JP2006340893A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Hiroshi Enomoto
宏 榎本
Kuniaki Izumi
邦秋 泉
Sukehito Isokimi
祐仁 五十君
Masayuki Isaka
正行 井坂
Eisaku Ishihara
栄作 石原
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Abstract

【課題】2個の大入賞口を遊技領域に設けた構造に関わらず、低コストで容易に製造することができ、不慣れな遊技者でも充分にパチンコゲームを楽しむことができるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】可変入賞装置10の大入賞口として第1大入賞口8が遊技領域3の右側に配置され、第2大入賞口9が遊技領域3の中央下部に配置される。特別遊技状態移行用の第1大当り図柄が図柄変動表示装置4で揃って停止したとき、第1大入賞口8が開放され、第2大当り図柄が図柄変動表示装置4で揃って停止したとき、第2大入賞口9が開放される。第1大入賞口8と第2大入賞口9は、その少なくとも内部構造が同一に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、特別遊技状態の発生時に開放される大入賞口を有したパチンコ遊技機に関し、特に複数個の大入賞口を設けたパチンコ遊技機に関する。
従来、特定の始動入賞口に遊技球が入ると、図柄変動表示装置の3列の図柄が上から下に流れるように変動表示され、その後、それらの図柄が停止して予め設定した判定ライン上で所定の図柄が揃うと、特別遊技状態つまり大当りとなって、可変入賞装置の大入賞口が開き、多くの遊技球を入賞させることができるパチンコ遊技機が広く使用されている。
この種のパチンコ遊技機では、特別遊技状態となって可変入賞装置の大入賞口が開くと、開いた状態で所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞したとき、或は開放後に所定時間(例えば30秒)が経過するまでを1ラウンドとし、その間に遊技球が特定領域を通過することを条件として、ラウンドが上限回数(例えば15ラウンド)まで繰り返され、多くの遊技球を入賞させることができるようになっている。
しかし、一旦特別遊技状態となって大入賞口が開くと、通常は、遊技球が特定領域に誘導されて、ラウンドが継続され、ラウンドが上限回数に到達するまでは、遊技者が遊技球を単純に打ち続けるだけの状態となるため、パチンコゲームが単調になりやすいという課題があった。
そこで、従来、遊技盤の下部に2個の大入賞口を並設し、各々の大入賞口内に特定領域を設けると共に、2個の大入賞口間で有効な特定領域を切り換えて使用するパチンコ遊技機が、下記特許文献1などにおいて提案されている。
特開2004−16714号公報
しかし、この種の2個の大入賞口を有した従来のパチンコ遊技機は、遊技盤の下部に大形の大入賞口が並設されるため、遊技盤の下部のスペースが2個の大入賞口によって占領されて圧迫され、遊技盤の下部近傍に配置される電飾装置などが配置できなくなる問題があった。
また、従来のこの種のパチンコ遊技機では、通常の遊技状態から特別遊技状態(大当り状態)に移行すると、両側の大入賞口の何れか一方の特定領域が乱数抽選により有効化され、有効化された特定領域の大入賞口に遊技球を入賞させない場合、特別遊技状態が終了してしまうため、有効化された特定領域を認識できない不慣れな遊技者には非常に不利なゲームとなる課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、2個の大入賞口を遊技領域に設けた構造に関わらず低コストで容易に製造することができ、不慣れな遊技者であっても充分にパチンコゲームを楽しむことができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のパチンコ遊技機は、遊技盤上の遊技領域に配置され、図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、該図柄変動表示装置の変動図柄が予め決められた図柄に揃って停止し特別遊技状態が発生したとき大入賞口を開放する可変入賞装置と、を備えたパチンコ遊技機において、
