JP2003163016A - 電気化学装置および電気化学装置用導電性接続部材 - Google Patents

電気化学装置および電気化学装置用導電性接続部材

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JP2003163016A
JP2003163016A JP2002172673A JP2002172673A JP2003163016A JP 2003163016 A JP2003163016 A JP 2003163016A JP 2002172673 A JP2002172673 A JP 2002172673A JP 2002172673 A JP2002172673 A JP 2002172673A JP 2003163016 A JP2003163016 A JP 2003163016A
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electrochemical cell
separator
electrode
breathable material
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Shigenori Ito
重則 伊藤
Takashi Ryu
崇 龍
Sota Shimizu
壮太 清水
Kiyoshi Okumura
清志 奥村
Mitsuru Hattori
満 服部
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気化学セルおよびこの電気化学セルに接触す
る導電性接続部材を備えている電気化学装置において、
導電性接続部材の内部へのガスの滞留を抑制し、かつ、
電気化学セルの電極面のうちガスと接触しない領域を低
減する。 【解決手段】電気化学セル38は、固体電解質膜40、
固体電解質膜40の一方の面上に設けられており、一方
のガスに接触するべき一方の電極39、および固体電解
質膜40の他方の面上に設けられており、他方のガスに
接触するべき他方の電極42を備えている。セル38に
導電性接続部材31を接触させる。導電性接続部材31
が通気性材料からなり、エンボス形状付与部分31bを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学セルおよ
びこれに使用するための導電性接続部材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】固体電解質型燃料電池は、いわゆる平板
型と円筒型とに大別される。平板型の固体電解質型燃料
電池においては、いわゆるセパレータと発電層とを交互
に積層することにより、発電用のスタックを構成する。
特開平5−54897号公報においては、燃料極と空気
極とをそれぞれ形成して発電層を作製し、またインター
コネクターを作製し、この発電層とインターコネクター
との間に、セラミックス粉末と有機バインダーとを含有
する薄膜を挟み、これを熱処理することにより、発電層
とインターコネクターとを接合している。
【0003】セパレータと電気化学セルを積層し、スタ
ック構造の集合電池を形成するためには、セパレータと
固体電解質型燃料電池の単電池との間にガスを通し、単
電池の電極に対して燃料や酸化剤を供給する必要があ
る。これと同時に、セパレータと単電池との間に導電性
部材を介在させることによって、単電池とセパレータと
を電気的に直列接続する必要がある。このような導電性
部材は、例えば燃料ガス通路に設置する場合には、還元
性の燃料ガスに対して単電池の動作温度で安定でなけれ
ばならない。また、燃料ガスが通過可能な隙間がなけれ
ばならない。このような理由から、燃料ガス通路におい
ては、いわゆるニッケルフェルトが一般的に使用されて
いる。
【0004】「Electrochemical Society Proceedings
Volume 99- 19 」の第824頁においては、セパレータ
と平板状単電池との積層構造が図示されている。このセ
パレータには、規則的に配列された細長い溝が多数形成
されており、この溝が燃料ガス供給通路として使用され
ている。そしてセパレータの溝側の表面と単電池の燃料
極膜との間に網をはさみ、加圧することによって、発電
装置を構成している。
【0005】特表2002−503381号公報の8−
9頁および図1によれば、セパレータと電気化学セルと
の間に波形シートを挟み、加圧することによって、セパ
レータと電気化学セルとを接続している。波形シートは
セパレータと電気化学セルとを電気的に接続するもので
ある。波形シートは、好ましくはエキスパンドメタルで
あると記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】導電性接続部材として
ニッケルフェルトを使用した場合には、燃料ガスは、ニ
ッケルフェルトの隙間の中に進入し、フェルト内に滞留
し、次いで発電に寄与しないままに容器の外に排気され
る場合がある。燃料ガスとして水素を使用した場合、発
電によって、燃料極側に水が発生するが、発生した水分
が、ニッケルフェルトの隙間の中に進入し、滞留するこ
とがある。この場合には、燃料ガスにおける水−酸素−
水素の化学平衡によって、燃料ガス中の酸素分圧が上昇
し、電圧の低下を引き起こす。また、電気的接続を良く
するためにはセルに機械的な押しつけが必要である。こ
の場合電気化学セルを破損しやすい。
【0007】また導電性接続部材として網を使用した場
合には、セパレータの溝の内部に燃料ガスを流し、燃料
ガスを電極表面に供給することになる。この場合、網を
構成する金属線は電極表面に対して接触し、電極面を被
覆するので、金属線の部分では燃料ガスを電極面に供給
することができず、損失となる。また、セパレータの溝
の内部には燃料ガスを供給できるが、後述するように、
セパレータの突起の部分には燃料ガスが浸透しない。突
起表面と電極面との間に網が挟まれ、加圧されているた
めに、網(網を構成する金属線)によって、突起表面と
電極面との間の空間(網目)に燃料ガスが浸透しないか
らである。この結果、単電池の電極面のうち多大な面積
が発電に寄与しないことになる。また、突起表面と電極
面との間に網が挟まれ、加圧されている場合、加圧に対
する網の厚み方向の変形量が小さいために電気化学セル
にわずかなゆるみがあると片当たりしやすく、電気化学
セルが破損しやすい。
【0008】また、導電性接続部材として波形の金属シ
ート、例えばエキスパンドメタルを使用すると、導電性
接続部材とセパレータとを積層加圧したときに、次の問
題が生ずる。即ち、導電性接続部材、波形シートおよび
セパレータを多数順次に積層し、集合電池(スタック)
を製造したものとする。この集合電池は、所定の加圧機
構によって、積層方向へと向かって加圧する。これによ
って波形シートの厚さが縮小するように波形シートを圧
縮変形させる。この際、加圧の方向を完全に正確に積層
