JPH08213920A - 送信電力制御方法および送信電力制御装置 - Google Patents

送信電力制御方法および送信電力制御装置

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JPH08213920A
JPH08213920A JP3611295A JP3611295A JPH08213920A JP H08213920 A JPH08213920 A JP H08213920A JP 3611295 A JP3611295 A JP 3611295A JP 3611295 A JP3611295 A JP 3611295A JP H08213920 A JPH08213920 A JP H08213920A
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Masahiro Terajima
正博 寺島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ整合装置内の回路部品を破損するこ
となく、送信装置を作動させることができる送信電力制
御方法を提供することある。 【構成】 アンテナ整合装置3を介してアンテナ4に接
続された送信装置2の送信電力を制御する送信電力制御
方法であって、アンテナ4と送信装置2とを整合させる
アンテナ整合装置3による整合動作時に、送信装置2の
送信電力を低下させ、整合動作終了後に、送信電力を低
下させた状態で、アンテナ4に印加されているアンテナ
電圧、およびアンテナ4に流れているアンテナ電流をそ
れぞれ検出すると共に、両検出結果に基づいて、アンテ
ナ整合装置3が許容するアンテナ電圧およびアンテナ電
流をそれぞれ超さないような最大送信電力を演算し、整
合動作後における送信装置2の送信電力を、演算された
演算最大送信電力以下になるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンテナ整合装置を介
してアンテナに接続された送信装置の送信電力を制御す
る送信電力制御方法および送信電力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アンテナと送信装置とのインピー
ダンスを整合させるアンテナ整合装置を設計する際に
は、アンテナ整合装置内の回路部品(例えば、可変イン
ダクタ、可変コンデンサおよび高周波リレーなど)が、
送信装置の送信電力によって破損しないように考慮され
ている。具体的には、送信周波数におけるアンテナのイ
ンピーダンスを測定または算出し、送信装置の最大送信
電力を規定すると共に、その最大送信電力がアンテナ整
合装置に入力されたときに、印加される高周波電圧や通
過する高周波電流に耐えることができる規格の回路部品
を選定している。そして、従来の送信装置の送信電力を
制御する送信電力制御方法では、前述した最大送信電力
を超さないように、送信装置の送信電力を制御してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば、落
雷などによってアンテナが破損し、その結果、アンテナ
のインピーダンスが変わる場合がある。かかる場合、従
来の送信電力制御方法では、以下のような問題点があ
る。すなわち、アンテナが破損する前と同じ送信電力を
アンテナ整合装置に出力した場合であっても、破損前と
比較し、アンテナインピーダンスが高くなっている場合
には、アンテナ整合装置内の各回路部品に印加される高
周波の電圧は高くなり、アンテナインピーダンスが低く
なっている場合には、各回路部品を通過する高周波の電
流は大きくなる。この結果、アンテナ整合装置による整
合動作時に、送信装置が、アンテナ破損前と同じ最大送
信電力をアンテナ整合装置に出力すると、アンテナ整合
装置に印加される高周波電圧や高周波電流が、各回路部
品の最大許容印加電圧や最大許容通過電流を超えてしま
うことがあり、かかる場合には、各回路部品を破損して
しまうという問題がある。この場合、一般的に、アンテ
ナ整合装置はアンテナ端に取り付けられている。このた
