JP2006331944A - 固体酸化物燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱膨張差によりセパレータと電池セルとの接合部分に生じる熱応力を緩和することが可能なSOFCを提供する。
【解決手段】 SOFC1は、空気室11と燃料室13を分離するためのセパレータ15が電池セル9に接合され、セパレータ15にて電池セル9との接合部分の周囲に、断面が正弦波形状となる溝部17を形成するように構成されている。このため、SOFC1の使用時に加熱と冷却が繰り返し行われて、セパレータ15と電池セル9との接合部分に熱応力が発生したとしても、溝部17が伸縮することでその熱応力を緩和することができ、SOFC1の延命化を図ることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、固体酸化物燃料電池に関する。
従来より、燃料電池においては、電解質として酸素イオンを伝導する固体電解質を用いた固体酸化物燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)が知られている。
そして、この種のSOFCとしては、平板状の酸素イオン伝導性固体電解質体からなり、その表裏面に多孔性の電極が形成された電池セルを備えると共に、一方の電極側を囲んだ空気室、及び、他方の電極側を囲んだ燃料室が形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
即ち、このSOFCは、中空板状に形成され、その内周縁が電池セルの外周縁に接合されたセパレータと、セパレータと略同一の外形を有する金属板からなり、電池セルの各電極側に夫々配置された一対の電極板と、中空板状に形成され、各電極板とセパレータとの間に夫々配置されることにより、空気室及び燃料室を形成するスペーサとを備える。また、電極板には、電池セルの電極において、当該電極板が配置された方の電極に当接する突状部が複数形成されている。なお、セパレータは、接合材により電池セルの外周縁に接合されている。
特開2001−35514号公報
ところで、電池セルを活性化させるには、700〜1000度程度の高温まで温める必要があるため、SOFCでは、使用時に、例えばバーナーにより熱せられた高温のガスを、SOFCの外周部から供給することで電池セルを温めたり、或いは、ヒーターを設けて使用時にそのヒーターで電池セルを温めたりするようになっている。
しかし、SOFCの起動と停止を繰り返し行うときには、加熱と冷却とが繰り返し行われてSOFCに熱サイクルが加わってしまう。
このため、セパレータと電池セルの熱膨張差によりセパレータと電池セルとの接合部分に熱応力が発生し、セパレータから電池セルが剥がれたり、固体電解質体にクラックが発生したりしてしまう問題がある。
また、電池セルを加熱する際に、電池セルの内部で温度差が生じた場合についても、同様の問題が生じる。
本発明は、こうした問題を解決するためになされたものであり、熱膨張差によりセパレータに生じる熱応力を緩和することが可能な固体酸化物燃料電池を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためになされた発明は、板状の酸素イオン伝導性固体電解質体からなり、その表裏面に多孔性の電極が形成された電池セルと、中空状の金属板からなり、その内周縁が電池セルの外周縁に接合されたセパレータと、セパレータと略同一の外形を有する金属板からなり、電池セルの各電極側にそれぞれ配置され、その配置された方の電池セルの電極に当接する突状部が複数形成された一対の電極板と、中空板状に形成され、各電極板とセパレータとの間にそれぞれ配置されることにより、電池セルの各電極を囲み、一方の電極側に空気室、及び、他方の電極側に燃料室を形成すると共に、少なくとも一方が絶縁部材からなるスペーサと、を備え、空気室に空気が供給され、燃料室に燃料が供給されることにより、酸化還元反応を起こして発電する固体酸化物燃料電池であって、電池セル及び電極板は、円盤状に形成されると共に、セパレータ及びスペーサは、円環状に形成され、更に、セパレータには、電池セルに接合される内周縁を囲むように、空気室側及び燃料室側に交互に窪んだ複数条の溝部が形成されていることを特徴としている。