方向に制御できれば問題ないが、実際には加圧方向の正
確な制御は困難である。
【0009】例えば、図23(a)において電気化学セ
ル81とセパレータ80との間に波形シート82を挟
み、加圧したものとする。このとき、スタックの両端
(上端と下端)とにおける各荷重の重心は微妙に位置ず
れすることが通常である。また、荷重が積層方向に対し
て平行に加わるとは限らず、若干傾斜することもあり、
制御が難しい。つまり、この場合、波形シートに対して
矢印Rのように、積層方向Aに対して傾斜した方向S、
Tへと向かって荷重が加わる。この結果、波形シート8
2には、積層方向Aとは垂直な方向の圧力が加わること
になる。このとき、図23(b)において矢印T方向の
圧力が加わった場合には波形シート82の変形は少な
い。しかし、矢印S方向成分があると、波形シート82
の全体が、波の進行方向(矢印S方向)へと向かって潰
れるように変形する。この結果、セパレータ80と電気
化学セル81とが、矢印S方向に位置ずれし、集合電池
が破壊するおそれがある。
【0010】本発明の課題は、電気化学セルおよびこの
電気化学セルに接触する導電性接続部材を備えている電
気化学装置において、導電性接続部材の内部へのガスの
滞留を抑制できるようにし、かつ、電気化学セルの電極
面のうちガスと接触しない領域を低減し、導電性接続部
材の接触抵抗を小さくして電気化学セルへの柔軟な接続
ができるようにし、電気化学セルの破壊を防止すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、固体電解質膜
と、固体電解質膜の一方の面上に設けられており、一方
のガスに接触するべき一方の電極と、固体電解質膜の他
方の面上に設けられており、他方のガスに接触するべき
他方の電極とを備えている電気化学セル、および、電気
化学セルに接触する導電性接続部材を備えている電気化
学装置であって、導電性接続部材が、エンボス形状付与
部分を備えている通気性材料からなることを特徴とす
る。
【0012】また、本発明は、固体電解質膜と、固体電
解質膜の一方の面上に設けられており、一方のガスに接
触するべき一方の電極と、固体電解質膜の他方の面上に
設けられており、他方のガスに接触するべき他方の電極
とを備えている電気化学セルに接触させるための導電性
接続部材であって、エンボス形状付与部分を備えている
通気性材料からなることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、通気性材料からなる導電
性接続部材を使用しているので、導電性接続部材の内部
にガスが滞留しにくい。また、通気性材料から突出する
エンボス形状付与部分を設けることによって、電気化学
セルの電極面のうちガスと接触しない領域を低減でき
る。また、エンボス形状付与部分の変形により電気化学
セルへの押しつけ加重を均等化し、電気化学セルのわず
かな変形を許容して片当たりを防止できる。
【0014】以下、図面を参照しつつ、本発明を更に詳
細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態に係る、網か
らなる導電性接続部材31を示す平面図であり、図2
は、図1の網31の一部を拡大して示す断面図である。
図3は、網31を使用してセパレータ37と電気化学セ
ル38とを電気的に接続している状態を示し、図4は、
エンボス形状付与のなされていない網41を使用してセ
パレータ37と電気化学セル38とを電気的に接続して
いる状態を示す。
【0016】網31の平面形状は円形であるが、この平
面形状は特に限定されない。網31は、多数の導電線3
2を編組することによって得られるものであり、多数の
導電線32の間には多数の網目(隙間)33、33Aが
形成されている。また、網31の導電線32の断面形状
は円形であるが形状は特に限定されず、真円形、楕円
形、三角形、四辺形、六角形であってよい。また、図1
の編組は平織りであるが必要に応じて綾織、畳織、クラ
ンプ織り、ネット織りであってよい。網31は、エンボ
ス形状付与前には平坦な形状をしている。図2、図3に
示すJは、エンボス形状付与前の網の中心面を示してお
り、導電線32はこの中心面Jによって編組されてい
る。網31には、所定個所にエンボス形状付与部分31
bが形成されている。31aは非エンボス形状付与部分
であり、エンボス形状付与前の形態を保持している。本
例では、エンボス形状付与部分31bは、平面的に見て
略円形をしている。33Aは、エンボス形状付与部分3
1b内の網目である。網目33Aの形状は、網目33の
形状と比べて若干湾曲している。
【0017】エンボス形状付与部分31bは、エンボス
形状付与前の中心面Jから見て、網31の一方の面31
c側に突出しているので、エンボス形状付与部分31b
の裏側(他方の面31d側)に空間35が生成する。空
間35の形状および深さは、エンボス形状付与部分31
bの形状および高さによって決定される。空間36は、
エンボス形状付与部分31bによって包囲された空間で
ある。
【0018】図3に示す例においては、溝付きのセパレ
ータ37と電気化学セル38との間の一方のガスの流路
に網31を挟む。即ち、セパレータ37には、一方のガ
スを供給するための細長い溝37aが形成されており、
溝37a内はガス通路43Aとして機能している。溝3
7aの間は細長い突起37cになっている。電気化学セ
ル38は、例えば固体電解質膜40と、一方の電極39
と、他方の電極42とからなっており、全体として平板
形状をしている。一方の電気化学セル38がセパレータ
37、特に突起37cの表面37bと対向している。セ
パレータ37の突起面37bと一方の電極39との間
に、網31からなる導電性接続部材が介在している。網
31の一方の面31cがセパレータ37に対向してお
り、網31の他方の面31dが一方の電極39に対して
接触している。なお、他方の電極42側には他方のガス
の流路44が形成されている。
【0019】本例においては、網31に、一方の面31
c側へと突出するエンボス形状付与部分31bが形成さ
れており、エンボス形状付与部分31bの上端部がセパ
レータ37の突起面37cに対して接触している。この
結果、図3に示すように、高さHの空間43B、43C
が生成し、空間43B、43Cは一方のガスの流路とし
て機能する。空間43Bの高さHは、図2に示すよう
に、網の非エンボス形状付与部分31aの幅dと、エン
ボス形状付与部分31bの高さhとの総和である。
【0020】こうした構造であれば、一方のガスは、流
路43A内を流れるのと共に、網31とセパレータ37
とによって形成された流路43B内を矢印Kのように流
れる。そして、空間43Bから矢印Mのように、非エン
ボス形状付与部分31aの網目33から一方の電極39
に対して接触する。これと同時に、空間43Bを流れる
ガスは、エンボス形状付与部分31bの網目33A内を
矢印Lのように通過し、エンボス形状付与部分31bと