め、アンテナが、アンテナタワーを用いて空中に張られ
ている場合には、アンテナタワー上でアンテナ整合装置
を修理しなければならないため、極めて危険な作業を必
要とする。
【0004】一方、整合動作時には、送信装置の送信電
力を低下させ、整合した後に、通常送信電力で送信する
ことも考えられるが、結局、通常送信電力で送信したと
きに、各回路部品の最大許容印加電圧や最大許容通過電
流を超えてしまうため、アンテナ整合装置を破損してし
まう場合がある。一方、アンテナの破損後、アンテナイ
ンピーダンスを再測定し、各回路部品を破損しない送信
電力を求め、その送信電力以下で送信すれば、前述した
問題を解決することができる。しかし、災害時など、緊
急に送信する必要があるときには、いちいちアンテナイ
ンピーダンスを測定してる時間的余裕がなく、このた
め、やむを得ずそのまま送信し、この結果、アンテナ整
合装置や、場合によっては送信装置をも破損させてしま
うことがある。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、アンテナのインピーダンスが不明であって
も、アンテナ整合装置内の回路部品を破損することな
く、送信装置を作動させることができる送信電力制御方
法および送信電力制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1記載の送信電力制御方法は、アンテナ整合装置
を介してアンテナに接続された送信装置の送信電力を制
御する送信電力制御方法であって、アンテナと送信装置
とを整合させるアンテナ整合装置による整合動作時に、
送信装置の送信電力を低下させ、整合動作終了後に、送
信電力を低下させた状態で、アンテナに印加されている
アンテナ電圧、およびアンテナに流れているアンテナ電
流をそれぞれ検出すると共に、両検出結果に基づいて、
アンテナ整合装置が許容するアンテナ電圧およびアンテ
ナ電流をそれぞれ超さないような最大送信電力を演算
し、整合動作後における送信装置の送信電力を、演算さ
れた演算最大送信電力以下になるように制御することを
特徴とする。
【0007】請求項2に係る送信電力制御方法は、請求
項1記載の送信電力制御方法において、整合動作終了前
に、アンテナに誘起されている外来波の電力を検出し、
検出した外来波電力に基づいて、整合動作時における送
信装置の整合動作時送信電力を決定し、整合動作時に、
決定した整合動作時送信電力になるように送信装置の送
信電力を制御することを特徴とする。
【0008】請求項3に係る送信電力制御装置は、アン
テナ整合装置を介してアンテナに接続されると共に送信
電力制御信号によって最大送信電力が規制される送信装
置の送信電力を制御する送信電力制御装置であって、ア
ンテナに印加されているアンテナ電圧を検出するアンテ
ナ電圧検出部と、アンテナに流れているアンテナ電流を
検出するアンテナ電流検出部と、アンテナと送信装置と
を整合させるアンテナ整合装置による整合動作時におい
て、送信電力制御信号によって送信装置の送信電力を低
下させる送信電力制御部と、整合動作終了後であって、
送信電力を低下させた状態におけるアンテナ電圧検出部
およびアンテナ電流検出部のそれぞれの検出結果に基づ
いて、アンテナ整合装置が許容するアンテナ電圧および
アンテナ電流をそれぞれ超さないような最大送信電力を
演算する送信電力演算部とを備え、送信電力制御部は、
整合動作後における送信装置の送信電力がその演算され
た演算最大送信電力以下になるような送信電力制御信号
を送信装置に出力することを特徴とする。
【0009】請求項4に係る送信電力制御装置は、請求
項3記載の送信電力制御装置において、アンテナに誘起
されている外来波の電力を検出する外来波電力検出部
と、検出した外来波電力に基づいて、整合動作時におけ
る送信装置の整合動作時送信電力を決定する整合動作時
送信電力決定部とをさらに備え、送信電力制御部は、整
合動作時に、送信装置の送信電力が前記決定した整合動
作時送信電力になるような送信電力制御信号を送信装置
