JPH11136157A - 移動無線端末装置 - Google Patents

移動無線端末装置

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JPH11136157A
JPH11136157A JP29520497A JP29520497A JPH11136157A JP H11136157 A JPH11136157 A JP H11136157A JP 29520497 A JP29520497 A JP 29520497A JP 29520497 A JP29520497 A JP 29520497A JP H11136157 A JPH11136157 A JP H11136157A
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JP29520497A
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Masahiko Tanaka
雅彦 田中
Yoshinobu Hosonuma
義暢 細沼
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、安定、かつ高品質の通信を行
うことが可能な移動無線端末装置を提供する。 【解決手段】 人体が移動無線端末装置に接触している
場合に、人体接触認識部8が制御部10に、人体の接触
を表す旨の信号を出力し、この信号を入力した制御部1
0は、記憶部9に記憶されているRSSIのレベルと、
現在受信しているRSSIのレベルとを比較した上で、
スイッチ6にマッチング回路2とマッチング補正回路7
との間の接続を切り替えるための切替信号を出力するこ
とにより、インピーダンスの整合を行い、インピーダン
スの急激な変化に対する通話品質の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動無線端末装置に
関し、特にアンテナに対して、マッチング回路によりイ
ンピーダンスの整合を実現する移動無線端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、移動無線端末装置においては、受
信入力レベルを最大にするために、移動無線端末装置内
部にインピーダンスのマッチング回路を挿入している。
ここで、以下では、受信入力レベルを表すために、この
受信入力レベルと同意の受信電界強度表示(Recei
ved Signal Strength Indic
ator)を用い、受信入力レベルのことを単にRSS
Iレベルと記す。
【0003】上述の移動無線端末装置を実用する場合
は、近辺に物体や人間が存在している状況において使用
し、若しくは移動無線端末装置を人間が直接保持して使
用するのが一般的である。
【0004】しかし、例えば人間が移動無線端末装置の
側に存在すると、アンテナのインピーダンスが急激に変
化し、たとえマッチング回路を挿入している場合であっ
ても、インピーダンスが最適値からズレて、通話や送受
信が困難になるという問題があった。
【0005】そこで、上記問題を解決するための発明と
して、特開昭61−135235号公報に開示されてい
る「アンテナシステム」のように、アンテナのインピー
ダンスの急激な変化を自動的に吸収するインピーダンス
整合回路を設けて、受信入力レベル(RSSI)の変化
を防止するようにした発明がある。
【0006】上記アンテナシステムは、論理回路により
RSSIレベルの値を常時監視し、その値が前に測定し
た値よりも下がっていれば、可変リアクタンス素子のリ
アクタンス値を制御することにより、インピーダンスの
整合を行っている。
【0007】従って、上記従来の整合システムによれ
ば、人体や物体が近辺に存在することによりインピーダ
ンスが急激に変化し、RSSIレベルに影響を与える場
合であっても、迅速にインピーダンスの整合を自動的に
行うので、RSSIレベルの低下を最小に押さえること
ができ、通話不能という状態を回避することができると
している。
【0008】しかし、上記「アンテナシステム」は、最
大のRSSIレベルを保持することは可能であるが、常
時RSSIレベルの変動を監視し、かつ、必要な場合は
その度にインピーダンスの整合を行うものとなっている
ため、装置規模の増大、及び装置の複雑化が避けられな
いという問題を有している。
【0009】つまり、上記「アンテナシステム」は、R
SSIレベルの劣化を常に監視しているが、人体の接触
以外の要因でRSSIレベルが劣化する環境下、例えば
電波が受信しにくい場所においてインピーダンスの整合
を行っても、受信電界の強弱の環境下での要因によるR
SSIレベルの変動が人体の接触によるRSSIレベル
の変動に対して1から6倍程度も大きいため、いくらイ
ンピーダンス整合回路による迅速な整合を行っても、電
波の受信信号の大きな改善はみられず、従って、常時R
SSIレベルを監視することは冗長であり、このため、
無駄な回路規模の増大、及び回路の複雑化が成されてい
るという問題を有している。
【0010】そこで、人体の影響の有無に対してアンテ
ナの性能を確保する発明として、特開平5−11509
0号公報に開示された「ワイヤレスリモコン装置」があ
る。
【0011】上記「ワイヤレスリモコン装置」は、人体
が装置の近傍に存在しない場合にインピーダンスの整合
