JP2007188589A - 光ディスク装置および光ディスクメディアのレーベル印刷方法 - Google Patents
光ディスク装置および光ディスクメディアのレーベル印刷方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 印刷ヘッドと光ディスクメディアとを相対的に移動させる機構を別途追加する必要がなく、良好にレーベル印刷を行うことのできる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 筐体1内の定位置にレーベル印刷用の印刷ヘッド15を配置しておき、ディスクトレイ3を排出する搬送中に、このディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのレーベル面に搬送方向に沿って印刷ヘッド15により印刷を行うように構成する。印刷ヘッド15と光ディスクメディアDとの相対的な移動は直線移動であるから、スピンドルモータによって回転する光ディスクに印刷ヘッドで印刷を行う方式に比べ、高品位なレーベル印刷が達成される。
【選択図】図2
【解決手段】 筐体1内の定位置にレーベル印刷用の印刷ヘッド15を配置しておき、ディスクトレイ3を排出する搬送中に、このディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのレーベル面に搬送方向に沿って印刷ヘッド15により印刷を行うように構成する。印刷ヘッド15と光ディスクメディアDとの相対的な移動は直線移動であるから、スピンドルモータによって回転する光ディスクに印刷ヘッドで印刷を行う方式に比べ、高品位なレーベル印刷が達成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、追記型や書き替え型の光ディスクメディアに対する情報の記録または再生を行う光ディスク装置に係り、特に、当該光ディスクメディアのレーベル面への印刷を行うことが可能なレーベル印刷機能を搭載した光ディスク装置および光ディスクメディアのレーベル印刷方法に関するものである。
近年、DVD(Digital Versatile Disc)−RやCD−Rなどの追記型ディスク、DVD−RW、CD−RWなどの書き替え型ディスクを映像や音声などのコンテンツを記録する媒体として利用することが一般的になってきている。所有するこれらの光ディスクメディアの枚数が増大すると、これらの管理が煩雑になることから、光ディスクメディアのレーベル面に記録コンテンツに関する情報を印刷することがユーザにとって大変有益である。
そこで、光ディスクメディアのレーベル面に印刷を行う機能を搭載した光ディスク装置が各種提案されている。たとえば、特許文献1では、光ピックアップのレーザ光を用いて印刷を行う方式が提案されている。
また、特許文献2では、光ディスク装置に印刷ヘッドを搭載して、スピンドルモータによって回転する光ディスクに印刷ヘッドで印刷を行う方式が提案されている。
特開2004−280953号公報
特表2002−512140号公報
しかしながら、光ピックアップのレーザ光を用いて印刷を行う方式は、描画専用色素を採用した専用メディアを用いなければならないなど、使用できるメディアの制約がある。また、スピンドルモータによって回転する光ディスクに印刷ヘッドで印刷を行う方式は、ディスクの内周側と外周側とで移動線速度が異なるために、印刷された情報がその分変形してしまう。この変形を修正するために複雑な処理が必要になる。さらに、光ディスク装置に用いられているスピンドルモータは、回転数が高い状態では安定するが、印刷に適した低速回転数での安定は困難であり、これによる印刷品位の低下が避けられない。また、インクジェット方式の印刷ヘッドを用いた場合、光ディスクメディアの回転時に遠心力でインクが飛散するおそれがある。
本発明は、これらの状況を鑑みてなされたものであり、印刷ヘッドと光ディスクメディアとを相対的に移動させる機構を別途追加する必要がなく、良好にレーベル印刷を行うことのできる光ディスク装置および光ディスクメディアのレーベル印刷方法を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の光ディスク装置は、筐体内に収容され、光ディスクメディアに対して情報の記録を行う記録部と、光ディスクメディアを記録部により記録が行われる第1の位置と筐体の外の第2の位置との間で光ディスクメディアのレーベル面に沿う方向に搬送する搬送機構と、搬送機構により第2の位置から第1の位置に向けて搬送中の光ディスクメディアのレーベル面に搬送方向に沿って印刷を行う印刷ヘッドとを具備することを特徴とする。ここで、印刷ヘッドは、より具体的には、光ディスクメディアの搬送方向における定位置に配置されたものとしてもよい。
