JP2006331623A - データストレージライブラリおよびそのアクセッサ - Google Patents

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    • G11B15/68Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements
    • G11B15/689Control of the cassette changing arrangement

Abstract

【課題】 角度のついたレールと、角度のついたレールに対応可能なアクセッサを具備するテープライブラリ乃至は他のタイプのデータストレージライブラリを設計することが望ましい。
【解決手段】 角度のついたレールを回転可能とするアクセッサを具備するデータストレージライブラリを提供する。ライブラリにおいて第一レールと第二レールは角度をなしている。第一レールと第二レールの各々は駆動面を有し、これら駆動面は異なる垂直位置にある。アクセッサの切換機構が、駆動面の異なる垂直面間において駆動機構を移動させるように構成されている。切換機構が駆動機構を第一レールの駆動面に隣接配置すると、駆動機構は第一レールの駆動面と係合して、アクセッサを第一レールに沿って移動させ得る。切換機構が駆動機構の位置を切換えて第二レールの駆動面に隣接させると、駆動機構は第二レールの駆動面と係合して、アクセッサを第二レールに沿って移動させ得る。
【選択図】 図7

Description

本発明はデータストレージライブラリの分野に関するもので、特に、データストレージライブラリの改良アクセッサおよびレールに関する。
データストレージライブラリは大量のデータを格納する費用効率の高い方法を提供する。データストレージライブラリは、データのストレージ媒体として磁気テープ、磁気ディスク、光テープ、光ディスク等を使用する。磁気テープを使用するデータストレージライブラリはテープライブラリと称される。一般的なテープライブラリはテープカートリッジを蓄積する複数のストレージシェルフを配備する。テープライブラリは、少量のテープカートリッジを蓄積するものから何千ものテープカートリッジを蓄積するものまで、そのサイズが変わる。ストレージシェルフはテープカートリッジを蓄積する複数の列と行のストレージスロットから成る。テープカートリッジはテープライブラリにおける1つ以上のテープ駆動部によって読取りと書き込みが可能である。1つ以上のロボットアクセッサが使用されて、ストレージシェルフとテープ駆動部間においてテープカートリッジを搬送する。アクセッサはロボットピッカー、ロボットアーム等とも称される。アクセッサの運動はライブラリ制御装置によって制御される。
テープライブラリに保存されている選択ファイルにアクセスするため、ホストコンピュータは、ファイル保存されているテープカートリッジに特定のファイルをマッピング可能にする情報を含む。ホストコンピュータはテープ駆動部にコマンドを送信する。次にテープ駆動部はライブラリ制御装置にそのコマンドを送信する。ライブラリ制御装置の制御下で、アクセッサは特定のテープカートリッジをストレージシェルフに配置し、ストレージシェルフからテープカートリッジを検索し、テープ駆動部にテープカートリッジを搬送して、そしてテープ駆動部にテープカートリッジを挿入することが可能である。テープ駆動部は、テープカートリッジの磁気テープからデータを読み取る、もしくはこれにデータを書き込む。テープカートリッジの使用を終えた後、アクセッサは、テープ駆動部からテープカートリッジを取り外して、適切なストレージシェルフにテープカートリッジを搬送して、そしてストレージシェルフに適切なテープカートリッジを戻すことができる。
図1は、従来技術における単一のストレージフレーム102から成るテープライブラリ100を示したものである。ストレージフレームは、テープカートリッジのようなメディアカートリッジを保存するスロットを有した特定数のストレージシェルフを有する部分あるいはモジュールから成る。ストレージフレーム102は、テープカートリッジを保存するスロットを有する複数のストレージシェルフ104−105を配備する。ストレージシェルフ104はストレージフレーム102の前壁にあり、ストレージシェルフ105はストレージフレーム102の後壁にある。ストレージフレーム102は、ストレージシェルフ104−105に保存されているテープカートリッジからデータを読み取る、もしくは該テープカートリッジにデータを書き込む複数のテープ駆動部106も具備する。また、ストレージフレーム102はアクセッサ108も具備する。
アクセッサ108は、ストレージシェルフ104−105とテープ駆動部106間におけるテープカートリッジの搬送を可能とする。アクセッサ108は、1つ以上のテープカートリッジを把持して、そのテープカートリッジをストレージシェルフ104−105とテープドライバ106間において搬送するグリッパアセンブリ112を具備する。グリッパアセンブリ112は垂直レール114(Yレールとも称される)に取り付けされており、Yレール駆動部116によってYレール114の異なる垂直位置に移動して、ストレージシェルフ104−105の異なる行のテープカートリッジにアクセスを行う。Yレール駆動部116はリードスクリューを回転させるモータを具備する。垂直レール114およびグリッパアセンブリ112はXレール駆動部120によって水平レール118(Xレールとも称される)に沿って水平に搬送される。Xレール118はストレージシェルフ104−105間に取り付けされており、アクセッサ108がストレージシェルフ104−105間を移動できるようになっている。グリッパアセンブリ112は回転駆動部122によって約180度の回転を行い、前壁のストレージシェルフ104と、後壁のストレージシェルフ105およびテープ駆動部106にアクセスを行う。
図2は、従来技術におけるアクセッサ108のXレール駆動部120を示したものである。アクセッサ108の他の構成要素は示していないが、他の構成要素もXレール駆動部120に連結され、それらが図2のページの最上部のさらに上方に伸長する。Xレール駆動部120は、ベルト206を介して駆動プーリ204に連結された駆動モータ202を配備する。駆動プーリ204はシャフトによってピニオン(図中見えておらない)に連結されている。ピニオンはXレール118のラック210と係合する。駆動モータ202が駆動プーリ204を回転させると、駆動プーリ204はラック210上のピニオンを回転させ、アクセッサ108をX方向に移動させる。Xレール駆動部120のガイドローラ216はXレール118のガイドロッドと係合して、アクセッサ108がX方向に移動する際にこれをガイドする。
図3は、従来技術における複数のストレージフレーム102から成るテープライブラリ300を示したものである。テープライブラリ100のサイズを増すために、追加のストレージフレーム102が元のストレージフレーム102(図1参照)にボルトで固定され、ストレージフレーム102のリニアチェーンを形成する。複数のストレージフレーム102により形成されるテープライブラリ300には少なくとも2つのアクセッサが配備される。
図4は、従来技術におけるテープライブラリ300の上面図である。図4において、ストレージフレーム102は並列に連結されてリニアチェーンを形成する。ストレージシェルフ104−105がそれぞれ一列に並び、2列のストレージシェルフを形成する。各ストレージフレーム102のXレール118が相互に連結されていることで、アクセッサ(ACC)108(図4においては図説目的にボックスで示されている)は共通のXレール118を共用し、いずれかのストレージフレーム102のテープカートリッジにアクセスを行う。
図3および図4に示したテープライブラリ300における1つの問題は、テープライブラリ300を1つの直線方向にしか増やせないことである。従いテープライブラリ300は、テープライブラリ100をハウジングするルームまたはビルディングには有効といえない、長くて狭いフットプリントを有する。テープライブラリをどのように増すことができるかといったことの1つの大きな制限が、アクセッサ108のXレール118およびXレール駆動部120である。Xレール駆動部120の構成により、Xレール118は連続していなくてはならず、直角のような角度で分岐することはできない。Xレール118が角度をつけて構築されている場合、Xレール駆動部120はその角度には対応できない。ゆえに、Xレール118が連続する必要がある場合、テープライブラリ300の形状は直線、もしくはカーブ形または円形の構成に限定される。
テープライブラリ300の構成における他の問題は、最大2つのアクセッサ108が使用され得ることにある。図4におけるどちらかのアクセッサ108が機能しなくなった場合、もう一方のアクセッサはその機能しないアクセッサをテープライブラリ300の一方の終端部に押して使えなくする。第三のアクセッサがテープライブラリ300に付加され、真中のアクセッサが機能しなくなった場合、その機能しないアクセッサが特定のストレージシェルフ104−105へのアクセスを妨げる。
図5は、従来技術における単一のU字形ストレージフレーム502の上面図である。U字形ストレージフレーム502は外側のストレージシェルフ504と内側のストレージシェルフ505から成る。アクセッサ508は、U字形のレール510に沿って移動することによってストレージシェルフ504−505のテープカートリッジにアクセスすることが可能である。U字形ストレージフレーム502を使用することにより、テープライブラリを二方向に増すことができる。
図6は、従来技術における複数のU字形ストレージフレーム502を用いるテープライブラリ600の上面図である。これを一方向に伸長するには、別のストレージフレーム602をU字形ストレージフレーム502の脚にボルトで固定して、テープライブラリ600を伸長する。U字形ストレージフレーム502のアクセッサ508は、ストレージフレーム502の端部でボルト固定された別のストレージフレーム602にもアクセスすることが出来る。これを他方向に伸長するために、パススルー機構610によって複数のU字形ストレージフレーム502を並列に連結することが可能である。
この構成にもいくつかの問題がある。U字形ストレージフレーム502は、アクセッサ508を回転させる「U」のコーナ半径が大きい。カーブ周りに矩形テープカートリッジが最も効率良く収容され得ないと、大きくカーブした部分に、テープカートリッジの密度が犠牲になる領域をつくる。他の問題は、パススルー機構610を介する以外に、1つのU字形ストレージフレーム502におけるアクセッサ508が、別のU字形ストレージフレーム502に保存されているテープカートリッジにアクセス出来ないことである。テープカートリッジの取り扱いに複数の異なるアクセッサ508を必要とする場合、1つのU字形ストレージフレーム502から別のストレージフレームにテープカートリッジをパスする際にパススルー機構610を使用するのは非効率である。
ゆえに、角度のついたレールと、角度のついたレールに対応可能なアクセッサを具備するテープライブラリ乃至は他のタイプのデータストレージライブラリを設計することが望ましい。
本発明は、角度のついたレールと、角度のついたレールに対応可能なアクセッサとを具備するデータストレージライブラリにおける上記問題、および他の関連問題を解決する。データストレージライブラリのレールに関して、データストレージライブラリは少なくとも第一レールと第二レールを配備する。第二レールは第一レールと直角もしくは他の所望の角度に配向されている。第一レールおよび第二レールのそれぞれは、各レール側面に配置される駆動面を有する。第一レールの駆動面は長手軸Xを有し、第二レールの駆動面は対応する長手軸Zを有する。これらのレールに共通であり、かつ長手軸Xと長手軸Zに垂直な垂直軸Yも存在する。
本実施形態において、第一レールの駆動面の長手軸Xの垂直軸Y上の位置は、第二レールの駆動面の長手軸Zの垂直軸Y上の位置と異なる。例えば、レールが水平に構成される場合、第一レールの駆動面の垂直軸Y上の垂直位置は、第二レールの駆動面の垂直位置よりも高く示され得る。データストレージライブラリは、第一レールとの関連において第二レールと類似の構成を有する他のレールを複数配備し得る。