を取った第1の整合部と、人体が装置の近傍に存在する
場合にインピーダンスの整合を取った第2の整合部とを
有し、さらに、ワイヤレスリモコン装置に人体が存在す
るか否かを検知し、この検知結果に応じて第1の整合部
と第2の整合部とを切り替える人体検知部とを具備して
いるため、RSSIレベルの監視を行う際の冗長性を回
避でき、常に効率の良い通信を行えるワイヤレスリモコ
ン装置が実現できるとしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平5
−115090号公報に開示された「ワイヤレスリモコ
ン装置」においては、人体の存在の有無のみを整合部の
切り替え要件としており、整合部の切り替えはRSSI
レベルの値には全く依存していない。
【0013】そのため、上記従来技術においては、人体
が存在している場合であり、かつ、RSSIレベルの値
が変動している場合においては、最適なインピーダンス
の整合が行われるとは限らず、従って、RSSIレベル
の劣化による通話不能等が発生するという問題点を有し
ている。
【0014】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
簡易な構成で、安定、かつ高品質の通信を行うことが可
能な移動無線端末装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
アンテナのインピーダンスの整合を取るマッチング回路
を有する移動無線端末装置において、前記アンテナのイ
ンピーダンスの整合を取る少なくとも1以上のマッチン
グ補正回路と、前記移動無線端末装置に人体が接触して
いるか否かを認識し、該認識結果を出力する人体接触認
識部と、前記人体接触認識部から出力された認識結果が
入力し、該認識結果が人体が接触している旨を表してい
る場合に、前記移動無線端末装置の受信入力レベルの値
を測定し、該測定された受信入力レベルの値に基づいて
制御信号を出力する制御部と、前記制御部から出力され
た制御信号に基づいて、入力信号を前記マッチング回路
に出力するか、前記少なくとも1以上のマッチング補正
回路のいずれかに出力するかを切り替えるスイッチ部と
を有することを特徴とする。
【0016】従って、この発明によれば、人体接触認識
部が移動無線端末装置に人体が接触しているか否かを認
識し、人体が接触している場合には、制御部に認識信号
を出力し、この認識信号に基づき制御部が制御信号をス
イッチ部に出力することにより、受信入力レベルに基づ
いてマッチング回路とマッチング補正回路との間の切り
替えを実行する。
【0017】そのため、人体の接触、及び、受信入力レ
ベルの値をインピーダンス整合のための切り替え要件と
しているため、簡単な構成で、かつ、急激な状況変化に
対して、適切なインピーダンスの整合を行って通話品質
を向上させることができる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記受信入力レベルの値を記憶する記憶手
段を有し、前記スイッチ部による、前記マッチング回路
から前記少なくとも1以上のマッチング補正回路のいず
れかへの切り替えが、前記スイッチ部による切り替えが
行われる前の受信入力レベルを第1の受信レベルとし、
該第1の受信レベルが前記記憶手段により記憶された後
に行われることを特徴とする。
【0019】従って、この発明によれば、請求項1記載
の発明の作用が得られると共に、記憶部において、切り
替えられる前の受信入力レベルが第1の受信入力レベル
として記憶されているので、この第1の受信入力レベル
を用いることにより、さらに有効に受信入力レベルに基
づいてマッチング回路からマッチング補正回路への切り
替えを実行することができる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記スイッチ部により、マッチング回路か
ら少なくとも1以上のマッチング補正回路のいずれかへ
の切り替えが行われた後に、前記制御部が、現在の受信
入力レベルを第2の受信入力レベルとして測定し、該第
2の受信入力レベルが前記第1の受信入力レベルよりも
小さいか否かを判断し、前記第2の受信入力レベルが前
記第1の受信入力レベルよりも小さくない場合は、該判
断を一定の時間間隔において継続し、前記第2の受信入
力レベルが前記第1の受信入力レベルよりも小さい場合
は、前記第2の受信入力レベルを前記記憶部に記憶させ
た後に、前記スイッチ部による、少なくとも1以上のマ
ッチング補正回路のいずれかから前記マッチング回路へ
の切り替えが行われることを特徴とする。
【0021】従って、この発明によれば、請求項2記載
の発明の作用が得られると共に、マッチング回路からマ
ッチング補正回路へと切り替えられた後に、制御部が、
記憶部に記憶されている第1の受信入力レベルと、現在
の受信入力レベルである第2の受信入力レベルとを比較
し、該比較の結果に基づきマッチング補正回路からマッ
チング回路への切り替えを制御し、かつ、この第2の受
信入力レベルを記憶部に記憶しているため、さらに有効
に受信入力レベルに基づいてマッチング回路とマッチン
グ補正回路との間における切り替えを実行することがで
きる。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記記憶部に、前記第2の受信入力レベル
が記憶されている状態において、前記制御部が、現在の
受信レベルを第3の受信入力レベルとして測定し、該測
定された第3の受信入力レベルが前記第2の受信入力レ
ベルよりも小さいか否かを判断し、前記第3の受信入力
レベルが前記第2の受信入力レベルよりも小さくない場
合は、該判断を一定の時間間隔において継続し、前記第
3の受信入力レベルが前記第2の受信入力レベルよりも
小さい場合は、前記人体接触認識部から出力された認識
結果に基づいて、前記移動無線端末装置が人体に接触し
ているか否かを判断し、前記人体に接触しているか否か
の判断により、人体に接触していないと判断された場合
は、前記スイッチ部による切り替えの動作を終了し、該
人体に接触しているか否かの判断により、人体に接触し
ていると判断された場合は、前記第3の受信入力レベル
を前記記憶部に記憶した後に、前記マッチング回路から
前記少なくとも1以上のマッチング補正回路のいずれか
への切り替えが行われることを特徴とする。
【0023】従って、この発明によれば、請求項3記載
の発明の作用が得られると共に、記憶部に、マッチング
補正回路を使用した状況における受信入力レベルが第2
の受信入力レベルとして記憶されている場合において、
制御部が、現在の受信入力レベルを第3の受信入力レベ
ルとして認識し、この第3の受信入力レベルと第2の受
信入力レベルとの大小を比較して、この第3の受信入力
レベルが第2の受信入力レベルよりも小さいと判断され
た場合は、次に、人体が接触しているか否かを判断し、
人体が接触している場合は、第3の受信入力レベルを記
憶部に記憶した後に、マッチング回路から少なくとも1
以上のマッチング補正回路のいずれかへの切り替えが行
われるため、さらに有効に受信入力レベルに基づいてマ
ッチング回路とマッチング補正回路との間における切り
替えを実行することができる。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載の発明において、前記人体接触認識部
が、電極板、若しくは温度認識部により構成されている
ことを特徴とする。
【0025】従って、この発明によれば、請求項1から
4のいずれかに記載の発明の作用が得られると共に、人
体接触認識部が、電極板、若しくは温度認識部により形
成されていることから、移動無線端末装置への人体の接
触を、より、容易、かつ、確実に認識することができ
る。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載の発明において、前記マッチング回路、
若しくはマッチング補正回路の少なくとも一方が、少な
くとも2つのコンデンサと、少なくとも1つのコイルと
から構成されるπ型のマッチング回路、若しくはマッチ
ング補正回路であることを特徴とする。
【0027】従って、この発明によれば、請求項1から
5のいずれかに記載の発明の作用が得られると共に、マ
ッチング回路、若しくはマッチング補正回路の少なくと
も一方が、少なくとも2つのコンデンサと、少なくとも
1つのコイルとから構成されるπ型のマッチング回路、
若しくはマッチング補正回路であることから、インピー
ダンスの調整が容易となり、その結果、さらにインピー
ダンスの整合を容易、かつ、正確に実行することができ
る。
【0028】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれかに記載の発明において、前記マッチング補正回
路が、前記移動無線端末装置に人体が接触した際のアン
テナのインピーダンスの変化量に基づいて、インピーダ
ンスの整合を行うことを特徴とする。
【0029】従って、この発明によれば、請求項1から
6のいずれかに記載の発明の作用が得られると共に、マ
ッチング補正回路が、移動無線端末装置に人体が接触し
た際のアンテナのインピーダンスの変化量に基づいて、
インピーダンスの整合を行うため、人体が接触して、イ
ンピーダンスが急激に変動した場合においても、インピ
ーダンスの整合をさらに確実に実行することができる。
【0030】請求項8記載の発明は、請求項1から7の
いずれかに記載の発明において、前記制御部による、移
動無線端末装置の受信入力レベルの値を測定が、移動無
線端末装置特有のフェージングを考慮して、平均値を算
出することにより行われることを特徴とする。
【0031】従って、この発明によれば、請求項1から
7のいずれかに記載の発明の作用が得られる共に、制御
部による、移動無線端末装置の受信入力レベルの値を測
定が、移動無線端末装置特有のフェージングを考慮し
て、平均値を算出することにより測定されることから、
さらに正確に、受信入力レベルの値を算出することがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る移動無線端末
装置の実施形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0033】図1に、本発明に係る移動無線端末装置の
回路ブロック図を示し、図2に、本発明に係る移動無線
端末装置の全体概略図を示す。
【0034】図1に示されるように、この移動無線端末
装置は、無線を送受信するアンテナ1と、アンテナ1と
移動無線端末装置との間のインピーダンスの整合を取る
マッチング回路2と、送信部4及び受信部5との間の接
続を切り替える送受信切替部3と、送信を行う送信部4
