JP2003308504A - Rfidデータキャリア - Google Patents
RfidデータキャリアInfo
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Abstract
くタグの小型化を可能にしたRFIDデータキャリアを
提供する。 【解決手段】 ICチップ2を担持片4に担持させると
ともに、単一のアンテナ線体5で構成されるループアン
テナ3を担持片4の外部に配設し、該アンテナ線体5の
両端を、ICチップ2との電気的接続を確保し得る状態
で、担持片4に対して着脱可能に連結した。これによ
り、担持片4を小さくしてもループアンテナ3が小さく
ならず、交信距離が低下することがない。
Description
信距離の低下を招来することなくタグの小型化を可能に
したRFIDデータキャリアに関する。
tion)データキャリアは、入出力装置(リーダ・ライ
タ)との間でコマンド,データ等の信号を非接触で送受
信し得る機能を備えたデータキャリアであり、バーコー
ドに比してデータの書き換えが可能,データ容量が大き
い等の特長を有するため、近年、販売,物流分野或いは
製造分野を中心にして、特に電池レスタイプのRFID
データキャリアが急速に普及し始めている。
示すように、データを書き換え可能に格納するメモリを
具備したICチップaと、該ICチップaに接続された
ループ状のアンテナbとが合成樹脂製或いは紙製等の外
装体cに内蔵されており、これを例えば値札等の商品管
理用のタグとして用いる場合には、メモリに商品の価
格,材質,製造会社名等の所要データを格納させる一
方、外装体cの表面に商品価格等の目視情報を表示した
状態で、合成樹脂製ループ線材等の適宜の止着手段dを
介して当該商品に取り付けている。
グにおいて、例えば宝石のような小型商品には小さいタ
グが適しているのであるが、RFIDデータキャリアに
あっては、アンテナbの大きさと交信距離とが略比例す
る相関関係にあり、タグを小さくすると外装体cに内蔵
されているアンテナbも小さくなるため、交信距離が低
下してしまうという問題点があった。
の解決を試みたものであり、入出力装置との交信距離の
低下を招来することなくタグの小型化を可能にしたRF
IDデータキャリアを提供することを目的とするもので
ある。
ての第一の発明は、データを書き換え可能に格納するメ
モリを具備したICチップと、該ICチップに接続され
たループアンテナとを備え、前記データを入出力装置と
非接触で送受信する機能を備えたRFIDデータキャリ
アにおいて、ICチップを担持片に担持させるととも
に、単一のアンテナ線体で構成されるループアンテナを
担持片の外部に配設し、該アンテナ線体の両端を、IC
チップとの電気的接続を確保し得る状態で、担持片に対
して着脱可能に連結したことを特徴とするRFIDデー
タキャリアである。
Frequency Identification)データキャリアは、入出力
装置(リーダ・ライタ)との間でコマンド,データ等の
信号を非接触で送受信し得る機能を備えた電池レスタイ
プのデータキャリアであって、入出力装置側のアンテナ
が放射する有効電磁波ゾーンに進入すると、RFIDデ
ータキャリアが具備するアンテナが電力を発生し、該電
力により動作状態となって入出力装置からのコマンド,
データ等の信号を検出するとともに、該信号に従ってメ
モリにデータを格納したり、メモリに格納されているデ
ータを入出力装置に送信するように構成される。
せた担持片の外部にループアンテナが配設されているこ
とにより、ループアンテナを小さくすることなく担持片
を小さくすることができる。これにより、担持片を小さ
くしてもアンテナが小さくならず、交信距離が低下する
ことがない。また、ループアンテナとなる単一のアンテ
ナ線体の両端が、ICチップとの電気的接続を確保し得
る状態で、担持片に対して着脱可能に連結されるので、
該アンテナ線体を、担持片を商品等の被装着体に取り付
けるための止着手段として用いることができる。
に、ICチップと導通する導電端子部を奥部に備えた一
対の切込みを形成する一方、アンテナ線体の両端に、前
記導電端子部に接触してICチップとの電気的接続を確
保する抜け止め端部を夫々形成し、前記各切込みの開口
端から奥方に嵌挿したアンテナ線体を、担持片の厚み方
向に引き出してその抜け止め端部を切込みの奥部に係合
させることにより、アンテナ線体の両端を、担持片に対
して着脱可能に連結する構成が提案され得る。これによ
り、アンテナ線体のアンテナ機能を損なうことなく、該
アンテナ線体によって担持片を商品等の被装着体に簡単
に取り付けることができる。
が表示されるタグとする構成が提案される。ここで、上
