JP2006340028A - アンテナ自動整合装置 - Google Patents

アンテナ自動整合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006340028A
JP2006340028A JP2005162120A JP2005162120A JP2006340028A JP 2006340028 A JP2006340028 A JP 2006340028A JP 2005162120 A JP2005162120 A JP 2005162120A JP 2005162120 A JP2005162120 A JP 2005162120A JP 2006340028 A JP2006340028 A JP 2006340028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
antenna
impedance matching
matching circuit
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005162120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4268152B2 (ja
Inventor
Yuutai Nakatani
勇太 中谷
Ichiro Ida
一郎 井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2005162120A priority Critical patent/JP4268152B2/ja
Publication of JP2006340028A publication Critical patent/JP2006340028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4268152B2 publication Critical patent/JP4268152B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transceivers (AREA)

Abstract

【課題】アンテナ自動整合装置に関し、送信信号と受信信号の周波数が離れている場合でも、また、送信電力制御が行われる場合やフェージング環境下においても、アンテナのインピーダンス整合を確実に且つ適正に行う。
【解決手段】アンテナ1−1と無線機1−3との間に接続されたアンテナインピーダンス整合回路1−2に、送信信号と受信信号の周波数の中間付近の周波数の信号を発生する信号発生部1−6を、切り替えスイッチ1−8を介して接続し、信号発生部1−6から送出した信号がアンテナ1−1から放射されずに反射して戻ってくる反射波を方向性結合器1−9により電力検出部1−5に入力し、電力検出部1−5で検出される反射波の電力が最小となるように、アンテナインピーダンス整合回路1−2の可変リアクタンス素子を制御部1−4により制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アンテナ自動整合装置に関し、特に、携帯電話機や携帯情報端末や無線LAN機器等の無線機のアンテナのインピーダンス整合を自動的に行うアンテナ自動整合装置に関する。
従来のアンテナ自動整合装置の構成例を図7に示す。従来のアンテナ自動整合装置は、図7の(a)に示すように、アンテナ7−1と無線機7−7との間のインピーダンス整合を取るインピーダンス整合回路7−3と、インピーダンス整合回路7−3の出力端に接続された電力探知回路7−2と、インピーダンス整合回路7−3の入力端に接続された電力探知回路7−4と、該電力探知回路7−2及び7−4の出力が入力端に接続されたコンパレータ7−5と、該コンパレータ7−5の出力が入力端に接続され、出力端がインピーダンス整合回路7−3に接続された印加電圧制御回路7−6とから構成される。
インピーダンス整合回路7−3は、図7の(b)に示すように、バリキャップダイオード7−31等の可変リアクタンス素子を用いて構成される。また、電力探知回路7−2及び7−4は、入力インピーダンスの十分大きな演算増幅器からなる回路等を用い、被探知物のインピーダンスに影響を与えることなく、送・受信電力を検出する回路により構成される。なお、電力探知回路7−2及び7−4、コンパレータ7−5並びに印加電圧制御回路7−6は、インピーダンス整合回路7−3のインピーダンス値を制御するためのフィードバック回路を構成している。
上記構成において、無線機7−7とインピーダンス整合回路7−3間の信号を“A”、インピーダンス整合回路7−3とアンテナ7−1間の信号を“B”、電力探知回路7−4とコンパレータ7−5の一方の入力段との間の信号を“C”、電力探知回路7−2とコンパレータ7−5の他方の入力段との間の信号を“D”、コンパレータ7−5の出力段と印加電圧制御回路7−6の入力段との間の信号を“E”、印加電圧制御回路7−6の出力段とインピーダンス整合回路7−3の入力段との間の信号を“V”とする。
このアンテナ自動整合装置は、インピーダンス整合回路7−3を構成するバリキャップダイオード7−31により、アンテナ7−1と無線機7−7間のインピーダンスの調整をする。この調整のために、インピーダンス整合回路7−3の入出力間の信号A及びBの電力を電力探知回路7−4及び7−2により電圧信号として検出する。
即ち、電力探知回路7−4及び7−2は、送受信信号A及びBの電力を検出し、検出した電力を示す電圧信号C及びDを出力する。これらの信号C及びDは、コンパレータ7−5によりその電圧が比較され、比較結果を示す出力信号Eが印加電圧制御回路7−6へ供給される。印加電圧制御回路7−6は、信号Eの電圧レベルに応じ、インピーダンス整合回路7−3のバリキャップダイオード7−31に印加する電圧信号Vを調整する。
送信時の場合、無線機7−7より送出された信号Aは、インピーダンス整合回路7−3を通り、送信信号Bとして、アンテナ7−1から空中に送出される。電力探知器4は、無線機7−7から出力される電圧信号Aを電圧信号Cに反映させる(インピーダンス整合回路7−3の前後で監視するのは電力であり、その情報を電圧に変換する)。また、電力探知回路7−2は、この時のインピーダンス整合回路7−3を介したアンテナ端電力を反映した電圧信号Bを、電圧信号Dとして取り出す。
コンパレータ7−5は、電圧信号CとDとを比較し、比較結果を示す信号Eを印加電圧制御回路7−6に出力する。この信号Eは、インピーダンス整合回路7−3の電力損失の度合いを示す。印加電圧制御回路7−6は、比較結果に基づいて、バリキャップダイオード7−31に印加する制御信号Vの電圧を調整する。
印加電圧制御回路7−6は、バリキャップダイオード7−31の印加電圧Vを制御し、インピーダンス整合回路7−3のインピーダンス整合を適正化する。まず、バリキャップダイオード7−31に初期電圧を印加し、その時のコンパレータ7−5の出力信号Eを測定する。次に、バリキャップダイオード7−31に印加する電圧VをΔVだけ増加し、その時のコンパレータ7−5の出力信号Eを測定する。信号Eの遍歴より、インピーダンス整合回路7−3のインピーダンス整合が改善されていれば、即ち、信号Eの電圧レベルが低下していれば、上記の処理を繰り返し、電圧VをΔVずつ増加する。
また、インピーダンス整合回路7−3のインピーダンス整合が劣化すれば、即ち、信号Eの電圧レベルが上昇すれば、ΔVだけ印加電圧を低下し、信号Eを測定する。このような処理を繰り返す。インピーダンス整合回路7−3のインピーダンス整合に変化が無ければ、即ち、信号Eの電圧レベルがほぼ0(基準時間内の平均が基準値以下になる程度でもよい)に安定した状態になったら、信号Eの監視だけを行う。
以上の処理により、リアルタイムにインピーダンス整合回路7−3の整合状態を監視することにより、無線機7−7とアンテナ7−1との間のインピーダンス整合を行う。即ち、インピーダンス整合回路7−3の整合状態は、制御電圧Vにより変化するので、信号Eの電圧の変遷より、信号Eの電圧がほぼ0(或いは基準時間内の平均が基準値以下になる程度)となるように電圧Vを制御する。上記説明は送信系について行ったが、受信系についても同様の処理手順で無線機7−7とアンテナ7−1との間のインピーダンスを整合させることができる。
上述のアンテナ自動整合装置は、下記の特許文献1に記載されている。また、アンテナと人体とが接近することによるアンテナのインピーダンス変化に対するアンテナ整合回路に関して下記の特許文献2に記載されている。
特開平11−251928号公報 特開平7−7357号公報
アンテナ自動整合装置は、一般に、アンテナと無線機との入出力インピーダンスを整合させる目的で用いられ、送信出力或いは受信入力を最大限取り出すと共に、無線機本体の加熱、過電圧放電を防止するために、アンテナと無線機との入出力インピーダンス整合を適正化することが重要である。
インピーダンス整合は、送受信周波数が変化する度に調整し直す必要があり、従来からインピーダンス整合を自動的に行う手法が提案されている。しかし、従来の手法では、送受信信号の電圧及び電流を観測して整合回路を制御するものが多く、制御アルゴリズムが複雑であった。
また、送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域とが掛け離れている場合(広帯域のFDDシステム等)は、一方の周波数帯域で自動整合を行っても、他方の周波数帯域で整合が取れているという保証はない。即ち、図8の(a)に示すように、受信信号(downlink)の周波数帯域で、反射波により生じる定在波比(VSWR)が最小となるようインピーダンス整合を行っても、送信信号(uplink)の周波数帯域ではインピーダンス不整合となり、反射波が発生して定在波比(VSWR)が最小とならない。
同様に、図8の(b)に示すように、送信信号(uplink)の周波数帯域で、定在波比(VSWR)が最小となるようインピーダンス整合を行っても、受信信号(downlink)の周波数帯域ではインピーダンス不整合となり、反射波が発生して定在波比(VSWR)が最小とならない。
また、最近の携帯情報端末では、送信電力制御(TPC)を行うことが主流となってきており、送信電力制御が行われた場合、或いはフェージング環境下において、従来の手法のように単純に送信信号又は受信信号の反射量を最小にするという手法では、安定したインピーダンス整合の制御を行うことができないという問題があった。
また、人体との接近やアンテナ周辺の環境の影響により、アンテナのインピーダンス整合状態が変化し、それが通信の品質を劣化させる原因として問題となっていた。本発明は送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域とが離れている場合でも、また、送信電力制御が行われる場合やフェージング環境下においても、インピーダンス整合を確実に且つ適正に行い、インピーダンス不整合による通信品質の劣化を抑えることを目的とする。
本発明のアンテナ自動整合装置は、(1)アンテナと無線機との間に接続されたアンテナインピーダンス整合回路と、前記無線機の送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域との中間付近の周波数の信号を発生する信号発生部と、前記無線機又は信号発生部の何れか一方のみを前記アンテナインピーダンス整合回路に接続する切り替えスイッチと、前記信号発生部から信号を、切り替えスイッチを介してアンテナインピーダンス整合回路に送出したとき、前記アンテナから放射されずに反射して戻ってくる反射波を入力し、該反射波の電力を検出する電力検出部と、前記電力検出部で検出された反射波の電力が最小となるように、前記アンテナインピーダンス整合回路の可変リアクタンス素子を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、(2)アンテナと無線機との間に接続されたアンテナインピーダンス整合回路と、前記無線機とアンテナインピーダンス整合回路との間に接続され、無線機から送出される信号の一部を取り出す方向性結合器と、前記方向性結合器から取り出した信号を入力し、該既定の信号の電力を検出する電力検出部と、前記無線機から送出された既定の信号に対して、電力検出部で検出された信号の電力が最大となるように、前記アンテナインピーダンス整合回路の可変リアクタンス素子を制御した後、前記無線機の送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域との中間付近の周波数領域で整合するよう、前記アンテナインピーダンス整合回路の可変リアクタンス素子の設定値をスライドさせる制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、(3)アンテナと無線機との間に接続されたアンテナインピーダンス整合回路と、前記アンテナとアンテナインピーダンス整合回路との間に接続され、アンテナインピーダンス整合回路から出力される信号の一部を取り出す方向性結合器と、前記方向性結合器から取り出した信号を入力し、該信号の電力を検出する電力検出部と、前記無線機から送出された既定の信号に対して、前記電力検出部で検出された信号の電力が最大となるように、前記アンテナインピーダンス整合回路の可変リアクタンス素子を制御した後、前記無線機の送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域との中間付近の周波数領域で整合するよう、前記アンテナインピーダンス整合回路の可変リアクタンス素子の設定値をスライドさせる制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、(4)アンテナと無線機との間に接続されたアンテナインピーダンス整合回路と、前記無線機の送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域との中間付近の周波数の信号を発生する信号発生部と、前記無線機又は信号発生部の何れか一方のみを前記アンテナインピーダンス整合回路に接続する切り替えスイッチと、前記信号発生部から信号を、切り替えスイッチを介してアンテナインピーダンス整合回路に送出したとき、前記アンテナインピーダンス整合回路から出力される信号の一部を取り出す方向性結合器と、前記方向性結合器から取り出した信号を入力し、該送信信号の電力を検出する電力検出部と、前記電力検出部で検出された信号の電力が最大となるように、前記アンテナインピーダンス整合回路の可変リアクタンス素子を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、(5)前記信号発生部から発生する信号の周波数を変化させる手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、送信信号と受信信号の周波数帯域の中間付近の周波数でインピーダンス整合を適正化することにより、送信信号と受信信号の周波数帯域が掛け離れている場合でも、送信信号と受信信号との双方に対して適正なインピーダンス整合を行うことができる。
また、本発明ではインピーダンス整合のための既知の信号を送出して適正化するため、送信電力制御が行われる場合やフェージング環境下であっても、この既知の信号はそれらの影響を受けることがないので、予め送信電力を観測する必要はなく、インピーダンス整合を簡素な回路で確実に行うことができる。
また、本発明はアンテナ整合用の信号の周波数を任意に変更して自動整合を行うことができるため、ソフトウェア無線(Software Define Radio)技術を用いた無線機に好適に適用することができる。なお、ソフトウェア無線とは、携帯電話機、PHS(Personal Handy phone System)、無線LAN機器など、送信電力や周波数帯、変調方式などが異なる様々な無線通信手段の機能を1台の無線機に備え、該1台の無線機のソフトウェアを書き換えることによりそれぞれの無線通信手段として機能させる技術である。
図1は本発明によるアンテナ自動整合装置の第1の実施形態を示す。同図において、1−1はアンテナ、1−2はアンテナインピーダンス整合回路、1−3は無線機、1−4は制御部、1−5は電力検出部、1−6は信号発生部、1−7はバンドパスフィルター、1−8は切り替えスイッチ、1−9は方向性結合器である。
本発明の第1の実施形態では、信号発生部1−6に無線機1−3とは別の信号源を備え、該信号発生部1−6は、バンドパスフィルター1−7を介して、無線機1−3の通信に影響の無い時間帯に、切り替えスイッチ1−8により、アンテナインピーダンス整合回路1−2に接続される。
ここで、対象としている通信システムの送信信号の周波数f1、受信信号の周波数f2とする。信号発生部1−6からは(f1+f2)/2近辺の周波数の無変調連続波(CW)信号を発生し、その信号は、バンドパスフィルター(BPF)1−7、アンテナインピーダンス整合回路1−2、アンテナ1−1を通過して外界に電波として放射される。しかし、人体やアンテナ1−1周辺の環境変化などにより、アンテナインピーダンスの不整合が生じている場合、一部の信号が電波として放射されず、反射して戻ってくる。
その信号を、方向性結合器1−9を介して電力検出部1−5に入力し、電力検出部1−5で反射信号の電力を検出し、その電力に基づいてアンテナインピーダンス整合回路1−2を制御する。具体的には、反射してきた信号の電力が最小となるように制御する。信号発生部1−6から送出される信号は、送信電力制御(TPC)やフェージングに影響されることなく、つまり周囲の環境に左右されることなく、確実なインピーダンス整合を行うことができる。
本発明では、図2の(a)に示すように、送信信号(uplink)と受信信号(downlink)とで異なる周波数帯域を使用する広帯域FDD(周波数分割複信)方式の無線機の場合でも、送信信号(uplink)と受信信号(downlink)との周波数帯域の中間付近の周波数fmidの信号を信号発生部1−6から送出し、該中間付近周波数fmidでの反射波の電力が最小になるようにインピーダンス整合を行うことにより、周波数帯域が異なる送信信号(uplink)と受信信号(downlink)の双方に対して、適切なインピーダンス整合を行うことができる。
但し、注意すべきことは、信号発生部1−6から送出する信号が通信システムの送受信信号として使用される周波数の信号ではないので、電波法の規定により該信号の放射に当たっては基本的に免許申請を行う必要がある。しかし、図2の(b)に示すように、微弱無線局の3mの距離における電界強度が許容値以下の場合に限り、免許申請を行う必要がなく、このような微弱レベルの信号であれば、随時送出することができる。
インピーダンス整合/不整合に関しては、送出レベルの大小は関係ないので、上述の許容値以下のレベルの信号を出力してインピーダンス整合を取る構成とすることができる。なお、上述の微弱無線局についての規定は、http://www.tele.soumu.go.jp/j/material/rule.htm等のウェブページに掲載されている。
本発明の変形例として図3に第2の実施形態を示す。同図に示すように第2の実施形態は、無線機1−3からインピーダンス整合用の既定の信号を送信し、その一部を方向性結合器1−9により取り出し、その信号を電力検出部1−5に入力し、電力検出部1−5で検出した信号電力を制御部1−4に入力し、制御部1−4は該信号の電力が最大となるようにアンテナインピーダンス整合回路1−2を制御する。
アンテナインピーダンス整合回路1−2で正しくインピーダンス整合されていれば、無線機1−3から送出した信号が反射されることなくアンテナ1−1から放射されるので、電力検出部1−5で検出される信号電力は最大となる。従って、該信号電力が最大となるようにアンテナインピーダンス整合回路1−2を制御することにより、送信信号の周波数帯域でのインピーダンスを整合させることができる。
但し、送信信号(uplink)と受信信号(downlink)とで異なる周波数帯域が使用される場合、受信信号(downlink)に対してはインピーダンス不整合となってしまう。そこで、図4の(a)に示すように送信信号(uplink)で整合させた状態から、図4の(b)に示すように、送信信号(uplink)と受信信号(downlink)の中間周波数付近でインピーダンスが整合するよう、にアンテナインピーダンス整合回路1−2の可変リアクタンス素子の設定値をスライドさせる。このスライドさせる値は、予め制御部1−4に固定値として保持させておくものとする。
更に本発明の変形例として図5に第3の実施形態を示す。同図に示すように第3の実施形態は、無線機1−3から出力され、アンテナインピーダンス整合回路1−2を通過した後の既定信号の一部を、方向性結合器1−9により取り出し、その既定信号の一部を電力検出部1−5に入力し、電力検出部1−5で検出した信号電力を制御部1−4に入力し、制御部1−4は該信号電力が最大となるようにアンテナインピーダンス整合回路1−2を制御するように構成したものである。
この第3の実施形態も第2の実施形態と同様に、送信信号(uplink)と受信信号(downlink)とで異なる周波数帯域が使用される場合、送信信号(uplink)で整合させた状態から、送信信号(uplink)と受信信号(downlink)の中間周波数付近でインピーダンスが整合するよう、にアンテナインピーダンス整合回路1−2の可変リアクタンス素子の設定値をスライドさせる。
更に本発明の変形例として図6に第4の実施形態を示す。同図に示すように第4の実施形態は、第1の実施形態と同様に、無線機1−3とは別の信号源として信号発生部1−6を設け、該信号発生部1−6は、バンドパスフィルター1−7を介して、無線機1−3の通信に影響の無い時間帯に、切り替えスイッチ1−8により、アンテナインピーダンス整合回路1−2に信号を送出する。
該信号発生部1−6からは、送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域の中間付近の周波数の無変調連続波(CW)信号を送出し、その信号を、バンドパスフィルター(BPF)1−7、アンテナインピーダンス整合回路1−2、アンテナ1−1を通過して外界に電波として放射する。