に出力することを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の送信電力制御方法では、アンテ
ナ整合装置による整合動作時には、送信装置の送信電力
を低下させるので、アンテナ整合装置が許容するアンテ
ナ電圧やアンテナ電流を超える送信電力がアンテナ整合
装置内に入力されることがない。また、整合動作時に、
アンテナに印加されているアンテナ電圧、およびアンテ
ナに流れているアンテナ電流をそれぞれ検出し、この両
検出結果に基づいて、アンテナ整合装置が許容するアン
テナ電圧およびアンテナ電流をそれぞれ超さないような
最大送信電力、つまり、アンテナ整合装置内の回路部品
を破損しない最大送信電力を演算最大送信電力として演
算する。そして、整合動作後における送信装置の送信電
力を、演算最大送信電力以下になるように制御する。
【0011】このように、アンテナ整合装置が破損しな
いように送信装置の送信電力を制御するので、例えば、
アンテナが破損してインピーダンスが変化したような場
合においても、アンテナ整合装置を破損することなく、
直ちに、整合動作を行うことができると共に送信を開始
することができる。
【0012】請求項2記載の送信電力制御方法では、ま
ず、整合動作終了前に、アンテナに誘起されている外来
波の電力を検出すると共に、検出した外来波電力に基づ
いて整合動作時送信電力を決定する。この場合、整合動
作時送信電力は、例えば、外来波によって整合動作に影
響が生じないように、外来波電力の数倍の電力に決定さ
れる。そして、整合動作時には、決定した整合動作時送
信電力になるように、送信装置の送信電力が制御され
る。この結果、整合動作時において、アンテナ整合装置
の破損が防止されると共に、整合動作での整合エラーが
防止される。
【0013】請求項3記載の送信電力制御装置では、ア
ンテナと送信装置とを整合させるアンテナ整合装置によ
る整合動作時には、送信電力制御部が、送信電力制御信
号によって、送信装置の送信電力を低下させるので、ア
ンテナ整合装置が許容するアンテナ電圧やアンテナ電流
を超える送信電力がアンテナ整合装置内に入力されるこ
とがない。また、整合動作終了後であって、送信電力を
低下させた状態のときに、アンテナ電圧検出部が、アン
テナに印加されているアンテナ電圧を検出すると共に、
アンテナ電流検出部が、アンテナに流れているアンテナ
電流を検出する。
【0014】次いで、送信電力演算部が、この両検出結
果に基づいて、アンテナ整合装置が許容するアンテナ電
圧およびアンテナ電流をそれぞれ超さないような最大送
信電力を演算最大送信電力として演算する。そして、整
合動作後における送信装置の通常送信時には、送信電力
制御部が、送信装置の送信電力が演算最大送信電力以下
になるような送信電力制御信号を送信装置に出力する。
このように、アンテナ整合装置が破損しないように送信
装置の送信電力を制御するので、例えば、アンテナが破
損してインピーダンスが変化したような場合において
も、アンテナ整合装置内を破損することなく、直ちに、
整合動作を行うことができると共に送信を開始すること
ができる。
【0015】請求項4記載の送信電力制御装置では、ま
ず、整合動作前に、外来波電力検出部が、アンテナに誘
起されている外来波の電力を検出し、整合動作時送信電
力決定部が、外来波電力検出部が検出した外来波電力に
基づいて整合動作時送信電力を決定する。この場合、整
合動作時送信電力は、例えば、外来波によって整合動作
に影響が生じないように、外来波電力の数倍の電力に決
定される。そして、整合動作時には、決定した整合動作
時送信電力になるように、送信装置の送信電力が制御さ
れる。この結果、整合動作時において、アンテナ整合装
置の破損が防止されると共に、整合動作での整合エラー
が防止される。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づいて詳細に説明する。図1は通信システム1を
示し、この通信システム1は、送信装置2、アンテナ整
合装置3およびアンテナ4を備えている。
【0017】送信装置2は、特に限定されないが、50