一方の電極39との間の流路43C(空間35)内に流
入し、流路43C内で一方の電極39に対して接触す
る。
【0021】一方、網にエンボス形状付与部分を設けな
い場合には、図4に示すように、平坦に編組された網4
1がセパレータ37と電気化学セル38との間にはさま
れる。網41の一方の面41cはセパレータ37の突起
面37bに接触する。網41の他方の面41dは一方の
電極39の表面に接触する。この状態で流路43Aにガ
スを供給すると、このガスは、流路43Aから矢印Nの
ように一方の電極39に対して接触する。しかし、突起
面37bと電極39との間の網目43Dは導電線42に
よって包囲されている。つまり、導電線42によって、
流路43Aから、突起面37bと電極39との間の隙間
43Dへのガスの流入が阻止されることになる。従っ
て、流路43A(溝37a)の部分では、電気化学セル
の電極にガスを供給できるが、突起面37bの領域で
は、電極にガスをほとんど供給できないことになる。
【0022】更に、本発明においては、集合電池の加圧
方向が積層方向Aから傾斜した場合にも、図1に示すよ
うにエンボス形状付与部分が平面的に規則的に形成され
ているので、網が特定方向に圧潰し、セパレータと電気
化学セルとが横方向に位置ずれするおそれがない。
【0023】本発明において、電気化学セルは、電気化
学的反応を実行するためのセルを意味している。例え
ば、電気化学セルは、酸素ポンプ、高温水蒸気電解セル
である。高温水蒸気電解セルは、水素の製造装置に使用
でき、また水蒸気の除去装置に使用できる。また、電気
化学セルは、NOx、SOxの分解セルとして使用でき
る。この分解セルは、自動車、発電装置からの排ガスの
浄化装置として使用できる。この場合には、固体電解質
膜を通して排ガス中の酸素を除去するのと共に、NOx
を電解して窒素と酸素とに分解し、この分解によって生
成した酸素をも除去できる。また、このプロセスと共
に、排ガス中の水蒸気が電解されて水素と酸素とを生
じ、この水素がNOxをNへと還元する。また、好適
な実施形態では、電気化学セルが、固体電解質型燃料電
池である。
【0024】一方の電極、他方の電極は、それぞれ、陰
極であってよく、陽極であってもよい。また、一方のガ
ス、他方のガスは、それぞれ、還元性ガスであってよ
く、酸化性ガスであってよい。
【0025】固体電解質層の材料は特に限定されず、イ
ットリア安定化ジルコニア又はイットリア部分安定化ジ
ルコニアであってよい。また、NOx分解セルの場合に
は、酸化セリウムも好ましい。
【0026】陽極の材質は、ランタンを含有するペロブ
スカイト型複合酸化物であることが好ましく、ランタン
マンガナイト又はランタンコバルタイトであることが更
に好ましく、ランタンマンガナイトが一層好ましい。ラ
ンタンコバルタイト及びランタンマンガナイトは、スト
ロンチウム、カルシウム、クロム、コバルト、鉄、ニッ
ケル、アルミニウム等をドープしたものであってよい。
また、パラジウム、白金、ルテニウム、白金−ジルコニ
アサーメット、パラジウム−ジルコニアサーメット、ル
テニウム−ジルコニアサーメット、白金−酸化セリウム
サーメット、パラジウム−酸化セリウムサーメット、ル
テニウム−酸化セリウムサーメットであってもよい。
【0027】陰極の材質としては、ニッケル、パラジウ
ム、白金、ニッケル−ジルコニアサーメット、白金−ジ
ルコニアサーメット、パラジウム−ジルコニアサーメッ
ト、ニッケル−酸化セリウムサーメット、白金−酸化セ
リウムサーメット、パラジウム−酸化セリウムサーメッ
ト、ルテニウム、ルテニウム−ジルコニアサーメット等
が好ましい。
【0028】セパレータの材質は、一方のガスおよび他
方のガスに対して安定な材質で有れば良いが、例えば、
ランタンを含有するペロブスカイト型複合酸化物である
ことが好ましく、ランタンクロマイトであることが更に
好ましい。また金属セパレータの場合は、インコネル、
ニクロムなどのニッケル基合金、ヘンズアロイなどのコ
バルト基合金、ステンレスなどの鉄基合金がある。還元
性ガスに対して安定な材質としては、ニッケルおよびニ
ッケル基合金がある。
【0029】本発明の導電性接続部材の材質は、この部
材が曝露されるガスに対して、電気化学セルの稼働温度
において安定な材質である必要がある。具体的には、酸
化ガスに対して安定な材質としては、白金、銀、金、パ
ラジウムやインコネル、ニクロムなどのニッケル基合
金、ヘンズアロイなどのコバルト基合金、ステンレスな
どの鉄基合金がある。還元性ガスに対して安定な材質と
しては、上記の酸化ガスに対して安定な物質のほかにニ
ッケルおよびニッケル基合金がある。
【0030】エンボス形状付与部分とは、エンボス加工
などの塑性変形をおこすことによって任意の形状を与え
る部分を意味している。エンボス形状付与とは、網の一
部領域を押圧変形させ、前述のように突出部分(エンボ
ス形状付与部分)と凹部35とを形成するような形状付
与であれば良く、その具体的実施方法は限定されない。
典型的には型によって網をプレスする深絞り形状加工法
などがある。
【0031】導電性接続部材を構成する通気性材料は、
通気性を有していれば特に限定されないが、好ましくは
加圧時に塑性変形可能な材質である。好ましくは、通気
性材料が次のいずれかである。 (1)網(網状物) (2)多数の通気孔が規則的に形成された金属板:好ま
しくは、パンチングメタル、エッチングメタル、エキス
パンドメタル(エキスパンド)
【0032】エンボス形状付与部分は、平面的に見て
(つまりセパレータおよび電気化学セルの積層方向とは
略垂直方向に見て)規則的に形成されていることが好ま
しい。特に好ましくは,平面的に見て、少なくとも2つ
の方向に向かって、エンボス形状付与部分が配列されて
いる。
【0033】導電性接続部材を構成する通気性材料(例
えば網)において、エンボス形状付与部分の非エンボス
形状付与部分からの高さh(図2参照)は特に限定され
ないが、ガスの流通を良くするという観点からは0.3mm
以上が好ましく、0.5mm 以上が更に好ましい。ただし、
高さhが大きくなりすぎると、ガスの流通空間の体積が
大きくなるので、セルによって利用されずに通過する無
駄なガスの体積が多くなるおそれがあり、また単位体積
当たりのセルの稼働効率が低下するおそれがある。この
観点からは、hは5mm 以下が好ましく、3mm 以下が更に
好ましい。
【0034】各エンボス形状付与部分の大きさ、個数お
よび平面的形状は特に限定されず、真円形、楕円形、三
角形、四辺形、六角形であってよい。
【0035】好適な実施形態においては、エンボス形状
付与部分が、通気性材料の一方の面側に突出する第一の
エンボス形状付与部分と、通気性材料の他方の面側に突
出する第二のエンボス形状付与部分とを備えている。こ
れによってガスの流通に対する圧力損失を一層低減する
ことができる。図5、図6はこの実施形態に係るもので
ある。図5は、網51の一部の断面図であり、図6は、
