JP2004295793A - 非接触型情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型情報記録媒体にかかる外力によってICチップが破損してしまうことを防止する。
【解決手段】ICチップ11と接続されてICチップ11に対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うためのコイル状のアンテナ12の両端に、ICチップ11と接続可能な3組のランド部14a〜14cを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】ICチップ11と接続されてICチップ11に対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うためのコイル状のアンテナ12の両端に、ICチップ11と接続可能な3組のランド部14a〜14cを設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な非接触型ICカードや非接触型ICタグ、非接触型ICラベル等の非接触型情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。また、タグやラベルに情報を記録し、このタグやラベルを用いて商品等を管理することも行われている。
【0003】
このような情報管理や決済等に用いられるカードは、ICチップが内蔵されたICカードや、磁気により情報が書き込まれた磁気カード等があり、専用の装置を用いて情報の書き込み及び読み出しが行われる。
【0004】
さらに、ICカードにおいては、情報の書き込み及び読み出しを専用の装置に接触させることにより行う接触型ICカードと、専用の装置に近接させるだけで情報の書き込み及び読み出しを行うことができる非接触型ICカードがある。これらのICカードは、磁気カードと比較してセキュリティ性が高いとともに書き込み可能な情報量が多く、また、1枚のカードを多目的に使用できるため、市場における普及度は増加の一途を辿っている。また、その中でも、非接触型ICカードにおいては、情報の書き込みあるいは読み出しを行う際、カードを取り出して専用の装置に挿入したりする必要がなく取り扱いに便利なため、そのカード及び該カードに書き込まれた情報を読み取るための装置の急速な普及が進みつつある。また、非接触型ICカードに搭載された非接触型ICチップが搭載されたタグやラベルにおいても、その利便性の高さから急速な普及が進みつつある。
【0005】
図5は、従来の非接触型ICタグの構造の一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0006】
本従来例における非接触型ICタグは図5に示すように、樹脂シート515上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ511が搭載されるとともに、接点514を介してICチップ511と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ511に電流を供給し、ICチップ511に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性を有するコイル状のアンテナ512が形成されたインレット510が、接着層520a,520bを介してオーバーシート530a,530bに挟まれるようにして構成されている。
【0007】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ512に電流が流れ、この電流がICチップ511に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ511に情報が書き込まれたり、ICチップ511に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0008】
ここで、上述したような非接触型ICタグにおいては、アンテナ512が形成された樹脂シート515上にICチップ511が搭載されてインレット510が作製された後に、接着層520a,520bを介してオーバーシート530a,530bが積層され、また、その後、オーバーシート530a,530b上に情報が印字される等の加工が施されることになるが、その際、加工位置によってはICチップ511に外力が加わる場合が生じ、その場合、ICチップ511が外力によって破損してしまう虞れがある。
【0009】
そこで、加工位置に応じてICチップ511の搭載位置を変えることが考えられるが、その場合、加工位置に応じてアンテナ512を設計、製造しなければならず、製造コストが増加してしまう。
【0010】
また、ICチップ上に金属板等からなる補強部材を設けることにより、ICチップに外力が加わった場合にICチップにかかる負荷を軽減する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0011】
図6は、従来の非接触型ICタグの構造の他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0012】
本従来例における非接触型ICタグは図6に示すように、樹脂シート615上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ611が搭載されるとともに、接点614を介してICチップ611と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ611に電流を供給し、ICチップ611に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性を有するコイル状のアンテナ612が形成されたインレット610が、接着層620a,620bを介してオーバーシート630a,630bに挟まれるようにして構成されている。さらに、ICチップ611は、その上面及び周囲が封止用樹脂616によって覆われており、また、封止用樹脂616上には金属からなる円盤状の補強部材613が搭載されている。
【0013】
以下に、上記のように構成された非接触型ICタグの製造方法について説明する。
【0014】
図7は、図6に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【0015】
まず、樹脂シート615上に、エッチング等によってコイル形状のアンテナ612を形成する(図7(a))。
【0016】
次に、アンテナ612上にICチップ611を搭載し、ICチップ611の裏面に設けられた接点614においてアンテナ612とICチップ611とを電気的に接続する(図7(b))。
【0017】
次に、ICチップ611の上面及びその周辺を覆うように封止用樹脂616を滴下する(図7(c))。なお、封止用樹脂616としては、エポキシ樹脂やシリコン樹脂、アクリル樹脂、あるいはウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられ、これらの樹脂をディスペンサー等によるポッティング方式あるいはシルクスクリーン印刷方式等の方法によってICチップ611上に滴下する。
【0018】
次に、封止用樹脂616上に補強部材613を搭載し、補強部材613をICチップ611の方向に押し付けることによって補強部材613の高さを調整しながら、熱や紫外線によって封止用樹脂616を硬化させ、インレット610を完成させる(図7(d))。その際、封止用樹脂616は、補強部材613を樹脂シート615に貼り付ける接着剤の役割も果たすことになる。
【0019】
その後、封止用樹脂616が硬化したインレット610を、接着層620a,620bを介してオーバーシート630a,620bによって挟むようにしてこれらを接着し、非接触型ICタグが完成する(図7(e))。
【0020】
上述した工程によって製造された非接触型ICタグにおいては、ICチップ611の上面及び周囲が封止用樹脂616によって覆われており、さらに、封止用樹脂616上に円盤状の補強部材613が設けられていることにより、ICチップ611に外力が加わった場合に、ICチップ611にかかる負荷を軽減することができる。
【0021】
【特許文献1】
特開平9−156265号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の非接触型ICタグのような非接触型情報記録媒体においては、ICチップ上に補強部材を設ける必要があるため、そのためのコストアップが生じてしまうという問題点がある。
【0023】
また、補強部材をICチップの方向に押し付ける際、ICチップが破損しないようにしなければならず、そのための精度が求められ、高精度な装置を用いなければならないという問題点がある。
【0024】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型情報記録媒体にかかる外力によってICチップが破損してしまうことを防止することができる非接触型情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
ベース基材上にコイル状のアンテナが形成されるとともに、前記アンテナと接続されて前記アンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが前記ベース基材上に搭載されてなる非接触型情報記録媒体であって、
前記アンテナは、前記ICチップと接続可能な領域を複数有することを特徴とする。
【0026】
また、前記接続可能な領域は、互いに分割されて形成されていることを特徴とする。
【0027】
また、前記接続可能な領域は、互いに連接して帯状に形成されていることを特徴とする。
【0028】
また、前記接続可能な領域は、前記ICチップが接続された場合における前記ICチップの接続部分間の前記アンテナの周長が互いに等しくなるように形成されていることを特徴とする。
【0029】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、コイル状のアンテナが形成されたベース基材上に、アンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップがアンテナと接続されて搭載されて構成されるが、アンテナには、ICチップと接続可能な領域が複数設けられているので、その接続可能な領域のうち、ICチップがアンテナと接続されてベース基材上に搭載された場合にICチップに外力が加わらないような領域にてICチップとアンテナとが接続されるようにICチップをベース基材上に搭載すれば、ICチップのベース基材上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型情報記録媒体にかかる外力によってICチップが破損してしまうことが防止されることになる。
【0030】
また、接続可能な領域を、ICチップが接続された場合におけるICチップの接続部分間のアンテナの周長が互いに等しくなるように形成すれば、ICチップのアンテナとの接続位置を変えた場合においても、共振周波数特性が変化することがなくなる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0032】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の非接触型情報記録媒体の第1の実施の形態である非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0033】
本形態は図1に示すように、樹脂シート15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ11が搭載されるとともに、コイル状の両端に設けられた3組のランド部14a〜14cのうち1組のランド部14aを介してICチップ11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ11に電流を供給し、ICチップ11に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ12が形成されたインレット10が、接着層20a,20bを介してオーバーシート30a,30bに挟まれるようにして構成されている。
【0034】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ12に電流が流れ、この電流がICチップ11に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ11に情報が書き込まれたり、ICチップ11に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0035】
以下に、上述した非接触型ICタグのアンテナ12の構造について詳細に説明する。
【0036】
本形態におけるアンテナ12は図1に示すように、コイル形状の両端に、ICチップ11と接続されるための3組のランド部14a〜14cがアンテナ12に沿って並ぶように設けられている。これら3組のランド部14a〜14cはそれぞれ、ICチップ11の樹脂シート15に対向する面にアンテナ12と接続されるために設けられた2つの接続端子(不図示)の間隔だけ離れて設けられており、それにより、組となるランド部がICチップ11の接続端子とそれぞれ接続されるようにICチップ11を樹脂シート15上に搭載することが可能となる。
【0037】
これにより、ランド部14a〜14cの組のうち、ICチップ11がランド部14a〜14cと接続されて樹脂シート15上に搭載された場合にICチップ11に外力が加わらないような位置となるランド部を選択し、そのランド部とICチップ11の接続端子とが接続されるようにICチップ11を樹脂シート15上に搭載すれば、ICチップ11の樹脂シート15上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型ICタグにかかる外力によってICチップ11が破損してしまうことを防止することができる。
【0038】
なお、本形態においては、組となるランド部14a〜14cについて、一方のランド部から他方のランド部までのアンテナ12の周長が互いに等しいものとなるため、ICチップ11の接続端子がランド部14a〜14cのうちいずれのランド部と接続されるようにICチップ11を樹脂シート15上に搭載した場合であっても、共振周波数特性が変化することはない。
【0039】
また、本形態においては、ランド部14a〜14cがコイル状の内部に形成されているが、コイル状の外部に形成することも考えられる。
【0040】
また、本形態においては、アンテナ12の両端に、ICチップ11の接続端子と接続されるための3組のランド部14a〜14cが設けられているが、ランド部の組の数はこれに限定されるものではない。
【0041】
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の非接触型情報記録媒体の第2の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0042】
本形態は図2に示すように、樹脂シート115上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ111が搭載されるとともに、コイル状の両端にそれぞれ設けられた帯状のランド部114a,114bの任意の領域を介してICチップ111と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ111に電流を供給し、ICチップ111に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ112が形成されたインレット110が、接着層120a,120bを介してオーバーシート130a,130bに挟まれるようにして構成されている。
【0043】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ112に電流が流れ、この電流がICチップ111に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ111に情報が書き込まれたり、ICチップ111に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0044】
以下に、上述した非接触型ICタグのアンテナ112の構造について詳細に説明する。
【0045】
本形態におけるアンテナ112は図2に示すように、コイル形状の両端において、ICチップ111と接続されるためのランド部114a,114bがアンテナ112に沿うように帯状にそれぞれ設けられている。このランド部114aとランド部114bとは、ICチップ111の樹脂シート115に対向する面にアンテナ112と接続されるために設けられた2つの接続端子(不図示)の間隔だけ離れて設けられており、それにより、ランド部114a,114bがICチップ111の2つの接続端子とそれぞれ接続されるようにICチップ111を樹脂シート115上に搭載することが可能となる。
【0046】
これにより、ランド部114a,114bにおいて、ICチップ111がランド部114a,114bと接続されて樹脂シート115上に搭載された場合にICチップ111に外力が加わらないような領域にてランド部114a,114bとICチップ111の接続端子とが接続されるようにICチップ111を樹脂シート115上に搭載すれば、ICチップ111の樹脂シート115上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型ICタグにかかる外力によってICチップ111が破損してしまうことを防止することができる。
【0047】
なお、本形態においては、アンテナ112の両端に帯状のランド部114a,114bが形成されており、ICチップ111の接続端子がランド部114a,114bの任意の領域と接続可能となっているため、第1の実施の形態に示したものに対して、ICチップ111の樹脂シート115上における搭載位置を無段階に設定することができる。
【0048】
また、本形態においては、ICチップ111の接続端子がランド部114a,114bのいかなる領域と接続されても、ICチップ111の一方の接続端子が接続された領域から他方の接続端子が接続された領域までのアンテナ112の周長が互いに等しいものとなるため、ICチップ111の接続端子がランド部114a,114bのいかなる領域と接続されるようにICチップ111を樹脂シート115上に搭載した場合であっても、共振周波数特性が変化することはない。
【0049】
また、本形態においては、ランド部114a,114bがコイル状の内部に形成されているが、コイル状の外部に形成することも考えられる。
【0050】
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の非接触型情報記録媒体の第3の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0051】
本形態は図3に示すように、樹脂シート215上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ211が搭載されるとともに、コイル状の両端に設けられた9組のランド部214a〜214iのうち1組のランド部214aを介してICチップ211と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ211に電流を供給し、ICチップ211に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ212が形成されたインレット210が、接着層220a,220bを介してオーバーシート230a,230bに挟まれるようにして構成されている。また、樹脂シート215を介してアンテナ212の一部と対向する領域には、ICチップ211のアンテナ211との接続位置によって変化する共振周波数を調整するための導電パターンからなる共振周波数調整部240が形成されている。
【0052】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ212に電流が流れ、この電流がICチップ211に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ211に情報が書き込まれたり、ICチップ211に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0053】
以下に、上述した非接触型ICタグのアンテナ212の構造について詳細に説明する。
【0054】
本形態におけるアンテナ212は図3に示すように、コイル形状の両端がそれぞれ3つの経路に枝分かれし、その枝分かれしたそれぞれの経路において、ICチップ111と接続されるための3組のランド部214a〜214c,214d〜214f,214g〜214iがそれぞれの経路に沿って並ぶように設けられている。これらのランド部214a〜214iの組はそれぞれ、ICチップ211の樹脂シート215に対向する面にアンテナ212と接続されるために設けられた2つの接続端子(不図示)の間隔だけ離れて設けられており、それにより、組となるランド部がICチップ211の接続端子とそれぞれ接続されるようにICチップ211を樹脂シート215上に搭載することが可能となる。
【0055】
これにより、ランド部214a〜214iの組のうち、ICチップ211がランド部214a〜214iと接続されて樹脂シート215上に搭載された場合にICチップ211に外力が加わらないような位置となるランド部の組を選択し、そのランド部とICチップ211の接続端子とが接続されるようにICチップ211を樹脂シート215上に搭載すれば、ICチップ211の樹脂シート215上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型ICタグにかかる外力によってICチップ211が破損してしまうことを防止することができる。
【0056】
なお、本形態にて、アンテナ212の両端において枝分かれした経路においては、組となるランド部214a〜214c,214d〜214f,214g〜214i間のアンテナ212の周長が互いに異なっている。そのため、ICチップ212の接続端子がどの経路のランド部214a〜214c,214d〜214f,214g〜214iと接続されるかによって共振周波数が異なってくる。そこで、ICチップ211の接続端子が接続されるランド部214a〜214iが設けられた経路によって、共振周波数調整部240を用いて共振周波数を調整する。共振周波数を調整する方法については、様々な方法が公知であるが、例えば、共振周波数調整部240の面積を変化させることにより、アンテナ212と共振周波数調整部240間の静電容量を変化され、それにより、共振周波数を調整することが考えられる。
【0057】
また、本形態においては、アンテナ212の両端が3つの経路にそれぞれ枝分かれし、さらに、枝分かれした経路のそれぞれに3組のランド部214a〜214c,214d〜214f,214g〜214iが設けられているが、枝分かれする経路の数及びランド部の組の数はこれに限定されるものではない。
【0058】
(第4の実施の形態)
図4は、本発明の非接触型情報記録媒体の第4の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0059】
本形態は図4に示すように、樹脂シート315上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ311が搭載されるとともに、コイル状の両端に設けられた帯状のランド部314a〜314fのうち互いに対向するランド部の任意の領域を介してICチップ311と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ311に電流を供給し、ICチップ311に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ312が形成されたインレット310が、接着層320a,320bを介してオーバーシート330a,330bに挟まれるようにして構成されている。また、樹脂シート315を介してアンテナ312の一部と対向する領域には、ICチップ311のアンテナ311との接続位置によって変化する共振周波数を調整するための導電パターンからなる共振周波数調整部340が形成されている。
【0060】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ312に電流が流れ、この電流がICチップ311に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ311に情報が書き込まれたり、ICチップ311に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0061】
以下に、上述した非接触型ICタグのアンテナ312の構造について詳細に説明する。
【0062】
本形態におけるアンテナ312は図4に示すように、コイル形状の両端がそれぞれ3つの経路に枝分かれし、その枝分かれしたそれぞれの経路において、ICチップ111と接続されるためのランド部314a〜314fがそれぞれの経路に沿うように帯状に設けられている。これらのランド部314a〜314fは、それぞれの経路において、ランド部314aとランド部314b、ランド部314cとランド部314d、ランド部314eとランド部314fがそれぞれ、ICチップ311の樹脂シート315に対向する面にアンテナ312と接続されるために設けられた2つの接続端子(不図示)の間隔だけ離れて設けられており、それにより、ランド部314a及びランド部314b、またはランド部314c及びランド部314d、または、ランド部314e及びランド部314fがICチップ311の接続端子とそれぞれ接続されるようにICチップ311を樹脂シート315上に搭載することが可能となる。
【0063】
これにより、ランド部314a〜314fにおいて、ICチップ311がランド部314a〜314fと接続されて樹脂シート315上に搭載された場合にICチップ311に外力が加わらないような位置となる経路に設けられたランド部を選択し、さらに、選択したランド部において、ICチップ311がこのランド部と接続されて樹脂シート315上に搭載された場合にICチップ311に外力が加わらないような領域にてそのランド部とICチップ311の接続端子が接続されるようにICチップ311を樹脂シート315上に搭載すれば、ICチップ311の樹脂シート315上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型ICタグにかかる外力によってICチップ311が破損してしまうことを防止することができる。
【0064】
なお、本形態にて、アンテナ312の両端において枝分かれした経路においては、対向するランド部間のアンテナ312の周長が互いに異なっている。そのため、ICチップ312の接続端子がどの経路のランド部314a〜314fと接続されるかによって共振周波数が異なってくる。そこで、ICチップ311の接続端子が接続されるランド部314a〜314fが設けられた経路によって、共振周波数調整部340を用いて共振周波数を調整する。共振周波数を調整する方法については、様々な方法が公知であるが、例えば、共振周波数調整部340の面積を変化させることにより、アンテナ312と共振周波数調整部340間の静電容量を変化させ、それにより、共振周波数を調整することが考えられる。
【0065】
なお、本形態においては、アンテナ312の両端に帯状のランド部314a〜314fが形成されており、ICチップ311の接続端子がランド部314a〜314fの任意の領域と接続可能となっているため、第3の実施の形態に示したものに対して、ICチップ311の樹脂シート315上における搭載位置を無段階に設定することができる。
【0066】
また、本形態においては、アンテナ312の両端が3つの経路にそれぞれ枝分かれしているが、枝分かれする経路の数はこれに限定されるものではない。
【0067】
なお、上述した4つの実施の形態においては、非接触型情報記録媒体として、非接触型ICタグを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、非接触型ICカードや非接触型ICラベル等、コイル状のアンテナを介してICチップに対する情報の書き込み及び読み出しが可能なものであればよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、ベース基材上にコイル状のアンテナが形成されるとともに、アンテナと接続されてアンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップがベース基材上に搭載されてなる非接触型情報記録媒体において、アンテナが、ICチップと接続可能な領域を複数有する構成としたため、その接続可能な領域のうち、ICチップがアンテナと接続されてベース基材上に搭載された場合にICチップに外力が加わらないような領域にてICチップとアンテナとが接続されるようにICチップをベース基材上に搭載すれば、ICチップのベース基材上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型情報記録媒体にかかる外力によってICチップが破損してしまうことを防止することができる。
【0069】
また、接続可能な領域が、ICチップが接続された場合におけるICチップの接続部分間の前記アンテナの周長が互いに等しくなるように形成されているものにおいては、ICチップのアンテナとの接続位置を変えた場合においても、共振周波数特性が変化するを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触型情報記録媒体の第1の実施の形態である非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の非接触型情報記録媒体の第2の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図3】本発明の非接触型情報記録媒体の第3の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図4】本発明の非接触型情報記録媒体の第4の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図5】従来の非接触型ICタグの構造の一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図6】従来の非接触型ICタグの構造の他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図7】図6に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10,110,210,310 インレット
11,111,211,311 ICチップ
12,112,212,312 アンテナ
14a〜14c,114a,114b,214a〜214i,314a〜314f ランド部
15,115,215,315 樹脂シート
20a,20b,120a,120b,220a,220b,320a,320b 接着層
30a,30b,130a,130b,230a,230b,330a,330b オーバーシート
240,340 共振周波数調整部
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な非接触型ICカードや非接触型ICタグ、非接触型ICラベル等の非接触型情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。また、タグやラベルに情報を記録し、このタグやラベルを用いて商品等を管理することも行われている。
【0003】
このような情報管理や決済等に用いられるカードは、ICチップが内蔵されたICカードや、磁気により情報が書き込まれた磁気カード等があり、専用の装置を用いて情報の書き込み及び読み出しが行われる。
【0004】
さらに、ICカードにおいては、情報の書き込み及び読み出しを専用の装置に接触させることにより行う接触型ICカードと、専用の装置に近接させるだけで情報の書き込み及び読み出しを行うことができる非接触型ICカードがある。これらのICカードは、磁気カードと比較してセキュリティ性が高いとともに書き込み可能な情報量が多く、また、1枚のカードを多目的に使用できるため、市場における普及度は増加の一途を辿っている。また、その中でも、非接触型ICカードにおいては、情報の書き込みあるいは読み出しを行う際、カードを取り出して専用の装置に挿入したりする必要がなく取り扱いに便利なため、そのカード及び該カードに書き込まれた情報を読み取るための装置の急速な普及が進みつつある。また、非接触型ICカードに搭載された非接触型ICチップが搭載されたタグやラベルにおいても、その利便性の高さから急速な普及が進みつつある。
【0005】
図5は、従来の非接触型ICタグの構造の一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0006】
本従来例における非接触型ICタグは図5に示すように、樹脂シート515上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ511が搭載されるとともに、接点514を介してICチップ511と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ511に電流を供給し、ICチップ511に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性を有するコイル状のアンテナ512が形成されたインレット510が、接着層520a,520bを介してオーバーシート530a,530bに挟まれるようにして構成されている。
【0007】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ512に電流が流れ、この電流がICチップ511に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ511に情報が書き込まれたり、ICチップ511に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0008】
ここで、上述したような非接触型ICタグにおいては、アンテナ512が形成された樹脂シート515上にICチップ511が搭載されてインレット510が作製された後に、接着層520a,520bを介してオーバーシート530a,530bが積層され、また、その後、オーバーシート530a,530b上に情報が印字される等の加工が施されることになるが、その際、加工位置によってはICチップ511に外力が加わる場合が生じ、その場合、ICチップ511が外力によって破損してしまう虞れがある。
【0009】
そこで、加工位置に応じてICチップ511の搭載位置を変えることが考えられるが、その場合、加工位置に応じてアンテナ512を設計、製造しなければならず、製造コストが増加してしまう。
【0010】
また、ICチップ上に金属板等からなる補強部材を設けることにより、ICチップに外力が加わった場合にICチップにかかる負荷を軽減する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0011】
図6は、従来の非接触型ICタグの構造の他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0012】
本従来例における非接触型ICタグは図6に示すように、樹脂シート615上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ611が搭載されるとともに、接点614を介してICチップ611と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ611に電流を供給し、ICチップ611に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性を有するコイル状のアンテナ612が形成されたインレット610が、接着層620a,620bを介してオーバーシート630a,630bに挟まれるようにして構成されている。さらに、ICチップ611は、その上面及び周囲が封止用樹脂616によって覆われており、また、封止用樹脂616上には金属からなる円盤状の補強部材613が搭載されている。
【0013】
以下に、上記のように構成された非接触型ICタグの製造方法について説明する。
【0014】
図7は、図6に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【0015】
まず、樹脂シート615上に、エッチング等によってコイル形状のアンテナ612を形成する(図7(a))。
【0016】
次に、アンテナ612上にICチップ611を搭載し、ICチップ611の裏面に設けられた接点614においてアンテナ612とICチップ611とを電気的に接続する(図7(b))。
【0017】
次に、ICチップ611の上面及びその周辺を覆うように封止用樹脂616を滴下する(図7(c))。なお、封止用樹脂616としては、エポキシ樹脂やシリコン樹脂、アクリル樹脂、あるいはウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられ、これらの樹脂をディスペンサー等によるポッティング方式あるいはシルクスクリーン印刷方式等の方法によってICチップ611上に滴下する。
【0018】
次に、封止用樹脂616上に補強部材613を搭載し、補強部材613をICチップ611の方向に押し付けることによって補強部材613の高さを調整しながら、熱や紫外線によって封止用樹脂616を硬化させ、インレット610を完成させる(図7(d))。その際、封止用樹脂616は、補強部材613を樹脂シート615に貼り付ける接着剤の役割も果たすことになる。
【0019】
その後、封止用樹脂616が硬化したインレット610を、接着層620a,620bを介してオーバーシート630a,620bによって挟むようにしてこれらを接着し、非接触型ICタグが完成する(図7(e))。
【0020】
上述した工程によって製造された非接触型ICタグにおいては、ICチップ611の上面及び周囲が封止用樹脂616によって覆われており、さらに、封止用樹脂616上に円盤状の補強部材613が設けられていることにより、ICチップ611に外力が加わった場合に、ICチップ611にかかる負荷を軽減することができる。
【0021】
【特許文献1】
特開平9−156265号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の非接触型ICタグのような非接触型情報記録媒体においては、ICチップ上に補強部材を設ける必要があるため、そのためのコストアップが生じてしまうという問題点がある。
【0023】
また、補強部材をICチップの方向に押し付ける際、ICチップが破損しないようにしなければならず、そのための精度が求められ、高精度な装置を用いなければならないという問題点がある。
【0024】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型情報記録媒体にかかる外力によってICチップが破損してしまうことを防止することができる非接触型情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
ベース基材上にコイル状のアンテナが形成されるとともに、前記アンテナと接続されて前記アンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが前記ベース基材上に搭載されてなる非接触型情報記録媒体であって、
前記アンテナは、前記ICチップと接続可能な領域を複数有することを特徴とする。
【0026】
また、前記接続可能な領域は、互いに分割されて形成されていることを特徴とする。
【0027】
また、前記接続可能な領域は、互いに連接して帯状に形成されていることを特徴とする。
【0028】
また、前記接続可能な領域は、前記ICチップが接続された場合における前記ICチップの接続部分間の前記アンテナの周長が互いに等しくなるように形成されていることを特徴とする。
【0029】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、コイル状のアンテナが形成されたベース基材上に、アンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップがアンテナと接続されて搭載されて構成されるが、アンテナには、ICチップと接続可能な領域が複数設けられているので、その接続可能な領域のうち、ICチップがアンテナと接続されてベース基材上に搭載された場合にICチップに外力が加わらないような領域にてICチップとアンテナとが接続されるようにICチップをベース基材上に搭載すれば、ICチップのベース基材上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型情報記録媒体にかかる外力によってICチップが破損してしまうことが防止されることになる。
【0030】
また、接続可能な領域を、ICチップが接続された場合におけるICチップの接続部分間のアンテナの周長が互いに等しくなるように形成すれば、ICチップのアンテナとの接続位置を変えた場合においても、共振周波数特性が変化することがなくなる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0032】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の非接触型情報記録媒体の第1の実施の形態である非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0033】
本形態は図1に示すように、樹脂シート15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ11が搭載されるとともに、コイル状の両端に設けられた3組のランド部14a〜14cのうち1組のランド部14aを介してICチップ11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ11に電流を供給し、ICチップ11に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ12が形成されたインレット10が、接着層20a,20bを介してオーバーシート30a,30bに挟まれるようにして構成されている。
【0034】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ12に電流が流れ、この電流がICチップ11に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ11に情報が書き込まれたり、ICチップ11に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0035】
以下に、上述した非接触型ICタグのアンテナ12の構造について詳細に説明する。
【0036】
本形態におけるアンテナ12は図1に示すように、コイル形状の両端に、ICチップ11と接続されるための3組のランド部14a〜14cがアンテナ12に沿って並ぶように設けられている。これら3組のランド部14a〜14cはそれぞれ、ICチップ11の樹脂シート15に対向する面にアンテナ12と接続されるために設けられた2つの接続端子(不図示)の間隔だけ離れて設けられており、それにより、組となるランド部がICチップ11の接続端子とそれぞれ接続されるようにICチップ11を樹脂シート15上に搭載することが可能となる。
【0037】
これにより、ランド部14a〜14cの組のうち、ICチップ11がランド部14a〜14cと接続されて樹脂シート15上に搭載された場合にICチップ11に外力が加わらないような位置となるランド部を選択し、そのランド部とICチップ11の接続端子とが接続されるようにICチップ11を樹脂シート15上に搭載すれば、ICチップ11の樹脂シート15上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型ICタグにかかる外力によってICチップ11が破損してしまうことを防止することができる。
【0038】
なお、本形態においては、組となるランド部14a〜14cについて、一方のランド部から他方のランド部までのアンテナ12の周長が互いに等しいものとなるため、ICチップ11の接続端子がランド部14a〜14cのうちいずれのランド部と接続されるようにICチップ11を樹脂シート15上に搭載した場合であっても、共振周波数特性が変化することはない。
【0039】
また、本形態においては、ランド部14a〜14cがコイル状の内部に形成されているが、コイル状の外部に形成することも考えられる。
【0040】
また、本形態においては、アンテナ12の両端に、ICチップ11の接続端子と接続されるための3組のランド部14a〜14cが設けられているが、ランド部の組の数はこれに限定されるものではない。
【0041】
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の非接触型情報記録媒体の第2の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0042】
本形態は図2に示すように、樹脂シート115上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ111が搭載されるとともに、コイル状の両端にそれぞれ設けられた帯状のランド部114a,114bの任意の領域を介してICチップ111と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ111に電流を供給し、ICチップ111に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ112が形成されたインレット110が、接着層120a,120bを介してオーバーシート130a,130bに挟まれるようにして構成されている。
【0043】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ112に電流が流れ、この電流がICチップ111に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ111に情報が書き込まれたり、ICチップ111に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0044】
以下に、上述した非接触型ICタグのアンテナ112の構造について詳細に説明する。
【0045】
本形態におけるアンテナ112は図2に示すように、コイル形状の両端において、ICチップ111と接続されるためのランド部114a,114bがアンテナ112に沿うように帯状にそれぞれ設けられている。このランド部114aとランド部114bとは、ICチップ111の樹脂シート115に対向する面にアンテナ112と接続されるために設けられた2つの接続端子(不図示)の間隔だけ離れて設けられており、それにより、ランド部114a,114bがICチップ111の2つの接続端子とそれぞれ接続されるようにICチップ111を樹脂シート115上に搭載することが可能となる。
【0046】
これにより、ランド部114a,114bにおいて、ICチップ111がランド部114a,114bと接続されて樹脂シート115上に搭載された場合にICチップ111に外力が加わらないような領域にてランド部114a,114bとICチップ111の接続端子とが接続されるようにICチップ111を樹脂シート115上に搭載すれば、ICチップ111の樹脂シート115上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型ICタグにかかる外力によってICチップ111が破損してしまうことを防止することができる。
【0047】
なお、本形態においては、アンテナ112の両端に帯状のランド部114a,114bが形成されており、ICチップ111の接続端子がランド部114a,114bの任意の領域と接続可能となっているため、第1の実施の形態に示したものに対して、ICチップ111の樹脂シート115上における搭載位置を無段階に設定することができる。
【0048】
また、本形態においては、ICチップ111の接続端子がランド部114a,114bのいかなる領域と接続されても、ICチップ111の一方の接続端子が接続された領域から他方の接続端子が接続された領域までのアンテナ112の周長が互いに等しいものとなるため、ICチップ111の接続端子がランド部114a,114bのいかなる領域と接続されるようにICチップ111を樹脂シート115上に搭載した場合であっても、共振周波数特性が変化することはない。
【0049】
また、本形態においては、ランド部114a,114bがコイル状の内部に形成されているが、コイル状の外部に形成することも考えられる。
【0050】
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の非接触型情報記録媒体の第3の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0051】
本形態は図3に示すように、樹脂シート215上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ211が搭載されるとともに、コイル状の両端に設けられた9組のランド部214a〜214iのうち1組のランド部214aを介してICチップ211と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ211に電流を供給し、ICチップ211に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ212が形成されたインレット210が、接着層220a,220bを介してオーバーシート230a,230bに挟まれるようにして構成されている。また、樹脂シート215を介してアンテナ212の一部と対向する領域には、ICチップ211のアンテナ211との接続位置によって変化する共振周波数を調整するための導電パターンからなる共振周波数調整部240が形成されている。
【0052】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ212に電流が流れ、この電流がICチップ211に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ211に情報が書き込まれたり、ICチップ211に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0053】
以下に、上述した非接触型ICタグのアンテナ212の構造について詳細に説明する。
【0054】
本形態におけるアンテナ212は図3に示すように、コイル形状の両端がそれぞれ3つの経路に枝分かれし、その枝分かれしたそれぞれの経路において、ICチップ111と接続されるための3組のランド部214a〜214c,214d〜214f,214g〜214iがそれぞれの経路に沿って並ぶように設けられている。これらのランド部214a〜214iの組はそれぞれ、ICチップ211の樹脂シート215に対向する面にアンテナ212と接続されるために設けられた2つの接続端子(不図示)の間隔だけ離れて設けられており、それにより、組となるランド部がICチップ211の接続端子とそれぞれ接続されるようにICチップ211を樹脂シート215上に搭載することが可能となる。
【0055】
これにより、ランド部214a〜214iの組のうち、ICチップ211がランド部214a〜214iと接続されて樹脂シート215上に搭載された場合にICチップ211に外力が加わらないような位置となるランド部の組を選択し、そのランド部とICチップ211の接続端子とが接続されるようにICチップ211を樹脂シート215上に搭載すれば、ICチップ211の樹脂シート215上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型ICタグにかかる外力によってICチップ211が破損してしまうことを防止することができる。
【0056】
なお、本形態にて、アンテナ212の両端において枝分かれした経路においては、組となるランド部214a〜214c,214d〜214f,214g〜214i間のアンテナ212の周長が互いに異なっている。そのため、ICチップ212の接続端子がどの経路のランド部214a〜214c,214d〜214f,214g〜214iと接続されるかによって共振周波数が異なってくる。そこで、ICチップ211の接続端子が接続されるランド部214a〜214iが設けられた経路によって、共振周波数調整部240を用いて共振周波数を調整する。共振周波数を調整する方法については、様々な方法が公知であるが、例えば、共振周波数調整部240の面積を変化させることにより、アンテナ212と共振周波数調整部240間の静電容量を変化され、それにより、共振周波数を調整することが考えられる。
【0057】
また、本形態においては、アンテナ212の両端が3つの経路にそれぞれ枝分かれし、さらに、枝分かれした経路のそれぞれに3組のランド部214a〜214c,214d〜214f,214g〜214iが設けられているが、枝分かれする経路の数及びランド部の組の数はこれに限定されるものではない。
【0058】
(第4の実施の形態)
図4は、本発明の非接触型情報記録媒体の第4の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0059】
本形態は図4に示すように、樹脂シート315上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ311が搭載されるとともに、コイル状の両端に設けられた帯状のランド部314a〜314fのうち互いに対向するランド部の任意の領域を介してICチップ311と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ311に電流を供給し、ICチップ311に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ312が形成されたインレット310が、接着層320a,320bを介してオーバーシート330a,330bに挟まれるようにして構成されている。また、樹脂シート315を介してアンテナ312の一部と対向する領域には、ICチップ311のアンテナ311との接続位置によって変化する共振周波数を調整するための導電パターンからなる共振周波数調整部340が形成されている。
【0060】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ312に電流が流れ、この電流がICチップ311に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ311に情報が書き込まれたり、ICチップ311に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0061】
以下に、上述した非接触型ICタグのアンテナ312の構造について詳細に説明する。
【0062】
本形態におけるアンテナ312は図4に示すように、コイル形状の両端がそれぞれ3つの経路に枝分かれし、その枝分かれしたそれぞれの経路において、ICチップ111と接続されるためのランド部314a〜314fがそれぞれの経路に沿うように帯状に設けられている。これらのランド部314a〜314fは、それぞれの経路において、ランド部314aとランド部314b、ランド部314cとランド部314d、ランド部314eとランド部314fがそれぞれ、ICチップ311の樹脂シート315に対向する面にアンテナ312と接続されるために設けられた2つの接続端子(不図示)の間隔だけ離れて設けられており、それにより、ランド部314a及びランド部314b、またはランド部314c及びランド部314d、または、ランド部314e及びランド部314fがICチップ311の接続端子とそれぞれ接続されるようにICチップ311を樹脂シート315上に搭載することが可能となる。
【0063】
これにより、ランド部314a〜314fにおいて、ICチップ311がランド部314a〜314fと接続されて樹脂シート315上に搭載された場合にICチップ311に外力が加わらないような位置となる経路に設けられたランド部を選択し、さらに、選択したランド部において、ICチップ311がこのランド部と接続されて樹脂シート315上に搭載された場合にICチップ311に外力が加わらないような領域にてそのランド部とICチップ311の接続端子が接続されるようにICチップ311を樹脂シート315上に搭載すれば、ICチップ311の樹脂シート315上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型ICタグにかかる外力によってICチップ311が破損してしまうことを防止することができる。
【0064】
なお、本形態にて、アンテナ312の両端において枝分かれした経路においては、対向するランド部間のアンテナ312の周長が互いに異なっている。そのため、ICチップ312の接続端子がどの経路のランド部314a〜314fと接続されるかによって共振周波数が異なってくる。そこで、ICチップ311の接続端子が接続されるランド部314a〜314fが設けられた経路によって、共振周波数調整部340を用いて共振周波数を調整する。共振周波数を調整する方法については、様々な方法が公知であるが、例えば、共振周波数調整部340の面積を変化させることにより、アンテナ312と共振周波数調整部340間の静電容量を変化させ、それにより、共振周波数を調整することが考えられる。
【0065】
なお、本形態においては、アンテナ312の両端に帯状のランド部314a〜314fが形成されており、ICチップ311の接続端子がランド部314a〜314fの任意の領域と接続可能となっているため、第3の実施の形態に示したものに対して、ICチップ311の樹脂シート315上における搭載位置を無段階に設定することができる。
【0066】
また、本形態においては、アンテナ312の両端が3つの経路にそれぞれ枝分かれしているが、枝分かれする経路の数はこれに限定されるものではない。
【0067】
なお、上述した4つの実施の形態においては、非接触型情報記録媒体として、非接触型ICタグを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、非接触型ICカードや非接触型ICラベル等、コイル状のアンテナを介してICチップに対する情報の書き込み及び読み出しが可能なものであればよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、ベース基材上にコイル状のアンテナが形成されるとともに、アンテナと接続されてアンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップがベース基材上に搭載されてなる非接触型情報記録媒体において、アンテナが、ICチップと接続可能な領域を複数有する構成としたため、その接続可能な領域のうち、ICチップがアンテナと接続されてベース基材上に搭載された場合にICチップに外力が加わらないような領域にてICチップとアンテナとが接続されるようにICチップをベース基材上に搭載すれば、ICチップのベース基材上における搭載位置を任意に変えることができ、それにより、製造コストの増加を抑制しながらも、製造加工時にて非接触型情報記録媒体にかかる外力によってICチップが破損してしまうことを防止することができる。
【0069】
また、接続可能な領域が、ICチップが接続された場合におけるICチップの接続部分間の前記アンテナの周長が互いに等しくなるように形成されているものにおいては、ICチップのアンテナとの接続位置を変えた場合においても、共振周波数特性が変化するを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触型情報記録媒体の第1の実施の形態である非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の非接触型情報記録媒体の第2の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図3】本発明の非接触型情報記録媒体の第3の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図4】本発明の非接触型情報記録媒体の第4の実施の形態である非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図5】従来の非接触型ICタグの構造の一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図6】従来の非接触型ICタグの構造の他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【図7】図6に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10,110,210,310 インレット
11,111,211,311 ICチップ
12,112,212,312 アンテナ
14a〜14c,114a,114b,214a〜214i,314a〜314f ランド部
15,115,215,315 樹脂シート
20a,20b,120a,120b,220a,220b,320a,320b 接着層
30a,30b,130a,130b,230a,230b,330a,330b オーバーシート
240,340 共振周波数調整部
Claims (4)
- ベース基材上にコイル状のアンテナが形成されるとともに、前記アンテナと接続されて前記アンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが前記ベース基材上に搭載されてなる非接触型情報記録媒体であって、
前記アンテナは、前記ICチップと接続可能な領域を複数有することを特徴とする非接触型情報記録媒体。 - 請求項1に記載の非接触型情報記録媒体において、
前記接続可能な領域は、互いに分割されて形成されていることを特徴とする非接触型情報記録媒体。 - 請求項1に記載の非接触型情報記録媒体において、
前記接続可能な領域は、互いに連接して帯状に形成されていることを特徴とする非接触型情報記録媒体。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の非接触型情報記録媒体において、
前記接続可能な領域は、前記ICチップが接続された場合における前記ICチップの接続部分間の前記アンテナの周長が互いに等しくなるように形成されていることを特徴とする非接触型情報記録媒体。
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