0KHz〜30MHzまでの高周波信号を送信できる無
線機であって、最大300Wまで送信できるように構成
されている。また、送信装置2は、電源投入後の最初の
送信時に、アンテナ4と自身のインピーダンスを、アン
テナ整合装置3によって整合させるために、アンテナ整
合装置3に整合信号を出力すると共に、アンテナ整合装
置3からの送信電力制御信号によって、送信できる最大
の送信電力である最大送信電力が規制されるように構成
されている。
【0018】アンテナ整合装置3は、送信装置2とアン
テナ4とのインピーダンスを自動整合するものであっ
て、制御部(送信電力制御部、送信電力演算部、整合動
作時送信電力決定部)11、サンセ12、マッチング部
13、電圧センサ(高周波電圧検出部)14、電流セン
サ(高周波電流検出部、外来波電力検出部)15、第1
整流部(高周波電圧検出部)16、および第2整流部
(高周波電流検出部、外来波電力検出部)17を備えて
いる。
【0019】制御部11は、自動整合動作の際に、送信
装置2の送信電力、およびマッチング部13の後述する
高周波リレー(図示せず)のオン/オフを制御すると共
に、自動整合動作終了後における送信装置2の送信電力
を制御する。
【0020】センサ12は、自動整合動作時に、送信装
置2とアンテナ4との間の定在波比を測定し、測定した
定在波比信号を制御部11に出力する。
【0021】マッチング部13は、π型回路で構成さ
れ、第1可変コンデンサ部21、第2可変コンデンサ部
22および可変インダクタ部23とを備えている。第1
可変コンデンサ部21および第2可変コンデンサ部22
は、高周波ラインとアース間に並列接続可能に配設され
た複数のコンデンサと、各コンデンサを高周波ラインに
接続するための高周波リレーをそれぞれ備えている。そ
して、両コンデンサ部21,22は、それぞれ、制御部
11からの制御信号に従って高周波リレーが作動するこ
とによって、キャパシタンスを段階的に増減させること
ができるようになっている。また、可変インダクタ部2
3は、センサ12とアンテナ4との間に直列接続可能に
配設された複数のコイルと、各コイルをそれぞれショー
トする複数の高周波リレーとを備えている。そして、可
変インダクタ部23は、制御部11からの制御信号に従
って高周波リレーが作動することによって、インダクタ
ンスを段階的に増減させることができるようになってい
る。
【0022】電圧センサ14は、第2可変コンデンサ部
22に印加される高周波電圧、つまりアンテナ4端に印
加されるアンテナ電圧を検出する。電圧センサ14は、
2つの抵抗24および25で構成され、第2可変コンデ
ンサ部22に印加される高周波電圧を両抵抗24,25
によって分圧し、分圧した高周波電圧V1を第1整流部
16に出力する。
【0023】電流センサ15は、可変インダクタ部23
に流れる高周波電流、つまりアンテナ4に流れるアンテ
ナ電流を検出する。電流センサ15は、カレントトラン
ス26と抵抗27とから構成される。カレントトランス
26は、アンテナ4に接続されるリード線に流れる高周
波電流をピックアップし、抵抗27は、カレントトラン
ス26の出力インピーダンスが一定の抵抗値になるよう
に、カレントトランス26を終端する。また、電流セン
サ15は、ピックアップした高周波電流と抵抗27の抵
抗値との積で表される高周波電圧V2を第2整流部17
に出力する。
【0024】また、電流センサ15は、アンテナ4に誘
起されている外来波の電力を検出する。具体的には、電
流センサ15は、送信装置2から送信電力が出力されて
いないときに、前述したアンテナ電流とは逆向きにカレ
ントトランス26を流れる高周波電流を、外来波電力を
表す高周波電圧V3として検出する。
【0025】第1整流部16は高周波電圧V1を所定の
効率で整流し、整流した整流電圧V11を制御部11に
出力する。第2整流部17は高周波電圧V2,V3を所
定の効率で整流し、整流した整流電圧V12,V13を
制御部11に出力する。
【0026】次に、制御部11による、整合処理および
送信装置2の送信電力制御処理について、図2を参照し
てそれぞれ説明する。なお、以下の動作はすべて制御部
11によって実行される。
【0027】同図に示すように、最初に整合処理を行う
(ステップ31)。具体的には、送信装置2から整合信
号が出力されると、制御部11は、整合処理を実行する
ものと認識し、送信装置2の送信電力が10Wになるよ
うな送信電力制御信号を、送信装置2に出力する。な
お、制御部11は、送信電力が10Wのときにマッチン
グ部13に流れる高周波電流の値を基準電流として内部
のメモリに記憶すると共に、センサ12によって検出さ
れる定在波比が一定値以下になる準整合点を検出するた
めの定在波比の上限値と、後述する電流比が一定値以下
になる正規整合点を検出するための電流比の上限値を内
部のメモリにそれぞれ記憶している。なお、基準電流の
値は、(10W/送信装置2の出力インピーダンス)
0.5 で表され、例えば、送信装置2の出力インピーダン
スが50Ωのときは、前記した式に代入すると、0.4
47Aとなる。
【0028】次いで、マッチング部13に制御信号を出
力し、高周波リレーを作動させることによって、第2可
変コンデンサ部22のキャパシタンスを段階的に増加さ
せると共に、可変インダクタ部23のインダクタンスお
よび第1可変コンデンサ部21のキャパシタンスをそれ
ぞれ段階的に変化させ、このときセンサ12から出力さ
れる定在波比信号によって定在波比を監視しつつ、一定
値以下になった状態(前述した準整合点)を検出する。
【0029】次に、電流比の判定を行う。この電流比
は、電流センサ15によってピックアップされた後に第
2整流部17を介して出力された整流電圧V12に対応
するアンテナ電流Iaを演算すると共に、基準電流に対
するアンテナ電流Iaの割合(=Ia/基準電流)を演
算する。そして、この電流比が、内部メモリに記憶して
いる上限値以下であれば、正規整合点であるとして整合
処理を終了し、上限値を超えているときは、引き続き、
第1可変コンデンサ部21および第2可変コンデンサ部
22のキャパシタンスを変化させると共に可変インダク
タ部23のインダクタンスを変化させることによって、
正規整合点を探し出し、整合処理を終了する。なお、こ
の場合、電流比が上限値以下の準整合点を正規整合点と
しているのは、以下の理由からである。すなわち、π型
回路のマッチング部13によって定在波比が一定値以下
になる準整合点は複数存在する。しかし、可変インダク
タンス部23の銅損、および可変コンデンサ部21,2
2のコンデンサの損失角の正接(Tan δ)による送信電
力の損失をできるだけ抑えるためには、マッチング部1
3の回路Qを低くしなければならない。このため、回路
Qが低い準整合点、つまり電流比が小さい準整合点を正
規整合点としている。
【0030】次に、送信電力を10Wに維持させたまま
で、第2整流部17から出力される整流電圧V12を測
定することによって、正規整合状態における、アンテナ
4に流れる高周波電流I0 を測定する(ステップ3
2)。この場合、高周波電流I0は、カレントトランス
26の結合度、および第2整流部17の整流効率bなど
に基づいて演算される。つまり、高周波電流I0 (単位
「A」)は、以下の式1で表される。 I0 =整流電圧V12÷結合度÷整流効率b÷(抵抗27の抵抗値)・・・・・ (式1) この場合、整流電圧V12=高周波電圧V2×整流効率
bの関係がある。また、ここでいう結合度は、カレント
トランスによってピックアップされた高周波電流を高周
波電流I0 で除算した値になる。
【0031】次いで、この状態のままで、第1整流部1
6から出力される整流電圧V11を測定することによっ
て、整合状態における、第2可変コンデンサ部22に印
加されている高周波電圧V0 を測定する(ステップ3
3)。この場合、高周波電圧は、抵抗24,25の分圧
比および第1整流部16の整流効率aなどに基づいて演
算される。つまり、高周波電圧V0 (単位「V」)は、
以下の式2で表される。 V0 =整流電圧V11×(抵抗24の抵抗値+抵抗25の抵抗値)÷(抵抗25 の抵抗値)÷整流効率a・・・(式2) この場合、整流電圧V11=高周波電圧V1×整流効率
aの関係がある。
【0032】次いで、高周波電流I0 に基づく最大送信
電力が、高周波電圧V0 に基づく最大送信電力よりも大
きいか否かを判別する(ステップ34)。この場合、高
周波電流に基づく最大送信電力は以下のようにして演算
する。例えば、可変インダクタ部23の最大許容通過電
流が6Aのときには、最大送信電力は、下記の式3で表
される。 最大送信電力(W)=10(W)×(6÷高周波電流I0 )2 ・・・(式3) また、高周波電圧V0 に基づく最大送信電力は以下のよ
うにして演算する。すなわち、例えば、第2可変コンデ
ンサ部22の最大許容印加電圧が16000Vのときに
は、最大送信電力は、下記の式4で表される。 最大送信電力(W)=10(W)×(16000÷高周波電圧V0 )2 ・・・( 式4)
【0033】ステップ34において、高周波電流I0 に
基づく最大送信電力の方が大きいと判別したときは、送
信装置2の送信電力が、高周波電圧V0 に基づいて演算
した最大送信電力以下になるような送信電力制御信号
を、送信装置2に出力する(ステップ35)。一方、高
周波電圧V0 に基づく最大送信電力の方が大きいと判別
したときは、送信装置2の送信電力が、高周波電流I0
に基づいて演算した最大送信電力以下になるような送信
電力制御信号を、送信装置2に出力する(ステップ3
6)。すなわち、アンテナ整合装置3内で使用されてい
るコンデンサ、コイルおよび高周波リレーなどの回路部
品が破損するのは、最大許容通過電流および最大許容印
加電圧の少なくとも一方の規格を超えて使用された場合
であるため、送信装置2の送信電力が両規格のいずれも
超さないように、送信装置2の最大送信電力を制御して
いる。これより、送信装置2は、最大送信電力がアンテ
ナ整合装置3内の部品を破損しない範囲内になるよう
に、その送信電力が制御される(ステップ37)。
【0034】なお、整合動作時における送信電力を10
W(最大20W)としているのは、以下の理由からであ
る。すなわち、送信電力は、センサ12から出力される
定在波比信号を検出するのに十分な電力(例えば、1W
程度)でよい。しかし、複数のアンテナが隣接している
場合には、他の送信装置が送信した送信電力がアンテナ
4に入力されてしまい、他の送信装置の送信電力が電流
センサ15によって検出されると共に、電圧センサ14
によっても検出されてしまう。この場合には、送信装置
2から出力された送信電力を正確に検出することができ
ない。このため、少なくとも、他の送信装置から送信さ
れた送信電力の数倍程度大きい送信電力を用いる必要が
あり、かかる場合を想定して10Wに定めている。ただ
し、本発明は、これに限定されるものではなく、アンテ
ナ整合装置3内の回路部品が破損しないと想定される範
囲内の送信電力にすることができる。また、本実施例で
は、制御部11が、送信装置2に対して送信電力を低下
させているが、これに限らず、整合動作時に、送信装置
2が自動的に送信電力を10Wに低下させるように構成
してもよい。この場合には、本発明における送信電力制
御装置は、送信装置2に内蔵される。
【0035】以上のように、本実施例によれば、整合動
作時において10Wの送信電力が送信装置2から出力さ
れたときに、アンテナ整合装置3内の回路部品を通過す
る高周波電流を電流センサ15が検出すると共に、回路
部品に印加される高周波電圧を電圧センサ14が検出
し、制御部11が、両回路部品の規格を超えないような
最大送信電力を演算する。そして、制御部11が、送信
装置2の送信電力を演算された演算最大送信電力以下に
なるように、自動的に制御する。この結果、緊急に送信
する必要がある場合に、たとえアンテナ4のインピーダ
ンスが不明のときであっても、アンテナ整合装置3内の
回路部品を破損することなく、送信装置2を直ちに送信
させることができる。
【0036】次に、上記実施例のステップ31における
整合処理を変更した変更実施例について説明する。変更
実施例では、整合動作前に外来波電力を検出し、検出し
た外来波電力に基づいて、整合動作時における送信出力
を決定する。具体的には、前述したステップ31におい
て、制御部11は、最初に整流電圧V13を監視し、整
流電圧V13に基づいて送信装置2に送信させる整合動
作時送信電力を決定する。この場合、整合動作時送信電
力は、以下のようにして決定する。まず、外来波電力P
G は、以下の式5で近似される。 PG =(整流電圧V13÷整流効率)2 ÷(抵抗27の抵抗値)・・・(式5) この場合、整流電圧V13を整流効率で除算した値は、
抵抗27の両端に印加される外来波の高周波電圧V3と
等しい。また、結合度とは、前述したカレントトランス
26の結合度をいう。なお、この場合においては、アン
テナ4、アンテナ整合装置3および送信装置2との間の
整合は完全ではないため、式5は、外来波電力を正確に
は表していない。しかし、発明者は、外来波電力が、式
5で近似した値を中心にしてある範囲内(例えば、1/
4〜4倍)にあることを実験的に確認しているため、概
略式として用いることができる。
【0037】次に、制御部11は、外来波電力によって
整合動作に影響が生じないような整合動作時送信電力を
決定する。本実施例では、特に限定されないが、外来波
電力の5倍に決定している(より好ましくは10倍程
度)。そして、決定した整合動作時送信電力になるよう
な送信電力制御信号を、送信装置2に出力する。なお、
外来波電力が所定電力(例えば、4W)以上のときに
は、制御部11は、送信装置に対して、送信電力制御信
号の代わりに整合動作停止信号を出力し、外来波電力が
所定電力以下になるまで整合処理を一時停止する。これ
は、アンテナ4に他のアンテナが隣接して配設され定る
ような場合、他のアンテナから出射された送信波(外来
波)は、かなり大きな外来波電力としてアンテナ4に誘
起される。この誘起された外来波がアンテナ整合装置3
内に入力されると、センサ12によって検出される定在
波比が不正確になり、この結果、制御部11は、正規整
合点を見つけ出すことができなくなると共に、かかる場
合に、外来波電力の5倍の整合動作時送信電力を送信装
置2に出力させると、アンテナ整合装置13を破損させ
るおそれが生じるためである。
【0038】以上のように、変更実施例によれば、整合
動作時における、アンテナ整合装置3の破損を防止する
ことができると共に、整合エラーを防止することができ
る。
【0039】なお、本実施例では、アンテナ整合装置3
が送信装置2に送信電力制御信号を出力し、これによっ
て送信装置2の最大送信電力を制御しているが、これに
限らず、例えば、最大送信電力を表すデータを送信装置
2に出力し、その最大送信電力を送信装置の操作パネル
などに表示させ、その表示された最大送信電力以下で送
信装置2に送信させるようにしてもよい。
【0040】さらに、高周波電流や高周波電圧の検出個
所は、本実施例で示した個所に限定されず、アンテナ整
合装置3内のいずれの個所であってもよい。ただし、ア
ンテナインピーダンスの虚数成分が大きい場合には、一
般的に、アンテナ4端に最大の高周波電圧が印加される
ので、高周波電圧をアンテナ4端で検出するのが好まし
い。一方、アンテナインピーダンスの純抵抗が小さい場
合には、一般的に、アンテナ4に最大の高周波電流が流
れるので、アンテナ4に流れる高周波電流を検出するの
が好ましい。
【0041】さらに、本実施例では、アンテナ整合装置
3が自動的に整合処理を行う例について説明したが、こ
れに限らず、手動で整合処理する場合にも、本発明を適
用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明に係る送信電力制御
方法および送信電力制御装置によれば、アンテナインピ
ーダンスが不明なときや、アンテナが破損してインピー
ダンスが変化したようなときに、アンテナ整合装置によ
るアンテナと送信装置との整合動作時、および整合後に
おける送信装置の通常送信時において、アンテナ整合装
置内の回路部品の最大許容印加電圧や最大許容通過電流
を超える高周波信号がアンテナ整合装置内に入力される
ことがないので、アンテナ整合装置内の回路部品を破損
することなく、送信装置に対して直ちに送信させること
