JP2006347055A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送手段が経年変化していて搬送手段に設けられたスケールの精度が落ちている場合であっても、副走査方向に印字位置ずれを防ぐことができ、画像を形成するときの色ずれを防止して良質な画像を形成する。
【解決手段】スケール読取手段16により読み取られる搬送手段8に設けられたスケール15に基づいて制御される搬送速度により搬送手段8を駆動し、記録媒体に対する画像形成を開始する際に、磁気記録ヘッド18により磁性材塗布部17の磁性材の極性を反転させ、搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置を示す情報を記録し、インクヘッド3の1走査で印刷される幅だけ磁気記録ヘッド18による記録位置から離れている位置で磁気検出ヘッド19により磁性材塗布部17の磁性材の極性の反転(搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置情報)が検出された場合、駆動制御手段による搬送手段の駆動を停止させる。
【選択図】 図3
【解決手段】スケール読取手段16により読み取られる搬送手段8に設けられたスケール15に基づいて制御される搬送速度により搬送手段8を駆動し、記録媒体に対する画像形成を開始する際に、磁気記録ヘッド18により磁性材塗布部17の磁性材の極性を反転させ、搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置を示す情報を記録し、インクヘッド3の1走査で印刷される幅だけ磁気記録ヘッド18による記録位置から離れている位置で磁気検出ヘッド19により磁性材塗布部17の磁性材の極性の反転(搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置情報)が検出された場合、駆動制御手段による搬送手段の駆動を停止させる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、キャリッジに搭載された印字ヘッドと、駆動モータとプーリー及び駆動ベルト等を有する駆動伝達機構により回転する搬送ベルトと、給紙トレイとを有し、給紙トレイに収納された記録媒体を搬送ベルトで搬送しながら、搬送している記録媒体に印字ヘッドからインクを吐出して画像を形成する。
近年、このようなインクジェット記録方式の分野では、インクの耐光性、経時劣化性の改善のためインクが染料系から顔料系に変わり、しかもインク粘度の高粘度化が進んでいる。
ところが、このインクの高粘度化により記録媒体へのにじみは激減したが、逆にインク滴の着弾位置の位置ズレ精度の悪さ(例えば、白スジ、黒スジ、バンディングなど)が見た目に良く分かるようになった。特に、副走査方向における記録媒体搬送時の停止位置精度の寄与率が大きいため、記録媒体搬送の精度を向上させることが必要不可欠の技術課題となってきている。
そこで、記録媒体搬送の精度を向上させるために、搬送ベルトの縁に沿って予め設けられたスケール部をセンサで読み取ることにより搬送ベルトの搬送量を制御することで、副走査方向における記録媒体搬送時の停止位置を制御するようにした技術が開示されている(特許文献1,2参照)。
しかしながら、特許文献1,2に開示されている技術によれば、搬送ベルトの伸びなどの経時変化によりスケール部の精度が落ちてしまい、正確な搬送制御ができなくなるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、搬送手段が経年変化していて搬送手段に設けられたスケールの精度が落ちている場合であっても、副走査方向に印字位置ずれを防ぐことができ、画像を形成するときの色ずれを防止して良質な画像を形成することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明のインクジェット記録装置は、記録媒体を一時的に停止させた状態でインクヘッドからインクを吐出させて画像を形成するインクジェット記録装置において、等間隔に刻まれて設けられたスケールを有し、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、この搬送手段による前記記録媒体の搬送動作中に前記スケールを臨む位置に設けられ、前記スケールを読み取り可能なスケール読取手段と、このスケール読取手段により読み取られる前記スケールに基づいて前記搬送手段の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、この搬送速度制御手段による速度制御に基づいて前記搬送手段を駆動する駆動制御手段と、前記記録媒体に対する画像形成を開始する際に、前記記録媒体の搬送量の基準位置を示す基準位置情報を前記搬送手段に対して書き換え自在に記録する基準位置記録手段と、前記インクヘッドの1走査で印刷される幅だけ前記基準位置記録手段による記録位置から離れていて前記前記搬送手段に記録された前記基準位置情報を臨む位置に設けられ、前記基準位置情報を読み取り可能な基準位置情報読取手段と、この基準位置情報読取手段により前記基準位置情報が読み取られた場合、前記駆動制御手段による前記搬送手段の駆動を停止させる搬送停止手段と、を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、前記基準位置記録手段は、前記基準位置情報を前記搬送手段に対して磁気的に読み取り可能に書き換え自在に記録し、前記基準位置情報読取手段は、前記搬送手段に記録された前記基準位置情報を磁気的に読み取る。