JP2006347810A - 水素製造装置および水素製造方法 - Google Patents

水素製造装置および水素製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 改質器の熱交換効率の向上および抽気した蒸気の利用効率を向上させ、安全性の高い水素製造装置を提供することである。
【解決手段】 燃料供給装置20は発電プラント12から抽気された蒸気により熱交換し、水を蒸気に変換すると共に燃料を予熱し、燃料に蒸気を混合した混合ガスを生成する。混合ガス熱交換器21は燃料供給装置20から供給された混合ガスと発電プラント12から抽気された蒸気とを熱交換させ、改質器22は混合ガス熱交換器21から出た混合ガスに発電プラント12から抽気された蒸気の熱を利用して熱交換させて水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する。そして回収装置23は、改質器22で生成された水素ガスを含む生成ガスを精製して水素ガスを分離回収する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発電プラントから発生する蒸気を抽気し、その抽気した蒸気の熱を利用して水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する水素製造装置および水素製造方法に関する。
燃料電池発電プラントや水素燃焼発電プラントに燃料として供給する水素は、水の電気分解により製造することが提案されているが、この水の電気分解による水素製造では電力を必要とするので、エネルギーの利用効率が極めて悪くコスト高につながる。一方、メタノールやジメチルエーテル等の含酸素炭化水素は、メタンから製造されるためその量が比較的多く、低温での蒸気改質で水素を製造できるのでコスト的に有利である。
そこで、発電プラントと水素製造プラントとを組み合わせて、発電プラントから発生する蒸気を用いて含酸素炭化水素を蒸気改質して水素ガスを生成する水素生産システムがある(例えば、特許文献1参照)。
この水素生産システムでは、発電プラントから発生する蒸気を抽気し、その抽気した蒸気に水素製造プラントから供給される燃料を熱交換または直接合流させ、燃料に含まれている水素を蒸気改質させて水素ガスを生成する。水素を生成する改質器は、発電プラントから抽気した蒸気の熱を利用して燃料を改質するので、蒸気の熱を効率よく有効利用し熱交換効率の向上を図ることが望ましい。
特開2003−248083号公報
ところが、特許文献1のものでは、改質器で使用した蒸気を気水分離器で分離し、蒸気タービンに戻すことが示されているが、発電プラントから抽気した蒸気の熱を改質器において効率よく利用できる工夫がなされていない。また、気水分離器で分離された水は発電プラントの外に取り出しているが、発電プラントが沸騰水型原子力発電所である場合には、蒸気タービンから抽気した蒸気は放射化されているので、この蒸気の凝縮水を発電プラントの外に取り出して水素製造プラントに利用するには安全対策が必須となり、安全対策設備を別途設置する必要がある。
本発明の目的は、改質器の熱交換効率の向上および抽気した蒸気の利用効率を向上させ、安全性の高い水素製造装置および水素製造方法を提供することである。
本発明に係わる水素製造装置は、発電プラントから発生する蒸気を抽気し、その抽気した蒸気の熱を利用して水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する水素製造装置において、前記発電プラントから抽気された蒸気により熱交換し水を蒸気に変換すると共に燃料を予熱し燃料に蒸気を混合した混合ガスを生成する燃料供給装置と、前記燃料供給装置から供給された混合ガスと前記発電プラントから抽気された蒸気とを熱交換させる混合ガス熱交換器と、前記混合ガス熱交換器から出た混合ガスに前記発電プラントから抽気された蒸気の熱を利用して熱交換させて水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する改質器と、前記改質器で生成された水素ガスを含む生成ガスを精製して水素ガスを分離回収する回収装置とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係わる水素製造装置は、発電プラントから発生する蒸気を抽気し、その抽気した蒸気の熱を利用して水素製造プラントから供給される