JP2008198254A - ライブラリー装置およびライブラリー装置用搬送機構 - Google Patents

ライブラリー装置およびライブラリー装置用搬送機構 Download PDF

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Abstract

【課題】これまでよりも簡素な構造で長寿命のライブラリー装置用搬送機構を提供する。
【解決手段】回転軸59が第1停止位置80aに到達すると、接触片67は第1屈折溝79aに受け入れられる。把持機構ユニット21は回転軸59回りに90度の中心角で姿勢を変化させることができる。回転軸59がさらに第1終端位置63aに到達すると、把持機構ユニット21は回転軸59回りに90度の中心角で姿勢を復帰させることができる。こうして回転軸59の直線運動に把持機構ユニット21の回転運動は連動することができる。把持機構ユニット21の回転機構からプーリーやタイミングベルト、電動モーターは省略されることができる。構造は簡素化される。構造の簡素化に伴い製造コストは減少する。搬送機構の寿命は増加する。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば磁気テープライブラリー装置といったライブラリー装置に関し、特に、水平方向に延びる搬送レールと、垂直軸回りで回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物すなわち磁気テープカートリッジの受け渡しを実施する把持機構ユニットすなわちロボットハンドとを備えるライブラリー装置用搬送機構に関する。
磁気テープライブラリー装置は広く知られる。磁気テープライブラリー装置は相互に向き合う1対の収納棚を備える。収納棚には複数のセルが区画される。各セルには磁気テープカートリッジが収容される。
収納棚同士の間には直方体の空間が区画される。この空間に沿って磁気テープ駆動装置のスロットが配置される。空間内には搬送機構が配置される。搬送機構は把持機構ユニットすなわちロボットハンドを備える。ロボットハンドはセルおよび磁気テープ駆動装置のスロットの間で磁気テープカートリッジを運搬する。運搬にあたってロボットハンドはスロットから内部に磁気テープカートリッジを引き込む。
ロボットハンドは搬送レール上に搭載される。ロボットハンドは搬送レールに沿って水平方向に移動する。こういった水平移動に基づきロボットハンドは個々のセルや磁気テープ駆動装置のスロットに位置決めされる。同時に、ロボットハンドは搬送レール上で垂直軸回りに回転する。こうした回転に基づきロボットハンドは個々のセルや磁気テープ駆動装置のスロットに自己のスロットを向き合わせる。
特開平4−121304号公報 特開平4−184757号公報
水平移動の実現にあたって搬送レール上でロボットハンドには直動機構が連結される。回転の実現にあたってロボットハンドには回転機構が連結される。回転機構は例えば1対のプーリーとプーリーに巻き付けられるタイミングベルトとから構成される。こうしてロボットハンドには直動機構および回転機構が個別に連結される。直動機構および回転機構は個別に制御される。構造は複雑化する。構造の複雑化に伴い製造コストは増加する。しかも、タイミングベルトの経年劣化は避けられない。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、これまでよりも簡素な構造で長寿命のライブラリー装置用搬送機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明によれば、搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で相互に反対向きに第1終端位置および第2終端位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から第1終端位置に向かって移動する際に第1終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第1駆動機構と、回転軸が基準位置から第2終端位置に向かって移動する際に第2終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第2駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が基準位置および第1終端位置の間の第1停止位置に位置する際に、第1終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第1屈折溝と、回転軸が基準位置および第2終端位置の間の第2停止位置に位置する際に、第2終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第2屈折溝と、回転軸が第1終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第1終端溝と、回転軸が第2終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第2終端溝と、基準溝から第1屈折溝まで延びる第1誘導溝と、基準溝から第2屈折溝まで延びる第2誘導溝と、第1屈折溝から第1終端溝まで延びる第3誘導溝と、第2屈折溝から第2終端溝まで延びる第4誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が第1停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画し、第2誘導溝は、回転軸が基準位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第3案内壁と、回転軸が第2停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第4案内壁とを区画し、第3誘導溝は、回転軸が第1停止位置から第1終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第5案内壁と、回転軸が第1終端位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第6案内壁とを区画し、第4誘導溝は、回転軸が第2停止位置から第2終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第7案内壁と、回転軸が第2終端位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第8案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置用搬送機構が提供される。
こういった搬送機構では、回転軸が基準位置に位置決めされると、把持機構ユニットは所定の姿勢を確立する。回転軸が第1停止位置に到達すると、接触片は第1屈折溝に受け入れられる。その結果、把持機構ユニットは回転軸回りに90度の中心角で姿勢を変化させることができる。回転軸がさらに第1終端位置に到達すると、把持機構ユニットは回転軸回りに90度の中心角で姿勢を復帰させることができる。反対に、回転軸が第2停止位置に到達すると、接触片は第2屈折溝に受け入れられる。その結果、把持機構ユニットは回転軸回りに前述と反対向きに90度の中心角で姿勢を変化させることができる。回転軸がさらに第2終端位置に到達すると、把持機構ユニットは回転軸回りに90度の中心角で姿勢を復帰させることができる。こうして回転軸の直線運動に把持機構ユニットの回転運動は連動することができる。把持機構ユニットの回転機構からプーリーやタイミングベルト、電動モーターは省略されることができる。構造は簡素化される。構造の簡素化に伴い製造コストは減少する。搬送機構の寿命は増加する。
こうしたライブラリー装置用搬送機構では、第1駆動機構は、回転軸から接触片に向かって延びる直線に反対向きに回転軸から延びる直線上で回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに回転軸から延びる直線上に規定され、回転軸が基準位置から第1終端位置に向かって移動する際に直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えればよい。第2駆動機構は、回転軸から接触片に向かって延びる直線に反対向きに回転軸から延びる直線上で回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに回転軸から延びる直線上に規定され、回転軸が基準位置から第2終端位置に向かって移動する際に直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えてもよい。
こういった搬送機構はいわゆるライブラリー装置で利用される。ライブラリー装置は、搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で相互に反対向きに第1終端位置および第2終端位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から第1終端位置に向かって移動する際に第1終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第1駆動機構と、回転軸が基準位置から第2終端位置に向かって移動する際に第2終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第2駆動機構とを備えればよい。このとき、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が基準位置および第1終端位置の間の第1停止位置に位置する際に、第1終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第1屈折溝と、回転軸が基準位置および第2終端位置の間の第2停止位置に位置する際に、第2終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第2屈折溝と、回転軸が第1終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第1終端溝と、回転軸が第2終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第2終端溝と、基準溝から第1屈折溝まで延びる第1誘導溝と、基準溝から第2屈折溝まで延びる第2誘導溝と、第1屈折溝から第1終端溝まで延びる第3誘導溝と、第2屈折溝から第2終端溝まで延びる第4誘導溝とを備えればよい。第1誘導溝は、回転軸が基準位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が第1停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画すればよい。同様に、第2誘導溝は、回転軸が基準位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第3案内壁と、回転軸が第2停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第4案内壁とを区画すればよい。第3誘導溝は、回転軸が第1停止位置から第1終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第5案内壁と、回転軸が第1終端位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第6案内壁とを区画すればよい。第4誘導溝は、回転軸が第2停止位置から第2終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第7案内壁と、回転軸が第2終端位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第8案内壁とを区画すればよい。
第3発明によれば、搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で終端位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から終端位置に向かって移動する際に終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が基準位置および終端位置の間の停止位置に位置する際に、終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる屈折溝と、回転軸が終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる終端溝と、基準溝から屈折溝まで延びる第1誘導溝と、屈折溝から終端溝まで延びる第2誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画し、第2誘導溝は、回転軸が停止位置から終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第3案内壁と、回転軸が終端位置から停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第4案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置用搬送機構が提供される。
こういった搬送機構では、回転軸が基準位置に位置決めされると、把持機構ユニットは所定の姿勢を確立する。回転軸が停止位置に到達すると、接触片は屈折溝に受け入れられる。その結果、把持機構ユニットは回転軸回りに90度の中心角で姿勢を変化させることができる。回転軸がさらに終端位置に到達すると、把持機構ユニットは回転軸回りに90度の中心角で姿勢を復帰させることができる。こうして回転軸の直線運動に把持機構ユニットの回転運動は連動することができる。把持機構ユニットの回転機構からプーリーやタイミングベルト、電動モーターは省略されることができる。構造は簡素化される。構造の簡素化に伴い製造コストは減少する。搬送機構の寿命は増加する。
このとき、駆動機構は、回転軸から接触片に向かって延びる直線に反対向きに回転軸から延びる直線上で回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに回転軸から延びる直線上に規定され、回転軸が基準位置から終端位置に向かって移動する際に直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えればよい。
第4発明によれば、搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で停止位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から停止位置に向かって移動する際に停止位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が停止位置に位置する際に、停止位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる末端溝と、基準溝から末端溝まで延びる誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置用搬送機構が提供される。
こういった搬送機構では、回転軸が基準位置に位置決めされると、把持機構ユニットは所定の姿勢を確立する。回転軸が停止位置に到達すると、接触片は末端溝に受け入れられる。その結果、把持機構ユニットは回転軸回りに90度の中心角で姿勢を変化させることができる。こうして回転軸の直線運動に把持機構ユニットの回転運動は連動することができる。把持機構ユニットの回転機構からプーリーやタイミングベルト、電動モーターは省略されることができる。構造は簡素化される。構造の簡素化に伴い製造コストは減少する。搬送機構の寿命は増加する。
このとき、駆動機構は、回転軸から接触片に向かって延びる直線に反対向きに回転軸から延びる直線上で回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに回転軸から延びる直線上に規定され、回転軸が基準位置から停止位置に向かって移動する際に直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えればよい。
以上のように本発明によれば、これまでよりも簡素な構造で長寿命のライブラリー装置用搬送機構は提供されることができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るライブラリー装置すなわち磁気テープライブラリー装置11の外観を示す。磁気テープライブラリー装置11は箱形の筐体12を備える。筐体12には、例えば床面から立ち上がる直方体の内部空間が区画される。図2に示されるように、筐体12の内部空間には複数の収納棚13a、13bが組み込まれる。1対の収納棚13a(一方は図示されず)は例えば所定の直方体空間を隔てて相互に向き合わせられる。収納棚13aでは、床面から垂直に立ち上がる平面すなわち直方体空間の側面に沿って各セル14、14…の開口が配列される。個々のセル14には磁気テープカートリッジ15といった収納物すなわち記録媒体が収容される。磁気テープカートリッジには例えばLTO(Linear Tape−Open)カートリッジが用いられればよい。
収納棚13a同士の間で直方体空間には収納棚13bが向き合わせられる。この収納棚13bには例えば4台の記録媒体駆動装置すなわち磁気テープ駆動装置16が組み込まれる。磁気テープ駆動装置16のスロットは、床面から垂直に立ち上がる平面すなわち直方体空間の側面に沿って配置される。磁気テープ駆動装置16は磁気テープカートリッジ15内の磁気テープに磁気情報を書き込むことができる。同時に、磁気テープ駆動装置16は磁気テープカートリッジ15内の磁気テープから磁気情報を読み出すことができる。磁気情報の書き込みや読み出しにあたって磁気テープカートリッジ15は磁気テープ駆動装置16のスロットに対して出し入れされる。磁気テープ駆動装置16内では、磁気テープカートリッジ15内の磁気テープは磁気テープカートリッジ15内のリールから磁気テープ駆動装置16のリールに巻き取られる。