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、前記基準位置記録手段は、前記基準位置情報を前記搬送手段に対して光学的に読み取り可能に書き換え自在に記録し、前記基準位置情報読取手段は、前記搬送手段に記録された前記基準位置情報を光学的に読み取る。
請求項1にかかる発明によれば、スケール読取手段により読み取られる搬送手段に設けられたスケールに基づいて制御される搬送速度により搬送手段を駆動し、記録媒体に対する画像形成を開始する際に、基準位置記録手段によって記録媒体の搬送量の基準位置を示す基準位置情報を搬送手段に対して書き換え自在に記録し、インクヘッドの1走査で印刷される幅だけ基準位置記録手段による記録位置から離れている位置で基準位置情報読取手段により基準位置情報が読み取られた場合、駆動制御手段による搬送手段の駆動を停止させる。これにより、搬送手段が経年変化していて搬送手段に設けられたスケールの精度が落ちている場合であっても、記録媒体をインクヘッドの1走査で印刷される幅に正確に搬送して停止させることができるので、副走査方向に印字位置ずれを防ぐことができ、画像を形成するときの色ずれを防止して良質な画像を形成することができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、記録媒体の搬送量の基準位置を示す基準位置情報を搬送手段に対して容易に書き換え自在に記録することができ、かつ、容易に読み取ることができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、記録媒体の搬送量の基準位置を示す基準位置情報を搬送手段に対して容易に書き換え自在に記録することができ、かつ、容易に読み取ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるインクジェット記録装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
本発明の実施の一形態を図1ないし図7に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態にかかるインクジェット記録装置1を示す構成図である。図1に示すように、インクジェット記録装置1は、シアンC,マゼンタM,イエローY,ブラックBkの各色のインクをそれぞれ収納した4個のインクカートリッジ2と、複数のノズルを有し各インクカートリッジ2からインクが供給される4個のインクヘッド3と、インクカートリッジ2とインクヘッド3を搭載したキャリッジ4と、記録媒体である記録紙を収納した給紙トレイ5a,5bや手差しテーブル6から送られた記録紙を印字部7で搬送する搬送手段である搬送ベルト8と、印字した記録紙を排紙トレイ9に排出する排出ローラ10を有する。そして、ホスト装置(図示せず)から送られる画像データを記録紙に印字する場合には、キャリッジ4をキャリッジガイドローラ11に倣って走査しながら、搬送ベルト8で搬送している記録紙にインクヘッド3のノズルから画像データに応じてインクを噴射して文字や画像を記録する。
インクヘッド3は、複数のインクジェットヘッドが副走査方向(記録紙搬送方向)Aに等間隔に並べられており、このインクヘッド3を主走査方向(記録紙搬送方向Aに対して直交する方向)Bに走査することで、複数ラインが同時に印刷される。このときの副走査方向Aに並んだインクジェットヘッドの数をn、間隔をt、とすると、インクヘッド3の1走査で印刷される幅は、L=t×nとなる。インクヘッド3が走査している期間は搬送ベルト8の動作を停止させ、インクヘッド3の走査が終了した後、搬送ベルト8をL=t×nの長さだけ搬送動作させ、再び搬送動作を停止させてインクヘッド3の走査を開始するように制御することで、連続した印刷画像が得られる。
ここで、図2はインクジェット記録装置1の印字部7近傍を拡大して示す側面図、図3は搬送ベルト8の裏面を示す平面図である。図2または図3に示すように、インクジェット記録装置1の印字部7で記録紙を搬送する搬送ベルト8は、駆動モータ12(図4参照)の駆動軸に連結された駆動ローラ13と従動ローラ14とに巻き回され、記録紙搬送方向Aに回転する。記録紙を搬送する際には、搬送ベルト8には高圧がかけられて帯電されるようになっており、記録紙を静電吸着して搬送する。