水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する水素製造装置において、発電プラントから抽気された蒸気と媒体流体とを熱交換する中間熱交換器と、前記中間熱交換器からの媒体流体を循環させるための循環設備と、前記循環設備により循環する前記中間熱交換器からの媒体流体により熱交換し水を蒸気に変換すると共に燃料を予熱し燃料に蒸気を混合した混合ガスを生成する燃料供給装置と、前記燃料供給装置から供給された混合ガスと前記中間熱交換器からの媒体流体とを熱交換させる混合ガス熱交換器と、前記混合ガス熱交換器から出た混合ガスに前記中間熱交換器からの媒体流体の熱を利用して熱交換させて水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する改質器と、前記改質器で生成された水素ガスを含む生成ガスを精製して水素ガスを分離回収する回収装置とを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明に係わる水素製造方法は、発電プラントから発生する蒸気を抽気し、その抽気された蒸気により熱交換を行い水を蒸気に変換する工程と、この熱交換により水素を含有する燃料を予熱し燃料に蒸気を混合した混合ガスを生成する工程と、前記混合ガスと前記発電プラントから抽気された蒸気とを熱交換させる工程と、この熱交換をされた混合ガスに対し、前記発電プラントから抽気された蒸気の熱を利用して熱交換を施すことで、水素を含有する燃料を蒸気改質させて改質後ガスを生成する工程と、この改質後ガスを生成して水素ガスを分離回収する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、発電プラントから発生した蒸気の熱エネルギーを改質器および混合ガス熱交換器および燃料供給装置に利用できるので、水素製造に必要なエネルギーの大半を効果的に活用できる。また、蒸気の利用後は再び発電プラントに戻すので無駄なく有効に利用できる。従って、発電プラントのエネルギー効率をより一層向上させることができる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる水素製造装置の構成図である。水素製造装置11は、発電プラント12に接続して構成され、発電プラント12の蒸気熱エネルギーを利用し燃料を蒸気改質させて水素を生成する。発電プラント12は、原子炉やボイラ等の蒸気発生装置13、高圧蒸気タービン14、低圧蒸気タービン15、復水器16、給水ポンプ17、発電機18を備えている。
蒸気発生装置13で発生した高温蒸気は主蒸気管19を介して高圧蒸気タービン14に供給され、膨張仕事をして高圧蒸気タービン14を回転させた後、さらに低圧蒸気タービン15に導かれる。そして、ここでも膨張仕事をさせて低圧蒸気タービン15を回転させる。発電機18は高圧蒸気タービン14および低圧蒸気タービン15の回転軸に直結されており、高圧蒸気タービン14および低圧蒸気タービン15により発電機18が駆動されて発電するようになっている。低圧蒸気タービン15で仕事を終えた蒸気は復水器16で冷却されて凝縮水となり、給水ポンプ17で蒸気発生装置13に戻される。
一方、水素製造装置11は、燃料供給装置20と、混合ガス熱交換器21と、改質器22と、回収装置23とを備えている。燃料供給装置20は燃料供給器24からの燃料を燃料予熱器25で予熱すると共に、水供給器26からの水を蒸気変換器27により蒸気に変換し、予熱した燃料に蒸気を混合して混合ガスを生成する。燃料予熱器25や蒸気変換器27には、主蒸気管19から分岐した主蒸気抽気管28から抽気された蒸気が供給される。
混合ガス熱交換器21は、燃料供給装置20から供給された混合ガスと発電プラント12の主蒸気抽気管28から抽気された蒸気とを熱交換させ、熱交換した混合ガスを改質器22に供給する。改質器22は、混合ガス熱交換器21から出た混合ガスに発電プラント12の主蒸気抽気管28から抽気された蒸気の熱を利用して熱交換させ、水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する。改質器22で生成された水素ガスを含む生成ガスは回収装置23に導かれ、回収装置23にて精製して水素ガスを分離回収する。
このように、燃料供給装置20、混合ガス熱交換器21および改質器22は、並列に設けられ、主蒸気管19から分岐した主蒸気抽出管28がさらに3本に分岐して主蒸気抽出管28A、28B、28Cとそれぞれ接続されている。これにより、発電プラント12から抽気された蒸気は、改質器22の熱交換と混合ガス熱交換器21の熱交換と燃料供給装置20の熱交換に利用される。これらの熱交換に利用された蒸気は戻り管29A、29B、29Cを通って合流して、発電プラント12の復水器16に接続した戻り管29を通って復水器16に回収される。
一方、燃料供給装置20は、燃料予熱器25と、燃料に混合される蒸気を発生させる蒸気変換器27とを有し、燃料予熱器25には燃料を供給するための燃料供給器24が接続され、蒸気変換器27には水を供給するための水供給器26が接続されている。燃料供給器24は、図示しないが、例えば、燃料タンク、ポンプ、圧力調整器などが備えられ、水供給器26は、図示しないが、例えば水タンク、ポンプなどが備えられている。燃料予熱器25は蒸気変換器27の後段に設置され、蒸気変換器27は主蒸気抽出管28Cが接続され、蒸気変換器27と燃料予熱器25との間は主蒸気抽出管28Dが接続されている。
図2は、本発明の第1の実施の形態における改質器22の構成図である。図2では、シェルアンドチューブ型の縦型熱交換器を備えた改質器22を示している。シェル30の内部は入口側ガス室31と出口側ガス室32とを有し、混合ガス入口ノズル33から入口側ガス室31に導入された混合ガスは複数本のチューブ34を経由して出口側ガス室32に導かれ生成ガス出口ノズル35から回収装置23に排出される。シェル30の中に配置された複数本のチューブ34内には、触媒36が充填されている。
一方、シェル30の加熱媒体入口ノズル37から、発電プラントから抽気された蒸気が加熱媒体として流入し、チューブ34内を流れる混合ガスと熱交換して加熱媒体出口ノズル38から排出される。また、チューブ34の外側には同軸円周上に隙間をなしてチューブ34を包含する形で加熱媒体案内管39が設置されている。この加熱媒体案内管39はバッフル板40で固定されている。加熱媒体案内管39は上下端が開放されており、チューブ34とで形成された隙間によって加熱媒体流路41が形成され、シェル30内に供給された加熱媒体がチューブ34の周りを流れるようになっている。これにより、改質器22での熱交換効率を向上させている。
次に、動作を説明する。発電プラント12の主蒸気管19から分岐して抽出した高温蒸気は主蒸気抽出管28を通って主蒸気抽出管28Aから改質器22へ、主蒸気抽出管28Bから混合ガス熱交換器21へ、主蒸気抽出管28Cから蒸気変換器27へ、さらに主蒸気抽出管28Dを通って燃料予熱器25へとそれぞれ流れる。
一方、燃料供給器24から供給された燃料、例えばジメチルエーテル等の含酸素炭化水素は、燃料予熱器25で主蒸気との熱交換で予熱されて混合ガス熱交換器21へ、水供給器26から供給された水は蒸気変換器27で主蒸気との熱交換で加熱されて蒸気になり混合ガス熱交換器21へ流れる。そして、燃料と蒸気とが混合して混合ガスとなって混合ガス熱交換器21で主蒸気との熱交換で加熱されて改質器22内へ流れる。
改質器22内には、例えばCu−Znの触媒36が充填され、混合ガスは主蒸気と熱交換して加熱されて、例えば燃料がジメチルエーテルの場合は蒸気によって、次の(1)式のように改質反応を行って水素ガスを生成する。
CHOCH+3HO→6H+2CO …(1)
このようにして生成された水素ガスは二酸化炭素COを含有するので回収装置23で分離されて回収される。発電プラント12の主蒸気管19から分岐して抽出した高温蒸気は、改質器22と、混合ガス熱交換器21と、燃料予熱器25および蒸気変換器27の熱交換に利用されて戻り管29を通って発電プラント12に戻される。そして低圧蒸気タービン15を出た主蒸気と合流して復水器16で凝縮水となって蒸気発生装置13に戻される。さらに、主蒸気分岐管28、28A、28B、28Cには、それぞれ図示省略の調節弁が設置されており熱負荷に対応して主蒸気流量が調節される。
一方、改質器22においては、加熱媒体がシェル30に設置された加熱媒体入口ノズル37から加熱媒体がシェル30内に入る。加熱媒体はバッフル板40によって加熱媒体流路41以外は塞がれているので、複数の加熱媒体流路41に分岐して流れ、チューブ34を加熱して加熱媒体出口ノズル38から出て行く。混合ガスは混合ガス入口ノズル33から入口側ガス室31に入ってそれぞれ複数のチューブ34内に分岐して流れる。混合ガスが触媒充填層を流れる間に改質反応により水素ガス等の生成ガスとなって出口側ガス室32に集まり、混合ガス出口ノズル35から出て行く。