と、受信を行う受信部5と、マッチング回路2、若しく
はマッチング補正回路7とアンテナ1との間における接
続を切り換えるスイッチ6と、マッチング回路2と異な
る特性でインピーダンスの整合を行うマッチング補正回
路7と、移動無線端末装置に人体が接触しているか否か
を認識する人体接触認識部8と、受信入力レベルの値を
記憶する記憶部9と、スイッチ6、人体接触認識部8、
送受信切替部3、記憶部9、送信部4、受信部5、テン
キースイッチ11、外部インターフェイスコネクタ1
2、受話器13、及び、送話器14と接続され、これら
各部材を制御する制御部10とを有する。
【0035】さらに、図1に示される移動無線端末装置
は、ユーザーインターフェイスとなるテンキースイッチ
11と、外部インターフェイスコネクタ12と、受話器
13と、送話器14とを有する。
【0036】アンテナ1はスイッチ6と接続されてお
り、信号を送受信する。スイッチ6は制御部10により
制御され、アンテナ1から入力した受信信号をマッチン
グ回路2、若しくはマッチング補正回路7のいずれかに
出力するように切り替える。
【0037】マッチング回路2は、アンテナ1と移動無
線端末装置との間のインピーダンスの整合を取るための
回路であり、スイッチ6から出力された信号を送受信切
替部3に出力する。
【0038】マッチング補正回路7もまた、アンテナ1
のインピーダンスの整合を取るための回路であるが、前
述のマッチング回路2とは異なる特性でインピーダンス
の整合を行い、スイッチ6から出力された信号を送受信
切替部3に出力する。
【0039】ここで、一般的にマッチング回路2、若し
くはマッチング補正回路7とは、インピーダンス整合回
路のことであり、その動作は共に、アンテナ1側から見
たインピーダンスR10と、送受信切替部8側から見た
インピーダンスR20とが、R10=R20の関係を有
するように動作する回路である。
【0040】そして、人体が移動無線端末装置に接触し
た場合は、アンテナ1側から見たインピーダンスR10
が整合状態から急激にズレる。
【0041】送受信切替部3は、制御部10の制御によ
り、送信部4との間において信号の授受を行うか、若し
くは、受信部5との間において授受を行うかを切り替え
る。
【0042】また、制御部10の制御により、送信部4
は信号の送信を行い、受信部5は信号の受信を行う。
【0043】人体接触認識部8は制御部10と接続され
ており、移動無線端末装置に人体が接触しているか否か
を認識して、この認識結果を表す信号を制御部10に出
力する。ここで、人体接触認識部8としては、電極板、
若しくは温度認識部を用いることができる。
【0044】記憶部9は制御部10に接続されており、
制御部10の制御に基づいてRSSIレベルの記憶を実
行する。
【0045】テンキースイッチ11は制御部10と接続
されており、移動無線端末装置のユーザがテンキーを押
下することにより、番号の入力、数値等の設定が可能と
なっている。
【0046】外部インターフェイスコネクタ12は制御
部10と接続されており、この外部インターフェイスコ
ネクタ12には例えばイヤホン等の外部インターフェイ
スが接続でき、制御部10との間においてデータの授受
を行う。
【0047】受話器13、及び送話器14は共に制御部
10に接続されており、受話器13は音声の受信を行
い、送話器14は音声の送信を行う。
【0048】ここで、図1においては、本発明の構成を
より明確にするために、従来の移動無線端末装置が具備
する無線部を破線で囲っている。また、従来の無線部
は、アンテナ1、マッチング回路2、送受信切替部3、
送信部4、及び受信部5により構成されている。
【0049】次に、図1に示される回路ブロックを具備
する移動無線端末装置の全体の概略について、図2を参
照して説明する。図2に、図1に示される回路ブロック
を具備する移動無線端末装置の全体概略図を示す。
【0050】図2に示されるように、この移動無線端末
装置16は、アンテナ1を有し、裏面に図1に示される
人体接触認識部8の一実施形態としての電極板15が露
出している。この電極板15は、温度認識部に置き換え
ることも可能である。
【0051】次に、本発明に係る移動無線端末装置の動
作について、図1、及び図2を参照してさらに詳細に説
明する。
【0052】図1を参照すると、本発明に係る移動無線
端末装置は、従来の移動無線端末装置の無線部の内部構
成と同じように、アンテナ1、アンテナ1の利得を最大
にするマッチング回路2、送信と受信を切り替える送受
信切替部3、送信部4、及び受信部5を備えている。
【0053】その他に、制御部10により制御される、
テンキースイッチ11、外部インターフェイスコネクタ
12、受話器13、送話器14を備え、さらに、本発明
の特徴となる人体の接触を認識する人体接触認識部8を
有し、この人体接触認識部8の構成としては、上述のよ
うに、図2の全体概略図を参照すると、電極板15が移
動無線端末装置の裏面に手が接触する位置に取り付けら
れて構成される。
【0054】電極板15による人体の接触の認識は、こ
の電極板15に微弱の電圧をかけ、電極板15に手が触
れることにより、電極板15がグランドに落ちることに
なり、微弱の電流が流れ、この微弱の電流を検出するこ
とで、人体の接触を感知する。
【0055】また、図1にも示されるように、スイッチ