図3に示すように、搬送ベルト8の裏面の一方の端部(図3中、右側端部)には、等間隔に刻まれたスケールを有している固定スケール15が帯状に設けられている。そして、搬送ベルト8による記録紙の搬送動作中に固定スケール15を臨む位置には、固定スケール15を読み取り可能なスケール読取手段であるエンコーダセンサ16が配設されている。すなわち、搬送ベルト8を回転させる際に、エンコーダセンサ16で搬送ベルト8の裏面に記録されているスケールを検出してパルス信号を発生させ、このパルス信号によって搬送ベルト8の搬送速度を制御する。スケールの間隔はインクジェット記録装置1の副走査方向Aについての解像度と同じになっており、搬送ベルト8の移動量の検出能力が解像度と等しくなるように構成されている。また、インクヘッド3がラインヘッドの場合、スケールの間隔は非常に密なものとなる。
加えて、図3に示すように、搬送ベルト8の裏面のもう一方の端部(図3中、左側端部)には、磁気記録可能に磁性材が塗布された磁性材塗布部17が帯状に設けられている。そして、この磁性材塗布部17に対向する位置には、副走査方向(記録紙搬送方向)Aの上流側から順に、磁気記録ヘッド18、磁気検出ヘッド19、磁気消去ヘッド20が配設されている。磁気記録ヘッド18は、搬送ベルト8の停止時に磁性材塗布部17の記録極性が反転するように制御される。磁気検出ヘッド19は、磁気記録ヘッド18との距離がL(インクヘッド3の1走査で印刷される幅)になるように固定されており、磁気記録ヘッド18によって記録された磁気の極性の反転を検出するように制御される。なお、詳細は後述するが、極性反転が検出されたときは、搬送ベルト8の駆動を停止するように制御する。磁気消去ヘッド20は、搬送ベルト8の裏の磁性材塗布部17の磁性材に記録された磁気を消去するように制御される。
次に、インクジェット記録装置1に内蔵される制御系について図4を参照して説明する。図4に示すように、この制御系は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)31を備えており、このCPU31には、CPU31が装置各部の制御を行うためのプログラムや制御に使用する固定データを記憶しているROM(Read Only Memory)32と、装置各部の制御を行うためのプログラム実行時の作業領域や印刷する画像を展開するのに使用するRAM(Random Access Memory)33とがシステムバス34を介して接続されている。すなわち、CPU31は、ROM32に書き込まれたプログラムを実行して装置各部の制御を行う。
また、CPU31には、操作表示部35と、駆動制御部36と、搬送制御信号処理部37と、駆動制御信号処理部38とがシステムバス34を介して接続されている。
操作表示部35は、ユーザが装置の設定等を行うための操作キーとユーザに装置の動作状態やメッセージを表示するための液晶表示器等の表示部から構成される。
駆動制御部36は、駆動制御手段として機能するものであり、PWM波形やステッピングモータの励磁相等を発生するブロックであり、モータ駆動回路であるドライブ部39を介して駆動モータ12に対して駆動信号を与え、駆動モータ12の駆動を制御する。
搬送制御信号処理部37は、搬送制御信号の入出力処理を行う。この搬送制御信号処理部37には、リライタブル情報記録部40と、リライタブル情報検出部41と、リライタブル情報消去部42と、固定制御情報検出部43とが接続されている。リライタブル情報記録部40は、搬送制御信号(基準位置情報)を磁気記録するためのものであり、磁気記録ヘッド18を制御して搬送ベルト8の停止時に磁性材塗布部17の記録極性を反転させる。リライタブル情報検出部41は、搬送制御信号(基準位置情報)を読み取るためのものであり、磁気検出ヘッド19を制御して磁気記録ヘッド18によって記録された磁気の極性の反転(搬送制御信号(基準位置情報))を検出する。リライタブル情報消去部42は、磁性材塗布部17に磁気記録された搬送制御信号(基準位置情報)を消磁するためのものであり、磁気消去ヘッド20を制御して搬送ベルト8の裏の磁性材塗布部17の磁性材に記録された磁気を消去する。固定制御情報検出部43は、エンコーダセンサ16を制御して、搬送ベルト8の裏面に記録されているスケールを検出してパルス信号(搬送制御信号)を発生させる。
駆動制御信号処理部38は、搬送制御信号処理部37から各搬送制御信号を受け取り、受け取った各搬送制御信号に基づいて駆動制御信号を処理する。
システムバス34は、上記の各部がデータをやり取りするための信号ラインであり、具体的には、データバス、アドレスバス、制御バス、I/Oバスの集合として構成されている。
次に、CPU31がROM32に書き込まれたプログラムに従って実行する制御のうち、本実施の形態のインクジェット記録装置1が発揮する特徴的な機能について説明する。本実施の形態における特徴的な機能は、搬送ベルト8が距離L(インクヘッド3の1走査で印刷される幅)を移動したときに、エンコーダセンサ16によってカウントされるパルス数のおおよその値は分かっているものとし、そのカウント数によって、搬送ベルト8の移動速度を図5に示すタイミングチャートに従って制御するものである。ここに、搬送速度制御手段が実現されている。
図6は、1ページ印刷処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、まず、搬送ベルト8を駆動させて印刷開始位置(インクヘッド3の位置が記録紙上の印刷開始位置に来る位置)に記録紙を搬送する(ステップS1)。
次いで、搬送ベルト8による搬送動作を停止させ(ステップS2)、エンコーダセンサ16によるカウンタをリセットするとともに(ステップS3)、磁気記録ヘッド18により磁性材塗布部17の磁性材の極性を反転させ、搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置を示す情報を記録した後(ステップS4:基準位置記録手段)、インクヘッド3の主走査方向Bへの移動によって幅Lの印刷を実行する(ステップS5)。
1ページ印刷が終了していない場合には(ステップS6のNo)、搬送ベルト8による記録紙の搬送動作を開始し、記録紙を副走査方向Aに移動させる(ステップS7)。このとき、エンコーダセンサ16によるパルスのカウント数がN1になるまで、図5に示す加速域に準じた速度になるように搬送ベルト8の移動速度を加速していき(ステップS8のNo,ステップS9)、カウント数がN1になった場合には(ステップS8のYes)、その速度を維持するように制御する(ステップS10のNo,ステップS11)。
その後、カウント数がN2になった場合には(ステップS10のYes)、図5に示す減速域に準じて搬送ベルト8の移動速度を減速させ(ステップS12のNo,ステップS13)、カウント数がN3になった場合には(ステップS12のYes)、再び等速になるように制御する(ステップS14のNo,ステップS15)。
この状態で、磁気検出ヘッド19により磁性材塗布部17の磁性材の極性の反転(搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置を示す情報)が検出された場合には(ステップS14のYes:基準位置情報読取手段)、搬送ベルト8による搬送動作を停止させ(ステップS2:搬送停止手段)、エンコーダセンサ16によるカウンタをリセットするとともに(ステップS3)、磁気記録ヘッド18により磁性材塗布部17の磁性材の極性を反転させ、搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置を示す情報を記録した後(ステップS4:基準位置記録手段)、インクヘッド3の主走査方向Bへの移動によって幅Lの印刷を実行する(ステップS5)。
以上の処理を繰り返すことにより、搬送ベルト8は、断続的にLの距離だけ記録紙を正確に搬送するため、主走査方向Bに隙間やインクの重なりがなく印刷することができる。
インクヘッド3の主走査方向Bへの移動による幅Lの印刷後に、1ページの印刷終了が検出された場合には(ステップS6のYes)、排出ローラ10を駆動して印字した記録紙を排紙トレイ9に排出させ(ステップS16)、1ページの印刷が終了する。
なお、図5に示すタイミングチャートは、搬送ベルト8の移動速度のイメージであり、距離Lを速く移動でき、かつ、磁気検出ヘッド19による極性反転が検出されたときに、位置ずれなく搬送ベルト8を停止できる速度になっていることを満足すれば、必ずしも、図5に示すタイミングチャートの速度にあわせる必要はない。
このように本実施の形態によれば、エンコーダセンサ16により読み取られる搬送ベルト8に設けられたスケール15に基づいて制御される搬送速度により搬送ベルト8を駆動し、記録紙に対する画像形成を開始する際に、磁気記録ヘッド18により磁性材塗布部17の磁性材の極性を反転させ、搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置を示す基準位置情報を記録し、インクヘッド3の1走査で印刷される幅だけ磁気記録ヘッド18による記録位置から離れている位置で磁気検出ヘッド19により磁性材塗布部17の磁性材の極性の反転(搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置を示す情報)が検出された場合、駆動制御部36による搬送ベルト8の駆動を停止させる。これにより、搬送ベルト8が経年変化していて搬送ベルト8に設けられたスケール15の精度が落ちている場合であっても、記録紙をインクヘッド3の1走査で印刷される幅に正確に搬送して停止させることができるので、副走査方向に印字位置ずれを防ぐことができ、画像を形成するときの色ずれを防止して良質な画像を形成することができる。
なお、本実施の形態においては、搬送ベルト8の裏に固定スケール15を設け、エンコーダセンサ16によるスケールのカウント数によって、搬送ベルト8の動作を制御するようにしたが、これに限るものではない。例えば、図7に示すように、外周にスケールを設けたロータリースケール50を駆動ローラ13に設け、このロータリースケール50のスケールのロータリーエンコーダセンサ51によるカウント数にあわせて動作制御することも可能である。
また、本実施の形態においては、搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置を示す情報を磁気的に搬送ベルト8に対して書き換え自在に記録するようにしたが、これに限るものではない。例えば、搬送ベルト8を間欠送りする距離の基準位置を示す情報を光学的に検出可能な態様で搬送ベルト8に対して書き換え自在に記録するようにし、光学センサにより読み取るようにしても同様の効果を得ることができる。
1 インクジェット記録装置
3 インクヘッド
8 搬送手段
15 スケール
16 スケール読取手段
36 駆動制御手段
3 インクヘッド
8 搬送手段
15 スケール
16 スケール読取手段
36 駆動制御手段
Claims (3)
- 記録媒体を一時的に停止させた状態でインクヘッドからインクを吐出させて画像を形成するインクジェット記録装置において、
等間隔に刻まれて設けられたスケールを有し、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
この搬送手段による前記記録媒体の搬送動作中に前記スケールを臨む位置に設けられ、前記スケールを読み取り可能なスケール読取手段と、
このスケール読取手段により読み取られる前記スケールに基づいて前記搬送手段の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、
この搬送速度制御手段による速度制御に基づいて前記搬送手段を駆動する駆動制御手段と、
前記記録媒体に対する画像形成を開始する際に、前記記録媒体の搬送量の基準位置を示す基準位置情報を前記搬送手段に対して書き換え自在に記録する基準位置記録手段と、
前記インクヘッドの1走査で印刷される幅だけ前記基準位置記録手段による記録位置から離れていて前記前記搬送手段に記録された前記基準位置情報を臨む位置に設けられ、前記基準位置情報を読み取り可能な基準位置情報読取手段と、
この基準位置情報読取手段により前記基準位置情報が読み取られた場合、前記駆動制御手段による前記搬送手段の駆動を停止させる搬送停止手段と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記基準位置記録手段は、前記基準位置情報を前記搬送手段に対して磁気的に読み取り可能に書き換え自在に記録し、
前記基準位置情報読取手段は、前記搬送手段に記録された前記基準位置情報を磁気的に読み取る、
ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 前記基準位置記録手段は、前記基準位置情報を前記搬送手段に対して光学的に読み取り可能に書き換え自在に記録し、
前記基準位置情報読取手段は、前記搬送手段に記録された前記基準位置情報を光学的に読み取る、
ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005177680A JP2006347055A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005177680A JP2006347055A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006347055A true JP2006347055A (ja) | 2006-12-28 |
Family
ID=37643392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006347055A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101164481B1 (ko) | 2009-12-01 | 2012-07-18 | 엘아이지에이디피 주식회사 | 이동식 스케일이 구비된 잉크젯 프린터 및 이를 이용한 인쇄 방법 |
CN102896914A (zh) * | 2011-07-29 | 2013-01-30 | 柯尼卡美能达喷墨技术株式会社 | 记录介质搬送装置、图像形成装置及喷墨记录装置 |
JP2013028143A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Konica Minolta Ij Technologies Inc | 記録媒体搬送装置及びインクジェット記録装置 |
JP2013028180A (ja) * | 2007-02-14 | 2013-02-07 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンタ |
-
2005
- 2005-06-17 JP JP2005177680A patent/JP2006347055A/ja active Pending
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