JP2006331534A - メディア処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像センサなどを用いてレーベル面の既印刷領域を確認することなく、既印刷領域に重なることなくレーベルを効率良く追加印刷できるメディア処理装置を提案すること。
【解決手段】CDパブリッシャ1では、メディア2Bのレーベル面2aを同心状の輪帯領域21(n)に区画し、その外周側の輪帯領域21(1)から中心側の輪帯領域21(n)に向かう順所で、データ書き込み毎に、レーベルプリンタ5によってレーベル印刷情報P(n)の印刷および追記印刷を行う。何番目までの輪帯領域が印刷済みであるのかを示すレーベル面印刷履歴7cが制御部7の内部メモリ7aに保持され、レーベル印刷毎に当該履歴が更新される。
【選択図】図2

Description

本発明は、データの書き込み、およびレーベル印刷を行ってメディアを製作して発行可能なCD/DVDパブリッシャなどのメディア処理装置に関し、特に、レーベル面への印刷を簡単な構成により効率良く行うことのできるメディア処理装置に関するものである。
CD/DVDパブリッシャは、一般に、ブランクメディア・ストッカに収納されているブランクCDなどのメディアを内蔵のCDドライブに供給して、そこに所定のデータを書き込み、次に、内蔵のレーベルプリンタによってCDレーベル面に印刷を施し、この結果得られる作成済みメディアをメディア・ストッカに保管し、あるいは、排出口から発行するように構成されている。例えば、特許文献1にはこのようなパブリッシャが開示されている。
また、レーベルをCDなどのメディアの表面に印刷する機構としては、特許文献2に、既印刷領域を示すマーキングを光ディスクに記録しておき、このマーキングに基づき、光ディスクの余白領域にレーベルを印刷するようにした光ディスク記録装置が開示されている。また、特許文献3には、メディア上の印刷データを読み取り、これに基づき、メディア上の余白部分に印刷を行うように構成された追加印刷装置が開示されている。このような装置を用いれば、メディア表面の既印刷領域に重ならないようにレーベルを追加印刷することができる。
米国特許第5,914,918号公報 特開2004−192735号公報 特開2004−358732号公報
しかしながら、メディアのレーベル面において、既印刷領域に重ならないようにレーベルを追加印刷する従来の方法では、画像読取用のセンサによってメディアの印刷領域あるいは余白領域を確認する必要がある。センサとしては一次元センサなどが用いられるので、レーベル面のマーキングや印刷状態を確認するためには、このような情報を読み取るためにメディアを回転させる必要がある。また、追加印刷を行う際には、メディアのレーベル面の余白部分に対してレーベルプリンタの印刷開始位置を位置決めする動作が必要である。
このように、メディアレーベル面に既印刷領域と重ならないように追加印刷を行う従来の機構は、印刷領域などを読み取るための画像センサなどが必要であり、その分、コスト高になるという問題点がある。また、印刷位置などを確認するためにメディアを回転させるなどの確認動作、および、レーベル面の余白部分にレーベルプリンタの印刷位置を合わせるための位置決め動作が必要であり、レーベルの追加印刷を効率良く行うことができないという問題点がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、画像センサなどを必要とすることなく、既印刷領域に重なることなくレーベルを効率良く追加印刷できるメディア処理装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のメディア処理装置は、
CD、DVDなどのメディアを保管するメディア保管部と、
メディアへのデータの書き込み、およびメディアからのデータの読み出しを行うメディアドライブと、
メディアのレーベル面に印刷を行うレーベルプリンタと、
メディアを搬送するメディア搬送機構と、
前記メディアドライブ、前記レーベルプリンタ、および前記メディア搬送機構を駆動制御する制御部とを有し、
前記制御部は、メディアのレーベル面への印刷要求があると、前記レーベルプリンタを駆動制御して、当該レーベル面を同心状に区画した複数の輪帯領域のうち、未印刷状態の一つの輪帯領域に印刷を行わせることを特徴としている。
本発明では、メディアのレーベル面が同心状の複数の輪帯領域の区画され、各輪帯領域にレーベルが印刷される。したがって、画像センサなどを用いて印刷領域を確認する必要がない。
