JP4529917B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4529917B2
JP4529917B2 JP2006015945A JP2006015945A JP4529917B2 JP 4529917 B2 JP4529917 B2 JP 4529917B2 JP 2006015945 A JP2006015945 A JP 2006015945A JP 2006015945 A JP2006015945 A JP 2006015945A JP 4529917 B2 JP4529917 B2 JP 4529917B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
print head
optical disk
printing
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006015945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007200416A (ja
Inventor
健 松井
眞伸 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006015945A priority Critical patent/JP4529917B2/ja
Publication of JP2007200416A publication Critical patent/JP2007200416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4529917B2 publication Critical patent/JP4529917B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

本発明は、追記型や書き替え型の光ディスクメディアに対する情報の記録または再生を行う光ディスク装置に係り、特に、当該光ディスクメディアのレーベル面への印刷を行うことが可能なレーベル印刷機能を搭載した光ディスク装置に関するものである。
近年、DVD(Digital Versatile Disc)−RやCD−Rなどの追記型ディスク、DVD−RW、CD−RWなどの書き替え型ディスクを映像や音声などのコンテンツを記録する媒体として利用することが一般的になってきている。所有するこれらの光ディスクメディアの枚数が増大すると、これらの管理が煩雑になることから、光ディスクメディアのレーベル面に記録コンテンツに関する情報を印刷することがユーザにとって大変有益である。
そこで、光ディスクメディアのレーベル面に印刷を行う機能を搭載した光ディスク装置が各種提案されている。たとえば、特許文献1では、光ピックアップのレーザ光を用いて印刷を行う方式が提案されている。
また、特許文献2では、光ディスク装置に印刷ヘッドを搭載して、スピンドルモータによって回転する光ディスクに印刷ヘッドで印刷を行う方式が提案されている。
特開2004−280953号公報 特表2002−512140号公報
しかしながら、光ピックアップのレーザ光を用いて印刷を行う方式は、描画専用色素を採用した専用メディアを用いなければならないなど、使用できるメディアの制約がある。また、スピンドルモータによって光ディスクを回転させて印刷ヘッドで印刷を行う方式では、レーベル印刷に好適な低回転数ではスピンドルモータの回転が安定せずに印刷の歪みが発生しやすいという問題があった。
本発明は、これらの状況を鑑みてなされたものであり、光ディスクメディアのレーベル面に良好に印刷を行うことのできる光ディスク装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の光ディスク装置は、光ディスクメディアに対して情報の記録または読み出しを行う光ピックアップと、光ディスクメディアをクランプするクランプ部と、クランプ部と連結され、光ピックアップによる光ディスクメディアへの記録または読み出し時にクランプ部によってクランプされた光ディスクメディアを駆動する第1のモータと、クランプ部によってクランプされた光ディスクメディアのレーベル面に印刷を行う印刷ヘッドと、印刷ヘッドによる印刷時にクランプ部によってクランプされた光ディスクメディアを駆動する第2のモータと、第2のモータの動力をクランプ部に伝達する動力伝達系と、動力伝達系とクランプ部との連結のオンオフを切り替える切り替え部とを具備することを特徴とする。
レーベル印刷時に光ディスクメディアを回転させる動力源を、記録または再生のためのスピンドルモータから、レーベル印刷に適した低速での回転安定性により優れる、ステッピングモータなどのモータに切り替えることによって、良好な品位でレーベル印刷を行うことが可能になる。
