JPH0983403A - 携帯無線機 - Google Patents
携帯無線機Info
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- JPH0983403A JPH0983403A JP7230239A JP23023995A JPH0983403A JP H0983403 A JPH0983403 A JP H0983403A JP 7230239 A JP7230239 A JP 7230239A JP 23023995 A JP23023995 A JP 23023995A JP H0983403 A JPH0983403 A JP H0983403A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は小型、軽量、携行性を良くすることが
できる広帯域の無線周波数を扱う携帯無線機を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】無線回路15とアンテナ9とのインピーダ
ンス整合が整合器によって取られる携帯無線機におい
て、無線回路15に接続され、各々異なるインピーダン
ス整合を取る複数の整合器を有する整合手段21と、整
合手段とアンテナ9間に接続され、アンテナ9からの反
射電力を出力する方向性結合手段22と、複数の整合器
の1つを選択する制御を行い、前回の整合器の選択で得
られた反射電力と今回の整合器の選択で得られた反射電
力とを比較し、反射電力が小さいほうの整合器を選択す
る整合器切替制御手段24とを具備して構成する。
できる広帯域の無線周波数を扱う携帯無線機を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】無線回路15とアンテナ9とのインピーダ
ンス整合が整合器によって取られる携帯無線機におい
て、無線回路15に接続され、各々異なるインピーダン
ス整合を取る複数の整合器を有する整合手段21と、整
合手段とアンテナ9間に接続され、アンテナ9からの反
射電力を出力する方向性結合手段22と、複数の整合器
の1つを選択する制御を行い、前回の整合器の選択で得
られた反射電力と今回の整合器の選択で得られた反射電
力とを比較し、反射電力が小さいほうの整合器を選択す
る整合器切替制御手段24とを具備して構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯無線機に関す
る。携帯無線機は、人が常時持ち運ぶことから、小型・
軽量・携行性が優れたものが要望されている。
る。携帯無線機は、人が常時持ち運ぶことから、小型・
軽量・携行性が優れたものが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の携帯無線機のブロック構成
図を示し、その説明を行う。図5において、1は送信側
のアンプ、2は変調器、3はミキサ、4は局部発振器、
5はバンドパスフィルタ(BPF)、6は送信側の高周
波電力増幅器、7は送受信切替スイッチ、8は整合器、
9はアンテナ、10は受信側の高周波同調増幅器、11
はミキサ、12はBPF、13は復調器、14は受信側
のアンプである。
図を示し、その説明を行う。図5において、1は送信側
のアンプ、2は変調器、3はミキサ、4は局部発振器、
5はバンドパスフィルタ(BPF)、6は送信側の高周
波電力増幅器、7は送受信切替スイッチ、8は整合器、
9はアンテナ、10は受信側の高周波同調増幅器、11
はミキサ、12はBPF、13は復調器、14は受信側
のアンプである。
【0003】また、アンプ1,14、変調器2、ミキサ
3,11、局部発振器4、BPF5,12、高周波電力
増幅器6、送受信切替スイッチ7、高周波同調増幅器1
0、復調器13で無線回路15を構成する。
3,11、局部発振器4、BPF5,12、高周波電力
増幅器6、送受信切替スイッチ7、高周波同調増幅器1
0、復調器13で無線回路15を構成する。
【0004】図示せぬマイクから送られてきた音声信号
が、アンプ1で増幅された後、変調器2で変調され、ミ
キサ3で局部発振器4の出力周波数と混合されることに
より送信周波数に変換される。この変換された信号の送
信信号成分がBPF5を通過した後、高周波電力増幅器
6で増幅され、スイッチ7を介して整合器8へ出力され
る。
が、アンプ1で増幅された後、変調器2で変調され、ミ
キサ3で局部発振器4の出力周波数と混合されることに
より送信周波数に変換される。この変換された信号の送
信信号成分がBPF5を通過した後、高周波電力増幅器
6で増幅され、スイッチ7を介して整合器8へ出力され
る。
【0005】整合器8で、アンテナと、スイッチ以降の
無線回路15とのインピーダンス整合が取られた後、ア
ンテナ9を介して無線送信される。一方、アンテナ9で
受信された信号は、整合器8を介した後、スイッチ7で
高周波同調増幅器10へ送出され、ここで増幅された
後、ミキサ11で局部発振器4の出力周波数と混合され
て受信周波数に落とされ、BPF12を介して復調器1
3で復調された後、アンプ14で増幅されて、図示せぬ
マイクへ送出されるようになっている。
無線回路15とのインピーダンス整合が取られた後、ア
ンテナ9を介して無線送信される。一方、アンテナ9で
受信された信号は、整合器8を介した後、スイッチ7で
高周波同調増幅器10へ送出され、ここで増幅された
後、ミキサ11で局部発振器4の出力周波数と混合され
て受信周波数に落とされ、BPF12を介して復調器1
3で復調された後、アンプ14で増幅されて、図示せぬ
マイクへ送出されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の携帯無線機においては、小型、軽量、携行性のよい
ことが要望されることから、アンテナ9の長さを極力短
くしなければならない。しかし、例えば30MHz帯の
周波数において十分なアンテナ性能を得るためには、2
m以上の長さが必要となるので、前記した要望点を阻害
することになる。
来の携帯無線機においては、小型、軽量、携行性のよい
ことが要望されることから、アンテナ9の長さを極力短
くしなければならない。しかし、例えば30MHz帯の
周波数において十分なアンテナ性能を得るためには、2
m以上の長さが必要となるので、前記した要望点を阻害
することになる。
【0007】そこで、アンテナ9の長さを短くするため
に、ローディングコイル等を利用してアンテナエレメン
トそのものを短くし、整合器8を使用して無線回路15
とのインピーダンス整合を図っている。
に、ローディングコイル等を利用してアンテナエレメン
トそのものを短くし、整合器8を使用して無線回路15
とのインピーダンス整合を図っている。
【0008】しかし、携帯無線機が、広い範囲の周波数
帯を扱う場合、例えば28〜60MHzの周波数から任
意に無線周波数を選択して使用するようなものである場
合、整合器8で一旦例えば30MHz帯に合わせると、
他の周波数帯に合わせる事が出来ない問題がある。
帯を扱う場合、例えば28〜60MHzの周波数から任
意に無線周波数を選択して使用するようなものである場
合、整合器8で一旦例えば30MHz帯に合わせると、
他の周波数帯に合わせる事が出来ない問題がある。
【0009】また、携帯無線機であるために人の把持状
態、携行状態等によってアンテナインピーダンスが変化
するので整合器8では対応できない問題がある。即ち、
広帯域の無線周波数を扱うものでは、周波数帯を分割
し、その分割数だけの無線回路及びアンテナを用意する
必要があり、また、整合器をその分割数必要とするの
で、携帯無線機の小型、軽量、携行性を阻害する問題が
あった。
態、携行状態等によってアンテナインピーダンスが変化
するので整合器8では対応できない問題がある。即ち、
広帯域の無線周波数を扱うものでは、周波数帯を分割
し、その分割数だけの無線回路及びアンテナを用意する
必要があり、また、整合器をその分割数必要とするの
で、携帯無線機の小型、軽量、携行性を阻害する問題が
あった。
【0010】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、小型、軽量、携行性を良くすることができ
る広帯域の無線周波数を扱う携帯無線機を提供すること
を目的としている。
ものであり、小型、軽量、携行性を良くすることができ
る広帯域の無線周波数を扱う携帯無線機を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の携帯無線
機の原理図を示す。この図1に示す携帯無線機は、無線
回路15とアンテナ9とのインピーダンス整合が整合器
によって取られるものであり、本発明の特徴は、その携
帯無線機を、無線回路15に接続され、各々異なるイン
ピーダンス整合を取る複数の整合器を有する整合手段2
1と、整合手段とアンテナ9間に接続され、アンテナ9
からの反射電力を出力する方向性結合手段22と、複数
の整合器の1つを選択する制御を行い、前回の整合器の
選択で得られた反射電力と今回の整合器の選択で得られ
