JP2006331500A - 記録装置、記録方法、ディスク製造方法、光ディスク記録媒体 - Google Patents
記録装置、記録方法、ディスク製造方法、光ディスク記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006331500A JP2006331500A JP2005151007A JP2005151007A JP2006331500A JP 2006331500 A JP2006331500 A JP 2006331500A JP 2005151007 A JP2005151007 A JP 2005151007A JP 2005151007 A JP2005151007 A JP 2005151007A JP 2006331500 A JP2006331500 A JP 2006331500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- substrate
- data
- pit
- land
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/004—Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
- G11B7/0045—Recording
- G11B7/00452—Recording involving bubble or bump forming
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/2407—Tracks or pits; Shape, structure or physical properties thereof
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/004—Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
- G11B7/006—Overwriting
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/007—Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/26—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
- G11B7/268—Post-production operations, e.g. initialising phase-change recording layers, checking for defects
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
【解決手段】 光ディスク記録媒体に対し所定のレーザパワーによりレーザ光を照射して上記基板を隆起状に変形させる。基板が隆起状に変形されることで、基板に積層された反射膜としても隆起状に変形し、その隆起状の変形の態様によりピット部分についてはランド部分と同等の再生信号レベルが得られるようにすることができる。また、ランドについてはピット部分と同等の再生信号レベルが得られるようにすることができる。このとき、上記隆起状の変形態様は照射するレーザ光のパワーによって制御可能となるので、これらピットのランド化、ランドのピット化はレーザパワーの設定により行うことができる。
【選択図】図5
Description
つまり、基板と、上記基板に対して少なくとも反射膜とカバー層を積層して形成され、上記基板上に形成されたピット及びランドの組み合わせによってデータが記録される光ディスク記録媒体についての記録装置であって、先ず、上記光ディスク記録媒体に対して所定のレーザパワーによりレーザ光を照射することによって、上記レーザ光の照射部分での上記基板の形状を隆起状に変形させるレーザ照射手段を備える。
そして、上記光ディスク記録媒体に形成された所定の上記ピット又はランドを対象として上記所定のレーザパワーによるレーザ光が照射されるように上記レーザ照射手段を制御する記録制御手段を備えるようにしたものである。
このとき、上記隆起状の変形態様は照射するレーザ光のパワーによって制御可能となるので、これらピットのランド化、ランドのピット化はレーザパワーの設定により行うことができる。
このとき、本発明によればピットをランド化すること、及びランドをピット化することの双方が可能となるので、例えばどちらか一方により記録データの書き換えを行うとした場合よりも書き換えの自由度を増すことができる。
<1.光ディスク記録媒体>
<2.記録装置>
<3.記録原理>
<4.適用例>
図1は、実施の形態の記録装置が記録対象とする光ディスク記録媒体(主データ記録ディスクD16)の断面構造図を示している。
実施の形態の主データ記録ディスクD16は、再生専用のROMディスクであり、具体的にはブルーレイディスク(Blu-Ray Disc)と称されるディスクに準拠したディスク構造及びフォーマットが採用されたものとなる。
このディスクD16は、図示するようにして基板101と、この基板101に対して積層された反射膜102、及びこの反射膜102に対しUV硬化樹脂(赤外線硬化樹脂)104により接着されたカバー層103を備えている。基板101における上記反射膜102と接する面に対しては凹凸の断面形状が与えられている。凹状の断面部はピットであり、凸状の断面部はランドである。ディスクD16では、これらピットとランドの組み合わせ、具体的にはピットとランドのそれぞれの長さによりデータが記録される。
先ず、ディスク100(主データ記録ディスクD16)を製造するにあたっては、先ず図中のフォーマット化工程S11を実行するようにされる。このフォーマット化工程S11は、例えばコンピュータ等を用いて行うことになる。
このフォーマット化工程S11では、主データ記録ディスクD16(ディスク100)に対して記録されるべきコンテンツデータ(ユーザデータ)について、所定の規格に応じたフォーマットデータ列が得られるように変換動作を行う。すなわち、実施の形態の場合は、後の図3に示すようなブルーレイディスクの規格に応じたデータ列が得られるように変換動作を行う。また、実際には、ユーザデータに対する誤り検出符号及び誤り訂正符号の付加、インターリーブ処理等も行うようにされる。
原盤生成工程S13では、先ずガラス原盤に対してフォトレジストを塗布する。そして、このようにフォトレジストが塗布されたガラス原盤を回転駆動した状態で上記可変長変調工程S12にて生成した主データに応じたレーザ光を照射することで、記録トラックに沿った凹凸のパターンを形成する。つまり、ピットとランドを形成していく。
次いで、ピットとランドが形成されたレジストを現像処理することでガラス原盤上に定着させ、さらに原盤表面に対して電解メッキを施すことで、図示する金属原盤D14を生成する。