また、本発明は、第1のモータの動力で光ディスクメディアが駆動されているとき、動力伝達系とクランプ部との連結を解除し、印刷ヘッドによる印刷時に動力伝達系とクランプ部とを連結するように切り替え部を動作させる制御部をさらに具備するものであっよい。第1のモータの動力で光ディスクメディアが駆動されているとき、動力伝達系とクランプ部との連結を解除することによって、スピンドルモータに不要な負荷が加わることを回避できる。
また、本発明は、印刷ヘッドを光ディスクメディアの半径方向に搬送する印刷ヘッド搬送機構をさらに具備するものであってもよい。これにより光ディスクメディアの異なる半径位置にわたって印刷を行うことができ、光ディスクメディアのレーベル面のほぼ全面に印刷を行うことができる。
また、本発明において、印刷ヘッド、第2のモータ、および動力伝達系は、1つのユニットとして一体化され、装置本体に対して着脱自在に構成されていてもよい。さらに、印刷ヘッド搬送機構を加えたものを1つのユニットとして一体化してもよい。これにより、既存の光ディスク装置へのレーベル印刷機能の後付けを容易に行うことができ、レーベル印刷機能のメンテナンス性が向上する。
また、ユニットは、印刷ヘッドを表出させる開口部と、印刷ヘッド搬送機構により搬送された印刷ヘッドを受けて開口部を開放するように移動自在なシャッターとをさらに具備するものであってもよい。これによりレーベル印刷時以外の余分な飛散インクを防ぐことができる。
本発明の光ディスク装置によれば、光ディスクメディアのレーベル面に良好に印刷を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の第1の実施形態にかかるレーベル印刷機構を搭載したトレイ方式の光ディスク装置100を示す斜視図である。
同図に示すように、この光ディスク装置100は、立方体に形成される筐体1の一側面(前面)から、光ディスクメディアDを搭載するディスクトレイ3をせり出すことができるように構成されている。すなわち、ディスクトレイ3は光ディスクメディアDを筐体1内の光ピックアップにより記録が行われる位置と筐体1の外のユーザによるメディア交換作業が可能な位置との間で、光ディスクメディアDのレーベル面に沿う方向に搬送可能なように設けられている。筐体1の前面にはディスクトレイ3を出し入れするための開口部5が設けられ、この開口部5はディスクトレイ3の出し入れに連動してほぼ90度の範囲で回動するトレイカバー7によって開放/閉鎖される。
ディスクトレイ3の表面には、光ディスクメディアDの外形に適合するディスク搭載凹部9が形成され、ディスクトレイ3はこのディスク搭載凹部9に光ディスクメディアDをそのデータ記録面を裏向きにセットした状態で搬送される。
ディスクトレイ3のディスク搭載凹部9には、ディスクトレイ3の裏側から、後述するディスク駆動機構であるスピンドルモータ21の駆動軸の先端に固定された下ディスククランプ22の挿入を可能にし、かつ光ピックアップ11の少なくとも対物レンズ部分をディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのデータ記録面に対して開口するための穴部8が設けられている。下ディスククランプ22は、図12に示すように、後述する印刷ユニット15に設けられた上ディスククランプ39との間で、光ディスクメディアDのセンター穴の周辺部を挟持して光ディスクメディアDを保持するものである。下ディスククランプ22と上ディスククランプ39とはたとえばマグネットなどの結合手段38によって着脱可能とされている。
図2は図1の光ディスク装置100の内部を示した斜視図、図3は図2から印刷ユニット15を取り外して示す斜視図である。
筐体1内には、光ディスクメディアDを保持して駆動するディスク駆動機構が設けられている。ディスク駆動機構は、モータホルダ20と、このモータホルダ20に固定されたスピンドルモータ21と、このスピンドルモータ21の駆動軸23に固定された下ディスククランプ22とを備えている。下ディスククランプ22は、光ディスクメディアDのセンター穴と係合しつつこのセンター穴の周囲を印刷ユニット15に設けられた上ディスククランプ39(図4参照)との間で挟持する。下ディスククランプ22と上ディスククランプ39は本発明のクランプ部に相当するものである。
また、筐体1内には、ディスク駆動機構に保持されつつ駆動される光ディスクメディアDのデータ記録面にレーザ光を照射して記録や再生を行う光ピックアップ11と、ディスクトレイ3を光ピックアップ11により光ディスクメディアDへの記録が行われる位置と筐体1の外のユーザによるメディア交換作業が可能な位置との間で搬送する搬送機構などが内蔵されている。搬送機構はスレッドモータ25を動力源とする。なお、スレッドモータ25にはスレッドモータ25の動作量を計測するポテンショメータを有している。また、ディスクトレイ3の搬送を案内するために、筐体1内の対向する一対の内側面にはそれぞれトレイガイドレール4,4が設けられている。