た反射電力とを比較し、反射電力が小さいほうの整合器
を選択する整合器切替制御手段24とを具備して構成し
たことにある。
機の原理図を示す。この図1に示す携帯無線機は、無線
回路15とアンテナ9とのインピーダンス整合が整合器
によって取られるものであり、本発明の特徴は、その携
帯無線機を、無線回路15に接続され、各々異なるイン
ピーダンス整合を取る複数の整合器を有する整合手段2
1と、整合手段とアンテナ9間に接続され、アンテナ9
からの反射電力を出力する方向性結合手段22と、複数
の整合器の1つを選択する制御を行い、前回の整合器の
選択で得られた反射電力と今回の整合器の選択で得られ
た反射電力とを比較し、反射電力が小さいほうの整合器
を選択する整合器切替制御手段24とを具備して構成し
たことにある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。図2は本発明の一実施形
態による携帯無線機のブロック構成図である。この図に
おいて図5に示した従来例の各部に対応する部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態について説明する。図2は本発明の一実施形
態による携帯無線機のブロック構成図である。この図に
おいて図5に示した従来例の各部に対応する部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0013】図2において、図5に無い特徴要素は、符
号21で示す整合回路、22で示す方向性結合器、23
で示す検波器、24で示す整合器切替制御回路である。
整合回路21は、複数の整合器がスイッチ7と方向性結
合器22間に並列接続されてなるものであり、予め想定
できるアンテナインピーダンスの変化分に応じて数種類
用意されている。
号21で示す整合回路、22で示す方向性結合器、23
で示す検波器、24で示す整合器切替制御回路である。
整合回路21は、複数の整合器がスイッチ7と方向性結
合器22間に並列接続されてなるものであり、予め想定
できるアンテナインピーダンスの変化分に応じて数種類
用意されている。
【0014】方向性結合器22は、アンテナインピーダ
ンス整合が取れてない程に大きく反射される反射電力を
検波器23へ出力するものである。検波器23は反射電
力を検波し、この検波値を整合器切替制御回路24へ出
力するものである。
ンス整合が取れてない程に大きく反射される反射電力を
検波器23へ出力するものである。検波器23は反射電
力を検波し、この検波値を整合器切替制御回路24へ出
力するものである。
【0015】整合器切替制御回路24は、送信制御信号
供給時に、検波器23の出力値に応じて整合回路21の
インピーダンス整合が最適となる整合器を選択するもの
である。
供給時に、検波器23の出力値に応じて整合回路21の
インピーダンス整合が最適となる整合器を選択するもの
である。
【0016】このような構成によって、送信制御毎にア
ンテナ9を最適整合状態に制御できるようになってい
る。整合回路21及び整合器切替制御回路24の回路構
成を図3に示し、その構成及びアンテナ9を最適整合状
態とする制御を説明する。
ンテナ9を最適整合状態に制御できるようになってい
る。整合回路21及び整合器切替制御回路24の回路構
成を図3に示し、その構成及びアンテナ9を最適整合状
態とする制御を説明する。
【0017】図3に示す整合回路21は、整合器を8種
類有するものとし、図には第1整合器31、第2整合器
32、第3整合器33を示し、他は省略する。また各整
合器31〜33の両側には8個の整合器の内、何れか1
つを選択するスイッチ34,35が両側に設けられてい
る。
類有するものとし、図には第1整合器31、第2整合器
32、第3整合器33を示し、他は省略する。また各整
合器31〜33の両側には8個の整合器の内、何れか1
つを選択するスイッチ34,35が両側に設けられてい
る。
【0018】整合器切替制御回路24は、トリガ発生部
41、位相部42、サンプルホールド部43、コンパレ
ータ44、第1シフトレジスタ45、バッファ46、第
2シフトレジスタ47、ゲート48、基準/比較切替部
49を具備して構成されている。
41、位相部42、サンプルホールド部43、コンパレ
ータ44、第1シフトレジスタ45、バッファ46、第
2シフトレジスタ47、ゲート48、基準/比較切替部
49を具備して構成されている。
【0019】トリガ発生部41は、送信制御時に送出さ
れる送信制御信号S1によってトリガ信号S2を発生す