6は、人体が接触した際に制御部10の制御により、マ
ッチング回路2から人体の接触により変化するアンテナ
1のインピーダンスの変化量をあらかじめ考慮して動作
するマッチング補正回路7に切り替えを行う。
【0056】このスイッチ6により切り替えられるマッ
チング補正回路7は、マッチング回路2がコイルとコン
デンサでインピーダンス整合が取れている回路状態から
コイルとコンデンサの定数を変えて、インピーダンスを
変えることで容易に構成することができる。
【0057】ここで、上述のマッチング回路2、及びマ
ッチング補正回路7の回路構成の一例を図3に示す。
【0058】図3の(a)に、マッチング回路2の回路
図の一例を示し、図3の(b)にマッチング補正回路7
の回路図の一例を示す。図3の(a)、及び(b)を比
較すると明らかなように、マッチング回路2とマッチン
グ補正回路7との回路構成は同じものとなっている。
【0059】すなわち、マッチング回路2は、スイッチ
6と送受信切替部8との間に直列にコイル22が接続さ
れ、スイッチ6とグランドとの間にコンデンサ23が接
続され、送受信切替部8とグランドとの間にコンデンサ
21が接続されている。
【0060】同様に、マッチング補正回路7は、スイッ
チ6と送受信切替部8との間に直列にコイル26が接続
され、スイッチ6とグランドとの間にコンデンサ27が
接続され、送受信切替部8とグランドとの間にコンデン
サ25が接続されている。
【0061】このように、マッチング回路2、若しく
は、マッチング補正回路7は共に、π型のマッチング回
路、若しくは、マッチング補正回路により形成されてい
る。
【0062】コイル22のインダクタンスL1と、コイ
ル26のインダクタンスL2とを変更し、コンデンサ2
1の容量C1及びコンデンサ23の容量C2と、コンデ
ンサ25の容量C3及びコンデンサ27の容量C4とを
変更することにより、マッチング回路2とマッチング補
正回路7とのインピーダンスを容易に変更することがで
きる。
【0063】ただし、図3に示されるマッチング回路
2、及びマッチング補正回路7の回路構成は一例である
ため、例えばマッチング回路2とマッチング補正回路7
との構成を同じくする必要はなく、その他の適宜な整合
回路を用いることができる。
【0064】次に、マッチング回路2とマッチング補正
回路7との接続を切り替えるスイッチ6は、制御部10
にて制御され、同時に制御部10は、スイッチ6の切り
替えの前後における受信部5により生成されるRSSI
レベルの比較を行う。
【0065】このRSSIレベルは、マッチング回路2
が適正でないとRSSIのレベルが劣化する特性を持っ
ているので、このRSSIレベルの比較により、RSS
Iのレベルが良い回路を、マッチング回路2とマッチン
グ補正回路7との間において選択し、スイッチ6を切り
替える。
【0066】記憶部9は、比較の対象となる、スイッチ
6を切り換える前のRSSIレベルの値を初期値として
記憶する。
【0067】ここで、人体が移動無線端末装置に接触し
ている場合(A)と、接触していない場合(B)のそれ
ぞれの場合におけるアンテナ1から見たインピーダンス
Rの変化に対するRSSIレベルの変化について、図4
を参照して説明する。
【0068】図4に、インピーダンスRとRSSIレベ
ルとの間のグラフを示す。ここで、縦軸がRSSIレベ
ル〔dBuV〕であり、横軸がインピーダンス〔Ω〕を
表す。図4に示されるように、人体が接触している場合
(A)のRSSIレベルは、インピーダンス=R11の
とき最大値RSSIレベル11となり、この値を境にし
てRSSIレベルの値は減少する。
【0069】また、人体が接触していない場合(B)の
RSSIレベルは、インピーダンス=R22のとき最大
値RSSIレベル22となり、この値を境にしてRSS
Iレベルの値は減少する。なお、上記RSSIレベル1
1、及びRSSIレベル22は共に60dBuV程度が
一般的であるが、周囲の環境によって、受信感度が劣化
し、それに伴い、RSSIレベルの上限値が下がる場合
がある。即ち、上記60dBuVというのは、受信感度
が一番良好な場合のRSSIレベルで、実際の環境下で
はRSSIレベルの上限値は下がることが普通である。
【0070】従って、マッチング補正回路7における、
移動無線端末装置に人体が接触した際に考慮される、R
SSIレベルを最適にするアンテナ1のインピーダンス
の変化量は、(R22−R11)となる。
【0071】このように、移動無線端末装置は人体が接
触しているか否かにより、最大RSSIレベルを得られ
るインピーダンスRの値が大きく異なる。また、人体が
接触しているか否かに関わらす、インピーダンスの値に
より、マッチング回路2を選択しているときにRSSI
レベルが良くなったり、マッチング補正回路7を選択し
ているときにRSSIレベルが良くなったりしている。
【0072】次に、図1、及び図2に示される本発明に
係る移動無線端末装置の、スイッチ6によるマッチング
回路2、若しくはマッチング補正回路7との間の切替動
作の一例について、図5を参照して説明する。図5に、
本発明に係る移動無線端末装置のスイッチ6の切替動作
のフローチャートを示す。
【0073】まず、スイッチ6による切り替えは、人体
の接触が要件となる。人体の接触があると、人体接触認
識部8において、人体の接触を感知して、認識信号を制
御部10に出力する。
