JP5037270B2 - 三次元レーザ加工機におけるティーチング装置 - Google Patents

三次元レーザ加工機におけるティーチング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5037270B2
JP5037270B2 JP2007226227A JP2007226227A JP5037270B2 JP 5037270 B2 JP5037270 B2 JP 5037270B2 JP 2007226227 A JP2007226227 A JP 2007226227A JP 2007226227 A JP2007226227 A JP 2007226227A JP 5037270 B2 JP5037270 B2 JP 5037270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teaching
joystick
head
box
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007226227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009056488A (ja
Inventor
英一 前花
聡 今井
宗明 加賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu NTC Ltd
Original Assignee
Komatsu NTC Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu NTC Ltd filed Critical Komatsu NTC Ltd
Priority to JP2007226227A priority Critical patent/JP5037270B2/ja
Publication of JP2009056488A publication Critical patent/JP2009056488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5037270B2 publication Critical patent/JP5037270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は、レーザ加工用データを確保するための三次元レーザ加工機におけるティーチング装置に関する。
一般に、図2に示すような互いに直交するX,Y,Z軸の三次元座標軸と、例えば一点指向型の加工ヘッド18を構成するC,A軸のヘッド姿勢軸とで5軸制御可能な三次元レーザ加工機において、加工ヘッド18の移動経路座標の入力のためのティーチング操作は以下のようにして行われる。即ち、教示線としての罫書き線15が付された教示用ワーク14をテーブル12上の治具13に載置する。又、レーザ加工機の加工ヘッド18の機能を可視光の出力が可能なティーチング用ヘッド18aとして機能するように変更する。そして、ティーチングボックス43又はこのボックス43とは別置の図8に示すジョイスティックボックス41に装着されたX,Y,Zの3軸を操作する第1ジョイスティックレバー45又はC軸及びA軸を操作する第2ジョイスティックレバー46を操作することにより、レーザ加工機の前記5軸のうち必要な軸を動作させる。これにより、図2に示すテーブル12又はティーチング用ヘッド18aをX,Y,Z軸及びC,A軸に相対移動させてティーチング用ヘッド18aの先端を教示用ワーク14の所定位置に移動させて、罫書き線15上の教示点に対向させる。この対向状態で教示点データ、すなわちその教示点におけるティーチング用ヘッド18aの座標データ及び姿勢データを取り込んでメモリに記憶させる。この動作を罫書き線15の多数箇所で行って教示データを作成する。(特許文献1参照)
一方、ティーチングボックス43はジョイスティックボックス41の近傍に位置するように配置されている。このティーチングボックス43は、例えば図6に示すように表示部55が設けられるとともに、テンキー56、ティーチングモードを設定するためのモード設定キー57、ティーチング用ヘッド18aを教示点及び法線上に配置させるためのX,Y,Z,C,Aの各軸操作用の複数の軸操作キー58が設けられている。又、教示点データの記憶のためにその教示点の取り込みを兼ねるとともに、前記加工ヘッド18を教示点間において加工送りで直線補間させるための直線補間キー59、加工送りで円弧補間させるための円弧補間キー60、直線で早送り移動させるための早送りキー61、教示データを削除するためのデータ削除キー62等が設けられている。さらに、上部にはX,Y,Z,C,A軸操作用のジョイスティックレバー63も設けられている。
特許第3205183号公報
ところが、上記従来のティーチング装置は、前記ジョイスティックボックス41が加工ヘッド18のY軸(左右)移動に伴い、加工ヘッド18と離れた位置で操作することになり、ヘッド位置の直接の目視が遠くなって正確な操作が行なえない。このため、ジョイスティックボックス41を加工ヘッド18のヘッド支持フレーム17の外面に取り付けて、常に加工ヘッド18と近い位置で操作できるようにしてきた。しかし、前記ジョイスティックボックス41に対し、X,Y,Z軸の3軸の移動操作を行う第1ジョイスティックレバー45と、C軸及びA軸の2軸の回動操作を行う第2ジョイスティックレバー46が設けられているのみであったために、次のような問題があった。
即ち、ティーチング作業を行う際に、作業者はジョイスティックボックス41の前記2つのジョイスティックレバー45,46を操作してティーチング用ヘッド18aの先端を教示用ワーク14の所定位置に移動させる。その後、ジョイスティックボックス41から離れてティーチングボックス43の直線補間キー59、円弧補間キー60、早送りキー61及びデータ削除キー62等を経路指定のために操作する必要がある。このため、一連の教示データを作成するために、作業者がジョイスティックボックス41のジョイスティックレバー45,46の操作と、ティーチングボックス43の各種キー59, 60,61,62等の操作とを交互に繰り返し行う必要があり、ティーチング作業が非常に面倒であるという問題があった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、ティーチング作業を容易に行うことができる三次元レーザ加工機におけるティーチング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、互いに直交するX,Y,Z軸の三次元座標軸と、一点指向型のヘッドを構成する垂直軸を中心とした回転C軸及び傾斜軸を中心とした回転A軸のヘッド姿勢軸とで5軸制御可能な三次元レーザ加工機におけるティーチング装置において、前記レーザ加工機の制御装置に接続されたティーチングボックスには、前記X,Y,Z軸及び前記C,A軸を操作する機能が備えられるとともに、前記ヘッドをワーク上の教示点に指向させ、各教示点間の補間の種類及び加工条件の教示データの入力・編集・修正が可能な複数の操作キーが備えられ、前記レーザ加工機の制御装置に接続されたジョイステックボックスは、前記ティーチングボックスとは別に、前記レーザ加工機のY,Z軸方向に移動可能で前記ヘッドをC軸を中心に回転自在に支持するヘッド支持フレームの外面に取り付けられ、該ジョイステックボックスには、前記X,Y,Z軸操作用の第1のジョイステックレバーと、C,A軸操作用の第2のジョイステックレバーとが備えられ、前記ジョイステックボックスには、前記各ジョイステックレバーによって前記ヘッドをワーク上の教示点に指向させた後に操作されることで、各教示点間の前記ヘッドの移動経路を早送り直線移動に設定登録できる早送りキー、加工送り直線補間に設定登録できる直線補間キー及び加工送り円弧補間に設定登録できる円弧補間キーのブラインドタッチ式のティーチング用操作キーが設けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記ジョイステックボックスには前記各操作キーが操作されたとき、それらのキーの操作が行われたことを異なる音声により報知する報知手段が設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記ジョイステックボックスには、作業者が所定の押し圧力で操作しているときに、前記各ジョイステックレバー及び各操作キーの操作が可能となるようにデッドマンスイッチが設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記デッドマンスイッチは、片手により把持できる無線方式のスイッチユニットとして構成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記ジョイステックボックスには、既に設定された教示データを削除できるブラインドタッチ式でなるデータ削除キーがさらに設けられていることを要旨とする。
(作用)
この発明はジョイスティックボックスをヘッド支持フレーム外面に取り付けるとともに、ジョイスティックボックスに第1及び第2のジョイスティックレバー以外に、ティーチング操作に特に頻度の高い直線補間キー、円弧補間キー及び早送りキー3種類の操作キーが設けられている。このため、作業者は加工ヘッドの近傍から移動することなく、各教示点間の加工ヘッドの移動経路データをジョイスティックボックスにおいて各操作キーを操作することにより一通り設定することができ、教示データの作成を容易に行うことができる。さらに、ブラインドタッチ方式の操作キーとしたことにより、作業者が加工ヘッドを直近で目視しながら片手で操作することができる。
本発明によれば、ジョイスティックボックスにおいて教示点の座標データ及び姿勢データ、教示点間の移動経路データの一連の教示データの作成操作を、常に加工ヘッドと近い距離で作業者がジョイスティックボックスのレバー及び操作キーを操作することにより行うことができ、ティーチング作業を効率的に容易に行うことができる。
以下、本発明を具体化した三次元レーザ加工機におけるティーチング装置の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
最初に、図2に基づいて、この実施形態の三次元レーザ加工機の構成を説明する。この実施形態のレーザ加工機は、座標軸としてのX軸,Y軸、Z軸と、模式図を表す図3に示すように、一点指向型ヘッドを構成するヘッド姿勢軸としての垂直軸回りの回転C軸と、傾斜軸回りの回転A軸とを有する5軸制御タイプである。このレーザ加工機は加工ヘッド18の移動経路データの記憶に基づくティーチング及びティーチングプレイバック機能を有する。
