JPH0961521A - タ グ - Google Patents

タ グ

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Publication number
JPH0961521A
JPH0961521A JP7220094A JP22009495A JPH0961521A JP H0961521 A JPH0961521 A JP H0961521A JP 7220094 A JP7220094 A JP 7220094A JP 22009495 A JP22009495 A JP 22009495A JP H0961521 A JPH0961521 A JP H0961521A
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JP
Japan
Prior art keywords
tag
circuit
package
signal
response
Prior art date
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Pending
Application number
JP7220094A
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English (en)
Inventor
Yutaka Mazaki
裕 真崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返し使用しても物体から簡単に剥がれ落
ちたり、アンテナが断線したりすることもなく、また混
信も起こらず信頼性に優れたタグを提供する。 【解決手段】 質問器からの信号に応答する信号を出力
できる応答回路を配設してなるパッケージ2を可撓性を
有したシート状に形成するとともに、このパッケージ2
の一部に取付孔6と、この取付孔6を開口するためのス
リット状の切断部7を設け、例えば衣類の襟紐等を切断
部7を通して取付孔6内に挿入させると、衣類等にパッ
ケージ2を簡単に取り付けることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体に取り付けら
れるタグ、特に非接触物体識別システムに用いられ、質
問器からの信号に応答してID番号等の情報を出力でき
る電気回路を内蔵したタグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば衣類等のクリーニングで、
客から預かった衣類を識別するには紙の番号札が用いら
れていた。すなわち、この方法は、客から衣類を預かっ
たらまず襟等にこの番号札が固定され、クリーニングの
種類別にまとめられて処理される。なお、ここでの番号
札の固定は、帯状の番号札を掛け紐等に通し、それを折
り返してループ状にしてホッチキス等の止め金で止めて
固定している。一方、クリーニング処理された衣類は、
その番号札を基に仕分けされ、客から依頼されたものか
どうかを確認して引き渡される。しかしながら、この方
法では、仕分けや確認を行うのに人が札の番号を見て作
業していたので非常に手間がかかると言う問題点があっ
た。また、作業の効率化のために番号札が付けられたま
まで客に引き渡されるため、それを取り外すのが面倒
で、あるいは外すのを忘れてそのまま着用してしまう等
の問題点があった。
【0003】そこで、上記問題点を解決するのに、電波
を用いた非接触物体識別システムを用いることが考えら
れる。この非接触物体識別システムの基本的な構成は、
固定された質問器と物体に取り付けられたタグより構成
される。質問器は読取のための質問信号電波を発信し、
その検出範囲に入ったタグはこれを受信して記憶してい
る情報を応答信号として発信する。この応答を質問器が
受信し、さらに解読して必要な情報を上位コンピュータ
に送るようになっている。
【0004】図17は従来の非接触物体識別システムに
使用されるタグの一例を概略的に示す図である。図17
において、このタグ101はステッカー状のもので、シ
ート状のパッケージ102と、コイル状のアンテナ10
3と、ICチップ104等で構成されている。そして、
このタグ101を用いたシステムでは、図示せぬ質問器
からの質問信号電波をアンテナ103で受け、ICチッ
プ104内の図示せぬメモリに格納されているIDコー
ド等の情報で、質問信号電波に対する応答信号をアンテ
ナ103を通して返信され、質問器がこれを受信して再
生されたIDコードより識別を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図17に示
すステッカー状のタグ101をクリーニングの仕分けの
ために衣類等に固定するには、目立たない裏側に貼り付
けることが考えられるが、同じ衣類に貼り付けたままの
状態で繰り返し使用していると、剥がれ落ちると言う問
題点があった。また、従来の番号札のように、衣類の掛
け紐に通し、ループ状にしてホッチキス等の止め金で固
定して取り付ける方法も考えられるが、止め金を差し込
む位置によってはアンテナ103やICチップ104を
破損してしまう場合があると言う問題点がある。さら
に、使用後に取り外したタグ101をポケット等に入れ
忘れ、次回新たなタグが付けられ、質問電波を受けた場
合に使用後の古いタグも反応して混信してしまうと言う
問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は繰り返し使用しても物体から簡単
に剥がれ落ちたり、アンテナが断線したりすることもな
く、また混信が起こらずに信頼性の優れた構造にしたタ
グを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、質問器からの信号に応答する信号を出力でき
る応答回路をパッケージ内に設けてなるタグにおいて、
前記パッケージを可撓性を有したシート状に形成すると
ともに、前記パッケージの一部に、取付用の孔と、この
取付孔を開口するためのスリット状の切断部を設けた構
成としたものである。
【0008】これによれば、タグのパッケージの一部に
取付用の孔と、この取付孔を開口するためのスリット状
の切断部を設けているので、例えば衣類の襟紐等を切断
部を通して取付孔内に挿入させて、簡単に取り付けるこ
とができる。また、取付後は、切断部が閉じるので使用
中は外れにくく、さらに使用後の取り外しも簡単にでき
る。さらに、これを使用することで、質問器からの質問
信号により即座に衣類の種類、クリーニングの方法や所
有者等を判明させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第1の実
施形態としてのタグを示すもので、図1はそのタグの正
面図、図2は図1のA−A線に沿う側断面図である。図
1及び図2において、このタグ1は、パッケージ2と、
ICチップ3と、アンテナ4で構成されている。
【0010】さらに詳述すると、パッケージ2は、プラ
スチック等で可撓性を有した板またはシート状に形成さ
れた弾性基材2Aと、この基材2Aの一面上に貼り付け
られているナイロン等の保護シート2B等で構成されて
おり、一端側には取付孔6と、この取付孔6を開口する
ためのスリット状の切断部7が形成されている。
【0011】ICチップ3とアンテナ4は、互いに電気
的に接続されて応答回路を構成してなるもので、この応
答回路の状態でパッケージ2内に配設されている。ここ
で、ICチップ3とアンテナ4をパッケージ2内に配設
する方法としては、基材2Aに保護シート2Bを貼り付
ける前に、まずこの基材2A上にICチップ3とアンテ
ナ4とを接着剤等で貼り付け、この上から保護シート2
Bを基材2Aに貼り付けることによって作られる。これ
により、ICチップ3及びアンテナ4は、基材2Aと保
護シート2Bとの間に密封され、保護された構成にな
る。
【0012】図3は上記応答回路の一例を示す回路図で
ある。図3において、ICチップ3内には、質問信号の
検出回路11、電源回路12、制御回路13、メモリ回
路14、変調回路15、発振回路16が組み込まれてお
り、端子3a,3bにアンテナ4が接続されている。さ
らに、検出回路11の出力は電源回路12及び制御回路
13に入力される。また、発振回路16の出力及びメモ
リ回路14の出力は変調回路15に入力され、変調回路
15の出力は端子3a,3bを通してアンテナ4に入力
されている。加えて、メモリ回路14及び変調回路15
は制御回路13により制御可能に接続されている。
【0013】次に、このように構成されたタグ1の動作
を説明する。図4は、取付孔6の開口状態を示す図であ
る。すなわち、タグ1を取り付ける場合は、パッケージ
2に設けられたスリット状の切断部7を境にして、2
a,2b部をそれぞれ互いに逆方向の矢印S,Tの方向
に押し、この部分を弾性変形させて取付孔6を開口さ
せ、その開口された部分から衣類の掛け紐や、ボタンの
取り付け糸等を取付孔6に入れる。その後、自己弾性復
帰力によって図1に示す元の状態に戻すと、取付孔6は
ほぼ閉鎖状態となり、外れにくく、しかも簡単に衣類の
掛け紐の部分やボタンの裏側に取り付けることができ
る。また、この取り付けたタグ1を衣類から外す場合
は、同様に取付孔6を開口させることで簡単に外すこと
ができる。
【0014】そして、図示せぬ質問器から質問信号とし
ての一定振幅の交流磁界若しくは電波のエネルギーを送
信し、この電波がアンテナ4に作用すると、このアンテ
ナ4に誘起された高周波信号、すなわち磁界若しくは電
波のエネルギーが端子3a,3bを通してICチップ3
内の検出回路11に入力される。検出回路11はこの信
号を分配し、一つは電源回路12へ入力する。すると、
電源回路12は入力された高周波信号を整流、平滑して
直流電圧を作り、各回路へ電源として供給する。検出回
路11で分配されたもう一つの信号は、高周波信号の有
無を検出してその検出信号を制御回路13へ出力する。
制御回路13は検出回路11からの高周波信号有りの信
号を一定期間以上受けてから変調回路15へ変調動作開
始信号及びクロック信号を与える。また、メモリ回路1
4は書き換え可能な不揮発性のメモリ回路(EEPRO
M)で衣類の種類、クリーニングの方法や所有者の識別
コードが格納できるようになっている。ここでは既にこ
のコードが書き込まれている場合について述べる。
【0015】このコードは所定のフォーマットで2値信
号によってメモリ回路14に格納されている。変調回路
15は、制御回路13からの変調動作開始信号及びクロ
ック信号に同期してメモリ回路14から識別コードを1
ビットづつ順番に読み出し、その変調された高周波信号
は端子3a,3bを通してアンテナ4に供給され、応答
信号の電波として外部へ放射される。質問器は、この電
波を受信して変調された高周波信号から識別コードを再
生し、即座に衣類の種類、クリーニングの方法や所有者
を識別することができる。
【0016】一方、メモリ回路14の記憶内容を変更す
る場合は、質問器から同期信号とそれに続き書き込むべ
きコードデータで変調された書き込み信号の電波を繰り
返し送信する。変調は同期信号とそれに続くコードデー
タがシリアル変換されたON(オン)/OFF(オフ)
信号で高周波信号を変調し、断続的な電波として送信さ
れる。タグ1はアンテナ4で外部(質問器)から与えら
れる磁界若しくは電波のエネルギーを受け、上述の如く
高周波信号から電源回路12によって直流電圧が作ら
れ、各回路に電源として供給される。また、検出回路1
1はその高周波信号から電波の有無を検出してその信号
を制御回路13に出力する。ここでは、質問器からの電
波が変調された断続的な電波となっているため、検出回
路11でそれが検出され、元の同期信号とそれに続くコ
ードデータがシリアル変換されたON/OFF信号が再
生され、その信号が制御回路13に入力される。制御回
路13は、この同期信号を基準に書き込むべきコードデ
ータを再生し、そのデータをメモリ回路14に書き込
む。書き込みが終了したら制御回路13は変調回路15
に書き込み終了のコード信号を送り、変調回路15は発
振回路16からの高周波信号を終了のコード信号で変調
してアンテナ4から終了信号の電波として外部に放出さ
れる。
【0017】質問器は、この電波を受信し、書き込み動
作が終了したことを確認して、書き込み信号電波の送信
を停止する。すると、確認のために質問器は質問信号と
しての一定振幅の電波を送信し、上述の如くタグ1から
データを読み出し、書き込むべきデータと照合して、一
致したら一連の書き込み動作を終了する。また、一致し
ない場合は、再度書き込み動作を行う。
【0018】したがって、この第1の実施形態における
タグ1によれば、次の(a)及び(b)に述べるような
効果が期待できる。 (a)タグ1の可撓性を有した弾性シート状のパッケー
ジ2に取付孔6を設け、さらにそれを開口するためのス
リット状をした切断部7を設けたので、止め金具を用い
なくとも簡単に衣類等に取り付けられ、また使用中は外
れにくく、しかも使用後の取り外しが簡単である。 (b)これを使用することで、質問器からの質問信号に
より即座に衣類の種類、クリーニングの方法や所有者等
が判明するので、仕分け作業の大幅な効率化が図れる。
【0019】図5及び図6は本発明の第1の実施の形態
として示したタグの一変形例を示すもので、図5はその
タグの正面図、図6は図5のB−B線に沿う側断面図で
ある。図5及び図6において図1乃至図4と同一符号を
付したものは図1乃至図4と同一のものを示している。
そして、この変形例のタグ1は、切断部7に、外周側よ
り取付孔6内に向かってV字状の切り欠き部分8を挿入
ガイド部として設けたものである。
【0020】したがって、この変形例の場合では、切り
欠き部分8内に向かって衣類の掛け紐や、ボタンの取り
付け糸等を挿入させて行くと、スリット状の切断部7を
境に2a,2b部がそれぞれ互いに逆方向(図4の矢印
S,Tの方向)に弾性変形を伴って自然と押し拡げられ
て取付孔6を開口させ、その開口された部分から衣類の
掛け紐や、ボタンの取り付け糸等を取付孔6に簡単に入
れることができる。また、その後は図5に示す元の状態
に自己弾性復帰させて戻すことで取付孔6はほぼ閉鎖状
態となり、外れにくくなる。また、この取り付けたタグ
1を衣類から外す場合は、2a,2b部をそれぞれ互い
に逆の方向に押して取付孔6を開口させることで簡単に
外すことができる。
【0021】なお、この変形例の構造では、切断部7に
切り欠き部8を、外周側から取付孔6内に向かう方向に
だけ設けた構造を開示したが、さらに取付孔6の内周側
から外側に向かうようにして、切り欠き部8を両方向よ
り設けた構造にした場合では、タグ1を衣類から外すと
きにも、この切り欠き部8をガイドとして2a,2b部
を押し拡げながら簡単に取り外すことができる。
【0022】図7及び図8は本発明の第2の実施形態と
してのタグを示すもので、図7はそのタグの正面図、図
8は図7のC−C線に沿う側断面図である。図7及び図
8において、このタグ21は、パッケージ22と、IC
チップ23と、アンテナ24で構成されている。
【0023】さらに詳述すると、パッケージ22は、プ
ラスチック等で可撓性を有した板またはシート状に形成
された弾性基材22Aと、この基材22Aの一面上に貼
り付けられているナイロン等の保護シート22B等で構
成されており、一端側には取付孔26と、この取付孔2
6を開口するための幅広スリット状の切断部27(以
下、この部分を「開口部27」と言う。)が形成されて
いる。
【0024】ICチップ23とアンテナ24は、互いに
電気的に接続されて応答回路を構成してなるもので、こ
の応答回路の状態でパッケージ22内に配設されてい
る。また、アンテナ24の一部(以下、この部分を「ア
ンテナ端子24a,24b」と言う。)は開口部27を
挟んで接近し合う位置まで延ばされている。なお、上記
アンテナ端子24a,24bとなる部分には、金属箔あ
るいは導電性インク等が塗布されている。
【0025】ここで、ICチップ23とアンテナ24を
パッケージ22内に配設する方法としては、基材22A
に保護シート22Bを貼り付ける前に、まずこの基材2
2A上にICチップ23とアンテナ24とを接着剤等で
貼り付け、この上から保護シート22Bを基材22Aに
貼り付ける。これにより、ICチップ23及びアンテナ
24は、基材22Aと保護シート22Bとの間に密封さ
れ、保護された構成になる。そして、こうして基材22
A上を覆っている保護シート22B上には、アンテナ端
子24a,24b上に対応して、それぞれアンテナ端子
24a,24bの領域を示すマーク28a,28bが印
刷によって表示されている。
【0026】図9は上記応答回路の一例を示す回路図で
ある。図9において図3と同一符号を付したものは図3
と同一のものを示している。そして、ICチップ23内
には、質問信号の検出回路11、電源回路12、制御回
路13、メモリ回路14、変調回路15、発振回路16
が組み込まれており、端子23a,23bにアンテナ2
4が接続され、さらにアンテナ24の途中にアンテナ端
子24a,24bが互いに離された(非短絡)状態で配
設されている。そして、検出回路11の出力は電源回路
12及び制御回路13に入力されるとともに、発振回路
16の出力及びメモリ回路14の出力は変調回路15に
入力され、変調回路15の出力は端子23a,23bを
通してアンテナ24に入力されている。加えて、メモリ
回路14及び変調回路15は制御回路13により制御可
能に接続されている。
【0027】次に、このように構成されたタグ21の動
作を説明する。タグ21を衣類等に取り付ける場合は、
まず開口部27から衣類の掛け紐やボタンの取り付け糸
等を取付孔26に入れる。次いで、この後からマーク2
8a,28bが付された部分にそれぞれ一端が貫通する
ようにして導電性の止め金具29を打ち込み、この止め
金具29で開口部27を閉鎖して衣類に固定する。な
お、ここでの止め金具29は、例えばホッチキスの針等
が用いられる。図10はこの閉鎖状態を示す図で、図1
1は図10のD−D線拡大断面図である。すなわち、止
め金具29の両端部はそれぞれアンテナ端子24a,2
4bをめがけて挿入される。挿入の際に、マーク28
a,28bが目標となるが、保護シート22Bが透明な
シートであった場合は、アンテナ端子24a,24bが
透けて見えるので、このマークを印刷しておかなくとも
挿入は可能である。そして、止め金具29が基材22A
とアンテナ端子24a,24b、及び保護シート22B
を突き抜いて取り付けられると、アンテナ端子24a,
24bが止め金具29を通してショートされ、この両ア
ンテナ端子24a,24b間が電気的に接続された状態
となる。
【0028】そして、図示せぬ質問器から質問信号とし
ての一定振幅の交流磁界若しくは電波のエネルギーを送
信し、この電波がアンテナ24に作用すると、このアン
テナ24に誘起された高周波信号、すなわち磁界若しく
は電波のエネルギーが端子23a,23bを通してIC
チップ23内の検出回路11に入力される。検出回路1
1はこの信号を分配し、一つは電源回路12へ入力す
る。すると、電源回路12は入力された高周波信号を整
流、平滑して直流電圧を作り、各回路へ電源として供給
する。検出回路11で分配されたもう一つの信号は、高
周波信号の有無を検出してその検出信号を制御回路13
へ出力する。制御回路13は検出回路11からの高周波
信号有りの信号を一定期間以上受けてから変調回路15
へ変調動作開始信号及びクロック信号を与える。また、
メモリ回路14は書き換え可能な不揮発性のメモリ回路
(EEPROM)で衣類の種類、クリーニングの方法や
所有者の識別コードが格納できるようになっている。こ
こでは既にこのコードが書き込まれている場合について
述べる。
【0029】このコードは所定のフォーマットで2値信
号によってメモリ回路14に格納されている。変調回路
15は、制御回路13からの変調動作開始信号及びクロ
ック信号に同期してメモリ回路14から識別コードを1
ビットづつ順番に読み出し、その変調された高周波信号
は端子23a,23bを通してアンテナ24に供給さ
れ、応答信号の電波として外部へ放射される。質問器
は、この電波を受信して変調された高周波信号から識別
コードを再生し、即座に衣類の種類、クリーニングの方
法や所有者を識別することができる。
【0030】一方、メモリ回路14の記憶内容を変更す
る場合は、質問器から同期信号とそれに続き書き込むべ
きコードデータで変調された書き込み信号の電波を繰り
返し送信する。変調は同期信号とそれに続くコードデー
タがシリアル変換されたON(オン)/OFF(オフ)
信号で高周波信号を変調し、断続的な電波として送信さ
れる。タグ21はアンテナ24で外部(質問器)から与
えられる磁界若しくは電波のエネルギーを受け、上述の
如く高周波信号から電源回路12によって直流電圧が作
られ、各回路に電源として供給される。また、検出回路
11はその高周波信号から電波の有無を検出してその信
号を制御回路13に出力する。ここでは、質問器からの
電波が変調された断続的な電波となっているため、検出
回路11でそれが検出され、元の同期信号とそれに続く
コードデータがシリアル変換されたON/OFF信号が
再生され、その信号が制御回路13に入力される。制御
回路13は、この同期信号を基準に書き込むべきコード
データを再生し、そのデータをメモリ回路14に書き込
む。書き込みが終了したら制御回路13は変調回路15
に書き込み終了のコード信号を送り、変調回路15は発
振回路16からの高周波信号を終了のコード信号で変調
してアンテナ24から終了信号の電波として外部に放出
される。
【0031】質問器は、この電波を受信し、書き込み動
作が終了したことを確認して、書き込み信号電波の送信
を停止する。すると、確認のために質問器は質問信号と
しての一定振幅の電波を送信し、上述の如くタグ21か
らデータを読み出し、書き込むべきデータと照合して、
一致したら一連の書き込み動作を終了する。また、一致
しない場合は、再度書き込み動作を行う。
【0032】ここで、止め金具29が挿入されていない
使用前のタグ21の場合は、アンテナ24の配線がアン
テナ端子24a,24b間で断線状態となっているた
め、アンテナ24に誘起された高周波信号がICチップ
23に入力されないために質問信号の電波を受けても応
答信号を返すことはない。つまり、不活性な状態となっ
ている。
【0033】さらに、使用後は取付孔26を開口するた
めに、止め金具29がアンテナ端子24aまたは24
b、あるいは両方から外され、若しくは破られる。する
と、アンテナ端子24a,24b間が断線状態となり、
やはり不活性な状態となる。よって、この構造では、衣
類にタグ21が固定された場合のみ、すなわちタグ21
が装着されて、さらに止め金具29が挿入されると、ア
ンテナ端子24a,24b間が電気的に接続状態になる
とともに、取付孔26が閉鎖されて活性化され、質問器
からの質問信号に対する応答信号の返送あるいはメモリ
回路14の記憶内容の変更ができる。
【0034】したがって、この第2の実施形態における
タグ21によれば、次の(c)〜(e)に述べるような
効果が期待できる。 (c)タグ21のパッケージ22に開口部27を有する
取付孔26を設けるとともに、電気的に接続し応答回路
を活性化するためのアンテナ端子24a,24bを設け
て、使用時には止め金具29で開口部27を閉鎖する
と、アンテナ端子24a,24b間が電気的に接続され
て応答回路が活性化されるように構成したので、開口部
27の閉鎖によって応答回路の活性化への移行と衣類の
固定が同時にできる。 (d)また、アンテナ端子24a,24bの領域を示す
マーク28a,28bを印刷したので、止め金具29の
挿入位置を確認でき、アンテナ24やICチップ23を
破損することもなく、確実にアンテナ端子24a,24
b間を接続できる。 (e)さらに、止め金具29によって応答回路が活性化
されるため、近くにある未使用のタグや使用済みのタグ
は質問電波に反応せず、それらとの混信が起こることも
ない。
【0035】図12及び図13は本発明の第3の実施形
態を示すもので、図12はそのタグの正面図、図13は
応答回路の構成を示す図である。図12及び図13にお
いて図7乃至図11と同一符号を付したものは図7乃至
図11と同一のものを示している。そして、このタグ3
1は、パッケージ32と、ICチップ23と、アンテナ
24で構成されている。また、符号24c,24dはア
ンテナ端子で、ICチップ23の端子23c,23dと
それぞれ接続されており、端子23cは検出回路11に
接続されているとともに端子23dは変調回路15に接
続されている。そして、この構成では、止め金具29
(図13参照)でアンテナ端子24c,24dがショー
ト(短絡)されると、変調回路15の出力がアンテナ2
4に接続された状態となる構造になっている。
【0036】そして、このように構成されたタグ31
は、図7乃至図11に示した第2の実施形態の場合と同
様にして衣類に固定されて使用され、止め金具29がア
ンテナ端子24c,24dに取り付けられた状態で第2
の実施形態と同様の動作を行う。
【0037】また、止め金具29が取り付けられていな
い使用前のタグ31の場合は、アンテナ24の配線がア
ンテナ端子24c,24d間で断線状態となっているた
め、質問信号の電波を受けても応答信号を返すことはな
い。つまり、不活性な状態となっている。
【0038】したがって、この第3の実施形態における
タグ31によれば、ICチップ23に端子23c,23
dを設け、止め金具29によってアンテナ端子24c,
24dが短絡された場合、変調回路15の出力がアンテ
ナ24に供給され、応答回路が活性化されるように構成
したので、第2の実施形態の場合と同様の効果が得られ
る。
【0039】なお、第2,第3の実施形態では、タグ2
1,31におけるパッケージ22,32の開口部27を
持つ取付孔26に衣類の掛け紐やボタンの取り付け糸を
通し、その後から止め金具29で開口部27を閉鎖して
取り付けるようにした構造を開示したが、その部分を帯
状とし、この部分を折り返してループ状にし、止め金具
29でそのループを閉鎖するとともに応答回路を活性化
するようにしても良く、さらにはアンテナ端子24a,
24bの一部を露出させて導電テープでつなぎ、ループ
を閉鎖するようにしても差し支えないものである。
【0040】次に、図14及び図15は、本発明の第4
の実施形態、特にアンテナ端子の一部を露出させて設け
た構造のタグを示すものであり、図14はそのタグを使
用状態で示す正面図、図15はそのタグを使用前の状態
で示す正面図である。図14及び図15において図7乃
至図11と同一符号を付したものは図7乃至図11と同
一のものを示している。そして、このタグ41は、パッ
ケージ32と、ICチップ23と、アンテナ24で構成
されている。
【0041】さらに詳述すると、パッケージ32は、図
7乃至図11に示したタグ21と同様に、プラスチック
等で可撓性を有した板またはシート状に形成された弾性
基材32Aと、この基材32Aの一面上に貼り付けられ
ているナイロン等の保護シート32B等で構成されてお
り、一端側には取付孔26と、この取付孔26を開口す
るための幅広スリット状の切断部27(以下、この部分
を「開口部27」と言う。)が形成されている。
【0042】ICチップ23とアンテナ24は、互いに
電気的に接続されて応答回路を構成してなるもので、こ
の応答回路の状態でパッケージ32内に配設されてい
る。また、アンテナ24の一部(以下、この部分を「ア
ンテナ端子24a,24b」と言う。)は開口部27を
挟んで接近し合う位置まで延ばされている。なお、上記
アンテナ端子24a,24bとなる部分には、金属箔あ
るいは導電性インク等が塗布されているとともに、この
アンテナ端子部24a,24bが設けられている部分の
周辺一部には切り欠き部34a,34bが設けられ、こ
の切り欠き部34a,34b内にアンテナ端子部24
a,24bが露出されている。そして、切り欠き部34
a,34b間にエンドレス状をした導電性のゴム部材3
5が掛け止めされると、このゴム部材35を通してアン
テナ端子部24a,24b間の導通が図れる構造になっ
ている。
【0043】ここで、ICチップ23とアンテナ24を
パッケージ32内に配設する方法としては、基材32A
に保護シート32Bを貼り付ける前に、まずこの基材3
2A上にICチップ23とアンテナ24とを接着剤等で
貼り付けた後、この上から保護シート22Bを基材22
Aに貼り付ける。これにより、ICチップ23及びアン
テナ24は、基材32Aと保護シート32Bとの間にア
ンテナ端子部24a,24bの一部(切り欠き部34
a,34b内に露出された部分)を除いて密封され、保
護された構成になる。
【0044】図16は上記応答回路の一例を示す回路図
である。図16において図9と同一符号を付したものは
図9と同一のものを示している。そして、ICチップ2
3内には、質問信号の検出回路11、電源回路12、制
御回路13、メモリ回路14、変調回路15、発振回路
16が組み込まれており、端子23a,23bにアンテ
ナ24が接続され、さらにアンテナ24の途中にアンテ
ナ端子24a,24bが互いに離された(非短絡)状態
で配設されている。そして、検出回路11の出力は電源
回路12及び制御回路13に入力されるとともに、発振
回路16の出力及びメモリ回路14の出力は変調回路1
5に入力され、変調回路15の出力は端子23a,23
bを通してアンテナ24に入力されている。加えて、メ
モリ回路14及び変調回路15は制御回路13により制
御可能に接続されている。
【0045】次に、このように構成されたタグ41の動
作を説明する。タグ41を衣類等に取り付ける場合は、
まず開口部27から衣類の掛け紐やボタンの取り付け糸
等を取付孔26に入れる。次いで、この後から切り欠き
部34a,34b共通にエンドレス状のゴム材35を掛
け止めし、このゴム部材35で開口部27を閉鎖して衣
類に固定する。そして、ゴム部材35が切り欠き部34
a,34bに掛け止めして取り付けられると、このゴム
部材35を通してアンテナ端子24a,24bがショー
トされ、電気的に接続された状態となる。
【0046】そして、図示せぬ質問器から質問信号とし
ての一定振幅の交流磁界若しくは電波のエネルギーを送
信し、この電波がアンテナ24に作用すると、このアン
テナ24に誘起された高周波信号、すなわち磁界若しく
は電波のエネルギーが端子23a,23bを通してIC
チップ23内の検出回路11に入力される。検出回路1
1はこの信号を分配し、一つは電源回路12へ入力す
る。すると、電源回路12は入力された高周波信号を整
流、平滑して直流電圧を作り、各回路へ電源として供給
する。検出回路11で分配されたもう一つの信号は、高
周波信号の有無を検出してその検出信号を制御回路13
へ出力する。制御回路13は検出回路11からの高周波
信号有りの信号を一定期間以上受けてから変調回路15
へ変調動作開始信号及びクロック信号を与える。また、
メモリ回路14は書き換え可能な不揮発性のメモリ回路
(EEPROM)で衣類の種類、クリーニングの方法や
所有者の識別コードが格納できるようになっている。こ
こでは既にこのコードが書き込まれている場合について
述べる。
【0047】このコードは所定のフォーマットで2値信
号によってメモリ回路14に格納されている。変調回路
15は、制御回路13からの変調動作開始信号及びクロ
ック信号に同期してメモリ回路14から識別コードを1
ビットづつ順番に読み出し、その変調された高周波信号
は端子23a,23bを通してアンテナ24に供給さ
れ、応答信号の電波として外部へ放射される。質問器
は、この電波を受信して変調された高周波信号から識別
コードを再生し、即座に衣類の種類、クリーニングの方
法や所有者を識別することができる。
【0048】一方、メモリ回路14の記憶内容を変更す
る場合は、質問器から同期信号とそれに続き書き込むべ
きコードデータで変調された書き込み信号の電波を繰り
返し送信する。変調は同期信号とそれに続くコードデー
タがシリアル変換されたON(オン)/OFF(オフ)
信号で高周波信号を変調し、断続的な電波として送信さ
れる。タグ41はアンテナ24で外部(質問器)から与
えられる磁界若しくは電波のエネルギーを受け、上述の
如く高周波信号から電源回路12によって直流電圧が作
られ、各回路に電源として供給される。また、検出回路
11はその高周波信号から電波の有無を検出してその信
号を制御回路13に出力する。ここでは、質問器からの
電波が変調された断続的な電波となっているため、検出
回路11でそれが検出され、元の同期信号とそれに続く
コードデータがシリアル変換されたON/OFF信号が
再生され、その信号が制御回路13に入力される。制御
回路13は、この同期信号を基準に書き込むべきコード
データを再生し、そのデータをメモリ回路14に書き込
む。書き込みが終了したら制御回路13は変調回路15
に書き込み終了のコード信号を送り、変調回路15は発
振回路16からの高周波信号を終了のコード信号で変調
してアンテナ24から終了信号の電波として外部に放出
される。
【0049】質問器は、この電波を受信し、書き込み動
作が終了したことを確認して、書き込み信号電波の送信
を停止する。すると、確認のために質問器は質問信号と
しての一定振幅の電波を送信し、上述の如くタグ41か
らデータを読み出し、書き込むべきデータと照合して、
一致したら一連の書き込み動作を終了する。また、一致
しない場合は、再度書き込み動作を行う。
【0050】ここで、導電性のゴム材35が取り付けら
れていない使用前のタグ41の場合は、アンテナ24の
配線がアンテナ端子24a,24b間で断線状態となっ
ているため、アンテナ24に誘起された高周波信号がI
Cチップ23に入力されないために質問信号の電波を受
けても応答信号を返すことはない。つまり、不活性な状
態となっている。
【0051】さらに、使用後は取付孔26を開口するた
めに、導電性のゴム材35が外され、するとアンテナ端
子24a,24b間が断線状態となり、やはり不活性な
状態となる。すなわち、導電性のゴム材35が挿入され
たことで、アンテナ端子24a,24b間が電気的に接
続状態になるとともに、取付孔26が閉鎖されて衣類に
固定された場合のみ活性化され、質問器からの質問信号
に対する応答信号の返送あるいはメモリ回路14の記憶
内容の変更ができる。
【0052】したがって、この第4の実施形態における
タグ41によれば、次の(f)〜(h)に述べるような
効果が期待できる。 (f)タグ41のパッケージ32に開口部27を有する
取付孔26を設けるとともに、電気的に接続し応答回路
を活性化するためのアンテナ端子24a,24bを設け
て、使用時にはゴム材35で開口部27を閉鎖すると、
アンテナ端子24a,24bとの間が電気的に接続され
て応答回路が活性化されるように構成したので、開口部
27の閉鎖によって応答回路の活性化への移行と衣類の
固定が同時にできる。 (g)また、アンテナ端子24a,24bの一部を露出
させた切欠部34a,34bを設け、この切欠部34
a,34bに導電性のゴム材35を取り付けることによ
り、アンテナ端子24a,24b間に確実に接続させる
ことができるので接続が簡単になる。 (h)さらに、導電性のゴム材35によって応答回路が
活性化されるため、近くにある未使用のタグや使用済み
のタグは質問電波に反応せず、それらとの混信が起こる
こともない。
【0053】なお、上記各実施の形態の説明では、クリ
ーニングに使用されるタグについて説明したが、クリー
ニングに限ることなく、これ以外のものに使用しても良
いことは勿論のことである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
タグのパッケージの一部に取付用の孔と、この取付孔を
開口するためのスリット状の切断部を設けているので、
例えば衣類の襟紐等を切断部を通して取付孔内に挿入さ
せて、簡単に取り付けることができ、取付後は切断部が
閉じるので使用中は外れにくく、さらに使用後の取り外
しも簡単にできる。また、これを使用することで、質問
器からの質問信号により即座に衣類の種類、クリーニン
グの方法や所有者等を判明することができるので、仕分
け作業の大幅な効率化が図れる等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態として示すタグの正面
図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】第1の実施形態における応答回路の一例を示す
図である。
【図4】第1の実施形態の動作説明図である。
【図5】第1の実施形態の一変形例を示す図である。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態として示すタグの正面
図である。
【図8】図7のC−C線に沿う断面図である。
【図9】第2の実施形態における応答回路の一例を示す
図である。
【図10】第2の実施形態の動作説明図である。
【図11】図10のD−D線拡大断面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態として示すタグの正
面図である。
【図13】第3の実施形態における応答回路の一例を示
す図である。
【図14】本発明の第4の実施形態を使用状態で示すタ
グの正面図である。
【図15】本発明の第4の実施形態を使用前の状態で示
すタグの正面図である。
【図16】第4の実施形態における応答回路の一例を示
す図である。
【図17】従来のタグの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,21,31,41 タグ 2,22,32 パッケージ 2A,22A 基材 2B,22B 保護シート 3,23 ICチップ 4,24 アンテナ 6,26 取付孔 7 切断部 8 切り欠き部分(挿入ガイド部) 24a,24b アンテナ端子 28a,28b マーク 29 止め金具 35 導電性のゴム部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01S 13/74

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質問器からの信号に応答する信号を出力
    できる応答回路をパッケージ内に設けてなるタグにおい
    て、 前記パッケージを可撓性を有したシート状に形成すると
    ともに、 前記パッケージの一部に、取付用の孔と、この取付孔を
    開口するためのスリット状の切断部を設けたことを特徴
    とするタグ。
  2. 【請求項2】 前記切断部に、前記取付孔の内側若しく
    は前記パッケージの外周側から切り欠かれてなる挿入ガ
    イド部分を設けた請求項1に記載のタグ。
  3. 【請求項3】 前記パッケージは樹脂製の弾性基材と、
    この基材の一面側に接着された樹脂製の保護シートとで
    なり、前記応答回路を前記基材と前記保護シートとの間
    に挟んでシールしてなる請求項1に記載のタグ。
  4. 【請求項4】 質問器からの信号に応答する信号を出力
    できる応答回路をパッケージ内に設けてなるタグにおい
    て、 前記パッケージを可撓性を有したシート状に形成し、 前記パッケージの一部に、取付用の孔と、この取付孔を
    開口するためのスリット状の切断部を設けるとともに、 前記切断部を挟んだ両側の位置に、前記切断部を跨いで
    取り付けられる導電性の止め部材を受けて導通させるた
    めの端子を各々設け、 前記止め部材を前記両端子に取り付けると、前記切断部
    が閉鎖されるとともに前記応答回路が活性化するように
    したことを特徴とするタグ。
  5. 【請求項5】 前記パッケージは樹脂製の弾性基材と、
    この基材の一面側に接着された樹脂製の保護シートとで
    なり、前記応答回路を前記基材と前記保護シートとの間
    に挟んでシールして成る請求項4に記載のタグ。
  6. 【請求項6】 前記活性化するための端子は、前記応答
    回路上に設けられている請求項4に記載のタグ。
  7. 【請求項7】 前記活性化するための端子の位置に、前
    記止め部材の固定位置であることを示すマークを設けた
    請求項4に記載のタグ。
  8. 【請求項8】 アンテナとメモリ回路と変調回路とを有
    し、外部から与えられる磁界若しくは電波のエネルギー
    を電力として動作し、質問器から無線伝送される質問信
    号に対し、前記メモリ回路に格納された情報で高周波信
    号を前記変調回路で変調し応答信号を送信する応答回路
    をパッケージ内に設けてなるタグにおいて、 前記パッケージを可撓性を有したシート状に形成すると
    ともに、 前記パッケージの一部に、取付用の孔と、この取付孔を
    開口するためのスリット状の切断部を設けてなることを
    特徴とするタグ。
  9. 【請求項9】 前記切断部に、前記取付孔の内側若しく
    は前記パッケージの外周側から切り欠かれた挿入ガイド
    部分を設けた請求項8に記載のタグ。
  10. 【請求項10】 前記パッケージは樹脂製の弾性基材
    と、この基材の一面側に接着された樹脂製の保護シート
    とでなり、前記応答回路を前記基材と前記保護シートと
    の間に挟んでシールしてなる請求項8に記載のタグ。
  11. 【請求項11】 アンテナとメモリ回路と変調回路とを
    有し、外部から与えられる磁界若しくは電波のエネルギ
    ーを電力として動作し、質問器から無線伝送される質問
    信号に対し、前記メモリ回路に格納された情報で高周波
    信号を前記変調回路で変調し応答信号を送信する応答回
    路をパッケージ内に設けてなるタグにおいて、 前記パッケージを可撓性を有したシート状に形成し、 前記パッケージの一部に取付用の孔と、この取付孔を開
    口するためのスリット状の切断部を設けるとともに、 前記切断部を挟んだ両側の位置に、前記切断部を跨いで
    取り付けられる導電性の止め金具を受けるための端子を
    各々設け、 前記止め金具を前記両端子に取り付けると、前記切断部
    が閉鎖されるとともに前記応答回路が活性化するように
    したことを特徴とするタグ。
  12. 【請求項12】 前記パッケージは樹脂製の弾性基材
    と、この基材の一面側に接着された樹脂製の保護シート
    とでなり、前記応答回路を前記基材と前記保護シートと
    の間に挟んでシールしてなる請求項11に記載のタグ。
  13. 【請求項13】 前記活性化するための端子は、前記ア
    ンテナの配線上に設けられ、前記止め金具により電気的
    に接続されることにより前記応答回路が活性化されるよ
    うに構成した請求項11に記載のタグ。
  14. 【請求項14】 前記活性化するための端子は、前記応
    答回路上に設けられた専用端子に接続するように構成し
    た請求項11に記載のタグ。
  15. 【請求項15】 前記活性化するための端子の位置に、
    前記止め金具の固定位置であることを示すマークを設け
    た請求項11に記載のタグ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6830195B2 (en) 2002-03-25 2004-12-14 Leading Information Technology Institute, Inc. Merchandise tag

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