さらに、ディスクトレイ3の引き込み動作と連動して、ディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDを下ディスククランプ22で下方から若干量押し上げて上ディスククランプ39との間で保持(クランプ)し、逆にディスクトレイ3の排出動作と連動してクランプを解除し、ディスクトレイ3のディスク搭載凹部9に光ディスクメディアDを返却するように、モータホルダ20をモータガイド板27のガイド溝28に従って上下動させるための機構が設けられている。なお、モータガイド板27はモータホルダ20の両側に対向して配置されている。図3では一方のモータガイド板27のみが示されている。ガイド溝28には、モータホルダ20に突出して設けられたガイドピン29が係合されており、このガイドピン29がガイド溝28に沿って案内されることで、モータホルダ20の上下動が行われるようになっている。モータガイド板27はディスクトレイ3の搬送に伴ってこのディスクトレイ3の搬送方向に共にスライドするように支持されている。モータガイド板27がスライドすることでガイド溝28内でのガイドピン29の位置が変位し、ガイド溝28のカム形状に従ってモータホルダ20が上下動する。
光ピックアップ11はディスク駆動機構に保持された光ディスクメディアDの径方向に搬送可能に支持されている。光ピックアップ11には、ガイド軸13に沿って自らを搬送駆動するための図示しない送り機構が搭載されている。
次に、このトレイ方式の光ディスク装置100の基本的な動作を説明する。
光ディスクメディアDを搭載したディスクトレイ3はスレッドモータ25を動力源とする搬送機構によって筐体1の内へ引き込まれ、筐体1内に全体が収容される。このディスクトレイ3の引き込み動作と連動してモータホルダ20が上昇する。するとスピンドルモータ21の下ディスククランプ22がディスクトレイ3の穴部8を通り抜け、ディスクトレイ3のディスク搭載凹部9にセットされている光ディスクメディアDのセンター穴の周辺面と当接してディスク搭載凹部9から光ディスクメディアDを若干量押し上げ、印刷ユニット15の下面に配置されている上ディスククランプ39との間で光ディスクメディアDを保持する。この状態でスピンドルモータ21を起動させることによって光ディスクメディアDが回転され、光ピックアップ11からレーザ光を出射して光ディスクメディアDのデータ記録面に集光させることによって、光ディスクメディアDに対して情報の記録または再生が行われる。
光ディスクメディアDを取り出す場合には、ディスクトレイ3がスレッドモータ25を動力源とする搬送機構によって筐体1内から排出される。このディスクトレイ3の排出動作と連動してモータホルダ20が下降する。これによりスピンドルモータ21がディスクトレイ3の引き込み時とは逆方向に一定量移動し、下ディスククランプ22と上ディスククランプ39とによる光ディスクメディアDの保持が解除され、光ディスクメディアDはディスクトレイ3のディスク搭載凹部9に収まる。光ディスクメディアDがディスクトレイ3のディスク搭載凹部9に収まった後もディスクトレイ3の排出のための搬送は継続され、最終的に筐体1の外の、ユーザによるメディア交換作業が可能な位置まで排出され、ディスクトレイ3のディスク搭載凹部9から光ディスクメディアDを取り出すことが可能になる。
さらに、筐体1内には、ディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのデータ記録面とは反対側の面であるレーベル面に文字や画像をインクにより印刷するための印刷ヘッド16を搭載した印刷ユニット15が着脱自在に設けられている。この印刷ユニット15はディスクトレイ3の上方、すなわち印刷ヘッド16のヘッド面がディスクトレイ3に搭載された光ディスクメディアDのレーベル面と対向するように配置されている。印刷ユニット15の左右の計4箇所には取り付け片31が設けられており、これらの取り付け片31はトレイガイドレール4,4に設けられたユニット受け部33にて支持され、ビスなどの連結具によって連結されている。
図4は印刷ユニット15のディスクトレイ3との対向面を示す斜視図である。印刷ユニット15のディスクトレイ3との対向面には、上ディスククランプ39が突出して配置されている。同対向面には印刷ヘッド16を表出させるための開口35が設けられており、この開口35より印刷ヘッド16はそのインク吐出口37の部分を突出させて配置されている。
図5は印刷ヘッド16を示す斜視図である。印刷ヘッド16のヘッド面にはインク吐出口37が形成されている。インク吐出口37は、例えば数十本のインク吐出ノズルを有している。インクジェット方式の場合、印刷ヘッド16のヘッド面は、搬送される光ディスクメディアDのレーベル面に対して矢印方向に相対的に移動し、光ディスクメディアDのレーベル面にインクを吹き付けて印刷を行う。
図6は印刷ユニット15のトップカバー15aを外して示した斜視図、図7は図6から印刷ヘッドベース41を外して示す斜視図である。印刷ヘッドベース41は印刷ヘッド16を保持するとともにこの印刷ヘッド16をディスクトレイ3の搬送方向(光ディスクメディアDの半径方向と同一)に移動させる機構を支持するベースである。
この印刷ヘッド16の搬送機構においては、印刷ヘッド16が印刷ヘッドホルダ43に着脱自在に保持されている。印刷ヘッドホルダ43はシャフト連結板45を介して一対のヘッドシャフト46にてスライド自在に支持されている。ヘッドシャフト46は複数のシャフト支持部47を介して印刷ヘッドベース41と印刷ユニット15のバックカバー15cとに固定されている。また、印刷ヘッドベース41には、ヘッド可動モータ49が支持されている。このヘッド可動モータ49の駆動軸には同軸でボールネジ51が連結されており、このボールネジ51にはシャフト連結板45に設けられたラック53と噛み合っている。すなわち、ヘッド可動モータ49の動力はボールネジ51を通じてラック53に伝達されることによって、印刷ヘッドホルダ43がヘッドシャフト46に沿って移動するように構成されている。
さらに、印刷ユニット15には、光ディスクメディアDへのレーベル印刷時に光ディスクメディアDを印刷に適した回転数(スピンドルモータ21では安定しない低速回転数)で駆動するための次のようなディスク低速駆動機構44が設けられている。
印刷ユニット15のアンダーカバー15aにはサブモータプレート55が固定されている。サブモータプレート55には上記の上ディスククランプ39が回転自在に支持されており、アンダーカバー15aの外面より突出させてある。上ディスククランプ39にはこれと同軸にプーリ57が連結され、サブモータプレート55の上に回転自在に配置されている。すなわち、プーリ57と上ディスククランプ39とは1つのシャフト59を共有して回転する。
また、アンダーカバー15aの内面には、伝達モータ60が設けられている。なお、伝達モータ60は本発明の第2のモータに相当する。スピンドルモータ21は第1のモータに相当する。この伝達モータ60の駆動軸にはボールネジ61が同軸に設けられており、このボールネジ61には、これに噛み合うネジ穴を有する操作棒63が連結されている。すなわち、伝達モータ60が駆動されてボールネジ61が回転すると、その回転量に応じた距離だけ、回転方向に対応した方向へ操作棒63が移動するように構成されている。操作棒63はサブモータ取り付け板65と固定されている。このサブモータ取り付け板65には、レーベル印刷時に光ディスクメディアDを低速で回転させるための動力源であるサブモータ67が搭載されている。サブモータ67の駆動軸には、これと同軸にプーリ73が連結されている。そして、このサブモータ67に直結されたプーリ73と上ディスククランプ39に直結されたプーリ57との間にはベルト75が掛け渡されている。
このサブモータ67を搭載したサブモータ取り付け板65は、サブモータプレート55に対して一定のストローク幅で移動し得るように構成されている。具体的には、サブモータ取り付け板65には、これを移動させる方向に逃げを有する複数のフリー穴69が設けられている。これらのフリー穴69にはサブモータプレート55に立設されたピンボルト70がそれぞれ挿入され、各ピンボルト70はフリー穴69の逃げの方向へそれぞれ移動自在とされている。これにより、サブモータ取り付け板65は矢印X0−X1方向に移動可能とされている。
すなわち、サブモータ67を搭載したサブモータ取り付け板65は、伝達モータ60の動力によって矢印X0−X1方向に進退するように構成されている。伝達モータ60を動作させて、サブモータ67を搭載したサブモータ取り付け板65が、フリー穴69によって規定される矢印X1方向の限界まで移動したとき、サブモータ67に直結されたプーリ73と上ディスククランプ39に直結されたプーリ57との間に掛け渡されたベルト75に所定のテンションが加わり、各プーリ73,57間の動力伝達系がオンになる。この結果、サブモータ67の動力が上ディスククランプ39に伝達され、この上ディスククランプ39と下ディスククランプ22との間に保持している光ディスクメディアDを印刷に適した速度で駆動させることができる。
一方、伝達モータ60を逆転させて、サブモータ67を搭載したサブモータ取り付け板65をフリー穴69によって規定される矢印X0方向の限界まで移動させると、サブモータ67に直結されたプーリ73と上ディスククランプ39に直結されたプーリ57との間に掛け渡されたベルト75が緩む。したがって、光ディスクメディアDに対する情報の記録や再生時にスピンドルモータ21の動力で光ディスクメディアDを駆動させるときには、ベルト75を上記のように緩ませることによって、上ディスククランプ39に直結されたプーリ57が光ディスクメディアDとともに回転していても、プーリ57の回転がベルト75を通じてサブモータ67に直結されたプーリ73に伝達されない。このためスピンドルモータ21に不要な負荷が加わるようなこともない。
なお、レーベル印刷時に光ディスクメディアDを低速で回転させるための動力源であるサブモータ67には、低速での回転安定性に優れるステッピングモータを用いることが望ましい。
本実施形態は、以上のように、光ディスクメディアDを回転させながら印刷ユニット15の印刷ヘッド16によって、光ディスクメディアDのレーベル面に印刷を行うものである。この際、レーベル印刷時に光ディスクメディアDを回転させる動力源としてスピンドルモータ21を用いるのではなく、低速での回転安定性に優れるサブモータ67の動力伝達系を伝達モータ60によってオンに切り替える。これにより、良好な品位でレーベル印刷を行うことが可能になる。また、インクジェット方式の印刷ヘッドを用いた場合の、光ディスクメディアDの回転時の遠心力によるインクの飛散も軽減できる。また。本実施形態では、レーベル印刷のための機能が印刷ユニット15にまとめられているので、既存の光ディスク装置へのレーベル印刷機能の後付けを行うことが容易になる。
印刷ユニット15の印刷ヘッド16と回転する光ディスクメディアDのレーベル面との相対的な移動によって、光ディスクメディアDのレーベル面には、たとえば、図8に示すような印刷19が達成される。印刷ヘッド16は、上記のように、ヘッド可動モータ49の動力でディスクトレイ3の搬送方向に移動させることが可能であるため、光ディスクメディアDの異なる半径位置にわたって印刷を行うことができる。これにより光ディスクメディアDのレーベル面のほぼ全面に印刷を行うことができる。
上記のレーベル印刷動作は、追記型ディスクや書き替え型ディスクなどの光ディスクメディアDへの記録が完了してスピンドルモータ21の回転が停止した後、または、スピンドルモータ21の回転が停止していることが予想されるタイミングで伝達モータ60を作動させてサブモータ67の動力伝達系をオンにして開始される。
また、レーベル印刷の際、光ディスク装置100のコントローラは、光ディスクメディアDに記録したコンテンツのタイトル(ファイル名)、日付などの情報を収集してコントローラ内のメモリに記憶しておき、レーベル印刷時にこれらの情報をもとに印刷データを生成して印刷を行うことが可能である。
また、光ディスク装置100を総括的に制御するコントローラは、セットされた光ディスクメディアDの種別、たとえば読み出し専用ディスク、追記型ディスク、書き替え型ディスク、両面記録ディスクなどの種別を、たとえば光の反射率の測定結果などをもとに判別することが可能である。この種の技術は既に多数提案されている。この技術と組み合わせることで、次のような機能を実現できる。
ユーザから光ディスク装置100のコントローラにレーベル印刷の実行命令が与えられる。この場合、コントローラは次のように機能する。すなわち、コントローラはこのレーベル印刷の実行命令に従って上記のレーベル印刷を開始する前に、セットされた光ディスクメディアDの種別の判別結果から、レーベル印刷に不向きな種別の光ディスクメディアDがセットされていることを判断した場合には、レーベル印刷の実行を無効にするように制御を行う。ここで、印刷に不向きな種別の光ディスクメディアDとは、読み出し専用ディスク、両面記録ディスクなどである。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態は、ディスク低速駆動機構の変形例である。
図9はこのディスク低速駆動機構の変形例を示す斜視図である。本例は、第1の実施形態のプーリ、ベルトの動力伝達系に代えて、互いに周面を接触させて摩擦により回転を伝達する回転車77,78を採用してもよい。また、回転車はギアであってもよい。
また、図10は本発明の第3の実施形態にかかるディスク低速駆動機構の他の変形例を示す斜視図である。同図に示すように、サブモータ67に直結されているプーリ73に対して上ディスククランプ39に直結されたプーリ57の径を小さくすることによって、レーベル印刷時の光ディスクメディアDの回転速度をサブモータ67の回転が安定する最低回転数よりもさらに下げることができる。同様の仕組みを図9の回転車77,78やギアにも応用できる。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。本実施形態は、印刷ユニットの変形例である。図11は本実施形態の印刷ユニット15のディスクトレイ3との対向面を示す斜視図である。本実施形態は、印刷ユニット15から印刷ヘッド16を表出させるための開口35にシャッター81が設けられている点に特徴がある。このシャッター81は印刷ユニット15のアンダーカバー13bに固定された軸82によって、アンダーカバー13bの面に沿って回動自在に支持されている。このシャッター81は、レーベル印刷を開始するために印字ヘッド格納部84内の待機位置より印刷実行位置へ向けて搬送された印刷ヘッド16の側面を受ける受け部83を有している。この受け部83が印刷ヘッド16の側面によって押圧されることで、シャッター81が軸82を中心に回動してシャッター81の裏に隠れていた開口35が表れるようになっている。また、シャッター81は、レーベル印刷を行うとき以外は閉じているように図示しないバネなどの付勢部材によって一定の回転方向つまり印刷ヘッド16の側面によって押圧されたときの回転方向とは逆方向に付勢されている。これによりレーベル印刷時以外の余分な飛散インクを防ぐことができる。なお、飛散インクは印字ヘッド格納部84に設けた図示しないインク吸収体で吸収されて外部に漏れるのを防止している。
以上、本発明にかかる実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、次のような変形、応用の範囲を含むものである。
上記の印刷ユニット15の印刷ヘッド16の搬送機構はレーベル印刷を行うために必ずしも必須ではない。
トレイ方式に限らず、スロット方式にも本発明は適用可能である。スロット方式とは、光ディスクメディアDをディスクトレイ3に乗せて搬送するのではなく、光ディスクメディアDの両面を一対のロール体の間で挟持しつつ搬送する方式である。
印刷ヘッド16は、インクジェット方式に限らず、他の様々な方式のものに代えることができる。
DVD−RAMのように光ディスクメディアDをカートリッジなどの収容体に収容して搬送する方式にも本発明は適用できる。この場合、カートリッジの面がレーベル印刷の対象領域となる。
本発明の第1の実施形態にかかるレーベル印刷機構を搭載したトレイ方式の光ディスク装置を示す斜視図。 図1の光ディスク装置の内部を示した斜視図。 図2から印刷ユニットを取り外して示す斜視図。 図3の印刷ユニットのディスクトレイとの対向面を示す斜視図。 図4の印刷ヘッドを示す斜視図。 図3の印刷ユニットのトップカバーを外して示した斜視図。 図6から印刷ヘッドベースを外して示す斜視図。 光ディスクメディアのレーベル面への印刷の例の示す図。 本発明の第2の実施形態であるディスク低速駆動機構の変形例を示す斜視図。 本発明の第3の実施形態であるディスク低速駆動機構の他の変形例を示す斜視図。 本発明の第4の実施形態である印刷ユニットの変形例を示す斜視図。 ディスククランプ機構を示す斜視図。
符号の説明
1 筐体
11 光ピックアップ
15 印刷ユニット
16 印刷ヘッド
21 スピンドルモータ
22 下ディスククランプ
37 インク吐出口
37 インク吐出口
39 上ディスククランプ
44 ディスク低速駆動機構
73,57 プーリ
75 ベルト
81 シャッター
100 光ディスク装置

Claims (7)

  1. 光ディスクメディアに対して情報の記録または読み出しを行う光ピックアップと、
    前記光ディスクメディアをクランプするクランプ部と、
    前記クランプ部と連結され、前記光ピックアップによる前記光ディスクメディアへの記録または読み出し時に前記クランプ部によってクランプされた前記光ディスクメディアを駆動する第1のモータと、
    前記クランプ部によってクランプされた前記光ディスクメディアのレーベル面に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドによる印刷時に前記クランプ部によってクランプされた前記光ディスクメディアを駆動する第2のモータと、
    前記第2のモータの動力を前記クランプ部に伝達する動力伝達系と、
    前記動力伝達系と前記クランプ部との連結のオンオフを切り替える切り替え部と
    を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記第1のモータの動力で前記光ディスクメディアが駆動されているとき、前記動力伝達系と前記クランプ部との連結を解除し、前記印刷ヘッドによる印刷時に前記動力伝達系と前記クランプ部とを連結するように前記切り替え部を動作させる制御部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記第2のモータはステッピングモータであることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 前記印刷ヘッドを前記光ディスクメディアの半径方向に搬送する印刷ヘッド搬送機構をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 前記印刷ヘッド、前記第2のモータ、および前記動力伝達系が、1つのユニットとして一体化され、装置本体に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  6. 前記印刷ヘッド、前記第2のモータ、前記動力伝達系、および印刷ヘッド搬送機構が、1つのユニットとして一体化され、装置本体に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 前記ユニットは、
    前記印刷ヘッドを表出させる開口部と、
    前記印刷ヘッド搬送機構により搬送された前記印刷ヘッドを受けて前記開口部を開放するように移動自在なシャッターと
    をさらに具備することを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
JP2006015945A 2006-01-25 2006-01-25 光ディスク装置 Expired - Fee Related JP4529917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015945A JP4529917B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015945A JP4529917B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 光ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007200416A JP2007200416A (ja) 2007-08-09
JP4529917B2 true JP4529917B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=38454873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006015945A Expired - Fee Related JP4529917B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4529917B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017104997A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 セイコーエプソン株式会社 印刷装置及び媒体支持部の移動方法
JP7001137B2 (ja) * 2020-10-14 2022-01-19 カシオ計算機株式会社 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007200416A (ja) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5883870A (en) Disk device with brake mechanism
JPH09265760A (ja) 光ディスク装置
JP3077220B2 (ja) 記録再生装置
US6310853B1 (en) Recording medium loading apparatus and recording medium recording and/or reproducing apparatus
JP4529917B2 (ja) 光ディスク装置
JP4929731B2 (ja) 光ディスク装置およびその制御方法
JP2002334553A (ja) 光情報記憶装置
JP2007188589A (ja) 光ディスク装置および光ディスクメディアのレーベル印刷方法
JP4151145B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
JP3815560B2 (ja) ディスク装置
JP2007305241A (ja) ディスクチェンジャ装置
JP5057083B2 (ja) ディスク装置
JP4462109B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP3642215B2 (ja) ローディング装置及び録再装置
JPH09259514A (ja) 情報処理装置
JP2006065978A (ja) チェンジャ型ディスク装置
JP2004310895A (ja) 記録及び/又は再生装置
JP2006107688A (ja) ディスクチェンジャー装置
JPH11110880A (ja) 記録及び/又は再生装置
JP2010165394A (ja) 電子機器
JP2004310894A (ja) 記録媒体カートリッジ係合機構
JP2006107564A (ja) ディスクチェンジャー装置
JP2007185859A (ja) レーベルプリント機能搭載ディスク装置
JP2004127365A (ja) ディスク装置及びピックアップ駆動方法
JP2004310896A (ja) カートリッジ開閉機構及び記録及び/又は再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees