JP2006331012A - 工作機械の操作支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】工作機械において加工工具とワークとの相対位置等を、作業者が容易に調整することができる工作機械の操作支援システムを提供する。
【解決手段】制御手段と記憶手段と表示手段30とを備え、記憶手段には工作機械100の3次元形状モデルを表示するための3次元形状データが記憶されており、制御手段は3次元形状データに基づいて工作機械の3次元形状モデルを表示手段に表示する。工作機械100は、工作機械の一部の部品を指定方向に指定距離だけ移動させる調整手段と、調整手段への指定方向と指定距離とを入力可能な手動操作入力手段110A、110Bとを備え、制御手段は手動操作入力手段からの操作信号を取り込み可能に工作機械に接続されており、手動操作入力手段からの操作に応じて、操作対象となる部品30Aと指定方向(30B、30C)とを識別可能に表示手段に表示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、工作機械の操作をより容易に行うことができる、工作機械の操作支援システムに関する。
従来より、例えばテーブルに固定したワークを加工する一般的な工作機械(NC加工装置等)を用いる場合、作業者は加工を開始する前に、ワークが固定されたテーブルの位置と加工工具との位置を、手動による微調整が可能な調整手段を用いて調整している。
例えば特許文献1に記載した従来技術では、砥石(加工工具)とワーク(テーブルに保持)との位置を調整するテーブル操作盤が、研削装置のサドル前面に備え付けられた左右手パハンドルの操作者が操作可能な距離内のサドル前面に設けられた研削装置が提案されている。
なお、「手パ」とは、「手動パルス発生装置(パルス数に応じた距離だけ操作対象部品(テーブル等)を所定方向に移動させる調整手段に対して、作業者の手動操作により、操作に応じたパルスを発生させる装置)」を指す。
特開2003−326445号公報
特許文献1に記載した従来技術では、X軸方向への手パハンドル(特許文献1における左右手パハンドル80)、Y軸方向への手パハンドル(特許文献1における上下送りハンドル101)、Z軸方向への手パハンドル(特許文献1におけるサドル前後送りハンドル90)を、機械的なハンドルとして各々設けている。また、各ハンドルには切替スイッチ等の機械的なスイッチも設けられており、各ハンドルやスイッチ等を設ける位置、及び搭載スペースの確保が問題となる。作業者がより容易に操作可能となる位置に搭載するには、工作機械の構造から見直す必要が出る可能性がある。
また、対象となる工作機械を熟知していない作業者は、テーブル等の位置の微調整を所望しても、どのハンドルを、どの方向に操作すれば良いか、等が判断できず、調整時間が必要以上にかかる場合がある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、工作機械において加工工具とワークとの相対位置等を、作業者が容易に調整することができる工作機械の操作支援システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの工作機械の操作支援システムである。
請求項1に記載の工作機械の操作支援システムは、制御手段と記憶手段と表示手段とを備えた、工作機械の操作支援システムであって、前記記憶手段には前記工作機械の3次元形状モデルを表示するための3次元形状データが記憶されており、前記制御手段は、前記3次元形状データに基づいて前記工作機械の前記3次元形状モデルを前記表示手段に表示する。
そして前記工作機械には、前記工作機械の一部の部品を指定方向に指定距離だけ移動させる動作が可能な調整手段と、前記調整手段への前記指定方向と前記指定距離とを入力可能な手動操作入力手段とを備えており、前記制御手段は、前記手動操作入力手段からの操作信号を取り込み可能に前記工作機械に接続されており、前記手動操作入力手段からの操作に応じて、操作対象となる部品と前記指定方向とを識別可能に前記表示手段に表示する。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの工作機械の操作支援システムである。
請求項2に記載の工作機械の操作支援システムは、制御手段と記憶手段と表示手段とを備えた、工作機械の操作支援システムであって、前記記憶手段には前記工作機械の3次元形状モデルを表示するための3次元形状データが記憶されており、前記制御手段は、前記3次元形状データに基づいて前記工作機械の前記3次元形状モデルを前記表示手段に表示する。
そして前記工作機械には、前記工作機械の一部の部品を指定方向に指定距離だけ移動させる動作が可能な調整手段を備えており、前記制御手段は、前記調整手段へ駆動信号を出力して制御することが可能に前記工作機械に接続されており、前記工作機械の前記調整手段への前記指定方向と前記指定距離とを入力指示が可能な擬似手動操作入力手段を前記表示手段に表示し、表示している前記擬似手動操作入力手段からの前記指定方向と前記指定距離の入力指示に応じて、前記調整手段を制御して操作対象となる部品を前記指定方向に前記指定距離だけ移動させる。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの工作機械の操作支援システムである。
請求項3に記載の工作機械の操作支援システムは、請求項2に記載の工作機械の操作支援システムであって、前記制御手段は、前記調整手段を制御して操作対象となる部品を前記指定方向に前記指定距離だけ移動させる際、前記表示手段に表示する前記3次元形状モデルにおいて、操作対象となる部品と前記指定方向とを識別可能に表示する。
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの工作機械の操作支援システムである。
請求項4に記載の工作機械の操作支援システムは、制御手段と記憶手段と表示手段とを備えた、工作機械の操作支援システムであって、記憶手段には前記工作機械の3次元形状モデルを表示するための3次元形状データが記憶されている。
そして前記制御手段は、前記3次元形状データに基づいて前記工作機械の前記3次元形状モデルを前記表示手段に表示するとともに、前記3次元形状モデルの一部の部品を指定方向に指定距離だけ移動させる入力指示が可能な擬似手動操作入力手段を表示し、表示した前記擬似手動操作入力手段からの操作に応じて、操作対象となる部品と前記指定方向とを識別可能に前記表示手段に表示する。
請求項1に記載の工作機械の操作支援システムを用いれば、作業者が工作機械に設けられた手動操作入力手段を操作すると、表示手段に表示される工作機械の3次元形状モデルにおいて、操作対象となる部品と指定方向とを識別可能に表示するので、工作機械において加工工具とワークとの相対位置を、作業者が容易に調整することができる。
また、請求項2に記載の工作機械の操作支援システムによれば、工作機械から手動操作入力手段(各方向への手パハンドル等)を省略することができるので、各ハンドルやスイッチ等を設ける位置の検討、及び搭載スペースの確保が不要となり、工作機械の構造の自由度が向上する。また、作業者は、工作機械の操作支援システムの擬似手動操作入力手段を用いることで、加工工具とワークとの相対位置を容易に調整することができる。
また、請求項3に記載の工作機械の操作支援システムによれば、表示手段に表示される工作機械の3次元形状モデルにおいて、操作対象となる部品と指定方向とを識別可能に表示するので、工作機械において加工工具とワークとの相対位置を、作業者が容易に調整することができる。
また、請求項4に記載の工作機械の操作支援システムによれば、例えば、実際の工作機械がない状況であっても、対象となる工作機械の操作訓練を行うことが可能であり、便利である。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の操作支援システム1(工作機械の操作支援システム)の構成、及び操作支援システム1と工作機械100との接続について、第1の実施の形態(図1(A))、第2の実施の形態(図1(B))、第3の実施の形態(図1(C))の例を示している。
図1(A)〜(C)において、操作支援システム1は、制御手段10と入力手段20と表示手段30と記憶手段40とで構成されている。
記憶手段40には、工作機械100の3次元形状モデルを表示手段30に表示するための3次元形状データ(3次元CADデータ等)が記憶されている。
制御手段10は、入力手段20を介して入力される作業者からの指示に応じて、記憶手段40に記憶されている3次元形状データに基づいて、工作機械100の3次元形状モデルを表示手段30に表示する。
また、図2には、実際の工作機械100の外観、操作支援システム1の外観、操作支援システム1の表示手段30に表示される工作機械100の3次元形状モデル100Mの例を示している。
以下、第1の実施の形態〜第3の実施の形態について、順に説明する。
●●[第1の実施の形態]
●[操作支援システム1の構成と工作機械100との接続(図1(A))]
第1の実施の形態は、工作機械100に設けられた調整手段120を、工作機械100に設けられた手動操作入力手段110を用いて操作するものである。また、手動操作入力手段110からの操作信号は、ケーブルCを介して操作支援システム1に取り込まれ、操作支援システム1では、表示手段30に表示している3次元形状モデル100Mにおいて手動操作入力手段110からの操作に応じて、操作対象となる部品と移動方向(手動操作入力手段110にて指定された指定方向)とを識別可能に表示する(図2参照)。
●[工作機械100の外観と、操作支援システム1の表示手段30への表示(図2)]
第1の実施の形態では、実際の工作機械100には手動操作入力手段110(図2の例ではテーブルTB用の手動操作入力手段110Aと、加工工具TL(この例では回転する砥石)用の手動操作入力手段110B)が設けられている(なお図2の例では、調整手段120は工作機械100の内部に設けられているため、図示を省略する)。
例えば、テーブルTBにはワークWがチャック等で固定されており、作業者はテーブルTB用の手動操作入力手段110Aの各操作部111A〜113Aを操作することで、(ワークWが固定された)テーブルTBを前後(この場合はZ軸方向)、または左右(この場合はX軸方向)、または上下(この場合はY軸方向)に、所望する距離だけ移動させて、テーブルTBと加工工具TLとの相対位置を微調整することができる。
例えば操作部113Aは移動軸方向(X軸、Y軸、Z軸)を指示する操作部であり、操作部112Aは移動量の倍率(0.1倍、1倍、10倍等)を指示する操作部であり、操作部111Aは正方向(+側)または負方向(−側)への移動量を指示する操作部である。また各操作部111A〜113Aの操作信号は、ケーブルCを介して操作支援システム1に入力される。
このように、手動操作入力手段110Aは、操作対象部品(工作機械の一部の部品に相当)を、指定方向に指定距離だけ移動させる指示を入力可能である。
また同様に、作業者は加工工具TL用の手動操作入力手段110Bの各操作部を操作することで、加工工具TLを前後(この場合はZ軸方向)、または左右(この場合はX軸方向)、または上下(この場合はY軸方向)に、所望する距離だけ移動させることができ、以下同様であるので説明を省略する。
図2における表示手段30に表示されている工作機械の3次元形状モデル100Mにおいて、第1の実施の形態では、例えば作業者が手動操作入力手段110Aの操作部を操作してテーブルTBをZ軸方向に移動させる操作を行うと、制御手段10は入力された操作信号に基づいて操作対象部品30A(この場合はワークWとテーブルTB)を識別可能に表示する。更に、入力された操作信号に基づいて、操作対象部品30Aの移動方向を表示する(図2中の30B及び30Cに示す矢印と“+(正方向)”、“−(負方向)”の記号等)。
これにより、作業者は、操作対象の部品が明確に判るとともに、どの軸方向に対して、正方向(+側)または負方向(−側)のどちらの操作入力をすれば、所望する方向に移動するかが明確に判り、加工工具TLとワークWとの相対位置を、容易に調整することができる。なお、図2中の30B及び30Cに示す矢印と操作対象部品30Aは、周囲と異なる色彩で識別可能に表示した例を示しているが、点滅させるようにしてもよい。識別可能に表示する方法には種々の方法がある。
●[制御手段10の処理手順(図3)]
次に、図3に示すフローチャートを用いて制御手段10の処理手順の例について説明する。例えば図3に示す処理は所定時間毎(100ms毎等)に起動される。
なお図3に示す例は、テーブルTB用の手動操作入力手段110Aに対する処理の例であり、加工工具TL用の手動操作入力手段110Bに対する処理は同様であるので説明を省略する。
ステップS10では、手動操作入力手段110Aの操作信号の入力の有無を判定する。操作信号の入力が有る(Yes)場合、ステップS15に進み、操作信号の入力が無い(No)場合、処理を終了する。
ステップS15に進んだ場合、手動操作入力手段110Aに対応する操作対象部品(この場合、ワークWとテーブルTB)を、表示手段30に表示している3次元形状モデル100Mから抽出して強調表示(識別可能に表示)し、ステップS20に進む。
ステップS20では、入力された操作信号における軸(X軸、Y軸、Z軸)の設定方向(この場合、移動軸方向の操作部113Aの設定内容)を取り込み、ステップS25に進む。
ステップS25では、取り込んだ軸の設定方向に応じて、強調表示している操作対象部品の近傍に指定方向を強調表示(識別可能に表示)してステップS30に進む。図2に示す例では、強調表示している操作対象部品30Aの近傍に、前後の指定方向(Z軸方向)を矢印で強調表示している。また、正方向(+側)と負方向(−側)の方向も識別可能となるように表示している。
ステップS30では、入力された操作信号におけるゲイン設定値(この場合、操作量の倍率を設定する操作部112Aの設定内容)と、操作量及び操作方向(この場合、操作量及び操作方向を設定する操作部111Aの操作内容であり、操作方向は+側または−側である)を取り込み、ステップS35に進む。
ステップS35では、取り込んだ操作量及びゲイン設定値に応じた距離(指定距離に相当)だけ、取り込んだ軸の設定方向及び操作方向に応じた方向(指定方向に相当)に、表示手段30に表示している3次元形状モデル100Mにおいて強調表示している操作対象部品30Aを移動させ、ステップS40に進む。この場合、実際の工作機械100の操作対象部品の移動速度に合わせて、3次元形状モデル100Mの操作対象部品を徐々に移動させることが好ましい。
ステップS40では、移動させた操作対象部品30Aが当該移動方向への移動限界位置に到達したか否かを判定する。限界位置に到達した(Yes)場合、ステップS45に進み、限界位置に到達していない(No)場合、ステップS50に進む。
ステップS45に進んだ場合、移動限界位置に到達したことを作業者に知らせる警報(例えば音声、点滅表示、色彩変更、警告メッセージ等)を出力して処理を終了する。
ステップS50に進んだ場合、前記警報の出力を停止して処理を終了する。
●●[第2の実施の形態]
●[操作支援システム1の構成と工作機械100との接続(図1(B))]
第2の実施の形態は、実際の工作機械100には手動操作入力手段110を設けずに、操作支援システム1にて擬似手動操作入力手段110Mを表示して(図4参照)、当該擬似手動操作入力手段110Mからの操作に基づいた制御信号(駆動信号)にて、工作機械100に設けられた調整手段120を制御(駆動)するものである。擬似手動操作入力手段110Mからの操作に基づいた制御信号は、操作支援システム1から工作機械100に出力される。
なお、操作支援システム1では、表示手段30に表示している3次元形状モデル100Mにおいて擬似手動操作入力手段110Mからの操作に応じて、操作対象となる部品と移動方向(擬似手動操作入力手段110Mにて指定された指定方向)とを識別可能に表示する。
なお、前記第1の実施の形態と比較して、「工作機械100の外観と、操作支援システム1の表示手段30への表示」は、図2に示した工作機械100(及び3次元形状モデル100M)の外観から手動操作入力手段110A、110Bが削除されている点と、ケーブルCの信号の内容及び当該信号の方向が異なる。第1の実施の形態におけるケーブルCは、工作機械100に設けられた手動操作入力手段からの操作信号を操作支援システム1に取り込むものであるが、第2の実施の形態におけるケーブルCは、操作支援システム1に表示した擬似手動操作入力手段110Mからの操作に応じた駆動信号(制御信号)を工作機械100の調整手段120に出力するものである。
その他は同様であるので説明を省略する。
●[表示手段30への擬似手動操作入力手段110Mの表示(図4)]
次に、図4を用いて表示手段30に表示する擬似手動操作入力手段110Mの表示の例について説明する。
例えば、作業者の操作により、工作機械100の調整手段120に対応させた擬似手動操作入力手段110Mを表示手段30に表示させるプログラムを、予め記憶手段40に記憶しておく。作業者は、擬似手動操作入力手段110Mの表示操作を行うと、擬似手動操作入力手段110Mを表示手段30に表示させることができる。
なお、擬似手動操作入力手段110Mを表示画面中に複数表示させる場合も有り得るので、図4の例に示すように、表示された擬似手動操作入力手段110Mを、操作対象の部品に対して仮想接続情報120M(この例では接続線)で接続すると、作業者にとって擬似手動操作入力手段110Mによる操作対象の部品がより明確になるので好ましい。
また、図2の例と同様、操作対象部品30Aを識別可能に表示し、擬似手動操作入力手段110Mから入力された操作信号に基づいて、操作対象部品30Aの移動方向を表示する(図4中の30B及び30Cに示す矢印と“+(正方向)”、“−(負方向)”の記号等)。
例えば、擬似手動操作入力手段110Mのハンドル111Mは、マウスを用いて回転させることができ、1回転で100パルスを発生させる(右に回せば正方向、左に回せば負方向のパルスを発生させる)。またステップ入力部114Mにて「+」を1回マウスでクリックすると、正方向への1パルスが発生し、「<<−」を1回マウスでクリックすると、負方向への10パルスが発生する。また「+」「−」「+>>」「−<<」はマウスでクリックした回数分のパルスが積算されて出力される。
なお、擬似手動操作入力手段110Mの表示形式や、各操作による出力パルス数等は限定されるものではない。
●[制御手段10の処理手順(図5)]
次に、図5に示すフローチャートを用いて制御手段10の処理手順の例について説明する。例えば図5に示す処理は所定時間毎(100ms毎等)に起動される。
第1の実施の形態にて説明したフローチャート(図3参照)に対して、図5に示すフローチャートでは、ステップS35Aが追加されている点が相違点であり、この相違点について以下にて説明する。なお第2の実施の形態における「手動操作入力手段からの操作信号」は、第1の実施の形態のように工作機械100から入力されるのではなく、操作支援システム1内の制御手段10にて作成され、制御手段10に取り込まれる点も異なる。しかしステップ(ステップS10、S20、S30)の処理内容の概念は同じであり、説明も同じになるため、同じ処理については説明を省略する。
ステップS35では、(第1の実施の形態と同様に)取り込んだ操作量及び操作量の倍率を設定するゲイン設定値に応じた距離(指定距離に相当)だけ、取り込んだ軸の設定方向及び操作方向に応じた方向(指定方向に相当)に、表示手段30に表示している3次元形状モデル100Mにおいて強調表示している操作対象部品30Aを移動させ、ステップS35Aに進む。
ステップS35Aでは、上記の取り込んだ操作量及びゲイン設定値に応じた距離だけ、取り込んだ軸の設定方向及び操作方向に応じた方向に、実際の工作機械100に設けられている操作対象部品を駆動する調整手段120に対して、駆動信号(制御信号)を出力し、ステップS40に進む。
●●[第3の実施の形態]
●[操作支援システム1の構成と工作機械100との接続(図1(C))]
第3の実施の形態は、実際の工作機械100を用いることなく、操作支援システム1にて擬似手動操作入力手段110Mを表示して(図4参照)、当該擬似手動操作入力手段110Mからの操作に基づいて、表示手段30に表示している工作機械の3次元形状モデル100Mの操作対象部品30Aを制御(駆動)するものである。実際の工作機械100を用いないので、工作機械100のシミュレーションや、工作機械100の操作訓練等に適用することができる。
第3の実施の形態では、第2の実施の形態に対して、実際の工作機械100が省略される点と、図5に示すフローチャートからステップS35Aの処理が省略される点が異なるが、その他は第2の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
第3の実施の形態では、実際の工作機械100を用いないため、任意の操作対象部品を選定して擬似手動操作入力手段110Mから操作可能としてもよい。例えば擬似手動操作入力手段110Mをカット&ペースト操作にて複写し、複写した擬似手動操作入力手段110Mの操作対象部品を任意に選定した場合に、選定した操作対象部品を、複写した擬似手動操作入力手段110Mから操作可能とすることも容易である。
従来の工作機械では、「手パ」を用いた調整では、操作対象部品及び移動方向が明示されないので、作業者の予想と実際の部品の動作が異なる場合があった。しかし第1〜第3の実施の形態にて説明した操作支援システムでは、これらを明示(表示手段30の画面で明示)するため、非熟練作業者であっても、より容易に、より安全に操作対象部品の位置を調整することができる。
また、第2の実施の形態では、機械的な「手パ」を省略できるため、費用を削減できるとともに、「手パ」の搭載位置の検討や搭載スペースの確保が不要であり、工作機械の設計自由度が向上する。
本発明の工作機械の操作支援システム1は、本実施の形態で説明した外観、構成、処理、表示例等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば処理手順は図3及び図5に示すフローチャートに限定されるものではなく、表示手段30への表示例は図2及び図4の例に限定されるものではない。
また本実施の形態の説明では、テーブルTBと加工工具TLとの双方をX軸、Y軸、Z軸のどの方向にも位置を調整可能な例を示したが、ひとつの軸方向に対して、テーブルTBまたは加工工具TLの少なくとも一方の位置を調整可能であれば良い。
本実施の形態にて説明した操作支援システム1は、工作機械100と別体で構成した例を説明したが、工作機械100を制御する数値制御装置に操作支援システム1を組み入れて、工作機械100と操作支援システム1とを一体としてもよい。
例えば第1または第2の実施の形態にて説明した操作支援システム1は、海外等の現地作業者(非熟練作業者)に使用させる工作機械に適用すると、便利である。
また例えば第3の実施の形態にて説明した操作支援システム1は、実際の工作機械を用いる前に、非熟練作業者に操作訓練をする場合に適用すると、便利である。
操作支援システム1の構成と工作機械100のとの接続について、第1の実施の形態(図1(A))、第2の実施の形態(図1(B))、第3の実施の形態(図1(C))の一実施の形態を説明する図である。 第1の実施の形態における実際の工作機械100及び操作支援システム1の外観、及び操作支援システム1の表示手段30に表示する3次元形状モデル100Mの例を説明する図である。 第1の実施の形態における処理手順の例を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態における、操作支援システム1の表示手段30に表示する3次元形状モデル100M及び擬似手動操作入力手段110Mの例を説明する図である。 第2の実施の形態における処理手順の例を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 操作支援システム
10 制御手段
20 入力手段
30 表示手段
30A 操作対象部品
30B、30C 操作対象部品の移動方向
40 記憶手段
100 工作機械
100M (工作機械の)3次元形状モデル
110 手動操作入力手段
110M 擬似手動操作入力手段
120 調整手段
TB テーブル
TL 加工工具
W ワーク

Claims (4)

  1. 制御手段と記憶手段と表示手段とを備えた、工作機械の操作支援システムであって、
    前記記憶手段には前記工作機械の3次元形状モデルを表示するための3次元形状データが記憶されており、
    前記制御手段は、前記3次元形状データに基づいて前記工作機械の前記3次元形状モデルを前記表示手段に表示し、
    前記工作機械には、前記工作機械の一部の部品を指定方向に指定距離だけ移動させる動作が可能な調整手段と、前記調整手段への前記指定方向と前記指定距離とを入力可能な手動操作入力手段とを備えており、
    前記制御手段は、前記手動操作入力手段からの操作信号を取り込み可能に前記工作機械に接続されており、前記手動操作入力手段からの操作に応じて、操作対象となる部品と前記指定方向とを識別可能に前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする工作機械の操作支援システム。
  2. 制御手段と記憶手段と表示手段とを備えた、工作機械の操作支援システムであって、
    前記記憶手段には前記工作機械の3次元形状モデルを表示するための3次元形状データが記憶されており、
    前記制御手段は、前記3次元形状データに基づいて前記工作機械の前記3次元形状モデルを前記表示手段に表示し、
    前記工作機械には、前記工作機械の一部の部品を指定方向に指定距離だけ移動させる動作が可能な調整手段を備えており、
    前記制御手段は、前記調整手段へ駆動信号を出力して制御することが可能に前記工作機械に接続されており、前記工作機械の前記調整手段への前記指定方向と前記指定距離とを入力指示が可能な擬似手動操作入力手段を前記表示手段に表示し、表示している前記擬似手動操作入力手段からの前記指定方向と前記指定距離の入力指示に応じて、前記調整手段を制御して操作対象となる部品を前記指定方向に前記指定距離だけ移動させる、
    ことを特徴とする工作機械の操作支援システム。
  3. 請求項2に記載の工作機械の操作支援システムであって、
    前記制御手段は、前記調整手段を制御して操作対象となる部品を前記指定方向に前記指定距離だけ移動させる際、前記表示手段に表示する前記3次元形状モデルにおいて、操作対象となる部品と前記指定方向とを識別可能に表示する、
    ことを特徴とする工作機械の操作支援システム。
  4. 制御手段と記憶手段と表示手段とを備えた、工作機械の操作支援システムであって、
    記憶手段には前記工作機械の3次元形状モデルを表示するための3次元形状データが記憶されており、
    前記制御手段は、前記3次元形状データに基づいて前記工作機械の前記3次元形状モデルを前記表示手段に表示するとともに、前記3次元形状モデルの一部の部品を指定方向に指定距離だけ移動させる入力指示が可能な擬似手動操作入力手段を表示し、表示した前記擬似手動操作入力手段からの操作に応じて、操作対象となる部品と前記指定方向とを識別可能に前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする工作機械の操作支援システム。

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