JP2006344207A - Icタグ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型でリライト印字によるリユース性が高く、且つ外観の美しさを備えた非接触式ICタグを提供する。
【解決手段】20〜30mmの長辺、15〜25mmの短辺で外形線を規定された略長方形のアンテナ回路基板2と、アンテナ回路基板2のICチップ搭載面に設けられ、2つの長辺の一方である第1長辺、及び第1長辺に連続する2つの短辺が規定する外形線から一定距離隔てて周回する螺旋形状のアンテナ回路9と、アンテナ回路基板2のICチップ搭載面において、2つの長辺の他方である第2長辺とアンテナ回路9の間の領域に設けられ、アンテナ回路9に接続されたICチップ1と、アンテナ回路基板2のICチップ非搭載面に第1接着材5を介して形成された第1表皮材7と、第1表皮材7の第1接着材5側と反対の面に設けられたロイコ層6と、このアンテナ回路基板2のICチップ搭載面に第2接着材3を介して形成された第2表皮材4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICタグに関するものである。
現在の経済社会活動の高度化に伴い、廃棄物の発生量は増大している。最終処分場を新たに作ることが困難になっているため、廃棄物の行き場が無くなる緊迫した状況になっている。従来の大量生産、大量消費、大量廃棄等の経済社会やライフスタイルを見直し、物資の効率的な利用やリサイクルを進めることにより、資源の消費を抑え、環境への負荷が少ない循環型社会を形成することが急務になっている。平成12年5月に制定された循環型社会形成推進基本法では、「再利用(リユース)」とは「循環資源を製品としてそのまま使用すること(修理を行ってこれを使用することを含む)」、「循環資源の全部又は一部を部品その他製品の一部として使用すること」と定義され、再使用(リユース)の形態は「製品利用」、「部品利用」、「修理」の3つに分類されています。
ICカードは、キャッシュカード(バンクカード)、クレジットカード、プリペイドカード、鉄道・バス、ETC等の交通機関、デジタル放送、第三世代携帯電話の加入者カード、図書館の窓口サービス、学生証、社員証、住民基本台帳カードなど、幅広い業界に導入され、生活者の身近な生活からビジネスまで様々な分野で利用が始まっているが、ICカードにおいても、リユース性(再利用性)が求められることは勿論である。又、ICカードを小型化し、タグの形状にしたものは、「ICタグ」と呼ばれ、ICタグは、チップの小型化と低コスト化により、種々の分野における製造・流通・販売等の一括管理によるサプライチェーン・マネジメント(SCM)支援や、販売データを活用したカスタマー・リレーションシップ・マネジメント(CRM)支援にも活用され始めている。
このような状況のもと、例えば、アンテナ回路基板上にアンテナ回路及びICチップ搭載用ランドを備え、裏面にアンテナ回路からスルーホールを介して接続されているジャンパー線を備え、ジャンパー線の線幅を変化させることにより共振周波数を最適値に補正できる非接触式ICカード等、種々のICカードが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−105806号公報
上記のように「リユース」とは、まだ商品価値のあるものを再使用することであるが、循環型社会において、広範な分野で使用でき汎用性を持ったICタグを循環的に再利用するためには、低コストでリユース性を備え、小物など様々なもの取り付けることができるICタグが求められる。特にリユース性を鑑みれば、ICタグ表面に設けられるリライト手段(書き換え可能な表示手段)による循環的なICタグの再利用において、ICタグの情報のユーザによる視認を長期間、安定して可能にすることが求められる。特に、ICタグの表面にうねりが発生すれば、リライト印字による表示が困難であり、リユース性に劣ることとなる。
上記課題に鑑み、本発明は、小型でリライト印字によるリユース性が高く、且つ外観の美しさを備えた非接触式ICタグを提供することである。
