JP2006343171A - フライングキャパシタ方式電圧測定装置 - Google Patents

フライングキャパシタ方式電圧測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】測定系の故障の種類や故障箇所の特定が可能なフライングキャパシタ方式電圧測定装置を提供すること。
【解決手段】直列接続されたN個の電圧源V1〜V5を含む高圧電源Vと、フライングキャパシタ3と、N個の電圧源に接続された(N+1)個の電圧検出端子T1〜T6をフライングキャパシタ3に選択的に接続する(N+1)個のスイッチS1〜S6を含むマルチプレクサ1,2と、電圧計測手段7と、フライングキャパシタ3の両端電圧を電圧計測手段7に供給するサンプルスイッチ4とを有するフライングキャパシタ方式電圧測定装置であって、マルチプレクサ1,2とフライングキャパシタ3の間に設けられ、マルチプレクサ1,2のスイッチの開閉に連動して開閉する故障検出スイッチ9を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、フライングキャパシタ方式電圧測定装置に関し、特に、測定系の故障の種類や故障箇所の特定が可能なフライングキャパシタ方式電圧測定装置に関する。
電気自動車の電源のように、多数個の電池(電圧源)を直列接続して構成される高圧電源において、高圧電源を構成する各個別電池(電圧源)の電圧を、それぞれ測定する装置として、フライングキャパシタ方式電圧測定装置がある。このような装置は、たとえば、特開平11−248755号公報(特許文献1)に開示されている。
特開平11−248755号公報
しかしながら、上述の従来装置では、電圧源に接続するマルチプレクサのスイッチがショート故障した場合、多電圧源の計測時に回路がショート状態となってしまう。また、測定系の故障の種類や故障箇所の特定をすることができない。
そこで本発明は、上述の課題に鑑み、測定系の故障の種類や故障箇所の特定が可能なフライングキャパシタ方式電圧測定装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、直列接続されたN個の電圧源を含む高圧電源と、フライングキャパシタと、前記N個の電圧源に接続された(N+1)個の電圧検出端子を前記フライングキャパシタに選択的に接続する(N+1)個の電圧サンプルスイッチを含むマルチプレクサと、電圧計測手段と、前記フライングキャパシタの両端電圧を前記電圧計測手段に供給するサンプル電圧計測スイッチとを有するフライングキャパシタ方式電圧測定装置であって、前記マルチプレクサと前記フライングキャパシタの間に設けられ、前記マルチプレクサの電圧サンプルスイッチの開閉に連動して開閉する故障検出スイッチを備えている
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、直列接続されたN個の電圧源を含む高圧電源と、フライングキャパシタと、前記N個の電圧源に接続された(N+1)個の電圧検出端子を前記フライングキャパシタに選択的に接続する(N+1)個の電圧サンプルスイッチを含むマルチプレクサと、電圧計測手段と、前記フライングキャパシタの両端電圧を前記電圧計測手段に供給するサンプル電圧計測スイッチとを有するフライングキャパシタ方式電圧測定装置であって、前記マルチプレクサと前記フライングキャパシタの間に設けられ、前記マルチプレクサの電圧サンプルスイッチの閉による前記フライングキャパシタへの充電時には閉じられており、前記サンプル電圧計測スイッチの閉による前記フライングキャパシタからの両端電圧の前記電圧計測手段への供給時には開けられる故障検出スイッチを備えていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、前記マルチプレクサは、前記直列接続されたN個の電圧源に接続された(N+1)個の前記電圧検出端子のうちの奇数番目の電圧検出端子を前記フライングキャパシタの一方の端子側に選択的に接続する第1のマルチプレクサと、前記(N+1)個の電圧検出端子のうちの偶数番目の電圧検出端子を前記フライングキャパシタの他方の端子側に選択的に接続する第2のマルチプレクサとを含むことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、前記マルチプレクサは、前記直列接続されたN個の電圧源に接続された前記(N+1)個の電圧検出端子を前記フライングキャパシタに選択的に接続する(N+1)個の電圧サンプルスイッチと、前記(N+1)個の電圧サンプルスイッチのうちの1番目からN番目までの電圧サンプルスイッチと前記フライングキャパシタの一方の端子間に、それぞれ、前記電圧サンプルスイッチから前記フライングキャパシタへ導通する極性で接続されたN個のダイオードと、前記(N+1)個の電圧サンプルスイッチのうちの2番目から(N+1)番目までの電圧サンプルスイッチと前記フライングキャパシタの他方の端子間に、それぞれ、前記フライングキャパシタから前記電圧サンプルスイッチへ導通する極性で接続されたN個のダイオードとをさらに備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、前記電圧計測手段による前記各電圧源の電圧測定結果に基づき、n番目の電圧源V(n)の測定値のみ正常で、残り全ての電圧源の測定値が異常か否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段で、n番目の電圧源V(n)の測定値のみ正常で、残り全ての電圧源の測定値が異常と判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の測定値は完全な正常値か否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値も異常と判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の測定異常値はゼロボルトか否かを判定する第3の判定手段と、前記第2の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値は完全な正常値であると判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるショート故障が発生していると推定する第1の推定手段と、前記第2の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値は完全な正常値と判定されなかった場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるレアショート故障が発生していると推定する第2の推定手段と、前記第3の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定異常値はゼロボルトと判定された場合、 前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるオープン故障が発生していると推定する第3の推定手段と、前記第3の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定異常値はゼロボルトと判定されかった場合、 