るものであり、整合回路21の整合器の数に等しい数の
パルスがトリガ信号S2として出力される。但し、パル
スはクロック信号により一定間隔で発生するものとす
る。
れる送信制御信号S1によってトリガ信号S2を発生す
るものであり、整合回路21の整合器の数に等しい数の
パルスがトリガ信号S2として出力される。但し、パル
スはクロック信号により一定間隔で発生するものとす
る。
【0020】位相部42はトリガ信号S2を半クロック
遅延させ、これを基準/比較選択信号S3として出力す
るものである。第1及び第2シフトレジスタ45,47
は何れも同じものであり、トリガ信号S2であるパルス
数に応じてそのデータD1及びD2を出力する。但し、
D1は比較データであり、バッファ46を介して基準/
比較切替部49へ出力され、D2は基準データであり、
ゲート48を介して基準/比較切替部49へ出力され
る。
遅延させ、これを基準/比較選択信号S3として出力す
るものである。第1及び第2シフトレジスタ45,47
は何れも同じものであり、トリガ信号S2であるパルス
数に応じてそのデータD1及びD2を出力する。但し、
D1は比較データであり、バッファ46を介して基準/
比較切替部49へ出力され、D2は基準データであり、
ゲート48を介して基準/比較切替部49へ出力され
る。
【0021】ゲート48はコンパレータ44の比較結果
であるゲート制御信号S4に応じて開/閉するようにな
っており、閉時にはその時出力していた基準データD2
を出力し続けるようになっている。ゲート48から出力
される基準データをD2′とする。
であるゲート制御信号S4に応じて開/閉するようにな
っており、閉時にはその時出力していた基準データD2
を出力し続けるようになっている。ゲート48から出力
される基準データをD2′とする。
【0022】基準/比較切替部49は、トリガ信号S2
に応じて比較データD1又は基準データD2を選択し、
これを整合器選択信号S5としてスイッチ34,35へ
出力する。
に応じて比較データD1又は基準データD2を選択し、
これを整合器選択信号S5としてスイッチ34,35へ
出力する。
【0023】コンパレータ44は、検波器23から出力
される比較値D3とサンプルホールド部43から出力さ
れる基準値D4とを比較し、この比較結果を出力するも
のである。
される比較値D3とサンプルホールド部43から出力さ
れる基準値D4とを比較し、この比較結果を出力するも
のである。
【0024】サンプルホールド部43は、検波器23の
出力値である比較値D3をトリガ信号S2に応じて1パ
ルス時間分保持して基準値D4として出力するものであ
る。このような構成の動作を図4に示すタイムチャート
を参照して説明する。
出力値である比較値D3をトリガ信号S2に応じて1パ
ルス時間分保持して基準値D4として出力するものであ
る。このような構成の動作を図4に示すタイムチャート
を参照して説明する。
【0025】図4に示す時刻t1からトリガ信号S2が
「H」及び「L」レベルに交互に変化するが、時刻t1
の前に、第1シフトレジスタ及びバッファ46から出力
されている比較データD1を前の値とし、第2シフトレ
ジスタから出力されている基準データD2を前の値、ゲ
ート48から出力されている基準データD2′を前の値
とする。またゲート制御信号S4は「L」なのでゲート
48は閉状態となっている。
「H」及び「L」レベルに交互に変化するが、時刻t1
の前に、第1シフトレジスタ及びバッファ46から出力
されている比較データD1を前の値とし、第2シフトレ
ジスタから出力されている基準データD2を前の値、ゲ
ート48から出力されている基準データD2′を前の値
とする。またゲート制御信号S4は「L」なのでゲート
48は閉状態となっている。
【0026】時刻t1〜t2間でトリガ信号S2が
「H」レベルとなると、位相部42から出力される基準
/比較選択信号S3が「L」となり、この「L」で基準
/比較切替部49が前の値である基準データD2を選択
し、これを整合器選択信号S5として出力する。
「H」レベルとなると、位相部42から出力される基準
/比較選択信号S3が「L」となり、この「L」で基準
/比較切替部49が前の値である基準データD2を選択
し、これを整合器選択信号S5として出力する。
【0027】この時、選択された整合器を介して信号が
送信され、この反射電力が検波されて得られる比較値D
3(前の値に対応)がサンプルホールド部43に保持さ
れる。サンプルホールド部43はトリガ信号S2の
「H」で比較値D3を保持し、「L」で保持した値を基