図2に示すように、ベッド11の上面にはテーブル12がX軸(前後)方向へ移動可能に支持され、その上面には治具13を介して教示用ワーク14又は実際に加工される実ワーク(図示略)が載置される。前記教示用ワーク14には教示線としての罫書き線15が付されており、図4に示すように、その罫書き線15上には多数の教示点P1〜Pnが設定される。図2に示すように前記ベッド11には門型のコラム16が立設され、その上部には図示しないY軸駆動機構及びZ軸駆動機構によりY軸(左右)方向とZ軸(上下)方向との2方向に移動可能なヘッド支持フレーム17が装着され、該フレーム17には加工ヘッド18が装着されている。
前記加工ヘッド18は図2に示すように前記ヘッド支持フレーム17の内部に回転自在に支持され、かつ前記C軸の周りで図示しないサーボモータを備えた回転機構により回転されるC軸回転支持筒19と、このC軸回転支持筒19の下端部に傾斜した前記A軸の周りで図示しないサーボモータを備えた回転機構により回転されるA軸回転支持筒20とを備え、A軸回転支持筒20の先端にはノズル20aが取り付けられる。そして、前記ノズル20aが前記治具13に支持された実ワーク(図示略)上の所定の位置に対し、その位置を通る法線上において所定距離をおいて対向配置される。この状態でレーザ発振器21から供給されるレーザ光がA軸回転支持筒20の先端に取り付けられたノズル20aから実ワークに照射されて、レーザ加工が施される。
前記加工ヘッド18はティーチング用ヘッド18aとしての機能を兼用するものである。加工ヘッド18の前記レーザ発振器21の内部に設けた可視光レーザとしてのHe−Neレーザ発振部(図示略)から、He−Neレーザ光を発振させることにより、ティーチング用ヘッド18a内から内部の集光レンズを介してノズル20aの先端部近くの教示用ワーク14上に図4に示すように可視光スポットとなって照射される。
図2に示すように、前記ベッド11の右側方には制御装置31が配置され、この制御装置31には各種のデータを入力するキーボード32が接続されている。図1に示すように前記制御装置31には演算処理用のメインコントローラ33、作業プログラムや教示データ等を記憶する記憶手段としてのメモリ34を備えている。又、制御装置31はメインコントローラ33からの制御信号に基づいてX,Y,Z軸、C,A軸の駆動用の各サーボモータ(図示しない)を制御するためのサーボコントローラ35を備えている。前記メインコントローラ33には操作パネル36やCRTディスプレイ37が接続されている。
図1に示すように前記制御装置31のメインコントローラ33にはジョイスティックボックス41がフレキシブルなケーブル42を介して移動可能に接続されている。同じくメインコントローラ33にはティーチングボックス43がフレキシブルなケーブル44を介して移動可能に接続されている。前記ティーチングボックス43は普段は図1に示すように前記コラム16の側部に掛止され、ジョイスティックボックス41は前記ヘッド支持フレーム17の外面(前面)下方位置に取り付けられている。
次に、図5に基づいて、前記ジョイスティックボックス41の構成について説明する。
ジョイスティックボックス41の下部には前記ティーチング用ヘッド18aをX,Y,Z軸の3軸方向にそれぞれ移動制御する第1ジョイスティックレバー45が設けられている。なお、ジョイスティックボックス41の下部前面には第1ジョイスティックレバー45の操作内容を表示する線図が描かれている。前記ジョイスティックボックス41の上部前面には前記C軸回転支持筒19をC軸を中心に回動制御するための機能と、前記ノズル20aをA軸を中心に回動制御するための機能を有する第2ジョイスティックレバー46が装着されている。そして、教示用ワーク14の罫書き線15に対して、前記第1ジョイスティックレバー45又は第2ジョイスティックレバー46を操作することにより、テーブル12又はティーチング用ヘッド18aをX,Y,Z軸方向に相対移動させるとともに、C,A軸を中心にティーチング用ヘッド18aのノズル20aを姿勢制御して、ノズル20a先端を教示用ワーク14の罫書き線15の教示点Pに向かって法線方向に指向するように移動させるようになっている。
さらに、前記ジョイスティックボックス41の中央部上面には各種のキー47〜50が設けられている。直線補間キー47は前記ティーチング用ヘッド18aを既に教示された教示点Pから新たに設定した教示点Pまで加工送りで直線補間させるための機能を有する。円弧補間キー48は前記ティーチング用ヘッド18aを既に教示された教示点Pから新たに設定した教示点Pまで加工送りで円弧補間させるための機能を有する。早送りキー49は前記ティーチング用ヘッド18aを加工原点又は既に教示された教示点Pから新たに設定した教示点Pまで直線で早送り(非加工)移動させるための機能を有する。又、前記直線補間キー47、円弧補間キー48及び早送りキー49が操作されると、第1及び第2ジョイスティックレバー45,46により設定されたX,Y,Z軸の座標データ及びC,A軸の姿勢データが制御装置31のメモリ34に記憶されるようにしている。