データストレージライブラリのアクセッサに関して、アクセッサは、ベース、駆動システム、切換機構を具備する。駆動システムは、駆動機構を回転あるいは駆動する駆動モータもしくは他の駆動手段を含む。駆動システムはベース上で可動である。切換機構が駆動システムとベースに固着されており、該切換機構は、駆動システムを垂直軸Yに沿って移動するように構成されている。
作動中、切換機構による垂直軸Y上の駆動機構のポジショニングに対応して、アクセッサの運動は第一レールから第二レールへと(またこの逆に)切換わる。例えば、切換機構が駆動機構を第一レールの駆動面に隣接するY軸上の第一位置に配置すると、駆動機構は第一レールの駆動面と係合して、第一レールに沿ってアクセッサを移動させることが出来る。アクセッサが第二レールに沿って移動する必要がある場合、切換機構は駆動機構の位置を、第二レールの駆動面に隣接するY軸上の第二位置に切換える。駆動機構はそこで第二レールの駆動面と係合して、アクセッサを第二レールに沿って移動させることが出来る。レールの駆動面間における駆動機構の動作により好都合にアクセッサを角度に沿って回転させることが出来る。
角度のついたレールと、角度のついたコーナを回転してレールを切換える能力を有するアクセッサによって多くの利点がもたらされる。第一に、データストレージライブラリを従来技術のように直線的のみでなく、二次元に増すことが可能である。例えば、データストレージライブラリは、リニアチェーンから拡張するストレージフレームのブランチを有する、ストレージフレームのリニアチェーンから構成され得る。このトポロジのデータストレージライブラリは、データストレージライブラリをハウジングするルームまたはビルディングに適している。
レールを切換えるアクセッサの能力により、レールに沿ってアクセッサが互いに通過することも可能である。このトポロジにおいてデータストレージライブラリは複数のブランチを有することから、どのアクセッサ1241−1245も好都合にブランチ1252−1255の1つをそれ自身が移動してはずれることができ、他のアクセッサをパススルー機構なしにデータストレージライブラリのいずれのカートリッジにもアクセス出来るようにする。ゆえに、データストレージライブラリにおいて2つ以上のアクセッサが使用され得る。
レールを切換える切換機構は好都合にアクセッサにおいて実行される。切換機構は、データストレージライブラリにおいて不具合が生じ得る箇所である。1つのアクセッサの切換機構が機能しなくなった場合、そのアクセッサは押し出されるか、データストレージライブラリから取り去される。しかし他のアクセッサは依然としてデータストレージライブラリ内で稼動できる。切換機構が切換レールそれ自体で実行される場合、切換機構の不具合がデータストレージライブラリの全アクセッサに影響を及ぼす。
各ストレージフレームにおけるストレージシェルフの密度も増す。レールを切換えるアクセッサの能力はまた、ストレージシェルフのストレージスロットを相互にかなり近接させて(連続)配置するのを可能にする。ここで、大きな回転半径を必要とする場合には、より多くスペースを必要とする。これにより好都合にデータストレージライブラリのカートリッジ密度を増し得る。
本発明は以下に記載の他の実施例を含む。
図面全体において同一参照符号は同一構成要素を示すものである。
図7から図16および次の詳細説明は、本発明の詳細な実施例を記載し、従来技術においていかに本発明の最良の状態を作り出し、使用するかについて教示するものである。この教示の目的に、本発明における従来からの態様のいくつかが単純化されるか、省略されている。本発明の範囲を逸脱することなく、これらの実施例の変形が可能であることは従来技術において明らかである。また、以下に記載のフィーチャが様々な方法において組み合わされ、本発明の多様なバリエーションを成しうることは従来技術において明らかである。よって、本発明は、以下に記載の詳細なる実施形態に限定されず、請求項およびその同等とするものにおいてのみ限定される。
図7は、本発明の実施例におけるデータストレージライブラリのアクセッサ701とレール711−712を示したものである。簡潔化のため、アクセッサ701の駆動部分のみを示している。アクセッサの他の構成要素は示していないが、そうした他の構成要素も駆動システム120のベース704に連結され、点線で示されているように図7の上方に伸長する。データストレージライブラリは図1に示しているようなテープライブラリであるか、あるいはアクセッサを使用する他のタイプのデータストレージライブラリである。
図7において、レール712は、レール711に対して角度をつけて配向されている。レール712は直角に配向されているか、もしくは45度、60度等、他の所望する角度に配向される。ある実施形態では、レール712はレール711と交差するか、当接するか、もしくは隣接しており、レール711に固着されている。別の実施形態においては、上記のように配向された2つのレール711−712は互いに固着されておらず、互いに接触さえもしない。
レール711−712は一つの連続したレールではなく、互いに対して角度をもうけて配向された2つの別々のレールである。レール711とレール712の最上面は同一平面上にある。レール711は、レール711の側面に配置して示した駆動面713を有しており、駆動面713は垂直である。レール712もまた、レール712の側面に配置して示した駆動面714を有しており、駆動面714は垂直である。ここで駆動面はアクセッサの駆動機構と係合可能な表面として定義されていることから、駆動機構は駆動面に力を及ぼして、アクセッサを運動させる。駆動面713−714は、滑らかな金属表面、ラバー表面、ラック(ラックアンドピニオンシステム)、あるいは他の所望する表面から成る。
駆動面713は長手軸Xを有する。駆動面713の長手軸Xが、駆動面713と駆動面714の隣接部分より離れ変わるとき、駆動面713と駆動面714が互いに隣接する場合の駆動面713によって長手軸Xが明確にされる。駆動面714はこれに対応する長手軸Zを有する。駆動面714の長手軸Zが、駆動面713と駆動面714の隣接部分より離れ変わるとき、駆動面713と駆動面714が互いに隣接する場合の駆動面714により長手軸Zが明確にされる。図7において、レール711−712に共通であり、かつ、長手軸Xと長手軸Zに垂直な垂直軸Yも示している。
この実施例において、駆動面713の長手軸Xは、垂直軸Y上において駆動面714の長手軸Zと異なる位置にある。図7に示すようにレール711−712が水平に構成される場合、駆動面713が、駆動面714の垂直位置よりも高い垂直軸Y上の縦位置にあるように示され得る。図7においては、駆動面713の垂直位置が駆動面714よりも高くなっているが、他の実施例においては駆動面713が駆動面714よりも低い場合もある。
レール711−712の駆動面713−714の垂直位置は、駆動面713−714が互いに隣接するポイント(すなわちアクセッサ701がレール711−712を切換えるポイント)において特に重要である。このポイントで駆動面713は駆動面714と異なる垂直位置にある。このポイントから離れると、駆動面713は駆動面714と同じ垂直位置になり得る。これの例を図13に示している。
本実施形態におけるデータストレージライブラリは、レール712と構成が類似する複数の他のレール(図示せず)を配備する。そのような構成を有するデータストレージライブラリを図12に示している。
図7に示す実施形態において、アクセッサ701は、ベース704、駆動システム702、および切換機構706を具備する。駆動システム702は図2に記載のXレール駆動部120と同一または類似の構成要素を備える。駆動システム702は駆動モータ708もしくはまた別の駆動手段を含む。駆動システム702はまた、駆動モータ708によって回転、もしくは駆動する、ある種の駆動機構709を含む。駆動機構709は、ホイール、スプロケット、ピニオン、あるいは、駆動面に力を及ぼしてアクセッサ701を運動させるように構成された他のタイプの機構を備える。
駆動システム702は、図7において上下に移動を行うベース704上にて可動である。切換機構706が駆動システム702とベース704に固着されており、Y軸に沿って駆動システム702を運動させるように構成されている。切換機構706は、ソレノイド、空気シリンダまたは油圧シリンダ、モータ、リニアアクチュエータ、あるいはまた別の機構を具備する。本実施形態においては、切換機構706によって、駆動システム702全体がベース704およびレール711−712に対して垂直に移動を行う。別の実施形態では、切換機構706によって駆動システム702の部材が個々に動作可能である。例えば、駆動機構709は駆動システム702の他の構成要素と独立して動作する。
切換機構706により、Y軸上の駆動機構709の位置に対応して、アクセッサ701の運動がレール711からレール712に、そしてこれと逆に切換えられる。例えば、切換機構706が、駆動面713に隣接するY軸上の第一位置に駆動機構709を合わせると、駆動機構709は駆動面713と係合して、レール711に沿ってアクセッサ701を移動させ得る。駆動面714は駆動面713よりも低い垂直位置にあることから、駆動面714は駆動機構709とずれる。レール712の他の位置もずれており、レール711に沿ってX軸方向にアクセッサ701を移動させ得る。
アクセッサ701がレール712に沿って移動する必要がある場合、アクセッサ701は、レール711に沿って移動し、レール712および駆動面714と隣接する。切換機構706は駆動機構709の位置を駆動面714に隣接するY軸上の第二位置に切換える。図7において、駆動機構709が駆動面714に隣接するまで、切換機構706はY軸上で駆動機構709を下降させる。そこで駆動機構709は駆動面714と係合し、アクセッサ701をレール712に沿って移動させる。駆動面713−714間における駆動機構709の動作は好都合に、図7に示す直角のような角度にてアクセッサ701を回転させる。
図8から図11は、データストレージライブラリのアクセッサ801およびレール811−812の別の実施形態を示したものである。図8は本発明の実施例におけるデータストレージライブラリのアクセッサ801およびレール811−812を示したものである。簡潔化のためアクセッサ801の駆動部分のみを示している。データストレージライブラリは図1に示すようなテープライブラリであるか、またはアクセッサを使用する他のタイプのデータストレージライブラリから成る。
レール812は、レール811に対して角度をもって配向されている。別の実施形態において、レール812はレール811に対して別の角度で配向され得る。レール811は、レール811の側面に配置して示したラック813、そしてガイドスロット815を具備する。レール812は、レール812の側面に配置して示したラック814、およびガイドスロット816も有する。ラックは、ピニオンまたはウォームギアと噛み合う歯を1つの面に有したバーから成り、回転運動を直線運動に換える。ガイドスロットは、トラックもしくは溝から成り、アクセッサがレールに沿って移動する際にこれをガイドする。
レール811−812は図8において水平に配向されている。レール811のラック813は長手軸Xを有する。レール812のラック814は対応する長手軸Zを有する。また図8において、レール811−812に共通であり、かつ、長手軸Xと長手軸Zに垂直な垂直軸Yも示している。
この実施形態において、ラック813の長手軸Xは、垂直軸Y上においてラック814の長手軸Zと異なる垂直位置にある。さらに詳細に述べると、ラック813の垂直位置は、ラック814の垂直位置よりも高い垂直軸Y上にある。ラック813−814の垂直位置が異なることにより、駆動システム802のピニオン809は一度にラック813−814の1つとしか係合しない。
図8に示す実施形態において、アクセッサ801は、ベース804、駆動システム802、切換機構806、およびガイドホイール821−822を含む。駆動システム802は、ベルト808により駆動プーリ807に連結した駆動モータ805を含む。駆動プーリ807はシャフトによりピニオン809に連結を行っている。駆動システム802はベース804およびレール811−812に対するY軸に沿ってベース804上で可動である。駆動システム802とベース804に切換機構806が固着されており、該切換機構806は駆動システム802をY軸に沿って移動するように構成されている。切換機構806は、ソレノイド、空気シリンダもしくは油圧シリンダ、モータ、リニアアクチュエータ、あるいはまた他の機構を具備する。
ガイドホイール821はレール811のガイドスロット815と係合する。ガイドホイール821は、レール811に沿って移動する際にアクセッサ801をガイドする。図8においてガイドホイール822はガイドスロットと係合しておらず、アクセッサ801がレールを切換える際にレール812のガイドスロット816と係合して使用される。ガイドホイール821−822およびガイドスロット815−816は一例にすぎず、ガイドホイール821−822およびガイドスロット815−816は所望する多くの構成を有し得る。
アクセッサ801およびレール811−812の構成により、レール811−812間のアクセッサ801の切換と、90度のコーナの回転を可能にする。切換機構806はピニオン809をY軸上の第一位置に合わせ、ラック813と係合すると仮定する。駆動モータ805はラック813に接したピニオン809を回転させ、レール811に沿ってアクセッサ801を運動させる。ラック814はラック813よりも低い垂直位置にあることから、アクセッサ801がレール811に沿って移動を行う際には、ラック814とピニオン909はずれている。レール812の他の位置もラック813とずれており、アクセッサ801をレール811に沿ってX軸方向に移動させ得る。
図9は、アクセッサ801およびレール811−812のまた別の図である。図9に示しているように、ガイドスロット815−816に開口902を有する。アクセッサ801がレールを切換える際、ガイドホイール821−822は開口902によりガイドスロット815から係脱して、ガイドスロット816と係合する。例えば、ガイドホイール822が開口902の1つを介してガイドスロット816に入って係合して、ガイドホイール821は開口902の1つを介してガイドスロット815から係脱する。
図10は、アクセッサ801およびレール811−812のまた別の図である。アクセッサ801がレール811上のこの位置にあるときに、アクセッサ801はレールを切換えることが可能である。図10において、ピニオン809がラック814に隣接して、そしてガイドホイール821−822がガイドスロット815−816の開口902に隣接するまで、アクセッサ801はレール811に沿って移動を行う。切換機構806はY軸上の第二位置までピニオン809を下降させ、矢印で示しているように、ラック813ではなくラック814と係合する。図11は、ラック814と係合したピニオン809を示したものである。ピニオン809が図11に示すように配置されていることにより、駆動モータ805がラック814に接したピニオン809を回転させて、アクセッサ801をレール812に沿って移動させる。
図12は、図7から図11に記載したようなアクセッサを使用するデータストレージライブラリ1202を示したものである。図12はデータストレージライブラリ1202の上面図である。データストレージライブラリ1202は、複数のストレージシェルフ1221−1228間に配置された複数のレール1211−1215を配備する。レール1211はデータストレージライブラリ1202の幅に及び、第一の直線行1251を形成する。レール1212−1215のそれぞれは、レール1211に沿う異なるポイントでレール1211と直角に当接する。このようにレール1211−1215は約90度の角度で伸長して、レール1211−1215の櫛状構造を形成する。ストレージシェルフ1221−1228がレール1211−1215の両側に配置され、データストレージライブラリ1202のブランチ1252−1255を形成する。
データストレージライブラリ1202は、レール1211−1215に沿って移動し、ストレージシェルフ1221−1228に蓄積されたカートリッジにアクセスするように構成された複数のアクセッサ1241−1245を具備する。カートリッジはテープカートリッジもしくは他のタイプのストレージメディアである。アクセッサ1241−1245は、データストレージシステム1202のストレージシェルフ1221−1228とメディアドライブ1230間においてカートリッジの搬送を行う。
図7から図11に記載のレールおよびアクセッサの構成により、図12におけるアクセッサ1241−1245は角度のついたコーナを回転して、レール1211−1215を切換えることが可能である。レール1211−1215を切換えるアクセッサ1241−1245の能力により、複数のアクセッサ1241−1245がレール1211−1215に沿って互いに通過可能となる。データストレージライブラリ1202は複数のブランチ1252−1255を有することから、どのアクセッサ1241−1245も好都合にブランチ1252−1255の1つをそれ自身が移動してはずれることが可能であり、他のアクセッサをパススルー機構なしにデータストレージライブラリのいずれのカートリッジにもアクセス出来るようにする。レールを切換える切換機構も好都合にアクセッサ1241−1245において実行され、単一障害点を回避する。またレール1211−1215を切換えるアクセッサ1241−1245の能力により、好都合にデータストレージライブラリ1202を二次元に増すことが可能となる。図12において、データストレージライブラリ1202のブランチ1252−1255は、図12の下方に拡張可能である。ブランチ1252−1255は異なる長さに個々に伸長可能であり、データストレージライブラリをさらにフレキシブルなものにする。データストレージライブラリ1202は、直線の行1251に沿って、図12の左もしくは右にストレージフレームをさらに追加することにより並列にも拡張可能である。また、レール1211−1215を切換えるアクセッサ1241−1245の能力により、ストレージシェルフ1221−1228のストレージスロットを相互にかなり近接させて(連続)配置することも可能となる。このとき大きな回転半径を要する場合には、より多くスペースを必要とする。これによって好都合にデータストレージライブラリのカートリッジ密度を増すことができる。
