JP2007305241A - ディスクチェンジャ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクの交換を可能とし消費電力も小さく済む装置の小型化を図ったディスクチェンジャ装置を提供する。
【解決手段】複数のディスク支持トレイ59によりディスク9を交換自在に支持し、ディスク9のセンタホール9aが出入りするスピンドルモータ11のスピンドル軸15を配置する。ディスク9はディスク支持トレイ駆動手段83によってディスク面直方向となるスピンドル軸15に沿って移動させディスク9の選択を行なう。選択されたディスク9はスピンドル軸15の先端に設けられたディスク保持手段17によって保持され、トラバース機構91によって移動するピックアップ13によって記録又は再生を行なう。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ディスク等の複数のディスクの中から一つのディスクを選択して、選択したディスクの再生または記録を行なうディスクチェンジャ装置に関する。
映像情報や音声情報の再生と記録、または、いずれか一方を行うことが可能な光ディスクが普及しているが、複数枚のディスクを毎回手動で入れ替えを行なう煩雑さがある。この入れ替えの煩雑さを解消するために、複数枚のディスクを機器内に格納しておき、必要なディスクを選択するディスクチェンジャ装置が実用化されている。
ディスクチェンジャ装置の代表例としては、例えば、図35に示すように、ディスク格納部210に複数のディスク200が上下方向に積層状に収納されている。このディスク格納部210は、ディスク200を回転駆動させるスピンドルモータ211とディスク200に対して情報の再生または記録を行うピックアップ212とからなる記録再生装置213が並列配置された手段となっている。
この手段は、ディスク格納部210からディスクの径方向(矢印214方向)に沿って目的のディスク200aを引き出した後、上下方向(矢印214a方向)に沿ってディスク200aを移動させてターンテーブル215上にセットし、スピンドルモータ211によってディスク200aを回転させ、ピックアップ212をトラバース移動させながら再生または記録を行うために、ディスク格納部210の側方に記録再生装置213が配置されることが必須となる。
このために、ディスク格納部210の占有スペース、記録再生装置213の占有スペースがそれぞれ並列に必要となるため大きな占有スペースを必要としコンパクト化が図りずらい面があった。
一方、例えば、図36に示すように同一軸線上に所定の間隔をもって上下に配置された複数の光磁気ディスク200と、これを光磁気ディスク200に対してディスク軸線方向に平行な移動とディスク径方向とに移動可能な光ヘッド212を有する光ピックアップ装置218を備えたディスクシステム装置があり、ディスク200の同一軸線上にスピンドルモータ211を配置した構造のものが公知となっている。
特開平9−185866号公報 特開平7−129378号公報
後者のディスクシステム装置は、大きな占有スペースを必要とするスピンドルモータ211をディスクと同一軸上に配置した構造を採用できるため、ディスク直径方向の装置寸法を最小限とすることが可能であるが、各ディスク間の間隔をピックアップ動作のための移動領域分確保するように複数のディスクを離さなければならない。このためディスク面の垂直方向の機器寸法(すなわち、高さ寸法)Hが大きくなる問題がある。また、一枚だけディスクを取り出すことができず、取り出す際は全部一緒に装置からディスクを取り出すため手間がかかり、簡単にディスクの交換ができない。しかも、全部のディスクを一緒に回転させるため、多くの消費電力が必要とする等の問題をかかえる。
そこで、本発明はこのような問題を鑑みてなされたものであり、その目的は一枚、一枚のディスクの交換を容易にすると共に消費電力も小さくて済み、しかも装置の小型化を可能とするディスクチェンジャ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るディスクチェンジャ装置は、センターホールを有するディスクを、その表面が対面するよう着脱自在にそれぞれ支持する複数のディスク支持トレイと、該ディスク支持トレイに支持された前記ディスクのセンターホールと同心のスピンドル軸を有するモータと、前記スピンドル軸に設けられ選択されたディスクのセンターホール内周縁を内側から保持するディスク保持手段と、前記複数のディスク支持トレイのそれぞれに支持された複数のディスクを、前記スピンドル軸の中心軸線に沿って移動させて前記複数のディスクの中から選択された一のディスクとこれに対向するディスクとの間に所定の隙間を設けるるディスク支持トレイ駆動手段と、前記隙間にピックアップを進入、後退させるトラバース機構とを有していることを特徴とする。