前記データ削除キー50は、ティーチングされた各教示データを遡って順次削除するための機能を有する。前記ジョイスティックボックス41の上部の前面にはスピーカ51が設けられている。このスピーカ51によって、前記各キー47〜50が操作されると、そのキーが操作されたことが異なる音声によって作業者に報知されるようになっている。例えば、各キー47〜50が順に操作されると、「ピー」、「ピピー」、「ピピピー」、「ピピピピー」がそれぞれ発せられるようにしている。これに代えて、実際の操作内容を「直線補間」、「円弧補間」、「早送り」、「データ削除」というように音声により具体的に報知するようにしてもよい。
前記各キー47〜50は、作業者がブラインドタッチにより操作できるように、ジョイスティックボックス41の前面から突出するように形成されるとともに、各キー47〜50の前面には、そのキーの機能を表す点字(図示略)が設けられている。
前記ジョイスティックボックス41には無線型のデッドマンスイッチユニット52が設けられている。そして、このデッドマンスイッチユニット52を作業者が一方の手で把持して、デッドマンスイッチユニット52に設けたスイッチ53を所定の圧力で押圧操作している場合にのみ、前記ジョイスティックボックス41に設けた第1及び第2ジョイスティックレバー45,46や各キー47〜50が操作可能に構成され、不用意なティーチング用ヘッド18aの動作が行われないようにしている。
一方、図6に示すように、前記ティーチングボックス43には、背景の技術の項で述べたように、表示部55、テンキー56、モード設定キー57、複数の軸操作キー58、直線補間キー59、円弧補間キー60、早送りキー61、データ削除キー62及びジョイスティックレバー63が設けられている。その他、ティーチングキーや各種の動作を選択するキー、非常停止ボタン等も設けられている。
次に、前記のように構成された三次元レーザ加工機におけるティーチング装置についてその動作を図7に示すフローチャートを参照して説明する。
最初に、図2に示すように、罫書き線15を付した教示用ワーク14をテーブル12の上面にセットする。この状態でティーチングボックス43上のモード設定キー57が作業者により操作されてティーチングモードに設定される(ステップS1)。
次に、図2に示すレーザ発振器21からのHe−Neレーザ光がティーチング用ヘッド18aのA軸回転支持筒20のノズル20aから可視光として出力される(ステップS2)。
その後、ジョイスティックボックス41の第1ジョイスティックレバー45を操作してティーチング用ヘッド18aを原点位置P0から教示用ワーク14の罫書き線15の最初に教示しようとする教示点P1に移動する。即ち、前記第1ジョイスティックレバー45が作業者により操作されると、テーブル12のX軸方向への移動、ティーチング用ヘッド18aのY軸及びZ軸方向への移動のうちの少なくとも一つの方向への移動が行われる(ステップS3)。これにより、ティーチング用ヘッド18aの先端ノズル20aが罫書き線15上の最初の教示点P1に指向される。
次に、必要に応じ第2ジョイスティックレバー46が作業者により操作されて、ティーチング用ヘッド18aの姿勢が制御される。即ち、C軸,A軸が回転されてティーチング用ヘッド18aのノズル20aが最初の教示点P1の表面(ワークの加工面)に対し法線方向に指向される(ステップS4)。これによりノズル20aから出力された可視光が前記教示点P1に可視光スポット39として法線方向に照射される。
その後、例えば早送りキー61が操作されると、図4に示すようにティーチング用ヘッド18aの原点位置P0から最初の教示点P1までの移動経路データが非加工の早送りとして設定される(ステップS5)。これにより、最初の教示点P1におけるティーチング用ヘッド18aの前記X,Y,Z軸の座標データ及びC,A軸の姿勢データが設定され、これらのデータは制御装置31のメモリ34に教示データとして記憶され、登録される(ステップS6)。
次の教示点P2〜Pnの教示データを順次登録する場合には、前記ステップS3〜S6と同様な動作によって例えば教示点P2にて直線補間キー59を操作することにより、教示点P1〜P2間は直線補間が指定され、続いて教示点P3にて円弧補間キー60を指定し、さらに教示点P4にて円弧補間キー60を操作することにより教示点P2〜P3〜P4間は円弧補間が指定される(ステップS7)。又、早送りキー61の操作で非加工経路も指定できる。
次に、ジョイスティックボックス41による一連の加工経路の大まかな教示データの全てのティーチング作業が終了したか否かが作業者によって判断される(ステップS8)。そして、ステップS8でイエスと判断されると、作業者がジョイスティックボックス41からティーチングボックス43に移動し、このティーチングボックス43によってジョイスティックボックス41により既にティーチングされた教示用ワーク14の罫書き線15の一連の教示データが点検されるとともに、さらに、送り速度などの加工条件やパターン寸法などの詳細なデータが設定される(ステップS9)。例えば、教示点Pnで早送りが指定されている場合、円の直径データを入力することにより教示点Pnにおける穴明け加工が設定される。
以上の動作が終了すると、教示用ワーク14の罫書き線15の教示データが実ワークの加工データとしてメモリ34に記憶設定され、これに基づいて実ワークの加工が可能となる。
上記実施形態の三次元レーザ加工機におけるティーチング装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、ジョイスティックボックス41をヘッド支持フレーム17の外面に取り付け、ジョイスティックボックス41に対し、従来から装着されていた第1及び第2ジョイスティックレバー45,46以外に、直線補間キー47、円弧補間キー48、早送りキー49及びデータ削除キー50を設け、各キー47〜50をブラインドタッチで操作できるようにした。このため、作業者は加工ヘッド18の近くで加工ヘッド18のノズル20aを教示点P1〜Pnに合わせながら場所を移動することなく片手操作により容易に教示用ワーク14の罫書き線15の各教示点P1〜Pnの座標データ及び姿勢データ、各教示点P1〜Pn間の補間データ等を一貫してティーチングすることができ、この結果、ティーチング作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
(2)上記実施形態では、ジョイスティックボックス41にスピーカ51を設け、各キー47〜50の操作が行われると、それらの操作が行われていることを異なる音声により作業者に報知するようにした。このため、ブラインドタッチによる各キー47〜50の操作内容を確認することができ、この結果、ティーチング作業を的確かつより迅速に行うことができる。
(3)上記実施形態では、デッドマンスイッチユニット52に設けたスイッチ53を所定の圧力で押圧操作している場合にのみ、前記ジョイスティックボックス41に設けた第1及び第2ジョイスティックレバー45,46や各キー47〜50が操作可能に構成されているので、不用意なティーチング用ヘッド18aの動作が行われるのを防止することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図5に示すジョイスティックボックス41に対し、実施形態に示すものに限らず、使用頻度の高い他の操作キーを追加することによりさらに操作性を向上することができる。
・ ジョイスティックボックス41に送り速度設定キー(図示略)を設けておくことにより、その操作によって各教示点間のティーチング用ヘッド18aの送り速度データもジョイスティックボックス41によるティーチング作業中に具体的に設定するようにしてもよい。
・前記ティーチング用ヘッド18aとして、実際の加工ヘッド18を用いたまま可視光スポットを照射してティーチングする方法に限らず、図示しないが、前記ティーチング用ヘッド18aを加工ヘッド18のノズル20a部分をティーチング用スタイラスに交換して接触式でティーチング行うようにしてもよい。
・無線方式の前記デッドマンスイッチユニット52を有線方式としたり、ジョイスティックボックス41の例えば裏面にスイッチ53を設けるようにしてもよい。
・前記ジョイスティックボックス41に設けたデータ削除キー50を省略してもよい。
この発明のレーザ加工機のティーチング装置を具体化した一実施形態示す説明図。 レーザ加工機全体を示す概略斜視図。 姿勢軸を示す説明図。 教示用ワーク上の罫書き線上の教示点を示す斜視図。 ジョイスティックボックスの正面図。 ティーチングボックスの正面図。 ティーチング動作を示すフローチャート。 従来のジョイスティックボックスの正面図。
符号の説明
P、P1〜Pn…教示点、14…教示用ワーク、17…ヘッド支持フレーム、18…加工ヘッド、18a…ティーチング用ヘッド、31…制御装置、41…ジョイスティックボックス、43…ティーチングボックス、45…第1ジョイスティックレバー、46…第2ジョイスティックレバー、47…直線補間キー、48…円弧補間キー、49…早送りキー、50…データ削除キー。

Claims (5)

  1. 互いに直交するX,Y,Z軸の三次元座標軸と、一点指向型のヘッドを構成する垂直軸を中心とした回転C軸及び傾斜軸を中心とした回転A軸のヘッド姿勢軸とで5軸制御可能な三次元レーザ加工機におけるティーチング装置において、
    前記レーザ加工機の制御装置に接続されたティーチングボックスには、前記X,Y,Z軸及び前記C,A軸を操作する機能が備えられるとともに、前記ヘッドをワーク上の教示点に指向させ、各教示点間の補間の種類及び加工条件の教示データの入力・編集・修正が可能な複数の操作キーが備えられ、
    前記レーザ加工機の制御装置に接続されたジョイステックボックスは、前記ティーチングボックスとは別に、前記レーザ加工機のY,Z軸方向に移動可能で前記ヘッドをC軸を中心に回転自在に支持するヘッド支持フレームの外面に取り付けられ、該ジョイステックボックスには、前記X,Y,Z軸操作用の第1のジョイステックレバーと、C,A軸操作用の第2のジョイステックレバーとが備えられ、
    前記ジョイステックボックスには、前記ジョイステックレバーによって前記ヘッドをワーク上の教示点に指向させた後に操作されることで、各教示点間の前記ヘッドの移動経路を早送り直線移動に設定登録できる早送りキー、加工送り直線補間に設定登録できる直線補間キー及び加工送り円弧補間に設定登録できる円弧補間キーのブラインドタッチ式のティーチング用操作キーが設けられていることを特徴とする三次元レーザ加工機におけるティーチング装置。
  2. 請求項1において、前記ジョイステックボックスには前記各操作キーが操作されたとき、それらのキーの操作が行われたことを異なる音声により報知する報知手段が設けられていることを特徴とする三次元レーザ加工機におけるティーチング装置。
  3. 請求項1又は2において、前記ジョイステックボックスには、作業者が所定の押し圧力で操作しているときに、前記各ジョイステックレバー及び各操作キーの操作が可能となるようにデッドマンスイッチが設けられていることを特徴とする三次元レーザ加工機におけるティーチング装置。
  4. 請求項3において、前記デッドマンスイッチは、片手により把持できる無線方式のスイッチユニットとして構成されていることを特徴とする三次元レーザ加工機におけるティーチング装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記ジョイステックボックスには、既に設定された教示データを削除できるブラインドタッチ式でなるデータ削除キーがさらに設けられていることを特徴とする三次元レーザ加工機におけるティーチング装置。
JP2007226227A 2007-08-31 2007-08-31 三次元レーザ加工機におけるティーチング装置 Active JP5037270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007226227A JP5037270B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 三次元レーザ加工機におけるティーチング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007226227A JP5037270B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 三次元レーザ加工機におけるティーチング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009056488A JP2009056488A (ja) 2009-03-19
JP5037270B2 true JP5037270B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40552720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007226227A Active JP5037270B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 三次元レーザ加工機におけるティーチング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5037270B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10179375B2 (en) 2013-08-07 2019-01-15 Mitsubishi Electric Corporation NC program generating device and NC program generating method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009056488A (ja) 2009-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108453702B (zh) 机器人仿真器、机器人系统以及仿真方法
JP5337636B2 (ja) 加工状況監視方法及び加工状況監視装置
JP5642304B2 (ja) ロボットペンダント
JP6266300B2 (ja) 工作機械
JP6625203B2 (ja) ワークの測定装置および工作機械
JP5877866B2 (ja) 工具の軌跡を表示する工具軌跡表示装置
JP6400095B2 (ja) 工作機械の制御装置
JP6605911B2 (ja) 人工歯作製装置
JP2009066738A (ja) ロボットの教示装置
JP5037270B2 (ja) 三次元レーザ加工機におけるティーチング装置
JP2008105119A (ja) 研削盤による研削加工方法及び研削盤
JPS60195615A (ja) 多関節ロボツトの姿勢教示方法
JP3803428B2 (ja) 板材加工機における可動部材の位置設定装置
JP2006331012A (ja) 工作機械の操作支援システム
JP2005305579A (ja) Nc工作機械の制御方法及び制御装置
JPH0535327A (ja) レーザ加工機
JP2675200B2 (ja) ロボット
JP2017091429A (ja) Ncプログラム作成装置
JP2012088774A (ja) アーク溶接ロボット制御装置
JP2001328085A (ja) 3次元レーザ加工機用制御装置
JP2742959B2 (ja) レーザ加工装置
JP7295355B1 (ja) 加工情報表示装置、レーザ加工制御装置、及び加工情報表示プログラム
JPH01306091A (ja) 5軸制御機械のティーチング装置
JP2802867B2 (ja) 動作方向表示機能を備えた工作機械
JP6281315B2 (ja) 数値制御装置と移動経路修正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5037270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250