例えば、前記制御部は、同一の前記メディアのレーベル面に対する印刷要求があると、前記複数の輪帯領域に対して予め定められている印刷順に従って、未印刷状態の一つの輪帯領域に印字を行わせるようにすればよい。
前記印刷順は、前記メディアのレーベル面における中心側の輪帯領域から外周側の輪帯領域に向かう順序、あるいは、外周側の輪帯領域から中心側の輪帯領域に向かう順序とすることができる。
このようにすれば、レーベル面に対する印刷回数のみを記憶保持しておけば、レーベル面上における印刷領域を確認する動作が不要であり、簡単かつ効率良く、レーベルの追加印刷を行うことができる。
また、本発明において、前記制御部は、各メディアのレーベル面印刷履歴情報に基づき、未印刷状態の輪帯領域を特定することもできる。
前記レーベル面印刷履歴情報は、前記メディアドライブによって各メディアに書き込んでおくことができる。あるいは、前記レーベル面印刷履歴情報を記憶保持している記憶部を配置しておいてもよい。
このようにレーベル面印刷履歴情報を保持している場合には、これを参照することによって、未印刷状態の輪帯領域を知ることができる。また、この場合には、任意の順序で未印刷状態の輪帯領域に印刷を行うことができる。
次に、本発明において、前記輪帯領域は同一幅あるいは異なる幅とすることができる。例えば、同一のメディアのレーベル面において同一幅あるいは異なる幅とすることができる。また、メディア毎に異なる幅の輪帯領域に印刷を行うようにすることもできる。
本発明のメディア処理装置では、メディアのレーベル面が同心状の複数の輪帯領域に分割され、これらの領域に順次、レーベルの追加印刷が行われる。レーベル面の周方向に追加印刷が行われる場合のようにメディアを回転させて画像センサなどによって印刷領域を確認する必要がない。また、一つの輪帯領域内に印刷されるので、印刷開始位置の頭出しを行わなくとも、隣接する輪帯領域の印刷部分と重なってしまうことが無い。
したがって、本発明によれば、画像センサなどの印刷部分を確認するための機構、および、メディアを回転させて印刷部分を確認するための動作が共に不要である。さらに、印刷開始位置の頭出しを行う必要もない。よって、簡単で廉価な構成により、効率良く、既印刷部分に重なることなくレーベルの追加印刷を行うことのできるメディア処理装置を実現できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したメディア処理装置の一例を説明する。
図1は本発明を適用したCDパブリッシャの概略構成図である。本例のCDパブリッシャ1は、CD、DVDなどのメディア2(ブランクメディア2Aおよび書き込み済みメディア2B)を保管するためのメディア保管部3と、メディア2へのデータの書き込み、およびメディア2からのデータの読み出しを行うメディアドライブ4と、データが書き込まれたメディア2のレーベル面2aに、書き込みデータを表すタイトル、書き込み年月日などを含むレーベルを印刷するためのレーベルプリンタ5と、メディア2を搬送するためのメディア搬送機構6と、各部の駆動制御を司る制御部7を有している。制御部7はLANなどの通信回線を介して管理サーバ、パーソナルコンピュータなどの上位機器8に接続されており、上記機器8の側から、メディア製作要求(データ書き込み要求、データ追記要求)、メディア発行要求などが入力される。
メディア保管部3は、未使用のブランクメディア2Aを厚さ方向に積層した状態で保管しているブランクメディア供給部11と、書き込み済みメディア2Bを同じく厚さ方向に積層した状態で保管するための書き込み済みメディア保管部12とを備えている。メディア搬送機構6は、これらブランクメディア供給部11および書き込み済みメディア保管部12における最も上の位置から順次にメディア2を取り出し可能であり、これらブランクメディア供給部11および書き込み済みメディア保管部12における最も上の位置に、順次にメディア2を収納可能である。
この構成のCDパブリッシャ1では、上位機器8からデータ書き込み要求を受けると、メディア保管部3のブランクメディア供給部11からブランクメディア2Aを取り出して、メディアドライブ4にセットして、データ書き込み要求と共に供給された書き込みデータを書き込む。また、制御部7においてメディアIDを生成し、これも書き込む。次に、書き込み済みメディア2Bをレーベルプリンタ5にセットして、そのレーベル面2aに、同じくデータ書き込み要求と共に供給されたレーベル印刷情報を印刷する。印刷終了後に、書き込み済みメディア2Bを、メディア保管部3の書き込み済みメディア保管部12に収納する。制御部7の内部メモリ7aには、書き込み済みメディア2BのメディアIDと、収納場所7bおよびレーベル面印刷履歴7cに関する情報とが記憶される。
また、データ追記要求を受けると、対象となる書き込み済みメディア2Bが、メディア保管部3の書き込み済みメディア保管部12において上から何番目の位置に収納されているのかを、内部メモリ7aを参照して特定し、対象となる書き込み済みメディア2Bを取り出してデータを追記する。また、レーベルプリンタ5によってレーベル印刷情報を、レーベル面2aに追加印刷する。その後に、書き込み済みメディア2Bを再び同一場所に戻す。この場合には、内部メモリ7aのレーベル面印刷履歴7cが更新される。
さらに、データ参照要求あるいはデータ出力要求を受けると、対象となるデータが書き込まれている書き込み済みメディア2Bが、メディア保管部3の書き込み済みメディア保管部12において上から何番目の位置に収納されているのかを、内部メモリ7aを参照して特定し、書き込み済みメディア2Bを取り出して対象データを読み出し、再び同一場所に戻す。
メディア発行(排出)要求があると、対象となるメディア2Bがメディア保管部12から取り出されて、メディア排出口13に供給される。この結果、メディア排出口13からメディア2Bが取り出し可能になる。
なお、対象の書き込み済みメディア2Bが書き込み済みメディア保管部12における最も上の位置に無い場合には、当該取り出し対象の書き込み済みメディア2Bの上に積層されている書き込み済みメディア2Bをブランクメディア供給部11に一時的に退避させて、当該取り出し対象の書き込み済みメディア2Bの取り出しを行わせる。
ここで、レーベルプリンタ5によるメディア2Bのレーベル面2aへのレーベル印刷は、制御部7の制御の下に次のように行われる。図2に破線で示すように、メディア2Bのレーベル面2aは、印刷領域として、同心状に複数の輪帯領域21(n)(n=1、2、3・・・)に区画される。本例では、同一幅の輪帯領域21(n)が外周側から中心側に向けて印刷順が付与されている。したがって、データ書き込み要求があると、最も外周側の輪帯領域21(1)にレーベル印刷情報P(1)が印刷される。レーベル印刷情報P(1)には、例えば、書き込みデータのタイトルaおよび書き込み日時bが含まれている。レーベル印刷情報P(1)が印刷された後は、内部メモリ7aのレーベル面印刷履歴7cが更新され、輪帯領域21(1)が印刷済みである旨を表す内容に変わる。なお、本例では、最初のレーベル印刷時には、メディアIDも印刷される。
同一のメディア2Bに対するデータ追記要求があると、制御部7は、レーベル面印刷履歴を参照して、レーベル印刷情報P(2)を、外側から2番目の輪帯領域21(2)に印刷させる。そして、レーベル面印刷履歴を更新する。このようにして、外側から内側に向けて順次に、輪帯領域21(n)に、レーベル印刷情報P(n)が追加印刷される。
なお、本例では、各輪帯領域21(n)における印刷開始位置を特定することなく、印刷が行われる。すなわち、メディア2Bがメディア搬送機構6によってレーベルプリンタ5にセットされた状態において、レーベルプリンタ5による印刷開始位置に対応する輪帯領域21(n)の部位から印刷が開始される。このため、各輪帯領域21(n)における印刷開始位置が円周方向にオフセットした状態になる。
(CDパブリッシャの動作説明)
図3はCDパブリッシャ5の動作を示す概略フローチャートである。以下に、このフローチャートを参照して、CDパブリッシャ5の動作を説明する。まず、上位機器8からデータ書き込み指令を受けると(ステップST1)、この指令と共に供給される書き込みデータの属性情報を確認し、ブランクメディア2Aへの書き込み指令であるのか(すなわち、第1回目の書き込みであるのか)、あるいは書き込み済みメディア2Bへのデータ追記指令あるのかを判別する(ステップST2)。
ブランクメディア2Aへの書き込み指令の場合には、メディア搬送機構6によって、メディア保管部3のブランクメディア供給部11の最も上に位置しているブランクメディア2Aを取り出して(ステップST3)、メディアドライブ4にセットして、当該メディアを特定するためのメディアIDと、データの書き込みを行い、書き込み済みメディア2Bを製作する。また、当該書き込み済みメディア2BのメディアIDと、書き込まれたデータ名、データ構造などとを対応付けした形態で内部メモリ7aに記憶保持する(ステップST4)。
この後は、書き込み済みメディア2Bをレーベルプリンタ5にセットして、そのレーベル面2aのレーベル印刷情報P(1)およびメディアIDを印刷し、内部メモリ7aに、レーベル面印刷履歴として輪帯領域21(1)が印刷済みであることを表す情報を記憶する(ステップST5)。そして、書き込み済みメディア2Bをメディア保管部3の書き込み済みメディア保管部12に収納し、当該収納場所に関する情報を内部メモリ7aにおいて、書き込み済みメディア11(1)のメディアIDに対応付けして記憶保持する(ステップST6)。
次に、データ追記指令の場合には、追記データの属性情報に基づき、書き込み対象の書き込み済みメディア2Bの収納場所を確認し、メディア搬送機構6によって、書き込み済みメディア保管部12から書き込み対象の書き込み済みメディア2Bを取り出して(ステップST11)、メディアドライブ4にセットし、追記データの書き込みを行う。また、内部メモリ7aに、当該書き込み済みメディア2Bに関する記憶場所に追記データ名などを記憶保持する(ステップST12)。次に、書き込み済みメディア2Bをレーベルプリンタ5にセットして、そのレーベル面2aにレーベル印刷情報Pを印刷する。
例えば、k回目(k=2,3・・・n)の追加印刷時には、内部メモリ7aのレーベル面印刷履歴は、輪帯領域21(k−1)まで印刷済みであることを示している。したがって、制御部7は当該履歴を参照して、k番目のレーベル印刷情報P(k)を、レーベル面2aにおける外側からk番目の輪帯領域21(k)に印刷する。この後は、内部メモリ7aのレーベル面印刷履歴を更新して、輪帯領域21(k)を印刷済みにする(ステップST13)。この後は、書き込み済みメディア2Bを、メディア保管部3の書き込み済みメディア保管部12に収納する(ステップST6)。
次に、データ参照指令あるいはデータ出力指令を受け取った場合には(ステップST21)、対象となるデータが収録されている書き込み済みメディア11Bの収納場所を、内部メモリ7aの保持情報に基づき特定し、メディア搬送機構6によって、書き込み済みメディア保管部12から対象の書き込み済みメディア2Bを取り出し、メディアドライブ4にセットし(ステップST22)、対象のデータを読み出す(ステップST23)。データ参照あるいは出力が終了した後は、参照あるいは出力履歴を内部メモリ7aに記憶した後に、書き込み済みメディア2Bを元の収納場所に戻す(ステップST6)。
一方、メディア取り出し指令が出ている場合には(ステップST31)、取り出し対象の書き込み済みメディア2Bの収納場所を、内部メモリ7aの保持情報に基づき特定し、メディア搬送機構6によって、書き込み済みメディア保管部12から対象の書き込み済みメディア2Bを取り出し(ステップST32)、メディア排出口20に搬送して、取り出し可能にする(ステップST33)。内部メモリ7aにはメディア2Bが排出された旨が記憶保持される。
以上説明したように、本例のCDパブリッシャ5では、レーベル印刷情報の印刷が、メディア2のレーベル面2aにおける予め同心状に区画された輪帯領域21(n)に、それらの外周側から順次に行われる。したがって、追加印刷時に、既印刷領域を確認するためのレーベル面印刷画像の読取動作が不要である。よって、画像センサを用いることなく、また、印刷領域を確認するためにメデァイ2Bを回転駆動させる確認動作を行うことなく、直ちに、既印刷領域に重なることなく、レーベルの追加印刷を行うことができる。
なお、本例では、外周側の輪帯領域から中心側に向けて順次にレーベル印刷を行うようにしているが、この順序は逆であってもよい。さらに、予め定めた任意の順番でレーベル印刷を行うこともできる。
また、本例では、レーベル面印刷履歴を制御部7の内部メモリ7aに保持しているが、これを、各メディア2Bにメディアドライブ4によって書き込んでおくようにしてもよい。この場合には、データ書き込み時に、レーベル面印刷履歴を読み出し、これを参照して、制御部7はレーベル印刷を行うべき未印刷の輪帯領域を特定すればよい。
さらに、本例では、輪帯領域21(n)の幅を一定としてあるが、これを相互に異なったものとしてよい。または、レーベル印刷毎に可変としてもよい。この場合には、輪帯領域の幅に関する情報をレーベル面印刷履歴として残しておき、次のレーベル印刷時には、当該履歴を参照して、制御部7が印刷すべき輪帯領域を算出すればよい。
なお、本例は、メディアとして、CD、DVDなどの光ディスク、光磁気ディスクを用いた例であるが、メディアとしては、半導体メモリ、磁気記録媒体などの他の形式の外部記憶媒体を用いることもできる。また、外部記録媒体の書き込み、読み出し用のメディアドライブも、単一種類の外部記録媒体の書き込みおよび発行動作を行うものを用いることができることは勿論のこと、異なる種類あるいは形式の外部記録媒体の書き込み、および発行動作を行う機能を備えたものを用いることも可能である。
(CDパブリッシャの具体的構成例)
なお、図4ないし図9を参照して、CDパブリッシャ1の具体的構成例を説明する。
図4はCDパブリッシャ1の外観斜視図である。CDパブリッシャ1は、ほぼ直方体形状の筐体31を備え、この筐体31の前面には、左右に開閉可能な開閉扉32、33が取り付けられている。開閉扉32、33の下側右端部には、表示ランプ、操作ボタンなどが配列された操作面34が形成されており、当該操作面34の隣には、メディア排出口13が開いている。
図5は、開閉扉32、33を開いた状態でのCDパブリッシャ1の斜視図である。左側の開閉扉32は閉じ状態にロックされており、操作面34に個人認証手段、例えば、指紋センサなどを配置しておき、予め登録されている者のみが開閉できるようになっている。あるいは、上位機器8からの指令によって開閉可能となっている。これに対して、右側の開閉扉33はレーベルプリンタ5のインクカートリッジの交換時に開閉するためのものであり、当該開閉扉33を開けると、カートリッジ装着部36が露出するようになっている。本例では上下二段のカートリッジ装着部36が形成されている。
図6は、開閉扉32、33および筐体31の一部を取り外した状態でのCDパブリッシャ1の斜視図である。図5および図6を参照して説明すると、CDパブリッシャ1の筐体31の内部には、その左側の部位において、ブランクメディア供給部11および書き込み済みメディア保管部12が同軸状態で上下に配置されている。ブランクメディア供給部11は、前方に水平に引き出し可能なスライド板41と、このスライド板41の上に垂直に配置されている左右一対の円弧状の枠板42、43とを備えており、これらにより、メディア2Aを上側から受け入れ、同軸状態に積層した状態で収納可能なストッカが構成されている。ブランクメディア供給部11にメディア2Aを収納あるいは補充する作業は、開閉扉32を開け、スライド板41を手前に引き出すことにより、簡単に行うことが可能となっている。
下側の書き込み済みメディア保管部12も同一構造となっており、前方に水平に引き出し可能なスライド板44と、この上面に垂直に配置されている左右一対の円弧状の枠板45、46とを備えており、これらによって、メディア2Bを上側から受け入れ、同軸状態で積層した状態で収納可能なストッカが構成されている。
これらのブランクメディア供給部11および書き込み済みメディア保管部12の後側には、メディア搬送機構6が配置されている。メディア搬送機構6は、筐体31に垂直に取り付けられているシャーシ51と、このシャーシ51の上下の水平支持板部分52、53の間に垂直に架け渡されている垂直ガイド軸54と、この垂直ガイド軸54に取り付けたメディアキャリア55とを備えている。メディアキャリア55は、垂直ガイド軸54に沿って昇降可能であるとともに、当該垂直ガイド軸54を中心に左右に旋回可能である。
ブランクメディア供給部11、書き込み済みメディア保管部12およびメディア搬送機構6の側方の部位には、上側にメディアドライブ4が配置され、下側にレーベルプリンタ5が配置されている。図5、6では、上側のメディアドライブ4のメディアトレイ71が手前に引き出されたメディア受け渡し位置71Aにある状態、および、下側のレーベルプリンタ5のメディアトレイ81が手前側のメディア受け渡し位置81Aにある状態が示されている。また、レーベルプリンタ5はインクジェットプリンタであり、インク供給源として各色のインクカートリッジ82が用いられており、これらのインクカートリッジ82がカートリッジ装着部36に前方から装着されている。
ここで、ブランクメディア供給部11および書き込み済みメディア保管部12の左右一対の枠板42、43の間、45、46の間には、メディア搬送機構6のメディアキャリア55が昇降可能な隙間が形成されている。また、これら上下のメディア供給部11およびメディア保管部12の間には、メディアキャリア55が水平に旋回して、これらの真上に位置できるように、隙間が開いている。さらに、上側のメディアトレイ71をメディアドライブ4に押し込むと、メディア搬送機構6のメディアキャリア55を下降させて、メディア受け渡し位置にあるメディアトレイ81にアクセス可能となっている。したがって、メディアキャリア55の昇降および左右への旋回の組み合わせ動作によって、メディア2を各部分に搬送することが可能である。
図7はメディア搬送機構6のみを示す斜視図である。先に述べたように、メディア搬送機構6は、筐体31に対して垂直に取り付けられているシャーシ51を備え、このシャーシ51の上下の水平支持板部分52、53の間に、垂直ガイド軸54が取り付けられ、この垂直ガイド軸54にメディアキャリア55が昇降および旋回可能な状態で支持されている。
メディアキャリア55の昇降機構は、駆動源であるモータ56を備えており、このモータ56の回転が、モータ出力軸に取り付けたピニオン57、複合伝達歯車58、および伝達歯車59を備えた減速歯車列を介して、駆動側プーリ61に伝達されるようになっている。駆動側プーリ61は、シャーシ51の上端近傍位置において、水平な回転軸(図示せず)を中心として回転自在の状態に支持されている。シャーシ51の下端近傍位置には、同じく水平な回転軸62を中心として回転自在の状態で従動側プーリ63が支持されており、これら駆動側プーリ61および従動側プーリ63の間にタイミングベルト64が架け渡されている。このタイミングベルト64の左右のベルト部分の一方に、メディアキャリア55の後端部分が固定されている。したがって、モータ56を駆動すると、タイミングベルト64が上下方向に移動し、そこに取り付けられているメディアキャリア55が垂直ガイド軸54に沿って昇降する。
次に、メディアキャリア55の旋回機構は、駆動源であるモータ65を備えており、このモータ65の出力軸にはピニオン(図示せず)が取り付けられて、このピニオンの回転が、2枚の複合伝達歯車66、67を備えた減速歯車列を介して、扇形の最終段歯車69に伝達されるようになっている。扇形の最終段歯車69は、垂直ガイド軸54を中心として左右に旋回可能である。また、当該最終段歯車69には、メディアキャリア55の昇降機構の構成部品が組み付けられているシャーシ51が搭載されている。モータ65を駆動すると、扇形の最終段歯車69が左右の旋回するので、ここに搭載されているシャーシ51が一体となって垂直ガイド軸54を中心として左右に旋回する。この結果、シャーシ51に搭載されている昇降機構によって保持されているメディアキャリア55が垂直ガイド軸54を中心として左右に旋回する。
なお、メディアキャリア55は、その先端側の部位の中心に、例えば、3本の把持爪を備え、それらの一つが半径方向に移動可能となっている。これらの把持爪をメディア2のセンターホールに差し込み、一本の爪を半径方向の外方に移動させることにより、メディア2を把持できる。この把持状態において、一本の爪を半径方向の内方に移動させることにより、メディア2を開放して把持爪から落下させることができる。メディアキャリア55にはこのような把持機構が搭載されている。このような把持機構は、後述のプリンタ5におけるメディアトレイ81に組み込まれている把持機構と同様である。
図8はレーベルプリンタ5のみを示す斜視図であり、図9はそのメディアトレイ81を示す平面図である。レーベルプリンタ5はシャーシ83を備え、このシャーシ83における後側の左右の側板部分の間にはキャリッジガイド軸84が水平に架け渡されており、ここに沿って、インクジェットヘッド(図示せず)が搭載されたヘッドキャリッジ85が左右方向に往復移動可能である。キャリッジ駆動機構は、左右方向に水平に架け渡したタイミングベルト86と、これを駆動するためのキャリッジモータ87とを備えている。
ヘッドキャリッジ85に搭載されているインクジェットヘッドは、そのノズル面が下向きとされており、当該インクジェットヘッドの下側位置を、前後方向に水平にメディアトレイ81が往復移動可能となっている。メディアトレイ81は、その右側の端が、前後方向に水平に延びるガイド軸88によって支持され、その左側の端が、スライド可能な状態で、前後方向に水平に延びるガイドレール89によって支持されている。このメディアトレイ81の駆動機構も、前後方向に水平に架け渡したタイミングベルト90と、これを駆動するためのトレイモータ91を備えた構成となっている。
メディアトレイ81は、矩形の板の上面に、メディア11を載せるための円形の浅い凹部81aを備えている。また、当該凹部81aの中心部には、同一円上において60度間隔に配置された3本の垂直爪92〜94を備えている。2本の垂直爪92、93は半径方向に一体となって移動可能であり、残りの1本の垂直爪94は、固定位置に配置されている。電磁ソレノイドなどの不図示駆動機構によって2本の垂直爪92、93が移動するようになっている。
メディア2を、そのレーベル面2aを上向きにして、上から凹部81aに落とすと、図8に示すように、メディア2のセンターホールに3本の垂直爪92〜94が差し込まれた状態になる。この後に、垂直爪92、93を半径方向の外方に僅かに移動すると、これら3本の垂直爪92〜94がメディア2のセンターホールの内周面に内側から押し付けられた状態になる。これにより、メディア2がメディアトレイ81に保持される。この状態で、トレイモータ91を駆動して、メディアトレイ81をガイド軸88に沿って後ろ側に移動させ、インクジェットヘッドの印字領域内まで移動させることができる。この後は、インクジェットヘッドによって、メディア2の印刷面に所定の印刷を施すことができる。
本発明を適用したCDパブリッシャの概略構成図である。 メディアのレーベル面の輪帯領域、印刷例を示す説明図である。 図1のCDパブリッシャの動作を示す概略フローチャートである。 図1のCDパブリッシャの具体例を示す外観斜視図である。 図4のCDパブリッシャにおける開閉扉が開いた状態での斜視図である。 図4のCDパブリッシャの内部構造を示すための斜視図である。 図4のCDパブリッシャのメディア搬送機構を示す斜視図である。 図4のCDパブリッシャのプリンタを示す斜視図である。 図4のプリンタのメディアトレイを示す平面図である。
符号の説明
1 CDパブリッシャ、2、2A、2B メディア、2a レーベル印刷面、3 メディア保管部、4 メディアドライブ、5 レーベルプリンタ、6 メディア搬送機構、7 制御部、7a 内部メモリ、7c レーベル面印刷履歴、8 上位機器、11 ブランクメディア供給部、12 書き込み済みメディア保管部、13 メディア排出口、21(n) 輪帯領域

Claims (7)

  1. CD、DVDなどのメディアを保管するメディア保管部と、
    メディアへのデータの書き込み、およびメディアからのデータの読み出しを行うメディアドライブと、
    メディアのレーベル面に印刷を行うレーベルプリンタと、
    メディアを搬送するメディア搬送機構と、
    前記メディアドライブ、前記レーベルプリンタ、および前記メディア搬送機構を駆動制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、メディアのレーベル面への印刷要求があると、前記レーベルプリンタを駆動制御して、当該レーベル面を同心状に区画した複数の輪帯領域のうち、未印刷状態の一つの輪帯領域に印刷を行わせることを特徴とするメディア処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、同一の前記メディアのレーベル面に対する印刷要求があると、前記複数の輪帯領域に対して予め定められている印刷順に従って、未印刷状態の一つの輪帯領域に印字を行わせることを特徴とするメディア処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記印刷順は、前記メディアのレーベル面における中心側の輪帯領域から外周側の輪帯領域に向かう順序、あるいは、外周側の輪帯領域から中心側の輪帯領域に向かう順序であることを特徴とするメディア処理装置。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
    前記制御部は、各メディアのレーベル面印刷履歴情報に基づき、未印刷状態の輪帯領域を特定することを特徴とするメディア処理装置。
  5. 請求項4において、
    前記レーベル面印刷履歴情報は、前記メディアドライブによって各メディアに書き込まれていることを特徴とするメディア処理装置。
  6. 請求項4において、
    前記レーベル面印刷履歴情報を記憶保持している記憶部を有していることを特徴とするメディア処理装置。
  7. 請求項1ないし6のうちのいずれかの項において、
    前記輪帯領域は同一幅あるいは異なる幅であることを特徴とするメディア処理装置。
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