電気化学セル38とセパレータ37との間に網51を挟
んだ状態を示す。
【0036】網51の平面形状は例えば円形である。網
51は、多数の導電線32を編組することによって得ら
れるものであり、多数の導電線32の間には多数の網目
(隙間)33、33A、33Bが形成されている。網5
1は、エンボス形状付与前には平坦な形状をしており、
非エンボス形状付与部分51aにおいては、導電線32
が中心面Jに沿って編組されている。
【0037】網51には、所定個所にエンボス形状付与
部分51b、51eが形成されている。エンボス形状付
与部分51bは、エンボス形状付与前の中心面Jから見
て、網51の一方の面51c側に突出しており、エンボ
ス形状付与部分51bの裏側(他方の面51d側)に空
間35Aが生成している。空間35Aの形状および深さ
は、エンボス形状付与部分51bの形状および深さによ
って決定される。空間36Aは、エンボス形状付与部分
51bおよび非エンボス形状付与部分51aによって包
囲された空間である。
【0038】エンボス形状付与部分51eは、エンボス
形状付与前の中心面Jから見て、網51の他方の面51
d側に突出しており、エンボス形状付与部分51eの裏
側(一方の面51c側)に空間35Bが生成している。
空間35Bの形状および深さは、エンボス形状付与部分
51eの形状および深さによって決定される。空間36
Bは、エンボス形状付与部分51eおよび非エンボス形
状付与部分51aによって包囲された空間である。
【0039】図6に示す例においては、セパレータ37
の面37dと一方の電極39との間に、網51からなる
導電性接続部材が介在している。網51の一方の面51
cがセパレータ37に対向しており、網51の他方の面
51dが一方の電極39に対して接触している。
【0040】本例においては、網51に、一方の面51
c側へと突出するエンボス形状付与部分51bが形成さ
れており、エンボス形状付与部分51bの上端部がセパ
レータ37の一方の面37dに対して接触している。こ
の結果、図6に示すように、空間43Bが生成し、空間
43Bはガス流路として機能する。また、網51には、
他方の面51d側へと突出するエンボス形状付与部分5
1eが形成されており、エンボス形状付与部分51eが
一方の電極39の表面に対して接触している。この結
果、空間43Eが生成し、空間43Eはガス流路として
機能する。
【0041】ガスは、網51とセパレータ37とによっ
て形成された流路43B内を矢印Kのように流れる。そ
して、空間43Bから、矢印Lのように、エンボス形状
付与部分51bの網目33A内を通過し、空間35Aに
よって形成される流路43Cに流入し、更に流路43E
に流入し、電極39の表面に供給される。また、ガス
は、空間43Bから、矢印Qのように網目33、33B
を通過し、流路43Eに入り、流路43E中を矢印Pの
ように流れるのと共に電極39の表面に接触する。
【0042】図6に示すように、電気的接続を良くする
ため、セパレータ37を電気化学セル38方向に押しつ
けると、A 点とB 点の接続が良くなる。セパレータ37
を電気化学セル38方向に更に強く押しつけると、導電
性接続部材の変形がおこり、所定の加重以上は電気化学
セル38にかからないため、セルが破損しない。
【0043】以上のガスの流れから理解できるように、
ガスと一方の電極39との接触を妨げる部分はほとんど
存在しない。さらに電気的接続を良好にしてセルの破損
がなくなる。
【0044】図7の導電性接続部材61は、パンチング
メタルからなる。パンチングメタル61は、平板状部6
1aに多数の通気孔61bが設けられている。そして平
板状部61aから複数のエンボス形状付与部分61cが
突出しており,規則的に配列されている。61dはエン
ボス形状付与部分61cの裏面側の凹みである。
【0045】図8の導電性接続部材71は、いわゆるエ
キスパンド(perforatedmetal) からなる。エキスパン
ド71は、格子状に成形された金属線71aからなり、
金属線71aの間に通気孔71bが多数形成されてい
る。72はエンボス形状付与部分である。
【0046】本発明の電気化学装置の好適な実施形態に
おいては、セラミックスからなり、平板状の本体部分、
およびこの本体部分から突出し、電気化学セルの貫通孔
に挿通されるべき突出部を備えている保持部材を使用す
る。保持部材には、一方のガスを供給するための一方の
供給孔と他方のガスを供給するための他方の供給孔とが
設けられている。保持部材の本体部分に、突出部を電気
化学セルの貫通孔に挿通した状態でセルの一方の主面に
対するシール面が設けられている。以下、この実施形態
について述べる。
【0047】このような保持構造であれば、セラミック
ス製の本体部分とセラミックス製の電気化学セルとが共
にセラミックスであるので、保持部材が金属製の場合と
比較して熱膨張差が少ない。したがって、電気化学セル
と保持部材との熱膨張差による応力に基づく悪影響が及
びにくく、電気化学セルとシール部分からのガスリーク
が長期間にわたって発生しにくい。また、セパレータの
シール部分が中央部の保持部材にあり、セル外周部が固
定されていないため、セルに発生した熱応力を外周方向
に逃がすことが出来、セル内部にクラックが発生しにく
い。
【0048】図9は、本発明の一実施形態に係る保持部
材1を概略的に示す断面図である。図10(a)は、保
持部材1を主面5側から見た平面図であり、図10
(b)は、保持部材1を主面6側から見た平面図であ
る。
【0049】保持部材1の平面的形状は、例えば図10
に示すように略真円形であるが、これには限定されず、
楕円形、多角形であってよい。単電池内における熱応力
を最小限とするという観点からは略真円形が好ましい。
保持部材1は、相対的に径の大きい本体部分1aと、相
対的に径の小さい突出部1bとを備えている。本体部分
1aおよび突出部1bを貫通するように、主面5と6と
の間に一対の貫通孔2A、2Bが形成されている。貫通
孔2Aは一方のガス用の供給孔であり、貫通孔2Bは他
方のガス用の供給孔である。5、6は、後述するよう
に、隣接するセパレータとのシール面であり、本例では
平坦面である。1c、4は、後述するように、電気化学
セルとの間のシール面である。
【0050】本体部分1aの主面5側には、一方のガス
流路7が形成されており、突出部1bの主面6側には、
他方のガス流路8が形成されている。流路7は、図10
(a)に示すように主面5側に形成された溝であり、一
方の供給孔2Aに連通している。流路8は、図10
(b)に示すように主面6側に形成された溝であり、他
方の供給孔2Bに連通している。
【0051】図11は、電気化学セル9を保持部材1に
よって保持した保持構造20を示す。電気化学セル9
は、例えば一方の電極11、固体電解質層12、他方の
電極13の三層構造からなる。電気化学セル9の貫通孔
9a内に突出部1bが挿通されている。突出部1bの外
周面4と電気化学セル9との間にはシール材10Bが介