準値D4として出力する。
送信され、この反射電力が検波されて得られる比較値D
3(前の値に対応)がサンプルホールド部43に保持さ
れる。サンプルホールド部43はトリガ信号S2の
「H」で比較値D3を保持し、「L」で保持した値を基
準値D4として出力する。
【0028】時刻t2〜t3間でトリガ信号S2が
「L」となると、比較データD1及び基準データD2が
1番目の整合器(第1整合器31)を選択するための値
(1番目の値と呼ぶ)となり、この時、基準/比較選択
信号S3が「H」となるので、この「H」に応じて基準
/比較切替部49が1番目の値である比較データD1を
選択し、これを整合器選択信号S5として出力する。
「L」となると、比較データD1及び基準データD2が
1番目の整合器(第1整合器31)を選択するための値
(1番目の値と呼ぶ)となり、この時、基準/比較選択
信号S3が「H」となるので、この「H」に応じて基準
/比較切替部49が1番目の値である比較データD1を
選択し、これを整合器選択信号S5として出力する。
【0029】これによって選択された1番目の整合器3
1を介して信号が送信されるが、この時の反射電力が検
波されて得られる比較値D3(1番目の値に対応)と、
トリガ信号S2の「L」に応じてサンプルホールド部4
3から出力される前の値に対応する基準値D4とがコン
パレータ44で比較される。この比較が1回目の比較と
なる。
1を介して信号が送信されるが、この時の反射電力が検
波されて得られる比較値D3(1番目の値に対応)と、
トリガ信号S2の「L」に応じてサンプルホールド部4
3から出力される前の値に対応する基準値D4とがコン
パレータ44で比較される。この比較が1回目の比較と
なる。
【0030】この1回目の比較結果、1番目の値に対応
する比較値D3が、前の値に対応する基準値D4よりも
大きかったとすると、ゲート制御信号S4は「L」のま
まとなる。これによってゲート48から出力される基準
データD2′は前の値のままとなる。
する比較値D3が、前の値に対応する基準値D4よりも
大きかったとすると、ゲート制御信号S4は「L」のま
まとなる。これによってゲート48から出力される基準
データD2′は前の値のままとなる。
【0031】比較結果の小さいほうを残すのは反射電力
が小さいほうがインピーダンス整合が良いことを示すか
らである。時刻t3〜t4間でトリガ信号S2が「H」
となると、基準/比較選択信号S3が「L」となり、こ
の「L」に応じて基準/比較切替部49が前の値である
基準データD2′を選択し、これを整合器選択信号S5
として出力する。この場合、時刻t1〜t2間と同様な
整合器が選択されることになる。これによってサンプル
ホールド部43は前の値に対応する比較値D3を保持す
る。
が小さいほうがインピーダンス整合が良いことを示すか
らである。時刻t3〜t4間でトリガ信号S2が「H」
となると、基準/比較選択信号S3が「L」となり、こ
の「L」に応じて基準/比較切替部49が前の値である
基準データD2′を選択し、これを整合器選択信号S5
として出力する。この場合、時刻t1〜t2間と同様な
整合器が選択されることになる。これによってサンプル
ホールド部43は前の値に対応する比較値D3を保持す
る。
【0032】次に、時刻t4〜t5間でトリガ信号S2
が「L」となると、比較データD1及び基準データD2
が2番目の整合器(第2整合器32)を選択するための
値(2番目の値と呼ぶ)となり、この時、基準/比較選
択信号S3が「H」となるので、この「H」に応じて基
準/比較切替部49が2番目の値である比較データD1
を選択し、これを整合器選択信号S5として出力する。
が「L」となると、比較データD1及び基準データD2
が2番目の整合器(第2整合器32)を選択するための
値(2番目の値と呼ぶ)となり、この時、基準/比較選
択信号S3が「H」となるので、この「H」に応じて基
準/比較切替部49が2番目の値である比較データD1
を選択し、これを整合器選択信号S5として出力する。
【0033】これによって選択された2番目の整合器3
2を介して信号が送信されるが、この時の反射電力が検
波されて得られる比較値D3(2番目の値に対応)と、
サンプルホールド部43から出力される前の値に対応す
る基準値D4とがコンパレータ44で比較される。この
比較が2回目の比較となる。
2を介して信号が送信されるが、この時の反射電力が検
波されて得られる比較値D3(2番目の値に対応)と、
サンプルホールド部43から出力される前の値に対応す
る基準値D4とがコンパレータ44で比較される。この
比較が2回目の比較となる。
【0034】この2回目の比較結果、2番目の値に対応
する比較値D3が、前の値に対応する基準値D4よりも
小さかったとすると、ゲート制御信号S4は「H」とな
る。これによってゲート48が開状態となり、2番目の
値が基準データD2′として基準/比較切替部49へ出
力される。
する比較値D3が、前の値に対応する基準値D4よりも
小さかったとすると、ゲート制御信号S4は「H」とな
る。これによってゲート48が開状態となり、2番目の
値が基準データD2′として基準/比較切替部49へ出
力される。
【0035】時刻t5〜t6間でトリガ信号S2が
「H」となると、基準/比較選択信号S3が「L」とな
り、2番目の値である基準データD2′が整合器選択信
号S5となる。この場合、時刻t4〜t5間と同様な2
番目の整合器32が選択され、サンプルホールド部43
には2番目の値に対応する比較値D3が保持される。
「H」となると、基準/比較選択信号S3が「L」とな
り、2番目の値である基準データD2′が整合器選択信
号S5となる。この場合、時刻t4〜t5間と同様な2
番目の整合器32が選択され、サンプルホールド部43
には2番目の値に対応する比較値D3が保持される。
【0036】次に、時刻t6〜t7間でトリガ信号S2
が「L」となると、比較データD1及び基準データD2
が3番目の整合器(第3整合器33)を選択するための
値(3番目の値と呼ぶ)となり、この時、基準/比較選
択信号S3が「H」となり、3番目の値である比較デー
タD1が整合器選択信号S5として出力される。
が「L」となると、比較データD1及び基準データD2
が3番目の整合器(第3整合器33)を選択するための
値(3番目の値と呼ぶ)となり、この時、基準/比較選
択信号S3が「H」となり、3番目の値である比較デー
タD1が整合器選択信号S5として出力される。
【0037】これによって選択された3番目の整合器3
3を介して信号が送信され、この時の比較値D3(3番
目の値に対応)と、サンプルホールド部43から出力さ
れる2番目の値に対応する基準値D4とがコンパレータ
44で比較される。この比較が3回目の比較となる。
3を介して信号が送信され、この時の比較値D3(3番
目の値に対応)と、サンプルホールド部43から出力さ
れる2番目の値に対応する基準値D4とがコンパレータ
44で比較される。この比較が3回目の比較となる。
【0038】この3回目の比較結果、3番目の値に対応
する比較値D3が、2番目の値に対応する基準値D4よ
りも大きかったとすると、ゲート制御信号S4は「L」
のままとなる。これによってゲート48から出力される
基準データD2′は2番目の値のままとなる。
する比較値D3が、2番目の値に対応する基準値D4よ
りも大きかったとすると、ゲート制御信号S4は「L」
のままとなる。これによってゲート48から出力される
基準データD2′は2番目の値のままとなる。
【0039】次に、時刻t10〜t11間でトリガ信号
S2が「L」となると、比較データD1及び基準データ
D2が5番目の整合器(図示せぬ第5整合器)を選択す
るための値(5番目の値と呼ぶ)となり、この時、基準
/比較選択信号S3が「H」となるので、この「H」に
応じて基準/比較切替部49が5番目の値である比較デ
ータD1を選択し、これを整合器選択信号S5として出
力する。
S2が「L」となると、比較データD1及び基準データ
D2が5番目の整合器(図示せぬ第5整合器)を選択す
るための値(5番目の値と呼ぶ)となり、この時、基準
/比較選択信号S3が「H」となるので、この「H」に
応じて基準/比較切替部49が5番目の値である比較デ
ータD1を選択し、これを整合器選択信号S5として出
力する。
【0040】これによって選択された5番目の整合器を
介して信号が送信されるが、この時の反射電力が検波さ
れて得られる比較値D3(5番目の値に対応)と、サン
プルホールド部43から出力される2番目の値に対応す
る基準値D4とがコンパレータ44で比較される。この
比較が5回目の比較となる。
介して信号が送信されるが、この時の反射電力が検波さ
れて得られる比較値D3(5番目の値に対応)と、サン
プルホールド部43から出力される2番目の値に対応す
る基準値D4とがコンパレータ44で比較される。この
比較が5回目の比較となる。
【0041】この5回目の比較結果、5番目の値に対応
する比較値D3が、2番目の値に対応する基準値D4よ
りも小さかったとすると、ゲート制御信号S4は「H」
となる。これによってゲート48が開状態となり、5番
