JP5070432B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、当たり遊技として可変入賞口を開放可能な遊技機に関する。
遊技機の一つであるパチンコ機の中には、パチンコ球が始動口に入賞すると液晶表示装置で図柄変動を始め、例えば「777」等のように特定の図柄パターンが表示されると大当たり遊技を行うものがある。ここで、図柄変動は図柄群を用いた変動であり、大当たり遊技は大入賞口を例えば16回断続的に開閉して入賞機会を与える遊技である。
しかし従来のパチンコ機では、大入賞口を例えば16回断続的に開閉して入賞機会を与える遊技が行われるにすぎず、遊技興趣の低下が懸念されている。本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、互いの中心位置が左右方向にずれるように配設される左可変入賞口及び右可変入賞口を別個に用意することによって遊技興趣の低下を抑制することのできる遊技機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段1は、請求項1に記載した通りである
課題を解決するための手段2は、請求項2に記載した通りである。また、課題を解決するための手段3は、請求項3に記載した通りである。
本発明によれば、互いの中心位置が左右方向にずれるように配設される左可変入賞口及び右可変入賞口を別個に用意することによって遊技興趣の低下を抑制することのできる遊技機を提供することができる。
第1種パチンコ機にかかる遊技盤の外観を示す正面図である。 各種基板と各種装置の概略構成を示すブロック図である。 大当たり処理の手続きを示すフローチャートである。 図3に続く大当たり処理の手続きを示すフローチャートである。 遊技盤の外観を示す正面図であって図1の変更例である。 大当たり処理の手続きを示すフローチャートである。 図6に続く大当たり処理の手続きを示すフローチャートである。 遊技盤の外観を示す正面図であって図5の変更例である。 第2種パチンコ機にかかる遊技盤の外観を示す正面図である。
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。 〔実施の形態1〕 実施の形態1は二つの可変入賞口を近接させた第1種パチンコ機(遊技機)について本発明を適用した例であって、図1〜図4を参照しながら説明する。 まず図1には、第1種パチンコ機に備える遊技盤10の外観を正面図で示す。なお第1種パチンコ機を構成する他の部材や装置(例えばハンドル,上皿,下皿,枠,スピーカ,装飾用ランプ,カード用の度数表示器や返却スイッチ等)については周知であるので、図示および説明を省略する。
遊技盤10は、後述するように液晶表示器14や保留数ランプ18等を有する複合役物装置12、入賞したパチンコ球を検出可能な始動口センサ40を有する始動口20、ソレノイド36によって開閉可能な開閉蓋32を有する左大入賞口38、同じくソレノイド24によって開閉可能な開閉蓋28を有する右大入賞口22、その他にゲートや一般の入賞口,風車,障害釘等を適宜に配置する。始動口20はソレノイドによって開閉可能な一対の可動片(いわゆるチューリップ)を備え、パチンコ球が入賞すると一般の入賞口と同様に賞球を払い出す。左大入賞口38と右大入賞口22は、図示するようにほぼ同じ水平位置であって、僅少な距離(所定距離;例えば10mm程度)だけ離れた位置にそれぞれ備える。
左大入賞口38は上述した開閉蓋32のほかに、入賞したパチンコ球を検出可能な入賞センサ34を備える。右大入賞口22は上述した開閉蓋28のほかに、開放期間中にパチンコ球が入賞するとラウンド継続回数(例えば16ラウンド)でラウンドを継続可能なVゾーン(特別領域)や、賞球を払い出すに過ぎない通常入賞口(通常領域)等を有する。パチンコ球をそれぞれ検出するため、VゾーンにはVセンサ26を備え、通常入賞口には入賞センサ30を備える。
複合役物装置12は、図柄を表示可能な液晶表示器14、特別図柄の変動不能時に始動口センサ40がパチンコ球を検出したことを契機として図柄変動の保留数を表示する保留数ランプ18、始動口20のほぼ上方にパチンコ球を誘導可能な誘導路16,42等を有する。液晶表示器14に表示する図柄は、例えば文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる抽選表示用図柄(特別図柄,普通図柄等),装飾用図柄(前景図柄,背景図柄等)などが該当し、静止画でもよく、アニメーション等の動画でもよい。最初のパチンコ球が始動口20に入賞すると特別図柄の図柄変動を始め、当該図柄変動を終えた後に保留数の範囲内で続けて次回以降の図柄変動を行うように構成する。保留数ランプ18は、1個以上の発光体(例えば4個)からなる。発光体としては例えばLEDを用いるが、電球,ランプ,7セグメント素子,液晶表示装置,プラズマ表示装置等を任意に用いてもよい。