ディスク形成工程S15では、先ず上記金属原盤D14をもとにスタンパを作成する。そして、このスタンパを成形金型内に配置して、射出成形機を用いてポリカーボネートやアクリル等の透明樹脂により基板101を形成する。この基板101には、先の変調工程S12にて生成された主データに応じたピットとランドのパターンが記録トラックに沿って形成されることになる。
そして、この基板101に対して、先ずは反射膜102を蒸着等により積層し、さらにこの反射膜102上にカバー層103をUV硬化樹脂104により接着する。これによって先ずはピットとランドの組合せによるデータ(主データ)のみが記録された主データ記録ディスクD16が形成されることになる。
つまり、上記のようにして生成された主データ記録ディスクD16に対し、後の図4にて説明する記録装置50によりレーザ光の照射を行うことで、記録された主データの書き換えを行って実施の形態としてのディスク100を生成する工程である。
なお、実施の形態の記録装置50を用いたこのような記録データの書き換えについては後述する。
先ず、図示するようにしてRUBと称される1つの記録単位が定義される。1つのRUBは、16個のセクターと2つのリンキングフレームから成るようにされる。リンキングフレームは、各RUB間の緩衝領域として設けられている。
それぞれのセクターは、図示するようにして31個のフレームから成る。さらに1つのフレームは1932チャンネルビットのデータから成る。この場合、フレームは1つのアドレス単位を形成する。
実施の形態で例示しているブルーレイディスクにおいて、ディスク上に対して記録される情報信号はRLL(1,7)PP変調ルールに従ったものとなるで、符号”0”と”1”との連続数(つまりピット長とランド長)は何れも2T(チャンネルビット)から8Tの長さに制約されている。
各フレームの先頭に位置するsyncでは、この変調ルールに従わない9Tによる連続符号が挿入されて再生時のフレーム同期信号の検出に用いられる。
図4は、図2に示したデータ書換工程S17において、主データ記録ディスクD16に対しレーザ光の照射を行いディスク100を生成する、実施の形態としての記録装置50の内部構成を示している。
先ず、ディスクD16は、図示されないターンテーブルに載置された状態でスピンドルモータ51によって所定の回転駆動方式に従って回転駆動される。このように回転駆動されるディスクD16に対し、図示する光ピックアップOPが記録信号(記録データ)の読み出しを行う。
この光ピックアップOPには、図示するようにしてレーザ光源となるレーザダイオードLD、レーザ光をディスクD16の記録面に集光・照射するための対物レンズ52a、ディスクD16からの上記レーザ光照射に基づく反射光を検出するフォトディテクタPD等が備えられている。
さらに、上記対物レンズ52aをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動可能に保持する2軸機構52が設けられている。この2軸機構52は後述する2軸駆動回路56からのフォーカスドライブ信号FD、トラッキングドライブ信号TDに基づいて対物レンズ52aを上記フォーカス方向及びトラッキング方向に駆動する。
確認のために述べておくと、上記フォーカス方向とはディスクD16に接離する方向である。
2軸駆動回路56は、トラッキングサーボ信号TS、フォーカスサーボ信号FSに基づいてトラッキングドライブ信号TD及びフォーカスドライブ信号FDを生成し、これを2軸機構52のトラッキングコイル・フォーカスコイルに供給する。
フレーム同期信号はアドレス検出回路60を始めとした必要な各部に対して供給される。
この記録パルス発生回路61には、ディスクD16上に記録された主データの書き換え位置を指示するための、書換指示データが入力される。また、これと共に上記アドレス検出回路60から供給されるアドレス情報ADRとPLL回路59から供給されるクロックCLKとが供給される。
例えば、サーボ回路55に対して目標アドレスを指示することで、シーク動作制御を行う。すなわち、目標アドレスを指示することで、サーボ回路55によってこの目標アドレスをターゲットとした光ピックアップOPのアクセス動作を実行させる。
また、サーボ回路55に対してトラックジャンプ指令を行うことで、サーボ回路55によりトラッキングサーボループをオフとさせ、トラックジャンプ動作を実行させることもできる。
本実施の形態では、これまでで説明した主データ記録ディスクD16と記録装置50により、ディスクD16上にピットとランドの組み合わせにより記録されたデータの書き換えを行うものである。以下、その原理について説明する。
先ず図5は、レーザ光照射により記録が行われた部分(記録部分)での、レーザパワーPw(mW)に対する再生信号レベルの変化特性を示している。
なお、この図では記録部分での再生信号レベルの変化を、記録部分での再生信号レベル(Level_wrt)からの未記録部分での再生信号レベル(Level_non)の差分値によって表している。また、この図においては、ピットを対象として記録を行った場合の再生信号レベルの変化特性を黒丸と破線の組により示し、ランドを対象として記録を行った場合の変化特性を黒三角と実線の組により示している。
なお、参考として、以下に図5に示す実験結果が得られたときの設定条件を示しておく。
基板101・・・ポリカーボネート、
反射膜102・・・アルミニウム(Al)70:鉄(Fe)15:銅(Cu)15、
カバー層103と反射膜102との接着材料・・・UV硬化樹脂104、
レーザ照射時間(記録パルス幅)=30ns、線速度=4.917m/s、
レーザ波長λ=405nm、開口数NA=0.85
このとき、上記のようにして再生信号レベルの低下が開始するレーザパワーPwよりも高いレーザパワーPw-l2付近では、再生信号レベルがピットでの再生信号レベルの半分程度以下まで低下し、記録が開始される。つまり、再生信号レベルがマイナスの値となってランドのピット化が実現される。
そして、このレーザパワーPw-p2からの上昇に対しては、再生信号レベルは低下傾向に転じ、図中レーザパワーPw-p3以上のところで元のピットレベルよりも低い再生信号レベルで安定となる。
このようにピット記録ではレーザパワーPw-p2付近で安定にピットをランド化でき、またレーザパワーPw-p3以上では通常の(未記録の)ピットレベルよりも低い再生信号レベルで安定に記録できることがわかる。
これらの観察結果より、図6に示すランド記録、図7に示すピット記録のいずれの場合も、記録部分Mでは基板101の表面(反射膜102が成膜される側)が隆起状に変形していることがわかる。
これは、比較的高いパワーによるレーザ光照射により反射膜102が高温に熱せられた影響で、反射膜102と接する基板101の樹脂が球形に膨張した結果であると考えられる。
図8に示されるランド記録の場合、図5にも示したレーザパワーPw-l1→Pw-l2→Pw-l3の上昇に応じては、基板101の単調な持ち上がりによる凸形状の高さ上昇に伴って反射光量が減少傾向となっていく。このような原理により、ランド記録の場合はレーザパワーPw-l1→Pw-l2→Pw-l3の上昇に応じて次第に再生信号レベルが低下していく傾向となる。
そして、レーザパワーPw-p2からの上昇に対しては、隆起の度合いが大きくなることでピット底面はランド高さよりも上昇していくのであるが、この場合はレーザパワーPwの上昇に伴い、ピット壁高さも高くなっていくので、結果的に凸状のピットとして反射光量が減少していってしまう。
このようにしてピット記録の場合は、レーザパワーPw-p1→Pw-p2までの上昇に応じては再生信号レベルが上昇する傾向となり、Pw-p2→Pw-p3の上昇によっては逆に再生信号レベルが低下していく傾向となる。
そして、このとき、ピットをランド化するにあたっては、上記記録パワーとしてレーザパワーPw-p2を設定すればよい。また、ランドをピット化するにあたってはレーザパワーPw-l3を設定すればよい。
つまり、図4に示した記録装置50としては、ピットに対する記録を行うときは、レーザダイオードLDによる記録パワーをレーザパワーPw-p2に設定する。また、ランドに対する記録を行うときには記録パワーをレーザパワーPw-l3に設定する。これによって、主データ記録ディスクD16に記録されたピットをランド化でき、またランドをピット化することができる。
このような動作により、ピットのランド化、ランドのピット化の双方を駆使した記録データの書換を行うことができる。
或いは、本実施の形態のようにコンテンツデータが可変長変調処理されたデータがピット及びランドの組み合わせで記録される場合としても、書き換え後のデータがその変調ルールに従ったものとなる範囲内においては、同じようにコンテンツデータのデータ内容の書き換えを行うことができる。
基板101・・・ポリカーボネート、
反射膜102・・・アルミニウム(Al)70:鉄(Fe)15:銅(Cu)15、
カバー層103と反射膜102との接着材料・・・UV硬化樹脂104、
レーザ照射時間(記録パルス幅)=30ns、線速度=4.917m/s、
レーザ波長λ=405nm、開口数NA=0.85
を条件とした場合のものであるが、ピットのランド化、ランドのピット化を実現するための基板101の隆起状の変形態様自体は、記録装置50により照射するレーザ光のパワー設定で制御可能なものである。
つまり、本実施の形態としては、図5に示したような再生信号レベルの変化特性が得られる各種条件(上記のような基板101、反射膜102、カバー層103、及び接着材料の材質・組成や線速度、波長λなど)の設定の下であれば、レーザパワーPwとして、ピット記録の場合は再生信号レベルがプラスとなるレーザパワーPw(Pw-p2)、ランド記録の場合は再生信号レベルがマイナスとなるレーザパワーPw(Pw-l2以上)でそれぞれ記録が行われることで、ピットをランド化、ランドをピット化することができるものである。
また、さらにピット記録については、再生信号レベルをより低下させるレーザパワーPw(レーザパワーWp-p3)の設定により記録が行われることで、より再生信号レベルが低下するピットとすることができる。
続いては、これまでで説明してきた本実施の形態としての記録方法の適用例について説明する。
この適用例としては、本実施の形態の記録方法を用いて、主データ記録ディスクD16の個々に対しそれぞれ固有の値によるID情報を付すようにしたものである。
先ず、この図10に示されるフレームの構造は、RLL(1,7)PP変調前のデータを示している。すなわち、この図10に示されるデータ(syncは除く)に対してRLL(1,7)PP変調を施すことで、先の図3に示した1932チャンネルビットによるフレームとなる。
syncは、変調前のデータとしては20bitとなる。そしてこの場合、syncに続けては25bitのデータ領域が設けられる。さらにこれに続けては、1bitのDCコントロールビット→45bitのデータ領域→1bitのDCコントロールビットのパターンが繰り返される。
このID bit書込領域の各Byte(先頭からByte1、Byte2、Byte3とする)の値としては、図示するようにすべて46hとしている。これによって、各ByteのデータがRLL(1,7)PP変調及びNRZI変調されて実際にディスクD16にピット・ランドとして記録されるときに、図示するようにして5Tのランドと5Tのピットが隣接する区間が得られるようにしている。
つまり具体的に、46h(01000110)をRLL(1,7)PP変調した値は、図中のMudulation bitsとして示すように「010000100001」となり、そのNRZI変調後の記録波形には、図示するNRZI bit stream1、NRZI bit stream2に示されるように5Tピット→5Tランドの組、又は5Tランド→5Tピットの組が得られ、これによって5Tのランドと5Tのピットが隣接する区間が得られる。
なお、同じMudulation bitsに対してそれぞれ極性の異なるNRZI bit stream1、NRZI bit stream2を想定する必要があるのは、直前のフレームの最終ビットの値によってはByte開始時点でのNRZIの極性が異なる場合があるからである。
つまり、図中のエッジシフト対象部分sftがシフトされていれば”1”、シフトされていなけば”0”といった形態でID情報の値を記録するものである。
なお、この図11ではエッジシフト対象部分sftとしてランド側のエッジ部分をピット化することでエッジシフトを行う場合を例示する。さらに、エッジシフトとしては1T分のシフトを行うものとする。
この場合としては、上記もしているようにエッジシフトをランドのエッジ部分をピット化することで行うので、NRZI bit stream1、NRZI bit stream2の何れの場合も、エッジシフトを行うとしたときはランド側のエッジ部分を対象として記録パワーによるレーザ光照射を行って記録を行うことになる。
すなわち、図示するようにNRZI bit stream1の極性となる場合、Byte1では先頭から7クロック目、Byte2では先頭から6クロック目、Byte3では先頭から7クロック目がそれぞれ適正なレーザ照射位置となるのに対し、NRZI bit stream2の極性となる場合には、適正なレーザ照射位置は、Byte1では先頭から6クロック目、Byte2では先頭から7クロック目、Byte3では先頭から6クロック目となっている。
このことを考慮すると、適正なエッジシフトが得られるようにするためには、記録対象のフレームでのNRZIの極性の情報を把握しておく必要がある。
この場合、先ずはByteごとに割り振られたID情報の値に基づき、そのByteにおいてエッジシフトを行うか否かを判断する。つまり、この場合はByte1〜Byte3に割り振られた上記”0””1””1”より、Byte2、Byte3でエッジシフトを行えばよいことがわかる。
そして、このとき、記録対象としているフレームでのNRZI bit streamの極性によっては、適正なエッジシフト位置が異なるので、当該フレームでの極性に応じた位置でレーザ光の照射を行う。つまり、NRZI bit stream1の極性では、図示するようにByte2の先頭から6チャンネルビット目の位置と、Byte3の先頭から7チャンネルビット目の位置とでレーザ光の照射を行うことで、これらByte2とByte3とで適正にエッジシフト対象部分sftとしてのランドのエッジ部分をシフトさせることができる。
また、NRZI bit stream2の極性では、Byte2の先頭から7チャンネルビット目の位置と、Byte3の先頭から6チャンネルビット目の位置とでレーザ光の照射を行うことで、これらByte2とByte3とで適正にエッジシフト対象部分sftとしてのランドのエッジ部分をシフトさせることができる。
この図11では1つのフレーム内のID bit書込領域のみを抽出して示しているが、ID書込領域としては他のフレームに対しても同様に設けられるものである。従ってこのような記録動作を複数のフレームにわたって実行することで、ID情報を形成する全ての値を記録することができる。
先ず、再生装置側では、フレームごとにID bit書込領域に記録されたデータ(主データ)の再生を行う。
ここで、本実施の形態の適用例では、先の図10に示したように、ID bit書込領域の位置と、その中に格納されるべきデータの値がフォーマットにより規定されている。このことから再生装置側では、ディスク100上のID bit書込領域の位置を認識できる。また、同様にID bit書込領域における各Byte内に格納されているデータの値も予め把握しておくことができる。
そのByteでの再生データが46hと一致すればエッジシフトが行われていない、つまり”0”が記録されていると判定できる。逆に46hと一致しなければエッジシフトが行われた、すなわち”1”が記録されていると判定できる。
このようにしてID情報の再生を行うことができる。
先ず、この図においてType1と示す記録波形は、先の図10・図11を参照してわかるように、NRZI bit stream1の極性の場合のByte1、Byte3の記録波形、及びNRZI bit stream2の極性の場合でのByte2での記録波形に該当する。
また、Type2と示す記録波形は、NRZI bit stream1の極性の場合のByte2、及びNRZI bit stream2の極性の場合でのByte1、Byte3での記録波形に該当する。
つまり、このことから、この場合の各Byteでの記録波形としてはこの2タイプしか存在しないことがわかる。
そして、記録波形が上記Type1であった場合、そのエッジシフト後のModulation bitsの値としては、図示するように「010000010001」となる。また、記録波形が上記Type2であった場合には、「010001000001」となる。
これらの値は、共にRLL(1,7)pp変調ルールに従った値であることがわかる。
本実施の形態では、ID bit書込領域内の各Byteに格納すべき値として、このようにシフト後に得られる値が変調ルールに従ったものとなるという条件も満たすようにその値を設定している。
これによって変調ルールに従ってないデータとされることで再生装置側にて適正に再生が行われなくなってしまうといった事態を防止することができる。
ちなみに、この場合のエッジシフト後に得られるModulation bitsを再生した値(RLL(1,7)pp復調した値)は、図中Data bitsに示されるようにType1の場合は「00110110」、Type2の場合は「01101110」となる。
本実施の形態において、このようにエッジシフト対象部分sftが5Tという比較的長めのランドとピットとのエッジ部分となるようにしているのは、このようにエッジシフト対象部分sftに係るランド長及びピット長が長いことで、レーザ照射による変形範囲が大きくなってしまった場合等に対象外のエッジに影響を与えてしまう可能性をそれだけ低くすることができるからである。つまり、これによってID情報の記録エラーの発生率を低下させることができるというものである。
この場合、エッジシフト対象部分sftに係るランド長とピット長とが長ければ、その分記録エラーの発生を効果的に防止できる。つまり、この場合のランド長及びピット長は5Tに限定されるものではなく、それ以上の長さが設定されることで記録エラーの発生をより確実に防止することができる。
但し、この場合としても各ビット書込領域に格納するデータ値としては、ピットとランドとが隣接し且つシフト後のModulation bitの値が変調ルールに従ったものとなるようにできる値が設定される必要がある。また、さらに所定長以上のピットとランドが隣接して得られる条件も満たすように値が設定されることで、記録エラーの発生がより確実に防止されるようにできる。
なお、本適用例の場合の記録装置としても、その基本的構成は図4に示した記録装置50と同様となる。ここでは本適用例の動作を実現するために記録装置50に追加されるべき構成のみについて説明し、他の部分は図4にて説明したものと同様であるとして説明は省略する。
すなわち、ID情報の値が与えられることで、各フレーム内の各Byteにおいて、エッジシフトを行うべきか否かを把握することができる。
また、NRZIの極性情報は、先に説明したようにNRZIの極性が異なることでビットシフトすべき位置がByteの先頭から7クロック目/6クロック目で異なることに対応させて、それぞれの極性に応じた正しい位置でビットシフトが行われるようにするために必要な情報となる。
この場合の記録装置50に対しては、これらID情報の値とフレームごとのNRZIの極性情報とが、図4にも示される書換指示データとして記録パルス発生回路61に対して入力される。
図13は、このときRAM62内に格納されるデータの内容を示している。
図示するように入力されたID情報の値は、各アドレス(フレーム)の各Byteごとに割り振られて格納される。さらに、各アドレスに対応づけてNRZIの極性を示す情報が格納される。
先ず、記録パルス生成回路63では、上記RAM62内に格納した情報に基づいて、記録対象となるフレーム内のどのByteでエッジシフトを行うべきかを特定する。
そして、そのフレームに対応づけられて格納される”1””0”の情報から、当該フレームでのNRZIの極性を判別する。この場合”1”は、先に示したNRZI bit stream1の極性を示し、”0”はNRZI bit stream2の極性を示すものであるとする。
この場合、極性が”1”であることで、Byte1・Byte3が先頭から7番目、Byte2が先頭から6番目がエッジシフト位置であることがわかる。また、極性が”2”のであることでByte1、Byte3が先頭から6番目、Byte2が先頭から7番目がエッジシフト位置であることがわかる。
このような情報と、エッジシフトを行うとして特定されたByteの情報とに基づくことで、適正なエッジシフト位置を認識することができる。
すなわち、例えばそのフレームにおいて全てのByteにID情報として”1”を記録するとされ、且つそのフレームの極性が”1”であったと仮定すると、1フレームが1932チャンネルビットであるこの場合には、Byte1の先頭から7チャンネルビット目、及びByte2の先頭から6チャンネルビット目、及びByte3の先頭から6チャンネルビット目のみが”1”とされ、他の1929チャンネルビットがすべて”0”となる1フレーム分のデータ列を生成するといったものである。
そして、実際の記録時においては、主データ記録ディスクD16についての再生動作が行われる下で、このようなデータ列に基づいて値が”0”のときはL、値が”1”のときはHとなる記録パルス信号Wrpをレーザ制御部64に供給する。
先にも説明したようにレーザ制御部64としては記録パルス信号WrpがLのときは再生パワー、Hのときは記録パワーとなるようにレーザダイオードLDのレーザ出力を制御する。つまり、これにより主データ記録ディスクD16に対しては、エッジシフトを行うべきとされた部分についてのみ記録パワーによるレーザ光を照射することができ、これによって入力されたID情報の値をディスクD16に対して適正に記録することができる。
なお、この場合のID情報の記録は、ランドのピット化によるエッジシフトにより行うものとしている。このため、この場合のレーザダイオードLDとしては、上記記録パワーとしてランドをピット化することのできるレーザパワーPw-l3が得られるように設定されているものとする。
図14において、ステップS101では、先ずは主データ記録ディスクD16が装填される。
そして、ステップS102では、記録されるべきID情報が入力される。先にも説明したように記録装置50に対して入力されたID情報の値は、書換指示データとして記録パルス生成回路63に供給される。
例えばこの場合のID情報の値は先頭のフレームから順に割り振るものとして、このステップS103では入力された値を、先の図13に示したRAM62内のフレームごとの各Byteの格納領域に対し順に格納していくものとする。
そしてステップS105では、記録パルス生成回路63が、アドレスごとに極性情報を格納する。
この極性情報としては、アドレスごとにNRZIの極性を示す情報であるので、記録パルス生成回路63はその対応関係が保たれるように、極性を示す”0””1”の値を図13に示したRAM62内の格納領域に格納する。
また、ここでは書換指示データとしてのID情報の値と極性情報とが別々に入力される場合を例示したが、同時に入力されたID情報の値と極性情報とを別々の格納処理により格納するものとしてもよい。
また、ここではID情報と極性情報の入力がディスクD16の装填後に行われるものとしているがこれらが前後しても構わない。
このステップS106は、記録パルス生成回路63が、以下で説明するようにして各アドレスごとにデータ列を生成する動作を行うにあたり、内部のカウンタの値を初期値N0に設定する動作である。
先にも説明したようにエッジシフト対象部分sftとしてのランドのエッジ部分は、極性が”1”のときByte1とByte3で先頭から7チャンネルビット目、Byte2では6チャンネルビット目となり、一方の極性が”0”のときはByte2で先頭から7チャンネルビット目、Byte1とByte3で先頭から6チャンネルビット目となる。
このことから記録パルス生成回路63は、先のステップS107にて特定したByteの情報とステップS109にて判定した極性の情報とに基づくことで、エッジシフト位置を特定することができる。
このようなエッジシフト位置の特定は、記録を行うべきByteの情報と極性の情報との組み合わせごとにエッジシフト位置の情報を格納したテーブルを用いることで行うことができる。
その上で記録パルス生成回路63は、このように特定されたエッジシフト位置のみが”1”でそれ以外が全て”0”となる1フレーム分のデータ列を生成する。
チャンネルビット目の値のみが”1”で、他の1929チャンネルビットのすべてが”0”となる1フレーム分のデータ列を生成する。
なお、このステップS109にて生成されるフレームごとのデータ列は、後の記録パルス信号Wrpの生成で用いるためRAM62等にアドレス対応に保持しておく。
カウンタの値が上記所定値に達していないとして否定結果が得られた場合は、アドレス値Nを1インクリメント(ステップS111)した後、先のステップS107に戻るようにされる。これによってID情報の記録に割り当てられた全てのフレームについて上記データ列を生成する動作を行うようにされる。
例えば、実施の形態の適用例では、説明の簡単のためにID情報の値は先頭フレームのByte1から順に記録していく場合を例示したが、実際においては、第3者によるID情報の特定が困難となるようにする等の目的で、例えばM系列乱数を用いる等してランダムな順序で値を書き込むようにすることもできる。
この場合、再生装置1でも同様の乱数発生により再生順序を決定することで、適正にID情報の値を再生することができる。或いは再生順序はそのままで再生により得られた値の順序を乱数に基づき入れ替えることによってもID情報を適正に再生できる。
図15は、例えばエッジシフト対象部分sftを2T分シフトさせる例を示している。この図15においても、先の図12と同様にエッジシフトが行われた場合のディスク上の様子とエッジシフト後の記録波形、それに伴い得られるModulation bitsとData bitsの値を示している。
先ず、この図を参照してわかるように2T分のエッジシフトを行う場合は、記録波形がType1(NRZI bit stream1の極性の場合のByte1、Byte3、NRZI bit stream2の極性の場合でのByte2での記録波形)の場合は、先頭から7〜8チャンネルビットの区間がレーザ光の照射対象区間となる。また、一方のType2の記録波形(NRZI bit stream1の極性の場合のByte2、NRZI bit stream2の極性の場合でのByte1、Byte3での記録波形)の場合では、先頭から5〜6チャンネルビットの区間がレーザ照射対象区間となる。
そしてこの場合、エッジシフト後のModulation bitsの値としては、記録波形が上記Type1であった場合、図示するように「010000001001」となる。また、記録波形が上記Type2であった場合には「010010000001」となる。この場合としても、これらの値は共にRLL(1,7)pp変調ルールに従った値であることがわかる。すなわち、本実施の形態で各Byteに格納する46hの値によれば、このようにエッジシフトを2T分行う場合においても、シフト後に得られる値が変調ルールに従ったものとなる条件を満たすものであることがわかる。
ちなみに、この場合のエッジシフト後に得られるData bitsの値はType1の場合で「01111010」、Type2の場合で「01011110」となる。
但し、ピットをランド化する場合は、エッジシフト対象部分sftのピット側のエッジ部分を対象とするので、これまでで説明したランドのエッジ部分を対象とする場合とは逆に、NRZI bit stream1の極性のときのエッジシフト位置は、Byte1・Byte3で先頭から6クロック目、Byte2で先頭から7クロック目となり、NRZI bit stream2の極性のときはByte1・Byte3で先頭から7クロック目、Byte2で先頭から6クロック目となる。
また、図5の特性によるとピットをランド化するために必要なレーザパワーPwはレーザパワーPw-p2であるので、この場合のレーザダイオードLDの記録パワーとしてはレーザパワーPwが得られるように設定される必要がある。
ここで、図16(a)に示されるようにしてピットのエッジ部分に対してレーザ照射を行って再生信号レベルがより低下されるようにすると、図16(b)の再生信号波形に示すようにしてエッジ部分で再生信号レベルが低下することに伴って、隣接するランドの再生信号レベルが低下する。つまり、これによってピットをより長くしたのと同様の結果を得ることができる。
このようなピットの延長によるエッジシフトによっても、ID情報の記録を行うことができる。図5の特性によるとこのようなピットの延長化はレーザパワーPw-p3で可能であるので、この場合のレーザダイオードLDの記録パワーはレーザパワーPw-p3が得られるように設定されればよい。
例えば、映画等のコンテンツデータであれば、部分的に異なる内容としたり異なる結末とする等といったことが可能となり、娯楽性を増すことができる。一例として、例えば工場で大量生産した主データ記録ディスクD16をストックしておき、実際に出荷するときに出荷地方別に異なる制御情報を書き込むことで、販売地方別にストーリーの結末などが異なるようにすることなどができる。
Claims (11)
- 基板と、上記基板に対して少なくとも反射膜とカバー層を積層して形成され、上記基板上に形成されたピット及びランドの組み合わせによってデータが記録される光ディスク記録媒体についての記録装置であって、
上記光ディスク記録媒体に対して所定のレーザパワーによりレーザ光を照射することによって、上記レーザ光の照射部分での上記基板の形状を隆起状に変形させるレーザ照射手段と、
上記光ディスク記録媒体に形成された所定の上記ピット又はランドを対象として上記所定のレーザパワーによるレーザ光が照射されるように上記レーザ照射手段を制御する記録制御手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 上記記録制御手段は、
上記所定のレーザパワーによるレーザ光の照射が上記ピットを対象として行われるように制御を行うものとされ、
上記所定のレーザパワーは、上記照射部分での再生信号レベルを上記ランドでの再生信号レベルと同等とする上記基板の隆起状の変形が得られるようにして設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 上記記録制御手段は、
上記所定のレーザパワーによるレーザ光の照射が上記ランドを対象として行われるように制御を行うものとされ、
上記所定のレーザパワーは、上記照射部分での再生信号レベルを上記ピットでの再生信号レベルと同等とする上記基板の隆起状の変形が得られるようにして設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 上記光ディスク記録媒体には、
そのデータが記録されたときに少なくともランドとピットとが隣接して形成されるようにすることのできる所定パターンのデータが記録されたビット書込領域が、所定の複数位置に対して設けられており、
上記記録制御手段は、
上記ビット書込領域における上記ランド又はピットのエッジ部分を対象として上記所定のレーザパワーによるレーザ光が照射されるように上記レーザ照射手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 上記ビット書込領域には、所定長以上のランドとピットとが隣接して形成されるパターンによるデータが記録されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 上記記録制御手段は、
上記ビット書込領域における上記ランドのエッジ部分を対象として上記所定のレーザパワーによるレーザ光が照射されるように上記レーザ照射手段を制御するものとされ、
上記所定のレーザパワーは、上記照射部分での再生信号レベルを上記ピットでの再生信号レベルと同等とする上記基板の隆起状の変形が得られるようにして設定される、
ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 上記記録制御手段は、
上記ビット書込領域における上記ピットのエッジ部分を対象として上記所定のレーザパワーによるレーザ光が照射されるように上記レーザ照射手段を制御するものとされ、
上記所定のレーザパワーは、上記照射部分での再生信号レベルを上記ランドでの再生信号レベルと同等とする上記基板の隆起状の変形が得られるようにして設定される、
ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 上記記録制御手段は、
上記ビット書込領域における上記ピットのエッジ部分を対象として上記所定のレーザパワーによるレーザ光が照射されるように上記レーザ照射手段を制御するものとされ、
上記所定のレーザパワーは、上記照射部分での再生信号レベルを他のピットでの再生信号レベルよりも低下させる上記基板の隆起状の変形が得られるようにして設定される、
ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 基板と、上記基板に対して少なくとも反射膜とカバー層を積層して形成され、上記基板上に形成されたピット及びランドの組み合わせによってデータが記録された光ディスク記録媒体について記録を行う記録装置の記録方法であって、
上記光ディスク記録媒体の上記ピット又は上記ランドを対象として所定のレーザパワーによりレーザ光を照射することで、上記レーザ光の照射部分での上記基板の形状を隆起状に変形させて上記データの書き換えを行うようにした、
ことを特徴とする記録方法。 - 基板と、上記基板に対して少なくとも反射膜とカバー層を積層して形成され、上記基板上に形成されたピット及びランドの組み合わせによってデータが記録される光ディスク記録媒体を製造するためのディスク製造方法として、
上記データを上記ピット及びランドの組み合わせによって記録したディスク原盤を生成する原盤生成工程と、
上記ディスク原盤をもとに作成したスタンパによって上記基板を生成すると共に、上記基板に対して少なくとも上記反射膜と上記カバー層を積層することで、上記データが記録された主データ記録ディスクを製造するディスク形成工程と、
上記主データ記録ディスクの上記ピット又はランドを対象として所定のレーザパワーによりレーザ光を照射することで、上記レーザ光の照射部分での上記基板の形状を隆起状に変形させて上記データの書き換えを行うデータ書換工程と、
を備えることを特徴とするディスク製造方法。 - 基板と、上記基板に対して少なくとも反射膜とカバー層を積層して形成され、上記基板上に形成されたピット及びランドの組み合わせによってデータが記録される光ディスク記録媒体であって、
上記ピット又は上記ランドにおいて、レーザ光の照射により上記基板の形状が隆起状に変形されていることで上記データの書き換えが行われている、
ことを特徴とする光ディスク記録媒体。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005151007A JP2006331500A (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | 記録装置、記録方法、ディスク製造方法、光ディスク記録媒体 |
EP06746309A EP1884935A4 (en) | 2005-05-24 | 2006-05-11 | RECORDING DEVICE, RECORDING METHOD, DISC MANUFACTURING METHOD, AND OPTICAL DISC TYPE RECORDING MEDIUM |
CN2006800182319A CN101185129B (zh) | 2005-05-24 | 2006-05-11 | 记录设备、记录方法、盘制造方法和光盘记录介质 |
KR1020077026863A KR20080011204A (ko) | 2005-05-24 | 2006-05-11 | 기록 장치, 기록 방법, 디스크 제조 방법, 광디스크 기록매체 |
US11/915,162 US8159911B2 (en) | 2005-05-24 | 2006-05-11 | Recording device, recording method, disc manufacturing method and optical disc recording medium |
PCT/JP2006/309512 WO2006126404A1 (ja) | 2005-05-24 | 2006-05-11 | 記録装置、記録方法、ディスク製造方法、光ディスク記録媒体 |
TW095118144A TW200733087A (en) | 2005-05-24 | 2006-05-22 | Recording apparatus, recording method, manufacturing method of optical disc, and optical disc recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005151007A JP2006331500A (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | 記録装置、記録方法、ディスク製造方法、光ディスク記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006331500A true JP2006331500A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37451830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005151007A Pending JP2006331500A (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | 記録装置、記録方法、ディスク製造方法、光ディスク記録媒体 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8159911B2 (ja) |
EP (1) | EP1884935A4 (ja) |
JP (1) | JP2006331500A (ja) |
KR (1) | KR20080011204A (ja) |
CN (1) | CN101185129B (ja) |
TW (1) | TW200733087A (ja) |
WO (1) | WO2006126404A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013051220A1 (ja) * | 2011-10-04 | 2013-04-11 | パナソニック株式会社 | 情報記録媒体、情報記録方法及び情報記録装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8101189B2 (en) * | 2002-07-05 | 2012-01-24 | Folia Biotech Inc. | Vaccines and immunopotentiating compositions and methods for making and using them |
JP2008287789A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Toshiba Corp | 光ディスク装置及び光ディスク記録再生方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08124219A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-17 | Victor Co Of Japan Ltd | 光記録媒体 |
WO2002101733A1 (fr) * | 2001-06-08 | 2002-12-19 | Sony Disc Technology Inc. | Support de disque optique, et procede et dispositif d'enregistrement de donnees |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63153743A (ja) * | 1986-07-10 | 1988-06-27 | Hitachi Maxell Ltd | 光情報記録媒体及びその製造方法 |
US4896314A (en) * | 1988-04-19 | 1990-01-23 | Optical Data, Inc. | Bump-forming media including thin intermediate reflective layer and methods for writing, reading, and erasing same |
DE69423728T2 (de) * | 1994-01-19 | 2000-11-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba, Kawasaki | System mit optischer Platte und Gerät für optische Platte |
US5602824A (en) * | 1994-08-12 | 1997-02-11 | Nikon Corporation | Optical disk capable of recording information on both land and groove tracks |
-
2005
- 2005-05-24 JP JP2005151007A patent/JP2006331500A/ja active Pending
-
2006
- 2006-05-11 KR KR1020077026863A patent/KR20080011204A/ko not_active Application Discontinuation
- 2006-05-11 CN CN2006800182319A patent/CN101185129B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2006-05-11 US US11/915,162 patent/US8159911B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2006-05-11 EP EP06746309A patent/EP1884935A4/en not_active Withdrawn
- 2006-05-11 WO PCT/JP2006/309512 patent/WO2006126404A1/ja active Application Filing
- 2006-05-22 TW TW095118144A patent/TW200733087A/zh unknown
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08124219A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-17 | Victor Co Of Japan Ltd | 光記録媒体 |
WO2002101733A1 (fr) * | 2001-06-08 | 2002-12-19 | Sony Disc Technology Inc. | Support de disque optique, et procede et dispositif d'enregistrement de donnees |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013051220A1 (ja) * | 2011-10-04 | 2013-04-11 | パナソニック株式会社 | 情報記録媒体、情報記録方法及び情報記録装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI333203B (ja) | 2010-11-11 |
US20090028014A1 (en) | 2009-01-29 |
CN101185129A (zh) | 2008-05-21 |
US8159911B2 (en) | 2012-04-17 |
KR20080011204A (ko) | 2008-01-31 |
TW200733087A (en) | 2007-09-01 |
WO2006126404A1 (ja) | 2006-11-30 |
EP1884935A1 (en) | 2008-02-06 |
CN101185129B (zh) | 2011-05-18 |
EP1884935A4 (en) | 2008-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003203341A (ja) | 光ディスク、光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法 | |
US20050169147A1 (en) | Recording-medium evaluation method, recording/reproduction apparatus and recording medium | |
JP2004362726A (ja) | 記録媒体、記録装置、記録方法 | |
JP4201006B2 (ja) | 光記録媒体 | |
JP2002042347A (ja) | 光学式記録媒体、光学式記録媒体製造装置及び光学式記録媒体製造方法 | |
KR101232129B1 (ko) | 광디스크 기록 매체, 이 기록 매체의 재생 장치 및 방법, 기록 장치 및 방법과 광디스크 제조 방법 | |
US7539114B2 (en) | Recording apparatus and recording method | |
JP2008130191A (ja) | 再生専用型光ディスク媒体及びその製造方法 | |
JP2006331500A (ja) | 記録装置、記録方法、ディスク製造方法、光ディスク記録媒体 | |
US20050276212A1 (en) | Information record medium, and information record apparatus and method | |
KR100997913B1 (ko) | 추기 기록가능한 금속 반사막을 가지는 광 기록 매체 | |
JP4058020B2 (ja) | 光ディスク記録再生方法及び記録再生装置及び光ディスク | |
CN102290059A (zh) | 信息擦除装置和信息擦除方法 | |
JP4263165B2 (ja) | 光記録再生装置 | |
JP4453567B2 (ja) | 記録装置、記録方法、ディスク製造方法 | |
JP2004296050A (ja) | 光ディスクならびに光ディスク装置 | |
JP2007035177A (ja) | 情報記憶媒体及び光ディスク装置 | |
JP4375255B2 (ja) | 記録装置、記録方法、ディスク製造方法、再生装置、再生方法 | |
JP4539377B2 (ja) | 記録装置、記録方法、再生装置、再生方法 | |
JP4277812B2 (ja) | 光ディスク記録媒体、ディスク製造方法 | |
JP4432908B2 (ja) | 再生装置、再生方法、記録装置、記録方法、光ディスク製造方法、光ディスク記録媒体 | |
JP2007242181A (ja) | 光ディスク記録媒体、光ディスク製造方法 | |
JP2006277929A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2001266353A (ja) | 記録方法、装置及び媒体 | |
JP2007507823A (ja) | 記録担体、並びに記録担体を走査する装置及び方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080404 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100406 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110124 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110208 |