このように、本発明の固体酸化物燃料電池では、空気室と燃料室を分離するためのセパレータが電池セルに接合され、セパレータにて電池セルとの接合部分の周囲に、空気室側及び燃料室側に交互に窪んだ複数条の溝部を形成するようにされている。
このため、固体酸化物燃料電池の使用時に加熱と冷却が繰り返し行われて、セパレータと電池セルとの接合部分に熱応力が発生したとしても、溝部が伸縮することでその熱応力を緩和することができ、燃料電池の延命化を図ることができる。
また、本発明によれば、振動により固体電解質体にかかる電池セルの板厚方向の力がかかった場合にも、セパレータの溝部が伸縮することにより、振動の際に固体電解質体にかかる力を吸収することができる。
ここで、本発明においては、1つの電池セルで固体酸化物燃料電池を構成するようにしても良いが、複数の電池セルを用いて固体酸化物燃料電池を構成するようにしても良い。このように複数の電池セルで燃料電池を構成すれば、1つの電池セルで構成した燃料電池よりも大きい電圧を確保することができる。
またこのように複数の電池セルで燃料電池を構成する場合には、電池セルとセパレータと一対の電極板とスペーサとからなる電池本体が、電極板を共通として複数積層されていると良い。
これによれば、各電池本体毎に電極板を2つずつ設けなくても良いので、部品点数を削減することができる。
一方、スペーサとしては、各電極の周囲に空気室及び燃料室を形成することができれば、例えば弾性を有する材質から形成されていても良いが、この場合、振動により電極板が電池セルに対して傾いてしまい、燃料電池の出力電圧が低下してしまう可能性があるため、スペーサは、剛体からなるようにされていることが好ましい。
つまり、スペーサが剛体であれば、電極板が電池セルに対して傾いてしまうことを防止することができるので、電極板が電池セルに対して傾くことによる燃料電池の出力電圧の低下を防止することができる。
以下に、本発明が適用された実施形態の固体酸化物燃料電池について、図面を用いて説明する。なお、図1は、固体酸化物燃料電池1(以下、SOFC1という)の全体を表す斜視図であり、図2は、図1のA−A’における断面図であり、図3は、図1のB−B’における断面図であり、図4は、SOFC1の構成を表す分解斜視図である。
図1に示すように、SOFCは、略円柱状に形成されており、電解質として酸素イオン伝導性の固体電解質を用いたものである。そして、SOFC1は、図2〜図4に示すように、円盤状の固体電解質体3の表裏面に電極5,7が形成された電池セル9を複数(本実施形態では、7つ)備え、各電池セル9毎に、一方の電極5側を囲んだ空気室11、及び、他方の電極7側を囲んだ燃料室13が形成されるように、各電池セル9が積層されている。
固体電解質体3は、ジルコニアにイットリアを添加したイットリア安定化ジルコニア(YSZ)からなる。
また、固体電解質体3の表面側(図1でいう上方の面側)の電極5は、ランタンマンガナイトにより形成されており、その表面には、例えばPtメッキが施されている。一方、固体電解質体3の裏面側の電極7は、NiO及びYSZにより形成されている。なお、以下の説明では、固体電解質体3の表面に形成された電極5を、空気極5といい、固体電解質体3の裏面に形成された電極7を燃料極7という。
次に、各固体電解質体3の空気極5側の面(即ち、表面)には、円環状に形成されたセパレータ15が夫々配置されている。
セパレータ15は、例えば、インコネル600やインコネル718等のニッケル基合金からなり、その内周縁が、円環状の接合材(例えばAgとPdとからなるろう材)により電池セル9(詳しくは、固体電解質体3)の外周縁に接合されている。
また、セパレータ15には、電池セル9に接合された内周縁を囲んだ外側に、断面が正弦波形状となる溝部17が形成されている。
また、セパレータ15には、溝部17よりも外側の部分に、当該セパレータ15を貫通し、空気及び燃料を給排するための給排孔19,21,23,25が形成されている。
次に、各電池セル9間には、セパレータ15と略同一の外形を有する円盤状に形成された金属製のセル間電極板27が配置されている。