次に、第1パチンコ機によるパチンコ遊技を実現するために接続構成をした各種基板の一例について図2を参照しながら説明する。CPU(プロセッサ)122を中心に構成したメイン制御基板120は開閉制御手段に相当し、遊技制御プログラムや所要のデータ等を格納するROM124、ソフトウェアタイマ,開閉カウンタ,ラウンドカウンタ,乱数等のような一時的データを格納するRAM126、必要に応じてハードウェアタイマ等を備える。CPU122はROM124に格納した遊技制御プログラムを実行して第1種パチンコ機による遊技を実現するが、当該遊技制御プログラムには後述する始動口処理や保留処理等のような手続きを実現するプログラムを含む。ROM124にはEPROMを用い、RAM126にはDRAMを用いるが、他種のメモリ(例えばEEPROM,SRAM,フラッシュメモリ等)を任意に用いてもよい。他の構成要素については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。
メイン制御基板120には、ハンドルに備えるタッチセンサ102からの信号や払出制御基板112からの信号を受けて発射用のモータ100を駆動制御する発射制御基板110や、駆動センサ106や計数センサ108等からの信号を受けて払い出し用のモータ104を駆動制御する払出制御基板112、液晶表示器14に表示する図柄を制御する図柄制御基板130、スピーカ140から出す音を制御する音声制御基板132、装飾用ランプ142等の表示を制御するランプ制御基板134などを接続する。これらの各基板はメイン制御基板120と同様にCPUを中心に構成する。なお、駆動センサ106はモータ104やパチンコ球を払い出しを行う払出装置等の駆動状態を監視する。計数センサ108は、実際に払い出したパチンコ球の個数をカウントする。駆動センサ106,計数センサ108,始動口センサ40,Vセンサ26等には、接触型センサ(例えばリードスイッチ,マイクロスイッチ,圧力センサ等)を用いるか、あるいは非接触型センサ(例えば近接センサ,光センサ,赤外線センサ等)を用いる。
またメイン制御基板120には、上述した始動口センサ40等のほかに、第1種パチンコ機の外部装置に信号(例えば大当たり,図柄確定,確変中等の遊技情報を含む)を伝達可能な外部端子板144や、保留数ランプ18などを直接に接続する。さらに、メイン制御基板120から離れた位置に備えた装置(例えばVセンサ26、ソレノイド24,36等)は信号中継用の中継端子板136を介して接続する。ソレノイド24,36の作動を制御することにより、開閉蓋28,32を運動させて開閉を行うことができる。
上述のように構成した第1種パチンコ機において、本発明を実現するべくメイン制御基板120で実行する手続きについて、図3,図4を参照しながら説明する。当該図3,図4には開閉制御手段と大当たり遊技とを実現する手続きをフローチャートで示す。なお図3と図4に示す大当たり処理は例えば液晶表示器14に特別図柄「777」等の大当たり図柄が表示されると(第1所定条件が成立すると)実行され、結合子J2,J4,J6を通じてそれぞれ処理が継続する。
図3において、まず遊技量(例えば開閉カウンタでカウント可能な開閉数や、ラウンドカウンタでカウント可能なラウンド数等)について初期値(例えば1)で初期化する〔ステップS10〕。遊技量の初期化は必要に応じて行ってもよく、遊技状態等によっては当該初期化を行わなくてもよい。遊技量を初期化しない場合には、前回以前の大当たり遊技によって得た遊技量から今回の大当たり遊技を始めることが可能になる。