本発明の態様は、(イ)長さ5〜30mmで互いに対向する2つの長辺、長さ4〜25mmで互いに対向する2つの短辺で外形線を規定された略長方形のアンテナ回路基板と、(ロ)このアンテナ回路基板のICチップ搭載面に設けられ、2つの長辺の一方である第1長辺、及びこの第1長辺に連続する2つの短辺が規定する外形線から一定距離隔てて周回する螺旋形状のアンテナ回路と、(ハ)アンテナ回路基板のICチップ搭載面において、2つの長辺の他方である第2長辺とアンテナ回路の間の領域に設けられ、アンテナ回路に電気的に接続されたICチップと、(ニ)アンテナ回路基板のICチップ搭載面に対向する面となるICチップ非搭載面に第1接着材を介して形成され、アンテナ回路基板と同一の外形線を有する第1表皮材と、(ホ)第1表皮材の第1接着材側と反対の面に設けられ、アンテナ回路基板と同一の外形線を有するリライト用のロイコ層と、(ヘ)このアンテナ回路基板のICチップ搭載面に第2接着材を介して形成され、アンテナ回路基板と同一の外形線を有する第2表皮材とを備えるICタグであることを特徴とする。
本発明によれば、小型でリライト印字によるリユース性が高く、且つ外観の美しさを備えた非接触式ICタグを提供することができる。
図11は、本発明に至るまでに検討した参考技術に係る非接触式ICタグの断面構造の一例であるが、図11に示す構造では、厚さ190μmのICチップ1と、ICチップ1に電気的に接続された厚さ50μmの透明なアンテナ回路基板2と、アンテナ回路基板2の表面(ICチップ搭載面)に厚さ270μmの白濁半透明な接着材(第2接着材)3を介して形成された厚さ75μmの白色の表皮材(第2表皮材)4と、アンテナ回路基板2の裏面(ICチップ非搭載面)に厚さ270μmの白濁半透明な接着材(第1接着材)5を介して形成された厚さ750μmの白色の表皮材(第1表皮材)7を備える。表皮材(第1表皮材)7の裏面(下面)には、厚さ13μmの透明なロイコ層6が形成され、ICタグの総厚は、753μmである。しかし、図11に示す参考技術に係る非接触式ICタグの場合、ICタグの表面にうねりが発生するため、リライト印字が困難になり、又美観の上からも不具合があった。ここで「うねり」とは、(第2表皮材)4及びロイコ層6の表面の全面又は部分的に現われる、縦方向1/10周期〜1周期程度、横方向1/10周期〜1周期程度の大きな曲がりくねりの波を意味し、波の振幅は5μm〜200μm程度である。
更に、図12(a)に示す矢印の方向(側面方向)から見た場合、接着材(第2接着材)3,5が白濁半透明であるため、アンテナ回路9を構成する銅(Cu)のエッチングパターンが、図12(b)に示すように側面に赤褐色に透けて見える欠点があった。特に、タグ外形の打ち抜きずれのばらつきにより、アンテナ回路9の見える色濃度は様々となるため、複数のICタグを重ねて側面を見ると、まだら模様になる。このことは、出荷時、複数のICタグを整列し梱包するので、ICタグの側面が美観を失うことは、商品価値を下げることとなる。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第3の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
又、以下に示す第1〜第3の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
図1及び図4に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグは、長さ20〜30mmで互いに対向する2つの長辺、長さ15〜25mmで互いに対向する2つの短辺で外形線を規定された略長方形の透明なアンテナ回路基板2と、このアンテナ回路基板2のICチップ搭載面に設けられ、2つの長辺の一方である第1長辺、及びこの第1長辺に連続する2つの短辺が規定する外形線から一定距離隔てて周回する螺旋形状のアンテナ回路9と、アンテナ回路基板2のICチップ搭載面において、2つの長辺の他方である第2長辺とアンテナ回路9の間の領域に設けられ、アンテナ回路9に電気的に接続されたICチップ1と、アンテナ回路基板2のICチップ搭載面に対向する面となるICチップ非搭載面に白色の接着材(第1接着材)5を介して形成され、アンテナ回路基板2と同一の外形線を有する白色の表皮材(第1表皮材)7と、第1表皮材7の第1接着材5側と反対の面に設けられ、アンテナ回路基板2と同一の外形線を有するリライト用のロイコ層6と、このアンテナ回路基板2のICチップ搭載面に白色の接着材(第2接着材)3を介して形成され、アンテナ回路基板2と同一の外形線を有する白色の表皮材(第2表皮材)4を備える。ロイコ層6は、感熱紙の発色原理を応用して開発したロイコ染料を塗布した層であり、印字と消去を何度も繰り返せる。ロイコ層6は、染料の発色を利用しているので、ICタグの他、レシート、ファクシミリなどの感熱紙のように、誰にでも見やすく、読み易い文字や画像を表すことができる。なお、アンテナ回路基板2が「略長方形」とは、図3及び図4に示すように、長方形の長辺外形線と短辺外形線の接続部となる4隅のそれぞれには、3つのR面カットと1つのC面カットが施され、完全な長方形ではない形状(トポロジー)を含む意である。より具体的には、例えば、長辺28mm、短辺23mm等の寸法が選択可能である。