ここで、直方体空間には三次元座標系すなわちxyz座標系が設定される。このxyz座標系のy軸は床面に垂直に設定される。収納棚13aでは垂直方向すなわちy軸に平行に1列にセル14が配列される。同時に、xyz座標系のz軸は1対の収納棚13aに平行に水平方向に延びる。収納棚13aでは水平方向すなわちz軸に平行に複数列にわたってセル14は横切られる。xyz座標系のx軸は収納棚13bに平行に水平方向に延びる。収納棚13bでは水平方向すなわちx軸に平行に磁気テープ駆動装置16は横切られる。
筐体12の内部空間には例えば2つの収納箱17、17が組み込まれる。一方の収納箱17にはライブラリー制御ボードおよび第1制御ボードが組み込まれる。他方の収納箱17には、同様に、第2制御ボードが組み込まれる。ライブラリー制御ボードには外部のホストコンピュータ(図示されず)が接続される。ホストコンピュータから入力されるデータや指令に基づきライブラリー制御ボードや第1および第2制御ボードでは様々な処理が実行される。
筐体12の直方体空間には搬送機構すなわち第1および第2搬送ロボット18、19が組み込まれる。第1および第2搬送ロボット18、19は、第1および第2収納棚13a、13bに対して相対変位する把持機構ユニットすなわち第1および第2ロボットハンド21、22を備える。第1および第2ロボットハンド21、22は情報の書き込みや読み出しにあたって個々のセル14、14…と磁気テープ駆動装置16との間で磁気テープカートリッジ15を搬送することができる。こういった搬送にあたって磁気テープカートリッジ15はスロット23から第1および第2ロボットハンド21、22内に取り込まれる。磁気テープカートリッジ15の受け渡しにあたって第1および第2ロボットハンド21、22は個々のセル14、14…ごとにセル14、14…の開口にスロット23を向き合わせることができる。同様に、第1および第2ロボットハンド21、22は個々の磁気テープ駆動装置16ごとに磁気テープ駆動装置16のスロットにスロット23を向き合わせることができる。
第1搬送ロボット18では第1ロボットハンド21に位置決め機構24が連結される。この位置決め機構24は、床面から垂直方向に立ち上がる支持部材すなわち第1支軸25を備える。第1支軸25には垂直方向に延びる第1レール26が固定される。第1レール26には支持体すなわち案内部材27が連結される。案内部材27には第1レールベース28が連結される。案内部材27や第1レールベース28は1対の収納棚13aに平行に水平方向に延びる。第1レールベース28は1対の収納棚13a、13aから均等な距離すなわち中間位置に配置される。
案内部材27および第1レールベース28は第1レール26に沿って上下方向すなわちy軸に平行に移動することができる。こういった移動の実現にあたって案内部材27には任意の駆動機構が連結される。駆動機構は、例えば、先端で案内部材27に結合されるベルトと、ベルトを巻き上げる巻き上げ機とから構成されればよい。巻き上げ機には例えば電動モーターといった動力源が組み込まれる。こうしたy軸用電動モーターには例えばステッピングモーターが用いられればよい。
同様に、第2搬送ロボット19では第2ロボットハンド22に位置決め機構29が連結される。この位置決め機構29は、床面から垂直方向に立ち上がる支持部材すなわち第2支軸31を備える。第2支軸31には垂直方向に延びる第1レール32が固定される。第1レール32には支持体すなわち案内部材33が連結される。案内部材33には第1レールベース34が連結される。案内部材33や第1レールベース34は1対の収納棚13aに平行に水平方向に延びる。第1レールベース34は1対の収納棚13a、13aから均等な距離すなわち中間位置に配置される。
案内部材33および第1レールベース34は、前述の第1レールベース28と同様に、第1レール32に沿って上下方向すなわちy軸に平行に移動することができる。こういった移動の実現にあたって案内部材33には任意の駆動機構が連結される。駆動機構は、例えば、先端で案内部材33に結合されるベルトと、ベルトを巻き上げる巻き上げ機とから構成されればよい。巻き上げ機には例えば電動モーターといった動力源が組み込まれる。こうしたy軸用電動モーターには例えばステッピングモーターが用いられればよい。案内部材27、33や第1レールベース28、34は垂直方向すなわちy軸方向に配列される。第2搬送ロボット19の第1レールベース34は第1搬送ロボット18の第1レールベース28の上方で垂直方向に移動する。
第1レールベース28、34には第2レール35が組み込まれる。第2レール35は収納棚13aに平行に水平方向に延びる。第2レール35には第2レールベース36が連結される。第2レールベース36は収納棚13bに平行に水平方向に延びる。第2レールベース36は第2レール35に沿って水平方向すなわちz軸に平行に移動することができる。こういった移動の実現にあたって第2レールベース36には任意の駆動機構が連結される。駆動機構は、例えば、第2レールベース36に結合されつつ第1レールベース28、34上で1対のプーリーに巻き付けられる環状ベルトと、一方のプーリーの回転を制御する動力源とから構成されればよい。動力源には電動モーターが用いられればよい。こうしたz軸用電動モーターには例えばステッピングモーターが用いられればよい。
第2レールベース36には1対の第3レール37、37が組み込まれる。第3レール37は本発明に係る搬送レールとして機能する。第3レール37は収納棚13bに平行に水平方向に延びる。第3レール37には前述の第1および第2ロボットハンド21、22が連結される。したがって、第1および第2ロボットハンド21、22は第3レール37に沿って水平方向すなわちx軸に平行に移動することができる。同時に、第1および第2ロボットハンド21、22は第3レール37上で任意の垂直軸すなわちy軸に平行な回転軸回りで回転することができる。第2レールベース36およびロボットハンド21、22の詳細は後述される。
以上のような磁気テープライブラリー装置11では、xyz座標系上の三次元座標値と、回転軸回りの回転角とに基づき個々のセル14、14…の位置は特定される。三次元座標値に基づき第1および第2搬送ロボット18、19の第1および第2ロボットハンド21、22は位置決めされる。同時に、回転角に基づき第1および第2ロボットハンド21、22の向きは決定される。第1制御ボードは、個々のセル14に設定された三次元座標値に基づき第1ロボットハンド21の位置決めを制御する。後述されるように、こうした位置決めに連動して第1ロボットハンド21は向きを変える。同様に、第2制御ボードは、個々のセル14ごとに三次元座標値に基づき第2ロボットハンド22の位置決めを制御する。同様に、位置決めに連動して第2ロボットハンド22は向きを変える。こうして第1および第2ロボットハンド21、22の位置決めが制御されると、第1および第2ロボットハンド21、22は対応するセル14の開口に正確にスロット23を向き合わせることができる。
図2に示されるように、第1および第2ロボットハンド21、22は作動領域41内でセル14、14…に対して位置決めされる。作動領域41内では第1および第2ロボットハンド21、22はいずれかのセル14、14…に対してスロット23を向き合わせることができる。その一方で、この磁気テープライブラリー装置11では第1および第2ロボットハンド21、22に対して所定の待避域42、43が設定される。第2ロボットハンド22には作動領域41の上限に隣接して待避域43が設定される。このとき、第2搬送ロボット19の第1レールベース34は第1レール32の上限位置に位置決めされる。こうして第2ロボットハンド22が待避域43に位置決めされると、第2ロボットハンド22は作動領域41から離脱する。その結果、第1ロボットハンド21は作動領域41内で全てのセル14に対して位置決めされることができる。こうして作動領域41および待避域43で第2ロボットハンド22の可動範囲は規定される。
同様に、第1ロボットハンド21には作動領域41の下限に隣接して待避域42が設定される。このとき、第1搬送ロボット18の第1レールベース28は第1レール26の下限位置に位置決めされる。こうして第1ロボットハンド21が待避域42に位置決めされると、第1ロボットハンド21は作動領域41から離脱する。その結果、第2ロボットハンド22は作動領域41内で全てのセル14に対して位置決めされることができる。こうして作動領域41および待避域42で第1ロボットハンド21の可動範囲は規定される。なお、この磁気テープライブラリー装置11では収納棚13a、13b同士が相互に近接して配置されることから、特定の三次元座標値および回転角で第1および第2ロボットハンド21、22は収納棚13a、13bに接触する。こういった三次元座標値および回転角は動作中の第1および第2ロボットハンド21、22の可動範囲から外される。
この磁気テープライブラリー装置11では、通常、ライブラリー制御ボードの指示に基づき第1搬送ロボット18が動作する。第1ロボットハンド21はセル14、14…と磁気テープ駆動装置16、16…との間で磁気テープカートリッジ15を搬送する。例えば作動領域41内で第1ロボットハンド21が故障すると、ライブラリー制御ボードは第2搬送ロボット19の動作を指示する。第2搬送ロボット19の案内部材33および第1レールベース34は第1レール32に沿って駆動される。第1レールベース28および案内部材27は第1レール26上で駆動機構の拘束から解放されることから、例えば案内部材33が第1搬送ロボット18の案内部材27に接触すると、案内部材33の駆動力に基づき第1レールベース28および案内部材27は第1レール26に沿って搬送される。第2搬送ロボット19の案内部材33および第1レールベース34が作動領域41の下限位置に到達すると、第1搬送ロボット18の第1レールベース28は可動範囲の下限位置に位置決めされる。こうして第1ロボットハンド21は待避域42に押し出される。その後、第2ロボットハンド22は、第1ロボットハンド21に代わって、セル14、14…と磁気テープ駆動装置16、16…との間で磁気テープカートリッジ15を搬送する。第2ロボットハンド22が作動領域41内で移動する限り、第2搬送ロボット19と第1搬送ロボット18との干渉は確実に回避されることができる。
こういった場合には、第2搬送ロボット19の動作中に第1搬送ロボット18は修理されることができる。第1搬送ロボット18では例えば第1ロボットハンド21は交換されてもよい。こういった交換後にすぐさま第1搬送ロボット18は第2搬送ロボット19に取って代わってもよい。その他、第2搬送ロボット19の動作は維持されてもよい。第2搬送ロボット19の動作中に第2ロボットハンド22が故障すると、前述と同様に、第2ロボットハンド22は第1搬送ロボット18の働きで待避域43まで押し出される。その後、第1ロボットハンド21は第2ロボットハンド22に取って代わる。第1ロボットハンド21が作動領域41内で移動する限り、第1搬送ロボット18と第2搬送ロボット19との干渉は確実に回避されることができる。
図4に示されるように、第2レールベース36にはねじ軸45が搭載される。ねじ軸45は第3レール37、37に平行に延びる。ねじ軸45には電動モーター46といった動力源が連結される。こうしたx軸用電動モーター46には例えばステッピングモーターが用いられればよい。電動モーター46の駆動軸46aおよびねじ軸45は所定の伝達機構47で相互に連結される。伝達機構47は例えば減速用のプーリーユニットおよび歯車ユニットを備える。歯車ユニットの小径歯車48は電動モーター46の駆動軸46aに取り付けられる。小径歯車48には大径歯車49が噛み合わせられる。電動モーター46の回転力は小径歯車48から大径歯車49に伝達される。大径歯車49にはプーリーユニットの小径プーリー51が一体化される。ねじ軸45にはプーリーユニットの大径プーリー52が取り付けられる。小径プーリー51および大径プーリー52にはタイミングベルト53が巻き付けられる。こうして大径歯車49の回転力は小径プーリー51および大径プーリー52からねじ軸45に伝達される。
第1ロボットハンド21は箱形の筐体55を備える。筐体55の前面には前述のスロット23が開口する。筐体55内には支持部材56が収容される。この支持部材56は仮想平面すなわち任意の水平面に沿って第1ロボットハンド21の前後方向に移動することができる。
支持部材56には1対の把持爪57が搭載される。把持爪57同士の間には、水平面に沿って前後方向に直交する横方向に所定の間隔が規定される。支持部材56が前進位置に到達すると、把持爪57はスロット23から突き出る。このとき、把持爪57同士の間で磁気テープカートリッジ15の出入りが許容される。支持部材56が前進位置から後退し始めると、把持爪57同士の間隔は狭まる。その結果、把持爪57同士の間に磁気テープカートリッジ15は挟み込まれる。支持部材56が完全に後退すると、磁気テープカートリッジ15は筐体55内に引き込まれる。磁気テープカートリッジ15は筐体55内に収容される。支持部材56が再び前進位置まで前進すると、把持爪57から個々のセル14や磁気テープ駆動装置16のスロットに磁気テープカートリッジ15は受け渡されることができる。
図5に示されるように、第2レールベース36上には台座58が搭載される。台座58は第3レール37、37に連結される。台座58の移動は第3レール37、37で案内される。台座58には垂直方向に延びる回転軸59が固定される。こうして1水平面上で1直線経路61に沿って回転軸59の移動は確立される。
回転軸59には回転軸59の軸心回りに回転自在に回転部材62が装着される。この回転部材62に第1ロボットハンド21は固定される。こうして第1ロボットハンド21は回転軸59の軸心回りに回転自在に第3レール37に関連づけられる。
台座58は前述のねじ軸45に噛み合わせられる。噛み合わせにあたって台座58には例えばナット部材(図示されず)が固定される。ねじ軸45の回転に応じて台座58の移動は実現される。回転軸59は第1終端位置63aおよび第2終端位置63bの間で移動する。回転軸59の移動は第1および第2終端位置63a、63bで規制される。ねじ軸45の回転数に応じて回転軸59は第1および第2終端位置63a、63bの間で磁気テープライブラリー装置11のx軸方向に位置決めされることができる。
第2レールベース36には、回転軸59に直交する1平面すなわち水平面に沿って広がる第1カム板64が搭載される。第1カム板64にはカム溝65が区画される。カム溝65の詳細は後述される。同様に、第2レールベース36には、回転軸59に直交する平面すなわち水平面に沿って広がる第2カム板66が搭載される。第2カム板66の詳細は後述される。
第1ロボットハンド21には第1および第2接触ピン67、68が取り付けられる。第1および第2接触ピン67、68は例えば回転軸59に平行に延びる円柱形のピンで構成されればよい。第1接触ピン67は第1カム板64のカム溝65に受け入れられる。第2接触ピン68は第2カム板66の縁に向き合わせられる。第1接触ピン67の軸心は回転軸59の軸心に平行に延びる。第2接触ピン68の軸心は回転軸59の軸心に平行に延びる。回転軸59の軸心から第1接触ピン67の軸心まで広がる仮想垂直平面70と、同様に回転軸59の軸心から第2接触ピン68の軸心まで広がる仮想垂直平面71との間には回転軸59の軸心回りで180度の中心角が設定される。すなわち、第2接触片68の軸心は、1水平面上で、回転軸59の軸心から第1接触ピン67の軸心に向かって延びる直線に反対向きに回転軸59の軸心から延びる直線上に規定される。後述されるように、第1および第2カム板64、66の働きで第1ロボットハンド21の移動と第1ロボットハンド21の回転とは連動する。
第1カム板は所定の垂直対称面71を基準に面対称に形成される。垂直対称面71は第3レール37に直交する。この垂直対称面71内に回転軸59の軸心が位置決めされると、回転軸59の基準位置72が確立される。このとき、第1接触ピン67の軸心は同様に垂直対称面71内に位置決めされる。第1接触ピン67はカム溝65の基準溝73に受け入れられる。第2接触ピン68の軸心は同様に垂直対称面71内に位置決めされる。第2接触ピン68は第2カム板66の第1切り欠き74に受け入れられる。第1切り欠き74は、1水平面上で回転軸59の軸心から基準溝73に向かって延びる直線に反対向きに回転軸59の軸心から延びる直線上に規定される。第1切り欠き74は、1水平面上で相互に向き合う1対の接触面75同士の間に区画される。2つの接触面75は、第2接触ピン68の軸心が垂直対称面71内に位置する際に水平面上で第3レール37に平行に第2接触ピン68の軸心を通過する直線上に配置される。第1ロボットハンド21は第2収納棚13bに向かって後ろ向きの姿勢を確立する。
回転軸59の第1および第2終端位置63a、63bは垂直対称面71を基準に面対称に規定される。言い換えれば、基準位置72すなわち垂直対称面71から第1終端位置63aまでの距離は垂直対称面71から第2終端位置63bまでの距離に等しい。回転軸59の軸心が第1終端位置63aに位置決めされると、例えば図6に示されるように、第1接触ピン67は第1終端溝76aに受け入れられる。第1終端溝76a内の第1接触ピン67の軸心と回転軸59の軸心とを含む仮想平面77は第3レール37に直交する。すなわち、第1終端溝76aは、1水平面上で、回転軸59が第1終端位置63aに位置する際に直線経路61に直交する垂線上で第1接触ピン67を受け入れる。第2終端溝76bは垂直対称面71を基準に第1終端溝76aに面対称に規定される。回転軸59が第1終端位置63aや第2終端位置63bに位置決めされると、第1ロボットハンド21は第2収納棚13bに向かって後ろ向きの姿勢を確立する。このとき、第2接触ピン68は第2カム板66の第2切り欠き78に受け入れられる。第2接触ピン68は第2切り欠き78の外端で第2カム板66の縁に受け止められる。
図7に示されるように、カム溝65には、第1終端位置63aの外側で直線経路61の延長線上に第1屈折溝79aが規定される。第1屈折溝79aは、回転軸59が基準位置72および第1終端位置63aの間で第1停止位置80aに位置する際に第1接触ピン67を受け入れる。したがって、回転軸59が第1停止位置80aに位置決めされると、第1ロボットハンド21は後ろ向きの姿勢に対して回転軸59回りに90度の回転角で姿勢を変化させる。第1ロボットハンド21は第1収納棚13aに向かって横向き(外向き)の姿勢を確立する。基準位置72および第2終端位置63bの間には第2停止位置80bが設定される。第2停止位置80bは垂直対称面71を基準に第1停止位置80aに面対称に規定される。第2屈折溝79bは同様に垂直対称面71を基準に第1屈折溝79aに面対称に規定される。このとき、第2接触ピン68は第2カム66から完全に離脱する。
図7から明らかなように、基準溝73および第1屈折溝79aは第1誘導溝81aで接続される。基準溝73および第2屈折溝79bは第2誘導溝81bで接続される。第1屈折溝79aおよび第1終端溝76aは第3誘導溝82aで接続される。第2屈折溝79bおよび第2終端溝76bは第4誘導溝82bで接続される。
図8に示されるように、第1誘導溝81aは第1案内壁83を形成する。回転軸59が基準位置72から第1停止位置80aまで移動する際に、移動中の回転軸59の軸心回りで第1接触ピン67から第1接触ピン67の進行方向に延びる接線84よりも外側に維持される。回転軸59が直線経路61に沿って基準位置72から第1停止位置80aに向かって移動すると、第1接触ピン67には、回転軸59の軸心および第1接触ピン67の軸心を含む平面内で回転軸59から押し付け力85が作用する。この押し付け力85は第1案内壁83に沿って第1接触ピン67の推進力86を生み出す。その結果、回転軸59の移動に応じて第1接触ピン67は第1誘導溝81a内を移動する。第1接触ピン67は回転軸59回りで徐々に回転することから、第1ロボットハンド21は回転軸59回りで姿勢を変化させる。第2誘導溝81bは垂直対称面71を基準に第1誘導溝81aに面対称に形成されることから、図9に示されるように、第2誘導溝81bには同様に第1案内壁83が形成される。
図10に示されるように、第1誘導溝81aは第2案内壁87を形成する。回転軸59が第1停止位置80aから基準位置72まで移動する際に、移動中の回転軸59の軸心回りで第1接触ピン67から第1接触ピン67の進行方向に延びる接線88よりも内側に維持される。回転軸59が直線経路61に沿って第1停止位置80aから基準位置72に向かって移動すると、第1接触ピン67には、回転軸59の軸心および第1接触ピン67の軸心を含む平面内で回転軸59から引っ張り力89が作用する。この引っ張り力89は第2案内壁87に沿って第1接触ピン67の推進力91を生み出す。その結果、回転軸59の移動に応じて第1接触ピン67は第1誘導溝81a内を移動する。第1接触ピン67は回転軸59回りで徐々に回転することから、第1ロボットハンド21は回転軸59回りで姿勢を変化させる。第2誘導溝81bは垂直対称面71を基準に第1誘導溝81aに面対称に形成されることから、図11に示されるように、第2誘導溝81bには同様に第2案内壁87が形成される。
図12に示されるように、第3誘導溝82aは第3案内壁92を形成する。回転軸59が第1停止位置80aから第1終端位置63aまで移動する際に、移動中の回転軸59の軸心回りで第1接触ピン67から第1接触ピン67の進行方向に延びる接線93よりも外側に維持される。回転軸59が直線経路61に沿って第1停止位置80aから第1終端位置63aに向かって移動すると、第1接触ピン67には、回転軸59の軸心および第1接触ピン67の軸心を含む平面内で回転軸59から押し付け力94が作用する。この押し付け力94は第3案内壁92に沿って第1接触ピン67の推進力95を生み出す。その結果、回転軸59の移動に応じて第1接触ピン67は第3誘導溝82a内を移動する。第1接触ピン67は回転軸59回りで徐々に回転することから、第1ロボットハンド21は回転軸59回りで姿勢を変化させる。第4誘導溝82bは垂直対称面71を基準に第3誘導溝82aに面対称に形成されることから、図13に示されるように、第4誘導溝82bには同様に第3案内壁92が形成される。
図14に示されるように、第3誘導溝82aは第4案内壁97を形成する。回転軸59が第1終端位置63aから第1停止位置80aまで移動する際に、移動中の回転軸59の軸心回りで第1接触ピン67から第1接触ピン67の進行方向に延びる接線98よりも内側に維持される。回転軸59が直線経路61に沿って第1終端位置63aから第1停止位置80aに向かって移動すると、第1接触ピン67には、回転軸59の軸心および第1接触ピン67の軸心を含む平面内で回転軸59から引っ張り力99が作用する。この引っ張り力99は第4案内壁97に沿って第1接触ピン67の推進力101を生み出す。その結果、回転軸59の移動に応じて第1接触ピン67は第3誘導溝82a内を移動する。第1接触ピン67は回転軸59回りで徐々に回転することから、第1ロボットハンド21は回転軸59回りで姿勢を変化させる。第4誘導溝82bは垂直対称面71を基準に第3誘導溝82aに面対称に形成されることから、図15に示されるように、第4誘導溝82bには同様に第4案内壁97が形成される。
いま、磁気テープカートリッジ15が第1ロボットハンド21および第1収納棚13aのセル14の間で受け渡される場面を想定する。例えば、回転軸59が基準位置72から第1停止位置80aに向かって移動し始めると、図16に示されるように、第2接触ピン68は第1切り欠き74内で第1カム板64の縁すなわち接触面75に接触する。接触面75は直線経路61に平行に第2接触ピン68を受け止める。第1切り欠き74内で第2接触ピン68の移動は規制される。その結果、回転軸59が移動し続けると、第1ロボットハンド21には回転軸59回りで回転力が生成される。この回転力に応じて第1接触ピン67は第1屈折溝79aに向かって第1誘導溝81a内を前進する。回転軸59の軸心を含み直線経路61に直交する仮想平面よりも第1接触ピン67は第1屈折溝79aに近づく。その後、前述のように、第1接触ピン67には回転軸59から第1案内壁83に向けて押し付け力が作用する。回転軸59の移動に応じて第1接触ピン67には推進力が生み出される。ここでは、第2接触ピン68および接触面75は本発明に係る第1駆動機構を構成する。
こうして回転軸59が第1停止位置80aに到達すると、第1接触ピン67は第1屈折溝79aに受け入れられる。第1ロボットハンド21は、図17に示されるように、第1収納棚13aに向かって横向き(外向き)の姿勢を確立する。第2レールベース36が第1レールベース28上で移動すれば、第1ロボットハンド21は第1収納棚13aに対して水平方向に位置決めされることができる。第1レールベース28が第1レール26に沿って移動すれば、第1ロボットハンド21は第1収納棚13aに対して垂直方向に位置決めされることができる。こうして第1ロボットハンド21のスロット23は第1収納端13aの所望のセル14に向き合わせられる。把持爪57の動作に応じて磁気テープカートリッジ15は第1ロボットハンド21およびセル14の間で受け渡される。
反対に、回転軸59が基準位置72から第2停止位置80bに向かって移動し始めると、前述と同様に、第1切り欠き74内で第2接触ピン68の移動は規制される。第1ロボットハンド21には前述とは反対向きに回転軸59回りで回転力が生成される。この回転力に応じて第1接触ピン67は第2屈折溝79bに向かって第2誘導溝81b内を前進する。第1案内壁83の働きで第1接触ピン67には回転軸59の移動に応じて推進力が生み出される。回転軸59が第2停止位置80bに到達すると、第1接触ピン67は第1屈折溝79aに受け入れられる。第1ロボットハンド21は第1収納棚13aに向かって横向き(外向き)の姿勢を確立する。把持爪57の動作に応じて磁気テープカートリッジ15は第1ロボットハンド21およびセル14の間で受け渡される。ここでは、第2接触ピン68および接触面75は本発明に係る第2駆動機構を構成する。
次に、磁気テープカートリッジ15が第1ロボットハンド21および磁気テープ駆動装置16の間で受け渡される場面を想定する。例えば、回転軸59が第1停止位置80aから第1終端位置63aに向かって移動すると、前述のように、第1接触ピン67には回転軸59から第3案内壁92に向けて押し付け力が作用する。したがって、回転軸59の移動に応じて第1接触ピン67には推進力が生み出される。回転軸59が第1終端位置63aに到達すると、第1接触ピン67は第1終端溝79aに受け入れられる。第1ロボットハンド21は、図18に示されるように、第2収納棚13bに向かって後ろ向きの姿勢を確立する。第2レールベース36が第1レールベース28上で移動すれば、第1ロボットハンド21は第2収納棚13bに対して最大限に接近することができる。第1レールベース28が第1レール26に沿って移動すれば、第1ロボットハンド21は磁気テープ駆動装置16に対して垂直方向に位置決めされることができる。こうして第1ロボットハンド21のスロット23は所望の磁気テープ駆動装置16のスロットに向き合わせられる。把持爪57の動作に応じて磁気テープカートリッジ15は第1ロボットハンド21および磁気テープ駆動装置16の間で受け渡される。
回転軸59が第2終端位置63bに到達すると、第1接触ピン67は第2終端溝79bに受け入れられる。第1ロボットハンド21は、前述と同様に、第2収納棚13bに向かって後ろ向きの姿勢を確立する。こうして第1ロボットハンド21のスロット23は所望の磁気テープ駆動装置16のスロットに向き合わせられる。把持爪57の動作に応じて磁気テープカートリッジ15は第1ロボットハンド21および磁気テープ駆動装置16の間で受け渡される。
なお、第2ロボットハンド22および第2レールベース36は前述の第1ロボットハンド21および第2レールベース36と同様に構成されればよい。
(付記1) 搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で相互に反対向きに第1終端位置および第2終端位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から第1終端位置に向かって移動する際に第1終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第1駆動機構と、回転軸が基準位置から第2終端位置に向かって移動する際に第2終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第2駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が基準位置および第1終端位置の間の第1停止位置に位置する際に、第1終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第1屈折溝と、回転軸が基準位置および第2終端位置の間の第2停止位置に位置する際に、第2終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第2屈折溝と、回転軸が第1終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第1終端溝と、回転軸が第2終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第2終端溝と、基準溝から第1屈折溝まで延びる第1誘導溝と、基準溝から第2屈折溝まで延びる第2誘導溝と、第1屈折溝から第1終端溝まで延びる第3誘導溝と、第2屈折溝から第2終端溝まで延びる第4誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が第1停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画し、第2誘導溝は、回転軸が基準位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第3案内壁と、回転軸が第2停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第4案内壁とを区画し、第3誘導溝は、回転軸が第1停止位置から第1終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第5案内壁と、回転軸が第1終端位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第6案内壁とを区画し、第4誘導溝は、回転軸が第2停止位置から第2終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第7案内壁と、回転軸が第2終端位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第8案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
(付記2) 付記1に記載のライブラリー装置用搬送機構において、前記第1駆動機構は、前記回転軸から前記接触片に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上で前記回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、前記回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上に規定され、前記回転軸が前記基準位置から第1終端位置に向かって移動する際に前記直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えることを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
(付記3) 付記1に記載のライブラリー装置用搬送機構において、前記第2駆動機構は、前記回転軸から前記接触片に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上で前記回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、前記回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上に規定され、前記回転軸が前記基準位置から第2終端位置に向かって移動する際に前記直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えることを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
(付記4) 搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で相互に反対向きに第1終端位置および第2終端位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から第1終端位置に向かって移動する際に第1終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第1駆動機構と、回転軸が基準位置から第2終端位置に向かって移動する際に第2終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第2駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が基準位置および第1終端位置の間の第1停止位置に位置する際に、第1終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第1屈折溝と、回転軸が基準位置および第2終端位置の間の第2停止位置に位置する際に、第2終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第2屈折溝と、回転軸が第1終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第1終端溝と、回転軸が第2終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第2終端溝と、基準溝から第1屈折溝まで延びる第1誘導溝と、基準溝から第2屈折溝まで延びる第2誘導溝と、第1屈折溝から第1終端溝まで延びる第3誘導溝と、第2屈折溝から第2終端溝まで延びる第4誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が第1停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画し、第2誘導溝は、回転軸が基準位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第3案内壁と、回転軸が第2停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第4案内壁とを区画し、第3誘導溝は、回転軸が第1停止位置から第1終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第5案内壁と、回転軸が第1終端位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第6案内壁とを区画し、第4誘導溝は、回転軸が第2停止位置から第2終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第7案内壁と、回転軸が第2終端位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第8案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置。
(付記5) 搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で終端位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から終端位置に向かって移動する際に終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が基準位置および終端位置の間の停止位置に位置する際に、終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる屈折溝と、回転軸が終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる終端溝と、基準溝から屈折溝まで延びる第1誘導溝と、屈折溝から終端溝まで延びる第2誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画し、第2誘導溝は、回転軸が停止位置から終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第3案内壁と、回転軸が終端位置から停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第4案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
(付記6) 付記5に記載のライブラリー装置用搬送機構において、前記駆動機構は、前記回転軸から前記接触片に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上で前記回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、前記回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上に規定され、前記回転軸が前記基準位置から終端位置に向かって移動する際に前記直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えることを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
(付記7) 搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で停止位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から停止位置に向かって移動する際に停止位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が停止位置に位置する際に、停止位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる末端溝と、基準溝から末端溝まで延びる誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
(付記8) 付記7に記載のライブラリー装置用搬送機構において、前記駆動機構は、前記回転軸から前記接触片に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上で前記回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、前記回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上に規定され、前記回転軸が前記基準位置から停止位置に向かって移動する際に前記直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えることを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
磁気テープライブラリー装置の外観を示す斜視図である。 磁気テープライブラリー装置の構造を概略的に示す斜視図である。 第1および第2ロボットハンドの可動範囲を概念的に示す磁気テープライブラリー装置の側面図である。 第1ロボットハンドおよび第2レールベースの構成を概略的に示す拡大斜視図である。 回転軸の基準位置を示す第2レールベースの平面図である。 回転軸の終端位置を示す第2レールベースの平面図である。 回転軸の停止位置を示す第2レールベースの平面図である。 第1誘導溝に形成される第1案内壁を示す第2レールベースの拡大部分平面図である。 第2誘導溝に形成される第1案内壁を示す第2レールベースの拡大部分平面図である。 第1誘導溝に形成される第2案内壁を示す第2レールベースの拡大部分平面図である。 第2誘導溝に形成される第2案内壁を示す第2レールベースの拡大部分平面図である。 第3誘導溝に形成される第3案内壁を示す第2レールベースの拡大部分平面図である。 第4誘導溝に形成される第3案内壁を示す第2レールベースの拡大部分平面図である。 第3誘導溝に形成される第4案内壁を示す第2レールベースの拡大部分平面図である。 第4誘導溝に形成される第4案内壁を示す第2レールベースの拡大部分平面図である。 基準位置から移動し始める第1ロボットハンドを示す第2レールベースの平面図である。 セルに向き合わせられる第1ロボットハンドを示す第2レールベースの平面図である。 磁気テープ駆動装置のスロットに向き合わせられる第1ロボットハンドを示す第2レールベースの平面図である。
符号の説明
11 ライブラリー装置、15 搬送対象物(磁気テープカートリッジ)、18 ライブラリー装置用搬送機構(第1搬送ロボット)、19 ライブラリー装置用搬送機構(第2搬送ロボット)、21 把持機構ユニット(第1ロボットハンド)、22 把持機構ユニット(第2ロボットハンド)、37 搬送レール(第3レール)、59 回転軸、61 直線経路、63a 第1終端位置、63b 第2終端位置、64 カム板(第1カム板)、65 カム溝、67 接触片(第1接触ピン)、68 補助接触片(第2接触ピン)、72 基準位置、73 基準溝、75 補助カム板(接触面)、76a 第1終端溝、76b 第2終端溝、79a 第1屈折溝(末端溝)、79b 第2屈折溝(末端溝)、80a 第1停止位置、80b 第2停止位置、81a 第1誘導溝、81b 第2誘導溝、82a 第3誘導溝、82b 第4誘導溝、83 第1案内壁および第3案内壁(第1案内壁)、84 接線、87 第2案内壁および第4案内壁(第2案内壁)、88 接線、92 第5案内壁および第7案内壁(第3案内壁)、93 接線、97 第6案内壁および第8案内壁(第4案内壁)、98 接線。

Claims (8)

  1. 搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で相互に反対向きに第1終端位置および第2終端位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から第1終端位置に向かって移動する際に第1終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第1駆動機構と、回転軸が基準位置から第2終端位置に向かって移動する際に第2終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第2駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が基準位置および第1終端位置の間の第1停止位置に位置する際に、第1終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第1屈折溝と、回転軸が基準位置および第2終端位置の間の第2停止位置に位置する際に、第2終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第2屈折溝と、回転軸が第1終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第1終端溝と、回転軸が第2終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第2終端溝と、基準溝から第1屈折溝まで延びる第1誘導溝と、基準溝から第2屈折溝まで延びる第2誘導溝と、第1屈折溝から第1終端溝まで延びる第3誘導溝と、第2屈折溝から第2終端溝まで延びる第4誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が第1停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画し、第2誘導溝は、回転軸が基準位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第3案内壁と、回転軸が第2停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第4案内壁とを区画し、第3誘導溝は、回転軸が第1停止位置から第1終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第5案内壁と、回転軸が第1終端位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第6案内壁とを区画し、第4誘導溝は、回転軸が第2停止位置から第2終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第7案内壁と、回転軸が第2終端位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第8案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
  2. 請求項1に記載のライブラリー装置用搬送機構において、前記第1駆動機構は、前記回転軸から前記接触片に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上で前記回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、前記回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上に規定され、前記回転軸が前記基準位置から第1終端位置に向かって移動する際に前記直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えることを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
  3. 請求項1に記載のライブラリー装置用搬送機構において、前記第2駆動機構は、前記回転軸から前記接触片に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上で前記回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、前記回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上に規定され、前記回転軸が前記基準位置から第2終端位置に向かって移動する際に前記直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えることを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
  4. 搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で相互に反対向きに第1終端位置および第2終端位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から第1終端位置に向かって移動する際に第1終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第1駆動機構と、回転軸が基準位置から第2終端位置に向かって移動する際に第2終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する第2駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が基準位置および第1終端位置の間の第1停止位置に位置する際に、第1終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第1屈折溝と、回転軸が基準位置および第2終端位置の間の第2停止位置に位置する際に、第2終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる第2屈折溝と、回転軸が第1終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第1終端溝と、回転軸が第2終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる第2終端溝と、基準溝から第1屈折溝まで延びる第1誘導溝と、基準溝から第2屈折溝まで延びる第2誘導溝と、第1屈折溝から第1終端溝まで延びる第3誘導溝と、第2屈折溝から第2終端溝まで延びる第4誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が第1停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画し、第2誘導溝は、回転軸が基準位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第3案内壁と、回転軸が第2停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第4案内壁とを区画し、第3誘導溝は、回転軸が第1停止位置から第1終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第5案内壁と、回転軸が第1終端位置から第1停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第6案内壁とを区画し、第4誘導溝は、回転軸が第2停止位置から第2終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第7案内壁と、回転軸が第2終端位置から第2停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第8案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置。
  5. 搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で終端位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から終端位置に向かって移動する際に終端位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が基準位置および終端位置の間の停止位置に位置する際に、終端位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる屈折溝と、回転軸が終端位置に位置する際に直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる終端溝と、基準溝から屈折溝まで延びる第1誘導溝と、屈折溝から終端溝まで延びる第2誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画し、第2誘導溝は、回転軸が停止位置から終端位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第3案内壁と、回転軸が終端位置から停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第4案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
  6. 請求項5に記載のライブラリー装置用搬送機構において、前記駆動機構は、前記回転軸から前記接触片に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上で前記回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、前記回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上に規定され、前記回転軸が前記基準位置から終端位置に向かって移動する際に前記直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えることを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
  7. 搬送レールと、搬送レールに案内されつつ基準位置から直線経路上で停止位置まで移動する回転軸と、回転軸に連結されて回転軸の軸心回りに回転自在に搬送レールに関連づけられ、搬送対象物の受け渡しを実施する把持機構ユニットと、把持機構ユニットに取り付けられて、回転軸の軸心に平行に延びる接触片と、回転軸の軸心に直交する平面で広がって、接触片を受け入れるカム溝を区画するカム板と、回転軸が基準位置から停止位置に向かって移動する際に停止位置に向かって回転軸回りで接触片を駆動する駆動機構とを備え、カム溝は、回転軸が基準位置に位置する際に、回転軸の軸心で直線経路に直交する垂線上で接触片を受け入れる基準溝と、回転軸が停止位置に位置する際に、停止位置から延びる直線経路の延長線上で接触片を受け入れる末端溝と、基準溝から末端溝まで延びる誘導溝とを備え、第1誘導溝は、回転軸が基準位置から停止位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも外側に維持される第1案内壁と、回転軸が停止位置から基準位置まで移動する際に、移動中の回転軸の軸心回りで接触片から接触片の進行方向に延びる接線よりも内側に維持される第2案内壁とを区画することを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
  8. 請求項7に記載のライブラリー装置用搬送機構において、前記駆動機構は、前記回転軸から前記接触片に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上で前記回転軸の軸心に平行に延びる補助接触片と、前記回転軸から基準溝に向かって延びる直線に反対向きに前記回転軸から延びる直線上に規定され、前記回転軸が前記基準位置から停止位置に向かって移動する際に前記直線経路に平行に補助接触片を受け止める補助カム板とを備えることを特徴とするライブラリー装置用搬送機構。
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