在している。電気化学セル9の一方の主面9bと本体部
分1aのフランジ部のシール面1cとの間にはシール材
10Aが介在している。
【0052】図12は、図11の保持構造20に対し
て、平板形状のセパレータ15を積層した状態を示す断
面図である。また、図13は、図12に示す保持構造2
0およびセパレータ15を積層することによって得られ
た電気化学装置を示す概略断面図である。ただし、図1
3においては、紙面の制約から電気化学セル3層および
セパレータ3層のみを図示したが、電気化学セルおよび
セパレータの個数は自由に変更できる。
【0053】本例では、セパレータ15は平板形状であ
り、金属等の導電性材料からなっている。セパレータ1
5には、貫通孔2A、2Bと適合する位置に一対の貫通
孔16A、16Bが形成されている。セパレータ15の
主面15aは、保持部材1のシール面5に対してシール
材17を介して矢印A方向に加圧され、シールされてい
る。セパレータ15の主面15bは、保持部材1の平坦
なシール面6に対して、シール材17を介して矢印A方
向に加圧され、シールされている。
【0054】複数のガス供給孔2Aおよび16Aは連通
し、電気化学装置の全体にわたるガス供給孔21Aを形
成している。複数のガス供給孔2Bおよび16Bは連通
し、電気化学装置の全体にわたるガス供給孔21Bを形
成している。ガス供給孔21Aに対して矢印Bのように
一方のガスを供給すると、このガスは矢印Cのように、
ガス流路7を主面9bと略平行に流れ、空間19に流入
し、電気化学反応に寄与する。ガス供給孔21Bに対し
て矢印Dのように他方のガスを供給すると、このガスは
矢印Eのように、ガス流路8を主面9bと略平行に流
れ、空間29に流入し、電気化学反応に寄与する。な
お、図12、図13においては、導電性接続部材を図示
省略したが、空間19、29に本発明の導電性接続部材
が挿入されることは言うまでもない。
【0055】本保持構造によれば、セラミックス製の保
持部材1によって各電気化学セル9を保持し、保持部材
1には、電気化学セル9の貫通孔9aに挿通されるべき
突出部1bを設け、突出部1bの周囲に電気化学セル9
を保持するのと共に、本体部分1aには、電気化学セル
の主面に対して平坦なシール面1cを設けた。
【0056】このような保持構造であれば、保持部材1
および電気化学セル9が共にセラミックスであることに
よって、電気化学セルと保持部材との熱膨張差による応
力に基づく悪影響がシール部分に及びにくく、シール部
分からのガスリークが長期間にわたって発生しにくい。
【0057】好適な実施形態においては、図9−13に
示したように、保持部材の本体部分1aが、一方の供給
孔2Aおよび電気化学セル9上の空間19に連通する一
方のガス流路7を備えている。このガス流路7は、前述
の例のように、主面5側の表面から凹んだ溝ないし凹部
とすることが最も好ましいが、本体部分1aの内部の空
洞であってもよい。
【0058】好適な実施形態においては、前述の例のよ
うに、保持部材の突出部1bが、他方の供給孔2Bおよ
び電気化学セル9上の空間29に連通する他方のガス流
路8を備えている。保持部材の一方の主面5側に一方の
ガス流路を設け、保持部材の他方の主面6側に他方のガ
ス流路を設けることによって、双方のガスを効率的に分
離することができる。このガス流路8は、前述の例のよ
うに、主面6側の表面から凹んだ溝ないし凹部とするこ
とが最も好ましいが、突出部1bの内部の空洞であって
もよい。
【0059】好適な実施形態においては、前述の例のよ
うに、ガス流路7、8が、それぞれ、電気化学セル9の
一方の主面9aと略平行に延びている。これによって、
保持部材1の厚さを最小限とすることができる。ただ
し、ガス流路7、8が、それぞれ、「電気化学セル9の
一方の主面9aと略平行に延びている」とは、幾何学的
な厳密な意味での平行ではなく、組み立て時、製造時の
裕度や誤差を許容する趣旨である。
【0060】好適な実施形態においては、前述の例のよ
うに、保持部材1が、セパレータ15に対して加圧され
るべき平坦な第二のシール面5、6を備えている。特に
好ましくは、本体部分1aが、セパレータ15に対して
加圧されるべき平坦な第二のシール面5を備えており、
および/または、突出部1bが、セパレータ15に対し
て加圧されるべき平坦な第二のシール面6を備えてい
る。このようなシール面を利用して加圧シールすること
によって、熱サイクルによるガスリークの生じにくいシ
ールを形成できる。
【0061】特に、シール面5、6は、加圧方向Aに対
して略垂直であることが好ましい。ここで、シール面が
加圧方向に対して略垂直とは、幾何学的な厳密な意味で
の垂直ではなく、組み立て時、製造時の裕度や誤差を許
容する趣旨である。
【0062】好適な実施形態においては、セパレータ
に、一方のシール材を受け入れるための一方の凹部およ
び他方のシール材を受け入れるための他方の凹部を設け
る。これによって、加圧時に各セパレータが横方向に位
置ずれしにくくなる。
【0063】また、ガス流路はセパレータ側に設けても
よい。すなわち、保持部材の主面5 、6 は平坦とするか
わりに、セパレータ側に、図10(a)、(b)で示し
たようなガス流路を設けてもよい。
【0064】更に詳細に述べると、本発明者は、セラミ
ックス製の保持部材にガス流路を設けた場合に、加熱お
よび加圧時に、保持部材に不良が生ずる場合があること
を見いだした。この理由は以下のように考えられる。例
えば図12を参照すると、保持部材のシール面5、6に
対してガス流路7、8が開口している。この結果、シー
ル面周辺において保持部材の強度が低下する傾向がある
ものと考えられる。また、保持部材は電気化学セルを保
持するという機能を果たす必要があることから、ガス流
路を設ける際に、設計上、空間的な余裕が少なく、この
ためにシール面付近での強度低下を防止できるような設
計は困難である。
【0065】このため、さらに好適な実施形態において
はセパレータ側にガス供給路を設けることによって、ガ
ス供給機能の少なくとも一部をセパレータ側に移転する
ことが、加熱および加圧下でのセラミックス製の保持部
材の安定性を確保する上で有用である。
【0066】従って、好適な実施形態においては、セパ
レータに、保持部材の一方のガス供給孔および電気化学
セル上の空間に連通する一方のガス供給路を設ける。こ
の場合には、セパレータ側に一方のガスの供給機能が移
されているので、保持部材側の一方のガス流路を小さく
するか、あるいは不要とすることができる。これによっ
て、保持部材のシール面近傍の安定性が向上する。特に
好ましくは、保持部材に一方のガス流路が設けられてい
ない。
【0067】また、好適な実施形態においては、セパレ
ータに、他方のガス供給孔および電気化学セル上の空間
に連通する他方のガス供給路を設ける。この場合にも、
保持部材側の他方のガス流路を小さくするか、あるいは
不要とすることができる。
【0068】好適な実施形態においては、セパレータが
金属からなる。この場合には、セパレータに種々の形状
のガス供給路を形成可能であり、かつ加熱および加圧下
において、セパレータに破壊が生じにくい。
【0069】好適な実施形態においては、セパレータに
形成される供給路が曲折している。これによって、供給
路を流れるガスが、発電室に入る直前に乱流に移行しや
すくなるので、ガスの利用効率を向上させるという観点
から好ましい。
【0070】図14〜16は、こうした実施形態に係る
電気化学装置を示す。図14はセパレータ15Aを示す
断面図である。セパレータ15Aは全体として略平板状
である。セパレータ15Aには、保持部材の各供給孔と
連通するガス供給孔15c、15dが設けられおり、ま
たガス供給路15e、15fが設けられている。ガス供
給路15e、15fは、矢印A方向に対して略水平に伸
びる部分と略垂直に伸びる部分とを有しており、折れ曲
がっている。また、セパレータ15Aには、各シール材
を受け入れるような形態の凹部15h、15gが設けら
れている。
【0071】図15に示すように、各保持構造20A、
セパレータ15Aおよびシール材17を積層し、スタッ
ク化する。本例では、保持部材1Aには、空間19、2
9に連通するようなガス供給路は設けられていない。各
シール材17は、それぞれセパレータの凹部15g、1
5h内に収容され、固定されている。一方のガスは、矢
印Bのようにガス供給孔16Aを流れ、セパレータ15
A内の供給路15eを矢印Eのように曲折しながら流
れ、空間19内に供給される。他方のガスは、矢印Dの
ように供給孔16Bを流れ、セパレータ15A内の供給
路15fを矢印Fのように曲折しながら流れ、空間29
内に供給される。この際、曲折した供給路15e、15
fをガスが曲折しながら流れるので、この間にガスが乱
流化し、次いで空間19、29内に供給される。これに
よってガスの利用効率が向上する。空間19、29に接
するセパレータ面15a、15bは凹凸をつけたガス流
路と形成させても良い。これによってガスが乱流化する
効率を増大させることもできる。
【0072】好適な実施形態においては、複数のセパレ
ータ、電気化学セルおよび保持部材によって集合電池を
構成し、集合電池を加圧しながら保持する保持機構をも
うける。この加圧機構は特に限定されない。例えば、ボ
ルト等の締結部材、バネ等の付勢機構であってよい。
【0073】図16は、この実施形態に係る集合電池を
示す模式図である。前述したようなセパレータ15A、
保持部材1A、電気化学セル9、導電性接続部材を積層
し、組み立てることによって、集合電池(スタック)2
8が構成されている。この集合電池28の上端と下端と
に、それぞれ加圧板23A、23Bが設置されており、
これによって集合電池28が挟まれている。加圧板23
A、23Bは締結機構24によって締結されており、締
結機構のボルトによって矢印A方向の圧力が加えられて
いる。ガス供給孔16A、16Bには、それぞれ外部の
ガス管26、25が接続されており、ガスが供給可能と
なっている。このガス管の接続は特に限定されない。例
えば、一方が下からと対向流の接続であってもよい。
【0074】図17−図21は、ガス供給路の設けられ
た好適なセパレータを示すものである。
【0075】図17(a)は、セパレータ65Aを示す
平面図であり、図17(b)は、セパレータ65AのX
VIIb−XVIIb線断面図である。セパレータ65
Aには、ガス供給孔65c、65dが設けられており、
各ガス供給孔は、図示しない電気化学セルのガス供給孔
と、前述のように連通する。各ガス供給孔は、略円形の
凹部65eと連通しており、凹部65eがシール材の受
け入れ部として機能する。また、ガス供給孔65cに
は、細長いガス分配溝65g、65hがガス供給路とし
て設けられている。そして、セパレータ65Aの主面6
5b側には凹部65fが、セパレータのほぼ全面にわた
って形成されており、凹部65fに対して各ガス分配溝
65g、65hが連通する。凹部65fは導電性接続部
材の受け入れ部として機能するとともに、ガスを全面に
いきわたらせる効果を有する。
【0076】一方のガスまたは他方のガスは、ガス供給
孔65cを流れ、ガス分配溝65g、65hを通過し、
リング状のガス分配用凹部65fの全面にわたって流れ
る。凹部65fにはガス流路を形成しても良い。セパレ
ータ65Aの主面65bは、前述のようにして電気化学
セルの電極と対向している。
【0077】図18(a)は、セパレータ65Bを示す
平面図であり、図18(b)は、セパレータ65BのX
VIIIb−XVIIIb線断面図である。セパレータ
65Bにおいては、ガス供給孔65cに連通する細長い
ガス分配溝65jが更に設けられている。
【0078】図19(a)は、セパレータ65Cを示す
平面図であり、図19(b)は、セパレータ65CのX
IXb−XIXb線断面図である。セパレータ65Cに
おいては、凹部65e内に細長いガス分配溝を設けず、
その代わりに、弧状に形成されたガス分配溝65kが設
けられている。
【0079】図17〜図19の各セパレータにおいて
は、セパレータ内に、一方のガスか他方のガス用のガス
分配溝が形成されている。しかし、セパレータ内に両方
のガスのガス分配溝を設けることができる。図20、図
21はこの実施形態に係るものである。
【0080】図20(a)は、セパレータ65Dを主面
65b側から見た平面図であり、図20(b)は、セパ
レータ65DのXXb−XXb線断面図であり、図21
は、セパレータ65Dを主面65a側から見た平面図で
ある。
【0081】セパレータ65Dには、ガス供給孔65
c、65dが設けられており、各ガス供給孔は、図示し
ない電気化学セルのガス供給孔と、前述のように連通す
る。各ガス供給孔は、主面65b側の略円形の凹部65
eと連通しており、かつ主面65a側の略円形の凹部6
5pと連通している。各凹部65e、65pが、それぞ
れシール材の受け入れ部として機能する。また、凹部6
5e内には、細長いガス分配溝65g、65hがガス供
給路として設けられている。凹部65p内には、細長い
ガス分配溝65m、65nがガス供給路として設けられ
ている。
【0082】一方のガスは、ガス供給孔65cを流れ、
ガス分配溝65g、65hを通過し、セパレータ65D
と電気化学セルとの間の空間を流れる。他方のガスは、
ガス供給孔65dを流れ、ガス分配溝65m、65nを
通過し、セパレータ65Dと電気化学セルとの間の空間
を流れる。
【0083】保持部材を形成するセラミックスの種類は
特に限定されない。ただし、保持部材を導電性セラミッ
クスによって形成すると、保持部材1によって、セルの
陽極と陰極とが短絡するおそれがあるので、このセラミ
ックスは絶縁性であることが好ましい。また、酸化性ガ
スおよび還元性ガスを使用する場合には、セルの作動温
度で酸化性ガスおよび還元性ガスに耐性の材質が好まし
い。この観点からは、マグネシア−アルミナスピネル、