第1の実施の形態に係る非接触式ICタグは、第1接着材5及び第2接着材3が不透明白色接着材であるので、参考技術のような、アンテナ回路9を構成する銅(Cu)のエッチングパターンが、図12(b)に示すように側面に赤褐色に透けて見えるような問題点は解消された。したがって、出荷時、複数のICタグを整列し梱包した場合であっても、ICタグの側面が美観を保ち、商品価値を下げることはない。第1接着材5及び第2接着材3に用いる不透明白色接着材としては、飽和共重合ポリエステル樹脂系(カルボン酸エステル重縮合物系)、アクリル樹脂系、エポキシ樹脂系、ポリウレタン樹脂系、ポリオレフィン樹脂系の接着材に白色顔料が含まれたもの等が採用可能である。より具体的には、飽和共重合ポリエステル樹脂を主剤とし、これにポリエチレン及び他の樹脂を混合した接着材に白色顔料を混合した態様が好適である。白色顔料としては、酸化チタン(TiO2)等)、又は硫酸バリウム(BaSO4)、硫化バリウム(BaS)、水酸化バリウム(Ba(OH)2)等、過酸化バリウム(BaO2)等のバリウム系化合物等の一般的な白色顔料が採用可能である。
図2は、図1の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグを組み立てる前の部分図である。図2も図1と同様に、ICチップ1と、ICチップ1に電気的に接続されたアンテナ回路基板2が示されている。アンテナ回路基板2は、更にアンテナ回路9が形成されている。そして、アンテナ回路基板2の表面(ICチップ搭載面)側には、接着材(第2接着材)3を介して表皮材(第2表皮材)4が配置されている。接着材(第2接着材)3には、ICチップ1やアンテナ回路9入る凹み部を金型等で抜いておくのが好ましい。一方、アンテナ回路基板2の裏面(ICチップ非搭載面)には、接着材(第1接着材)5を介して形成される表皮材(第1表皮材)7が配置されている。更に、表皮材(第1表皮材)7の裏面(下面)には、ロイコ層6が配置されている。アンテナ回路基板2の表面(ICチップ搭載面)側に接着材(第2接着材)3を貼り付け、ンテナ回路基板2の裏面(ICチップ非搭載面)に接着材(第1接着材)5を貼り付け、加熱加圧し、フィルム間の接着剤を硬化し、カードを一体化させれば、図1に示すICタグが完成する。
又、図3に示すように、アンテナ回路基板2が、長さ20〜30mmで互いに対向する2つの長辺、長さ15〜25mmで互いに対向する2つの短辺で外形線を規定された略長方形であるので、第1の実施の形態に係るICタグの形状は長辺20〜30mm、短辺15〜25mmの略長方形である。ICタグの長辺外形線より内側8mmの領域内に、直径2〜5mm、例えば直径3mmの貫通孔8が設けられている。長辺外形線と短辺外形線の接続部となる4隅の1つに設けられるC面カットは、2〜10mm程度、例えば5mmの長さの斜め面で施される。
第1の実施の形態に係るICタグの面積は、ISO規格ISO/IEC7816パート1で規定するICカードの(長辺85.46mm)×(短辺53.92mm)の面積の6.5〜16%程度なので、材料費も安価となる。貫通孔8は、糸などを用いて物品等へのICタグの取り付けに便利である。又、ICタグの4隅の内、C面カットの位置を確認することで、ICタグの方向及びICタグの表裏面が瞬時に判別できる。特にリライト印字の際にはロイコ層6面の判別が必要なので、重要な機能となる。
図1は、図4のA−A方向から見た階段断面図であるが、アンテナ回路基板2には、PETフィルム等からなるアンテナ回路基板2上にCu等の金属からなるアンテナ回路9が形成されている。図4に示すように、アンテナ回路9は、アンテナ回路基板2の表面の周辺領域を螺旋状に周回している。更に、図4に示すように、アンテナ回路9の最外周の回路の一部を分離するように、一対の対向端部にそれぞれ接続されたICチップ搭載用ランド10a,10bが配置され、このICチップ搭載用ランド10a,10bにそれぞれパンプ14a,14bが電気的に接続され、このパンプ14a,14bを介して、ICチップ搭載用ランド10a,10bにICチップ1が搭載されている。