目の値が基準データD2′として基準/比較切替部49
へ出力される。
する比較値D3が、2番目の値に対応する基準値D4よ
りも小さかったとすると、ゲート制御信号S4は「H」
となる。これによってゲート48が開状態となり、5番
目の値が基準データD2′として基準/比較切替部49
へ出力される。
【0042】その後、時刻t11以降においてコンパレ
ータ44での比較結果、5番目の値に対応する比較値D
3が、6〜8番目の値に対応する基準値D4よりも小さ
かったとすると、ゲート制御信号S4は「L」のまま
で、ゲート48が閉状態となり、5番目の値が基準デー
タD2′として基準/比較切替部49へ出力されること
になる。
ータ44での比較結果、5番目の値に対応する比較値D
3が、6〜8番目の値に対応する基準値D4よりも小さ
かったとすると、ゲート制御信号S4は「L」のまま
で、ゲート48が閉状態となり、5番目の値が基準デー
タD2′として基準/比較切替部49へ出力されること
になる。
【0043】つまり、5番目の整合器がアンテナインピ
ーダンス整合を最良とするものとして選択されることに
なる。また、トリガ信号S2は発生されない状態では、
ゲート48が閉状態で、ゲート48から出力される基準
データD2′が保持されたまま、整合器選択信号S5と
して出力されるので、上述した動作例では5番目の整合
器が選択されたままの状態となる。
ーダンス整合を最良とするものとして選択されることに
なる。また、トリガ信号S2は発生されない状態では、
ゲート48が閉状態で、ゲート48から出力される基準
データD2′が保持されたまま、整合器選択信号S5と
して出力されるので、上述した動作例では5番目の整合
器が選択されたままの状態となる。
【0044】以上説明した携帯無線機によれば、送信制
御毎にアンテナインピーダンスを最適とする整合器を選
択して設定するようにしたので、無線機の通達性能が良
くなる。
御毎にアンテナインピーダンスを最適とする整合器を選
択して設定するようにしたので、無線機の通達性能が良
くなる。
【0045】また性能・種類の異なる複数の整合器を用
いるので広帯域な周波数におけるアンテナインピーダン
ス整合に対応することができ、実質的に小型、軽量、携
行性の向上に寄与する。
いるので広帯域な周波数におけるアンテナインピーダン
ス整合に対応することができ、実質的に小型、軽量、携
行性の向上に寄与する。
【0046】上述した他、整合回路21に複数の整合器
の代わりに、可変型整合器を用い、上述したように前回
と今回の反射電力の比較によってその可変型整合器の最
適設定値を決めるようにしてもよい。この場合、可変型
整合器は1つなのでより小型、軽量、携行性が良くな
る。
の代わりに、可変型整合器を用い、上述したように前回
と今回の反射電力の比較によってその可変型整合器の最
適設定値を決めるようにしてもよい。この場合、可変型
整合器は1つなのでより小型、軽量、携行性が良くな
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯無線
機によれば、広帯域の無線周波数を扱う携帯無線機であ
っても、小型、軽量、携行性を良くすることができる効
果がある。
機によれば、広帯域の無線周波数を扱う携帯無線機であ
っても、小型、軽量、携行性を良くすることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施形態による携帯無線機のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図3】図2に示す整合回路と整合器切替制御回路との
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図4】図3の動作説明タイムチャートである。
【図5】従来例の携帯無線機のブロック構成図である。
9 アンテナ 15 無線回路 21 整合手段 22 方向性結合手段 24 整合器切替制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 無線回路とアンテナとのインピーダンス
整合が整合器によって取られる携帯無線機において、 前記無線回路に接続され、各々異なるインピーダンス整
合を取る複数の整合器を有する整合手段と、 該整合手段と前記アンテナ間に接続され、該アンテナか
らの反射電力を出力する方向性結合手段と、 該複数の整合器の1つを選択する制御を行い、前回の整
合器の選択で得られた反射電力と今回の整合器の選択で