遊技量を初期化した後、開閉蓋32を開けて左大入賞口38にパチンコ球が入賞しやすい状態にする〔ステップS12〕。そして、左大入賞口38への入賞数が第1所定数(例えば5個)に達するまでであって(ステップS20のNO)、かつ第1開放期間(例えば10秒間)を経過するまでは(ステップS14のNO)、ステップS14〜S20の処理を繰り返す。この繰り返し処理を実行している間にパチンコ球が左大入賞口38に入賞すると(ステップS16のYES)、対応する個数の賞球を払い出すとともに入賞数をカウントアップする〔ステップS18〕。カウントアップは通常は1ずつ増やすが、遊技状態等に応じて適宜に2以上ずつ増やす場合を含むものとし、以下同様である。そして第1開放期間を経過したか(ステップS14のYES)、あるいは左大入賞口38への入賞数が第1所定数に達すると(ステップS20のYES)、上記開閉蓋32を閉じて左大入賞口38にパチンコ球が入賞し難い状態にする〔ステップS22〕。
上記遊技を行なった結果、もし左大入賞口38にパチンコ球が入賞したときは(ステップS24のYES)、大当たり遊技を継続するべく開閉蓋28を開けて右大入賞口22にパチンコ球が入賞しやすい状態にする〔ステップS26〕。図4に移って、右大入賞口22の開放による大当たり遊技は上述した左大入賞口38の場合と同様である〔ステップS2
8〜S34〕。ただし、入賞数が第2所定数(例えば5個)に達するまでである点と〔ステップS28〕、開閉蓋28を開放する第2開放期間(例えば10秒間)が異なる〔ステップS36〕。こうして右大入賞口22の開放による大当たり遊技を終えると、開閉蓋28を閉じて右大入賞口22にパチンコ球が入賞し難い状態にする〔ステップS36〕。 なお、第1種パチンコ機の台や種類,遊技状態等によっては、上述したステップS24の判別を実行することなく無条件にステップS26以降を実行してもよい。また、ステップS24の判別条件は左大入賞口38への入賞判別に限らず、入賞個数,入賞に要した時間,左大入賞口38にVゾーンを備えた場合には当該Vゾーンへの入賞判別などのように適切な他の判別条件を用いてもよい。
1ラウンドの遊技中(特に第2開放期間中)にパチンコ球がVゾーンに入賞すると(ステップS38のYES)、ラウンドカウンタをカウントアップし〔ステップS40〕、ラウンドカウンタで示すラウンド数がラウンド継続回数を超えない範囲でステップS12〜S40の処理を繰り返す〔ステップS42〕。この繰り返し処理によって、左大入賞口38と右大入賞口22はラウンド継続回数を限度として断続的に開閉するので、遊技者は多くの賞球を得ることが可能になる。 最終的には、第1開放期間中に左大入賞口38に入賞しなかったか(ステップS24のNO)、第2開放期間中にVゾーンに入賞しなかったか(ステップS38のNO)、あるいはラウンド数がラウンド継続回数を超えると(ステップS42のYES)、大当たり遊技を終えるべく大当たり処理を終了する。
上述した実施の形態1によれば、以下に示す効果を得ることができる。(a1)所定距離だけ離れた位置にそれぞれ備えた左大入賞口38および右大入賞口22(複数の可変入賞口)と、当該左大入賞口38および右大入賞口22について大当たり遊技中(当たり遊技中)に非同時に開閉を制御するメイン制御基板120(開閉制御手段)とを備えた{図1、図3のステップS12,S22,S26、図4のステップS36を参照}。図3,図4に示す大当たり処理(開閉制御手段)では、左大入賞口38を開閉した後に、右大入賞口22を開閉した。すなわち左大入賞口38と右大入賞口22を非同時に開閉したので、開放された大入賞口にパチンコ球(遊技球)を入賞させるためには発射強度を調整するべくハンドルを操作する必要がある。よって大当たり遊技中であってもハンドルを操作しなければ大入賞口に入賞し難くなるので、ハンドル操作による遊技を楽しむ機会を与えることができる。
(a2)開放する大入賞口(左大入賞口38,右大入賞口22)をラウンド中に切り換えた{図3,図4を参照}。より具体的には、左大入賞口38にかかる第1開放期間を経過するか(ステップS14のYES)、あるいは左大入賞口38への入賞個数が第1所定数に達すると(ステップS20のYES)、第2所定条件が成立したとして開放する大入賞口を右大入賞口22に切り換えた{ステップS22,S26}。こうして開放する大入賞口がラウンド中に変化すると、開放した大入賞口に入賞させるためにはハンドルを操作する必要がある。したがって、ハンドル操作による遊技を楽しむ機会をラウンド中に与えることができる。 なお第2所定条件は、上述した第1開放期間の経過や第1所定数の入賞に限らず、液晶表示器14に特定の図柄(例えば特別図柄の組み合わせ「555」等)が表示されることや特定の領域(例えば始動口20やゲート等)への入賞/通過などのように適切な他の条件を用いてもよい。
(a3)右大入賞口22はパチンコ球が入賞することを契機として大当たり遊技を継続可能なVゾーン(特別領域)を備えた。大当たり遊技を継続するには{図4のステップS38}、当該Vゾーンを狙ってハンドルを操作してパチンコ球の発射強度を調整する必要がある。よって、ハンドル操作による遊技を楽しむ機会を与えることができる。
(a4)なお、先に左大入賞口38を開放した後に右大入賞口22を開放する構成とした
が、先に開放する大入賞口を交互(あるいはランダム)に切り換える構成としてもよい。すなわち、ラウンド継続回数(所要回数)を上限とするラウンドで遊技可能な大当たり遊技において、左大入賞口38を開閉した後に右大入賞口22を開閉する第1態様と、右大入賞口22を開閉した後に左大入賞口38を開閉する第2態様とを交互(あるいはランダム)に行う。こうすれば、今回のラウンド開始時に開放する大入賞口を前回のラウンド開始時に開放した大入賞口と異なってくる。よってラウンドごとに開放する大入賞口が変化するので、開放した大入賞口に入賞させるためにはハンドルを操作する必要がある。したがって、ハンドル操作による遊技を楽しむ機会をラウンドごとに与えることができる。
〔実施の形態2〕 実施の形態2は実施の形態1と同様に二つの可変入賞口を隔離させた第1種パチンコ機について本発明を適用した例であって、図5〜図7を参照しながら説明する。なお、第1種パチンコ機の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図5には、図1に示す第1種パチンコ機に備える遊技盤10について一部を変更した例を正面図で示す。図1と異なるのは、次の点である。すなわち第1に、左大入賞口38と右大入賞口22を上下位置にずらすとともに、距離を広げた。特に左大入賞口38については、始動口20の下方に位置付けた。そして第2に、左大入賞口38にも右大入賞口22と同様にVゾーンを設け、当該Vゾーンに入賞したパチンコ球を検出するべくVセンサ44を備えた(図3を参照)。その他に、ゲートや一般の入賞口等についても適宜変更している。
上述のように構成した第1種パチンコ機において、本発明を実現するべくメイン制御基板120で実行する手続きについて、図6,図7を参照しながら説明する。当該図6,図7には開閉制御手段と大当たり遊技とを実現する手続きをフローチャートで示す。なお図6と図7に示す大当たり処理は、実施の形態1と同様に液晶表示器14に大当たり図柄が表示されると実行され、結合子J8,J10を通じてそれぞれ処理が継続する。
図6において、まず図3のステップS10と同様に遊技量を初期値で初期化した後〔ステップS50〕、開放する大入賞口を決定する〔ステップS52〕。どの大入賞口を開放させるかは、例えば乱数や、ROM124等に予め記憶させた決定テーブル等に従って決定する。乱数の場合には、例えば奇数値が出たときは左大入賞口38に決定し、偶数値が出たときは右大入賞口22に決定する。決定テーブルには、例えば{大当たり処理の実行回数,開放する大入賞口}の関係を複数設定しておき、当該実行回数に対応する大入賞口を決定する。
開閉蓋を開けて大入賞口にパチンコ球が入賞しやすい状態にした後、当該大入賞口への入賞数が所定数(例えば10個)に達するまでであって(ステップS62のNO)、かつ開放期間(例えば20秒間)を経過するまでは(ステップS56のNO)、図3のステップS14〜S20と同様にステップS56〜S62の処理を繰り返す。そして開放期間を経過したか(ステップS56のYES)、あるいは開放した大入賞口への入賞数が所定数に達すると(ステップS62のYES)、上記開閉蓋を閉じて大入賞口にパチンコ球が入賞し難い状態にする〔ステップS64〕。こうして1回の開閉を終えるので、1ラウンドについて開閉カウンタで示す開閉数が開閉継続回数を超えない範囲でステップS54〜S64の処理を繰り返す〔ステップS66〕。なお二点鎖線で示すように繰り返し処理にステップS52を含めれば開放する大入賞口はラウンド中にランダムになり、今回開閉させる大入賞口を前回開閉した大入賞口と異ならせることが可能になる。
そして1ラウンドにおける全ての開閉動作を終えると(ステップS66のYES)、図7に移る。当該1ラウンドの遊技中にパチンコ球がVゾーンに入賞すると(ステップS68のYES)、ラウンドカウンタをカウントアップし〔ステップS70〕、当該ラウンドカウンタで示すラウンド数がラウンド継続回数を超えない範囲でステップS52〜S70の処理を繰り返す〔ステップS72〕。この繰り返し処理によって、大入賞口はラウンド継続回数を限度として断続的に開閉するので、遊技者は多くの賞球を得ることが可能になる。 最終的には、開放期間中にVゾーンに入賞しなかったか(ステップS68のNO)、あるいはラウンド数がラウンド継続回数を超えると(ステップS72のYES)、大当たり遊技を終えるべく大当たり処理を終了する。
上記実施の形態2によれば、以下に示す効果を得ることができる。(b1)メイン制御基板120は、左大入賞口38および右大入賞口22について大当たり遊技中(当たり遊技中)に非同時に開閉を制御した{図6のステップS52,S54,S64を参照}。図6,図7に示す大当たり処理では、ラウンドごとに開放する大入賞口を決定し、当該大入賞口を開閉した{図6のステップS52,S54,S64を参照}。すなわち左大入賞口38と右大入賞口22を非同時に開閉したので、開放された大入賞口にパチンコ球を入賞させるためには発射強度を調整するべくハンドルを操作する必要がある。よって大当たり遊技中であってもハンドルを操作しなければ大入賞口に入賞し難くなるので、ハンドル操作による遊技を楽しむ機会を与えることができる。
(b2)図6,図7に示す大当たり処理では、乱数や決定テーブル等に基づいて開放すべき大入賞口を決定し、当該大入賞口を開閉した{図6のステップS52,S54,S64を参照}。すなわち、ラウンドごとについて開放する大入賞口がランダムに変化してゆき、今回開放する大入賞口は前回開放した大入賞口と異なる可能性がある。同様に、図6の二点鎖線の場合には開閉ごとに開放する大入賞口がランダムに変化してゆき、ステップS50で決定する場合には大当たり遊技ごとに開放する大入賞口がランダムに変化してゆく。いずれにせよ開放した大入賞口に入賞させるためにはハンドルを操作する必要があるので、ハンドル操作による遊技を楽しむ機会をラウンドごとに与えることができる。
(b3)なお実施の形態2では、左大入賞口38と右大入賞口22の大きさや入賞率等をほぼ同じように構成したが、これらの大きさや入賞率等を異ならせてもよい。左大入賞口38よりも右大入賞口22の大きさを小さく(入賞率を低く)した例を図8に示す。本形態は、図6,図7に示す大当たり処理だけでなく、図3,図4に示す大当たり処理にも適用することができる。一方の大入賞口は大きさが小さくなるのでパチンコ球を入賞させるためには、より適切な発射強度になるハンドル操作が必要になる。したがって、ハンドル操作による遊技をより楽しむ機会を与えることができる。
(b4)上述した図8の例では複数の大入賞口(左大入賞口38,右大入賞口22)で入賞率を異ならせたが、一以上の任意の大入賞口について入賞率を変化させる構成としてもよい。例えば、図8に示す左大入賞口38に備えた開閉蓋32と、右大入賞口22に備えた開閉蓋28とを一の大入賞口に備えるとともに、双方の開閉蓋を独立に開閉可能に構成する。すなわち開閉蓋32のみを開放する第1開放状態と、開閉蓋28のみを開放する第2開放状態と、開閉蓋32および開閉蓋28の双方を開放する第3開放状態とをラウンドごとやラウンド中に切り換える。入賞率が異なる開放状態を切り換えることで入賞率が変化する。このことは開閉蓋に限らず、開閉可能な羽根やスライド可能なスライド部材等についても同様に適用することができる。さらに可動片(開閉蓋,羽根,スライド部材等)の姿勢を自在に制御可能に構成すれば、当該可動片の姿勢に応じて入賞率を変化させることも可能になる。よって入賞率の変化に合わせてハンドルを操作し、パチンコ球の発射強度を調整しなければ可変入賞口への入賞が困難になる。よってハンドル操作による遊技を楽しむ機会を与えることができる。
〔実施の形態3〕 実施の形態3は第2種パチンコ機に本発明を適用した例であって、図9を参照しながら説明する。なお説明を簡単にするために実施の形態3では実施の形態2と異なる点について説明する。よって実施の形態2で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図9には、図1に示す遊技盤10に代えて第2種パチンコ機に備える遊技盤50の外観を正面図で示す。なお、第2種パチンコ機を構成する他の部材や装置については周知であるので、図示および説明を省略する。 遊技盤50は、後述するように左大入賞口82や右大入賞口56等を有する役物装置52、入賞したパチンコ球を検出可能な始動口センサ70を有する始動口72、同様に入賞したパチンコ球を検出可能な始動口センサ68,66をそれぞれ有する始動口62,64、その他にゲートや一般の入賞口,風車,障害釘等を適宜に配置する。始動口72,62,64は、パチンコ球が入賞すると一般の入賞口と同様に賞球を払い出す。
左大入賞口82と右大入賞口56は、図示するように役物装置52の左右端部に離して設ける。左大入賞口82にはソレノイド78によって開閉可能な羽根80を備え、右大入賞口56にはソレノイド58によって開閉可能な羽根54を備える。さらに役物装置52には、大入賞口の開放期間中にパチンコ球が入賞するとラウンド継続回数内でラウンドを継続可能なVゾーン76や、賞球を払い出すに過ぎない通常入賞口等を有する。パチンコ球をそれぞれ検出するため、Vゾーン76にはVセンサ74を備え、通常入賞口には入賞センサ60を備える。これらのうちVセンサ74やソレノイド58,78は、いずれも中継端子板136を介してメイン制御基板120に接続する(図3を参照)。
上述のように構成した第2種パチンコ機において、本発明を実現するべくメイン制御基板120で実行する手続きは図6,図7に示す大当たり処理と同様である。すなわち左大入賞口82と右大入賞口56について、ラウンドごと(あるいは開閉ごと)に開放すべき大入賞口を決定し、当該決定した大入賞口を開閉する。図9の例では、左大入賞口82を開け、右大入賞口56を閉じている状態を示す。こうすれば、今回開放する大入賞口は前回開放した大入賞口と異なる可能性がある。よって開放した大入賞口に入賞させるためにはハンドルを操作する必要があるので、実施の形態2と同様の作用効果を得ることができる{上記(b1)〜(b4)を参照}。
〔他の実施の形態〕 上述したパチンコ機(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。(c1)実施の形態1,2では第1種パチンコ機に本発明を適用し、実施の形態3では第2種パチンコ機に本発明を適用した。この形態に代えて、第3種パチンコ機や、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばアレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって当たり遊技として可変入賞口を開放可能なものにも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても当たり遊技中であってもハンドルを操作しなければ可変入賞口に入賞し難くなるので、ハンドル操作による遊技を楽しむ機会を与えることができる。
(c2)複数の可変入賞口として、実施の形態1,2では二つの大入賞口(左大入賞口38,右大入賞口22)を適用し、実施の形態3でも二つの大入賞口(左大入賞口82,右大入賞口56)を適用した。この形態として、三以上の大入賞口について本発明を適用することも可能である。この場合において、二以上の大入賞口を同時期に開放すると入賞可能性が高まるので、遊技者は賞球を得る可能性も増える。また、大入賞口に限らず、当たり遊技中に開閉やスライド等が可能な入賞口(入賞装置)、例えば可動片を備えた入賞装置等についても本発明を適用することも可能である。
(c3)実施の形態1,2,3では、いずれも二つの大入賞口について一方の大入賞口を開放し、他方の入賞口を閉鎖していた{図3,図4および図6,図7を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、一方の大入賞口にかかる開放期間の一部について、他方の大入賞口を一時的に開放してもよい。例えば実施の形態1について、左大入賞口38を開放する第1開放期間の一部について右大入賞口22を開放する。一例として、第1開放期間(例えば10秒間)の開始時に左大入賞口38および右大入賞口22をほぼ同時に開け、一定期間(例えば5秒間)経過すると右大入賞口22を閉じ、その後に第1開放期間を経過すると左大入賞口38を閉じる。このことは三以上の大入賞口を備えた場合でも同様に適用可能である。こうすれば開放期間の一部に二以上の大入賞口が開くことになるので、遊技者は賞球を得る可能性も増える。この場合、複数の大入賞口のいずれかに入賞させるためには発射強度を調整するべくハンドルを操作する必要がある。よってハンドル操作による遊技を楽しむ機会を与えることができる。
(c4)実施の形態1,2,3では、当たり遊技としていずれも大当たり遊技を適用した{図3,図4および図6,図7を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、大当たり遊技以外の遊技であって遊技者に特典となるような他の遊技についても同様に本発明を適用してもよい。当該他の遊技としては、普通図柄の抽選による当たり遊技等が該当する。この形態であっても可変入賞口のいずれかに入賞させるためには発射強度を調整するべくハンドルを操作する必要がある。よってハンドル操作による遊技を楽しむ機会を与えることができる。