セル間電極板27には、挟まれた上下の電池セル9において、上側の電池セル9の燃料極7及び下側の電池セル9の空気極5に当接する突状部29が、複数形成されている。
また、セル間電極板27には、セパレータ15にて給排孔19〜25が形成されている部分と同じ部分に、その給排孔19〜25と同じ形状の給排孔31,33,35,37が形成されている。
また、積層された7つの電池セル9のうち、図2及び図3における一番上側の電池セル9の空気極5側と一番下側の電池セル9の燃料極側には、セル間電極板27と同じ構成の電極板39,41が配置されている。
即ち、電極板39,41は、セル間電極板27と同様に、金属からなると共に、セパレータ15と略同一の外形を有する円盤状に形成され、複数の突状部29が形成されていると共に、セパレータ15にて給排孔19〜25が形成されている部分と同じ部分に、その給排孔19〜25と同じ形状の給排孔31,33,35,37が形成されている。
また、電極板39とそれに隣接するセパレータ15との間と、セル間電極板27とそれに隣接するセパレータ15との間であって、セパレータ15の空気極5側とには、中空板状に形成され、空気極5を囲んで、電池セル9の空気極5側に空気室11を形成する空気極側スペーサ43が配置されている。
空気極側スペーサ43は、弾性変形することのない剛体からなる絶縁部材(例えばガラス、マイカセラミックス等)にて構成されている。
また、空気極側スペーサ43には、セパレータ15にて給排孔19〜25が形成されている部分と同じ部分に、その給排孔19〜25と同じ形状の給排孔45,47,49,51が形成されていると共に、給排孔45,47から当該空気極側スペーサ43の中空部分にかけて、空気室11に対し空気の導入及び排出をするための切り欠き53,55が夫々形成されている。
次に、電極板41とそれに隣接するセパレータ15との間と、セル間電極板27とそれに隣接するセパレータ15との間であって、セパレータ15の燃料極7側とには、中空板状に形成され、燃料極7を囲んで、電池セル9の燃料極7側に燃料室13を形成する燃料極側スペーサ57が配置されている。
燃料極側スペーサ57は、弾性変形することのない剛体からなる絶縁部材(例えばガラス、マイカセラミックス等)にて構成されている。
また、燃料極側スペーサ57には、セパレータ15にて給排孔19〜25が形成されている部分と同じ部分に、その給排孔19〜25と同じ形状の給排孔59,61,63,65が形成されていると共に、給排孔63,65から当該燃料極側スペーサ57の中空部分にかけて、燃料室13に対し燃料の導入及び排出をするための切り欠き67,69が夫々形成されている。
次に、電極板39の電池セル9側とは反対側(図2及び図3でいう上側)には、電極板39と略同一の外形を有する略円盤状に形成され、電極板39の突状部29と当接した蓋部材71が配置されている。
蓋部材71において、電極板39の突状部29と当接する部分(詳しくは、図2及び図3に示す蓋部材71において、網状のハッチを付した部分)は、金属からなり、蓋部材71の外周部分(詳しくは、図2及び図3に示す蓋部材71において、斜線のハッチを付した部分)は、セラミックからなる。
また、蓋部材71には、セパレータ15にて給排孔19〜25が形成されている部分と同じ部分に、その給排孔19〜25と同じ形状の給排孔73,75,77,79が形成されている。
また、蓋部材71と電極板39との間には、中空板状に形成された蓋側スペーサ81が配置されている。
蓋側スペーサ81は、弾性変形することのない剛体からなる絶縁部材(例えばガラス、マイカセラミックス等)にて構成されている。
また、蓋側スペーサ81には、セパレータ15にて給排孔19〜25が形成されている部分と同じ部分に、その給排孔19〜25と同じ形状の給排孔83,85,87,89が形成されている。
一方、電極板41の電池セル9側とは反対側(図2及び図3でいう下側)には、電極板41と略同一の外形を有する略円盤状に形成され、電極板41の突状部29と当接した底部材91が配置されている。
底部材91において、電極板41の突状部29と当接する部分(詳しくは、図2及び図3に示す底部材91において、網状のハッチを付した部分)は、金属からなり、底部材91の外周部分(詳しくは、図2及び図3に示す底部材91において、斜線のハッチを付した部分)は、セラミックからなる。