これにより、レーベル印刷のための印刷ヘッドと光ディスクメディアとを相対的に移動させる機構を別途追加する必要がなく、装置の小型化を図れる。また、印刷ヘッドと光ディスクメディアとの相対的な移動は直線移動であるから、スピンドルモータによって回転する光ディスクに印刷ヘッドで印刷を行う方式に比べ、高品位なレーベル印刷が達成されるとともに、インクジェット方式の印刷ヘッドを用いた場合の、光ディスクメディアの回転時の遠心力によるインクの飛散による周辺汚染を回避できる。
また、本発明は、印刷ヘッドを、光ディスクメディアの搬送方向に対して直交する方向に搬送する印刷ヘッド搬送機構をさらに具備するものとしてもよい。これにより、ディスク駆動機構によって光ディスクメディアを回転させる手順を要することなく、光ディスクメディアのレーベル面全体に印刷を行うことが可能になる。
また、本発明は、光ディスクメディアに記録したコンテンツに関する情報を収集して、印刷ヘッドにより印刷するデータを生成する印刷データ生成部をさらに具備するものとしてもよい。
これにより、光ディスクメディアに関連した正しい管理情報を自動的にレーベル面に印刷することができ、レーベル印刷のための印刷データをユーザが手を加えて編集する必要がなく、ユーザにとっての利便性が大幅に向上する。
さらに、本発明は、第1の位置に搬送された光ディスクメディアの種別を判別して、この判別結果をもとに印刷ヘッドによる印刷の実行の可否を決定する印刷実行制限部をさらに具備するものであってよい。
これにより、印刷に不向きな種別の光ディスクメディアである読み出し専用ディスク、両面記録ディスクなどがセットされた場合に、レーベル印刷の実行を自動的に無効にすることができ、信頼性の向上を図れる。
また、印刷ヘッドは筐体に対して着脱自在な印刷ユニットに設けられたものであってもよい。これにより印刷ヘッドとして、特にインクジェットを用いた場合の定期的なクリーニングなどのメンテナンスが容易になる。
本発明の別の観点に基づく光ディスクメディアのレーベル印刷方法は、光ディスク装置に、筐体内に収容され、光ディスクメディアに対して情報の記録を行う記録部と、光ディスクメディアを記録部により記録が行われる第1の位置と前記筐体の外の第2の位置との間で前記光ディスクメディアのレーベル面に沿う方向に搬送する搬送機構と、前記光ディスクメディアのレーベル面に印刷を行う印刷ヘッドとを設けておき、
前記搬送機構により、前記光ディスクメディアを前記第1の位置から前記第2の位置へ搬送する過程で、前記光ディスクメディアのレーベル面に搬送方向に沿って前記印刷ヘッドにより印刷を行うことを特徴とする。
前記搬送機構により、前記光ディスクメディアを前記第1の位置から前記第2の位置へ搬送する過程で、前記光ディスクメディアのレーベル面に搬送方向に沿って前記印刷ヘッドにより印刷を行うことを特徴とする。
これにより、レーベル印刷のための印刷ヘッドと光ディスクメディアとを相対的に移動させる機構を別途追加する必要がなく、装置の小型化を図れる。また、印刷ヘッドと光ディスクメディアとの相対的な移動は直線移動であるから、スピンドルモータによって回転する光ディスクに印刷ヘッドで印刷を行う方式に比べ、高品位なレーベル印刷が達成されるとともに、インクジェット方式の印刷ヘッドを用いた場合の、光ディスクメディアの回転時の遠心力によるインクの飛散による周辺汚染を回避できる。
また、光ディスクメディアを第1の位置から第2の位置へ搬送する過程で、光ディスクメディアのレーベル面に印刷ヘッドにより印刷を行った後、第1の位置に光ディスクメディアを戻して一定角度回転させ、再び光ディスクメディアを第1の位置から第2の位置へ搬送して光ディスクメディアのレーベル面の別の位置に印刷ヘッドにより印刷を行うようにしてもよい。
これにより、光ディスクメディアのレーベル面の異なる領域に印刷を行うことが可能となり、ひいてはベタ塗り印刷も可能になる。
本発明の光ディスク装置および光ディスクメディアのレーベル印刷方法によれば、印刷ヘッドと光ディスクメディアとを相対的に移動させる機構を別途追加する必要がなく、良好にレーベル印刷を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の第1の実施形態にかかるレーベル印刷機構を搭載したトレイ方式の光ディスク装置100を示す斜視図である。
同図に示すように、この光ディスク装置100は、立方体に形成される筐体1の一側面(前面)から、光ディスクメディアDを搭載するディスクトレイ3をせり出すことができるように構成されている。すなわち、ディスクトレイ3は光ディスクメディアDを筐体1内の光ピックアップにより記録が行われる第1の位置と筐体1の外のユーザによるメディア交換作業が可能な第2の位置との間で、光ディスクメディアDのレーベル面に沿う方向に搬送可能なように設けられている。筐体1の前面にはディスクトレイ3を出し入れするための開口部5が設けられ、この開口部5はディスクトレイ3の出し入れに連動してほぼ90度の範囲で回動するトレイカバー7によって開放/閉鎖される。
ディスクトレイ3の表面には、光ディスクメディアDの外形に適合するディスク搭載凹部9が形成され、ディスクトレイ3はこのディスク搭載凹部9に光ディスクメディアDをそのデータ記録面を裏向きにセットした状態で搬送される。
なお、ディスクトレイ3のディスク搭載凹部9には、ディスクトレイ3の裏側から、ディスク駆動機構であるスピンドルモータの駆動軸の先端に固定されたディスク保持部(図示せず)の挿入を可能にし、かつ光ピックアップの少なくとも対物レンズ部分をディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのデータ記録面に対して開口するための穴部(図示せず)が設けられている。ディスク保持部は、筐体1の内側に回転自在に取り付けられたクランプ部材との間で、光ディスクメディアDのセンター穴の周辺部を挟持して光ディスクメディアDを保持するものである。ディスク保持部とクランプ部品とはたとえばマグネットなどの結合手段によって結合される。
図2は図1の光ディスク装置100の内部を示した斜視図である。筐体1内には、光ディスクメディアDを保持して駆動する図示せぬディスク駆動機構と、ディスク駆動機構に保持され駆動される光ディスクメディアDのデータ記録面にレーザ光を照射して記録や再生を行う光ピックアップ11と、ディスクトレイ3を光ピックアップ11により光ディスクメディアDへの記録が行われる第1の位置と筐体1の外のユーザによるメディア交換作業が可能な第2の位置との間で光ディスクメディアDのレーベル面に沿う方向に搬送する搬送機構などが内蔵されている。この搬送機構として、筐体1内の対向する一対の内側面にはそれぞれレール4,4が設けられている。ディスクトレイ3はこれらのレール4,4に支持されつつガイドされ、図示せぬ駆動機構からの動力で搬送される。光ピックアップ11はディスク駆動機構に保持された光ディスクメディアDの径方向に搬送可能に支持されている。光ピックアップ11には、ガイド軸13に沿って自らを搬送駆動するための図示しない送り機構が搭載されている。
さらに、筐体1内の前方部には、ディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのデータ記録面とは反対側の面であるレーベル面に文字や画像をインクにより印刷するための印刷ヘッド15が配置されている。この印刷ヘッド15は、そのヘッド面がディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのレーベル面と対向するように配置され、ディスクトレイ3の搬送(引き込み時あるいは排出時)に、印刷ヘッド15と光ディスクメディアDのレーベル面との相対的な移動によって、光ディスクメディアDのレーベル面に印刷を行うことが可能となっている。印刷ヘッド15は印刷ヘッド15ホルダ17によって筐体1に取り付けられ、ディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのレーベル面に対して印刷のために好適な位置関係となるように位置決めされている。
図3は印刷ヘッド15を示す斜視図である。印刷ヘッド15のヘッド面にはインク吐出部17が形成されている。インク吐出部17は、例えば数十本のインク吐出ノズルを有している。インクジェット方式の場合、印刷ヘッド15のヘッド面は、搬送される光ディスクメディアDのレーベル面に対して矢印方向に相対的に移動し、光ディスクメディアDのレーベル面にインクを吹き付けて印刷を行う。
次に、このトレイ方式の光ディスク装置100の基本的な動作を説明する。
光ディスクメディアDを搭載したディスクトレイ3は図示しない搬送機構によって筐体1内の第1の位置まで引き込まれ、筐体1内に全体が収容される。このディスクトレイ3の引き込み動作と連動して、ディスク駆動機構(スピンドルモータ)が駆動軸の軸方向に一定量移動する。これにより、図示せぬスピンドルモータのディスク保持部がディスクトレイ3の穴部を通り抜け、ディスクトレイ3のディスク搭載凹部9にセットされている光ディスクメディアDのセンター穴の周辺面と当接してディスク搭載凹部9から光ディスクメディアDを若干量押し上げ、図示せぬクランプ部材との間で光ディスクメディアDを保持する。この状態でスピンドルモータを起動させることによって光ディスクメディアDが回転され、光ピックアップ11からレーザ光を出射して光ディスクメディアDのデータ記録面に集光させることによって、光ディスクメディアDに対して情報の記録または再生が行われる。
光ディスクメディアDを取り出す場合には、ディスクトレイ3が図示しない搬送機構によって筐体1内から排出される。このディスクトレイ3の排出動作と連動して、スピンドルモータが駆動軸の軸方向にディスクトレイ3の引き込み時とは逆方向に一定量移動する。これにより、ディスク保持部とクランプ部材とによる光ディスクメディアDの保持が解除され、光ディスクメディアDはディスクトレイ3のディスク搭載凹部9に収まる。光ディスクメディアDがディスクトレイ3のディスク搭載凹部9に収まった後もディスクトレイ3の排出のための搬送は継続され、最終的に筐体1の外の、ユーザによるメディア交換作業が可能な第2の位置まで排出され、ディスクトレイ3のディスク搭載凹部9から光ディスクメディアDを取り出すことが可能になる。
光ディスクメディアDのレーベル面に印刷を行うときは、ディスク駆動機構による光ディスクメディアDの回転を停止させた後、ディスクトレイ3の排出によって光ディスクメディアDを印刷ヘッド15に対して移動させる。この光ディスクメディアDの排出に同期して印刷ヘッド15を駆動させることによって、たとえば、図4に示すようなレーベル印刷19が達成される。
本実施形態の光ディスク装置100は、上記のように、搬送機構によりディスクトレイ3を排出する搬送中に、このディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのレーベル面に搬送方向に沿って印刷ヘッド15により印刷を行うように構成したので、レーベル印刷のための印刷ヘッド15と光ディスクメディアDとを相対的に移動させる機構を別途追加する必要がなく、装置の小型化を図れる。また、印刷ヘッド15と光ディスクメディアDとの相対的な移動は直線移動であるから、スピンドルモータによって回転する光ディスクに印刷ヘッドで印刷を行う方式に比べ、高品位なレーベル印刷が達成されるとともに、インクジェット方式の印刷ヘッドを用いた場合の、光ディスクメディアの回転時の遠心力によるインクの飛散による周辺汚染を回避できる。
上記のレーベル印刷動作は、追記型ディスクや書き替え型ディスクなどの光ディスクメディアDへの記録が完了した後に、ディスクトレイ3を排出する搬送中に行うようにしてもよい。この際、光ディスク装置100のコントローラ(印刷データ生成部)は、光ディスクメディアDに記録したコンテンツのタイトル(ファイル名)、日付などの情報を収集してコントローラ内のメモリに記憶しておき、レーベル印刷時にこれらの情報をもとに印刷データを生成して印刷を行うことが可能である。
また、図4に示すようなレーベル印刷を行った後、再びディスクトレイ3を筐体1内の第2の位置へ搬送して、ディスク駆動機構に光ディスクメディアDを保持させて90度回転させ、再びディスクトレイ3を排出方向へ移動させながら印刷ヘッド15で印刷を行うようにすることも可能である。このようにして同じ光ディスクメディアDのレーベル面に二回のレーベル印刷19,20を行った結果の一例を図5に示す。同様に、光ディスクメディアDをさらに90度回転させて印刷を行うようにしてもよく、さらに90度回転させて印刷を行うようにしてもよい。
また、90度よりも小さい角度に回転させて同様に印刷を繰り返すことで、結果的に光ディスクメディアDのレーベル面へのベタ塗り印刷を行うことができる。
また、90度よりも小さい角度に回転させて同様に印刷を繰り返すことで、結果的に光ディスクメディアDのレーベル面へのベタ塗り印刷を行うことができる。
また、光ディスク装置100を総括的に制御するコントローラは、セットされた光ディスクメディアDの種別、たとえば読み出し専用ディスク、追記型ディスク、書き替え型ディスク、両面記録ディスクなどの種別を、たとえば光の反射率の測定結果などをもとに判別することが可能である。この種の技術は既に多数提案されている。この技術と組み合わせることで、次のような機能を実現できる。
ユーザから光ディスク装置100のコントローラにレーベル印刷の実行命令が与えられる。この場合、コントローラは印刷実行制限部として次のように機能する。すなわち、コントローラはこのレーベル印刷の実行命令に従って上記のレーベル印刷を開始する前に、セットされた光ディスクメディアDの種別の判別結果から、レーベル印刷に不向きな種別の光ディスクメディアDがセットされていることを判断した場合には、レーベル印刷の実行を無効にするように制御を行う。ここで、印刷に不向きな種別の光ディスクメディアDとは、読み出し専用ディスク、両面記録ディスクなどである。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
この実施形態は、レーベル印刷用の印刷ヘッドを着脱自在な印刷ユニットを光ディスク装置の筐体に対して着脱自在としたものである。
図6は本実施形態にかるる着脱自在な印刷ユニット20を装着した光ディスク装置200の外観を示す斜視図、図7はこの印刷ユニット20の内部構造を示す斜視図である。
これらの図に示すように、印刷ユニット20は、光ディスク装置200の筐体1の前面の部分に着脱自在に取り付けられる。印刷ユニット20の取付け方法としては、筐体1の前面部分の左右に印刷ユニット20を装着するためのアダプタ部材(図示せず)をそれぞれ固定し、これらのアダプタ部材に印刷ユニット20側の左右の取付けフレーム23を支持させて行う方法などがある。印刷ユニット20は、印刷ヘッド15と、この印刷ヘッド15を着脱自在に保持し、光ディスク装置200のディスクトレイ3の搬送方向に対して直交する方向に走行させる印刷ヘッド搬送機構25と、印刷ヘッド15および印刷ヘッド搬送機構25の駆動および制御を行うコントロールユニット27を備えている。コントロールユニット27は、光ディスク装置200のコントローラとは独立した制御手段であるが、光ディスク装置200を遠隔操作するリモートコントローラとの間で赤外線信号などの無線通信媒体を用いて通信を行う。この無線通信を行うために、印刷ユニット20の前面にはリモコン受光部29が配置されている。
そしてコントロールユニット27は、リモートコントローラからの印刷データを含むディスク排出命令を受信して次のような制御を行う。すなわち、コントロールユニット27は、光ディスク装置200がディスク排出命令を受けてディスクトレイ3の排出のための搬送動作が開始されてから、光ディスクメディアDのレーベル面への印刷を行うのに有効な経過時間の範囲を記憶している。コントロールユニット27は、リモートコントローラより受信した印刷データ(たとえばキャラクタ数、フォントサイズ、間隔など)をもとに上記の印刷有効経過時間の範囲の中の印刷タイミングを算出して、この印刷タイミングに従って、印刷ヘッド15および印刷ヘッド搬送機構25を制御する。これにより、ディスクトレイ3の排出のための搬送動作に同期して光ディスクメディアDのレーベル面への印刷を行うことができる。
このような印刷ユニット20の一つの利点としては、印刷ヘッド15として、特にインクジェットを用いた場合の定期的なクリーニングなどのメンテナンスが容易である、という点がある。
なお、上記の印刷ユニット20の印刷ヘッド搬送機構25は、レーベル印刷を行うために必ずしも必須ではないが、この印刷ヘッド搬送機構25を組み込むことによって、ディスク駆動機構による光ディスクメディアDの90度などの回転を要することなく、光ディスクメディアDのレーベル面全体に印刷を行うことが可能になるという利点がある。
以上、本発明にかかる実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、次のような変形、応用の範囲を含むものである。
トレイ方式に限らず、スロット方式にも本発明は適用可能である。スロット方式とは、光ディスクメディアDをディスクトレイ3に乗せて搬送するのではなく、光ディスクメディアDの両面を一対のロール体の間で挟持しつつ搬送する方式である。
印刷ヘッド15は、インクジェット方式に限らず、他の様々な方式のものに代えることができる。
DVD−RAMのように光ディスクメディアDをカートリッジなどの収容体に収容して搬送する方式にも本発明は適用できる。この場合、カートリッジの面がレーベル印刷の対象領域となる。
D 光ディスクメディア
1 筐体
3 ディスクトレイ
4,4 レール
5 開口部
7 トレイカバー
11 光ピックアップ
15 印刷ヘッド
17 インク吐出部
19,20 レーベル印刷
20 印刷ユニット
25 印刷ヘッド搬送機構
27 コントロールユニット
100 光ディスク装置
1 筐体
3 ディスクトレイ
4,4 レール
5 開口部
7 トレイカバー
11 光ピックアップ
15 印刷ヘッド
17 インク吐出部
19,20 レーベル印刷
20 印刷ユニット
25 印刷ヘッド搬送機構
27 コントロールユニット
100 光ディスク装置
Claims (8)
- 筐体内に収容され、光ディスクメディアに対して情報の記録を行う記録部と、
前記光ディスクメディアを前記記録部により記録が行われる第1の位置と前記筐体の外の第2の位置との間で前記光ディスクメディアのレーベル面に沿う方向に搬送する搬送機構と、
前記搬送機構により前記第2の位置から前記第1の位置に向けて搬送中の前記光ディスクメディアの前記レーベル面に搬送方向に沿って印刷を行う印刷ヘッドと
を具備することを特徴とする光ディスク装置。 - 前記印刷ヘッドは、前記光ディスクメディアの搬送方向における定位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記印刷ヘッドを、前記光ディスクメディアの搬送方向に対して直交する方向に搬送する印刷ヘッド搬送機構をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記光ディスクメディアに記録したコンテンツに関する情報を収集して、前記印刷ヘッドにより印刷するデータを生成する印刷データ生成部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記第1の位置に搬送された前記光ディスクメディアの種別を判別して、この判別結果をもとに前記印刷ヘッドによる印刷の実行の可否を決定する印刷実行制限部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記印刷ヘッドが前記筐体に対して着脱自在な印刷ユニットに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 光ディスク装置に、筐体内に収容され光ディスクメディアに対して情報の記録を行う記録部と、光ディスクメディアを記録部により記録が行われる第1の位置と前記筐体の外の第2の位置との間で前記光ディスクメディアのレーベル面に沿う方向に搬送する搬送機構と、前記光ディスクメディアのレーベル面に印刷を行う印刷ヘッドとを設けておき、
前記搬送機構により、前記光ディスクメディアを前記第1の位置から前記第2の位置へ搬送する過程で、前記光ディスクメディアのレーベル面に搬送方向に沿って前記印刷ヘッドにより印刷を行うことを特徴とする光ディスクメディアのレーベル印刷方法。 - 光ディスクメディアを前記第1の位置から前記第2の位置へ搬送する過程で、前記光ディスクメディアのレーベル面に前記印刷ヘッドにより印刷を行った後、前記第1の位置に前記光ディスクメディアを戻して一定角度回転させ、再び光ディスクメディアを前記第1の位置から前記第2の位置へ搬送して光ディスクメディアのレーベル面の別の位置に前記印刷ヘッドにより印刷を行うことを特徴とする請求項7に記載の光ディスクメディアのレーベル印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006005665A JP2007188589A (ja) | 2006-01-13 | 2006-01-13 | 光ディスク装置および光ディスクメディアのレーベル印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2007188589A true JP2007188589A (ja) | 2007-07-26 |
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ID=38343642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006005665A Pending JP2007188589A (ja) | 2006-01-13 | 2006-01-13 | 光ディスク装置および光ディスクメディアのレーベル印刷方法 |
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Country | Link |
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2006
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