2 (ja) スーパーチャージャを作動させる方法
US6621175B1 (en) Engine control system for hybrid vehicle
JP6015724B2 (ja) 内燃機関システム
JP4844342B2 (ja) 車両の制御装置
JP2003041967A (ja) 内燃機関の自動停止制御装置
JP2007303330A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2006177171A (ja) 電動機付き過給機の制御装置及びその制御装置を備えた自動車
PH12018050026A1 (en) Cooling system for internal combustion engine
CN108930599B (zh) 车辆及车辆的控制方法
JP4577260B2 (ja) エンジンの始動装置
JP6128425B2 (ja) 内燃機関の過給機制御装置
JP3707277B2 (ja) 内燃機関の自動停止・始動装置
Mohon et al. Development of a 48 V P0 demonstration vehicle with eBooster® air charging
CN106996339B (zh) 用于运行驱动设备的方法和控制设备
JP2001323818A (ja) 過給機付きエンジン
JP6103359B2 (ja) 内燃機関の過給機制御装置
JP2005351184A (ja) インタークーラパイパス制御手段を備えたハイブリッド車
JP2010025231A (ja) 蓄圧アシスト付過給エンジンの制御装置
JP2004218555A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2003269180A (ja) 過給圧制御装置
JP2001098968A (ja) 車両の制御装置
JP4582054B2 (ja) 車両用エンジンシステムの制御装置
JP7087440B2 (ja) 車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091020