図4において、アンテナ回路9は、アンテナ回路基板2の外形線より0.5〜4.0mm離間して、一定の線幅及び線間隔で13回の周回をする、ほぼ矩形の蝶旋形状である。即ち、第1の実施の形態に係るICタグでは、「アンテナ回路基板2の表面の周辺領城」とは、貫通孔8が設けられる領域を別として、アンテナ回路基板2の外形線より少なくとも0.5〜4.0mm離間した、ほぼアンテナ回路基板2の外形線に沿った領域を意味する。アンテナ回路9は、アンテナ回路基板2の上に5〜50μm厚、好ましくは7〜30μm、例えば18μm厚の銅(Cu)或いはアルミニウム(Al)等の金属からなるパターンとして形成されている。アンテナ回路9の線幅は、Cuを材料とする場合は20〜900μm程度、好ましくは100〜500μm程度であり、その周回のピッチは、20〜900μm程度、好ましくは100〜500μm程度である。例えば、アンテナ回路9の線幅を、長辺180μm程度、短辺210μm程度と、長辺と短辺で線幅を異なるようにしても良い。その場合、その周回のピッチは、長辺360μm程度、短辺420μm程度等のように、長辺と短辺で周回のピッチを異なるようにすることも可能である。図4に示すようなアンテナ回路基板2の表面の周辺領域を周回する、ほぼ矩形の螺旋形状にすることにより、アンテナ回路9は、例えば共振周波数13.2〜13.8MHzにおいて、15〜25の高いQ値を実現できる。図4では、アンテナ回路9は13回の周回をする螺旋形状の場合を例示しているが、周回の回数は、使用周波数(共振周波数)、アンテナ回路9の厚み及び幅、螺旋の周回半径等に依存するので、13回に限定されるものではない。ICチップ搭載用ランド10a,10bの幅は、この上に搭載するパンプ14a,14bの大きさとの関係で決定されるが、例えば、幅600〜900μm程度に選べば良い。
図4に示すアンテナ回路9は、アンテナ回路基板2上に積層された金属膜をエッチングすることにより形成可能であるが、第1の実施の形態はこれに限るものではなく、例えば、被覆された電線(例えば、エナメル線)を同一面上に巻き回しても良く、アンテナ回路基板2上にいわゆる導電性ペーストを印刷して、アンテナ回路を形成しても良い。
ICチップ搭載用ランド10a,10bの上には、図1及び図7に示すように、直径40〜80μmφ、好ましくは50〜70μmφ程度、厚みは15〜30μm、好ましくは8〜25μm程度のパンプ14a,14bがそれぞれ配置されている。パンプ14a,14bの大きさは、ICチップ搭載用ランド10a,10bからパンプ14a,14bがはみ出さないように設計される。パンプ14a,14bとしては、半田ボール、金(Au)パンプ、銀(Ag)パンプ、銅(Cu)パンプ、ニッケル/金(Ni−Au)パンプ、或いはニッケル/金/インジウム(Ni−Au−In)パンプ等が使用可能である。半田ボールとしては、錫(Sn)鉛(Pb)=6:4の共晶半田等が使用可能である。或いは、Sn:Pb=5:95の半田でも良い。このパンプ14a,14bを介して、ICチップ搭載用ランド10a,10b上には、例えば、平面寸法4×4mm程度で、60〜1200μm厚、好ましくは170〜210μm厚程度のICチップ1が搭載されている。特に、ICチップ1の厚さは、厚いほど強度が増大し、故障率が減少するが、完成後のICカードの全体の厚みを760μm程度に納めるためには、180μm〜200μm程度の厚さが好ましく、特に190μm程度が好ましい。
そして、図1に示すように、パンプ14a,14bを囲むように、ICチップ1の下面の全面には、異方導電性接着剤15が充填されている。異方導電性接着剤15は、ウレタン樹脂やエポキシ樹脂等の絶縁性接着剤の中に、金(Au)、銀(Ag)、ニッケル(Ni)或いはチタン・ニッケル合金(Ti−Ni)等の金属粉末を分散させた材料より構成されている。異方導電性接着剤15は、応力の印加された場所のみが導震性を有する異方性を有するので、ICチップ搭載用ランド10a,10bの近傍のみが導電性を有する。異方導電性接着剤15を用いることにより、ICチップ1はパンプ14a,14bを介して、確実にICチップ搭載用ランド10a,10bに電気的に接続される。