図13から図14はアクセッサのまた別の構成を示したものであり、ここでアクセッサのガイドホイールは本発明の実施例における駆動システムによって動作する。図13において、レール1311はラック1313と2つのガイドスロット1315−1316を含む。同様に、レール1312はラック1314と2つのガイドスロット1317−1318を含む。この実施形態において、切換機構1306はピニオン1309と駆動システムの他の構成要素(図示せず)とともにガイドホイール1322を動作させる。切換機構1306はピニオン1309を上昇させてレール1311のラック1313と係合させると同時に、ガイドホイール1321−1322を上昇させてガイドスロット1315−1316と係合させる。よって、アクセッサがレール1311に沿って移動可能となる。アクセッサをレール1312に切換えるには、切換機構1306はピニオン1309を下降させて、レール1312のラック1314と係合させると同時にガイドホイール1321−1322を下降させてガイドスロット1317−1318と係合させる。そこでアクセッサがレール1312に沿って移動可能になる。図14はレール1311−1312の上面図である。
図15−図16は、本発明の別の実施例におけるデータストレージライブラリのレール1511−1512の代替的な構成を示したものである。図15において、レール1511はラック1513と2つのガイドスロット1515−1516を含む。レール1512はラック1514と2つのガイドスロット1517−1518を含む。本実施形態において、レール1512にカーブした部分1520を有し、レール1511とレール1512間を角度に沿ってより緩やかに回転することが可能である。ガイドスロット1515−1518も同様のカーブ部分1521−1522を有する。
アクセッサがレール1511からレール1512に切換えるポイントにおいて、ラック1513はラック1514よりも高い垂直面にある。カーブ部分1520はラック1514と同一面にある。アクセッサの駆動機構は、ラック1513と係合しつつ、移動しながらでも、常に垂直移動を可能とする。駆動機構がカーブ部分1520に接近しているときに低い位置にある場合、駆動機構はカーブ部分1520に従い、アクセッサを回転してレール1512にのせる。駆動機構がカーブ部分1520に接近しているときに高い位置にある場合、このとき駆動機構はカーブ部分1520を通過してレール1511にとどまる。このようにレール1511―レール1512のより迅速な切換を可能にする。図16はレール1511−レール1512の上面図である。
上記の詳細説明はデータストレージライブラリに関するものである。本文に記載を行った発明は、レールに沿って移動するロボット装置を使用するどのようなロボットシステムにも同様に適合する。データストレージライブラリはロボットシステムの一実施形態にすぎず、データストレージライブラリのアクセッサはロボットシステムにおけるロボット装置の一実施形態にすぎない。
従来技術における単一ストレージフレームにより構成されるテープライブラリを示したものである。 従来技術におけるアクセッサのXレール駆動部を示したものである。 従来技術における複数のストレージフレームにより構成されるテープライブラリを示したものである。 従来技術における図3のテープライブラリの上面図である。 従来技術におけるU字形ストレージフレームの上面図である。 従来技術におけるU字形ストレージフレームを使用するテープライブラリの上面図である。 本発明の実施形態におけるデータストレージライブラリのアクセッサおよびレールを示したものである。 データストレージライブラリのアクセッサおよびレールの別の実施形態を示したものである。 データストレージライブラリのアクセッサおよびレールの別の実施形態を示したものである。 データストレージライブラリのアクセッサおよびレールの別の実施形態を示したものである。 データストレージライブラリのアクセッサおよびレールの別の実施形態を示したものである。 図7から図11に記載を行ったようなアクセッサおよびレールを使用するデータストレージライブラリの上面図である。 アクセッサのガイドホイールが駆動システムによって動作する、本発明の実施例におけるアクセッサの代替的な構成を示したものである。 アクセッサのガイドホイールが駆動システムによって動作する、本発明の実施例におけるアクセッサの代替的な構成を示したものである。 本発明の別の実施形態におけるデータストレージライブラリのレールの代替的な構成を示したものである。 本発明の別の実施形態におけるデータストレージライブラリのレールの代替的な構成を示したものである。
符号の説明
100:テープライブラリ
102:ストレージフレーム
104、105:ストレージシェルフ
106:テープドライブ
108:アクセッサ
112:グリッパアセンブリ
114:Yレール
116:Yレールドライブ
118:Xレール
120:Xレールドライブ
122:回転ドライブ
202:ドライブモータ
204:ドライブプーリ
210:ラック
216:ガイドローラ
218:ガイドロッド
300:テープライブラリ
502:U字形ストレージフレーム
504:外側ストレージシェルフ
505:内側ストレージシェルフ
508:アクセッサ
510:U字形レール
600:テープライブラリ
602:ストレージフレーム
610:パススルー機構
701:アクセッサ
702:駆動システム
704:ベース
706:切換機構
708:駆動モータ
709:駆動機構
711、712:レール
713、714:駆動面
801:アクセッサ
802:駆動システム
804:ベース
805:駆動モータ
806:切換機構
807:駆動プーリ
808:ベルト
809:ピニオン
811、812:レール
813、814:ラック
815、816:ガイドスロット
821、822:ガイドホイール
902:開口
1202:データストレージライブラリ
1211、1212、1213、1214、1215:レール
1221、1222、1223、1224、1225、1226、1227、1228:ストレージシェルフ
1230:メディアドライブ
1241、1242、1243、1244、1245:アクセッサ
1251:第一直線行
1252、1253、1254、1255:ブランチ
1304:(ベース)
1306:切換機構
1309:ピニオン
(1311:レール)
1312:レール
1313、1314:ラック
1315、1316、1317、1318:ガイドスロット
1321、1322:ガイドホイール
1511、1512:レール
1513、1514:ラック
1515、1516、1517、1518:ガイドスロット
1520、1521、1522:カーブ部分

Claims (30)

  1. 第一駆動面を有する第一レールと、
    第二駆動面を有して、第一レールと角度をなして配向された第二レールとから成るデータストレージライブラリにおいて、
    第一駆動面の長手軸が第一位置にあり、第二駆動面の長手軸が、第一駆動面の長手軸と第二駆動面の長手軸に垂直な、垂直軸上の第二位置にあることを特徴とする
    データストレージライブラリ。
  2. 第一レールと第二レールとの角度は約90度であることを特徴とする請求項1に記載のデータストレージライブラリ。
  3. 駆動面を有して、第一レールと角度をなして配向された複数の他のレールをさらに配備し、
    第一駆動面の長手軸が第一位置にあり、他のレールの駆動面の長手軸が、第一駆動面の長手軸と他の駆動面の長手軸に垂直な、他の垂直軸上の第二位置にあることを特徴とする請求項1に記載のデータストレージライブラリ。
  4. 第一レールの第一駆動面と係合して、アクセッサを第一レールに沿って移動させ、また、第二レールの第二駆動面と係合して、アクセッサを第二レールに沿って移動させるように構成された駆動機構と、
    駆動機構を垂直軸に沿って移動するように構成された切換機構とから成るアクセッサをさらに具備し、切換機構は駆動機構を垂直軸上の第一位置に配置して、駆動機構を第一レールの第一駆動面と係合させ、また、駆動機構を垂直軸上の第二位置に配置して、駆動機構を第二レールの第二駆動面と係合させることを特徴とする請求項1に記載のデータストレージライブラリ。
  5. 第一レールの両側と第二レールの両側にアクセッサによりアクセス可能なストレージシェルフをさらに具備することを特徴とする請求項4に記載のデータストレージライブラリ。
  6. アクセッサが第一レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第一レールのガイドスロットと係合し、また、アクセッサが第二レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第二レールのガイドスロットと係合するように構成されたガイドホイールをさらに具備することを特徴とする請求項4に記載のデータストレージライブラリ。
  7. 第一レールのガイドスロットは、第一レールのガイドスロットからガイドホイールを係脱し、第二レールのガイドスロットと係合させる開口を有することを特徴とする請求項6に記載のデータストレージライブラリ。
  8. 切換機構が駆動機構とともにガイドホイールを運動させるよう構成されていることにより、切換機構が垂直軸上の第一位置に駆動機構を配置すると、切換機構は第一レールのガイドスロットにおけるガイドホイールと係合することを特徴とする請求項6に記載のデータストレージライブラリ。
  9. 切換機構が駆動機構とともにガイドホイールを運動させるよう構成されていることにより、切換機構が垂直軸上の第二位置に駆動機構を配置すると、切換機構は第二レールのガイドスロットにおけるガイドホイールと係合することを特徴とする請求項8に記載のデータストレージライブラリ。
  10. 第一駆動面を有する第一水平レールと、
    第二駆動面を有して、第一水平レールと角度をなして配向された第二水平レールと、
    ここで、第一水平レールの第一駆動面の垂直位置は、第二水平レールの第二駆動面の垂直位置よりも高くなっており、
    アクセッサとから成る
    データストレージライブラリにおいて、
    該アクセッサは、第一水平レールの第一駆動面と係合して、アクセッサを第一水平レールに沿って移動させ、また、第二水平レールの第二駆動面と係合して、アクセッサを第二水平レールに沿って移動させるように構成された駆動機構と、
    駆動機構を垂直に移動するように構成された切換機構とから成り、ここで、該切換機構は駆動機構を第一垂直位置に配置して、駆動機構を第一水平レールの第一駆動面と係合させ、また、駆動機構を第二垂直位置に配置して、駆動機構を第二水平レールの第二駆動面と係合させることを特徴とする
    データストレージライブラリ。
  11. 第一水平レールと第二水平レールとの角度は約90度であることを特徴とする請求項10に記載のデータストレージライブラリ。
  12. 第一水平レールの両側と第二水平レールの両側にアクセッサによりアクセス可能なストレージシェルフをさらに具備することを特徴とする請求項4に記載のデータストレージライブラリ。
  13. アクセッサが第一水平レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第一水平レールのガイドスロットと係合し、また、アクセッサが第二水平レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第二水平レールのガイドスロットと係合するように構成されたガイドホイールをさらに具備することを特徴とする請求項10に記載のデータストレージライブラリ。
  14. 第一水平レールのガイドスロットは、第一水平レールのガイドスロットからガイドホイールを係脱させ、第二水平レールのガイドスロットと係合させる開口を有することを特徴とする請求項13に記載のデータストレージライブラリ。
  15. 切換機構が駆動機構とともにガイドホイールを運動させるよう構成されていることにより、切換機構が第一垂直位置に駆動機構を配置すると、切換機構は第一水平レールのガイドスロットにおけるガイドホイールと係合することを特徴とする請求項13に記載のデータストレージライブラリ。
  16. 切換機構が駆動機構とともにガイドホイールを運動させるよう構成されていることにより、切換機構が第二垂直位置に駆動機構を配置すると、切換機構は第二水平レールのガイドスロットにおけるガイドホイールと係合することを特徴とする請求項15に記載のデータストレージライブラリ。
  17. 第一水平レールと角度をなして配向された、駆動面を有する複数の他の水平レールをさらに配備したデータストレージライブラリにおいて、
    第一水平レールの第一駆動面の垂直位置は、他の水平レールの駆動面の垂直位置よりも高くなっており、また、
    駆動機構は、他の水平レールの駆動面と係合して、アクセッサを他の水平レールに沿って移動させるように構成されており、また、
    切換機構は駆動機構を第一垂直位置に配置して、駆動機構を第一水平レールの第一駆動面と係合させ、また、駆動機構を他の垂直位置に配置して、駆動機構を他の水平レールの駆動面と係合させることを特徴とする請求項10に記載のデータストレージライブラリ。
  18. 第一水平レールと他の水平レールとの角度は約90度であることを特徴とする請求項17に記載のデータストレージライブラリ。
  19. 第一レールと、
    第一レールに沿う異なるポイントで第一レールと当接する3つ以上の他のレールとを配備しており、該他のレールのそれぞれが第一レールと角度をなして配向されていることを特徴とする
    データストレージライブラリ。
  20. 第一レールと他のレールとの角度は約90度であることを特徴とする請求項19に記載のデータストレージライブラリ。
  21. レールの各々に沿って移動するように構成されている複数のアクセッサをさらに具備し、該アクセッサの各々はさらに、第一レールから他のレールに切換を行うように構成されていることを特徴とする請求項19に記載のデータストレージライブラリ。
  22. 他のレールの両側に配置された複数のストレージシェルフをさらに具備し、該ストレージシェルフ各々にアクセッサがアクセス可能であることを特徴とする請求項21に記載のデータストレージライブラリ。
  23. 第一レールの第一駆動面と係合して、アクセッサを第一レールに沿って移動させ、また、第一レールと角度をなして配向された第二レールの第二駆動面と係合して、アクセッサを第二レールに沿って移動させるように構成された駆動機構と、
    駆動機構を軸上の第一位置に配置して、駆動機構を第一レールの第一駆動面と係合させ、また、駆動機構を軸上の第二位置に配置して、駆動機構を第二レールの第二駆動面と係合させる切換機構である、第一レールと第二レールに垂直な軸に沿って駆動機構を移動させるように構成された切換機構とを具備すること特徴とする
    データストレージライブラリのアクセッサ。
  24. 第一レールと第二レールとの角度は約90度であることを特徴とする請求項23に記載のアクセッサ。
  25. アクセッサが第一レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第一レールのガイドスロットと係合し、また、アクセッサが第二レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第二レールのガイドスロットと係合するように構成されたガイドホイールをさらに具備することを特徴とする請求項23に記載のアクセッサ。
  26. 第一レールの第一駆動面と第二レールの第二駆動面はラックから成り、駆動機構は、第一レールと第二レールのラックと係合するように構成されたピニオン機構を具備することを特徴とする請求項23に記載のアクセッサ。
  27. 第一水平レールの第一ラックと係合して、アクセッサを第一水平レールに沿って移動させ、また、第一水平レールと角度をなして配向された第二水平レールの第二ラックと係合して、アクセッサを第二水平レールに沿って移動させるように構成されたピニオン機構と、
    ピニオン機構を軸上の第一位置に配置して、ピニオン機構を第一水平レールの第一ラックと係合させ、また、ピニオン機構を軸上の第二位置に配置して、ピニオン機構と第二水平レールの第二ラックと係合させる切換機構である、第一水平レールおよび第二水平レールに垂直な軸に沿ってピニオン機構を移動させるように構成された切換機構とから成ることを特徴とする
    データストレージライブラリのアクセッサ。
  28. 第一水平レールと第二水平レールとの角度は約90度であることを特徴とする請求項27に記載のアクセッサ。
  29. アクセッサが第一水平レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第一水平レールのガイドスロットと係合し、また、アクセッサが第二水平レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第二水平レールのガイドスロットと係合するように構成されたガイドホイールをさらに具備することを特徴とする請求項27に記載のアクセッサ。
  30. 第一水平レールの第一ラックと係合して、第一水平レールに沿ってアクセッサを移動させ、また、第一水平レールとほぼ直角に配向された第二水平レールの第二ラックと係合して、第二水平レールに沿ってアクセッサを移動させるように構成されたピニオン機構と、
    ピニオン機構を軸上の第一位置に配置して、ピニオン機構を第一水平レールの第一ラックと係合させ、また、ピニオン機構を軸上の第二位置に配置して、ピニオン機構と第二水平レールの第二ラックと係合させる切換機構である、第一水平レールおよび第二水平レールに垂直な軸に沿ってピニオン機構を移動させるように構成された切換機構と、
    アクセッサが第一水平レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第一水平レールの第一ガイドスロットと係合し、また、アクセッサが第二水平レールに沿って移動する際にこれをガイドするよう第二水平レールの第二ガイドスロットと係合するように構成されたガイドホイールとから成る
    データストレージライブラリのアクセッサ。
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