本発明によれば、複数のディスク支持トレイによってディスクを一枚、一枚簡単に交換することができる。また、モータは選択された一枚のディスクを回転駆動する電力でよいため消費電力を小さく抑えることができる。
また、占有スペースの大きいモータはディスクと同一軸線上の配置によってディスク領域内に収まりディスク径方向となる幅方向の占有スペースを最少にできる。
しかも、従来手段に比べて高さ寸法を小さく抑えることが可能となり、幅方向、高さ方向の容積の小さい小型化を図ることができる。
本発明にあっては、複数のディスクの表面が対面するように一枚、一枚着脱自在に支持された状態にある各ディスクを、垂直方向の移動で複数のディスクの中から必要なディスクを選択し、そのディスクに対してピックアップにより情報の記録又は再生を行なうディスクチェンジャ装置において、第1には、前記装置本体内に出し入れ可能なカートリッジにを備え、そのカートリッジ内に前記複数のディスク支持トレイを設けることで、カートリッジごと簡単にディスク交換が行えるようにする。
第2には、前記スピンドル軸において、先端部側にディスク保持手段が設けられ、最もモータから遠いディスクが選択された際に前記ディスク保持手段からモータまでの領域を他のディスクを収納可能な長さとすることで、選択されないディスクの待機状態が円滑、かつ、迅速に得られるようにする。
第3には、前記トラバース機構により、ピックアップをディスク支持トレイに支持されたディスクの径方向とディスクの外周接線方向とに移動させる組合せ移動を可能とし、外周接線方向へ移動させることで、ピックアップを大きく張り出すことなく退避位置への移動配置が行なえるようにする。
以下、図1乃至図34の図面を参照しながら本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は本発明にかかるディスクチェンジャ装置全体の概要説明図を示している。
ディスクチェンジャ装置1は、装置本体3内にカートリッジ5が格納されるカートリッジ格納部7と、カートリッジ5内に配置された複数枚のディスク9にそれぞれ独立して回転動力を与えるモータ(以下、スピンドルモータ11と称す)と、ディスク9に対して情報の再生及び記録またはそのいずれか一方(再生記録)を行う光ピックアップ等のピックアップ13とを備えている。
スピンドルモータ11は、回転動力を与える長いスピンドル軸15を有し、スピンドル軸15はカートリッジ格納部7に配置されるディスク9のセンターホール9a(図2参照)のホール軸線上でディスク9の下位に配置されている。
スピンドル軸15は、ディスク9に設けられたセンターホール9aの径より小さい径に設定されている。これにより、各ディスク9はセンターホール9aを介して前記スピンドル軸15に沿ってディスク面の面直方向となる垂直方向の上下動が可能となる。
スピンドル軸15の先端にはディスク9のセンターホール9a内周縁を内側から保持、チャッキングするディスク保持手段17が設けられると共に先端のディスク保持手段17からスピンドルモータ11までの領域は、選択されないディスク9の待機スペースdとなる長さとなっている。
ディスク保持手段17は、図4及び図7に示す如く押出軸19の上下動により前進・後退するチャッキング部21によってディスク9のセンターホール9a内周縁の保持及び保持解除が可能となっている。
具体的に説明するとスピンドル軸15は内部に上下動可能に軸方向に沿って挿入された前記押出軸19を備えた二重軸の構造となっている。
押出軸19はその下端部が軸受22を介してギア23に支持されている。ギア23の歯部は上下方向に形成されており、この歯部にチャッキング用駆動モータ25の出力軸に取り付けられた駆動ギア27が噛み合っている。従って、チャッキング用駆動モータ25の駆動で駆動ギア27が正・逆方向に回転することにより押出軸19は上下方向に移動することが可能となる。
なお、押出軸19の上下動は前記した実施例に限定されない。例えば、図5及び図6に示すように押出軸19の下半分を細い径としてスピンドル軸15より下方向へ突出し、その突出した下端部19aを回転体29の回転カム面31に接触させるようにする。
回転体29は軸受33により回転自在に両端支持され、その一方の端部に、ギア35を取り付ける。このギア35にはチャッキング駆動モータ25の駆動ギア27を噛み合わせ正転・逆転の回転動力を与えるようにする。
回転カム面31は、回転軸29の一部分を切欠開口することで略半円形状に作られ、その回転カム面31に押出軸19の下端部19aを接触させる手段とするものである。これにより、前記回転カム面31が矢印の如く回動することで、押出軸19の上下動が可能となっている。この場合、押出軸19には常に回転カム面31へ向かう付勢力を与える必要がある所から、例えば、図6に示すように押出軸19にフランジ部37を設け、このフランジ部37とスピンドル軸15の下端面との間に付勢ばね39を設けるようにする。あるいは、付勢ばね39を図示していないが押出軸15の頭部に設け、下方へ向かう付勢力を与えるようにしてもよい。
一方、ディスク9のセンターホール9aの内周縁を保持、チャッキングするチャッキング部21は図7、図8に示す如く120°の間隔で3箇所に配置された3点支持により安定した保持、チャッキングが可能となっている。この場合、支持は3箇所以上であってもよい。チャッキング部21はチャッキングアーム21aと一体に形成されている。チャッキングアーム21aは薄板状のばね材で作られていてスピンドル軸15の内周部に取り付けられている。
これによりチャッキング部21はチャッキングアーム21aのばね圧で図7実線で示すように常時スピンドル軸15の外周面から外へ突出することのない待機状態に付勢されている。
この場合、チャッキングアーム21aのばね圧が不足する時には、補助ばね41をチャッキングアーム21aとスピンドル軸15の内周面との間に設けても良い。
押出軸19の上端部の外周面には、押出ボール43を介して前記チャッキング部21をチャッキング位置(図7鎖線)へ押圧するテーパ部19aが形成されている。テーパ部19aは上昇傾斜するテーパ面となっていて押出軸19の上昇時、前記テーパ部19aにより押出ボール43を介してチャッキング部21をチャッキング位置まで押出し可能となる。この時、直接押し出してもよいが、押出ボール43とチャッキング部21との間には緩衝ばね45を設けるようにすることが望ましい。
なお、チャッキング部21は、回転しながらディスク9のセンターホール9aを押し広げるように接触してディスク9をチャッキングするため、回転時の遠心力及び押出ボール13の遠心力の作用と相俟ってチャッキング力を増すように作用し、ディスク9の確実な保持状態を確保することが可能となる。
図9及び図10は、ディスク保持手段17の別の実施形態を示したものである。
図9及び図10における構造では、スピンドル軸15の内部に一対のチャッキングアーム47,47が配置されている。チャッキングアーム47,47は湾曲形状となっており、それぞれが支点47a,47aによって回動可能に取り付けられている。また、それぞれのチャッキングアーム47,47には、セットばね49,49が取り付けられており、セットばね49,49のばね力によって図10の破線で示すようにスピンドル軸15から突出しない待機状態に付勢されている。
スピンドル軸15の内部には、図7と同様に上下動する押出軸19が設けられ、この押出軸19に形成されたテーパ部19aには押出ボール13が接触している。押出ボール13の外側(図面左側)には、押出ブロック51が配置されており、押出ブロック51とそれぞれのチャッキングアーム47,47との間には、連結ばね53,53が掛け渡されている。
また、押出ブロック51には、連結ばね55を介してストッパ部57が設けられている。ストッパ部57はディスク9におけるセンターホール9aの内周面に当接する位置に配置され、ディスク9の板厚方向と直交する方向からセンターホール9aに当接して押圧するものである。これは、ストッパ部57の当接による内周面への押圧により、クランプすべきディスク9をスピンドル軸15に対して偏心しない位置となるよう正しく導く手段となっている。
したがって、押出軸19が上方に移動すると、テーパ部19aによって押出ボール13が矢印で示す外側へ押し出される。これにより、連結ばね53,53を介してチャッキングアーム47,47が押し出されるため、支点47a,47aを中心にチャッキングアーム47,47が回動し、ディスク9のセンターホール9a内でディスク9を上下から挟み、ディスク9のチャッキングが行われる。このチャッキングと同時に、ストッパ部57が連結ばね55を介して押し出されることでディスク9のセンターホール9aの内周面と当接し押圧するため、スピンドル軸15に対するディスク9の偏心がなくなる。これにより、良好な再生、記録を行うことができる。
図11〜図13はカートリッジ5内に配置セットされたディスク位置決めトレイ59,59…を示している。ディスク位置決めトレイ59…は、一枚、一枚のディスク9をそれぞれ独立して保持するU字状でディスク9の外径より大径なる円弧状の形状となっていて、この実施例では四枚のディスク9を保持するようになっているが、四枚以上であつてもよい。
ディスク位置決めトレイ59は、カートリッジ5内に上下両端が支持された複数の上下移動レール61に沿って上下動自在に支持されている。
ディスク位置決めトレイ59の両自由端には図17から図19に示すようにディスク9の両外周端を支持する外周クランパ63が設けられている。なお、外周クランパ63は左右両端に1つずつ設ける手段となっているが、片側に2箇ずつ計4つ設ける手段であってもよい。
外周クランパ63は位置決めトレイ59に対し、支持点65を介して回動可能に取り付けられている。外周クランパ63はその支持点65から先端のクランパ部63aがディスク9の外面に接触するように押し出しばね67により常時付勢されている。これにより外周クランパ63のクランパ部63aは、ディスク9の外周面に弾性力を有して当接するためディスク9のクランプが可能となる。ディスク位置決めトレイ59におけるディスク9のクランプ解除は、図18の矢印fで示すように外周クランパ63の後端部を押圧する押圧解除力fにより、外周クランパ63のクランパ部63aをディスク9から離すことにより行うことができる。
図20〜図22は、外周クランパ63に対して押圧解除力fを与えるためのクランプ開放機構69を示す。このクランプ開放機構69は、図20に示すように、一対の軸体70を有し、この軸体70の上下方向における中間部分に、内側に屈曲したクランク部71が形成されている。一対のクランク部71は軸体70を中心に回転可能となっている。クランク部71はディスク位置決めトレイ59の外周クランパ63に対応した位置に形成されるものである。
クランク部71の上方部分には、解除アーム72が連設している。解除アーム72はその端面にギア部72aが形成されており、このギア部72aにギア74が噛み合っている。ギア74は解除用モータ76に連結されており、解除用モータ76が駆動することによりギア74、ギア部72aを介してクランク部71は軸体70を中心に回動する。
したがって、解除用モータ76が駆動することによりクランク部71は軸体70を中心に回動し、この回動により外周クランパ63がディスク9の外周面から離れるように回動させる。これにより外周クランパ63によるディスク9のクランプを確実に解除することができる。
図23はディスクストッパ77を示す。ディスクストッパ77は手動によってディスク9をカートリッジ5に装着する際、各ディスク位置決めトレイ59の奥(内周面)にディスク9の外周が近づきすぎると、ディスク9のチェンジャ動作においてスピンドル軸15のチャッキング位置が合わなくなったり、スピンドル軸15をディスク9のセンターホール9aに挿入する際にスピンドル軸15とディスク9とが干渉することを防止するためにディスク位置決めトレイ59に設けられるものである。
ディスクストッパ77はディスク位置決めトレイ59に支点77aを有し、この支点77aを中心として作動位置(実線)を非作動位置(二点鎖線)とに回動可能となっている。ディスクストッパ77は、支点77aに取り付けられた捩りばね(図示せず)によって時計方向aに回動するように付勢され、後述する押出突起81が実線から二点鎖線へ移動した時、非作動位置(二点鎖線)へ回動する。常時は押出突起81(実線)によって作動位置(実線)に位置決めされることで、ディスク9の挿入セット時、常に一定位置にディスク9を挿入セットすることが可能となっている。
図14〜図16は、各ディスク支持トレイ59を上下動させて選択されたディスクをスピンドル軸15のディスク保持手段17に位置決めさせるためディスク支持トレイ駆動手段83を示している。
ディスク支持トレイ駆動手段83は、湾曲状となっている可動板84に前記した押出突起81及びカムスリット85と、ギヤ87がそれぞれ設けられ、可動板84は前記ディスク支持トレイ59と一緒にカートリッジ5内に組込まれている。
カムスリット85は、上下の水平部分85a,85bと、この上下の水平部分85a,85bと上下の水平部分85a,85bとを連設する斜めの連続する傾斜部分85c(図14,図16では途中を省略してある)とによって形成され、上位側の水平部分85aに前記した各ディスク位置決めトレイ59に設けられた係合突起79が挿入セットされている。
ギヤ87は、ウォームホイールとなっていてカセット5の開口窓孔から外へ突出している。カセット5は図示しないガイドレールによって装置本体3内へ挿入された後、下降することで駆動モータ89のウォーム90と上下方向から噛み合いが可能となっている。
したがって、前記駆動モータ89の作動により、例えば、図16に示すように可動板84が矢印b方向に移動することで、前記した押出突起81の移動を含めて係合突起79がカムスリット85に沿って下に移動し、これに対応したディスク位置決めトレイ59と、同トレイ59に保持されているディスク9とが下降する。と同時にディスク保持手段17に選択されたディスク9が位置決めされる。一方、他の係合突起79,79はカムスリット85内で一定の高さに保持されているため、これに対応したディスク位置決めトレイ59及びこれらのトレイ59に保持されているディスク9はその高さ位置に保持される。この結果、ディスク面の垂直方向に沿って複数のディスク9が相対的に移動するため、ディスク9と他のディスク9との距離があき、ピックアップ13が入り込むための隙間、ピックアップ進入空間c(図3)が作られるようになっている。
図24〜図27は、ピックアップ13をディスク9の径方向及びディスク9の外周接線方向とに組合せ移動させるトラバース機構91を示している。
ピックアップ13はトラバース機構91のトラバース台車93に載置されており、トラバース台車93は、ディスク9の径方向に沿って移動させる一対の第1のトラバースレール95に沿って移動自在に支持されると共に一対の第2のトラバースレール96を有している。第1のトラバースレール95は装置本体3内に両端支持され、第2のトラバースレール96には前記したピックアップ13がスライド自在に装着セットされている。
第2のスライドレール96はピックアップ13をディスク9の外周接線方向に沿って移動させるためのもので、ピックアップ駆動手段97によりピックアップ13の移動が可能となっている。具体的には、前記ピックアップ13に連結アーム98の一端部が連結されており、連結アーム98の他端部は前記第1のスライドレール95の一方、右側のスライドレール95に沿ってスライドさせるスライド駒99に連結している。このような構造により、スライド駒99が第1のスライドレール95に沿って往復移動することで、ピックアップ13は第2のスライドレール96に沿って往復移動することができ退避位置(図25)と読み取り位置(図26)とにディスク外周接線方向に装移動が可能となる。そして、ピックアップ13がスライドレール96の左端にあるとき、即ち、退避位置にある時は、ピックアップ13は図2に示す如く、外方へ大きく張り出すことなく退避位置(図25)に位置決めされる。
スライド駒99にはマグネット100が取り付けられると共に、スライド駒99と対向するスライド台車93側には吸着用マグネット101が取り付けられている。トラバース台車93側のマグネット101は、スライド駒99が近づいてくるとそのマグネット100を吸着し、その吸着力により位置決めする。
図28は、スライド駒99、即ち、ピックアップ13のディスクの外周接線方向のスライド移動と、トラバース台車93、即ち、ピックアップ13をディスク9の径方向へ移動させる作動機構105を示しており、図25における矢印B方向からみた作動機構105を示している。
作動機構105は、トラバースカム106とトラバース補助カム107とを備え、これらが支点109を中心に回動可能に組み立てられている。トラバースカム106には、直線状のカムスリット111が形成されており、このカムスリット111にスライド駒99の突起99aが挿入されることにより係合している。また、トラバース補助カム107には、トラバース台車93の突起113がその側縁107aに係合している。トラバースカム106とトラバース補助カム107とは、引張りばね115によって連結されており、これにより各突起99a及び113を接近させる力が作用している。トラバースカム106の外面の一部には歯部106aが形成され、この歯部106aにウォームギア117aが噛み合っている。ウォームギア117aはトラバースモータ117に連結しており、トラバースモータ117の駆動によってトラバースカム106は支点109を中心とする回転動力が与えられる。
図29〜図31は、トラバースモータ117の駆動により作動するトラバースカム106、スライド駒99、トラバース台車93の三者の関係を示している。
即ち、図29はピックアップ13は退避位置(図25)にあり、トラバース台車93は待機位置(図25)にある。この状態において、図29に示すようにトラバースカム106のカムスリット111により突起99aを介してスライド駒99を矢印α方向へ押圧しマグネット100がトラバース台車93のマグネット101に当接(図30)すると、ピックアップ13は退避位置(図25)から読み取り位置(図26)まで移動する。さらに、矢印α方向へ押圧を続けることで待機位置にあるトラバース台車93、即ち、ピックアップ13は第1のスライドレール95によってディスク9の径方向となるトラバース移動が可能となる。
一方、中心へ向かうトラバース移動完了後、図31に示す如くトラバースカム106のカムスリット111により突起99aを介して前記矢印αと逆のβ方向へトラバース駒99を押圧すると、トラバース台車93はトラバース駒99と一緒に待機位置まで復帰移動し、移動完了後はその位置で動くことがないため、さらに、β方向へ引ぱりばね115に抗して押圧を続けることで、スライド駒99のマグネット100はスライド台車93のマグネット101から離れて単独で移動するようになる。したがって、ピックアップ13はディスク9の外周接線方向及びディスクの径方向への組合せ移動が可能となり、退避位置(図25)に収まる。
図32は、本実施形態のディスクチェンジャ装置1の制御を行うためのブロック図を示している。ディスクチェンジャ装置1は、ディスクチェンジャ部131と、ディスク回転制御部132と、トラバース制御部133と、ピックアップ部134とを備えている。ディスク回転制御部132及びトラバース制御部133は、トラッキング、フォーカシング、チルトを行うサーボ制御部135と接続されている。このサーボ制御部135は、ピックアップ部134とも接続されるものである。
ピックアップ部134には、信号再生処理部136及び信号記録処理部137が接続され、信号再生処理部136には画像表示部138及び音声発生部139が接続され、ディスク9に記録されている画像及び音声の出力が行われる。信号記録処理部137には、ディスク9への記録を行うための画像や音声が入力される。入力信号処理部140が接続され、入力信号処理部140にはカメラ信号処理部141が接続されている。カメラ信号処理部141は、受光部、レンズ部等を有したカメラ部142が接続されている。以上のディスクチェンジャ装置1は、制御部143を介して操作部144に接続されていると共に、電源部145から必要な電力が供給されるようになっている。
図33は、以上のディスクチェンジャ装置1の作動を示すフローチャートである。まず、カートリッジ5が装着されたか否かを判定し(ステップS1)、カートリッジ5を装置本体3に固定する(ステップS2)。その後、ディスク取出命令があるか否かの判定を行い(ステップS3)、ディスク取出命令がない場合にはディスクアクセス命令が出たか否かを判定し(ステップS4)、ディスクアクセス命令が出た場合には、アクセスする(選択する)ディスクの番号を取得する(ステップS5)。そして、ディスクを装置本体3内で移動させることにより(ステップS6)、目的のディスク番号のディスク位置決めトレイ59がチャッキング位置に来たか否かを判定する(ステップS7)。
その後、そのディスク位置決めトレイ59にディスク9があるか否かを判定し(ステップS8)、ディスク9がある場合には、そのセンターホール9aをスピンドル軸15にチャッキングした後(ステップS9)、外周クランプ63によるディスク9のクランプを解除する(ステップS10)。これと共に、スピンドル軸15の回転を開始する(ステップS21)。
そして、ピックアップ13を退避位置から読み取り位置へ移動させ(ステップS11)、ディスク面のアクセス部に対してピックアップ13をトラバース移動させる(ステップS12)。これにより、再生記録の準備が整うため、サーボ調整及びレーザ調整を行い(ステップS13)、ディスクの記録・再生動作を開始する(ステップS14)。この動作に続くステップS15では、ディスクアクセス中止命令が出たか否を判定し、ディスクアクセス中止命令が出た場合には、ピックアップ13をディスク9の最外周まで移動させ(ステップS16)、ピックアップ13の退避を行う(ステップS17)。そして、外周クランプ13によりディスク9をクランプした後(ステップS18)、ディスク9のチャッキングを解除する(ステップS19)。また、ステップS15において、ディスクアクセス中止命令が出た場合には、スピンドル軸の回転を停止させる(ステップS20)。
ステップS3において、ディスク取出命令が出た場合には、ステップS22に移行し、全てのディスクが取出可能位置に移動しているか否かを判定し、移動している場合にはカートリッジ5を装置本体3からロック解除する(ステップS23)。ステップS22において、全てのディスク9が取出可能位置に移動していない場合にはステップS24に移行してディスク9の移動を行う。
これら一連の動作において、選択されたディスク9と選択されていない他のディスク9とをディスク面の垂直方向に沿って相対的に移動さることが可能となるため、これらのディスク9間にピックアップ13が入り込むための隙間、ピックアップ進入空間cを作ることができる。しかも、ディスク9の径内にスピンドルモータ11の配置が可能になると共に、図34に示すように高さ寸法hも従来の高さHと比べて小さくでき、幅方向、高さ方向の小さい小型化が図れる。また、回転駆動するディスクは選択された1枚だけであり、消費電力を小さく抑えることができる。
本発明にかかるディスクチェンジャ装置全体の概要説明図。 図1を上からみた概要平面図。 ディスクの動作説明図。 ディスク保持手段を構成する押出軸の概要説明図。 押出軸を上下動させる別の実施形態を示した概要説明図。 図5A−A方向からみた概要切断説明図。 ディスクを保持するチャッキング部の拡大概要説明図。 チャッキング部の配置位置を示した概要切断説明図。 チャッキング部の別の実施形態を示した待機状態の概要説明図。 図9の作動状態のチャッキング部の概要説明図。 ディスク保持トレイの概要斜視図。 ディスク保持トレイを上からみた概要平面図。 ディスク保持トレイの概要正面図。 ディスク支持トレイ駆動手段を示した概要斜視図。 ディスク保持トレイ駆動手段とディスク保持トレイとの関係を示した概要平面図。 ディスク保持トレイ駆動手段の概要動作説明図。 ディスク保持トレイに外周クランパを設けた概要平面図。 外周クランパの動作説明図。 外周クランパによるクランパ部の保持状態を示した拡大概要説明図。 外周クランパのクランパ開放機構を示した概要斜視図。 クランパ開放機構の動作説明図。 外周クランパの動作説明図。 ディスクストッパを示した一部分の概要説明図。 ピックアップをトラバース台車に組み付けた状態を示す概要斜視図。 ピックアップが退避位置の時の動作説明図。 ピックアップが読み取り位置の時の動作説明図。 トラバース台車をB矢視からみた概要側面図。 トラバース台車の作動機構を示した概要説明図。 ピックアップの退避位置の時の作動機構を示した説明図。 ピックアップが読み取り位置の時の作動機構を示した説明図。 ピックアップを読み取り位置から退避位置へ戻す時の作動機構を示した説明図。 ディスクチェンジャ装置の制御を行うための内部構造を示すブロック図。 ディスクチェンジャ装置の作動を示すフローチャート。 従来例1と本発明による高さ寸法の比較例を示した説明図。 従来例1を示した説明図。 従来例2を示した説明図。
符号の説明
1 ディスクチェンジャ装置
3 装置本体
9 ディスク
9a センターホール
11 モータ(スピンドルモータ)
13 ピックアップ
15 スピンドル軸
17 ディスク保持手段
21 チャッキング部
59 ディスク位置決めトレイ
63 外周クランパ
79 係合突起
83 ディスク保持トレイ駆動手段
84 可動板
85 カムスリット
91 トラバース機構
93 トラバース台車
95 第1のトラバースレール
96 第2のトラバースレール

Claims (4)

  1. センターホールを有するディスクを、その表面が対面するよう着脱自在にそれぞれ支持する複数のディスク支持トレイと、
    該ディスク支持トレイに支持された前記ディスクのセンターホールと同心のスピンドル軸を有するモータと、
    前記スピンドル軸に設けられ選択されたディスクのセンターホール内周縁を内側から保持するディスク保持手段と、
    前記複数のディスク支持トレイのそれぞれに支持された複数のディスクを、前記スピンドル軸の中心軸線に沿って移動させて前記複数のディスクの中から選択された一のディスクとこれに対向するディスクとの間に所定の隙間を設けるディスク支持トレイ駆動手段と、
    前記隙間にピックアップを進入、後退させるトラバース機構とを有していることを特徴とするディスクチェンジャ装置。
  2. 前記装置本体内に出し入れ可能なカートリッジを備え、このカートリッジに前記複数のディスク支持トレイが設けられていることを特徴とする請求項1記載のディスクチェンジャ装置。
  3. 前記スピンドル軸は、先端部側にディスク保持手段が設けられ、最もモータから遠いディスクが選択された際にそのディスク保持手段からモータまでの領域に他のディスクを収納可能とする長さを有していることを特徴とする請求項1又は2記載のディスクチェンジャ装置。
  4. 前記トラバース機構は、ピックアップをディスク支持トレイに支持されたディスクの径方向とディスクの外周接線方向とに移動させる組合せ移動が可能となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のディスクチェンジャ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019111532A1 (ja) * 2017-12-07 2019-06-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 ディスクトレイ及びディスク装置

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