図1及び図2から理解できるように、第1の実施の形態に係る非接触式ICタグでは、第1接着材5の厚さが、第2接着材3の厚さよりも薄い。具体的には、ICタグの総厚を750〜760μm程度にするのであれば、第1接着材5の厚さが、第2接着材3の厚さの1/4〜1/7程度、より好ましくは1/5〜1/6程度に設定するのが良い。そして、第1表皮材7及び第2表皮材4の厚さを、第1接着材5の厚さより厚くするのが好ましい。特に、第1表皮材7及び第2表皮材4の厚さが、±10μmの範囲で、ICチップ1の厚さと同程度であるように設定すれば、図11に示すような厚さ関係の場合に問題となったタグ表面のうねりを抑制できる。ICチップ1は、100〜400μm厚、好ましくは125〜290μm厚程度の第2接着材(ホットメルト)3でその上面及び側面(端面)を封止される。但し、第2接着材(ホットメルト)3の厚さは、バンプ14a,14b及びICチップ搭載用ランド10a,10bの厚さを考慮したICチップ1の厚さより厚く設定されるので、ICチップ1の厚さが例えば190μmであれば、第2接着材(ホットメルト)3の厚さは、250〜290μm程度、例えば272μm程度に設定するのが好ましい。同様に、アンテナ回路基板2の裏面側は、30〜400μm厚、好ましくは40〜290μm厚程度の第1接着材(ホットメルト)5で封止される。ICタグの総厚を750〜760μm程度にする場合には、第1接着材(ホットメルト)5の厚さは40〜60μm、例えば49μmに設定される。
アンテナ回路基板2の裏面側の第1接着材(ホットメルト)5の外側には、50〜300μm厚、好ましくは70〜200μm厚の表皮材(第1表皮材)7が設けられている。特に、ICタグのうねりを解消するためには、表皮材(第1表皮材)7の厚さは、170〜200μm程度、例えば、188μm程度に設定するのが好ましい。表皮材(第1表皮材)7は、PETや紙基材を用いれば良い。更に、表皮材(第1表皮材)7の外側には、2〜30μm厚程度の感熱記録材料からなるロイコ層6が貼付され、繰り返し書き換え可能な表示ができる。感熱記録材料は、例えば、温度による可逆結晶化変化がロイコ染料の発色と消色を引き起こす特殊な顕色剤を使用して、繰り返しての記録・消去を可能とした感熱シートが使用可能である。
又、アンテナ回路基板2の裏面上には、図5に示すような、アンテナ回路基板2を貫通する孔(スルーホール)を介してアンテナ回路9の最内周に位置する端部11aと最外周に位置する端部11bとを電気的に短絡するジャンパー線12を備える。アンテナ回路9の最内周に位置する端部11aと最外周に位置する端部11bとは、それぞれ、ジャンパー線表面端子(スルーホール用表側ランド)11a,11bとなる。そして、ICチップ搭載用ランド10a,10bは、長辺外形線より内側8mmの領域内で、貫通孔8を避けた位置に配置される。よって図6のように、リライト印字不可能な貫通孔8と、リライト印字に不適な表面凹凸の発生し易いICチップ1(裏面のため点線で図6に表示)搭載部を除くリライト印字領域13を、効率的に確保することができる。例えば、アンテナの外径が25.0×15.5mm程度、アンテナの内径が14.3×6.5mm程度であれば、アンテナ回路9の最内周に位置するジャンパー線表面端子(スルーホール用表側ランド)11aの寸法は、2.5×5.0mm程度の値が採用できる。図5に示すように、ジャンパー線12は、アンテナ回路基板2の裏面上に、表面側のアンテナ回路9に対向するように設けられ、両端がアンテナ回路基板2の裏面に設けられたスルーホール用裏側ランド17a,17bに接続される。スルーホール用裏側ランド17aは、アンテナ回路基板2に設けられたスルーホールを介してジャンパー線表面端子(スルーホール用表側ランド)11aに接続され、スルーホール用裏側ランド17bは、アンテナ回路基板2に設けられたスルーホールを介してジャンパー線表面端子(スルーホール用表側ランド)11bに接続されている。ここで、アンテナ回路基板2は、30〜70μm厚、好ましくは40〜60μm、例えば50μm厚のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが使用可能である。
一方、図1及び図2に示すように、ICチップ1の搭載側の第2接着材(ホットメルト)3の外側には、50〜300μm厚、好ましくは70〜200μm厚の表皮材(第2表皮材)4が設けられている。特に、ICタグのうねりを解消するためには、表皮材(第2表皮材)4の厚さは、170〜200μm程度、例えば、188μm程度に設定するのが好ましい。表皮材(第2表皮材)4は、表皮材(第1表皮材)7と同様なPETや紙基材を用いれば良い。例えば、厚さ190μmのICチップ1を用いた場合、厚さ50μmのアンテナ回路基板2と、厚さ272μmの接着材(第2接着材)3、厚さ188μmの表皮材(第2表皮材)4、厚さ49μmの接着材(第1接着材)5、厚さ188μmの表皮材(第1表皮材)7、厚さ13μmのロイコ層6を採用することにより、総厚は760μmとなり、うねりがなく美観に優れ、リライト特性も優れたICタグが実現できる。
第1の実施の形態に係るICタグ(ICカード)の等価回路は、図8に示すように、アンテナ回路9と、このアンテナ回路9に並列接続する静電容量CvとICチップ1で表現できる。ここで、静電容量Cvはジャンパー線12が寄与する容量(以下において「ジャンパー線容量」という。)であり、アンテナ回路基板2と、アンテナ回路基板2の上に配置されたアンテナ回路9と、アンテナ回路基板2の下にアンテナ回路9に対向して配置されたジャンパー線12とで構成される寄生容量である。ジャンパー線容量Cvは、アンテナ回路9とジャンパー線12の対向する面積Sと、アンテナ回路基板2の厚さtと、アンテナ回路基板2の材質による比誘電率εrで決定される。ここで、ジャンパー線12の線幅Wを広げると、面積Sが大きくなるのでジャンパー線容量Cvは増加する。アンテナ回路9は、アンテナ回路のイングク夕ンスL0と、このインダクタンスL0に直列接続するアンテナ回路の抵抗R0と、インダク夕ンスL0に並列接続するアンテナ回路を形成する電線間に生じる線間容量C0で表される。ICチップ1は、ICチップの内部抵抗Riと、この内部抵抗Riに並列接続するICチップの内部容量Ciで表される。線間容量C0、ジャンパー線容量Cv及び内部容量Ciは並列接続であるから、合成の静電容量Cnは、式(1)のように求められる:
n=C0+Cv+Ci ・・・・・(1)
ICタグの共振周波数fは式(2)により求められる:
f=1/(2π(L0・Cn)1/2) ・・・・・(2)
式(2)から明らかなように、インダク夕ンスL0、線間容量C0、内部容量Ciの既定値(固定値)に対してジャンパー線容量Cvの値が増加すれば共振周波数fは低下し、ジャンパー線容量Cvが減少すれば共振周波数fが上昇することが分かる。したがって、ジャンパー線12の幅を微妙に調整することによりジャンパー線容量Cvが変化し、共振周波数fの微調整をすることが可能になる。この結果通信特性の優れた非接触式ICカード及びICタグを提供できる。
以上のことから、共振周波数fを最適化するためにはジャンパー線容量Cvの値を増試させれば良く、ジャンパー線容量Cvの容量値を増減させるためにはジャンパー線12の線幅Wを増減させれば良い。なお、ジャンパー線12は、パターン形成後であっても力ッター等で容易に切り離し、ジャンパー線12の線幅Wを調節することが可能である。このように、平面上に構成されたアンテナ回路9の形成後であっても、微妙な静電容量の調整が別途可能なため、共振周波数を最適値に調整でき、この結果、通信特性の良いICタグ(ICカード)を提供することができる。そして、この調節の際には、アンテナ回路基板2の表面に設けられるアンテナ回路9やICチップ1の調整が不要で、唯一裏面に設けられるジャンパー線12のみの調節なので、調整中にアンテナ回路9やICチップ1を破損する心配がない。
(第2の実施の形態)
図9に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る非接触式ICタグは、ICチップ1の上面に厚さ30〜300μm程度の補強板16を配置している。ICチップ1の上面に補強板16を配置すれば、より故障率の低いICタグを提供可能である。
図9に示す本発明の第2の実施の形態に係る非接触式ICタグ構造の他の特徴は、既に説明した本発明の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグの内容と重複するので、その説明を省略する。
(第3の実施の形態)
図10に示すように、本発明の第3の実施の形態に係るICタグの形状は、長辺5〜22mm、短辺4〜18mmの略長方形である。例えば、長辺20mm、短辺15mmとすれば良い。長辺外形線より内側6mmの領域内に、直径2〜3.5mmの貫通孔8が設けられ、長辺外形線と短辺外形線の接続部となる4隅のそれぞれには、3つのR面カットと1つのC面カットが施される。C面カットは、2〜7mm程度の長さの斜め面で施される。第3の実施の形態に係るICタグの面積は、ICカード(長辺86mm短辺54mm程度)の4〜9%程度なので、材料費も安価となる。貫通孔8は、糸などを用いて物品等への取り付けに便利である。
図10において、アンテナ回路9は、アンテナ回路基板2の外形線より0.5〜2.0mm離間して、一定の線幅及び線間隔で15回の周回をする、ほぼ矩形の蝶旋形状である。即ち、第3の実施の形態に係るICタグでは、「アンテナ回路基板2の表面の周辺領城」とは、貫通孔8が設けられる領域を別として、アンテナ回路基板2の外形線より少なくとも0.5〜2.0mm離間した、ほぼアンテナ回路基板2の外形線に沿った領域を意味する。アンテナ回路9は、アンテナ回路基板2の上に5〜50μm厚、好ましくは7〜30μm、例えば18μm厚の銅(Cu)或いはアルミニウム(Al)等の金属からなるパターンとして形成されている。アンテナ回路9の線幅は、Cuを材料とする場合は20〜400μm程度、好ましくは70〜150μm程度であり、その周回のピッチは、20〜800μm程度、好ましくは100〜300μm程度である。図10に示すようなアンテナ回路基板2の表面の周辺領域を周回する、ほぼ矩形の螺旋形状にすることにより、アンテナ回路9は、例えば共振周波数13.2〜13.8MHzにおいて、15〜25の高いQ値を実現できる。図10では、アンテナ回路9は15回の周回をする螺旋形状の場合を例示しているが、周回の回数は、使用周波数(共振周波数)、アンテナ回路9の厚み及び幅、螺旋の周回半径等に依存するので、15回に限定されるものではない。ICチップ搭載用ランド10a,10bの幅は、この上に搭載するパンプ14a,14bの大きさとの関係で決定されるが、例えば、幅600〜900μm程度に選べば良い。更に、ICタグの形状が長辺が20mmより短くなり、短辺が15mmより短くなる場合において、共振周波数を13.2〜13.8MHzとするためには、アンテナ回路9を構成する金属膜の厚さを18μmより厚くすれば良い。長辺が15mm以下5mm程度以上、短辺が12mm以下4mm程度以上でも本発明は、適用可能であるが、共振周波数13.2〜13.8MHzの帯域では、アンテナ回路9の設計や加工が複雑になるので、工業的に安価に提供するためには、長辺が15mm以上、短辺が12mm以上が好ましく、より好ましくは長辺が20mm以上、短辺が15mm以上である。
図10に示すように、アンテナ回路9の最内周にジャンパー線表面端子(スルーホール用表側ランド)11aが、最外周にはジャンパー線表面端子(スルーホール用表側ランド)11bが設けられ、スルーホールを介してアンテナ回路基板2の裏面のジャンパー線に(図示省略)接続されている。例えば、アンテナの外径が17.0×7.5mm程度、アンテナの内径が11.4×1.7mm程度であれば、アンテナ回路9の最内周に位置するジャンパー線表面端子(スルーホール用表側ランド)11aの寸法は、5.0×1.7mm程度の値が採用できる。
断面図の図示を省略しているが、第3の実施の形態に係る非接触式ICタグは、更に、アンテナ回路基板2の表面(ICチップ搭載面)に接着材(第2接着材)3を介して形成された表皮材(第2表皮材)4と、アンテナ回路基板2の裏面(ICチップ非搭載面)に接着材(第1接着材)5を介して形成されたロイコ層6付き表皮材(第1表皮材)7等を備える等、他の構成は、第1の実施の形態に係る非接触式ICタグと同様であり、重複した説明を省略する。
更に、第1の実施の形態に係る非接触式ICタグと同様に、共振周波数fを最適化するためにはジャンパー線容量Cvの値を増試させれば良く、ジャンパー線容量Cvの容量値を増減させるためにはジャンパー線の線幅Wを増減させれば良い。
表1に、第1の実施の形態に係る非接触式ICタグと第3の実施の形態に係る非接触式ICタグの具体的な寸法例を示すが、第3の実施の形態に係る非接触式ICタグは、表1に示す寸法例に限定されるものではない。
Figure 2006344207
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1〜第3の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた第1〜第3の実施の形態の説明においては、アンテナ回路9は、金属膜をエッチングして形成、又は導電性ペーストを印刷して形成する場合を例示したが、アンテナ回路9は、これらの例示に限定されるものではない。例えば、アンテナ回路9は、被覆された直径30〜200μm程度の電線(例えば、エナメル線)を同一面上に巻き回して形成しても良い。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグの、図4のA−A方向に沿った階段断面図である。 図1の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグを組み立てる前の部分図である。 本発明の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグの第2表皮材側から見た上面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグの上面透視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグのアンテナ回路基板の裏面を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグのリライト印字領域を説明する、ロイコ層側から見た平面図である。 図4に示したICチップ搭載用ランドの近傍を拡大して示す図で、ICチップ搭載用ランド上に、それぞれパンプを配置した状態を説明する上面透視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る非接触式ICタグの等価回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る非接触式ICタグを説明するための、図1に対応する階段断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る非接触式ICタグの上面透視図である。 本発明に至るまでに検討した参考技術に係る非接触式ICタグを説明するための、図1に対応する階段断面図である。 本発明に至るまでに検討した参考技術に係る非接触式ICタグの不具合を説明する図である。
符号の説明
1…ICチップ
2…アンテナ回路基板
3…第2接着材(接着材)
4…第2表皮材(表皮材)
5…第1接着材(接着材)
6…ロイコ層
7…第1表皮材(表皮材)
8…貫通孔
9…アンテナ回路
10a、10b…ICチップ搭載用ランド
11a、11b…ジャンパー線表面端子(スルーホール用表側ランド)
12…ジャンパー線
13…リライト印字領域
14a、14b…パンプ
15…異方導電性接着材
16…補強板
17a,17b…スルーホール用裏側ランド

Claims (8)

  1. 長さ5〜30mmで互いに対向する2つの長辺、長さ4〜25mmで互いに対向する2つの短辺で外形線を規定された略長方形のアンテナ回路基板と、
    該アンテナ回路基板のICチップ搭載面に設けられ、前記2つの長辺の一方である第1長辺、及び該第1長辺に連続する2つの短辺が規定する外形線から一定距離隔てて周回する螺旋形状のアンテナ回路と、
    前記アンテナ回路基板のICチップ搭載面において、前記2つの長辺の他方である第2長辺と前記アンテナ回路の間の領域に設けられ、前記アンテナ回路に電気的に接続されたICチップと、
    前記アンテナ回路基板の前記ICチップ搭載面に対向する面となるICチップ非搭載面に第1接着材を介して形成され、前記アンテナ回路基板と同一の外形線を有する第1表皮材と、
    第1表皮材の前記第1接着材側と反対の面に設けられ、前記アンテナ回路基板と同一の外形線を有するリライト用のロイコ層と、
    該アンテナ回路基板のICチップ搭載面に第2接着材を介して形成され、前記アンテナ回路基板と同一の外形線を有する第2表皮材
    とを備えることを特徴とするICタグ。
  2. 前記ICチップが配置される、前記第2長辺と前記アンテナ回路の間の領域内に直径2〜5mmの貫通孔を、前記ICチップとは異なる位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のICタグ。
  3. 前記第1接着材の厚さが、前記第2接着材の厚さよりも薄いことを特徴とする請求項1又は2に記載のICタグ。
  4. 前記第1接着材の厚さが、前記第2接着材の厚さの1/4〜1/7であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のICタグ。
  5. 前記第1表皮材及び前記第2表皮材の厚さが、前記第1接着材の厚さより厚いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のICタグ。
  6. 前記第1表皮材及び前記第2表皮材の厚さが、±10μmの範囲で、前記ICチップの厚さと同程度であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のICタグ。
  7. 前記第1接着材及び前記第2接着材が不透明白色接着材であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のICタグ。
  8. リライト印字領域を前記第2長辺と前記アンテナ回路の間の領域を避けて前記ロイコ層に設定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のICタグ。
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