ジルコニアが好ましい。また、好ましくはセルと熱膨張
係数が同等のセラミックスが好ましく、陰極にNi-YSZサ
ーメットを用いる場合には、MgO/Al= 1〜
2.3(重量比) のマグネシア−アルミナスピネルが望まし
い。
【0084】セルと保持部材間のシール材の材質は特に
限定されないが、やはりセルの作動温度で酸化性ガスま
たは還元性ガスに対して耐性のある材質が好ましく、ま
たセルと熱膨張が近い材質が好ましい。この観点から
は、ガラスシールが好ましい。セパレータと保持部材間
は、ガスケットなどでメカニカルシールを行うことが好
ましい。
【0085】
【実施例】以下、更に具体的な実験結果について述べ
る。 (固体電解質燃料電池用のセルの作製) (燃料極基板の作製)酸化ニッケル粉末50重量部と8
mol%イットリア安定化ジルコニア粉末50重量部に
対して、有機バインダー3重量部および水100重量部
を添加してボールミル中で湿式混合し、混合物を乾燥
し、造粒した。この造粒粉末を金型を用いてプレス成形
し、縦70mm 、横70mm、厚さ3mmのグリーン成形体を製
造した(燃料極用の成形体)。この成形体を1400℃で2
時間焼成した。この焼成体を縦50mm、横50mm、厚さ1mm
に加工し、燃料極基板とした。
【0086】(固体電解質膜の形成)プラズマ溶射法で
平均粒径20μmの8mol%イットリア安定化ジルコニ
ア溶射粉末を出力40kwのプラズマ炎中に投入し、前記燃
料極基板上に厚さ50μmの固体電解質膜を成膜した。そ
の後、1350℃で2 時間熱処理をし、電解質膜の緻密化を
した。
【0087】(空気極の形成)平均粒径3μmのランタ
ンマンガナイト粉末100重量部と、アルキルアセター
ト化ポリビニールアルコール3重量部と、テルピネオー
ル30重量部とをアルミナ乳鉢で混合し、ペースト化し
た。混練したペーストをスクリーン印刷機で縦40mm、横
40mm、厚さ30μm塗布し、成膜した。この層を乾燥し、
最高温度1250℃で1時間焼成し、空気極を形成し
た。
【0088】(導電性接続部材の作製)100メッシュ
のステンレス金網を直径3mm のポンチ治具で深絞り加工
をした。図5に示すような凹凸断面形状に形状付与し
た。
【0089】(発電試験)図22は、発電装置内に電気
化学セル38とセパレータ37との間に網51を挟み、
A方向に荷重を加えた状態を示す。図22のように組み
立てた電気化学セルを電気炉内にセットした。還元側に
アルゴンガスを流し、酸化側に空気を流しながら800 ℃
に昇温後、還元側を水素に置換した。空気を1L/min、水
素を1L/min流しながら、電流・電圧特性を測定したとこ
ろ、最高0.2W/cm 2 の出力を得た。測定後セルの破損
もなかった。比較としてエンボス形状付与なしの200 メ
ッシュのステンレス金網を網51と交換して測定したと
ころ、最高0.05W/cm2 であった。
【0090】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
気化学セルおよびこの電気化学セルに接触する導電性接
続部材を備えている電気化学装置において、導電性接続
部材の内部へのガスの滞留を抑制できるようにし、か
つ、電気化学セルの電極面のうちガスと接触しない領域
を低減でき、さらに電気接続を良好にし、セルの破損も
ないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で導電性接続部材として使
用する網31を示す平面図である。
【図2】図1の網31の一部を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】セパレータ37と電気化学セル38との間に網
31を介在させた状態を示す要部断面図である。
【図4】エンボス形状付与されていない網41をセパレ
ータ37と電気化学セル38との間に介在させた状態を
示す要部断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る網51の一部を示
す断面図である。
【図6】セパレータ37と電気化学セル38との間に網
51を介在させた状態を示す要部断面図である。
【図7】パンチングメタルからなる導電性接続部材61
を示す斜視図である。
【図8】エキスパンドからなる導電性接続部材71を示
す斜視図である。
【図9】保持部材1の断面図である。
【図10】(a)は、保持部材1を主面5側から見た平
面図であり、(b)は、保持部材1を主面6側から見た
平面図である。
【図11】保持部材1に電気化学セル9を保持して得ら
れた保持構造20を示す断面図である。
【図12】図11の保持構造20とセパレータ15とを
積層した状態を示す断面図である。
【図13】複数の保持構造20およびセパレータ15を
積層して得られた集合セルを示す。
【図14】他の実施形態に係るセパレータ15Aを示す
断面図である。
【図15】セパレータ15Aと保持構造20Aとの積層
構造を示す。
【図16】セパレータ15A、電気化学セル9および保
持部材1Aからなる集合電池の加圧機構を示す模式図で
ある。
【図17】(a)は、セパレータ65Aを示す平面図で
あり、(b)は、セパレータ65AのXVIIb−XV
IIb線断面図である。
【図18】(a)は、セパレータ65Bを示す平面図で
あり、(b)は、セパレータ65BのXVIIIb−X
VIIIb線断面図である。
【図19】(a)は、セパレータ65Cを示す平面図で
あり、(b)は、セパレータ65CのXIXb−XIX
b線断面図である。
【図20】(a)は、セパレータ65Dを主面65b側
から見た平面図であり、(b)は、セパレータ65Dの
XXb−XXb線断面図である。
【図21】セパレータ65Dを主面65a側から見た平
面図である。
【図22】発電試験用の実験装置を示す模式図である。
【図23】(a)、(b)は、波形シートからなる導電
性接続部材を使用した場合の問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】
15、15A、65A、65B、65C、65D セパ
レータ 15a、15b セパレータの主面 16A 一
方のガスの流路 16B 他方のガスの流路 20、20A 保持
構造 21A、21B ガス供給孔 3
1、51 エンボス形状付与部分を備える網 32 導電線 33 非エンボス形状付与部分3
1aの網目 33A、33B エンボス形状付与部分の網目
35、35A、35B エンボス形状付与部分の裏面側
に形成された空間 36、36A、36
B 非エンボス形状付与部分とエンボス形状付与部分と
によって形成される空間 37 セパレータ
37a 溝(ガス流路) 37b 突起面 37c 突起 37d 面
38 電気化学セル 39 一方の電極 40 固体電解質膜
42 他方の電極 43A 溝によって形成され
る流路 43B、43E 空間36、36A、3
6Bによって形成される流路 43C、13D
エンボス形状付与部分の裏面側に形成される流路