【0074】制御部10は、人体の接触を表す旨の認識
信号を受信した場合、現在受信しているRSSIレベル
の算出を開始する。RSSIレベルは移動無線端末装置
特有のフェージングを考慮して、瞬時値ではなく、平均
値を算出し、現在受信しているRSSIレベルの値とす
る。
【0075】その後、制御部10は、スイッチ6の接続
をマッチング回路2からマッチング補正回路7に切り替
える前に、マッチング回路2を用いて受信しているRS
SIのレベルを記憶部9に初期値RSSIレベル1とし
て記憶し(ステップS110)、記憶部9にRSSIレ
ベル1が記憶された後に、マッチング補正回路7に切り
替えるための切り替え信号をスイッチ6に出力して、マ
ッチング補正回路7への切り替えを実行する(ステップ
S120)。
【0076】マッチング補正回路7に切り替えた場合、
アンテナ1から見たインピーダンスはマッチング補正回
路7に基づいて変化する。この場合、人体が接触したこ
との影響によるアンテナ1のインピーダンスの変化量
が、マッチング補正回路7により補正されるインピーダ
ンス変化量に比べて微小であるとき、マッチング補正回
路7に切り替えた後のRSSIレベルは、初期値RSS
Iレベル1に比べて劣化する。
【0077】従って、制御部10は、マッチング回路2
からマッチング補正回路7への切り替えにより、RSS
Iレベルが好適な値に変化したか否かを判断するため、
マッチング補正回路7を用いて受信している現在のRS
SIレベルを算出し、この算出されたRSSIレベルを
記憶部9に記憶されている初期値レベルであるRSSI
レベル1と比較する(ステップS130)。
【0078】制御部10によるこの比較は、現在受信し
ているRSSIのレベルがRSSIレベル1以上である
場合(No)、ある一定の時間間隔において継続して実
行され、現在受信しているRSSIのレベルが変化し、
RSSIレベル<RSSIレベル1となった場合は(Y
es)、人体の接触が、アンテナ1のインピーダンスを
大幅に変化させるものではないと判断し、マッチング補
正回路7を用いて現在受信しているRSSIレベルを人
体接触時のRSSIレベルの中間値RSSIレベル2と
して、記憶部9に記憶してあるRSSIレベルの初期値
RSSIレベル1の値を、この中間値RSSIレベル2
に書き換えて記憶し(ステップS140)た後に、スイ
ッチ6に切り替え信号を出力することにより、再度、マ
ッチング回路2に接続を切り替える(ステップS15
0)。
【0079】次に、アンテナ1のインピーダンスの変化
は、移動無線端末装置への人体の接触の仕方で常に変化
する。従って、制御部10は、人体接触時におけるマッ
チング回路2でのRSSIレベルを一定の時間間隔にお
いて検出し、この検出したRSSIレベルを記憶部9に
中間値として記憶されているRSSIレベル2と比較す
る(ステップS160)。
【0080】このステップS160において、人体の移
動無線端末装置への接触の仕方でアンテナ1のインピー
ダンスが大幅に変化するが、この変化したRSSIのレ
ベルが劣化し、RSSIレベル<RSSIレベル2とな
った場合(Yes)は、制御部10は、再度、マッチン
グ補正回路7への切り替えを行う。この際、制御部10
は、切り替えを行う前に人体の接触の有無を判定し(ス
テップS170)、人体の接触が継続されていれば(Y
es)、再度ステップS110に戻り、マッチング補正
回路7に切り替える前に、現在受信しているRSSIレ
ベルを記憶部9のRSSIレベルを初期値として書き換
えて記憶させる。
【0081】ステップS170で、人体接触認識部8に
よる人体の接触が感知されなければ(No)、このスイ
ッチ切り替え動作を終了する(ステップS180)。
【0082】従って、この実施形態によれば、移動無線
端末装置に人体が接触した場合のみならず、マッチング
回路2とマッチング補正回路7との間で切り替えを実行
した後に、使用場所の移動等によってRSSIレベルが
変化した場合にも、人体の接触を一要件としてマッチン
グ回路2のRSSIレベルとマッチング補正回路7のR
SSIレベルとを、記憶部9を用いて常に検出して、比
較し、この比較の結果に基づいて切り替えを行っている
ため、急激な使用場所の移動等によるRSSIレベルの
変動にも対応でき、良質な通信品質を維持することがで
きる。
【0083】例えば、マッチング補正回路7が選択され
ているとき、場所変動によるRSSIレベルの変動が生
じた場合、一旦マッチング回路2に切り替えを行うが、
切り替えた後、マッチング回路2において人体の影響を
受けたRSSIのレベルが、切り替える前よりも劣化し
ている場合は、再度マッチング補正回路7に切り替える
ことになる。
【0084】一方、マッチング回路2が選択されている
場合でも同様に、マッチング回路2が選択されていると
きに場所変動によるRSSIレベルの変動が生じ、その
値が劣化した場合でも、一旦マッチング補正回路7に切
り替えを実行し、切り替えた後のRSSIレベルの比較
を行って、切り替えた後のRSSIレベルが劣化してい
る場合であれば、マッチング回路2への再度の切り替え
を実行する。
【0085】また、上記実施形態は、本発明を適用した
場合の好適な一例ではあるが、本発明は上記実施形態へ
の適用に限定されるものではなく、例えばマッチング補
正回路7の個数は、移動無線端末装置に対してそれぞれ