触媒層内は吸熱反応であり、熱量が多いほど触媒充填層での反応が促進され水素生成効率は良くなる。そこで、余分な領域はバッフル板40によって塞いでいるので、多くの加熱媒体が伝熱部であるチューブ34の周りを流れるので効率良く多くの熱量を与えられる。また、主蒸気抽出管28の系統には、反応生成に必要な温度が不足する場合は、不足分を補填する加熱器を設置することも可能である。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係わる改質器の他の一例を示す構成図である。この改質器22は、図2に示したものに対し、シェル内の加熱媒体案内管とバッフル板との空間部に低熱伝導性の粒体42を充填したものである。図2と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図3に示すように、シェル30とチューブ34との空間部に低熱伝導性の粒体42が充填されている。低熱伝導性の粒体42は、例えば、セラミックで数ミリ径のアルミナ球またはジルコニア球等が好ましい。アルミナまたはジルコニアは低熱伝導性で断熱効果があり、かつ比熱が大きいので蓄熱効果も期待される。数ミリの球形としたのは充填の容易さからである。
低熱伝導性でかつ、比熱の大きいアルミナ球またはジルコニア球の粒体42を充填することによって、チューブ34の周りが断熱されるので、チューブ34への入熱量が大きくなる。また蓄熱効果によって温度変化が緩やかになり安定した熱交換が行われるなど水素生成効率の高い水素製造装置11を提供することができる。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係わる改質器の別の他の一例の部分構成図である。この改質器22は、図2に示したものに対し、チューブ34の外壁に沿って針金状の円形棒43を螺旋状に巻きつけたものである。図2と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図4に示すように、針金状の円形棒43をチューブ34の外壁に沿って螺旋状に設置している。円形棒43としたのは螺旋状に捩じって施工する際に方向性が無いので同じ外径になり加熱媒体案内管39内に挿入し易くするためである。また、この螺旋状に巻いた円形棒43はチューブ34の振れ止めサポートとして作用する。これにより、加熱媒体案内管39との間に螺旋状の加熱媒体流路41が形成されるので、加熱媒体がチューブ34の全周にわたって流れて熱交換されるので入熱量が大きくなり水素生成効率の高い水素製造装置11を提供できる。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係わる改質器のさらに別の他の一例の部分構成図である。この改質器22は、図2に示したものに対し、チューブ34内部に伝熱促進体44を設置したものである。図5(a)、(b)に示すように、チューブ34と触媒36との間に伝熱促進体44a、44bが設置されている。図5(a)の伝熱促進体44aは、チューブ34の内面を凹凸面構造とした凹凸面構造体で形成されている。チューブ34の伝熱面を凹凸面構造体にしたことによって、伝熱面積が大きくなり伝熱量が向上する。一方、図5(b)の伝熱促進体44bは、バネ体で形成されている。伝熱促進体44bをバネ体とすることにより、積極的にチューブ34と触媒36とがバネ体を介して接触するようにしている。これにより、バネ体を介してチューブ34と触媒36とが接触することによって伝熱量が向上する。
第1の実施の形態によれば、発電プラント12から発生した蒸気の熱エネルギーを水素製造装置11の改質器22および混合ガス熱交換器21および燃料供給装置20に利用できるので、水素製造に必要なエネルギーの大半を効果的に活用できる。また、利用後は再び発電プラントに戻されるので無駄なく有効に利用できる。また、改質器22として、加熱媒体を集中的にチューブ34周りに流すことができるように構成したので、改質器22の熱交換効率が向上して水素生成効率の高い水素製造装置11を提供できる。
(第2の実施の形態)
図6は本発明の第2の実施の形態に係わる水素製造装置の構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、回収装置23を燃料供給装置20の後段に設け、燃料供給装置20での熱交換は、発電プラント12から抽気された蒸気に代えて、改質器22から出た水素ガスを含む生成ガスにより熱交換し、燃料供給装置20で熱交換した後の水素ガスを含む生成ガスを回収装置23に供給するようにしたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図6に示すように、回収装置23は燃料供給装置20の燃料予熱器25の後段に設置される。発電プラント12の主蒸気管19から分岐した主蒸気抽出管28は2本に分岐して主蒸気抽出管28A、28Bとなり、抽気蒸気は改質器22の熱交換と混合ガス熱交換器21の熱交換に利用される構成になっている。これらの熱交換に利用された蒸気は戻り管29A、29Bを通って合流して、発電プラント12の復水器16に接続した戻り管29を通って復水器16に回収される。
一方、改質器22で生成された水素ガスは、改質器22と燃料供給装置20の蒸気変換器27との間を接続した生成ガス回収管45Aを通って燃料供給装置20の蒸気変換器27で熱交換される。その熱交換後に、蒸気変換器27と燃料予熱器25との間を接続した生成ガス回収管45Bを通って燃料予熱器25で熱交換して、さらに生成ガス回収管45Cを通って回収装置23へ流れる構成になっている。
次に、動作を説明する。発電プラント12から分岐して抽出した高温蒸気は主蒸気抽出管28を通って主蒸気抽出管28Aから改質器22へ、主蒸気抽出管28Bから混合ガス熱交換器21へ流れる。一方、燃料供給器24から供給された燃料は、燃料予熱器25で改質生成した水素ガスとの熱交換で予熱されて混合ガス熱交換器21へ流れる。一方、水供給器26から供給された水は蒸気変換器27で改質生成した水素ガスとの熱交換で加熱されて蒸気になり混合ガス熱交換器21へ流れる。混合ガス熱交換器21では、燃料と蒸気とが混合して混合ガスとなり混合ガス熱交換器21で主蒸気との熱交換で加熱されて改質器22内へ流れる。改質器22内には触媒が充填され、改質反応を行って水素ガスを生成する。生成された水素ガスは回収装置23で分離されて回収される。
ここで、改質器22で生成された水素ガスは、直接回収装置23へ行かないで生成ガス回収管45Aを通って蒸気変換器27の熱交換に利用された後に、生成ガス回収管45Bを通って燃料予熱器25の熱交換に利用されてから生成ガス回収管45Cを通って回収装置23に回収される。
一方、発電プラント12の主蒸気管19から分岐して抽出した高温蒸気は改質器22と混合ガス熱交換器21との熱交換に利用されて、戻り管29を通って発電プラント12に戻されて、低圧蒸気タービン15を出た主蒸気と合流して復水器16で凝縮水となって蒸気発生装置13に戻される。さらに、主蒸気分岐管28、28A、28Bにはそれぞれ図示省略の調節弁が設置されており熱負荷に対応して主蒸気流量が調節される。
第2の実施の形態によれば、発電プラントから発生した蒸気の熱エネルギーを水素製造装置11の改質器22および混合ガス熱交換器21に利用できると共に、改質反応で発生した生成ガスの余剰熱エネルギーを燃料供給装置20の熱交換に利用できるので、水素製造に必要なエネルギーの大半を効果的に活用できる。また、蒸気の熱利用後は再び発電プラントに戻されるので無駄なく有効に利用できる。
(第3の実施の形態)
図7は本発明の第3の実施の形態に係わる水素製造装置の構成図である。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、発電プラント12から抽気された蒸気と媒体流体とを熱交換する中間熱交換器46と、中間熱交換器46からの媒体流体を循環させるための循環設備47とを追加して設け、循環設備47により循環する中間熱交換器46からの媒体流体により、燃料供給装置20、混合ガス熱交換器21、改質器22に熱交換用の熱を供給するようにしたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図7に示すように、発電プラント12側に中間熱交換器46および循環設備47を設ける。循環設備47はタービン48と羽根車49とから構成される。発電プラント12の蒸気を利用して中間熱交換器46で熱交換された媒体流体、例えばヘリウムガスなどの媒体流体熱エネルギーを利用して水素製造装置11の燃料を蒸気改質させて水素を生成する。
循環設備47はタービン48により駆動される羽根車49を有し、さらに、図示省略のケーシング、軸封装置、軸受け装置等の通常機能上必要な部品が備えられている。中間熱交換器46は主蒸気管19から分岐した主蒸気抽出管28に接続されており、主蒸気が一部抽出されて中間熱交換器46に流れ込み、抽出した主蒸気と内部を通過する媒体流体とで熱交換される。
中間熱交換器46で熱交換した抽出主蒸気はタービン48に流れ込みタービン48を回転させた後に、戻り管50を通って復水器16の入り口に戻り低圧蒸気タービン15で仕事を終えた主蒸気と合流する構成になっている。中間熱交換器46、循環設備47、燃料供給装置20、混合ガス熱交換器21、改質器22は、媒体流体配管51、52、53が接続されて閉ループを形成している。これらの媒体流体配管51、52、53内には媒体流体が封入されて、循環設備47によって循環される。
中間熱交換器46からの媒体流体配管52は3本の媒体流体配管52A、52B、52Cに分岐してが並列に接続される。中間熱交換器46で熱交換によって加熱された媒体流体は改質器22の熱交換と混合ガス熱交換器21の熱交換と燃料供給装置20の熱交換に利用される。これらの熱交換に利用された媒体流体は媒体流体配管53A、53B、53Cを通って合流して媒体流体配管53を介して、循環設備47の羽根車49に吸い込まれ、ここで加圧されて吐出して媒体流体配管51から中間熱交換器46へと流れて循環している。
一方、燃料供給装置20は燃料予熱器25と、燃料と混合される蒸気を発生させる蒸気発生装置27とで構成され、燃料予熱器25には燃料を供給するための燃料供給器24が接続され、蒸気変換器27には水を供給するための水供給器26が接続されている。燃料予熱器25は蒸気変換器27の後段に設置され、蒸気変換器27は媒体流体配管52Cが接続され、蒸気変換器27と燃料予熱器25の間は主蒸気抽出管52Dが接続されている。
発電プラント12の主蒸気管19から分岐して抽出した高温蒸気は、主蒸気抽出管28を通って中間熱交換器46へ流れ、内部の媒体流体を熱交換で加熱して循環設備47のタービン48に入り、膨張仕事でタービン48を回転させる。その後、循環設備47を出た蒸気は戻り管50を通って復水器16の入り口に戻り、低圧蒸気タービン15で仕事を終えた主蒸気と合流して復水器16で冷却されて凝縮水になって給水ポンプ17で蒸気発生装置13に戻される。
このように、中間熱交換器46、循環設備47および主蒸気抽出管28と戻り管50など水素製造のために使用される抽出主蒸気が流れる機器類を発電プラント12内に収納することによって、例えば、沸騰水型原子力発電プラントのように、放射能を含む抽出主蒸気が流れる機器類を原子力発電プラント12内に収納できる。これによって、放射線防護対策は既存の原子力発電プラントに施されている施設でまかなえるので、水素製造装置のための特別の放射線防護対策が不要である。
次に、タービン48の回転によって直結している羽根車49が回転して閉ループの媒体流体が循環する。媒体流体が循環することによって、中間熱交換器46で発電プラントから抽出した主蒸気によって熱交換で加熱された高温の媒体流体が媒体流体配管52を介して水素製造装置11側へ流れる。すなわち、媒体流体配管52は分岐して媒体流体は媒体流体配管52Aから改質器22へ、媒体流体配管52Bから混合ガス熱交換器21へ、媒体流体配管52Cから蒸気変換器27へ流れ媒体流体配管52Dを通って燃料予熱器25へと流れる。
一方、燃料供給器24から供給された燃料は燃料予熱器25で媒体流体との熱交換で予熱されて混合ガス熱交換器21へ、水供給器26から供給された水は蒸気変換器27で媒体流体との熱交換で加熱されて蒸気になり混合ガス熱交換器21へ流れて、燃料と蒸気が混合して混合ガスとなって混合ガス熱交換器21で媒体流体との熱交換で加熱されて改質器22内へ流れる。改質器22内には、触媒が充填され、混合ガスは媒体流体と熱交換して加熱されて改質反応を行って水素ガスを生成する。このようにして生成された水素ガスは回収装置23で分離されて回収される。
このように、発電プラント12から分岐して抽出した高温蒸気を動力源として媒体流体の循環設備47が駆動して媒体流体が流れて、中間熱交換器46で発電プラント12から分岐して抽出した高温蒸気との熱交換で媒体流体が加熱され、改質器22と、混合ガス熱交換器21と、蒸気変換器27から燃料予熱器25の熱交換に利用されて媒体流体配管53を通って循環設備47に戻る。この媒体流体配管の系統は、詳細システム検討時に反応生成に必要な温度が不足する場合は、不足分を補填する加熱器を設置することも可能である。
第3の実施の形態によれば、発電プラント12の蒸気発生器13を沸騰水型原子炉にした場合でも、原子炉から発生した蒸気の熱エネルギーを中間熱交換器46を介して熱媒体流体に熱交換して改質器22および混合ガス熱交換器21および燃料供給装置20に利用できるので、放射化された蒸気が水素製造装置側へ流れることがなく、水素製造装置側に放射線防護対策を別途設置する必要のない安全な水素製造装置を提供することができる。
さらに、熱媒体流体の循環設備の駆動には原子炉から発生した主蒸気を利用できるので必要なエネルギーの大半を効果的に活用できる。さらに利用した抽出主蒸気は再び発電プラントに戻されるので無駄なく有効に利用できる。
(第4の実施の形態)
図8は本発明の第4の実施の形態に係わる水素製造装置の構成図である。この第4の実施の形態は、図7に示した第3の実施の形態に対し、回収装置23を燃料供給装置20の後段に設け、燃料供給装置20での熱交換は、発電プラント12から抽気された蒸気に代えて、改質器22から出た水素ガスを含む生成ガスにより熱交換し、燃料供給装置20で熱交換した後の水素ガスを含む生成ガスを回収装置23に供給するようにしたものである。図7と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
発電プラント12に中間熱交換器46を介して水素製造装置11を接続し、発電プラント12の蒸気を利用して中間熱交換器46で熱交換された媒体流体(例えばヘリウムガス)の媒体流体熱エネルギーを利用して水素製造装置11の燃料を蒸気改質させて水素を生成する。
中間熱交換器46で熱交換した抽出主蒸気はタービン48に流れ込みタービン48を回転させた後に、戻り管50を通って復水器16の入り口に戻り低圧蒸気タービン15で仕事を終えた主蒸気と合流する。中間熱交換器46、循環設備47、燃料供給装置20、混合ガス熱交換器21、改質器22は、媒体流体配管51、52、53が接続されて閉ループを形成している。これらの媒体流体配管51、52、53内には媒体流体が封入されて、循環設備47によって循環される。
一方、回収装置23は燃料供給装置20の燃料予熱器25の後段に設置される。改質器22で生成された水素ガスは、改質器22と燃料供給装置20の蒸気変換器27との間を接続した生成ガス回収管45Aを通って燃料供給装置20の蒸気変換器27で熱交換される。その熱交換後に、蒸気変換器27と燃料予熱器25との間を接続した生成ガス回収管45Bを通って燃料予熱器25で熱交換して、さらに生成ガス回収管45Cを通って回収装置23へ流れる構成になっている。
第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態の広角に加え、第2の実施の形態および第3の実施の形態の効果を有した水素製造装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係わる水素製造装置の構成図。 本発明の第1の実施の形態における改質器の構成図。 本発明の第1の実施の形態に係わる改質器の他の一例を示す構成図。 本発明の第1の実施の形態に係わる改質器の別の他の一例の部分構成図。 本発明の第1の実施の形態に係わる改質器のさらに別の他の一例の部分構成図。 本発明の第2の実施の形態に係わる水素製造装置の構成図。 本発明の第3の実施の形態に係わる水素製造装置の構成図。 本発明の第4の実施の形態に係わる水素製造装置の構成図。
符号の説明
11…水素製造装置、12…発電プラント、13…蒸気発生装置、14…高圧蒸気タービン、15…低圧蒸気タービン、16…復水器、17…給水ポンプ、18…発電機、19…主蒸気管、20…燃料供給装置、21…混合ガス熱交換器、22…改質器、23…回収装置、24…燃料供給器、25…燃料予熱器、26…水供給器、27…蒸気変換器、28…主蒸気抽気管、29…戻り管、30…シェル、31…入口側ガス室、32…出口側ガス室、33…混合ガス入口ノズル、34…チューブ、35…生成ガス出口ノズル、36…触媒、37…加熱媒体入口ノズル、38…加熱媒体出口ノズル、39…加熱媒体案内管、40…バッフル板、41…加熱媒体流路、42…粒体、43…円形棒、44…伝熱促進体、45…生成ガス回収管、46…中間熱交換器、47…循環設備、48…タービン、49…羽根車、50…戻り配管、51、52、53…媒体流体配管

Claims (11)

  1. 発電プラントから発生する蒸気を抽気し、その抽気した蒸気の熱を利用して水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する水素製造装置において、前記発電プラントから抽気された蒸気により熱交換し水を蒸気に変換すると共に燃料を予熱し燃料に蒸気を混合した混合ガスを生成する燃料供給装置と、前記燃料供給装置から供給された混合ガスと前記発電プラントから抽気された蒸気とを熱交換させる混合ガス熱交換器と、前記混合ガス熱交換器から出た混合ガスを前記発電プラントから抽気された蒸気の熱を利用して熱交換させることで水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する改質器と、前記改質器で生成された水素ガスを含む生成ガスを精製して水素ガスを分離回収する回収装置とを備えたことを特徴とする水素製造装置。
  2. 前記回収装置は前記燃料供給装置の後段に設けられ、前記燃料供給装置の熱交換は、前記発電プラントから抽気された蒸気に代えて、前記改質器から出た水素ガスを含む生成ガスにより熱交換し、前記燃料供給装置で熱交換した後の水素ガスを含む生成ガスを前記回収装置に供給することを特徴とする請求項1記載の水素製造装置。
  3. 発電プラントから発生する蒸気を抽気し、その抽気した蒸気の熱を利用して水素製造プラントから供給される水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する水素製造装置において、発電プラントから抽気された蒸気と媒体流体とを熱交換する中間熱交換器と、前記中間熱交換器からの媒体流体を循環させるための循環設備と、前記循環設備により循環する前記中間熱交換器からの媒体流体により熱交換し水を蒸気に変換すると共に燃料を予熱し燃料に蒸気を混合した混合ガスを生成する燃料供給装置と、前記燃料供給装置から供給された混合ガスと前記中間熱交換器からの媒体流体とを熱交換させる混合ガス熱交換器と、前記混合ガス熱交換器から出た混合ガスに前記中間熱交換器からの媒体流体の熱を利用して熱交換させて水素を含有する燃料を蒸気改質させて水素ガスを生成する改質器と、前記改質器で生成された水素ガスを含む生成ガスを精製して水素ガスを分離回収する回収装置とを備えたことを特徴とする水素製造装置。
  4. 前記回収装置は前記燃料供給装置の後段に設けられ、前記燃料供給装置の熱交換は、前記中間熱交換器からの媒体流体に代えて、前記改質器から出た水素ガスを含む生成ガスにより熱交換し、前記燃料供給装置で熱交換した後の水素ガスを含む生成ガスを前記回収装置に供給することを特徴とする請求項3記載の水素製造装置。
  5. 前記改質器は、前記発電プラントから抽気された蒸気または前記中間熱交換器からの媒体流体を加熱媒体として取り込み熱交換して排出するシェルと、前記シェル内に配置されると共に触媒が充填され前記混合ガスを流すための複数のチューブと、前記チューブの外側に間隔を保って前記チューブを包囲して配置された複数の加熱媒体案内管と、前記加熱媒体案内管を支持すると共に加熱媒体の流れを妨げるためのバッフル板とを備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の水素製造装置。
  6. 前記シェル内の加熱媒体案内管とバッフル板との空間部に低熱伝導性の粒体を充填したことを特徴とする請求項5記載の水素製造装置。
  7. 前記チューブの外壁に沿って針金状の円形棒を螺旋状に巻きつけたことを特徴とする請求項5記載の水素製造装置。
  8. 前記チューブ内部に伝熱促進体を設置したことを特徴とする請求項5記載の水素製造装置。
  9. 前記伝熱促進体は凹凸面構造であることを特徴とする請求項8記載の水素製造装置。
  10. 前記伝熱促進体はチューブ内面と触媒に接触するバネ体であることを特徴とする請求項8記載の水素製造装置。
  11. 発電プラントから発生する蒸気を抽気し、その抽気された蒸気により熱交換を行い水を蒸気に変換する工程と、この熱交換により水素を含有する燃料を予熱し燃料に蒸気を混合した混合ガスを生成する工程と、前記混合ガスと前記発電プラントから抽気された蒸気とを熱交換させる工程と、この熱交換をされた混合ガスに対し、前記発電プラントから抽気された蒸気の熱を利用して熱交換を施すことで、水素を含有する燃料を蒸気改質させて改質後ガスを生成する工程と、この改質後ガスを生成して水素ガスを分離回収する工程とを有することを特徴とする水素製造方法。
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