得られた反射電力とを比較し、反射電力が小さいほうの
整合器を選択する整合器切替制御手段とを具備したこと
を特徴とする携帯無線機。 - 【請求項2】 前記整合器切替制御手段が、前記無線回
路の送信制御時に、前記反射電力が最も小さくなる整合
器を、前記比較によって前記複数の整合器から選択する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。 - 【請求項3】 前記整合手段に、前記インピーダンス整
合を取る設定が可変的に行える可変型整合器を用い、前
記整合器切替制御手段が、前回のインピーダンス整合設
定で得られた反射電力と今回のインピーダンス整合設定
で得られた反射電力とを比較し、反射電力が小さいほう
のインピーダンス整合設定を選択するようにしたことを
特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230239A JPH0983403A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230239A JPH0983403A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 携帯無線機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0983403A true JPH0983403A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16904715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7230239A Withdrawn JPH0983403A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 携帯無線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0983403A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001223605A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-08-17 | Kenwood Corp | 移動通信端末 |
JP2001267953A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アンテナ装置 |
JP2006340028A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Fujitsu Ltd | アンテナ自動整合装置 |
JP2007096628A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Nec Corp | 無線送信回路、無線送信機、無線通信回路及び無線通信機 |
JP2007181063A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Tokimec Inc | 方向性結合器、空中線整合器及び送信機 |
JP2008521318A (ja) * | 2004-11-19 | 2008-06-19 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 増幅段出力に結合の負荷ラインを備えるデバイス |
JP2009503987A (ja) * | 2005-07-29 | 2009-01-29 | エヌエックスピー ビー ヴィ | 帯域外妨害波除去用の自己較正付き無線トランシーバ |
WO2016075952A1 (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-19 | 三菱重工業株式会社 | 整合回路及び無線通信装置 |
-
1995
- 1995-09-07 JP JP7230239A patent/JPH0983403A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016075952A1 (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-19 | 三菱重工業株式会社 | 整合回路及び無線通信装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |