JP6467137B2 - ループアンテナパターン、それを用いたアンテナパターン及びそのアンテナパターンを用いたrfidインレイ - Google Patents

ループアンテナパターン、それを用いたアンテナパターン及びそのアンテナパターンを用いたrfidインレイ Download PDF

Info

Publication number
JP6467137B2
JP6467137B2 JP2014059608A JP2014059608A JP6467137B2 JP 6467137 B2 JP6467137 B2 JP 6467137B2 JP 2014059608 A JP2014059608 A JP 2014059608A JP 2014059608 A JP2014059608 A JP 2014059608A JP 6467137 B2 JP6467137 B2 JP 6467137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
loop
gap
path
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014059608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015185977A (ja
Inventor
エスカロ ロデリー
エスカロ ロデリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Holdings Corp filed Critical Sato Holdings Corp
Priority to JP2014059608A priority Critical patent/JP6467137B2/ja
Publication of JP2015185977A publication Critical patent/JP2015185977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6467137B2 publication Critical patent/JP6467137B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)インレイ(インレット)等に適用することができ、PETフィルム等の基板上にICチップが接続されるように形成されたループアンテナパターン及びそのループアンテナパターンを用いたアンテナパターンに関し、更に前記アンテナパターンを用いたRFIDインレイに関する。
従来、特許文献1に記載されるようなアンテナ回路が知られている。このアンテナ回路(アンテナパターン)では、渦巻き状アンテナパターンの最内周パターン部分に複数の突起部が形成され、その複数の突起部のそれぞれに対向して対向部が形成されており、各対向部分が前記渦巻き状アンテナパターンの最外周パターン部分にジャンパ線によって接続されている。そして、複数の突起部のいずれかと対応する対向部との間にICチップが接続されることにより、ICチップとアンテナ回路とからなるトランスポンダが形成される。
このようなアンテナ回路では、各突起部と対応する対向部との組に応じて、形成されるアンテナパターンの実質的な長さが異なる。このため、ICチップの特性に適したアンテナ回路のインダクタンスとなるような突起部と対向部との組み合わせを決めて、それらの突起部と対向部との間にICチップを接続することにより、適正な特性のトランスポンダを得ることができる。
特開2005−33587号公報
しかしながら、前述した従来のアンテナ回路(アンテナパターン)では、ICチップが接続される突出部と対向部との組み合わせを変えても、渦巻き状アンテナパターンの実質的な形状を変えることができないので、インピーダンス特性の調整の範囲は限定的なものである。また、最終的な回路(トランスポンダとしての回路)を形成するために、ジャンパ線等の本来のアンテナターン以外の回路部分が必要となってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、他の回路部分を用いることなく、チップの接続位置に応じて、種々のループ形状にすることのできるループアンテナパターンを提供するものである。
また、本発明は、上記ループアンテナパターンを用いたアンテナパターン、更に、そのアンテナパターンを用いたRFIDインレイを提供するものである。
本発明に係るループアンテナパターンは、チップ接続のための第1ギャップが形成された基本ループパターンと、該基本ループパターン内の領域を二分し、チップ接続のための第2ギャップが形成された第1経路パターンと、該第1経路パターンと前記基本ループパターンとの間に、前記第1ギャップを含む領域と前記第2ギャップを含む領域とを分けるように形成され、チップ接続のための第3ギャップが形成された第2経路パターンとを有する構成となる。
このような構成により、第1ギャップにチップが設けられた場合、基本ループパターンによるループアンテナと当該チップとによる回路が形成され、第2ギャップにチップが設けられた場合、第1経路パターンと基本ループパターンの前記第1ギャップの形成されていない部分とからなるループアンテナと当該チップとによる回路が形成され、また、第3ギャップにチップが設けられた場合、第2経路パターンと、第1経路パターンの前記第2ギャップの形成されていない部分及び前記基本ループパターンの前記第1ギャップの形成されていない部分とからなるループアンテナと当該チップとによる回路が形成される。
本発明に係るループアンテナパターンにおいて、前記基本ループパターンは、実質的に矩形形状をしており、前記第1経路パターンは、前記基本ループパターンの対向する2つのパターン部分の間に形成され、前記第2経路パターンは、前記第1経路パターンと前記基本ループパターンの前記第1経路パターンに対向する部分との間に形成された構成とすることができる。
また、本発明に係るループアンテナパターンにおいて、前記第1経路パターンは、前記基本ループパターンの対向する前記2つのパターン部分のそれぞれに直交し、前記第1経路パターン及び前記基本ループパターンの前記第1経路パターンに対向する部分のそれぞれに直交する構成とすることができる。
本発明に係るアンテナパターンは、ダイポールアンテナパターンと、前述したいずれかのループアンテナパターンとを有し、前記ループアンテナパターンは、前記基本ループパターンと、前記第1経路パターンを含むループ部分と、前記第2経路パターンを含むループ部分との共通部分が前記ダイポールアンテナパターンに対向するように配置された構成となる。
このような構成により、チップを設ける場所に応じて3種類の異なるループ形状のループアンテナが形成されたとしても、それぞれの場合で共通部分がダイポールアンテナパターンに対向するようになるので、ループアンテナパターンのループ形状が異なっても各ループアンテナパターンとダイポールアンテナとの電磁的な相互作用をより安定させることができる。
本発明に係るRFIDインレイは、基板に形成された前記アンテナパターンと、該アンテナパターンの前記ループアンテナパターンにおける前記第1ギャップ、前記第2ギャップ及び前記第3ギャップのいずれかに設けられたチップとを有する構成となる。
本発明に係るループアンテナパターンによれば、ジャンパ線等の他の回路部分を用いることなく、基本ループパターンの範囲内で、チップの接続位置に応じて3種類の異なるループ形状にすることができる。
また、本発明に係るアンテナパターンによれば、ループアンテナパターンにおいてチップを設ける場所に応じてループ形状が異なっても、そのループ形状の異なる各ループアンテナパターンとダイポールアンテナとの電磁的な相互作用をより安定させることができるので、いずれの形状のループアンテナパターンであっても、安定的な特性のアンテナパターンを得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るループアンテナパターンを示す図である。 図1に示すループアンテナパターンとダイポールアンテナパターンとによって構成されるアンテナパターンを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るループアンテナパターンを示す図である。 図3に示すループアンテナパターンとダイポールアンテナパターンとによって構成されるアンテナパターンを示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るループアンテナパターンを示す図である。
本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
本発明の第1の実施の形態に係るループアンテナパターンは、図1に示すように構成される。このループアンテナパターンは、例えば、RFIDインレイ(インレット)に適用され、PETフィルム等の基板上にICチップが接続されるように銅やアルミニウム等による極薄の金属箔をエッチング加工した金属膜や導電性インクにて形成される。
図1において、このループアンテナパターン10は、実質的に矩形形状の基本ループパターン11(A−C−D−F−A)、第1経路パターン12(B−E)及び第2経路パターン13(G−H)を有している。基本ループパターン11の矩形形状の一辺に対応したパターン部分(C−D)にはチップ21(ICチップ)の接続のための第1ギャップ11aが形成されている。第1経路パターン12は、基本ループパターン11の相互に対向するパターン部分(A−C)とパターン部分(D−F)との間に形成され、基本ループパターン11の領域(A−C−D−F−A)を、第1ギャップ11aが形成された側の領域(B−C−D−E−B)と第1ギャップ11aが形成されていない側の領域(A−B−E−F−A)とに二分している。第1経路パターン12は、前記対向する2つのパターン部分(A−C)、(D−F)のそれぞれに直交している。第1経路パターン12には、チップ22の接続のための第2ギャップ12aが形成されている。
第2経路パターン13は、第1経路パターン12と基本ループパターン11の第1経路パターン12に対向して第1ギャップ11aが形成されたパターン部分(C−D)との間に、第1ギャップ11aを含む領域(G−H−D−E−G)と第2ギャップ12aを含む領域(B−C−H−G−B)とを分けるように形成されている。第2経路パターン13は、第1経路パターン12及び基本ループパターン11の第1ギャップ11aが形成された前記パターン部分(C−D)のそれぞれに直交している。第2経路パターン13には、チップ23接続のための第3ギャップ13aが形成されている。
このようなループアンテナパターン10では、第1ギャップ11aにチップ21が設けられた場合、基本ループパターン11(A−C−D−F−A:図1における破線ループ参照)とチップ21とによる回路が形成される。基本ループパターン11の形状(矩形形状)は、チップ21の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。また、第2ギャップ12aにチップ22が設けられた場合、第1経路パターン12(B−E)と基本ループパターン11の第1ギャップ11aが形成されていないパターン部分(B−A−F−E)とからなるループアンテナ(A−B−E−F−A:図1における一点鎖線ループ参照)とチップ22とによる回路が形成される。第1経路パターン12の基本ループパターン11内での位置、即ち、前記ループアンテナ(A−B−E−F−A)の形状は、チップ22の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。
更に、第3ギャップ13aにチップ23が設けられた場合、第2経路パターン13(G−H)と、第1経路パターン12の第2ギャップ12aが設けられていないパターン部分(G−E)と、基本ループパターン11の第1ギャップ11aが設けられていないパターン部分(E−F−A−C−H)とからなるループアンテナ(A−C−H−G−E−F−A:図1における二点鎖線ループ参照)とチップ23とによる回路が形成される。第2経路パターン13の基本ループパターン1内での位置、即ち、前記ループアンテナ(A−C−H−G−E−F−A)の形状は、チップ23の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。
上述したようなループアンテナパターン10によれば、ジャンパ線等の他の回路部分を用いることなく、基本ループパターン11内で、チップ21、22、23を設ける場所に応じて3種類の異なるループ形状(A−C−D−F−A)、(A−B−E−F−A)、(A−C−H−G−E−F−A)にすることができる。その結果、図1に示す同じ形状のループアンテナパターン10によって、異なる特性の3種類のチップ21、22、23を用いたRFIDインレイ(インレット)を作ることができる。
前述した構造のループアンテナパターン10(図1参照)を用いたアンテナパターンは、例えば、図2に示すように形成することができる。
図2において、このアンテナパターンは、直線状に延びるダイポールアンテナパターン50と、ダイポールパターン50の略中央部に近接して設けられたループアンテナパターン10とによって構成される。ループアンテナパターン10は、前述したように(図1参照)構成されており、基本ループパターン11(図1におけるA−C−D−F−A(破線ループ参照))と、第1経路パターン12を含むループ部分(図1におけるA−B−E−F−A(一点鎖線ループ))と、第2経路パターン13を含むループ部分(図1におけるA−C−H−G−E−F−A(二点鎖線ループ参照))との共通部分(A−F)がダイポールアンテナパターン50に対向するように配置されている。
このようなアンテナパターンでは、チップ21、23、24を設ける場所に応じて3種類の異なるループ形状(A−C−D−F−A)、(A−B−E−F−A)、(A−C−H−G−E−F−A)のループアンテナが形成されたとしても、それぞれの場合で共通部分(A−F)がダイポールアンテナパターン50に対向するようになる。このため、そのループ形状の異なる各ループアンテナパターン10とダイポールアンテナ50との電磁的な相互作用をより安定させることができ、いずれの形状のループアンテナパターン10であっても、安定的な特性のアンテナパターンを得ることができる。
本発明の第2の実施の形態に係るループアンテナパターンは、図3に示すように構成される。このループアンテナパターンでは、基本ループパターンが単なる矩形形状ではなく、また、基本ループパターン内に形成される第1経路パターンが単なる直線状ではない点で、図1に示す本発明の第1の実施の形態に係るループアンテナパターン10と異なる。
図3において、ループアンテナパターン100は、基本ループパターン110(A−C−D−E−F−G−H−I−A)、第1経路パターン120(J−L−M−F)及び第2経路パターン(B−K)を有している。基本ループパターン110は、矩形の一辺部分が凹んだ(D−E−F−G)形状となっている。その凹んだパターン部分の一部(E−F)にチップ21(ICチップ)の接続のための第1ギャップ111が形成されている。第1経路パターン120は、基本ループパターン110の相互に対向するパターン部分(A−I)とパターン部分(C−D−E−F−G−H)との間に折れ曲がった形状(J−L−M−F)で形成され、基本ループパターン110の領域(A−C−D−E−F−G−H−I−A)を、第1ギャップ111が形成された側の領域(A−C−D−E−F−M−L−J−A)と第1ギャップ111が形成されていない側の領域(J−L−M−G−H−I−J)とに二分している。第1経路パターン120は、前記対向する2つのパターン部分(A−I)、(C−D−E−F−G−H)のそれぞれに直交している。第1経路パターン120(J−L−M−F)には、チップ22の接続のための第2ギャップ121が形成されている。
第2経路パターン130は、第1経路パターン120の第2ギャップ121が形成されたパターン部分(J−L)と基本ループパターン110の第1経路パターン120に対向するパターン部分(A−C)との間に、第1ギャップ111を含む領域(B−C−D−E−F−M−L−K−B)と第2ギャップ121を含む領域(A−B−K−J−A)とを分けるように形成されている。第2経路パターン130は、第1経路パターン120の前記パターン部分(J−L)と基本ループパターン110の前記パターン部分(A−C)のそれぞれに直交している。第2経路パターン130には、チップ23の接続のための第3ギャップ131が形成されている。
このようなループアンテナパターン100では、第1ギャップ111にチップ21が設けられた場合、矩形の一辺部分が凹んだ形状の基本ループアンテナ110(A−C−D−E−F−G−H−I−A)とチップ21とによる回路が形成される。基本ループパターン110の形状(矩形の一部分が凹んだ形状)は、チップ21の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。また、第2ギャップ121にチップ22が設けられた場合、第1経路パターン120(J−L−M−F)と基本ループパターン110の第1ギャップ111が形成されていないパターン部分(F−G−H−I−J−L−M−F)とからなるループアンテナ(J−L−M−G−H−I−J)とチップ22とによる回路が形成される。第1経路パターン120の折れ曲がり形状及び基本ループパターン110内での位置、即ち、前記ループアンテナ(J−L−M−G−H−I−J)の形状は、チップ22の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。
更に、第3ギャップ131にチップ23が設けられた場合、第2経路パターン130(B−K)と、第1経路パターン120の第2ギャップ121が設けられていないパターン部分(K−L−M−F)と基本ループパターン110の第1ギャップ111が設けられていないパターン部分(F−G−H−I−A−B)とからなるループアンテナ(B−K−L−M−F−G−H−I−A−B)とチップ23とによる回路が形成される。第2経路パターン130の基本ループパターン110内での位置、即ち、前記ループアンテナ(B−K−L−M−F−G−H−I−A−B)の形状は、チップ23の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。
上述したようなループアンテナパターン100によれば、ジャンパ線等の他の回路部分を用いることなく、基本ループパターン110内で、チップ21、22、23を設けた場所に応じて3種類の異なるループ形状(A−C−D−E−F−G−H−I−A)、(J−L−M−G−H−I−J)、(B−K−L−M−F−G−H−I−A−B)にすることができる。その結果、図3に示す同じ形状のループアンテナパターン100によって、異なる特性の3種類のチップ21、22、23を用いたRFIDインレイ(インレット)を作ることができる。
図3に示す構造のループアンテナパターン100を用いたアンテナパターンは、例えば、図4に示すように形成される。
図4において、このアンテナパターンは、所定の形状のダイポールアンテナパターン150と、ダイポールアンテナパターン150の略中央部に近接して設けられたループアンテナパターン100とによって構成される。ループアンテナパターン100は、前述した構造(図3参照)となっており、基本ループアンテナ110(図3におけるA−C−D−E−F−G−H−I−A)と、第1経路パターン120を含むループ部分(J−L−M−G−H−I−J)と、第2経路パターン130を含むループ部分(B−K−L−M−G−H−I−A−B)との共通部分(H−I)がダイポールアンテナパターン150に対向するように配置される。
このようなアンテナパターンでは、チップ21、22、24を設ける場所に応じて3種類の異なるループ形状(A−C−D−E−F−G−H−I−A)、(J−L−M−G−H−I−J)、(B−K−L−M−G−H−I−A−B)のループアンテナが形成されとしても、それぞれの場合で共通部分(J−I)がダイポールアンテナパターン150に対向するようになる。このため、そのループ形状の異なる各ループアンテナパターン100とダイポールアンテナパターン150との電磁的な相互作用をより安定させることができ、いずれの形状のループアンテナパターン100であっても、安定的な特性のアンテナパターンを得ることができる。
なお、図2(図4)に示すアンテナパターンにおいて、ダイポールアンテナパターン50(150)とループアンテナパターン10(100)とは電気的に接続されることなく所定の間隔をもって配置されているが、ダイポールアンテナパターン50(150)とループアンテナパターン10(100)のパターン部分(A−F)(H−I)とをパターン部分により電気的に接続するようにしてもよい。
本発明の第3の実施の形態に係るループアンテナパターンは、図5に示すように構成される。このループアンテナパターンは、図1(第1の実施の形態)及び図3(第2の実施の形態)に示すループアンテナパターンの構造を更に一般化した構造になっている。
図5において、このループアンテナパターン200は、基本ループパターン210、第1経路パターン220、第2経路パターン230及び第3経路パターン240を有している。基本ループパターン210にはチップ21(ICチップ)の接続のための第1ギャップ211が形成されている。第1経路パターン220は、基本ループパターン210を、第1ギャップ211が形成された側の領域(A−B−D−A)と第1ギャップ211が形成されていない側の領域(A−D−A)とに二分している。第1経路パターン220には、チップ22の接続のための第2ギャップ221が形成されている。
第2経路パターン230は、第1経路パターン220と基本ループパターン210との間に、第1ギャップ211を含む領域(B−C−D−E−B)と第2ギャップ221を含む領域(A−B−E−A)とを分けるように形成されている。第2経路パターン230には、チップ23の接続のための第3ギャップ231が形成されている。また、第3経路パターン240は、第2経路パターン230と基本ループパターン210との間に、第1ギャップ211を含む領域(B−C−F−B)と第3ギャップ231を含む領域(F−C−E−D−E−F)とを分けるように形成されている。第3経路パターン240には、チップ24の接続のための第4ギャップ241が形成されている。
このようなループアンテナパターン200では、第1ギャップ211にチップ21が設けられた場合、基本ループパターン210(A−B−C−D−A)とチップ21とによる回路が形成される。この基本ループパターン210の形状(A−B−C−D−A)は、チップ21の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。第2ギャップ221にチップ22が設けられた場合、第1経路パターン220(A−D)と基本ループパターン210の第1ギャップ211が形成されていないパターン部分(D−A)とからなるループアンテナ(A−D−A)とチップ22とによる回路が形成される。第1経路パターン220の基本ループパターン210内での位置、即ち、前記ループアンテナ(A−D−A)の形状は、チップ22の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。また、第3ギャップ231にチップ23が設けられた場合、第2経路パターン230(B−E)と、第1経路パターン220の第2ギャップ221が形成されていないパターン部分(E−D)と、基本ループパターン210の第1ギャップ211が設けられていないパターン部分(D−A−B)とからなるループアンテナ(B−E−D−A−B)とチップ23とによる回路が形成される。第2経路パターン230の基本ループパターン210内での位置、即ち、前記ループアンテナ(B−E−D−A−B)の形状は、チップ23の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。更に、第4ギャップ241にチップ24が設けられた場合、第3経路パターン240(F−C)と、第2経路パターン230の第3ギャップ231が形成されていないパターン部分(B−F)と、基本ループパターン210の第1ギャップ211が形成されていないパターン部分(C−D−A−B)とからなるループアンテナ(C−D−A−B−F−C)とチップ24とによる回路が形成される。第3経路パターン240の基本ループパターン210内での位置、即ち、前記ループアンテナ(C−D−A−B−F−C)の形状は、チップ24の特性に適したインダクタンス特性となるように決められる。
上述したようなループアンテナパターン200によれば、ジャンパ線等の他の回路部分を用いることなく、基本ループパターン210内で、チップ21、22、23、24を設ける場所に応じて4種類の異なるループ形状(A−B−C−D−A)、(A−D−A)、(B−E−D−A−B)、(C−D−A−B−F−C)にすることができる。その結果、図5に示す同じ形状のループアンテナパターン10によって、異なる特性の4種類のチップ21、22、23、24を用いたRFIDインレイ(インレット)を作ることができる。
本発明に係るループアンテナパターンは、他の回路部分を用いることなく、チップの接続位置に応じて、種々のループ形状にすることができるので、RFIDインレイ(インレット)等に適用することができ、PETフィルム等の基板上にICチップが接続されるように形成されたループアンテナパターン及びそのループアンテナパターンを用いたアンテナパターンとして有用である。
10、100、200 ループアンテナパターン
11、110、210 基本ループパターン
11a、111、211 第1ギャップ
12、120、220 第1経路パターン
12a、121、221 第2ギャップ
13、130、230 第2経路パターン
13a、131、231 第3ギャップ
21、22、23、24 チップ(ICチップ)
50、150 ダイポールアンテナパターン
240 第3経路パターン
241 第4ギャップ

Claims (3)

  1. チップ接続のための第1ギャップが形成された基本ループパターンと、
    該基本ループパターン内の領域を二分し、チップ接続のための第2ギャップが形成された第1経路パターンと、
    該第1経路パターンと前記基本ループパターンとの間に、前記第1ギャップを含む領域と前記第2ギャップを含む領域とを分けるように形成され、チップ接続のための第3ギャップが形成された第2経路パターンとを有するとともに、
    前記基本ループパターンは、実質的に矩形形状をしており、
    前記第1経路パターンは、前記基本ループパターンの対向する2つのパターン部分の間に形成され、
    前記第2経路パターンは、前記第1経路パターンと前記基本ループパターンの前記第1経路パターンに対向する部分との間に形成され、
    前記第1経路パターンは、前記基本ループパターンの対向する前記2つのパターン部分のそれぞれに直交し、
    前記第2経路パターンは、前記第1経路パターン及び前記基本ループパターンの前記第1経路パターンに対向する部分のそれぞれに直交するループアンテナパターン。
  2. ダイポールアンテナパターンと、
    請求項1に記載のループアンテナパターンとを有し、
    前記ループアンテナパターンは、前記基本ループパターンと、前記第1経路パターンを含むループ部分と、前記第2経路パターンを含むループ部分との共通部分が前記ダイポールアンテナパターンに対向するように配置されたアンテナパターン。
  3. 基板に形成された請求項2記載のアンテナパターンと、
    該アンテナパターンの前記ループアンテナパターンにおける前記第1ギャップ、前記第2ギャップ及び前記第3ギャップのいずれかに設けられたチップとを有するRFIDインレイ。
JP2014059608A 2014-03-24 2014-03-24 ループアンテナパターン、それを用いたアンテナパターン及びそのアンテナパターンを用いたrfidインレイ Active JP6467137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014059608A JP6467137B2 (ja) 2014-03-24 2014-03-24 ループアンテナパターン、それを用いたアンテナパターン及びそのアンテナパターンを用いたrfidインレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014059608A JP6467137B2 (ja) 2014-03-24 2014-03-24 ループアンテナパターン、それを用いたアンテナパターン及びそのアンテナパターンを用いたrfidインレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015185977A JP2015185977A (ja) 2015-10-22
JP6467137B2 true JP6467137B2 (ja) 2019-02-06

Family

ID=54352094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014059608A Active JP6467137B2 (ja) 2014-03-24 2014-03-24 ループアンテナパターン、それを用いたアンテナパターン及びそのアンテナパターンを用いたrfidインレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6467137B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI711973B (zh) * 2019-06-10 2020-12-01 英業達股份有限公司 無線射頻辨識裝置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000285214A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Tokin Corp 非接触データキャリア
JP2003036421A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Shinko Electric Ind Co Ltd 非接触型icカードおよびこれに用いる平面コイル
JP2004295793A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Toppan Forms Co Ltd 非接触型情報記録媒体
JP4599185B2 (ja) * 2005-02-02 2010-12-15 リンテック株式会社 アンテナ回路、及び非接触型icインレットの周波数調整方法
EP2251934B1 (en) * 2008-03-03 2018-05-02 Murata Manufacturing Co. Ltd. Wireless ic device and wireless communication system
JP2012094948A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Nec Tokin Corp 非接触通信記録媒体用インレット及びその製造方法及び非接触通信記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015185977A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4359198B2 (ja) Icタグ実装基板の製造方法
US8698685B2 (en) Antenna device
US9634376B2 (en) Wireless communication device
JP2009147560A (ja) コイルアンテナおよび非接触情報媒体
JP6485607B2 (ja) Rfidタグ
US9905357B2 (en) Integrated circuit
US20190266467A1 (en) Rfid tag and article having rfid tag attached thereto
US11217372B2 (en) Coil component
US20170373389A1 (en) Antenna apparatus and rfid system
JP2004206479A (ja) 非接触タグ
JP6467137B2 (ja) ループアンテナパターン、それを用いたアンテナパターン及びそのアンテナパターンを用いたrfidインレイ
CN206558694U (zh) Rfid标签及具备该rfid标签的通信装置
US7876277B2 (en) Adjustable antenna coil
JP2010081276A (ja) Rfid用アンテナ
JP2010028351A (ja) ブースターアンテナ及び非接触情報媒体
JP7013716B2 (ja) Rfidタグおよびそれを備えた物品
JP2007150212A (ja) 回路基板
JP2017092536A (ja) アンテナ装置、及び、rfidタグ
US11264708B2 (en) Component carrier with integrated antenna structure
CN109565113B (zh) 天线装置以及使用其的ic标签
US9907158B2 (en) Wiring structure and printed wiring substrate of wiring structure
JP6187097B2 (ja) アンテナ装置
TWI791061B (zh) Lc共振天線
JP5956944B2 (ja) 非接触式情報処理装置
JP2009267761A (ja) ループアンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181210

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6467137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250