述したように、ループアンテナを小さくすることなく担
持片を小さくできるので、タグとして小さく形成した担
持片に商品価格等の目視情報を表示することにより、例
えば宝石のような小型商品に取り付ける値札用のタグに
好適なものとなる。
の発明は、データを書き換え可能に格納するメモリを具
備したICチップと、該ICチップに接続されたアンテ
ナとを備え、前記データを入出力装置と非接触で送受信
する機能を備えたRFIDデータキャリアにおいて、長
帯状担持片にICチップを担持させるとともに、該長帯
状担持片に、その長手方向に延在させてアンテナ線体を
配設してなり、長帯状担持片を被装着体に挿通した状態
で該担持片の両端を接合することにより環状にして被装
着体に取り付けるようにしたことを特徴とするRFID
データキャリアである。
備するICチップとアンテナ線体とにより、該長帯状担
持片にRFIDデータキャリアの機能が付与される。そ
して、該長帯状担持片が被装着体と別体であるため、該
被装着体を小さくしてもアンテナが小さくならず、交信
距離が低下することがない。また、長帯状担持片を被装
着体に挿通した状態で該担持片の両端を接合することに
より環状にして被装着体に取り付け得るので、該長帯状
担持片を止着手段として用いることができる。
報が表示されるタグとする構成が提案される。ここで、
上述したように、アンテナを小さくすることなく被装着
体を小さくできるので、タグとして小さく形成した被装
着体に商品価格等の目視情報を表示することにより、例
えば宝石のような小型商品に取り付ける値札用のタグに
好適なものとなる。
データキャリアの第一実施例を、図1〜図3に基づいて
説明する。この第一実施例におけるRFIDデータキャ
リア1は、図1に示すように、データを書き換え可能に
格納するメモリを具備したICチップ2と、該ICチッ
プ2に接続されたループアンテナ3とを備えており、担
持片4に前記ICチップ2を担持させるとともに、単一
のアンテナ線体5で構成した前記ループアンテナ3を担
持片4の外部に配設し、該アンテナ線体5の両端を、I
Cチップ2との電気的接続を確保し得る状態で、担持片
4に対して着脱可能に連結するようにしている。
定の強度を有する担持材を用いて矩形の平板状に形成さ
れており、ICチップ2は、該担持片4の内部に封入す
ることによって担持されるようにしている。この担持片
4の左右側縁部には、図2に示すように、一対の切込み
6,6が形成されており、該切込み6,6の奥部にIC
チップ2と導通する導電端子部7,7が設けられてい
る。また、アンテナ線体5の両端には、前記導電端子部
7,7に接触してICチップ2との電気的接続を確保す
る径大な抜け止め端部8,8が夫々形成されている。
6,6の開口端から奥方に嵌挿するとともに、担持片4
の厚み方向に引き出してその抜け止め端部8,8を切込
み6,6の奥部に係合させることにより、図1に示すよ
うに、アンテナ線体5の両端を、担持片4に対して着脱
可能に連結し得るようになっている。
示される表示面となっており、該表示面に商品価格等の
目視情報を表示することにより、担持片4を値札等のタ
グとして用いることができるようにしている。ここで、
該表示面への所要情報9の表示手段としては、表示面へ
直接または表示面に貼着されるラベル等の印字媒体に対
するリライト印字,サーマル印字,熱転写印字,電子写
真印字,スタンプ印字,手書き等の種々の表示手段が適
用可能であり、その中でもメモリに書き換え可能に格納
されるデータ内容を書き換え可能に表示できるリライト
印字による表示手段が好適である。この場合には表示面
にリライト記録層が形成されることとなる。
ように、コントローラ10とアンテナ11とからなる入
出力装置(リーダ・ライタ)12との間でコマンド,デ
ータ等の信号を非接触で送受信し得る機能を備えてい
る。即ち、RFIDデータキャリア1は、入出力装置1
2のアンテナ11が放射する有効電磁波ゾーンに進入す
ると、ループアンテナ3からなるアンテナ(後述する第
二実施例でのダイポールアンテナも含む)が電力を発生
し、該電力により動作状態となって入出力装置12から
のコマンド,データ等の信号を検出するとともに、該信
号に従ってメモリにデータを格納したり、メモリに格納
されているデータを入出力装置12に送信するものであ
り、2.45GHzのマイクロ波帯域の電波を使用する電波
通信方式のRFIDデータキャリアとなるように構成さ
れている。これにより、電磁結合,電磁誘導等の他の方
式のものに比して長い交信距離を備えたものとなる。
ータキャリア1からのデータを受信すると、該データの
デコードを実行し、さらにそのデータが有効か否かをサ
イクル・リダンダンシー・チェック(CRC)によって
判定して、データが有効であれば、図3に示すように、
RS-232C等の上位インターフェイスを介してコンピュー
タ13に伝達するようになっている。
させた担持片4の外部にループアンテナ3が配設されて
いることにより、該ループアンテナ3の所要の大きさが
確保され、担持片4を小さくしても交信距離が低下する
ことがない。そして、このように担持片4を小さく形成
し得るので、該担持片4の表面に商品価格等の目視情報
を表示することにより、例えば宝石のような小型商品に
取り付ける値札用のタグとして好適に用いることができ
る。
アンテナ線体5の両端を、ICチップ2との電気的接続
を確保し得る状態で、担持片4に対して着脱可能に連結
させ得るので、該アンテナ線体5を、値札用のタグとし
ての担持片4を商品等の被装着体に取り付けるための止
着手段とすることができる。
一対の切込み6,6を形成するようにしているが、該切
込み6,6は上下側縁部に形成してもよく、一側縁部の
二箇所に形成することも可能である。また、ループアン
テナ3を構成する単一のアンテナ線体5は、両端の抜け
止め端部8,8を除いて樹脂コーティング層等の絶縁層
で被覆するようにしてもよい。これにより、アンテナ線
体5が他の金属に接触することに起因する交信障害を低
減することができる。
ータキャリアの第二実施例を示し、この実施例における
RFIDデータキャリア1は、データを書き換え可能に
格納するメモリを具備したICチップ2と、該ICチッ
プ2に接続されたアンテナ14とを備えており、図4に
示すように、合成樹脂からなる狭幅の長帯状担持片15
にICチップ2を担持させるとともに、アンテナ14を
構成するアンテナ線体5が、長帯状担持片15の長手方
向に延在させて配設されている。そして、図5に示すよ
うに、長帯状担持片15を、被装着体16の挿通孔17
に挿通した状態で、該長帯状担持片15の両端を適宜の
接合手段を介して接合することにより環状にして被装着
体16に取り付け得るようにしている。
が長帯状担持片15の両端に至るように配設するととも
に、長帯状担持片15の両端相互の接合時にアンテナ線
体5の両端相互が導通するように接合することにより、
アンテナ14をループアンテナとすることができる。こ
の場合には、導電性金属箔テープ,金属製ステープル
(ホッチキス針),導電性接着剤等を用いた接合手段に
より長帯状担持片15の両端相互が接合される。また、
前記アンテナ線体5を、その両端が長帯状担持片15の
両端まで至らないように配設するとともに、長帯状担持
片15の両端相互のみを接合することもできる。この場
合には、アンテナ線体5によってアンテナ14がダイポ
ールアンテナとなる。
によって構成されており、該被装着体16の表面には商
品価格等の目視情報からなる所要情報9が表示される。
具備するICチップ2とアンテナ線体5とにより、該長
帯状担持片15にRFIDデータキャリアの機能が付与
される。そして、該長帯状担持片15が被装着体16と
別体であるため、アンテナ14の所要の大きさが確保さ
れ、被装着体16を小さくしてもアンテナ14が小さく
ならず、交信距離が低下することがない。また、被装着
体16を小さく形成し得るので、該被装着体16の表面
に商品価格等の目視情報を表示することにより、例えば
宝石のような小型商品に取り付ける値札用のタグとして
好適に用いることができる。
値札等のタグとして説明したが、被装着体16として
は、長帯状担持片15を挿通させて取り付け得るもので
あれば何でもよく、長帯状担持片15のRFIDデータ
キャリア機能によって、被装着体16の識別,分類等の
処理を行うことができる。
リアは、在庫管理,売上管理、万引き防止等の商品管理
以外に、工場内で使用する現品票,工程管理票等として
生産管理に適用することも可能である。
を担持片に担持させるとともに、単一のアンテナ線体で
構成されるループアンテナを担持片の外部に配設し、該
アンテナ線体の両端を、ICチップとの電気的接続を確
保し得る状態で、担持片に対して着脱可能に連結したR
FIDデータキャリアであり、ICチップを担持させた
担持片の外部にループアンテナが配設されていることに
より、ループアンテナを小さくすることなく担持片を小
さくすることができる。これにより、担持片を小さくし
てもアンテナが小さくならず、交信距離が低下すること
がない。また、ループアンテナとなる単一のアンテナ線
体の両端が、ICチップとの電気的接続を確保し得る状
態で、担持片に対して着脱可能に連結されるので、該ア
ンテナ線体を、担持片を商品等の被装着体に取り付ける
ための止着手段として用いることができる。
に、ICチップと導通する導電端子部を奥部に備えた一
対の切込みを形成する一方、アンテナ線体の両端に、前
記導電端子部に接触してICチップとの電気的接続を確
保する抜け止め端部を夫々形成し、前記各切込みの開口
端から奥方に嵌挿したアンテナ線体を、担持片の厚み方
向に引き出してその抜け止め端部を切込みの奥部に係合
させることにより、アンテナ線体の両端を、担持片に対
して着脱可能に連結するようにしたので、アンテナ線体
のアンテナ機能を損なうことなく、該アンテナ線体によ
って担持片を商品等の被装着体に簡単に取り付けること
ができる。
報が表示されるタグとすれば、上述のように、ループア
ンテナを小さくすることなく担持片を小さくできるの
で、タグとして小さく形成した担持片に商品価格等の目
視情報を表示することにより、例えば宝石のような小型
商品に取り付ける値札用のタグに好適なものとなる。
せるとともに、該長帯状担持片に、その長手方向に延在
させてアンテナ線体を配設し、長帯状担持片を被装着体
に挿通した状態で該担持片の両端を接合することにより
環状にして被装着体に取り付けるようにしたから、長帯
状担持片が具備するICチップとアンテナ線体とによ
り、該長帯状担持片にRFIDデータキャリアの機能を
付与することができる。そして、該長帯状担持片が被装
着体と別体であるため、該被装着体を小さくしてもアン
テナが小さくならず、交信距離が低下することがない。
また、長帯状担持片を被装着体に挿通した状態で該担持
片の両端を接合することにより環状にして被装着体に取
り付け得るので、該長帯状担持片を止着手段として用い
ることができる。
情報が表示されるタグとすれば、上述したように、アン
テナを小さくすることなく被装着体を小さくできるの
で、タグとして小さく形成した被装着体に商品価格等の
目視情報を表示することにより、例えば宝石のような小
型商品に取り付ける値札用のタグに好適なものとなる。
正面図である。
片とループアンテナとを分離した状態を示す要部の拡大
正面図である。
る。
環状に接合する前の状態を示す斜視図である。
す斜視図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】データを書き換え可能に格納するメモリを
具備したICチップと、該ICチップに接続されたルー
プアンテナとを備え、前記データを入出力装置と非接触
で送受信する機能を備えたRFIDデータキャリアにお
いて、 ICチップを担持片に担持させるとともに、単一のアン
テナ線体で構成されるループアンテナを担持片の外部に
配設し、該アンテナ線体の両端を、ICチップとの電気
的接続を確保し得る状態で、担持片に対して着脱可能に
連結したことを特徴とするRFIDデータキャリア。 - 【請求項2】平板状に形成した担持片の側縁部に、IC
チップと導通する導電端子部を奥部に備えた一対の切込
みを形成する一方、アンテナ線体の両端に、前記導電端
子部に接触してICチップとの電気的接続を確保する抜
け止め端部を夫々形成し、前記各切込みの開口端から奥
方に嵌挿したアンテナ線体を、担持片の厚み方向に引き
出してその抜け止め端部を切込みの奥部に係合させるこ
とにより、アンテナ線体の両端を、担持片に対して着脱
可能に連結したことを特徴とする請求項1に記載したR
FIDデータキャリア。 - 【請求項3】担持片が、その表面に所要情報が表示され
るタグであることを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載したRFIDデータキャリア。 - 【請求項4】データを書き換え可能に格納するメモリを
具備したICチップと、該ICチップに接続されたアン
テナとを備え、前記データを入出力装置と非接触で送受
信する機能を備えたRFIDデータキャリアにおいて、 長帯状担持片にICチップを担持させるとともに、該長
帯状担持片に、その長手方向に延在させてアンテナ線体
を配設してなり、長帯状担持片を被装着体に挿通した状
態で該担持片の両端を接合することにより環状にして被
装着体に取り付けるようにしたことを特徴とするRFI
Dデータキャリア。 - 【請求項5】被装着体が、その表面に所要情報が表示さ
れるタグであることを特徴とする請求項4に記載したR
FIDデータキャリア。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 2002-04-15 JP JP2002111458A patent/JP3942939B2/ja not_active Expired - Fee Related
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