JP2006341719A - 作業用車両の燃料タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、燃料残量が急激に低下するような現象を防止して、供給できない燃料の発生を防ぐ。
【解決手段】タンク本体1の前部側底部に、燃料供給管6の開口部6aを設け、タンク本体1の後部寄りの底板2に、タンク本体1が前部側上位に傾斜した傾斜姿勢で、燃料をせき止めて前部側の燃料液面を高位に保持する仕切板11を設け、仕切板11に透孔部12を形成するとともに、タンク本体が前部側上位に傾斜した傾斜姿勢で燃料の通過を阻止し、かつ水平姿勢および他端側上位に傾斜した傾斜姿勢で燃料の通過を許す弁板13をヒンジ14を介して揺動自在に設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車体が傾斜した状態で作業を行ったり、作業中の負荷により車体が傾斜するたとえばホイールローダやバックホーなどの作業用車両の燃料タンクに関する。
従来、たとえばホイールローダやバックホーなど荷重が負荷される作業用車両では、車体が傾斜した状態で、燃料を良好に供給するために、燃料タンク内を上燃料室と下燃料室とに分離する仕切板を配置し、仕切板に形成されたフロート通過穴を囲む筒状の隔壁板を、仕切板から上作業室に突出したものが、特許文献1に提案されている。
特許文献1は、揺動フロートを具備した燃料タンクであるが、構造が複雑となる傾向がある。たとえば揺動フロートを有しないもので車体の傾斜に対応するものとして、図5に示すものがある。
この従来の燃料タンクは、図5(a)に示すように、タンク本体1が底板2と天板3と左右側板4R(4L)と前後側板5F,5Bとで略直方体形に形成され、タンク本体1の一端側で天板3に貫設された燃料供給管6の開口部6aが底板2の近傍に設けられている。また底板2の他端側寄りには、仕切板7が左右側板4R(4L)間にわたって立設固定されている。
上記構成において、車体の傾斜に従って、燃料タンクが他端側上位に傾斜した場合には、燃料が燃料供給管6の開口部6a側に集るので問題がない。また燃料タンクが一端側上位に傾斜した場合、燃料が仕切板7にせき止められることで、開口部6a側の燃料液面が上位に保持されて良好に燃料供給が行われる。
特開平11−91374号公報(図3)
しかしながら、従来構成では、作業用の傾斜姿勢から走行用の水平姿勢に復帰された場合など、急激に燃料残量が減少するという現象が表れることがあった。これは、図5(b)に示すように、燃料が仕切板7にせき止められて他端側底部に残存し、供給できない燃料が生じるからである。
本発明は上記問題点を解決して、簡単な構造で、燃料残量が急激に低下するような現象を防止して、供給できない燃料の発生を防ぐことができる作業用車両の燃料タンクを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、燃料を貯留するタンク本体の一端側底部に、燃料供給管の開口部を設け、該タンク本体の他端寄りの底部に、タンク本体が一端側上位に傾斜した傾斜姿勢で、燃料をせき止めて一端側の燃料液面を高位に保持し前記開口部に燃料を供給する仕切板を設けた作業用車両の燃料タンクにおいて、前記仕切板に透孔部を形成し、前記透孔部に、タンク本体が一端側上位に傾斜した傾斜姿勢で燃料の通過を阻止し、かつ水平姿勢および他端側上位に傾斜した傾斜姿勢で燃料を通過を許す弁板を設けたものである。
上記構成によれば、仕切板に形成された透孔部に、タンク本体が一端側上位の傾斜姿勢で燃料の通過を阻止し、かつ水平姿勢や他端側上位の傾斜姿勢で燃料を通過を許す弁板を設けたので、一端側上位の傾斜姿勢から水平姿勢に復帰した時などに、仕切板によりタンク本体の他端側に燃料が残存することがなくなり、燃料残量の急激な低下を防止できると共に、燃料供給管から供給できない燃料が発生することがない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
実施の形態1を図1,図2を参照して説明する。なお、従来部材と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
この燃料タンクは、たとえば作業用車両であるホイールローダの車体に設置されるもので、ホイールローダは、左右一対の作業アームを介して前部に作業用バケットを具備し、作業用バケットにより土砂などの掻き揚げ作業を行うに車体が土砂などの扱い物に乗り上げたり、登坂走行時に車体の前部が浮き上がり、車体と共に燃料タンクが傾斜する。
ここでタンク本体1の前側板5Fは車体の前部に対応し、後側板5Bは車体の後部に対応している。
またこのタンク本体1の底板2は、燃料供給管6に対応して前部(一端)側に水平面部2aが形成され、水平面部2aから後部(他端)側上方に傾斜する傾斜面部2bが形成され、傾斜面部2bにより燃料が少なくなっても燃料供給管6の開口部6a側に燃料を集めるように構成されている。
傾斜面部2bの中間位置には、左右側板4R,4L間にわたって仕切板11が設けられており、この仕切板11は、図1(b)に示す水平姿勢で上部が前部側寄りに傾斜する傾斜角θを有するように固着されている。前記仕切板11には、単数、または複数の透孔部12が底板2の近傍の任意位置に形成されており、仕切板11の前面(水平面部2a側)には、少なくとも水平姿勢で透孔部12を開放して燃料の移動を許容する弁板13が設けられている。
前記弁体13は、上辺部が水平方向のヒンジ14を介して揺動自在に支持されており、車体(タンク本体1)が前後方向に後部側上位となるθ°傾斜した姿勢で、弁板13と仕切板11とが平行となって、弁板13が透孔部12の周囲の仕切板11の前面に直接またはシール材(図示せず)を介して当接し、透孔部12を閉鎖する。ここで仕切板11の傾斜角:θ°は5°〜45°の範囲が好ましく、5°未満では水平姿勢から後部側上位に僅かに傾斜しただけで燃料の流通がなくなって、タンク本体1の後部に燃料が溜まりやすくなるからであり、45°を越えると仕切板11の高さを確保するために板材の幅が大きくなって製造コストが嵩むからである。
したがって、タンク本体1がθ°未満の前部側上位の傾斜姿勢、および水平姿勢、並びに後部側上位の傾斜姿勢で、弁板13が仕切板11から離間されて燃料の通過を許容する隙間が形成され、仕切板11の後部(他端)側に燃料が貯留されることがない。またタンク本体1がθ°以上で前部(他端)側上位となる傾斜姿勢になると、弁板13により透孔部12が閉鎖されて燃料の移動が阻止され、仕切板11により燃料がせき止められて燃料供給管6側の燃料液面が上位に保持される。これにより燃料が減少しても、燃料供給管6から開口部6aを介して良好に燃料を供給できる。
上記実施の形態1によれば、仕切板11に形成された透孔部12に、タンク本体1が、θ°未満の前部側上位の傾斜姿勢、水平姿勢や後部側上位の傾斜姿勢で燃料を通過を許す弁板13を設けたので、仕切板11により他端側に燃料が残存することがなくなり、燃料残量の急激な低下を防止できると共に、燃料供給管6から供給できない燃料が発生することがない。
なお、上記実施の形態では、透孔部12を所定の開口面積を有する単数の開口部としたが、開口部と弁板13とを対で複数組設けても良く、また開口部を複数の小径透孔群により構成してもよい。さらに仕切板11全体を傾斜させたが、透孔部12の周囲の弁板13の当接面のみ(図3などのように)をθ°で傾斜させてもよい。さらに、水平面部2aに燃料供給管6’を貫設して開口させてもよい。
また図3に示すように、底板2を水平面でのみ構成してもよい。ここで仕切板11’は中間部で折り曲げて弁板13の当接面がθ°で傾斜するように構成されている。
[実施の形態2]
実施の形態1では、作業負荷により前後に傾斜する作業用車両(ホイールローダ)の燃料タンクについて説明したが、実施の形態2では、バックホーのように前後および左右にも傾斜する燃料タンクについて説明する。なお、実施の形態1と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
すなわち、燃料タンクのタンク本体21には、四隅側の一つ、たとえば前部左側に燃料供給管6が貫設されて底板22の近傍に開口されている。
前記底板22は、燃料供給管6の開口部6aに対向する前部左側の水平面部22aと、水平面部22aから後部側上位に傾斜する後方傾斜面部22bと、水平面部22aから右部側上位に傾斜する側方傾斜面部22cとで形成され、後方傾斜面部22bと側方傾斜面部22cは湾曲面22dを介して連続されている。なお、底板22は水平面部22aが下位となる部分球面体でもよい。
また傾斜角θ°で傾斜された仕切板31は、平面視で湾曲部31cを介して90°で折り曲げられた後方板部31aと側方板部31bからなり、前部側板5Fと左側板4Lとの間で後方傾斜面部22bと側方傾斜面部22cとにわたって連続して立設固定されている。そして後方板部31aと側方板部31bの所定位置には、実施の形態1と同一構造の透孔部12がそれぞれ形成され、各透孔部12にヒンジ14を介して弁板13が設けられている。
なお、仕切板31は、平面視で全体が湾曲状や1/4円弧状であってもよく、この場合にも少なくとも後方板部31aと側方板部31bの対応板に弁板13を有する透孔部12が設けられる。
上記構成によれば、前後および左右など全方向に傾斜する車体に設けられた燃料タンクであっても、仕切板31により他端側に燃料が残存することがなくなり、燃料残量の急激な低下を防止できると共に、供給できない燃料が発生することがない。
本発明に係る作業用車両の燃料タンクの実施の形態1を示し、(a)は傾斜姿勢を示す燃料タンクの縦断面図、(b)は水平姿勢の燃料タンクの縦断面図である。 (a)および(b)はそれぞれ同燃料タンクを示す斜視図である。 (a)は同燃料タンクの変形例を示す傾斜姿勢の縦断面図、(b)は同燃料タンクの変形例を示す水平姿勢の縦断面図である。 本発明に係る作業用車両の燃料タンクの実施の形態2を示す斜視図である。 (a)は従来の燃料タンクを示す傾斜姿勢の縦断面図、(b)は従来の燃料タンクを示す水平姿勢の縦断面図である。
符号の説明
1 タンク本体
2 底板
2a 水平面部
2b 傾斜面部
6 燃料供給管
6a 開口
11 仕切板
12 透孔部
13 弁板
14 ヒンジ
22 底板
22a 水平面部
22b 後方傾斜面部
22c 側方傾斜面部
31 仕切板

Claims (3)

  1. 燃料を貯留するタンク本体の一端側底部に、燃料供給管の開口部を設け、該タンク本体の他端寄りの底部に、タンク本体が一端側上位に傾斜した傾斜姿勢で、燃料をせき止めて一端側の燃料液面を高位に保持し前記開口部に燃料を供給する仕切板を設けた作業用車両の燃料タンクにおいて、
    前記仕切板に透孔部を形成し、
    前記透孔部に、タンク本体が一端側上位に傾斜した傾斜姿勢で燃料の通過を阻止し、かつ水平姿勢および他端側上位に傾斜した傾斜姿勢で燃料を通過を許す弁板を設けた
    作業用車両の燃料タンク。
  2. 前記弁板は、仕切板の透孔部の上部にヒンジを介して揺動自在に支持さて透孔部周囲の仕切板に当接して透孔部の燃料の通過を阻止するように構成し、
    前記仕切板の少なくとも透孔部周囲の弁板当接面を上部一端側寄りに傾斜させて、タンク本体が水平姿勢および他端側上位に傾斜した傾斜姿勢で、弁板と仕切板との間に燃料通過用の隙間を形成するように構成した
    請求項1記載の作業用車両の燃料タンク。
  3. タンク本体の底部に、他端側上位に傾斜されて燃料を一端側に案内する傾斜面部を形成し、
    前記傾斜面部に仕切板を全幅方向にわたって立設固定した
    請求項1または2記載の作業用車両の燃料タンク。
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