ができる。また、アンテナに誘起されている外来波電力
に基づいた整合動作時送信電力で整合させるため、整合
動作時において、アンテナ整合装置の破損が防止される
と共に、整合動作での整合エラーが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る通信システムのブロック図であ
る。
【図2】本実施例に係る制御部の処理内容を表すフロー
チャートである。
【符号の説明】
2 送信装置 3 アンテナ整合装置 4 アンテナ 11 制御部 14 電圧センサ 15 電流センサ 16 第1整流部 17 第2整流部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ整合装置を介してアンテナに接
    続された送信装置の送信電力を制御する送信電力制御方
    法であって、 前記アンテナと前記送信装置とを整合させる前記アンテ
    ナ整合装置による整合動作時に、前記送信装置の送信電
    力を低下させ、当該整合動作終了後に、送信電力を低下
    させた状態で、前記アンテナに印加されているアンテナ
    電圧、および当該アンテナに流れているアンテナ電流を
    それぞれ検出すると共に、当該両検出結果に基づいて、
    前記アンテナ整合装置が許容するアンテナ電圧およびア
    ンテナ電流をそれぞれ超さないような最大送信電力を演
    算し、前記整合動作後における前記送信装置の送信電力
    を、前記演算された演算最大送信電力以下になるように
    制御することを特徴とする送信電力制御方法。
  2. 【請求項2】 前記整合動作終了前に、前記アンテナに
    誘起されている外来波の電力を検出し、当該検出した外
    来波電力に基づいて、前記整合動作時における前記送信
    装置の整合動作時送信電力を決定し、前記整合動作時
    に、前記決定した整合動作時送信電力になるように前記
    送信装置の送信電力を制御することを特徴とする請求項
    1記載の送信電力制御方法。
  3. 【請求項3】 アンテナ整合装置を介してアンテナに接
    続されると共に送信電力制御信号によって最大送信電力
    が規制される送信装置の送信電力を制御する送信電力制
    御装置であって、 前記アンテナに印加されているアンテナ電圧を検出する
    アンテナ電圧検出部と、前記アンテナに流れているアン
    テナ電流を検出するアンテナ電流検出部と、前記アンテ
    ナと前記送信装置とを整合させる前記アンテナ整合装置
    による整合動作時において、前記送信電力制御信号によ
    って前記送信装置の送信電力を低下させる送信電力制御
    部と、当該整合動作終了後であって、前記送信電力を低
    下させた状態における前記アンテナ電圧検出部および前
    記アンテナ電流検出部のそれぞれの検出結果に基づい
    て、前記アンテナ整合装置が許容するアンテナ電圧およ
    びアンテナ電流をそれぞれ超さないような最大送信電力
    を演算する送信電力演算部とを備え、前記送信電力制御
    部は、前記整合動作後における前記送信装置の送信電力
    が前記演算された演算最大送信電力以下になるような前
    記送信電力制御信号を前記送信装置に出力することを特
    徴とする送信電力制御装置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナに誘起されている外来波の
    電力を検出する外来波電力検出部と、当該検出した外来
    波電力に基づいて、前記整合動作時における前記送信装
    置の整合動作時送信電力を決定する整合動作時送信電力
    決定部とをさらに備え、前記送信電力制御部は、前記整
    合動作時に、前記送信装置の送信電力が前記決定した整
    合動作時送信電力になるような前記送信電力制御信号を
    前記送信装置に出力することを特徴とする請求項3記載
    の送信電力制御装置。
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