(c5)実施の形態1,2,3では、可変入賞口を開ける期間を一定にした{第1開放期間と第2開放期間について図3,図4を参照し、開放期間について図6を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、当たり遊技ごと,ラウンドごと,開閉ごとについて、乱数や決定テーブル等に従って可変入賞口を開ける期間の長さを変化させてもよい。この場合、どれだけの期間を開放するのか遊技者は分からないので、決定時以降に時間やカウントダウン等で報知するとなおよい。これらの形態であっても、開放時間内に可変入賞口に入賞させるためには発射強度を調整するべくハンドルを操作する必要がある。よってハンドル操作による遊技を楽しむ機会を与えることができる。このことは、可変入賞口を閉じる条件(第1所定数,第2所定数については図3,図4を参照し、所定数については図6を参照}についても同様に適用することができる。
10,50 遊技盤 12 複合役物装置 14 液晶表示器(表示部) 22,56 右大入賞口(可変入賞口) 24,36,58,78 ソレノイド(駆動体) 26,44,74 Vセンサ 28,32 開閉蓋(可動体) 30,34,60 入賞センサ 38,82 左大入賞口(可変入賞口) 52 役物装置 54,80 羽根(可動体)
110 発射制御基板 112 払出制御基板 120 メイン制御基板(開閉制御手段) 122 CPU 124 ROM 126 RAM 130 図柄制御基板 132 音声制御基板 134 ランプ制御基板

Claims (3)

  1. 操作ハンドルにより調整される発射強度によって遊技球の打ち込まれる箇所が左右方向にずれるように形成された遊技盤と、
    前記遊技盤に打ち込まれた遊技球が入球可能とされる始動口と、
    前記始動口に遊技球が入球されたことに基づいて特別図柄を変動させる特別図柄変動手段と、
    前記特別図柄変動手段により変動された特別図柄が特定の表示態様にて停止表示されたときに遊技者に賞球を獲得する機会が与えられる当たり遊技を実行する当たり遊技付与手段と、を備え、
    記当たり遊技付与手段は、
    前記特別図柄が特定の表示態様にて停止表示されて当たり遊技が実行されるときに複数回にわたって行われる各入賞遊技において開放可能とされる可変入賞口として、互いの中心位置が左右方向にずれるように配設される左可変入賞口及び右可変入賞口を別個に用意した上で、
    記当たり遊技が実行されるときに複数回にわたって行われる各入賞遊技においては、前記可変入賞口としての前記左可変入賞口及び前記右可変入賞口のいずれかのみを単独開放させるとともに、その単独開放されない側の可変入賞口については、少なくとも該当する入賞遊技が終了して次の入賞遊技が開始されるまでの間は開放させずにこれを閉鎖状態にて維持する単独開放制御手段、及び
    前記単独開放制御手段により単独開放されない側の可変入賞口を前記互いの中心位置が左右方向にずれるように配設される左可変入賞口と右可変入賞口との間で切り替える閉鎖入賞口切替制御手段
    を有し、前記単独開放制御手段は、次の入賞遊技が開始されるときには、前記単独開放されない側の可変入賞口が前記左可変入賞口と前記右可変入賞口との間で前記閉鎖入賞口切替制御手段により切り替えられうるように、それら左可変入賞口及び右可変入賞口のいずれかのみを単独開放させるものであって、さらに、
    前記左可変入賞口及び右可変入賞口は、
    前記遊技盤に打ち込まれた遊技球の入賞し易さが互いに異なるようにそれぞれ設けられてなる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記閉鎖入賞口切替制御手段は、前記左可変入賞口と前記右可変入賞口との間で切り替えるか否かが決定される決定処理を乱数に基づいて行うものである
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記当たり遊技付与手段は、遊技球が入賞することを契機として当たり遊技を継続可能とする特別領域を前記可変入賞口にて設ける
    請求項1または2に記載の遊技機。
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