また、底部材91と電極板41との間には、中空板状に形成された底側スペーサ93が配置されている。
底側スペーサ93は、弾性変形することのない剛体からなる絶縁部材(例えばガラス、マイカセラミックス等)にて構成されている。
また、底側スペーサ93には、セパレータ15にて給排孔19〜25が形成されている部分と同じ部分に、その給排孔19〜25と同じ形状の給排孔95,97,99,101が形成されている。
以上説明したSOFC1においては、図2及び図3でいう下方から91→93→41→57→9→15→43→27…→39→81→71の順で各部材を積層し、当該SOFC1の動作温度より高い温度にしてスペーサ43,57,81,91を溶かして接合させることで、図1に示すような円柱状に形成される。
これにより、図2に示すように、各給排孔19,31,45,59,73,83,95及び切り欠き53が連結されることで、空気室11に空気を供給するための空気供給路103が形成され、各給排孔21,33,47,61,75,85,97及び切り欠き55が連結されることで、空気室11から空気を排出するための空気排出路105が形成される。また更に、図3に示すように、各給排孔23,35,49,77,87,99及び切り欠き67が連結されることで、燃料室13に燃料を供給するための燃料供給路107が形成され、各給排孔25,37,51,79,89,101及び切り欠き69が連結されることで、燃料室13から燃料を排出するための燃料排出路109が形成される。
そして、このように構成されたSOFC1では、当該SOFC1を所定の動作温度に昇温させ、燃料供給路107に水素等の燃料を導入して燃料極7と接触させ、空気供給路103に空気を導入して空気極5と接触させることで、燃料極7と空気極5との間に起電力が生じ、この電力を外部に取り出すことで、発電装置として機能させることができる。
以上説明したように、本実施形態のSOFC1では、セパレータ15が電池セル9に接合され、セパレータ15にて電池セル9との接合部分の周囲に、断面が正弦波形状となる溝部17を形成するようにされている。
このため、SOFC1の使用時に加熱と冷却が繰り返し行われて、セパレータ15と電池セル9との接合部分に熱応力が発生したとしても、溝部17が伸縮することでその熱応力を緩和することができ、SOFC1の延命化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、振動により固体電解質体3にかかる電池セル9の板厚方向の力がかかった場合にも、セパレータ15の溝部17が伸縮することにより、振動の際に固体電解質体3にかかる力を吸収することができる。
また、本実施形態によれば、突状部29の弾性力により、その突状部29による電池セル9への板厚方向の押圧力を緩和することができる。
また、本実施形態では、電池セル9がセル間電極板27を共通として複数積層されるように構成されているため、各電池セル9毎にセル間電極板27を2つずつ設けなくても良いので、部品点数を削減することができる。
また、スペーサ43,57,81,93は、ガラス等の弾性変形することのない剛体からなる絶縁部材にて構成されているため、電極板27,39,41が電池セル9に対して傾いてしまうのを防止することができ、電極板17,39,41,が電池セル9に対して傾くことによるSOFC1の出力電圧の低下を防止することができる。
なお、本実施形態では、空気極側スペーサ43及び燃料極側スペーサ57が、スペーサに相当し、セル間電極板27及び電極板39,41が、電極板に相当している。また、電池セル9とセパレータ15とセル間電極板27と電極板39,41と空気極側スペーサ43と燃料極側スペーサ57とが、電池本体に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、セパレータ15は、ニッケル基合金に限らず、SUS430やSUS405等のフェライト系ステンレス綱により形成されていても良いし、SUS304やSUS305等のオーステナイト系ステンレス綱により形成されていても良い。