そして、アンテナインピーダンス整合回路1−2から出力される送信信号の一部を、方向性結合器1−9を介して電力検出部1−5に入力し、電力検出部1−5で送信信号の電力を検出し、その電力が最大となるようにアンテナインピーダンス整合回路1−2を制御するよう構成する。その外の実施形態として、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明によるアンテナ自動整合装置の第1の実施形態を示す図である。 本発明による信号発生部から送出する信号の説明図である。 本発明によるアンテナ自動整合装置の第2の実施形態を示す図である。 送信信号での整合状態から中間周波数で整合させるようにスライドさせる動作の説明図である。 本発明によるアンテナ自動整合装置の第3の実施形態を示す図である。 本発明によるアンテナ自動整合装置の第4の実施形態を示す図である。 従来のアンテナ自動整合装置の構成例を示す図である。 送信信号と受信信号の周波数帯域が離れている場合の定在波比(VSWR)を示す図である。
符号の説明
1−1 アンテナ
1−2 アンテナインピーダンス整合回路
1−3 無線機
1−4 制御部
1−5 電力検出部
1−6 信号発生部
1−7 バンドパスフィルター
1−8 切り替えスイッチ
1−9 方向性結合器

Claims (5)

  1. アンテナと無線機との間に接続されたアンテナインピーダンス整合回路と、
    前記無線機の送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域との中間付近の周波数の信号を発生する信号発生部と、
    前記無線機又は信号発生部の何れか一方のみを前記アンテナインピーダンス整合回路に接続する切り替えスイッチと、
    前記信号発生部から信号を、切り替えスイッチを介してアンテナインピーダンス整合回路に送出したとき、前記アンテナから放射されずに反射して戻ってくる反射波を入力し、該反射波の電力を検出する電力検出部と、
    前記電力検出部で検出された反射波の電力が最小となるように、前記アンテナインピーダンス整合回路を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とするアンテナ自動整合装置。
  2. アンテナと無線機との間に接続されたアンテナインピーダンス整合回路と、
    前記無線機とアンテナインピーダンス整合回路との間に接続され、無線機から送出される信号の一部を取り出す方向性結合器と、
    前記方向性結合器から取り出した信号を入力し、該既定の信号の電力を検出する電力検出部と、
    前記無線機から送出された既定の信号に対して、電力検出部で検出された信号の電力が最大となるように、前記アンテナインピーダンス整合回路を制御した後、前記無線機の送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域との中間付近の周波数領域で整合するよう、前記アンテナインピーダンス整合回路の設定値をスライドさせる制御部と、
    を備えたことを特徴とするアンテナ自動整合装置。
  3. アンテナと無線機との間に接続されたアンテナインピーダンス整合回路と、
    前記アンテナとアンテナインピーダンス整合回路との間に接続され、アンテナインピーダンス整合回路から出力される信号の一部を取り出す方向性結合器と、
    前記方向性結合器から取り出した信号を入力し、該信号の電力を検出する電力検出部と、
    前記無線機から送出された既定の信号に対して、前記電力検出部で検出された信号の電力が最大となるように、前記アンテナインピーダンス整合回路を制御した後、前記無線機の送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域との中間付近の周波数領域で整合するよう、前記アンテナインピーダンス整合回路の設定値をスライドさせる制御部と、
    を備えたことを特徴とするアンテナ自動整合装置。
  4. アンテナと無線機との間に接続されたアンテナインピーダンス整合回路と、
    前記無線機の送信信号の周波数帯域と受信信号の周波数帯域との中間付近の周波数の信号を発生する信号発生部と、
    前記無線機又は信号発生部の何れか一方のみを前記アンテナインピーダンス整合回路に接続する切り替えスイッチと、
    前記信号発生部から信号を、切り替えスイッチを介してアンテナインピーダンス整合回路に送出したとき、前記アンテナインピーダンス整合回路から出力される信号の一部を取り出す方向性結合器と、
    前記方向性結合器から取り出した信号を入力し、該送信信号の電力を検出する電力検出部と、
    前記電力検出部で検出された信号の電力が最大となるように、前記アンテナインピーダンス整合回路を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とするアンテナ自動整合装置。
  5. 前記信号発生部から発生する信号の周波数を変化させる手段を備えたことを特徴とする請求項1又は4に記載のアンテナ自動整合装置。
JP2005162120A 2005-06-02 2005-06-02 アンテナ自動整合装置 Expired - Fee Related JP4268152B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162120A JP4268152B2 (ja) 2005-06-02 2005-06-02 アンテナ自動整合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162120A JP4268152B2 (ja) 2005-06-02 2005-06-02 アンテナ自動整合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006340028A true JP2006340028A (ja) 2006-12-14
JP4268152B2 JP4268152B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=37560170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005162120A Expired - Fee Related JP4268152B2 (ja) 2005-06-02 2005-06-02 アンテナ自動整合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4268152B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011109440A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Fujitsu Ltd 無線通信装置、信号処理方法
JP2016005137A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 株式会社東芝 アンテナ装置、アンテナの自動整合方法、無線装置、及び制御装置
US9322853B2 (en) 2013-07-26 2016-04-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Antenna device and wireless communication apparatus

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03108820A (ja) * 1989-09-21 1991-05-09 Iwatsu Electric Co Ltd 時分割多重移動体通信装置
JPH05206888A (ja) * 1991-09-04 1993-08-13 Nec Corp 無線機
JPH077357A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Oki Electric Ind Co Ltd アンテナ整合回路
JPH0897733A (ja) * 1994-09-27 1996-04-12 Mitsubishi Electric Corp インピーダンス整合装置
JPH08213920A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Nagano Japan Radio Co 送信電力制御方法および送信電力制御装置
JPH0969799A (ja) * 1995-09-01 1997-03-11 Antenna Giken Kk 自動制御サーキュレータ装置
JPH0983403A (ja) * 1995-09-07 1997-03-28 Fujitsu Ltd 携帯無線機
JPH09116457A (ja) * 1995-10-18 1997-05-02 Saitama Nippon Denki Kk インピーダンス整合装置
JPH11136157A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Nec Corp 移動無線端末装置
JPH11145852A (ja) * 1997-11-05 1999-05-28 Nec Corp アンテナ回路
JPH11251956A (ja) * 1998-03-05 1999-09-17 Nec Corp アンテナ整合調整回路
JP2001077719A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Nec Saitama Ltd アンテナ・インピーダンス変化の補償可能な携帯電話機
JP2002064386A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Sony Corp 整合装置
JP2002118488A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Nec Saitama Ltd 移動無線端末装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03108820A (ja) * 1989-09-21 1991-05-09 Iwatsu Electric Co Ltd 時分割多重移動体通信装置
JPH05206888A (ja) * 1991-09-04 1993-08-13 Nec Corp 無線機
JPH077357A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Oki Electric Ind Co Ltd アンテナ整合回路
JPH0897733A (ja) * 1994-09-27 1996-04-12 Mitsubishi Electric Corp インピーダンス整合装置
JPH08213920A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Nagano Japan Radio Co 送信電力制御方法および送信電力制御装置
JPH0969799A (ja) * 1995-09-01 1997-03-11 Antenna Giken Kk 自動制御サーキュレータ装置
JPH0983403A (ja) * 1995-09-07 1997-03-28 Fujitsu Ltd 携帯無線機
JPH09116457A (ja) * 1995-10-18 1997-05-02 Saitama Nippon Denki Kk インピーダンス整合装置
JPH11136157A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Nec Corp 移動無線端末装置
JPH11145852A (ja) * 1997-11-05 1999-05-28 Nec Corp アンテナ回路
JPH11251956A (ja) * 1998-03-05 1999-09-17 Nec Corp アンテナ整合調整回路
JP2001077719A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Nec Saitama Ltd アンテナ・インピーダンス変化の補償可能な携帯電話機
JP2002064386A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Sony Corp 整合装置
JP2002118488A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Nec Saitama Ltd 移動無線端末装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011109440A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Fujitsu Ltd 無線通信装置、信号処理方法
US9322853B2 (en) 2013-07-26 2016-04-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Antenna device and wireless communication apparatus
JP2016005137A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 株式会社東芝 アンテナ装置、アンテナの自動整合方法、無線装置、及び制御装置
US9634638B2 (en) 2014-06-17 2017-04-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Control device, automatic matching method for antennas, and wireless device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4268152B2 (ja) 2009-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2676685C2 (ru) Обнаружение приближения с помощью обратной связи антенны
EP2621097B1 (en) Transceiver, method, computer program and communication device
JPH10303761A (ja) デュアルバンドrf検出器と利得制御機能とを有する移動局
US20150226777A1 (en) Antenna testing device and method
US9819376B1 (en) Proximal user detection with a complex measurement receiver
KR20140122471A (ko) 휴대 단말기의 송신방법, 휴대 단말기 및 컴퓨터 판독가능 기록매체
TW201404087A (zh) 行動通訊裝置與其阻抗匹配方法
CN108111233A (zh) 一种移动终端及调谐天线的方法
JPH11251956A (ja) アンテナ整合調整回路
JP4268152B2 (ja) アンテナ自動整合装置
CN105187343B (zh) 一种同时同频全双工系统中的降低自干扰的方法和装置
JP2006217200A (ja) 無線通信装置
JPH11308142A (ja) 携帯通信装置
JP3958275B2 (ja) 携帯端末機の出力電力制御装置及びその方法
KR20060084955A (ko) 다중 모드 이동통신 단말기에 적용되는 안테나 임피던스매칭 장치
JP2009272907A (ja) 無線通信端末
JP2008252418A (ja) 携帯無線端末、電力制御方法及び電力制御プログラム
KR20140112319A (ko) 자동 정합 회로를 근거로 한 rfid 리더 및 그의 제어 방법
JP2016086371A (ja) 送受信装置
JP2008211358A (ja) 無線装置およびアンテナ方位調整方法
JPH11340929A (ja) 無線機器および無線機器の制御方法
JP2007096628A (ja) 無線送信回路、無線送信機、無線通信回路及び無線通信機
JPH1168611A (ja) 無線通信装置
CN109660274B (zh) 功率耦合器、终端及耦合参数的设置方法
US11876561B2 (en) Signal processor, RoF transceiver, fiber optic radio system, and signal processing method

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees