JP2006110850A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクなど記録媒体にレーベル印刷するディスク用プリンタ部と長尺状テープなどの被印刷媒体に印刷するテープ用プリンタ部とを備えた印刷装置であり、記録媒体表面の所定の印刷領域に印刷収容しきれない印刷データがあっても、これを自動判断して被印刷媒体に印刷し表記可能にする。
【解決手段】光ディスクDのレーベル面における所定の2つの印刷領域A,Bに対して印刷しきれない残りの被印刷データについては、当該残りの被印刷データの印刷量に応じたラベル枚数のテープ53への印刷として印刷出力し、例えばその1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bをそれぞれ前記レーベル印刷した光ディスクDのディスクケースに貼り付けて使用することで、当該光ディスクDに記録された音楽アルバムデータのメインタイトルだけでなく、全ての曲目タイトルについても表記して常時確認できる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電子データの記録が可能な記録媒体の表面に直接印刷を行う機能と、長尺の被印刷媒体に沿って印刷を行う機能とを有する印刷装置に関する。
従来、電子データの記録が可能な記録媒体の表面に直接印刷を行う印刷装置として、特開2003−72155号公報に開示されているものがある。
この印刷装置は、CD−R(Compact Disk-Recordable)などの記録媒体(光ディスク)の印刷面(レーベル面)に直接印刷を行うように構成されており、光ディスクを載置するトレイと、このトレイに載置された光ディスクに対してインクリボンを用いて熱転写印刷を行うプリンタ機構を備えている。
前記プリンタ機構は、トレイ上面に対向して設けられたプリンタフレームと、このプリンタフレームに案内指示されてトレイ上面に沿って往復移動可能に設けられたキャリッジと、このキャリッジに搭載されるサーマルヘッドと、キャリッジに対して着脱可能に装着されるインクリボンカセットとを備え、またキャリッジには、キャリッジをプリンタフレームに沿って走行するためのキャリッジ走行機構と、サーマルヘッドを印刷位置と被印刷位置に移動させるサーマルヘッドの移動機構と、インクリボンカセットから繰り出されてサーマルヘッドに供給され印刷に使用したインクリボンをカセット内に回収するためのインクリボンの巻取り機構などを備え、さらに、これらの各機構を駆動する単一の駆動モータを備えている。前記サーマルヘッドには、複数個の発熱素子がライン状に配列され、その発熱素子列の幅は光ディスクの半径に比べて小さくなっている。
この印刷装置では、印刷開始時に駆動モータを正転駆動すると、ホームポジションにあるキャリッジが走行機構によりプリンタフレームで形成される走行路を一方向に向けて走行し、移動機構によりサーマルヘッドが印刷位置に移動する。そして、制御部によりサーマルヘッドを発熱駆動して光ディスクに対して印刷を行うと共に、インクリボンの巻取り機構を作動させて印刷に使用したインクリボンの巻取りを行う。
また、印刷終了時に駆動モータを逆転駆動すると、移動機構によりサーマルヘッドが非印刷位置に移動し、走行機構によりキャリッジがホームポジションに向けて復帰移動する。
これにより印刷装置では、プリンタ機構の1回の印刷動作により、光ディスクのレーベル面の1箇所に、幅がサーマルヘッドの発熱素子列の幅に対応し、長さがサーマルヘッドの移動距離に対応する範囲で印刷が行われる。
そして、この印刷装置により、光ディスクのレーベル面の複数箇所に印刷をしたい場合には、1箇所の印刷が終了した後に、例えば1回目の印刷での印刷領域とはディスク中央の円孔を中心にして反対側となる領域が前記プリンタ機構の位置に対応するようにトレイ上の光ディスクを180°回転させて再配置し、プリンタ機構の2回目の印刷動作によりその異なるもう1箇所に印刷が行われる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−072155号公報
このように、従来の光ディスクに直接印刷を行う印刷装置では、限られた所定の大きさの光ディスクの印刷面上の所定領域に対して印刷を行うものであり、トレイ上の光ディスクを再配置して2箇所に印刷を行うとしても、その印刷可能な領域の大きさは限られたものとなる。しかも、この限られた大きさ領域では、設定可能な文字サイズ,1行の文字数,行数などの印刷書式も限られてしまうため、例えば光ディスクに記録する音楽データのアルバムタイトルおよびその個々の曲目タイトルを印刷したい場合に、タイトル印刷できる曲目数は自ずと限られてしまう。
従って、前記従来の印刷装置では、光ディスクの表面上の印刷可能な領域に比べて印刷データ量が多い場合には、その領域に収容しきれない印刷データについては印刷を諦めるか、あるいは印刷データを再編集して印刷領域の大きさに対応させてデータ量を少なくする必要があり、いずれにしても所望する全曲目タイトルを印刷して表記することができないという問題があった。
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、印刷を所望する全てのデータを記録媒体の表面に直接印刷することができない場合であっても、その印刷すべきデータの全てを印刷することを諦めたり、あるいはその印刷すべきデータのデータ量を少なくする再編集作業をすることなく、その印刷すべき全てのデータを印刷出力して記録媒体の管理に利用できるようにする印刷装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、電子データの記録が可能であり、印刷可能な領域の大きさが定められた記録媒体の表面に直接印刷を行う機能、および長尺の被印刷媒体に沿って印刷を行う機能を有する印刷装置であって、印刷すべきデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記印刷すべきデータの全てを前記記録媒体の前記領域に収容して印刷可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記印刷装置を制御して、前記印刷すべきデータのうちで前記記録媒体の前記領域内に収容して印刷可能なデータをその領域に印刷する一方、前記印刷すべきデータの全てのうちの少なくとも前記記録媒体の前記領域に収容して印刷できないデータを前記被印刷媒体に印刷する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記被印刷媒体に対して行う印刷では、前記印刷すべきデータの全てのうちの前記記録媒体の前記領域に収容して印刷できないデータのみを印刷することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記被印刷媒体に対して行う印刷では、前記印刷すべきデータの全てを印刷することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の印刷装置において、前記印刷すべき全てのデータのうちには、優先順位の高いデータと優先順位の低いデータが含まれており、前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記優先順位の高いデータを前記記録媒体の前記領域に印刷する一方、前記優先順位の低いデータを前記被印刷媒体に印刷することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項2または請求項4に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記記録媒体から前記被印刷媒体に印刷が続くことを表す情報を前記記録媒体に印刷することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5の何れか1項に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記記録媒体からの印刷が続くことを表す情報を前記被印刷媒体に印刷することを特徴としている。
請求項7に記載の印刷装置は、電子データの記録が可能であり、印刷可能な領域の大きさが定められた記録媒体の表面に直接印刷を行う機能、および長尺の被印刷媒体に沿って印刷を行う機能を有する印刷装置であって、印刷すべきデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記印刷すべきデータの全てを前記記録媒体の前記領域に収容して印刷可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記印刷装置を制御して、前記記録媒体の前記領域内に収容して印刷可能な前記印刷すべきデータのうちの所定のデータのみを、前記記録媒体の前記領域に印刷する一方、前記印刷すべきデータの全てのうちの前記所定のデータを除いた他のデータを前記被印刷媒体に印刷する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記所定のデータと共に、その所定のデータ以外の前記印刷すべきデータを前記被印刷媒体に印刷することを表す情報を前記記録媒体に印刷することを特徴としている
請求項9に記載の発明は、請求項7または請求項8に記載の印刷装置において、前記所定のデータは、前記記録媒体に記録される電子データの内容に関連するタイトルのデータであって、前記所定のデータ以外のデータは、前記記録媒体に記録される電子データの内容に関連し、前記タイトルのデータの下層に位置するタイトルのデータであることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の印刷装置において、さらに、表示手段を備え、前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記表示手段に前記被印刷媒体に対して印刷を行うことを表すメッセージを表示することを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の印刷装置において、さらに、前記被印刷媒体を切断する切断手段を備え、前記制御手段は、前記被印刷媒体への印刷の際に、前記被印刷媒体を前記切断手段によりその長さ方向に所定の長さに切断するための信号を出力することを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記被印刷媒体への印刷の際に、前記被印刷媒体をその長さ方向に所定の長さに切断することを表す情報を前記被印刷媒体に印刷することを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、前記請求項11または請求項12に記載の印刷装置において、前記被印刷媒体における前記所定の長さは、前記記録媒体を収容するケースまたは前記記録媒体とともに前記ケースに収容するジャケットのサイズに対応した長さであることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項11乃至請求項13の何れか1項に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記被印刷媒体が前記所定の長さで切断されるために区画される領域に、その領域の順位を表す情報を印刷することを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記判断手段の判断が肯定判断の場合に、その印刷すべき全てのデータを前記記録媒体にのみ印刷することを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載の印刷装置において、前記制御手段は、前記判断手段の判断が肯定判断の場合に、その印刷すべき全てのデータを前記記録媒体および前記被印刷媒体に印刷することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、印刷すべきデータの全てを記録媒体の表面の印刷可能な領域に印刷することができないと判断すると、記録媒体の表面に直接印刷を行う機能により記録媒体に印刷可能なデータについてその印刷を行う一方、長尺の被印刷媒体に沿って印刷を行う機能によって、少なくとも記録媒体に印刷することができないデータを被印刷媒体に印刷するものであるため、印刷可能な領域の大きさに制限があって印刷すべき全てのデータを記録媒体に直接印刷することができない場合であっても、印刷可能な領域の大きさが必ずしも制限されない長尺の被印刷媒体に印刷することで、所望する全てのデータを印刷出力することができる。従って、所望する印刷すべきデータの全てが記録媒体に印刷できないために、必要とするうちの一部のデータの印刷を諦めたり、あるいは再編集作業によりデータ量を削減するなどの必要がなく、記録媒体に記録する電子データに関連する必要とする全ての印刷すべきデータを記録媒体自体及び被印刷媒体に対して印刷出力して表記しておくことにより、記録媒体への表記では不足する情報を被印刷媒体への表記により補足することができ、記録媒体の管理を容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、印刷すべきデータの全てを記録媒体の表面の印刷可能な領域に印刷することができないと判断すると、記録媒体の表面に直接印刷を行う機能により記録媒体に印刷可能なデータについてその印刷を行う一方、長尺の被印刷媒体に沿って印刷を行う機能によって、記録媒体に印刷することができないデータのみを被印刷媒体に印刷するものであるため、所望する全てのデータを印刷出力することができ、請求項1の発明と同一の効果を得ることができる。そして、この請求項2の発明によれば、被印刷媒体に印刷する内容は記録媒体への印刷内容とは重複しないため、効率のよい印刷ができる。
請求項3に記載の発明によれば、印刷すべきデータの全てを記録媒体の表面の印刷可能な領域に印刷することができないと判断すると、記録媒体の表面に直接印刷を行う機能により記録媒体に印刷可能なデータについてその印刷を行う一方、長尺の被印刷媒体に沿って印刷を行う機能によって、印刷すべきデータの全てを被印刷媒体に印刷をするものであるため、所望する全てのデータを印刷出力することができ、請求項1の発明と同一の効果を得ることができる。そして、この請求項3の発明によれば、被印刷媒体に対して印刷すべき全てのデータの印刷がなされるため、この被印刷媒体への印刷表記によって全ての印刷内容を把握することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2の発明のように、記録媒体に印刷できないデータを被印刷媒体に印刷するようにした場合において、印刷すべきデータ中に優先順位を設定しておき、優先順位の高いデータを記録媒体に印刷し低いデータを被印刷媒体に印刷するようにしたので、即ち優先順位が高く重要なデータを記録媒体自体に表記し、それよりも優先順位が低い関連するデータを被印刷媒体に表記して記録媒体の表記を追加乃至補足するようにしたことで、記録媒体の管理を容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2または請求項4の発明において、それぞれの印刷機能により記録媒体および被印刷媒体の両方に印刷を行う場合に、被印刷媒体にも印刷が続くことを表す情報を記録媒体に印刷するため、記録媒体に印刷された情報によって記録媒体だけでなく被印刷媒体にも印刷表記が連続していることを認識できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4または請求項5の発明において、それぞれの印刷機能により記録媒体および被印刷媒体の両方に印刷を行う場合に、記録媒体からの印刷の続きであることを表す情報を被印刷媒体に印刷するため、被印刷媒体に印刷された情報によってその被印刷媒体の印刷表記は記録媒体からの印刷表記の続きであることを認識できる。
請求項7に記載の発明によれば、印刷すべきデータの全てを記録媒体の表面の印刷可能な領域に印刷することができないと判断すると、記録媒体の表面に直接印刷を行う機能により記録媒体に所定のデータのみの印刷を行う一方、長尺の被印刷媒体に沿って印刷を行う機能によって、前記所定のデータを除いた他のデータを被印刷媒体に印刷するものであるため、印刷可能な領域の大きさに制限があって印刷すべき全てのデータを記録媒体に直接印刷することができない場合であっても、印刷可能な領域の大きさが必ずしも制限されない長尺の被印刷媒体に印刷することで、所望する全てのデータを印刷出力することができる。従って、所望する印刷すべきデータの全てが記録媒体に印刷できないために、必要とするうちの一部のデータの印刷を諦めたり、あるいは再編集作業によりデータ量を削減するなどの必要がなく、記録媒体に記録する電子データに関連する必要とする全ての印刷すべきデータを記録媒体自体及び被印刷媒体に対して印刷出力して表記しておくことにより、記録媒体への表記では不足する情報を被印刷媒体への表記により補足することができ、記録媒体の管理を容易に行うことができる。
請求項8の発明によれば、請求項7に記載の発明において、それぞれの印刷機能により記録媒体および被印刷媒体の両方に印刷を行う場合に、所定のデータと共に、その所定のデータ以外の印刷すべきデータを被印刷媒体に印刷することを表す情報を記録媒体に印刷するようにしたので、記録媒体に印刷された情報によって記録媒体だけでなく被印刷媒体にも印刷表記があることを認識できる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項7または請求項8の発明において、記録媒体には、そこに記録される電子データの内容に関連するタイトルを印刷するため、このタイトルの表記によって電子データの内容を一目瞭然に把握することができ、また記録媒体に印刷するタイトルの下層のタイトルを被印刷媒体に印刷するため、この被印刷媒体を記録媒体とともに保管すれば細目のタイトルも確認することができて、記録媒体の管理に便利である。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項9の発明において、印刷すべきデータの全てを記録媒体の表面の印刷可能な領域に印刷することができないと判断すると、被印刷媒体に対して印刷を行うことを表すメッセージを表示するようにしたので、ユーザはメッセージによって記録媒体だけでなく被印刷媒体にも印刷が行われること、あるいは記録媒体には印刷すべきデータの全てを印刷できないということを知ることができる。
請求項11に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項10の発明において、さらに、長尺の被印刷媒体への印刷の際に、該被印刷媒体を切断手段によってその長さ方向に所定の長さに切断するようにしたので、取り扱い易い所定サイズの印刷物として得ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項10の発明において、被印刷媒体への印刷の際に、被印刷媒体をその長さ方向に所定の長さに切断することを表す情報を被印刷媒体に印刷するようにしたので、印刷後にその切断のために印刷された情報を目安として被印刷媒体を取り扱い易い所定サイズに切断分離することができる。
請求項13に記載の発明によれば、前記請求項11または請求項12の発明において、被印刷媒体における所定の長さは、記録媒体を収容するケースまたは記録媒体とともにケースに収容するジャケットのサイズに対応した長さであるので、印刷し所定の長さとした被印刷媒体の切断片を記録媒体のケースやジャケットに貼り付けたり、記録媒体と共にケースに収納するなどして使用できる。
請求項14に記載の発明によれば、請求項11乃至請求項13の発明において、被印刷媒体が所定の長さで切断されるために区画される領域に、その領域の順位を表す情報を印刷するようにしたので、その情報により被印刷媒体が区画毎に複数枚に分離されたときにそれらの間の順位を容易に知ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項14の発明において、印刷すべきデータの全てを記録媒体の表面の印刷可能な領域に印刷することができると判断すると、その印刷すべき全てのデータを記録媒体にのみ印刷するようにしたので、判断結果に応じて、長尺の被印刷媒体に印刷する機能を用いる必要が生じなければ、記録媒体の表面に直接印刷する機能だけを用いて記録媒体への印刷を行うことができる。
請求項16に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項14の発明において、印刷すべきデータの全てを記録媒体の表面の印刷可能な領域に印刷することができると判断すると、その印刷すべき全てのデータを記録媒体に印刷する一方、被印刷媒体にも印刷するようにしたので、記録媒体と同じデータを印刷した被印刷媒体を、記録媒体を収納するケースなどに貼着するなどして利用することができ、これにより記録媒体の管理を容易に行うことができる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る第1のプリンタ部と第2のプリンタ部を備えるプリンタ装置の全体の斜視図であり、図2はそのプリンタ装置の側面図である。
このプリンタ装置1は装置本体としての筐体2を備え、その筐体2の内部には光ディスクなどの記録媒体のレーベル面に直接印刷を行なう機能を有する第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3と、長尺の被印刷媒体である印刷テープに印刷を行なう機能を有する第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4との2つの独立したプリンタ部が設けられている。
筐体2の正面側には、キー入力部11と液晶表示部12を備えるキーボード10がヒンジ13を介して筐体2の正面パネル2aに起伏動可能に取り付けられている。また、筐体2の側面パネル2bには開口部5が設けられ、この開口部5から光ディスクを装着する第1のプリンタ部3のトレイ21が筐体2外に移動可能に設けられている。さらに、筐体2の背面側2cには開閉可能なプリンタカバー6により覆われる第2のプリンタ部4が設けられている。
7は筐体2内に設けられる不図示の電池収納室を覆う電池カバーであり、電池収納室には、このプリンタ装置1の駆動電源となる電池が収納される。また、8は側面パネル2b及び正面パネル2aに設けられる第1のプリンタ部3の消耗品の交換用の開口部を覆うカバーであり、9は第1のプリンタ部3のトレイ21をイジェクト操作するための操作ボタンである。
前記キー入力部11には、文字や記号等を入力する文字入力キー、液晶表示部12に表示されるカーソルを移動させるカーソルキー、各種入力データや選択データの確定、特定機能の開始の指示等を行なうときに操作する特定機能キー、装置の電源をオン・オフするための電源キー等、およびその他の動作に必要な制御キーが備えられている。
図3はプリンタ装置1の筐体2内に設けられた第1のプリンタ部3の主要部の構成を示す正面構成図、図4は同じく側面構成図を示している。
筐体2の内部にはベース20が設けられ、そのベース20上には印刷対象物としての光ディスクDを支持するトレイ21が設けられる。また、筐体2の内部には、トレイ21に支持された光ディスクDのレ一ベル面に対して、当該光ディスクDに記録された電子データに関するタイトル等の印刷を行なうプリンタ機構35が設けられている。
トレイ21は、矩形でプレート状のトレイ本体22を備え、そのトレイ本体22には、回転軸23を中心に回転可能にして光ディスクDを支持する回転台24が設けられている。この回転台24の表面には緩衝材シート25が貼設され、その中央部には光ディスクDの円孔の内縁に係合する複数の係合爪26が設けられている。
トレイ21は、筐体2内の上下の位置でベース20に設けた一対の案内レール27に沿って案内され、光ディスクDに対して印刷を行なう筐体2内の所定の収納位置と、光ディスクDの着脱が可能な筐体2外の排出位置との間を移動可能に設けられている。
トレイ本体22の下側の側縁にはラック28が設けられている。筐体2内にはラック28と噛み合う駆動ギア29およびギア列30を介して駆動ギア29を正逆回転させるトレイ移動モータ31が設けられている。そして、筐体2の側面パネル2bに設けられたイジェクトボタン9の操作により、モータ31が一方向に回転駆動されて、筐体2内に位置するトレイ21が、筐体2の開口部5から筐体2外に排出される。また、操作ボタン9の操作によりモータ31が逆方向に回転駆動されて、筐体2外に位置するトレイ21が筐体2内の収納位置まで移動される。
トレイ21に設けられた回転台24は、トレイ本体22の裏面側に設けられたトレイ回転モータ32を駆動源とし、ギア列33を介してモータ32の駆動力が回転軸23に伝達されて時計回りに回転駆動される。
なお、トレイ本体22には、回転台24の回転角度を検出してモータ32の駆動を制御するためのスイッチからなる回転角度検出部34が設けられている。この検出部34は、回転台24の外周縁の180°対向する2箇所にそれぞれ設けた不図示のスイッチ操作用の突部によって作動され、この検出部34の作動によって回転台24の回転位置を検出できるように構成されている。
筐体2内には、トレイ21の回転台24と対向して、熱転写プリンタからなるプリンタ機構35が設けられている。
このプリンタ機構35は、ブリッジ形状のプリンタフレーム36を備える。このプリンタフレーム36は、サーマルヘッド37を搭載したキャリッジ38を支持するとともに、キャリッジ38を回転台24に沿って垂直方向に往復走行させる走行路を形成している。プリンタフレーム36には、キャリッジ38を摺動自在に案内するガイドシャフト39が設けられ、またキャリッジ38の走行時にキャリッジ38に設けられた不図示の駆動ギアと噛み合うラック40が設けられている。このキャリッジ38は、そこに搭載したキャリッジモータ41でラック40と噛み合う駆動ギアを駆動してガイドシャフト39に沿って往復移動する自走方式となっている。
また、キャリッジ38の前面側には熱転写印刷のためのインクリボンを収容したリボンカートリッジ43が装着されている。
また、図示を省略しているが、キャリッジ38には、モータ41を駆動源としてカム機構などによってサーマルヘッド37を印刷位置と非印刷位置とに移動させるヘッド移動機構、モータ41を駆動源としてキャリッジ38に設けられるリボン巻取軸42を駆動してインクリボンを巻き取るリボン巻取機構が設けられている。
この第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3では、モータ41の正転駆動によりヘッド移動機構を作動してサーマルヘッド37を回転台24上の光ディスクDのレーベル面に当接して押圧する印刷位置に移動させてその位置に保持するとともに、回転台24を停止し光ディスクDを静止した状態でキャリッジ38を図3及び図4の下側の初期位置から上側に向けて移動させることにより印刷を行なう。この印刷中には、モータ41の正転駆動によりリボン巻取軸42が駆動されて熱転写に使用されたインクリボンの巻取りが行われる。
また、印刷が終了すると、モータ41の逆転駆動によって、サーマルヘッド37を光ディスクDのレーベル面から開離した非印刷位置に移動させてその位置に保持するとともに、キャリッジ38を図3及び図4の上側から下側の初期位置に向けて復帰移動させるものである。リボン巻取機構にはワンウエイクラッチ機構が設けられており、キャリッジ38の復帰移動の際には、リボン巻取軸42の駆動は行われない。
この第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3では、1回の印刷動作によりサーマルヘッド37の発熱素子列の幅(印刷可能幅)とそのサーマルヘッド37の移動する距離(印刷可能長さ)に対応する矩形の印刷領域内に印刷が可能であり、ここでは、サーマルヘッド37に128個の発熱素子が配列されており、その印刷可能幅は16mmであり、印刷可能長さは74mmである。また、この第1のプリンタ部3では、1回又は2回の印刷動作により光ディスクDのレーベル面の1箇所又は2箇所の印刷領域に印刷を行なうことができる。レーベル面の2箇所に印刷を行なう場合には、1箇所目の印刷の終了後に、キャリッジ38の初期位置への復帰後あるいは復帰の途中でトレイ回転モータ32を駆動して回転台24を180°回転させた後に、1回目の印刷動作と同様にしてキャリッジ38を初期位置から印刷動作方向に移動させて2回目の印刷動作を行なうことで、2箇所目の印刷を行なう。
例えば、図1に示すように、光ディスクDのレーベル面上のAは第1の印刷領域を示し、Bは第2の印刷領域を示している。1箇所だけに印刷する場合にはAの印刷領域に印刷を行い、2箇所に印刷を行なう場合にはAとBの印刷領域に順に印刷を行なう。光ディスクD上の「CD−R」の文字はプレ印刷部分Pを表している。このプレ印刷部分Pを有する光ディスクDでは、そのプレ印刷部分Pがトレイ21の回転台24に装着するときの位置合わせの基準に使用される。
すなわち、図1に示すように、プレ印刷部分Pを下側にして光ディスクDをトレイ21の回転台24に装着する。光ディスクDを装着したトレイ21が筐体2内に収納された後、印刷開始前に回転台24は180°回転して光ディスクD上のAの印刷領域をプリンタ機構35に対応させ、この後、Aの印刷領域に印刷を行なう。2箇所に印刷する場合には、さらに回転台24を180°回転してBの印刷領域にも印刷を行なうことになる。
図5はプリンタ装置1の背面側に設けられテープに印刷を行なう第2のプリンタ部4の構成を示す正面構成図である。
この第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4は、筐体2の背面側2cに開閉可能に設けられたプリンタカバー6によって覆われるテープカートリッジ装填部50を備え、そのテープカートリッジ装填部50にインクリボン52と熱転写用の印刷テープ(長尺の被印刷媒体)53を収納したテープカートリッジ51が装填される。なお、印刷テープ53は、表面に印刷が行われ、裏面に接着剤を有する受像テープを剥離テープ上に貼着して構成されている。
このテープカートリッジ装填部50には、インクリボン52のインクを印刷テープ53に熱転写して印刷を行なうサーマルヘッド56、図示しない駆動機構により回転駆動されてインクリボン52及び印刷テープ53を搬送するプラテンローラ57、前記駆動機構によりプラテンローラ57とともに回転駆動されて使用されたインクリボン52を巻き取るリボン巻取軸58などを備えるテーププリンタ機構55が設けられている。前記サーマルヘッド56は、16mm幅で128個の発熱素子を備えており、この発熱素子列はテープカートリッジ装填部50に装填される印刷テープ53の幅方向に配置されている。
また、テープカートリッジ装填部50には、テープカートリッジ51のコーナ部を受ける受台60、テープカートリッジ51に係合して位置決めする位置合わせ突起61が設けられ、受台60にはテープカートリッジ装填部50に装填されるテープカートリッジ51の種類、すなわち印刷テープ53の幅を複数のスイッチの組合せで検出するテープカートリッジ検出部62が設けられている。テープカートリッジ51にはそのコーナ部に、内部に収容するテープの幅に応じた形状のテープ幅識別部51aが形成されており、このテープ幅識別部51aによってテープカートリッジ検出部62の複数のスイッチのオン・オフ動作する組合せでテープ幅の検出を可能にしている。
また、テープカートリッジ装填部50から筐体2外に向けて搬送路63が形成され、その搬送路63の端部には、筐体2の側面部に位置して印刷後の印刷テープ53が排出される排出口64が設けられている。排出口64の近傍には、固定刃66と可動刃67とを備え図示しない駆動機構により可動刃67を固定刃66に向けて移動させて印刷テープ53を切断する全切断カッタ65が設けられ、さらに可動刃69とこれを受ける刃受け部70で構成され、印刷テープ53の剥離テープ部分を残して受像テープ部分を切断するハーフカッタ68が設けられている。これらの全切断カッタ65及びハーフカッタ68の構成は本出願人の特許出願に係る特開2001−277184号公報に示されている。ここでは、それと同じ構成のものを使用することができる。
なお、テーププリンタ機構55のサーマルヘッド56は、図示しない移動機構によりプリンタカバー6の開放時にプラテンローラ57から開離し、プリンタカバー6を閉じるとともにプラテンローラ57に圧接するように構成されている。
この第2のプリンタ部4に装填されるテープカートリッジ51は、そのハウジング内に印刷テープ53を巻装したテープスプール53a、インクリボン52を巻装したリボン供給スプール52a及びインクリボン52を巻き取るリボン巻取スプール52bを内蔵している。このテープカートリッジ51は、例えば、テープ幅が6mm、9mm、12mm、18mm、24mmなどの異なる複数種類が用意されている。
この第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4では、印刷動作時にプラテンローラ57が駆動されると、テープカートリッジ装填部50に装填されたテープカートリッジ51から印刷テープ53及びインクリボン52が重ねられた状態でサーマルヘッド56とプラテンローラ57の間に供給され、サーマルヘッド56により熱転写印刷が行われた後に印刷テープ53は搬送路63を通って排出口64から筐体2の外に排出される。また、同時にリボン巻取軸58も駆動されて、印刷に使用されたインクリボン52がリボン巻取スプール52bに巻き取られる。印刷が終了すると、全切断カッタ65、あるいはハーフカッタ68及び全切断カッタ65を作動させて印刷テープ53を切断しラベルとして切り離す。
図6には本第1実施形態に係るプリンタ装置1の電気回路の構成を示してある。このプリンタ装置1は第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3及び第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4を制御する制御部(CPU)81を有し、この制御部81には、ROM82およびRAM84が備えられ、ROM82にはプリンタ装置1の各部の動作を制御するためのシステムプログラムなどのプログラムデータや印刷のために必要なデータが記憶され、RAM84には入力されたデータを記憶する入力データメモリや印刷パターンデータを記憶するための印刷データメモリなどが備えられている。また、印刷動作に必要なデータが一時的に記憶される。また、制御部81には、キー入力部11、表示部12が接続され、表示及び印刷のための文字フォントを発生するフォントROM83が接続される。
第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3に設けられたトレイ移動モータ31及びトレイ回転モータ32は、モータドライバ31D、32Dを介して制御部81に接続され、制御部81の制御を受けて回転駆動されてトレイ21を筐体2の内外に移動させ、回転台24を回転させる。また、第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3に設けられたキャリッジモータ41は、モータドライバ41Dを介して制御部81に接続され、制御部81の制御を受けて駆動されてキャリッジ38を移動させ、またサーマルヘッド37はヘッドドライバ37Dを介して制御部81に接続される。
第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4には、テープ搬送モータ85及びカッタモータ86が設けられ、それぞれモータドライバ85D、86Dを介して制御部81に接続される。このテープ搬送モータ85はプラテンローラ57を回転して印刷テープ53を搬送し、またカッタモータ86は全切断カッタ65及びハーフカッタ68を作動して印刷テープ53の全切断及びハーフカットを行なう。
第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4に設けられたサーマルヘッド56はヘッドドライバ56Dを介して制御部81に接続される。
また、ROM82には、光ディスク及び印刷テープへの印刷を行う場合の所定の印刷フォーマットデータが記憶される。
このプリンタ装置1では、例えば6種類の印刷フォーマット(1)〜(6)を有しており、それらの印刷フォーマットが例えば14項目の入力項目に対応している。これらの入力項目は、「タイトル」、「コメント」、「内容1」、「内容2」、「内容3」、「内容4」、〜、「内容12」であり、これらの入力項目に対応してユーザはキー入力部11から任意の文字列の入力を行なう。例えば、入力項目の「タイトル」には、光ディスクDに記録する電子データを表すタイトルの文字列を入力することができる。また、入力項目の「コメント」には、何らかのコメントの文字列を入力することができる。また、入力項目の「内容1」〜「内容12」には、それぞれ光ディスクDに記録する電子データの内容を表す文字列を入力することができる。
なお、これらの入力項目のうち、「タイトル」については必ず入力しなければならない必須入力項目であるが、それ以外の13項目は任意の入力項目であり、ユーザが必要に応じて入力を行なうもので、必要としなければ入力を行なわなくともよい。
この6種類の印刷フォーマットのうち4種類は、第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3による光ディスクDへの印刷と第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4によるテープ53への印刷に共通に使用することができる。すなわち、この4種類の各単一の印刷フォーマットについては、光ディスクDへの印刷にもテープ53への印刷にも共通に使用することができるものである。
印刷フォーマット(1)は、光ディスクDへの印刷においては、その上側の印刷領域Aだけに入力項目の「タイトル」に対応して入力された文字列を1行で印刷するものであり、テープ53への印刷においては、1枚の所定の長さのラベルに入力項目の「タイトル」に対応して入力された文字列を1行で印刷するものである。
なお、所定の長さのラベルとは、テープ53を例えば光ディスクDのディスクケースDC(図9〜図11参照)やジャケットの規定のサイズに合わせて切断した長さのラベルである。
また、印刷フォーマット(2)は、光ディスクDへの印刷においては、例えば図8(A)に示すように、印刷領域Aに対して第1行目に入力項目の「タイトル」に関する入力文字列を印刷し、第2行目に入力項目の「コメント」に関する文字列を印刷するものであり、テープ53への印刷においては、1枚のラベルに対して第1行目に入力項目の「タイトル」に関する入力文字列を印刷し、第2行目に入力項目の「コメント」に関する文字列を印刷するものである。
印刷フォーマット(3)は、光ディスクDの印刷領域A又はラベルに対して入力項目の「タイトル」、「コメント」、「内容1」に関する入力文字列を3行にして印刷するものである。
また、印刷フォーマット(4)は、光ディスクDへの印刷においては、例えば図8(A)に示すように、その上側の印刷領域Aに対して第1行目に入力項目の「タイトル」に関する入力文字列、第2行目に入力項目の「コメント」に関する入力文字列を印刷し、さらにその下側の印刷領域Bに対して「内容1」〜「内容4」に関する入力文字列を第1行目〜第4行目までの4行に印刷するものであり、テープ印刷の場合には、その印刷フォーマットにより2枚のラベル53a、53bに光ディスクDの上側の印刷領域Aと下側の印刷領域Bへの印刷と同様の印刷を行なうものである。
また、残りの2種類の印刷フォーマットは、第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3による光ディスクDへの印刷と第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4によるテープ53への印刷の組み合わせで使用することができる。
すなわち、印刷フォーマット(5)は、光ディスクDへの印刷として、例えば図8(A)に示すように、その上側の印刷領域Aに対して第1行目に入力項目の「タイトル」に関する入力文字列、第2行目に入力項目の「コメント」に関する入力文字列を印刷し、さらにその下側の印刷領域Bに対して「内容1」〜「内容4」に関する入力文字列を第1行目〜第4行目までの4行に印刷する。さらに、テープ53への印刷として、例えば図8(B)に示すように、1枚のラベル53aに対して「内容5」〜「内容8」に関する入力文字列を第1行目〜第4行目までの4行に印刷するものである。
また、印刷フォーマット(6)は、光ディスクDへの印刷として、例えば図8(A)に示すように、その上側の印刷領域Aに対して第1行目に入力項目の「タイトル」に関する入力文字列、第2行目に入力項目の「コメント」に関する入力文字列を印刷し、さらにその下側の印刷領域Bに対して「内容1」〜「内容4」に関する入力文字列を第1行目〜第4行目までの4行に印刷する。さらに、テープ53への印刷として、例えば図8(B)に示すように、1枚目のラベル53aに対して「内容5」〜「内容8」に関する入力文字列を、2枚目のラベル53bに対して「内容9」〜「内容12」に関する入力文字列を、それぞれその第1行目〜第4行目までの4行に印刷するものである。
そして、前記各印刷フォーマット(1)〜(6)は、光ディスクD及び印刷テープ53(ラベル53a、53b)におけるそれぞれの印刷位置、文字サイズ、文字間隔、文字方向、文字列の回転などの予め決められた各データとしてROM82に設定される印刷フォーマットデータ記憶領域に記憶されている。
このプリンタ装置1では、予め用意された複数の印刷フォーマット(1)〜(6)のうちの1つが入力項目の入力状況に応じて自動的に選択されて設定されるように構成されている。
例えば、必須入力項目の「タイトル」だけの入力の場合には、印刷フォーマット(1)が選択され、「タイトル」の入力に加えて「コメント」の入力があれば、印刷フォーマット(2)が選択され、「タイトル」の入力に加えて「内容1」、あるいは更にそれらに加えて「コメント」の入力があれば、印刷フォーマット(3)が選択され、「タイトル」の入力に加えて「内容2」、「内容3」及び「内容4」のいずれか1つ以上の入力があれば、印刷フォーマット(4)が選択される。更にまた「タイトル」「内容1」〜「内容4」の入力に加えて「内容5」、「内容6」、「内容7」及び「内容8」のいずれか1つ以上の入力があれば、印刷フォーマット(5)が選択され、「タイトル」「内容1」〜「内容8」の入力に加えて「内容9」、「内容10」、「内容11」及び「内容12」のいずれか1つ以上の入力があれば、印刷フォーマット(6)が選択されることになる。
次に、前記第1実施形態の構成の第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3と第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4を備えたプリンタ装置1による印刷動作について説明する。
図7は前記第1実施形態のプリンタ装置1による印刷処理を示すフローチャートである。
図8は前記プリンタ装置1の印刷処理に伴う光ディスクDに対する印刷状態およびテープ53に対する印刷状態を示す図である。
キー入力部11のユーザ操作に応じて、制御部(CPU)81が印刷データの入力モードに設定されると、表示部12に対して「タイトル」の入力画面が表示される。この「タイトル」入力画面にあって、光ディスクDに記録される例えば音楽アルバムなどの電子データに応じたアルバムタイトルがキー入力部11の文字入力キーの操作に従い入力されると、この「タイトル」の入力データはRAM84内の入力データ記憶部に記憶される(ステップA1)。
すると、表示部12に対して「コメント」および「内容1」〜「内容12」の入力画面が表示され、この「コメント」「内容1」〜「内容12」の入力画面にあって、例えば前記音楽アルバムに関するコメント、そして各曲目タイトルがキー入力部11の文字入力キーの操作に従い入力されると、この「コメント」「曲目タイトル1(内容1)」〜「曲目タイトルn(内容n)」の入力データは前記RAM84内の入力データ記憶部に追加で記憶される(ステップA2)。
ここで、表示部12には、印刷実行の有無をユーザに促すメッセージが表示され、このユーザによりキー入力部11の「実行」キーが操作されると(ステップA3)、前記RAM84内の入力データ記憶部に記憶された「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容n」の被印刷データが、光ディスクDの2つの印刷領域A,Bの範囲内で印刷可能であるか否か判断される(ステップA4)。つまり、前記入力された被印刷データが「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容4」の範囲に収まっているか、または同範囲を超えているかが判断されるもので、例えば前記入力された被印刷データが「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容4」の範囲に収まっていることで光ディスクDに印刷可能であると判断されると(ステップA4(Yes))、この被印刷データに応じてROM82に予め記憶されている光ディスクDのみに印刷可能な4種類の印刷フォーマット(1)〜(4)のうちの1つの印刷フォーマットが設定される(ステップA5)。
例えば「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容4」が被印刷データとして入力されている場合には、印刷フォーマット(4)が選択されて設定され、この印刷フォーマット(4)のデータおよびフォントROM83に記憶されている文字フォントデータに従って、ディスク印刷用の前記印刷領域A,Bに対応させた印刷パターンデータがRAM84内の印刷データ記憶部に展開される(ステップA6)。
すると、第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3の動作が制御されてキャリッジモータ41、サーマルヘッド37、トレイ回転モータ32が駆動され、トレイ21に載置されている光ディスクDのレーベル面における印刷領域Aに対して「タイトル」「コメント」の印刷パターンデータが印刷された後、続いて同光ディスクDのレーベル面における印刷領域Bに対して「内容1」〜「内容4」の印刷が実施される(ステップA7)。
一方、前記入力された被印刷データが「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容12」まであり、「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容4」の範囲に収まっていないことで光ディスクDのみに印刷不可能であると判断されると(ステップA4(No))、光ディスクDへのレーベル印刷と共にテープ53への印刷も組み合わせて行うことをユーザに確認させるためのテープ印刷確認メッセージが表示部12に表示される(ステップA8)。
ここで、表示部12には、光ディスクDおよびテープ53への組み合わせ印刷の実行の有無をユーザに促すメッセージが表示され、このユーザによりキー入力部11の「実行」キーが操作されると(ステップA9)、前記被印刷データに応じてROM82に予め記憶されている光ディスクDおよびテープ53に印刷可能な2種類の印刷フォーマット(5)(6)のうちの1つの印刷フォーマットが設定される(ステップA10)。
例えば「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容12」が被印刷データとして入力されている場合には、印刷フォーマット(6)が選択されて設定されるもので、この印刷フォーマット(6)のデータおよびフォントROM83に記憶されている文字フォントデータに従って、まず、ディスク印刷用の前記印刷領域A,Bに対応させた「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容4」までの印刷パターンデータがRAM84内の印刷データ記憶部に展開される(ステップA11)。この際、前記印刷領域Bに印刷すべき「内容1」〜「内容4」の印刷パターンデータには、それ以降に「内容5」〜「内容n」が続いていることを表すための(つづく)の文字列Mが挿入されて展開される。
すると、第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3の動作が制御されてキャリッジモータ41、サーマルヘッド37、トレイ回転モータ32が駆動され、例えば図8(A)に示すように、トレイ21に載置されている光ディスクDのレーベル面における印刷領域Aに対して「タイトル」「コメント」の印刷パターンデータが印刷された後、続いて同光ディスクDのレーベル面における印刷領域Bに対して(つづく)の文字列Mが挿入された「内容1」〜「内容4」の印刷が実施される(ステップA12)。
またこれに続いて、前記印刷フォーマット(6)のデータおよびフォントROM83に記憶されている文字フォントデータに従って、テープ印刷用の1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bに対応させた「内容5」〜「内容8」と「内容9」〜「内容12」までの印刷パターンデータがRAM84内の印刷データ記憶部に展開される(ステップA13)。この際、前記1枚目のラベル53aに印刷すべき「内容5」〜「内容8」の印刷パターンデータには、その前の光ディスクDに印刷された「内容1」〜「内容4」からの第1順位の続きであることを表すための(つづき(1))の文字列N1が挿入されて展開され、同様に前記2枚目のラベル53bに印刷すべき「内容9」〜「内容12」の印刷パターンデータには、その前の光ディスクDに印刷された「内容1」〜「内容4」からの第2順位の続きであることを表すための(つづき(2))の文字列N2が挿入されて展開される。
すると、第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4の動作が制御されてテープ搬送モータ85、サーマルヘッド56、カッタモータ86が駆動され、例えば図8(B)に示すように、1枚目のラベル53aに対して(つづき(1))の文字列N1が挿入された「内容5」〜「内容8」の印刷パターンデータが印刷された後、続いて同2枚目のラベル53bに対して(つづき(2))の文字列N2が挿入された「内容9」〜「内容12」の印刷が実施される(ステップA14)。