44 他方のガスの流路 61 パンチングメタルからなる導電性接続部材
71 エキスパンドからなる導電性接続部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 壮太 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 奥村 清志 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 服部 満 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CC03 CC04 CV01 CX05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体電解質膜と、固体電解質膜の一方の面
    上に設けられており、一方のガスに接触するべき一方の
    電極と、前記固体電解質膜の他方の面上に設けられてお
    り、他方のガスに接触するべき他方の電極とを備えてい
    る電気化学セル、および、この電気化学セルに接触する
    導電性接続部材を備えている電気化学装置であって、 前記導電性接続部材が、エンボス形状付与部分を備えて
    いる通気性材料からなることを特徴とする、電気化学装
    置。
  2. 【請求項2】前記エンボス形状付与部分が、前記通気性
    材料の一方の面側に突出する第一のエンボス形状付与部
    分と、前記通気性材料の他方の面側に突出する第二のエ
    ンボス形状付与部分とを備えていることを特徴とする、
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記通気性材料が網であることを特徴とす
    る、請求項1または2記載の装置。
  4. 【請求項4】前記通気性材料が、通気孔の形成された板
    状体であることを特徴とする、請求項1または2記載の
    装置。
  5. 【請求項5】前記通気性材料が、パンチングメタルまた
    はエッチングメタルであることを特徴とする、請求項4
    記載の装置。
  6. 【請求項6】前記通気性材料がエキスパンドメタルであ
    ることを特徴とする、請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】前記一方のガスが還元性ガスであり、前記
    導電性接続部材が前記一方の電極に対して接触している
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つの請求
    項に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記導電性接続部材に対して接触するセパ
    レータを備えていることを特徴とする、請求項1〜7の
    いずれか一つの請求項に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記電気化学セルが、貫通孔を有する板状
    のセラミックス製の電気化学セルであり、この電気化学
    セルを保持する保持部材を備えており、この保持部材
    が、セラミックスからなり、平板状の本体部分、および
    この本体部分から突出し、前記貫通孔に挿通されるべき
    突出部を備えており、一方のガスを供給するための一方
    の供給孔と他方のガスを供給するための他方の供給孔と
    が設けられており、前記本体部分に、前記突出部を前記
    貫通孔に挿通した状態で前記電気化学セルの一方の主面
    に対するシール面が設けられていることを特徴とする、
    請求項1〜8のいずれか一つの請求項に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記本体部分が、前記一方の供給孔およ
    び前記電気化学セル上の空間に連通する一方のガス流路
    を備えていることを特徴とする、請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】前記突出部が、前記他方の供給孔および
    前記電気化学セル上の空間に連通する他方のガス流路を
    備えていることを特徴とする、請求項9または10記載
    の装置。
  12. 【請求項12】前記保持部材が前記セパレータに対する
    他のシール面を備えていることを特徴とする、請求項9
    〜11のいずれか一つの請求項に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記本体部分の前記シール面と電気化学
    セルの前記一方の主面との間に一方のシール材が挟まれ
    ており、前記保持部材の前記他のシール面と前記セパレ
    ータとの間に他のシール材が挟まれていることを特徴と
    する、請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】前記一方の主面に対して略垂直な方向に
    加圧されていることを特徴とする、請求項9〜13のい
    ずれか一つの請求項に記載の装置。
  15. 【請求項15】固体電解質膜と、固体電解質膜の一方の
    面上に設けられており、一方のガスに接触するべき一方
    の電極と、前記固体電解質膜の他方の面上に設けられて
    おり、他方のガスに接触するべき他方の電極とを備えて
    いる電気化学セルに接触させるための導電性接続部材で
    あって、 エンボス形状付与部分を備えている通気性材料からなる
    ことを特徴とする、電気化学装置用導電性接続部材。
  16. 【請求項16】前記エンボス形状付与部分が、前記通気
    性材料の一方の面側に突出する第一のエンボス形状付与
    部分と、前記通気性材料の他方の面側に突出する第二の
    エンボス形状付与部分とを備えていることを特徴とす
    る、請求項15記載の部材。
  17. 【請求項17】前記通気性材料が網であることを特徴と
    する、請求項15または16記載の部材。
  18. 【請求項18】前記通気性材料が、通気孔の形成された
    板状体であることを特徴とする、請求項15または16
    記載の部材。
  19. 【請求項19】前記通気性材料が、パンチングメタルま
    たはエッチングメタルであることを特徴とする、請求項
    18記載の部材。
  20. 【請求項20】前記通気性材料がエキスパンドメタルで
    あることを特徴とする、請求項18記載の部材。
  21. 【請求項21】前記一方のガスが還元性ガスであり、前
    記導電性接続部材が前記一方の電極に対して接触するべ
    きものであることを特徴とする、請求項15〜20のい
    ずれか一つの請求項に記載の部材。
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