前記n番目の電圧源V(n)の異常が発生していると推定する第4の推定手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、前記第1の推定手段の推定結果に基づき、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるプラス側ラインに接続されている前記マルチプレクサの電圧サンプルスイッチのみを閉じて、前記n番目の電圧源V(n)の電圧の計測が可能か否かを判定する第4の判定手段と、前記第4の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の電圧の計測が可能と判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのうちのマイナス側ラインにおけるショート故障が発生していると推定する第5の推定手段と、前記第4の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の電圧の計測が可能と判定されなかった場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのうちのプラス側ラインにおけるショート故障が発生していると推定する第6の推定手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項4記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、前記電圧計測手段による前記各電圧源の電圧測定結果に基づき、n番目の電圧源V(n)の測定値が規格上限以上または下限以下の値になっているか否かを判定する第5の判定手段と、前記第5の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値が規格上限以上の値になっていると判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)と(n−1)番目の電圧源V(n−1)の直列電圧を計測し、計測した測定値が、n番目の電圧源V(n)の測定値と等しいか否かを判定する第6の判定手段と、前記第5の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値が下限以下の値になっている判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の測定値がゼロボルトか否かを判定する第7の判定手段と、前記第7の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値がゼロボルトと判定されなかった場合、(n+1)番目の電圧源V(n+1)の電圧を計測し、計測した測定値が、規格上限以上の値になっているか否かを判定する第8の判定手段と、前記第6の判定手段で、計測した測定値が、n番目の電圧源V(n)の測定値と等しいと判定された場合、前記(n−1)番目の電圧源V(n−1)の電圧計測ラインにおけるショート故障と推定する第7の推定手段と、前記第6の判定手段で、計測した測定値が、n番目の電圧源V(n)の測定値と等しいと判定されなかった場合、または第8の判定手段で、計測した測定値が、規格上限以上の値になっていると判定されなかった場合、前記n番目の電圧源V(n)の異常と推定する第8の推定手段と、前記第8の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値がゼロボルトと判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)が異常またはその電圧計測ラインにおけるオープン故障が発生していると推定する第9の推定手段と、前記第7の判定手段で、計測した測定値が、規格上限以上の値になっていると判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるレアショート故障が発生していると推定する第10の推定手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、前記電圧計測手段は、第7の推定手段の推定結果に基づき、ショート故障と推定された電圧計測ラインを+側とする電圧源V(n−1)の電圧計測を行い、その計測値を電圧源V(n−1)の電圧と推定し、ショート故障と推定された電圧計測ラインを−側とする電圧源V(n−2)の電圧計測を行い、その計測値を電圧源V(n−2)の電圧と推定すると共に、前記電圧源V(n−1)およびV(n−2)以外の電圧源の電圧計測を行い、その計測値から前記電圧源V(n−1)またはV(n−2)の計測値を減算することにより、前記電圧源V(n−1)およびV(n−2)以外の電圧源の電圧と推定することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項5から7のいずれか1項に記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、前記推定手段のいずれかの推定結果を警報する警報手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項1および2記載の発明によれば、故障検出スイッチを設けたことにより、マルチプレクサのスイッチのショート故障が発生した場合に、二次故障を起こすことなく、ショート故障を検出することができる。フライングキャパシタの両端電圧を電圧計測手段で読み込む際に、故障検出スイッチを開くことで、マルチプレクサからフライングキャパシタまでのフローティングラインを電気的に遮断できるため、電波の共振防止などノイズ性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、両極性のフライングキャパシタを用いたフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、故障検出スイッチを設けたことにより、マルチプレクサのスイッチのショート故障が発生した場合に、二次故障を起こすことなく、ショート故障を検出することができる。
請求項4記載の発明によれば、単極性のフライングキャパシタを用いたフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、故障検出スイッチを設けたことにより、マルチプレクサのスイッチのショート故障が発生した場合に、二次故障を起こすことなく、ショート故障を検出することができる。
請求項5、6および7記載の発明によれば、故障の種類、箇所を推定することができる。
請求項8記載の発明によれば、故障発生時にも、電圧源の電圧の正確な推定が可能となる。
請求項9記載の発明によれば、故障発生を警報することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に係るフライングキャパシタ方式電圧測定装置の構成を示す回路図である。
フライングキャパシタ方式電圧測定装置は、高圧電源Vの電圧検出端子T1〜T6に接続された第1のマルチプレクサ1および第2のマルチプレクサ2、両極性のフライングキャパシタ3、サンプル電圧計測スイッチ4、電圧計測手段としてのマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)7、I/F(インターフェース)回路8および故障検出スイッチ9を含む。