また、本実施形態において、溝部17は、断面が正弦波形状となるように形成されていたが、セパレータ15にて電池セル9との接合部分の周囲に、空気室11側及び燃料室13側に交互に窪んだ複数条の溝となるように形成されていれば、どのように形成されていても良い。
例えば、溝部17は、断面が凹凸形状となるように形成されていても良いし、断面が矩形波形状となるように形成されていても良いし、溝部17にて図2の上下方向に窪んだ部分の大きさ(深さ)が上側と下側とで異なるように形成されていても良い。
このように溝部17が形成されていたとしても、上述したように、溝部17が伸縮することでセパレータ15と電池セル9との接合部分に発生する熱応力を緩和することができる。
また、本実施形態のSOFC1では、電池セル9が7個積層されていたが、これに限らず、電池セル9は何個積層されていても良い。
また、本実施形態では、セパレータ15をろう材により電池セル9に接合していたが、接合材としては、シール性(封止性)を有するものであれば何でも良く、例えば銀のような金属製パッキンでも良い。即ち、SOFC1の使用時において、電池セル9には、熱膨張によりセパレータ15に向かって押し上げる力が働くため、接合材がパッキンであってもセパレータ15と電池セル9との密封性を維持することができる。
実施形態の燃料電池の全体を表す斜視図である。 図1のA−A’における断面図である。 図1のB−B’における断面図である。 同燃料電池の構成を表す分解斜視図である。
符号の説明
1…固体酸化物燃料電池、3…固体電解質体、5…空気極、7…燃料極、9…電池セル、11…空気室、13…燃料室、15…セパレータ、17…溝部、27…セル間電極板、29…突状部、39,41…電極板、43…空気極側スペーサ、57…燃料極側スペーサ、71…蓋部材、81…蓋側スペーサ、91…底部材、93…底側スペーサ

Claims (3)

  1. 板状の酸素イオン伝導性固体電解質体(3)からなり、その表裏面に多孔性の電極(5,7)が形成された電池セル(9)と、
    中空状の金属板からなり、その内周縁が前記電池セル(9)の外周縁に接合されたセパレータ(15)と、
    該セパレータ(15)と略同一の外形を有する金属板からなり、前記電池セル(9)の各電極(5,7)側にそれぞれ配置され、その配置された方の前記電池セル(9)の電極(5,7)に当接する突状部(29)が複数形成された一対の電極板(27,39,41)と、
    中空板状に形成され、前記各電極板(27,39,41)と前記セパレータ(15)との間にそれぞれ配置されることにより、前記電池セル(9)の各電極(5,7)を囲み、一方の電極(5)側に空気室(11)、及び、他方の電極(7)側に燃料室(13)を形成すると共に、少なくとも一方が絶縁部材からなるスペーサ(43,57)と、
    を備え、前記空気室(11)に空気が供給され、前記燃料室(13)に燃料が供給されることにより、酸化還元反応を起こして発電する固体酸化物燃料電池(1)であって、
    前記電池セル(9)及び前記電極板(27,39,41)は、円盤状に形成されると共に、前記セパレータ(15)及び前記スペーサ(43,57)は、円環状に形成され、
    更に、前記セパレータ(15)には、前記電池セル(9)に接合される内周縁を囲むように、前記空気室(11)側及び前記燃料室(13)側に交互に窪んだ複数条の溝部(17)が形成されていることを特徴とする固体酸化物燃料電池。
  2. 前記電池セル(9)と、前記セパレータ(15)と、前記一対の電極板(27,39,41)と、前記スペーサ(43,57)とからなる電池本体(9,15,27,39,41,43,57)が、前記電極板(41)を共通として複数積層されていることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物燃料電池。
  3. 前記スペーサ(43,57)は、剛体からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固体酸化物燃料電池。
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