該可変入賞装置の大入賞口として第1大入賞口が遊技領域の右側に配置されると共に、第2大入賞口が遊技領域の中央下部に配置され、特別遊技状態移行用の第1大当り図柄が図柄変動表示装置で揃って停止したとき、該第1大入賞口を開放させ、特別遊技状態移行用の第2大当り図柄が図柄変動表示装置で揃って停止したとき、該第2大入賞口を開放させる可変入賞制御手段が設けられ、該第1大入賞口と第2大入賞口の少なくとも内部構造が同一に構成されたことを特徴とする。
ここで、請求項2のように、遊技領域の右側に向けて発射された遊技球の略全てが第1大入賞口に入賞するように構成することができる。また、請求項3のように、第1大入賞口内に内蔵される電磁ソレノイド及び入賞球検出器と第2大入賞口内に内蔵される電磁ソレノイド及び入賞球検出器とを、各々同一の機器で構成することができる。
上記構成のパチンコ遊技機によれば、予め決められた第1大当り図柄が図柄変動表示装置で揃って停止したとき、第1大入賞口が開放され、予め決められた第2大当り図柄が図柄変動表示装置で揃って停止したとき、第2大入賞口が開放するため、熟練者ではなく不慣れな遊技者であっても、素早く開放される側の大入賞口を認識でき、それに対応して遊技者は打球の発射方向を調整し、多くの遊技球を入賞させて、パチンコゲームを楽しむことができる。また、第1大入賞口と第2大入賞口の少なくとも内部構造を同一に構成するから、1大入賞口と第2大入賞口を、共通部品を使用して簡単に製造可能であり、各部品は同一の金型を使用して安価に製造することができ、これにより、製造コストを下げることができる。
また、請求項2のパチンコ遊技機によれば、遊技領域の右側に向けて発射された遊技球の略全てが第1大入賞口に入賞するから、第1大当り図柄が図柄変動表示装置で揃って停止したときには、比較的容易に打球の狙い位置を調整可能な遊技領域の右側を狙って打球を発射すれば、不慣れな遊技者であっても、発射した遊技球の殆どを開放された第1大入賞口に入賞させることができ、熟練遊技者でなくても、パチンコゲームを充分に楽しむことができる。
また、請求項3のパチンコ遊技機によれば、第1大入賞口の内部に配設される電磁ソレノイド及び入賞球検出器と第2大入賞口の内部に配設される電磁ソレノイド及び入賞球検出器とを、各々同一の機器で構成するから、部品の共通化が図れると共に、両方の電磁ソレノイドを駆動する駆動回路の共通化、及び両方の入賞球検出器から出力される検出信号の処理回路の共通化を図り、制御回路全体の構築や変更を容易に行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤1の正面図を示している。図において、遊技盤1の盤面には、遊技領域3が外レール2aと内レール2bによって区画されて形成され、打球発射装置によって発射された遊技球を遊技領域3内に導き、遊技球を各種の方向に落下させるための多数の釘、風車、各種入賞口が遊技領域3内に配設されている。
遊技盤1の遊技領域3内の中央上部に、図柄変動表示装置4が配置されている。図柄変動表示装置4には、例えばフルカラーの液晶ディスプレイが設けられ、始動入賞時に例えば3列の図柄が上から下に流れるように表示され、予め決められた図柄(例えば「777」または「666」など)に揃って停止したとき、特別遊技状態(大当り状態)に移行する。
また、遊技領域3の図柄変動表示装置4の下方に、始動入賞を生じさせるための始動入賞口5が配設され、図柄変動表示装置4の左側に入賞ゲート6が配設され、その下方に普通入賞口7a〜7cが配設され、右側に普通入賞口7dが配設される。入賞ゲート6、始動入賞口5及び普通入賞口7a〜7dには、図7に示すように、そこに入賞した入賞球を検出するためのゲート検出器32、始動入賞口検出器30、普通入賞口検出器33が設けられている。普通電動役物となる始動入賞口5には、電動羽根5aが設けられ、図7の電動羽根ソレノイド5bにより開閉駆動される。なお、始動入賞口5の上方に、別の上始動入賞口が配設され、この上始動入賞口に遊技球が入賞した場合にも、始動入賞処理を行なうようにしている。
さらに、遊技領域3の下部に、可変入賞装置10の第1大入賞口8と第2大入賞口9が上下位置に差をもって、段違い状に配設されている。すなわち、第1大入賞口8は、遊技領域3の右側である始動入賞口5の右側に配設され、第2大入賞口9は始動入賞口5の真下つまり下部中央で、第1大入賞口8より下方位置に配設されている。
第1大入賞口8と第2大入賞口9には、図2〜図6に示す同じ構造の大入賞口が使用される。この大入賞口は、合成樹脂製で矩形箱状に形成された入賞口ケース11の前面に、矩形板状の開閉部材12が両側の軸12aを介して開閉可能に装着され、開閉部材12の内側のケース11内には、2個の入賞球通路13a,13bが下に向かって形成されている。開閉部材12は両側下部に取り付けた軸12aを支点に、その上部を前方に突き出すように開放され、開閉部材12の開放時にケース11内に入った遊技球は、2個の入賞球通路13a,13bの何れかに導入される。また、開閉部材12の両側に側壁部12cが設けられ、その側壁部12cには、後述の揺動部材18の係合凹部18bと係合可能な係合部12bが突設されている。
大入賞口の開閉部材12は、図3〜図6に示すように、電磁ソレノイド14と往復動部材17、および揺動部材18のリンクによって開閉駆動される。電磁ソレノイド14は、入賞口ケース11内の左側部に収容され、そのプランジャ15を前方の開閉部材12側に向けて取り付けられている。プランジャ15にはコイルばね16が外嵌され、非通電時にはこのコイルばね16の付勢力によりプランジャ15が押し出された状態となる。プランジャ15の先端に、往復動部材17が固定され、往復動部材17には連結軸17aが設けられている。
一方、ケース11内には軸18aによって揺動部材18が揺動可能に軸支され、揺動部材18は連結軸17aを介して往復動部材17と連結され、揺動部材18は往復動部材17の往復動に連係して揺動動作する。また、図6に示すように、揺動部材18の先端側には係合凹部18bが設けられ、その係合凹部18bに開閉部材12の係合部12bが係合している。
このような電磁ソレノイド14とそのプランジャ15に連結されるリンク機構により、開閉部材12は、電磁ソレノイド14の非作動時には、図4のように、閉鎖状態を保持し、電磁ソレノイド14が付勢され、プランジャ15及び往復動部材17が引戻されたときには、図5のように、揺動部材18が軸18aを支点に係合凹部18bを上げるように動作し、これによって、開閉部材12がその上部を前方の押し出すように開放される。電磁ソレノイド14は、図7のブロック図に示す如く、第1大入賞口8においては電磁ソレノイド8bとなり、第2大入賞口9においては電磁ソレノイド9bとなって使用される。
大入賞口の内部には、図2、図3に示すように、同一の機能を有する2個の入賞球通路13a,13bが左右に並べて配置され、各入賞球通路13a,13bには、各々、左大入賞口検出器34と右大入賞口検出器35が取り付けられている。つまり、この大入賞口には、従来のようなVゾーン及びVゾーンに入賞した入賞球を検出するVゾーン検出器は設けられてなく、全ての入賞球が入賞球通路13a,13bに集められてそこを通過し、左大入賞口検出器34または右大入賞口検出器35により同等に検出されるようにしている。
遊技領域3の下部には、図1に示すように、装飾性を高めるために、電飾装置28が内レールに沿って設けられ、そこには装飾用ランプ28aが内蔵されている。
上記のように、遊技領域3の下部に第1大入賞口8、第2大入賞口9が配設されているが、第1大入賞口8と第2大入賞口9は段違い状に配置されているため、電飾装置を配置するためのスペースとしては、比較的余裕があり、第1大入賞口8、第2大入賞口9によって遊技領域の下部スペースが圧迫されることはなく、電飾装置28を良好な意匠性で配置することができる。
また、上述のように、第1大入賞口8と第2大入賞口9には同一構造の大入賞口が使用されるため、製造時には同一部品である大入賞口を遊技盤1の所定位置に組み付ければよく、部品の共通化を図り、製造コストを低減することができる。また、開閉部材8a,9aを開閉駆動する電磁ソレノイド8b、9bとして、同じ機種の電磁ソレノイド14が使用され、さらに入賞球検出器としても、同じ機種の左大入賞口検出器34、右大入賞口検出器35が両大入賞口8,9において使用されるため、両電磁ソレノイド8b、9bの駆動回路、入賞球検出器の検出信号をカウントするカウンタ回路などの回路部品の共通化を図り、それらを総合的に制御するCPU21の処理も簡単化することができる。
なお、遊技盤1上の遊技領域3では、遊技領域3の右側に向けて発射された遊技球は、その殆ど全てが第1大入賞口8に入賞するように、遊技領域3の障害物の配置や釘の調整などがなされている。これにより、特別の第1大当り図柄「777」で大当りが発生し、第1大入賞口8が開放された場合、打球を遊技領域3の右側に向けて発射すれば、その殆ど全てが第1大入賞口8に入賞するようになっている。
パチンコ遊技機の制御部20は、図7に示すように、マイクロコンピュータを基本構成要素として構成され、予めROM22に記憶されたプログラムデータに基づき、パチンコゲームの進行に伴う各種処理を実行するCPU21、プログラムデータなどの固定データを記憶するROM22、CPU21のワークエリアとして動作し、各種演算のための一時データの記憶エリアとなるRAM23、及び入出力回路24を備えて構成される。
入出力回路24には、出力装置として、上記の図柄変動表示装置4、電動羽根ソレノイド5bが接続され、可変入賞装置10の第1大入賞口電磁ソレノイド8b、第2大入賞口電磁ソレノイド9bが接続され、さらに装飾用ランプ28aが接続される。また、入力装置として、始動入賞口5に入賞した入賞球を検出する始動入賞口検出器30、入賞ゲート6を通過した遊技球を検出するゲート検出器32、普通入賞口7a〜7dに入賞した遊技球を検出する普通入賞口検出器33が接続され、さらに可変入賞装置10において、第1大入賞口8に入賞した入賞球を検出する2つの左右大入賞口検出器34,35、及び第2大入賞口9に入賞した入賞球を検出する2つの左右大入賞口検出器34,35が入出力回路24に接続される。なお、これらの遊技球の検出器としては、近接スイッチ等を使用することができる。
CPU21は、遊技の進行を総括的に制御する機能を有し、遊技球の入賞状況に応じて、図示しない賞球払出装置を制御して払出球の制御を行ない、遊技中に、始動入賞口5に遊技球が入賞すると、図柄変動表示装置4のディスプレイに3列の図柄を変動表示させ、それらの図柄が予め決められた図柄に揃って停止したとき、大当り発生として、第1大入賞口8または第2大入賞口9を開放するように制御を行う。ここでは、例えば「111」〜「666」の第2大当り図柄が揃って通常の大当りが発生したとき、中央下部の第2大入賞口9が開放され、「777」の第1大当り図柄が揃って特別の大当りが発生したときには、右側の第1大入賞口8が開放される。
また、大当り図柄が揃って停止した時には、第1大入賞口8または第2大入賞口9が一度に開放される期間を1ラウンドとして、複数ラウンドが繰り返し実行される。第1大当り図柄の特別大当りで第1大入賞口8が開放された場合、1ラウンドの期間は、遊技球が9個入賞したときに終了し、それが最大で15ラウンド繰り返される。一方、第2大当り図柄の通常大当りで第2大入賞口9が開放された場合、1ラウンドの期間は、遊技球が9個入賞したときに終了し、それが最大で7ラウンド繰り返される。なお、1ラウンドの最大時間は、例えば29.5秒間に設定され、その時間が経過した時点で、そのラウンドが終了する。また、入賞時に払い出される賞球の数は、例えば、第1大入賞口8の入賞の場合、入賞球1個につき14個、第2大入賞口9の入賞の場合、1個の入賞につき12個と設定される。
次に、上記構成のパチンコ遊技機の動作を、図8のフローチャートに基づき、可変入賞装置10の動きを中心に説明する。CPU21は、遊技中に、遊技球が始動入賞口5に入り、始動入賞口検出器30によってそれが検出されると、ステップ100からステップ110に進み、図柄変動表示装置4のディスプレイに3列の図柄を上から下に流れるように変動表示させると共に、乱数の取得によって大当り抽選を実施し、その大当り抽選の結果に基づき、図柄変動表示装置4の図柄を停止させるように制御する(ステップ120)。
そして、CPU21は、ステップ130で、停止図柄に基づき大当りか否かを判定し、図柄が予め決められた図柄、例えば「111」〜「777」の何れかに揃って停止したとき、大当りと判定して、次にステップ140に進み、大当り以外の場合、再びステップ100に戻る。
ステップ140で、CPU21は、大当たりとなった停止図柄が、第1大当り図柄「777」であるか、第2大当り図柄「111」〜「666」であるかを判定し、第2大当り図柄「111」〜「666」で通常の大当りとなった場合、次に、ステップ150に進み、第2大入賞口9の開閉部材9aを開放する。そして次に、ステップ160に進み、ラウンド数をカウントする記憶領域に「1」を加算し、次に、ステップ170で、この第2大入賞口9の開閉部材9aの開放時に第2大入賞口9に入賞した入賞球の数が、所定の9個に達したか否か、及び開放時間が最大時間(29.5秒)を経過したか否かを判定する。
ここで、第2大入賞口9に入賞した入賞球の数が、9個未満の場合、ステップ170を繰り返し、入賞球の数が、9個に達した場合、次のステップ180に進み、第2大入賞口9の開閉部材9aを閉じて、この回のラウンドを終了する。又は、第2大入賞口9の開放時間が最大時間に達した場合、入賞球の数が9個未満であっても、第2大入賞口9の開閉部材9aを閉じて、この回のラウンドを終了する。
そして次に、ステップ190で、現在終了したラウンド数が最大の7ラウンドに達しているか否かを判定し、ラウンド数が最大ラウンド数(7ラウンド)に達していない場合、再びステップ150に戻って、次のラウンドに入り、第2大入賞口9を開放する。一方、ステップ190で、現在終了したラウンド数が最大の7ラウンドに達したと判定した場合、次にステップ250に進み、大当りを終了する。
一方、上記ステップ140で、CPU21は、停止した図柄が第1大当たり図柄「777」であって特別の大当りと判定した場合、次に、ステップ200に進み、特別大当り状態に移行し、第1大入賞口8の開閉部材8aを開放する。このとき、遊技者は、右側の第1大入賞口8の開放を見て、特別の大当りが発生したことを認識し、遊技領域3内に発射する遊技球の落下位置を、遊技領域3の右側とするように、発射ハンドルを調整し、遊技球の発射を行なう。
つまり、遊技者は、開放された第1大入賞口8に遊技球を落下させるために、図示しない発射ハンドルを略一杯に回して、打球を遊技領域の右側つまり第1大入賞口8に向けて発射することになる。上述の如く、遊技領域の右側の障害物の配置及び釘は、その右側に発射された遊技球の全てを第1大入賞口8に入賞させるように調整されているから、遊技者が遊技領域の右側に向けて発射したとき、発射した打球の殆どを第1大入賞口8に入賞させることができる。
そして次に、ステップ210に進み、ラウンド数をカウントする記憶領域に「1」を加算し、次に、ステップ220で、第1大入賞口8の開閉部材8aの開放時に第1大入賞口8に入賞した入賞球の数が、所定の9個に達したか否か、及び第1大入賞口8の開閉部材8aを開放して最大経過時間(例えば29.5秒間)が経過したか否かを判定する。
ここで、第1大入賞口8に入賞した入賞球の数が所定の9個に達していない場合、或は第1大入賞口8の開閉部材8aの開放時間が所定時間内であれば、入賞球の数が9個に達するまで、或は所定時間(例えば29.5秒間)が経過するまで、ステップ220を繰り返す。そして、入賞球の数が所定の9個に達した場合、或は所定時間が経過した場合、ステップ230に進み、第1大入賞口8の開閉部材8aを閉じて、この回のラウンドを終了する。
そして次に、ステップ240で、上記と同様に、現在終了したラウンド数が最大の15ラウンドに達しているか否かを判定し、ラウンド数が最大ラウンド数(15ラウンド)に達していない場合、再びステップ200に戻って、次のラウンドに入り、第1大入賞口8を開放する。一方、ステップ240で、現在終了したラウンド数が最大の15ラウンドに達したと判定した場合、次にステップ250に進み、大当り処理を終了する。
このように、図柄変動表示装置4の図柄が第1大当り図柄「777」で停止して特別の大当りとなり、右側の第1大入賞口8が開放された場合、右側を狙って発射された打球の殆ど全てが第1大入賞口8に入賞するため、熟練遊技者ではない通常の遊技者でも、無駄球を極力少なくして、多くの遊技球を入賞させ、多くの賞球を獲得することができる。また、パチンコホール側にとっては、釘を調整して中央下部の第2大入賞口9に入る入賞率を調整することができ、第2大入賞口9の入賞率を調整しても、第1大入賞口8の入賞率に影響を与えないから、遊技者の期待感を低下させずに出球の調整を行うことができる。
つまり、従来の1個のみの大入賞口を有したパチンコ遊技機では、停止図柄に応じて、通常の大当りと特別な大当りが設定されている場合、釘の調整により大入賞口への入賞率を低く調整すると、通常の大当りと特別な大当りの両方で入賞率が低く下げられる。したがって、両方の大当りで出球が削られることになり、そのパチンコ遊技機に対する遊技者の人気を低下させやすい。しかし本発明によれば、第1大当り図柄で大当りが発生した場合、右側を狙って発射すれば、打球の殆ど全てが第1大入賞口8に入賞するため、通常の遊技者でも、無駄球を極力少なくして、多くの賞球を獲得することができ、遊技者は大きな期待感をもってパチンコゲームを楽しむことができる。
また、上記のように、特別な大当りが発生すると、右打ちを行なうことにより、短時間に多量の遊技球が第1大入賞口8に入賞することになるが、第1大入賞口8には、従来のようなVゾーン及びVゾーンに入賞した入賞球を検出するVゾーン検出器は設けられていない。従って、第1大入賞口8では、全ての入賞球が並設された2個の入賞球通路13a,13bを通り、その通路に配置した左大入賞口検出器34または右大入賞口検出器35により入賞球を検出することとなり、多量の遊技球が入賞した際にも、検出信号を迅速に出力し、その入賞数を素早くカウントすることができる。
なお、上記実施形態では、可変入賞装置10の大入賞口を遊技領域の右側と中央下部に設けたが、その位置に限らず、任意の位置に第1大入賞口、第2大入賞口を配置することができ、その場合においても、第1大入賞口に向けて遊技球を発射したとき、殆ど全ての遊技球が入賞するように構成することができる。
また、上記実施形態では、第1大当り図柄「777」で大当りとなった場合、特別の大当りとして、最大ラウンド数を15ラウンドと設定し、第2大当り図柄「111」〜「666」で大当りとなった場合、最大ラウンド数を7ラウンドと設定したが、これらのラウンド数は任意の数に設定することができる。
また、第1大入賞口8への入賞時には、払出賞球の数を1入賞球当り14個とし、第2大入賞口9への入賞時には、賞球を1入賞球につき12個としたが、これらの賞球数は任意に設定することができる。
本発明の一実施形態を示すパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 大入賞口の正面図である。 図2のIII−III断面図である。 大入賞口の左側面図である。 開閉部材の開放時の大入賞口の左側面図である。 図2のVI-VI断面図である。 制御部の構成ブロック図である。 パチンコ遊技機の動作を示すフローチャートである。 (a)は遊技球が入賞する際の図1のa−a拡大断面図、(b)は図1のb−b拡大断面図である。 (c)は遊技球が入賞する際の図1のc−c拡大断面図、(d)は図1のd−d拡大断面図である。
符号の説明
1‐遊技盤
3‐遊技領域
4‐図柄変動表示装置
5‐始動入賞口
8‐第1大入賞口
9‐第2大入賞口
10‐可変入賞装置
12‐開閉部材
13‐入賞球通路
14‐電磁ソレノイド
34‐左大入賞口検出器
35‐右大入賞口検出器

Claims (3)

  1. 遊技盤上の遊技領域に配置され、図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、該図柄変動表示装置の変動図柄が予め決められた図柄に揃って停止し特別遊技状態が発生したとき大入賞口を開放する可変入賞装置と、を備えたパチンコ遊技機において、
    該可変入賞装置の大入賞口として第1大入賞口が遊技領域の右側に配置されると共に、第2大入賞口が遊技領域の中央下部に配置され、特別遊技状態移行用の第1大当り図柄が図柄変動表示装置で揃って停止したとき、該第1大入賞口を開放させ、特別遊技状態移行用の第2大当り図柄が図柄変動表示装置で揃って停止したとき、該第2大入賞口を開放させる可変入賞制御手段が設けられ、該第1大入賞口と該第2大入賞口の少なくとも内部構造が同一に構成されたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記遊技盤は、遊技領域の右側に向けて発射された遊技球の略全てが前記第1大入賞口に入賞するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記第1大入賞口内に内蔵される電磁ソレノイド及び入賞球検出器が、前記第2大入賞口内に内蔵される電磁ソレノイド及び入賞球検出器と、各々同一の機器で構成されることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
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