が異なるRSSIレベル特性を有する任意の個数に拡張
することが可能であり、拡張した場合は、さらに好適な
インピーダンスの整合を実行することができる。
【0086】また、例えば、図2に示されるように、人
体接触認識部8の一実施形態としては、電極板8を用い
ているが、この人体接触認識部8として、温度認識部や
その他の人体の接触を感知するものを用いることができ
る。
【0087】さらに、本発明に係る移動無線端末装置
は、図1に示される回路ブロックの部材に限定されず
に、適宜部材を付加して機能の拡充を図ることも可能で
ある。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、1つのアンテナに対して、マッチングさせる
ための回路を、少なくともマッチング回路とマッチング
補正回路のように複数用意することで、人体の接触等に
よるアンテナのインピーダンスの急激な変化に対応して
適正なマッチング回路を選択することができ、安定した
アンテナ利得で高品質の通信を行うことが可能な移動無
線端末装置を提供することができる。
【0089】つまり、本発明によれば、人体が接触して
いる場合に、マッチング回路からマッチング補正回路へ
の切り替え、若しくはその逆への切り替えを実行してい
るため、常にRSSIのレベルを監視する場合に比べて
回路規模を縮小し、複雑化を避けて、通信品質の向上を
図ることが可能な移動無線端末装置を提供することがで
きる。
【0090】また、記憶部において、マッチング回路を
用いて受信した場合の受信入力レベルが第1の受信入力
レベルとして記憶されているので、この第1の受信入力
レベルを用いることにより、さらに最適な受信入力レベ
ルを確保し、通信の品質の向上をさせることが可能な移
動無線端末装置を提供することができる。
【0091】また、マッチング補正回路を用いて受信を
行っている場合においても、制御部が、記憶部に記憶さ
れている第1の受信レベルと、現在受信している受信入
力レベルである第2の受信入力レベルとを比較し、この
比較の結果に基づいて、スイッチ部による接続の切り替
えを制御しているため、さらに最適な受信入力レベルを
確保し、通信の品質の向上をさせることが可能な移動無
線端末装置を提供することができる。
【0092】また、記憶部に、前述の第2の受信入力レ
ベルが記憶され、かつ、マッチング回路により受信が行
われている場合において、制御部は、現在受信している
受信入力レベルを第3の受信入力レベルとし、この第3
の受信入力レベルを記憶部に記憶されている第2の受信
入力レベルと比較し、この比較の結果、第3の受信入力
レベルが第2の受信入力レベルよりも小さい場合は、現
在受信している第3の受信入力レベルを記憶部に記憶さ
せた後、マッチング回路からマッチング補正回路への切
り替えを実行しているため、さらに最適な受信入力レベ
ルを確保し、通信の品質の向上をさせることが可能な移
動無線端末装置を提供することができる。
【0093】また、人体接触認識部として、電極板、若
しくは、温度認識部を利用しているため、さらに、容
易、かつ、正確に移動無線端末装置への人体の接触を確
認することが可能な移動無線端末装置を提供することが
できる。
【0094】また、マッチング回路、若しくはマッチン
グ補正回路の少なくとも一方が、少なくとも2つのコン
デンサと、少なくとも1つのコイルとから構成されるπ
型のマッチング回路、若しくはマッチング補正回路であ
ることから、さらにインピーダンスの整合を容易、か
つ、正確に実行することが可能な移動無線端末装置を提
供することができる。
【0095】また、マッチング補正回路が、前記移動無
線端末装置に人体が接触した際のアンテナのインピーダ
ンスの変化量に基づいて、インピーダンスの整合を行う
ため、人体が接触して、インピーダンスが急激に変動し
た場合においても、インピーダンスの整合をさらに確実
に実行することが可能な移動無線端末装置を提供するこ
とができる。
【0096】さらに、制御部による受信入力レベルの測
定が、移動無線端末装置特有のフェージングを考慮し
て、平均値を算出することにより測定されることから、
さらに正確に、受信入力レベルの値を算出することが可
能な移動無線端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動無線端末装置の一実施形態の
回路ブロック図である。
【図2】本発明に係る移動無線端末装置の一実施形態の
全体概略図である。
【図3】図1に示される移動無線端末装置が具備するマ
ッチング回路、及びマッチング補正回路の一実施形態の
回路図である。
【図4】図1に示される移動無線端末装置におけるイン
ピーダンスと受信入力レベルとのグラフである。
【図5】図1に示される移動無線端末装置の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】 1 アンテナ 2 マッチング回路 3 送受信切替部 4 送信部 5 受信部 6 スイッチ 7 マッチング補正回路 8 人体接触認識部 9 記憶部 10 制御部 11 テンキースイッチ 12 外部インターフェイスコネクタ 13 受話器 14 送話器 15 電極板 16 移動無線端末装置 21 コンデンサ 22 コイル 23 コンデンサ 25 コンデンサ 26 コイル 27 コンデンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナのインピーダンスの整合を取る
    マッチング回路を有する移動無線端末装置において、 前記アンテナのインピーダンスの整合を取る少なくとも
    1以上のマッチング補正回路と、 前記移動無線端末装置に人体が接触しているか否かを認
    識し、該認識結果を出力する人体接触認識部と、 前記人体接触認識部から出力された認識結果が入力し、
    該認識結果が人体が接触している旨を表している場合
    に、前記移動無線端末装置の受信入力レベルの値を測定
    し、該測定された受信入力レベルの値に基づいて制御信
    号を出力する制御部と、 前記制御部から出力された制御信号に基づいて、入力信
    号を前記マッチング回路に出力するか、前記少なくとも
    1以上のマッチング補正回路のいずれかに出力するかを
    切り替えるスイッチ部とを有することを特徴とする移動
    無線端末装置。
  2. 【請求項2】 前記受信入力レベルの値を記憶する記憶
    手段を有し、 前記スイッチ部による、前記マッチング回路から前記少
    なくとも1以上のマッチング補正回路のいずれかへの切
    り替えが、 前記スイッチ部による切り替えが行われる前の受信入力
    レベルを第1の受信レベルとし、該第1の受信レベルが
    前記記憶手段により記憶された後に行われることを特徴
    とする請求項1記載の移動無線端末装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ部により、マッチング回路
    から少なくとも1以上のマッチング補正回路のいずれか
    への切り替えが行われた後に、 前記制御部が、現在の受信入力レベルを第2の受信入力
    レベルとして測定し、該第2の受信入力レベルが前記第
    1の受信入力レベルよりも小さいか否かを判断し、 前記第2の受信入力レベルが前記第1の受信入力レベル
    よりも小さくない場合は、該判断を一定の時間間隔にお
    いて継続し、 前記第2の受信入力レベルが前記第1の受信入力レベル
    よりも小さい場合は、前記第2の受信入力レベルを前記
    記憶部に記憶させた後に、 前記スイッチ部による、少なくとも1以上のマッチング
    補正回路のいずれかから前記マッチング回路への切り替
    えが行われることを特徴とする請求項2記載の移動無線
    端末装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶部に、前記第2の受信入力レベ
    ルが記憶されている状態において、 前記制御部が、現在の受信レベルを第3の受信入力レベ
    ルとして測定し、該測定された第3の受信入力レベルが
    前記第2の受信入力レベルよりも小さいか否かを判断
    し、 前記第3の受信入力レベルが前記第2の受信入力レベル
    よりも小さくない場合は、該判断を一定の時間間隔にお
    いて継続し、 前記第3の受信入力レベルが前記第2の受信入力レベル
    よりも小さい場合は、前記人体接触認識部から出力され
    た認識結果に基づいて、前記移動無線端末装置が人体に
    接触しているか否かを判断し、 前記人体に接触しているか否かの判断により、人体に接
    触していないと判断された場合は、前記スイッチ部によ
    る切り替えの動作を終了し、 該人体に接触しているか否かの判断により、人体に接触
    していると判断された場合は、前記第3の受信入力レベ
    ルを前記記憶部に記憶した後に、前記マッチング回路か
    ら前記少なくとも1以上のマッチング補正回路のいずれ
    かへの切り替えが行われることを特徴とする請求項3記
    載の移動無線端末装置。
  5. 【請求項5】 前記人体接触認識部が、 電極板、若しくは温度認識部により構成されていること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の移動無
    線端末装置。
  6. 【請求項6】 前記マッチング回路、若しくはマッチン
    グ補正回路の少なくとも一方が、 少なくとも2つのコンデンサと、少なくとも1つのコイ
    ルとから構成されるπ型のマッチング回路、若しくはマ
    ッチング補正回路であることを特徴とする請求項1から
    5のいずれかに記載の移動無線端末装置。
  7. 【請求項7】 前記マッチング補正回路が、 前記移動無線端末装置に人体が接触した際のアンテナの
    インピーダンスの変化量に基づいて、インピーダンスの
    整合を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか
    に記載の移動無線端末装置。
  8. 【請求項8】 前記制御部による、移動無線端末装置の
    受信入力レベルの値を測定が、 移動無線端末装置特有のフェージングを考慮して、平均
    値を算出することにより行われることを特徴とする請求
    項1から7のいずれかに記載の移動無線端末装置。
JP29520497A 1997-10-28 1997-10-28 移動無線端末装置 Pending JPH11136157A (ja)

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