JP4599185B2 - アンテナ回路、及び非接触型icインレットの周波数調整方法 - Google Patents
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Description
f=2π/(LC)1/2 (1)
ICチップの静電容量は、各ICチップ毎に固有の値を持っており、ICチップが変れば、静電容量も変る。
(a)巻回された平面アンテナと、
(b)前記平面アンテナの一端と接続された共通接続パッドと、
(c)前記共通接続パッドと所定間隔離間して前記共通接続パッドの周囲に配設された複数の個別接続パッドであって、それら個別接続パッドの何れか1個の個別接続パッドが前記平面アンテナの他端に接続されている複数の個別接続パッドと、
(d)前記平面アンテナの中間端子部と、前記複数の個別接続パッドのうち前記平面アンテナの他端に接続された個別接続パッド以外の個別接続パッドとがそれぞれ接続されるインダクタンス調整用配線と、
を有するアンテナ回路。
図1は、本発明のアンテナ回路の一例を示す平面図である。図1中、100は絶縁基材2表面に形成されたアンテナ回路である。絶縁基材2は後述する平面アンテナ、ICチップ等を保持する支持体として機能する。絶縁基材2としては、上質紙、コート紙等の紙や、合成樹脂フィルム等が好ましい。合成樹脂フィルムを構成する樹脂材料としては、特に制限はなく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリブテン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタール、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等を例示できる。基材2の厚みは10〜200μmが好ましく、特に25〜125μmが好ましい。
本発明において、非接触型ICタグ類とは、下記非接触型ICタグ及び後述の非接触型ICカードをも含むものである。
本発明の非接触型ICインレットは、更に、以下に述べる非接触型ICカードの形態に構成することもできる。
(非接触型ICインレットの製造)
図1に示すアンテナ回路100に準じて、アンテナ回路を以下に記載する方法で製造した。製造したアンテナ回路は、その巻回数等が図1のアンテナ回路と多少異なるものである。
製造した非接触型ICインレットの動作の確認は、フィリップス社製I Code評価キットSLEV400を用いて、RFIDに関するRead/Write試験をすることにより行った。更に、Agilent社製ネットワークアナライザー8712ETを用いて共振波形/共振周波数試験を行った。
実施例1で製造したアンテナ回路に、ICチップ(フィリップス社製I Code SLI)を各個別接続パッドの位置に実装した非接触型ICインレットを各5個ずつ製造し、実施例1と同じ試験を行った。全ての非接触型ICインレットについて、Read/Write通常動作を行えることを確認した。共振周波数に関する結果を表1に示した。表1に示すように、0.1MHz〜0.7MHzの範囲で共振周波数の調整が可能であり、個別接続パッド14bにICチップを実装することで、所望の共振周波数のものを得ることが出来た。
実施例1で使用した同一形状のアンテナ回路であるが、巻回数が1巻少ないアンテナ回路を実施例1と同様にして製造した。このアンテナ回路に、ICチップ(フィリップス社製I Code1)を実施例1と同様に各個別接続パッドの位置を違えて実装して非接触型ICインレットを製造した。非接触型ICインレットは、実装する際に選択した各個別接続パッド1個当り5個ずつ製造した。
図3に示すアンテナ回路を実施例1と同様にして製造した。この平面アンテナは実施例1の平面アンテナと同一形状である。但し、巻回されている平面アンテナの途中の内側から巻回数2巻目の2箇所18b、18dと、4巻目1箇所18cの中間端子部にインダクタンス調整用配線を接続した。
図8に示すように、個別接続パッドが1個である以外は、実施例1と同じアンテナ回路を製造した。このアンテナ回路に、ICチップ(フィリップス社製I Code1)を実装して、非接触型ICインレットを5個製造した。これらのICインレットについて、実施例1と同様の試験を行った。全ての非接触型ICインレットについて、Read/Write通常動作を行えることを確認した。共振周波数に関する結果を、表1に示した。共振周波数は実施例1の個別接続パッド14aを選択した非接触型ICインレットと同じ値であった。しかし周波数の調整ができない為、目標とする共振周波数に調整するには、回路設計の変更が必要となる。
比較例1で使用したアンテナ回路にICチップ(フィリップス社製ICode SLI)を実装した非接触型ICインレットを5個製造し、比較例1と同様の試験を行った。全ての非接触型ICインレットについて、Read/Write通常動作を行えることを確認した。共振周波数に関する結果を表1に示した。
実施例1で製造した実装位置の異なる4種類の非接触型ICインレットをそれぞれ5個ずつ用いて、以下に示すようにして図6に示す非接触型ICタグ320を製造した。図6中、82は非接触型ICインレットを示す。
実施例1で製造した、図6中に示す実装位置の異なる4種類の非接触型ICインレット82をそれぞれ5個ずつ用いて、以下のようにして図7に示す非接触型ICカード310を製造した。
502 絶縁基材
504 平面アンテナ
506 外側電極
508、510、602、604、620、622 接続パッド
512 絶縁層
514 ジャンパー
516、606、624、72 ICチップ
608、610、626、628 接続用端子
200 非接触型ICインレット
100 アンテナ回路
2、84、68 絶縁基材
4 外側電極
6、70、86 平面アンテナ
8 共通接続パッド
10 絶縁層
12、36b、36c、36d ジャンパー
14a、14b、14c、14d、14e、14f、14g、14h、14i、14x 個別接続パッド
16 中間部
18b、18c、18d 中間端子部
20b、20c、20d インダクタンス調整用配線
26、88 ICチップ
28a、28b 接続用端子
32b、32c、32d 端部端子
34b、34c、34d 中間端子
300、320 非接触型ICタグ
52 接着剤層
54 剥離材
310 非接触型ICカード
62 周縁部
64、66 表面基材
90 表面基材
92 両面粘着材
94 支持体
96 粘着剤層
98 接着剤層
99 剥離材
Claims (7)
- 絶縁基材表面に形成されたアンテナ回路であって、
(a)巻回された平面アンテナと、
(b)前記平面アンテナの一端と接続され、各個別接続パッドとICチップにより接続することの出来る形状の共通接続パッドと、
(c)前記共通接続パッドと所定間隔離間して前記共通接続パッドの周囲に配設された複数の個別接続パッドであって、それら個別接続パッドの何れか1個の個別接続パッドが前記平面アンテナの他端に接続されている複数の個別接続パッドと、
(d)前記平面アンテナの中間端子部と、前記複数の個別接続パッドのうち前記平面アンテナの他端に接続された個別接続パッド以外の個別接続パッドとをそれぞれ接続されるインダクタンス調整用配線と、
を有するアンテナ回路。 - 各個別接続パッドと共通接続パッドとがアンテナ回路の内側に配設された請求項1に記載のアンテナ回路。
- 各個別接続パッドと共通接続パッドとがアンテナ回路の外側に配設された請求項1に記載のアンテナ回路。
- 共通接続パッドが長方形状、円形状、三角形状、帯状の閉じた形状、又は多角形の形状である請求項1−3に記載のアンテナ回路。
- 請求項1〜4に記載のアンテナ回路と、前記アンテナ回路の共通接続パッドと複数の個別接続パッドの何れか1個の個別接続パッドとにICチップの接続用端子を接続して実装されたICチップとからなる非接触型ICインレット。
- 請求項5に記載の非接触型ICインレットを有する非接触型ICタグ類。
- 請求項1〜4に記載のアンテナ回路の共通接続パッド及び個別接続パッドに、ICチップの接続用端子を接続してICチップをアンテナ回路に実装する際に、接続する個別接続パッドを選択することにより、非接触型ICインレットの共振周波数を調整する非接触型ICインレットの周波数調整方法。
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