高圧電源Vは、直列接続されたN個(この形態では、たとえばN=5)の電圧源(たとえば、単電池)V1〜V5を含む。各電圧源V1〜V5は、同一電圧を有し、(N+1)個(この形態では、たとえば6個)の電圧検出端子T1〜T6に、それぞれ接続されている。
第1のマルチプレクサ1は、一方の端子が各電圧検出端子T1,T3,T5にそれぞれ短絡防止用の電流制限抵抗R1,R3,R5を介して接続されかつ他方の端子が故障検出スイッチ9に接続された電圧サンプルスイッチS1,S3,S5を含む。また、第2のマルチプレクサ2は、一方の端子が各電圧検出端子T2,T4,T6にそれぞれ短絡防止用の電流制限抵抗R2,R4,R6を介して接続されかつ他方の端子が故障検出スイッチ9に接続された電圧サンプルスイッチS2,S4,S6を含む。
サンプル電圧計測スイッチ4は、一方の端子がフライングキャパシタ3の一方の端子に接続されたスイッチ4aと、一方の端子がフライングキャパシタ3の他方の端子に接続されたスイッチ4bを含む。スイッチ4aおよび4bの他方の端子は、I/F回路8の入力側に接続されている。
I/F回路8は、サンプル電圧計測スイッチ4を介して供給されるフライングキャパシタ3の両端電圧を接地電位に対する電圧に変換するものであり、たとえば、分圧回路や差動増幅回路で構成される。I/F回路8の出力側は、マイコン7の入力ポートA/D1に接続されている。マイコン7は、その電源ポートVccに、電源+Vccからの駆動電圧が供給される。
故障検出スイッチ9は、第1のマルチプレクサ1とフライングキャパシタ3の一方の端子の間に接続されたスイッチ9aと、第2のマルチプレクサ2とフライングキャパシタ3の他方の端子の間に接続されたスイッチ9bを含む。
次に、上述の構成を有するフライングキャパシタ方式電圧測定装置の通常測定モード時の電圧測定動作について説明する。まず、マルチプレクサ1および2の電圧サンプルスイッチS1〜S6、故障検出スイッチ9のスイッチ9a,9bおよびサンプル電圧計測スイッチ4のスイッチ4a,4bが全て開いている状態から、第1のマルチプレクサ1の電圧サンプルスイッチS1と第2のマルチプレクサ2の電圧サンプルスイッチS2と故障検出スイッチ9のスイッチ9a,9bとを連動して閉じると、電圧源V1、電圧検出端子T1、電流制限抵抗R1、電圧サンプルスイッチS1、スイッチ9a、フライングキャパシタ3、スイッチ9b、電圧サンプルスイッチS2、電流制限抵抗R2および電圧検出端子T2により閉回路が形成される。それにより、電圧源V1の電圧が、電圧サンプルスイッチS1に接続されているフライングキャパシタ3の端子側がプラスの極性になるように、フライングキャパシタ3に充電される。
次に、電圧サンプルスイッチS1,S2およびスイッチ9a,9bを連動して開いて、サンプル電圧計測スイッチ4のスイッチ4aおよび4bを所定期間閉じ、フライングキャパシタ3の両端電圧、すなわち電圧源V1の電圧をサンプル電圧計測スイッチ4およびI/F回路8を介して、マイコン7の入力ポートA/D1に供給する。それにより、供給された両端電圧はA/D変換され、その値が電圧源V1の電圧を示すデジタル値としてマイコン7で読み込まれる。
次に、電圧サンプルスイッチS2およびS3と故障検出スイッチ9のスイッチ9a,9bとを連動して閉じると、電圧源V2、電圧検出端子T2、電流制限抵抗R2、電圧サンプルスイッチS2、スイッチ9b、フライングキャパシタ3、スイッチ9a、電圧サンプルスイッチS3、電流制限抵抗R3および電圧検出端子T3により閉回路が形成される。それにより、電圧源V2の電圧が、電圧源V1の測定時と逆極性で、すなわち、電圧サンプルスイッチS2に接続されているフライングキャパシタ3の端子側がプラスの極性になるように、フライングキャパシタ3に充電される。
次に、電圧サンプルスイッチS2,S3およびスイッチ9a,9bを連動して開いて、サンプル電圧計測スイッチ4のスイッチ4aおよび4bを所定期間閉じ、フライングキャパシタ3の両端電圧、すなわち電圧源V2の電圧をサンプル電圧計測スイッチ4およびI/F回路8を介して、マイコン7の入力ポートA/D1に供給する。それにより、供給された両端電圧はA/D変換され、その値が電圧源V2の電圧を示すデジタル値としてマイコン7で読み込まれる。
以下同様に、第1のマルチプレクサ1及び第2のマルチプレクサ2の各スイッチの開閉タイミングを、電圧サンプルスイッチS3およびS4、S4およびS5、S5およびS6の組み合わせにより順次マルチプレックスして、それぞれ、電圧源V3、V4およびV5の各電圧を示す値が、マイコン7で読み込まれる。
次に、上述の通常測定モードの動作中に故障を検出する故障判定モードの動作説明を、図2および図3に示すフローチャートを参照して説明する。この故障判定モードは、CPU7による制御に基づいて行われる。
まず、通常測定モード中の各電圧源の電圧を順次測定した結果、n番目の電圧源V(n)のみ正常値であり、残りの電圧源の測定結果が全て異常値か否かを判定する(ステップS1;第1の判定手段)。ここで、電圧サンプルスイッチのショート故障の影響は、全電圧源の計測値に影響を及ぼすが、通常計測は、マイコン7への読み込み時、故障検出スイッチ9のスイッチ9aおよび9bを開いて計測するため、唯一正常な計測値となる電圧源の電圧計測ラインにおけるショート故障発生と判断することができる。
ステップS1の答がYesならば、次いで、計測されたn番目の電圧源V(n)の電圧が、完全な正常値か否かを判定する(ステップS2;第2の判定手段)。ここでは、正常値の判定に幅を持たせ、低めの正常値ではない完全な正常値か否かを判定している。たとえば、電圧5Vの単電圧源の正常値の範囲を4.8〜5.0Vと設定し、計測値が5.0Vならば完全な正常値であり、5.0Vより低い値なら低めの正常値とする。
ステップS2の答がYesならば(すなわち、完全な正常値ならば)、次いで、n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのショート故障と推定する(ステップS3;第1の推定手段)。また、この推定結果に基づき、警報手段としての図示しない表示器やブザーを駆動してショート故障を警報する。ステップS2の答がNoならば(すなわち、完全な正常値ではないが正常値の範囲内の低めの正常値であれば)、次いで、n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのレアショート故障と推定する(ステップS4;第2の推定手段)。また、この推定結果に基づき、警報手段としての図示しない表示器やブザーを駆動してレアショート故障を警報する。
一方、ステップS1の答がNoならば、次いで、異常値が計測されたn番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのオープン故障または電圧源異常と判定する(ステップS5)。また、この判定に基づき、図示しない表示器やブザーを駆動して電圧源異常を警報する。次に、計測されたn番目の電圧源V(n)の異常値が0(ゼロ)ボルトか否かを判定する(ステップS6;第3の判定手段)。その答がYesならば、次いで、n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのオープン故障と推定する(ステップS8;第3の推定手段)。また、この推定結果に基づき、警報手段としての図示しない表示器やブザーを駆動してオープン故障を警報する。ステップS6の答がNoならば、次いで、n番目の電圧源V(n)の異常と推定する(ステップS7;第4の推定手段)。また、この推定結果に基づき、警報手段としての図示しない表示器やブザーを駆動して電圧源異常を警報する。
このように、n番目の電圧源V(n)のみ正常値であり、残りの電圧源の測定結果が全て異常値か否かの判定に基づくステップS1〜S8の作業により、n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのレアショート故障、ショート故障またはオープン故障、あるいはn番目の電圧源V(n)の異常と推定される。また、それぞれの故障や異常が、警報手段としての図示しない表示器やブザーを駆動して警報される。なお、それぞれの故障や異常は、区別できる形態で警報される。
次に、ステップS3またはS8のように、n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのショート故障またはオープン故障と判定された場合は、ステップS9の故障時計測モードに進む。
この故障時計測モードでは、まず、ショート故障か否かを判定する(ステップS10)。その答がNoならば(すなわち、オープン故障ならば)、次いで、オープン部分のn番目の電圧源V(n)の電圧値を推定する(ステップS11)。この推定値は、全電圧一括計測値から(オープンライン以外の電圧源の計測値の合計)を減算する計算で求められる。
ステップS10の答がYesならば(すなわち、ショート故障ならば)、次いで、異常ラインの+側ラインの電圧サンプルスイッチのみを閉じて、電圧計測可能か否かを判定する(ステップS12)。その答がYesならば、次いで、異常ラインの−側ラインの電圧サンプルスイッチのショート故障と推定する(ステップS13;第5の推定手段)。また、この推定結果に基づき、警報手段としての図示しない表示器やブザーを駆動して、異常ラインの−側ラインの電圧サンプルスイッチのショート故障を警報する。次いで、ステップS15に進む。
ステップS12の答がNoならば、異常ラインの+側ラインの電圧サンプルスイッチのショート故障と推定する(ステップS14;第6の推定手段)。また、この推定結果に基づき、警報手段としての図示しない表示器やブザーを駆動して、異常ラインの+側ラインの電圧サンプルスイッチのショート故障を警報する。次いで、ステップS15に進む。
ステップS15で、ショートラインを含む単電圧源の計測可能と推定する。また、合計奇数となる複数の直列電圧源の合計値の計測可能と推定する。たとえば、(V(n)+V(n+1)+V(n+2))の合計値や(V(n)+V(n+1)+V(n+2)+V(n+3)+V(n+4))の合計値の計測が可能である。
このように、電圧源V(n)の電圧計測ラインの故障と推定された場合は、その旨の警報を発しながら、応急的に一部の電圧源の電圧を算出することができる。
(第2の実施形態)図4は、本発明の第2の実施形態に係るフライングキャパシタ方式電圧測定装置の構成を示す回路図である。
図4において、フライングキャパシタ方式電圧測定装置は、高圧電源Vの電圧検出端子に接続されたマルチプレクサ12、単極性のフライングキャパシタ13、サンプル電圧計測スイッチ4、マイコン7、I/F(インターフェース)回路8、故障検出スイッチ9、ダイオード17a〜17e,18b〜18fおよび補正手段としての補正回路19−1〜19−5を含む。
高圧電源Vは、直列接続されたN個(この形態では、たとえばN=5)の電圧源(たとえば、単電池)V1〜V5を含む。各電圧源V1〜V5は、同一電圧を有し、(N+1)個(この形態では、たとえば6個)の電圧検出端子T1〜T6にそれぞれ接続されている。
マルチプレクサ12は、各電圧検出端子T1〜T6にそれぞれ接続された(N+1)個(この形態では、たとえば6個)の電圧サンプルスイッチ12a〜12fを含む。また、1番目から5番目までの電圧サンプルスイッチ12a〜12eは、それぞれ、5個のダイオード17a〜17eおよび故障検出スイッチ9を介して、フライングキャパシタ13の一方の端子(たとえば、+端子)に接続されている。ダイオード17a〜17eは、それぞれ、電圧サンプルスイッチ12a〜12eからフライングキャパシタ13へ導通する極性で、すなわち、そのアノードが各電圧サンプルスイッチ12a〜12e側にかつカソードがフライングキャパシタ13側になるように接続されている。
また、2番目から6番目までの電圧サンプルスイッチ12b〜12fは、それぞれ、5個のダイオード18b〜18fおよび故障検出スイッチ9を介して、フライングキャパシタ13の他方の端子(たとえば、−端子)に接続されている。各ダイオード18b〜18fは、それぞれ、フライングキャパシタ13から各電圧サンプルスイッチ12b〜12fへ導通する極性で、すなわち、そのアノードがフライングキャパシタ13側にかつカソードが各電圧サンプルスイッチ12b〜12f側になるように接続されている。
サンプル電圧計測スイッチ4は、フライングキャパシタ13の+端子に接続されたスイッチ4aと、フライングキャパシタ13の−端子に接続されたスイッチ4bを含む。また、スイッチ4aおよび4bは、I/F回路8の入力側に接続されている。
I/F回路8の出力側は、マイコン7の入力ポートA/D1に接続されている。マイコン7は、その電源ポートVccに電源+Vccからの電圧が供給され、入力ポートA/D2〜A/D6には、それぞれ、補正回路19−1〜19−5が接続されている。補正回路19−1は、+Vcc電源に直列接続された抵抗19a−1とダイオード19b−1および19c−1とを含み、抵抗19a−1とダイオード19b−1の接続点がマイコン7の入力ポートA/D2に接続されている。同様に、補正回路19−5は、+Vcc電源に直列接続された抵抗19a−5とダイオード19b−5および19c−5とを含み、抵抗19a−5とダイオード19b−5の接続点がマイコン7の入力ポートA/D6に接続されている。(なお、入力ポートA/D2〜A/D5にも、それぞれ、同様の構成の補正回路19−2〜19−4が接続されているが、ここでは図示していない。)
なお、ダイオードは、少なくとも2素子入りのダイオードアレイとしての多端子(この実施形態では4端子)パッケージ品を使用し、その1個を電圧測定ライン用とし、残りの1個を補正回路用とする。たとえば、ダイオード17aおよびダイオード19b−1の組み合わせ、ダイオード18bおよびダイオード19c−1の組み合わせ、ダイオード17eおよびダイオード19b−5の組み合わせ、ダイオード18fおよびダイオード19c−5の組み合わせを、それぞれ同一パッケージ品とする。(なお、図示していない補正回路19−2〜19−4におけるダイオードも、前述と同様の組み合わせ方による同一パッケージ品とされる。)
故障検出スイッチ9は、ダイオード17a〜17eとフライングキャパシタ13の+端子の間に接続されたスイッチ9aと、ダイオード18b〜18fとフライングキャパシタ13の−端子の間に接続されたスイッチ9bを含む。
次に、上述の構成を有するフライングキャパシタ方式電圧測定装置の通常測定モード時の電圧測定動作について説明する。まず、マルチプレクサ12の電圧サンプルスイッチ12a〜12f、故障検出スイッチ9のスイッチ9a,9bおよびサンプル電圧計測スイッチ4のスイッチ4a,4bが全て開いている状態から、電圧サンプルスイッチ12aおよび12bと故障検出スイッチ9のスイッチ9a,9bを連動して閉じると、電圧源V1、電圧検出端子T1、電圧サンプルスイッチ12a、ダイオード17a、スイッチ9a、フライングキャパシタ13、スイッチ9b、ダイオード18b、電圧サンプルスイッチ12bおよび電圧検出端子T2により閉回路が形成される。それにより、電圧源V1の電圧が、フライングキャパシタ13に充電される。
次に、電圧サンプルスイッチ12a,12bおよびスイッチ9a,9bを連動して開いて、サンプル電圧計測スイッチ4のスイッチ4aおよび4bを所定期間閉じ、フライングキャパシタ13の両端電圧をサンプル電圧計測スイッチ4およびI/F回路8を介して、マイコン7の入力ポートA/D1に供給する。それにより、供給された両端電圧はA/D変換され、その値が電圧源V1の電圧を示すデジタル値としてマイコン7で読み込まれる。
次に、図示しないリセットスイッチ等によってフライングキャパシタ13に充電された電圧が充分に放電された後、電圧サンプルスイッチ12bおよび12cと故障検出スイッチ9のスイッチ9a,9bを連動して閉じると、電圧源V2、電圧検出端子T2、電圧サンプルスイッチ12b、ダイオード17b、スイッチ9a、フライングキャパシタ13、スイッチ9b、ダイオード18c、電圧サンプルスイッチ12cおよび電圧検出端子T3により閉回路が形成される。それにより、電圧源V2の電圧が、フライングキャパシタ13に充電される。
次に、電圧サンプルスイッチ12b,12cおよびスイッチ9a,9bを連動して開いて、サンプル電圧計測スイッチ4のスイッチ4aおよび4bを所定期間閉じ、フライングキャパシタ13の両端電圧をサンプル電圧計測スイッチ4およびI/F回路8を介して、マイコン7の入力ポートA/D1に供給する。それにより、供給された両端電圧はA/D(アナログ/デジタル)変換され、その値が電圧源V2の電圧を示すデジタル値としてマイコン7で読み込まれる。
以下同様に、電圧サンプルスイッチ12cおよび12d、12dと12e、12eおよび12fの組み合わせにより、それぞれ、電圧源V3〜V5の各電圧を示すデジタル値が、マイコン7で読み込まれる。
なお、上述の説明は、1個の電圧源の電圧を測定する場合について説明したが、この装置では、これに限らず、2個の電圧サンプルスイッチの任意の組み合わせの開閉により、2個以上の電圧源の直列接続状態での電圧を測定することもできる。したがって、この第2の実施形態では、電圧検出端子の奇数番目と偶数番目間の電圧測定に限らず、奇数番目−奇数番目間や、偶数番目−偶数番目間の電圧測定も可能となる。
また、2つの電圧サンプルスイッチの組み合わせを閉じて閉回路が形成されたとき、閉回路中に挿入される2つのダイオードの順方向電圧降下による電圧損失分が発生するが、この電圧損失分は、補正回路19−1〜19−5で補正される。
すなわち、電圧測定のための閉回路にダイオード17aおよび18bが含まれる場合は、マイコン7は、入力ポートA/D1に供給され測定された電圧のデジタル値に対して、入力ポートA/D2に供給される、補正回路19−1の2つのダイオード19b−1および19c−1の順方向電圧降下に相当する電圧をA/D変換して読み込んだデジタル値で、上述の損失分を相殺するように補正を行う。この補正は、たとえば、入力ポートA/D1に供給された電圧と入力ポートA/D2に供給された電圧を加算する演算をマイコン7で行うことによってなされる。
同様に、電圧測定のための閉回路にダイオード17eおよび18fが含まれる場合は、マイコン7は、入力ポートA/D1に供給され測定された電圧のデジタル値に対して、入力ポートA/D6に供給される、補正回路19−5の2つのダイオード19b−5および19c−5の順方向電圧降下に相当する電圧をA/D変換して読み込んだデジタル値で、上述の損失分を相殺するように補正を行う。この補正は、たとえば、入力ポートA/D1に供給された電圧と入力ポートA/D6に供給された電圧を加算する演算をマイコン7で行うことによってなされる。
この第2の実施形態では、ダイオード17aおよびダイオード19b−1の組み合わせ、ダイオード18bおよびダイオード19c−1の組み合わせ、ダイオード17eおよびダイオード19b−5の組み合わせ、ダイオード18fおよびダイオード19c−5の組み合わせ等が、それぞれ同一パッケージ品とされているので、製造上同一ロットばかりか、同一ウェハ上のしかも同一地点の素子となるため、ほぼ同じ特性を示し、かつ、周囲温度により変動する順方向電圧降下特性も、全く同じ影響を受けることになるため同じとなり、電圧損失分の理想的な補正が可能となり、電圧源の電圧の検出精度を向上させることができる。
また、本発明の第2の実施形態によれば、電圧サンプルスイッチのショート故障時も二次故障は発生しないので、安全性が向上する。また、電圧サンプルスイッチの故障検出が可能となる。また、フライングキャパシタに単極性のものも使用できるため、コストダウン、設計の自由度拡大が可能となる。さらに、奇数−偶数電圧源間の接続部の劣化状態もモニタ可能となる。
次に、上述の通常測定モードの動作中に故障を検出する故障判定モードの動作説明を、図5および図6に示すフローチャートを参照して説明する。この故障判定モードは、CPU7による制御に基づいて行われる。
まず、通常測定モード中の各電圧源の電圧を順次測定している間に、n番目の電圧源V(n)の電圧の計測時に、計測された電圧が規格上の上限以上または下限以下になっているかを判定する(ステップS21;第5の判定手段)。
計測された電圧が上限以上になっていれば、次いで、n番目の電圧源V(n)と(n−1)番目の電圧源V(n−1)の直列接続状態の電圧を計測する(ステップS22)。次に、計測されたn番目の電圧源V(n)の電圧が、計測されたn番目の電圧源V(n)と(n+−)番目の電圧源V(n+1)の直列電圧に等しいか否かを判定する(ステップS23;第6の判定手段)。
ステップS23の答がイエスならば、(n−1)番目の電圧源V(n−1)の電圧計測ラインにおけるショート故障と推定する(ステップS24;第7の推定手段)。また、この推定結果に基づき、警報手段としての図示しない表示器やブザーを駆動してショート故障を警報する。
一方、ステップS23の答がノーならば、次いで、電圧源V(n)の電圧異常と推定する(ステップS25;第8の推定手段)。すなわち、この場合は、上述のようなショート故障ではなく、測定対象の電圧源の電圧が異常に大きくなっていると推定するのである。
次に、ステップS21に戻って、計測された電圧源V(n)の電圧が規格上の下限以下になっていれば、次いで、計測された電圧が0(ゼロ)ボルトか否かを判定する(ステップS26;第7の判定手段)。
ステップS26の答がイエスならば、次いで、n番目の電圧源V(n)の電圧異常、またはn番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのオープン故障と推定する(ステップS27;第9の推定手段)。
次に、ステップS26の答がノーならば(すなわち、n番目の電圧源V(n)の電圧が0(ゼロ)ボルトを超えて規格上の下限未満の値を示しているならば)、次いで、(n+1)番目の電圧源V(n+1)の電圧を計測する(ステップS28)。
次に、計測された電圧が規格上の上限以上になっているか否かを判定し(ステップ29;第8の判定手段)、その答がノーならば、次いでステップS25に進み、その答がイエスならば、次いでステップS30に進む。
ステップS30(第10の推定手段)では、n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのレアショート故障と推定する。
このように、n番目の電圧源V(n)の計測された電圧が、規格上限以上か下限以下かの判定に基づくステップS21〜S30の作業により、(n−1)番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのラインショート故障、あるいはn番目の電圧源V(n)の異常、n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのレアショート故障、またはn番目の電圧源V(n)の異常もしくは電圧計測ラインのショート故障、またはn番目の電圧源V(n)のレアショート故障と推定される。
次に、ステップS24のように、n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのショート故障と推定された場合は、ステップS31のショート故障時計測モードに進む。
このショート故障時計測モードでは、まず、故障判定モードでショート故障と判定された電圧計測ラインを+側とする(n−1)番目の電圧源V(n−1)に対応するマルチプレクサ12のスイッチと故障検出スイッチ9のスイッチ9a,9bを連動して閉じ、電圧源V(n−1)の電圧によりフライングキャパシタ13を充電する。次いで計測時、故障検出スイッチ9aおよび9bを開くことにより、電圧源V(n−1)の電圧計測を行い、その計測値を電圧源V(n−1)の電圧と推定する(ステップS32)。
次に、電圧源V(n−1)が最下位電圧源ではないか否かを判定する(ステップS33)。図4の回路では、最下位電圧源は電圧源V5である。その答がYesならば、次いで、n=n+1にし、電圧源V(n−1)より1つ下位のn番目の電圧源V(n)を選定し、上述の電圧源V(n−1)電圧計測と同様の手順で電圧計測を行う(ステップS34)。
次に、電圧源V(n)の電圧値を算出する(ステップS35)。この算出は、ステップS34で求められた電圧源V(n)の計測値から、ステップS32で求められた電圧源V(n−1)の計測値を減算することにより行われる。次に、ステップ33に戻り、ステップ33でYes(すなわち、電圧源V(n−1)が最下位電圧源でない)と判定されている間は、ステップS34およびS35の作業が繰り返され、その前に計測した電圧源より1つ下位の電圧源の電圧の算出が、順次行われる。
一方、ステップS33の答がNoならば(すなわち、電圧源V(n)が最下位電圧源ならば)、次いで、故障判定モードでショート故障と判定された電圧計測ラインを−側とする電圧源V(n−2)の電圧計測を行う(ステップS36)。この計測は、まず(n−2)番目の電圧源V(n−2)に対応するマルチプレクサ12のスイッチと故障検出スイッチ9のスイッチ9a,9bを連動して閉じ、電圧源V(n−2)の電圧によりフライングキャパシタ13を充電する。次いで計測時、故障検出スイッチ9aおよび9bを開くことにより行われる。
次に、n=n+1にインクリメントし、電圧源V(n−2)より1つ上位の電圧源V(n−3)を選定し、上述の電圧源V(n−2)電圧計測と同様の手順で電圧計測を行う(ステップS37)。次に、電圧源V(n−3)の電圧値を算出する(ステップS38)。この算出は、ステップS37で求められた電圧源(n−3)の計測値から、ステップS36で求められた電圧源V(n−2)の計測値を減算することにより行われる。
次に、電圧源V(n−2)が最上位電圧源か否かを判定する(ステップS39)。図4の回路では、最上位電圧源は電圧源V1である。その答がNoならば、次いで、ステップS37に戻り、ステップ39でNo(すなわち、電圧源V(n−2)が最上位電圧源でない)と判定されている間は、ステップS37およびS38の作業が繰り返され、その前に計測して算出した電圧源より1つ上位の電圧源の電圧の算出が、順次行われる。
一方、ステップS39の答がYesならば(すなわち、電圧源V(n−3)が最上位電圧源ならば)、次いで、ステップS32に戻る。
次に、ステップS30のように、n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのレアショート故障と推定された場合は、ステップS40のレアショート故障時計測モードに進む。
このレアショート故障時計測モードでは、レアショート故障の電圧源V(n)の電圧は、全電圧源V1〜V5の直列電圧を計測し、得られた全電圧一括計測結果から、n番目の電圧源V(n)を除く単電圧源の各計測結果の総和を減算する計算を行うことにより算出される(ステップS41)。
このように、電圧源V(n−1)の電圧計測ラインのショート故障または電圧源V(n)の電圧計測ラインのレアショート故障と推定された場合は、その旨の警報を発しながら、応急的に各電圧源の電圧を算出することができる。
次に、電圧源V(n−1)の電圧計測ラインのショート故障の推定の具体例を以下に説明する。たとえば、電圧サンプルスイッチ12cが何らかの原因によりショート故障を発生した場合、3番目の電圧源V3の電圧を計測する時は、電圧サンプルスイッチ12c,12dを閉じて計測するので支障はなく、マイコン7による計測値がそのまま、電圧源V3の電圧として推定できる。
次に、4番目の電圧源V4の電圧を測定する時、電圧サンプルスイッチ12d,12eおよびスイッチ9a,9bを連動して閉じると、電圧サンプルスイッチ12cがショート故障しているために、スイッチ9aとフライングキャパシタ13の接続点には、電圧源V3プラス電圧源V4の電位が発生し、スイッチ9bとフライングキャパシタ13の接続点には、電圧源V4の−(マイナス)側電位が発生する。それにより、フライングキャパシタ3には電圧源V3プラス電圧源V4の電圧がフライングキャパシタ13に充電される。
次に、電圧サンプルスイッチ12d,12eおよびスイッチ9a,9bを連動して開いて、サンプル電圧計測スイッチ4のスイッチ4aおよび4bを所定期間閉じ、フライングキャパシタ13の両端電圧をサンプル電圧計測スイッチ4およびI/F回路8を介して、マイコン7の入力ポートA/D1に供給する。それにより、供給された両端電圧はA/D変換され、その値が電圧源V3プラス電圧源V4の電圧を示すデジタル値としてマイコン7で読み込まれる。
マイコン7は、4番目の電圧源V4の電圧を測定しているにもかかわらず、測定された電圧が、規格上の上限以上であって電圧源V3プラス電圧源V4の電圧になっていることから、ステップS24で、電圧源V3の電圧計測ラインにおけるショート故障であると推定すると共に警報するのである。
このように、電圧源V3の電圧計測ラインにおけるショート故障であると推定された場合、続いてショート故障時計測モードにおいて、ステップ32で、電圧源V3の計測が行われ、その計測値が電圧源V3の電圧として推定される。
次に、電圧源V4の計測時は、上述のように、計測値が電圧源V3プラス電圧源V4の電圧になっているので、ステップS34およびS35の作業により、電圧源V4の電圧は、電圧源V4の計測値から電圧源V3の計測値を減算(すなわち、電圧源V4の計測値−電圧源V3の計測値)することにより推定される。同様に、電圧源V5の電圧は、電圧源V5の計測値から電圧源V4の計測値を減算(すなわち、電圧源V5の計測値−電圧源V4の計測値)することにより推定される。
電圧源V5は最下位の電圧源なので、電圧源V5の計測が終わると、続いてステップS36で、電圧源V2の計測が行われ、その計測値が電圧源V2の電圧として推定される。
次に、電圧源V1の計測時は、上述のように、計測値が電圧源V1プラス電圧源V2の電圧になっているので、ステップS37およびS38の作業により、電圧源V1の電圧は、電圧源V1の計測値から電圧源V2の計測値を減算(すなわち、電圧源V1の計測値−電圧源V2の計測値)することにより推定される。
以上のように第1および第2の実施形態について説明したように、本発明によれば、計測系に故障が発生した場合でも、その故障の影響を含む電圧計測が可能となるため、通常計測で以上計測値が計測された場合には、異常値の電圧や、異常値が計測された電圧源とその前後の電圧源を同時に計測した場合の計測値を比較することにより、故障の種類、故障箇所のと区邸が可能となるだけでなく、電圧計測を中止することなく、応急的に電圧源電圧を推定することもできる。
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、第2の実施形態のフライングキャパシタ方式電圧測定装置では、たとえば、電圧源V1と電圧源V2を個別に計測して加算した加算値と、電圧源V1および電圧源V2の直列電圧を計測した計測値とを比較することにより、加算値<計測値となった場合には電圧検出端子T2を含む電圧計測ラインに劣化あり、というように各電圧計測ラインの劣化状況も把握することができる。
本発明の第1の実施形態に係るフライングキャパシタ方式電圧測定装置の構成を示す回路図である。(第1の実施形態) 本発明の第1の実施形態に係るフライングキャパシタ方式電圧測定装置の故障判定モードの動作を説明するフローチャートである。(第1の実施形態) 本発明の第1の実施形態に係るフライングキャパシタ方式電圧測定装置の故障判定モードの動作を説明するフローチャートである。(第1の実施形態) 本発明の第2の実施形態に係るフライングキャパシタ方式電圧測定装置の構成を示す回路図である。(第2の実施形態) 本発明の第2の実施形態に係るフライングキャパシタ方式電圧測定装置の故障判定モードの動作を説明するフローチャートである。(第2の実施形態) 本発明の第2の実施形態に係るフライングキャパシタ方式電圧測定装置の故障判定モードの動作を説明するフローチャートである。(第2の実施形態)
符号の説明
V 高圧電源
V1〜V5 電圧源
T1〜T6 電圧検出端子
1 第1のマルチプレクサ
2 第2のマルチプレクサ
S1〜S6 電圧サンプルスイッチ
3 フライングキャパシタ
4 サンプル電圧計測スイッチ
7 マイコン(電圧計測手段、第1〜第8の判定手段、第1〜第10の推定手段)
9 故障検出スイッチ
12 マルチプレクサ
12a〜12f 電圧サンプルスイッチ
13 フライングキャパシタ
14 サンプル電圧計測スイッチ
17a〜17f ダイオード
18a〜18f ダイオード

Claims (9)

  1. 直列接続されたN個の電圧源を含む高圧電源と、フライングキャパシタと、前記N個の電圧源に接続された(N+1)個の電圧検出端子を前記フライングキャパシタに選択的に接続する(N+1)個の電圧サンプルスイッチを含むマルチプレクサと、電圧計測手段と、前記フライングキャパシタの両端電圧を前記電圧計測手段に供給するサンプル電圧計測スイッチとを有するフライングキャパシタ方式電圧測定装置であって、
    前記マルチプレクサと前記フライングキャパシタの間に設けられ、前記マルチプレクサの電圧サンプルスイッチの開閉に連動して開閉する故障検出スイッチを備えている
    ことを特徴とするフライングキャパシタ方式電圧測定装置。
  2. 直列接続されたN個の電圧源を含む高圧電源と、フライングキャパシタと、前記N個の電圧源に接続された(N+1)個の電圧検出端子を前記フライングキャパシタに選択的に接続する(N+1)個の電圧サンプルスイッチを含むマルチプレクサと、電圧計測手段と、前記フライングキャパシタの両端電圧を前記電圧計測手段に供給するサンプル電圧計測スイッチとを有するフライングキャパシタ方式電圧測定装置であって、
    前記マルチプレクサと前記フライングキャパシタの間に設けられ、前記マルチプレクサの電圧サンプルスイッチの閉による前記フライングキャパシタへの充電時には閉じられており、前記サンプル電圧計測スイッチの閉による前記フライングキャパシタからの両端電圧の前記電圧計測手段への供給時には開けられる故障検出スイッチを備えている
    ことを特徴とするフライングキャパシタ方式電圧測定装置。
  3. 請求項1または2記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、
    前記マルチプレクサは、前記直列接続されたN個の電圧源に接続された(N+1)個の前記電圧検出端子のうちの奇数番目の電圧検出端子を前記フライングキャパシタの一方の端子側に選択的に接続する第1のマルチプレクサと、前記(N+1)個の電圧検出端子のうちの偶数番目の電圧検出端子を前記フライングキャパシタの他方の端子側に選択的に接続する第2のマルチプレクサとを含む
    ことを特徴とするフライングキャパシタ方式電圧測定装置。
  4. 請求項1または2記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、
    前記マルチプレクサは、前記直列接続されたN個の電圧源に接続された前記(N+1)個の電圧検出端子を前記フライングキャパシタに選択的に接続する(N+1)個の電圧サンプルスイッチと、
    前記(N+1)個の電圧サンプルスイッチのうちの1番目からN番目までの電圧サンプルスイッチと前記フライングキャパシタの一方の端子間に、それぞれ、前記電圧サンプルスイッチから前記フライングキャパシタへ導通する極性で接続されたN個のダイオードと、
    前記(N+1)個の電圧サンプルスイッチのうちの2番目から(N+1)番目までの電圧サンプルスイッチと前記フライングキャパシタの他方の端子間に、それぞれ、前記フライングキャパシタから前記電圧サンプルスイッチへ導通する極性で接続されたN個のダイオードとをさらに備えた
    ことを特徴とするフライングキャパシタ方式電圧測定装置。
  5. 請求項3記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、
    前記電圧計測手段による前記各電圧源の電圧測定結果に基づき、n番目の電圧源V(n)の測定値のみ正常で、残り全ての電圧源の測定値が異常か否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段で、n番目の電圧源V(n)の測定値のみ正常で、残り全ての電圧源の測定値が異常と判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の測定値は完全な正常値か否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値も異常と判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の測定異常値はゼロボルトか否かを判定する第3の判定手段と、
    前記第2の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値は完全な正常値であると判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるショート故障が発生していると推定する第1の推定手段と、
    前記第2の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値は完全な正常値と判定されなかった場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるレアショート故障が発生していると推定する第2の推定手段と、
    前記第3の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定異常値はゼロボルトと判定された場合、 前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるオープン故障が発生していると推定する第3の推定手段と、
    前記第3の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定異常値はゼロボルトと判定されかった場合、 前記n番目の電圧源V(n)の異常が発生していると推定する第4の推定手段とをさらに備えた
    ことを特徴とするフライングキャパシタ方式電圧測定装置。
  6. 請求項5記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、
    前記第1の推定手段の推定結果に基づき、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるプラス側ラインに接続されている前記マルチプレクサの電圧サンプルスイッチのみを閉じて、前記n番目の電圧源V(n)の電圧の計測が可能か否かを判定する第4の判定手段と、
    前記第4の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の電圧の計測が可能と判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのうちのマイナス側ラインにおけるショート故障が発生していると推定する第5の推定手段と、
    前記第4の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の電圧の計測が可能と判定されなかった場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインのうちのプラス側ラインにおけるショート故障が発生していると推定する第6の推定手段とをさらに備えた
    ことを特徴とするフライングキャパシタ方式電圧測定装置。
  7. 請求項4記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、
    前記電圧計測手段による前記各電圧源の電圧測定結果に基づき、n番目の電圧源V(n)の測定値が規格上限以上または下限以下の値になっているか否かを判定する第5の判定手段と、
    前記第5の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値が規格上限以上の値になっていると判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)と(n−1)番目の電圧源V(n−1)の直列電圧を計測し、計測した測定値が、n番目の電圧源V(n)の測定値と等しいか否かを判定する第6の判定手段と、
    前記第5の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値が下限以下の値になっている判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の測定値がゼロボルトか否かを判定する第7の判定手段と、
    前記第7の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値がゼロボルトと判定されなかった場合、(n+1)番目の電圧源V(n+1)の電圧を計測し、計測した測定値が、規格上限以上の値になっているか否かを判定する第8の判定手段と、
    前記第6の判定手段で、計測した測定値が、n番目の電圧源V(n)の測定値と等しいと判定された場合、前記(n−1)番目の電圧源V(n−1)の電圧計測ラインにおけるショート故障と推定する第7の推定手段と、
    前記第6の判定手段で、計測した測定値が、n番目の電圧源V(n)の測定値と等しいと判定されなかった場合、または第8の判定手段で、計測した測定値が、規格上限以上の値になっていると判定されなかった場合、前記n番目の電圧源V(n)の異常と推定する第8の推定手段と、
    前記第7の判定手段で、前記n番目の電圧源V(n)の測定値がゼロボルトと判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)が異常またはその電圧計測ラインにおけるオープン故障が発生していると推定する第9の推定手段と、
    前記第8の判定手段で、計測した測定値が、規格上限以上の値になっていると判定された場合、前記n番目の電圧源V(n)の電圧計測ラインにおけるレアショート故障が発生していると推定する第10の推定手段とをさらに備えた
    ことを特徴とするフライングキャパシタ方式電圧測定装置。
  8. 請求項7記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、
    前記電圧計測手段は、第7の推定手段の推定結果に基づき、ショート故障と推定された電圧計測ラインを+側とする電圧源V(n−1)の電圧計測を行い、その計測値を電圧源V(n−1)の電圧と推定し、ショート故障と推定された電圧計測ラインを−側とする電圧源V(n−2)の電圧計測を行い、その計測値を電圧源V(n−2)の電圧と推定すると共に、前記電圧源V(n−1)およびV(n−2)以外の電圧源の電圧計測を行い、その計測値から前記電圧源V(n−1)またはV(n−2)の計測値を減算することにより、前記電圧源V(n−1)およびV(n−2)以外の電圧源の電圧と推定する
    ことを特徴とするフライングキャパシタ方式電圧測定装置。
  9. 請求項5から7のいずれか1項に記載のフライングキャパシタ方式電圧測定装置において、
    前記推定手段のいずれかの推定結果を警報する警報手段をさらに備えた
    ことを特徴とするフライングキャパシタ方式電圧測定装置。
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