この場合、図8(B)で示したように、1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bとは、そのラベル印刷の途中において制御部(CPU)81からの制御信号によりカッタモータ86を駆動制御してフルカットして分離しても良いし、図8(C)で示すように、切取線CLを印刷してその印刷後においてユーザ自身がハサミなどで切断分離できるようにしても良い。
一方、前記ステップA8における、光ディスクDおよびテープ53への組み合わせ印刷の実行の有無をユーザに促すメッセージ表示画面において、ユーザにより組み合わせ印刷をしない指示の操作が為された場合には(ステップA9(No))、前記ステップA5〜A7と同様のディスク印刷処理が実施される(ステップA15〜A17)。
すなわち、ディスク印刷用の被印刷データ「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容4」に応じてROM82に予め記憶されている光ディスクDのみに印刷可能な4種類の印刷フォーマット(1)〜(4)のうちの1つの印刷フォーマット(4)が選択されて設定され(ステップA15)、この印刷フォーマット(4)のデータおよびフォントROM83に記憶されている文字フォントデータに従って、当該ディスク印刷用の前記印刷領域A,Bに対応させた印刷パターンデータがRAM84内の印刷データ記憶部に展開される(ステップA16)。
すると、第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3の動作が制御されてキャリッジモータ41、サーマルヘッド37、トレイ回転モータ32が駆動され、例えば図8(A)に示すように、トレイ21に載置されている光ディスクDのレーベル面における印刷領域Aに対して「タイトル」「コメント」の印刷パターンデータが印刷された後、続いて同光ディスクDのレーベル面における印刷領域Bに対して「内容1」〜「内容4」の印刷が実施される(ステップA17)。なおこの場合に、前記印刷領域Bに対しては(つづく)の文字列Mは挿入されず印刷もされない。
したがって、前記構成の第1実施形態のプリンタ装置1によるディスク印刷とテープ印刷の組み合わせ印刷制御機能によれば、光ディスクDのレーベル面における所定の2つの印刷領域A,Bに対して印刷しきれない残りの被印刷データについては、当該残りの被印刷データの印刷量に応じたラベル枚数のテープ53への印刷として印刷出力し、例えば図9に示すように、その1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bをそれぞれ前記レーベル印刷した光ディスクDのディスクケースDCに貼り付けて使用することで、当該光ディスクDに記録された音楽アルバムデータのメインタイトルだけでなく、全ての曲目タイトルについても表記して常時確認できるようになる。
図9は前記プリンタ装置1の印刷処理により光ディスクDおよびテープ53への組み合わせ印刷に伴いテープ印刷された1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bをディスクケースDCの表面に貼って使用した状態を示す図である。
また、前記構成の第1実施形態のプリンタ装置1によるディスク印刷とテープ印刷の組み合わせ印刷制御機能によれば、光ディスクDのレーベル面における印刷領域Bに対しては(つづく)の文字列Mを挿入して印刷し、また、テープ印刷における1枚目,2枚目,…のラベル53a,53b,…に対しては、それぞれ(つづき(1))(つづき(2))…の文字列N1,N2,…を挿入して印刷するようにしたので、光ディスクDの印刷領域Bに印刷された「内容1(曲目タイトル1)」〜「内容4(曲目タイトル4)」に続いてさらに別の「内容n(曲目タイトルn)」が存在することを容易に知ることができると共に、ディスクケースDCに貼り付けられた1枚目および2枚目のラベル53a,53bに印刷された「内容5(曲目タイトル5)」〜「内容12(曲目タイトル12)」がそれよりも前の「内容1(曲目タイトル1)」〜「内容4(曲目タイトル4)」の続きであることを容易に知ることができる。
なお、前記実施形態では、光ディスクDに記録される電子データに関連した「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容n」の被印刷データについて、当該光ディスクDのレーベル面における所定の2つの印刷領域A,Bに印刷しきれない被印刷データについては、テープ印刷を組み合わせて1枚目のラベル53a、2枚目のラベル53b、…として順次印刷し、その全体をディスクレーベル面およびテープ53に印刷して表記できる構成としたが、光ディスクDのレーベル面における所定の2つの印刷領域A,Bに印刷しきれない被印刷データがある場合には、当該光ディスクDの所定の2つの印刷領域A,Bに対する印刷可能な範囲でのレーベル印刷とは別に、「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容n」の全ての被印刷データについて改めてテープ印刷し、例えば図10に示すように、1枚目のラベル53aには「タイトル」「コメント」、2枚目のラベル53bには「内容1」〜「内容4」、3枚目のラベル53cには「内容5」〜「内容8」、4枚目のラベル53dには「内容9」〜「内容12」として順次テープ印刷し、これをディスクケースDCに貼り付けて使用しても良い。
図10は前記プリンタ装置1により光ディスクDおよびテープ53への組み合わせ印刷に伴い全印刷データがテープ印刷された1枚目〜4枚目のラベル53a〜53dをディスクケースDCの表面に貼って使用した状態を示す図である。
これによれば、光ディスクDのレーベル印刷だけでは、当該光ディスクDに記録されたデータ内容の1部しか知ることが出来ない場合であっても、そのディスクジャケットDCに貼り付けた4枚のラベル53a〜53dを見るだけで、「タイトル」「コメント」から全ての曲目タイトルまでの全てのデータ内容を容易に知ることができる。
また、前記実施形態で説明したように、光ディスクDのレーベル面における所定の2つの印刷領域A,Bに印刷しきれない被印刷データについて、テープ印刷を組み合わせて1枚目のラベル53a、2枚目のラベル53bとして順次印刷した場合には、前記光ディスクDの印刷領域Aに印刷した「タイトル」部分の被印刷データについてのみ、さらに3枚目のラベル53cに追加でテープ印刷する。そして、例えば図11に示すように、「タイトル」部分を印刷した3枚目のラベル53cと共に前記1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bをディスクケースDCに貼り付けて使用することで、光ディスクDに対する記録データのタイトルと共に、該ディスクレーベルには印刷表記しきれていない各データ内容(曲目タイトルn)を容易に確認できるようになる。
図11は前記プリンタ装置1により光ディスクDおよびテープ53への組み合わせ印刷に伴い該光ディスクDにレーベル印刷しきれずにテープ印刷された「内容5」〜「内容12」を印刷した1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bおよび「タイトル」を追加でテープ印刷した3枚目のラベル53cをディスクケースDCの表面に貼って使用した状態を示す図である。
なお、光ディスクDおよびテープ53には、(つづく)の文字列Mや(つづき(1))(つづき(2))の文字列N1,N2を印刷したが、これらの文字列の代わりに矢印などの記号やマークを用いて連続性があることを表現するようにしてもよい。 ところで、前記第1実施形態のプリンタ装置では、第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3と第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4とをそれぞれ独立した印刷機構として設ける構成したが、次の第2実施形態のプリンタ装置で説明するように、ディスク用プリンタ部とテープ用プリンタ部とを共用にしたプリンタ部4′によって、光ディスクDに対するレーベル印刷とテープ53に対するラベル印刷とを適宜切り換えて実施する構成としても良い。
(第2実施形態)
図12は本発明の第2実施形態に係るプリンタ装置が備えるディスク/テープ共用プリンタ部4′の要部構成を示す図である。このプリンタ装置は単一のプリンタ機構により光ディスクの表面に直接印刷を行う機能と印刷テープへの印刷機能とを有している。
このディスク/テープ共用プリンタ部4′の共用プリンタ機構55′は、ディスク印刷用のリボンカートリッジ43とテープ印刷用のテープカートリッジ51とが着脱自在に装着されるカートリッジ装着部50′を備える。そして、このカートリッジ装着部50′に装着されるリボンカートリッジ43のインクリボン露出用の切欠き位置、テープカートリッジ51のテープおよびインクリボン露出用の切欠き位置に対応して、共用サーマルヘッド56′が配設され、この共用サーマルヘッド56′の発熱素子面に対向してディスク印刷時には光ディスクDをスライド移動させ、またテープ印刷時にはテープ53を搬送移動させるための共用プラテンローラ57′が設けられる。
この共用プラテンローラ57′による光ディスクDの一方のスライド移動方向には、そのスライド動作を許容するディスク移動溝64aが設けられ、また、テープ53の排出する方向にはテープ排出/ディスク共用溝64bが設けられる。
そして、この共用プリンタ機構55′において、リボンカートリッジ43の装着状態では、前記共用プラテンローラ57′との間に光ディスクDを挿入セットして当該光ディスクDの所定の印刷領域AまたはBにレーベル印刷を実施し、また、テープカートリッジ51の装着状態では、前記共用プラテンローラ57′との間にテープ53およびインクリボン52を介在させて当該テープ53へテープ印刷を実施する。
なお、この共用プリンタ機構55′においても、そのテープ排出/ディスク共用溝64bの溝位置に対応させて、全切断カッタ65およびハーフカッタ68を設けてある。
図13は本第2実施形態に係るプリンタ装置の電気回路の構成を示すブロック図である。
この第2実施形態のプリンタ装置の電気回路において、前記図6で示した第1実施形態のプリンタ装置の電気回路と同一の構成部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この第2実施形態のプリンタ装置では、共用プリンタ機構55′における共用プラテンローラ57′を回転させるためのディスク/テープ共用搬送モータ85′、共用サーマルヘッド56′、そしてカッタモータ86が、それぞれ各対応するドライバ回路56D′,85D′,86Dを介して制御部(CPU)81に接続される。
図14は前記第2実施形態のプリンタ装置による印刷処理を示すフローチャートである。
この第2実施形態のプリンタ装置による印刷処理において、前記図7で示した第1実施形態のプリンタ装置による印刷処理と同一の処理ステップについては、記号がAとBとで異なるだけの同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
そして、この第2実施形態のプリンタ装置による印刷処理では、ディスク印刷を行うときにはディスク/テープ共用プリンタ部4′がディスク用プリンタ部として動作し、テープ印刷を行うときには同ディスク/テープ共用プリンタ部4′がテープ用プリンタ部として動作する。
すなわち、ディスク/テープ共用プリンタ部4′を設けて構成した第2実施形態のプリンタ装置による印刷処理において、そのステップB1〜B17の処理は、前記第1実施形態のプリンタ装置による印刷処理でのステップA1〜A17の処理と同様である。そして、同処理ステップB1〜B17の中で、そのステップB12とB13との間に新たな処理ステップB121とB122が加えられる点で異なっている。
ここで、本第2実施形態の印刷処理において前記第1実施形態のそれと異なる処理ステップB121とB122を含んでいるステップB8〜B14の一連の処理について説明する。
入力された被印刷データが「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容12」まであり、「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容4」の範囲に収まっていないことで光ディスクDのみに印刷不可能であると判断された場合には(ステップB4(No))、光ディスクDへのレーベル印刷と共にテープ53への印刷も組み合わせて行うことをユーザに確認させるためのテープ印刷確認メッセージが表示部12に表示される(ステップB8)。
ここで、表示部12には、光ディスクDおよびテープ53への組み合わせ印刷の実行の有無をユーザに促すメッセージが表示され、このユーザによりキー入力部11の「実行」キーが操作されると(ステップB9)、前記被印刷データに応じてROM82に予め記憶されている光ディスクDおよびテープ53に印刷可能な2種類の印刷フォーマット(5)(6)のうちの1つの印刷フォーマットが設定される(ステップB10)。
例えば「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容12」が被印刷データとして入力されている場合には、印刷フォーマット(6)が選択されて設定されるもので、この印刷フォーマット(6)のデータおよびフォントROM83に記憶されている文字フォントデータに従って、まず、ディスク印刷用の前記印刷領域A,Bに対応させた「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容4」までの印刷パターンデータがRAM84内の印刷データ記憶部に展開される(ステップB11)。この際、前記印刷領域Bに印刷すべき「内容1」〜「内容4」の印刷パターンデータには、それ以降に「内容5」〜「内容n」が続いていることを表すための(つづく)の文字列Mが挿入されて展開される。
すると、ここではリボンカートリッジ43が装着されてディスク用プリンタ部として機能するディスク/テープ共用プリンタ部4′の動作が制御されてディスク/テープ共用搬送モータ85′、共用サーマルヘッド56′が駆動され、共用サーマルヘッド56′と共用プラテンローラ57′との間でディスク移動溝64aからテープ排出/ディスク共用溝64bに対応させて配置された光ディスクDの印刷領域Aに対して、例えば図8(A)に示すように、「タイトル」「コメント」の印刷パターンデータが印刷された後、続いて同光ディスクDの印刷領域Bに対して(つづく)の文字列Mが挿入された「内容1」〜「内容4」の印刷が実施される(ステップB12)。
なお、このステップB12におけるディスク印刷の動作制御処理では、共用サーマルヘッド56′による印字位置に予めその印刷領域Aの印刷開始位置を合わせて配置した光ディスクDの当該印刷領域Aへの印刷が終わった時点で、同印字位置に印刷領域Bの印刷開始位置を合わせて光ディスクDを配置し直させるためのメッセージが表示され、ユーザによる当該光ディスクDの配置のし直しが行われた後にその印刷領域Bへの印刷が実施される。このディスク印刷時における光ディスクDの印刷位置の配置のし直しメッセージ表示については、ステップB7、ステップB17においても同様に行われる。
こうして、光ディスクDのレーベル面における印刷領域AおよびBに対する「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容4」の印刷が実施されると、当該光ディスクDを共用プリンタ機構55′から取り出して、カートリッジ装着部50′に装着されたリボンカートリッジ43とテープカートリッジ51との交換を促すガイドメッセージが表示部12に表示される(ステップB121)。
そして、ユーザ作業によって前記光ディスクDの取り出しとテープカートリッジ51への交換を行った後に、キー入力部11の実行キーが操作されてテープ印刷の開始が指示されると(ステップB122)、続いて、前記印刷フォーマット(6)のデータおよびフォントROM83に記憶されている文字フォントデータに従って、テープ印刷用の1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bに対応させた「内容5」〜「内容8」と「内容9」〜「内容12」までの印刷パターンデータがRAM84内の印刷データ記憶部に展開される(ステップB13)。この際、前記1枚目のラベル53aに印刷すべき「内容5」〜「内容8」の印刷パターンデータには、その前の光ディスクDに印刷された「内容1」〜「内容4」からの第1順位の続きであることを表すための(つづき(1))の文字列N1が挿入されて展開され、同様に前記2枚目のラベル53bに印刷すべき「内容9」〜「内容12」の印刷パターンデータには、その前の光ディスクDに印刷された「内容1」〜「内容4」からの第2順位の続きであることを表すための(つづき(2))の文字列N2が挿入されて展開される。
すると、ここではテープカートリッジ51が装着されてテープ用プリンタ部として機能するディスク/テープ共用プリンタ部4′の動作が制御されてディスク/テープ共用搬送モータ85′、共用サーマルヘッド56′、カッタモータ86が駆動され、例えば図8(B)に示すように、1枚目のラベル53aに対して(つづき(1))の文字列N1が挿入された「内容5」〜「内容8」の印刷パターンデータが印刷された後、続いて同2枚目のラベル53bに対して(つづき(2))の文字列N2が挿入された「内容9」〜「内容12」の印刷が実施される(ステップB14)。
したがって、前記構成のディスク/テープ共用プリンタ部4′を設けて構成した第2実施形態のプリンタ装置によるディスク印刷とテープ印刷の組み合わせ印刷制御機能によれば、前記第1実施形態と同様に、光ディスクDのレーベル面における所定の2つの印刷領域A,Bに対して印刷しきれない残りの被印刷データについては、当該残りの被印刷データの印刷量に応じたラベル枚数のテープ53への印刷として印刷出力し、例えば図9で示したように、その1枚目のラベル53と2枚目のラベル53bをそれぞれ前記レーベル印刷した光ディスクDのディスクケースDCに貼り付けて使用することで、当該光ディスクDに記録された音楽アルバムデータのメインタイトルだけでなく、全ての曲目タイトルについても表記して常時確認できるようになる。
しかも、この第2実施形態のプリンタ装置によれば、ディスク/テープ共用プリンタ部4′としているので、ディスク用プリンタ部3とテープ用プリンタ部4とを独立して設けた前記第1実施形態のプリンタ装置1に比較して構成が簡素化し、より安価で小型なプリンタ装置を実現できる。
なお、前記各実施形態において、入力された印刷データ「タイトル」「コメント」「内容1」〜「内容n」に応じて選択設定される印刷フォーマットのデータを、所定の印刷領域を1単位とする印刷フォーマット毎にユーザ任意の選択操作によって光ディスクD上の所定の印刷領域A,Bに対して印刷するか、テープ53の所定の長さ毎のラベル53a,53b,…に印刷するかを適宜組み合わせて設定できるようにし、例えば「タイトル」「コメント」のみを光ディスクD上の印刷領域AまたはB上に印刷し、それ以外の「内容1」〜「内容n」は全て複数枚のラベル53a,53b,…に印刷したり、あるいは全ての印刷データが光ディスクD上の印刷領域A,Bに収まる場合であっても、当該ディスク印刷以外にテープ印刷でも全ての印刷データを追加で印刷し、光ディスクDでのレーベル表記と共にディスクケースDCにも貼り付けて表記したりするなどしても良い。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の第1の実施形態に係る第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3と第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4を備えるプリンタ装置1の外観構成を示す斜視図。 前記プリンタ装置1の外観構成を示す側面図。 前記プリンタ装置1の筐体2内に設けられた第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3の主要部の構成を示す正面図。 前記プリンタ装置1の筐体2内に設けられた第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)3の主要部の構成を示す側面図。 前記プリンタ装置1の背面側に設けられテープに印刷を行なう第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)4の構成を示す正面図。 前記第1実施形態に係るプリンタ装置1の電気回路の構成を示すブロック図。 前記第1実施形態のプリンタ装置1による印刷処理を示すフローチャート。 前記プリンタ装置1の印刷処理に伴う光ディスクDに対する印刷状態およびテープ53に対する印刷状態を示す図。 前記プリンタ装置1の印刷処理により光ディスクDおよびテープ53への組み合わせ印刷に伴いテープ印刷された1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bをディスクケースDCの表面に貼って使用した状態を示す図。 前記プリンタ装置1により光ディスクDおよびテープ53への組み合わせ印刷に伴い全印刷データがテープ印刷された1枚目〜4枚目のラベル53a〜53dをディスクケースDCの表面に貼って使用した状態を示す図。 前記プリンタ装置1により光ディスクDおよびテープ53への組み合わせ印刷に伴い該光ディスクDにレーベル印刷しきれずにテープ印刷された「内容5」〜「内容12」を印刷した1枚目のラベル53aと2枚目のラベル53bおよび「タイトル」を追加でテープ印刷した3枚目のラベル53cをディスクケースDCの表面に貼って使用した状態を示す図。 本発明の第2実施形態に係るプリンタ装置が備えるディスク/テープ共用プリンタ部4′の要部構成を示す図。 前記第2実施形態に係るプリンタ装置の電気回路の構成を示すブロック図。 前記第2実施形態のプリンタ装置による印刷処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 …プリンタ装置
2 …筐体
3 …第1のプリンタ部(ディスク用プリンタ部)
4 …第2のプリンタ部(テープ用プリンタ部)
4′…ディスク/テープ共用プリンタ部
10 …キーボード
11 …キー入力部
12 …液晶表示部
20 …ベース
21 …トレイ
22 …トレイ本体
23 …回転軸
24 …回転台
25 …緩衝材シート
26 …ディスク係合爪
27 …案内レール
31 …トレイ移動モータ
32 …トレイ回転モータ
34 …回転角度検出部
35 …プリンタ機構
36 …プリンタフレーム
37 …サーマルヘッド(ディスク印刷用)
38 …キャリッジ
39 …ガイドシャフト
41 …キャリッジモータ
42 …リボン巻取軸
43 …リボンカートリッジ
50 …テープカートリッジ装填部
50′…カートリッジ装着部
51 …テープカートリッジ
52 …インクリボン
53 …熱転写用印刷テープ
53a〜53d…1枚目ラベル〜4枚目ラベル
55 …テーププリンタ機構
55′…共用プリンタ機構
56 …サーマルヘッド(テープ印刷用)
56′…共用サーマルヘッド
57 …プラテンローラ
57′…共用プラテンローラ
58 …リボン巻取軸
63 …テープ搬送路
64 …テープ排出口
64a…ディスク移動溝
64b…テープ排出/ディスク共用溝
65 …全切断カッタ
68 …ハーフカッタ
81 …制御部(CPU)
82 …ROM
83 …フォントROM
84 …RAM
85 …テープ搬送モータ
85′…ディスク/テープ共用搬送モータ
86 …カッタモータ
D …光ディスク
P …プレ印刷部分
A …所定の第1印刷領域
B …所定の第2印刷領域
M …(つづく)の文字列
N1…(つづき(1))の文字列
N2…(つづき(2))の文字列
CL…切取線
DC…ディスクケース

Claims (16)

  1. 電子データの記録が可能であり、印刷可能な領域の大きさが定められた記録媒体の表面に直接印刷を行う機能、および長尺の被印刷媒体に沿って印刷を行う機能を有する印刷装置であって、
    印刷すべきデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記印刷すべきデータの全てを前記記録媒体の前記領域に収容して印刷可能であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記印刷装置を制御して、前記印刷すべきデータのうちで前記記録媒体の前記領域内に収容して印刷可能なデータをその領域に印刷する一方、前記印刷すべきデータの全てのうちの少なくとも前記記録媒体の前記領域に収容して印刷できないデータを前記被印刷媒体に印刷する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記被印刷媒体に対して行う印刷では、前記印刷すべきデータの全てのうちの前記記録媒体の前記領域に収容して印刷できないデータのみを印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記被印刷媒体に対して行う印刷では、前記印刷すべきデータの全てを印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷すべき全てのデータのうちには、優先順位の高いデータと優先順位の低いデータが含まれており、
    前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記優先順位の高いデータを前記記録媒体の前記領域に印刷する一方、前記優先順位の低いデータを前記被印刷媒体に印刷することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記記録媒体から前記被印刷媒体に印刷が続くことを表す情報を前記記録媒体に印刷することを特徴とする請求項2または請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記記録媒体からの印刷が続くことを表す情報を前記被印刷媒体に印刷することを特徴とする請求項2または請求項4または請求項5の何れか1項に記載の印刷装置。
  7. 電子データの記録が可能であり、印刷可能な領域の大きさが定められた記録媒体の表面に直接印刷を行う機能、および長尺の被印刷媒体に沿って印刷を行う機能を有する印刷装置であって、
    印刷すべきデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記印刷すべきデータの全てを前記記録媒体の前記領域に収容して印刷可能であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記印刷装置を制御して、前記記録媒体の前記領域内に収容して印刷可能な前記印刷すべきデータのうちの所定のデータのみを、前記記録媒体の前記領域に印刷する一方、前記印刷すべきデータの全てのうちの前記所定のデータを除いた他のデータを前記被印刷媒体に印刷する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  8. 前記制御手段は、前記所定のデータと共に、その所定のデータ以外の前記印刷すべきデータを前記被印刷媒体に印刷することを表す情報を前記記録媒体に印刷することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記所定のデータは、前記記録媒体に記録される電子データの内容に関連するタイトルのデータであって、前記所定のデータ以外のデータは、前記記録媒体に記録される電子データの内容に関連し、前記タイトルのデータの下層に位置するタイトルのデータであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の印刷装置。
  10. さらに、表示手段を備え、
    前記制御手段は、前記判断手段の判断が否定判断の場合に、前記表示手段に前記被印刷媒体に対して印刷を行うことを表すメッセージを表示することを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の印刷装置。
  11. さらに、前記被印刷媒体を切断する切断手段を備え、
    前記制御手段は、前記被印刷媒体への印刷の際に、前記被印刷媒体を前記切断手段によりその長さ方向に所定の長さに切断するための信号を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の印刷装置。
  12. 前記制御手段は、前記被印刷媒体への印刷の際に、前記被印刷媒体をその長さ方向に所定の長さに切断することを表す情報を前記被印刷媒体に印刷することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の印刷装置。
  13. 前記被印刷媒体における前記所定の長さは、前記記録媒体を収容するケースまたは前記記録媒体とともに前記ケースに収容するジャケットのサイズに対応した長さであることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の印刷装置。
  14. 前記制御手段は、前記被印刷媒体が前記所定の長さで切断されるために区画される領域に、その領域の順位を表す情報を印刷することを特徴とする請求項11乃至請求項13の何れか1項に記載の印刷装置。
  15. 前記制御手段は、前記判断手段の判断が肯定判断の場合に、その印刷すべき全てのデータを前記記録媒体にのみ印刷することを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載の印刷装置。
  16. 前記制御手段は、前記判断手段の判断が肯定判断の場合に、その印刷すべき全てのデータを前記記録媒体および前記被印刷媒体に印刷することを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載の印刷装置。
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