JP2016194860A - 振動切削加工装置および振動切削加工方法 - Google Patents

振動切削加工装置および振動切削加工方法 Download PDF

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Toru Saito
亨 齊藤
将彦 福田
Masahiko Fukuda
将彦 福田
勝治 覚張
Katsuji Kakuhari
勝治 覚張
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Abstract

【課題】専用の振動発生機構なしに振動切削が行えるとともに、振動波形を任意の波形にできる振動切削加工装置および振動切削加工方法を提供する。【解決手段】振動切削加工装置1は、工具によりワークを切削加工する工作機械10と、工作機械10を制御する制御装置20とを有し、工作機械10は制御装置20で制御されて前記工具を前記ワークに対して相対移動させるZ軸駆動機構13を有する。Z軸駆動機構13を制御するZ軸制御部23は位置フィードバックを有し、前記工具を前記ワークに対して振動させるために、制御装置20は位置フィードバックに振動波形信号を重畳する振動制御部40を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、振動を伴う切削加工を行う振動切削加工装置および振動切削加工方法に関する。
従来、ワークを切削して所定形状に加工する切削加工が多用されている。
切削加工としては、回転主軸に切削工具を装着して実行される回転切削が多用されている。回転切削としては、フライスを用いた平面切削、エンドミルを用いた平面加工や段差加工あるいは溝加工があるほか、ドリルによる孔開け等がある。
このような切削加工においては、その作業性および加工品質を改善するために、振動を伴う切削加工が開発されている。
振動加工を行うために、工具を支持するホルダ部分に、工具を振動させる振動発生機構を有する、専用の工作機械が用いられている(特許文献1)。
このような専用の工作機械では、振動発生機構が追加される分、構造の複雑化が避けられず、製造コストの上昇も避けられない。
また、主軸ヘッド周辺に振動発生機構を追加する必要があり、周囲との干渉が問題になるほか、既存の工作機械に後付けすることが困難という問題もあった。
このような専用の工作機械に対し、専用装置を用いない振動発生、具体的には工具の送り機構の制御を利用して、工具に振動を発生させる技術が提案されている(特許文献2)。
特許文献2では、振動切削情報格納部に、複数軸方向(X軸,Z軸)の同期送り動作により切削工具を低周波振動させるデータが格納され、このデータに基づいてモータ制御部が、サーボアンプを介して駆動モータを制御している(段落0032〜0033参照)。
つまり、特許文献2では、工具およびワークの送り駆動モータの制御で振動を発生させており、専用の振動発生機構なしに振動切削を行うことができる。
なお、特許文献2においては、振動発生のための制御が、駆動モータのサーボ系において行われ、振動パターンは低周波(例えば振動周波数25Hz)の正弦波とされている(段落0034,0035参照)。
登録実用新案第3181190号公報 特開2014−54688号公報
前述した特許文献2では、送り駆動制御を利用してワークに対して工具を振動させている。従って、特許文献1のような専用の振動発生機構なしに振動切削を行うことができる。
しかし、特許文献2においては、以下のような不都合が避けられなかった。
特許文献2においては、振動発生のための制御が、駆動モータのサーボ系によって行われており、トルク制御となるため高精度を得ることが難しいという問題がある。
すなわち、トルク制御の結果として工具の振動が得られるが、モータで駆動される部分(工具を含む制御対象の駆動機構の可動側部分)の慣性等で、制御目標として入力される振動波形のとおりには振動しない。
このため、入出力の波形に乖離が生じにくい正弦波が専ら利用されるとともに、その他の任意の波形を利用することが難しい。
特許文献2においては、前述した精度および振動波形の制約に関連して、振動切削によって得られるワークの加工面品質を十分に向上できないという問題がある。
例えば、ワークの側面をエンドミルの側面刃で平面切削する際に、加工面に送り方向の縞模様パターンが生じることがある。このような縞模様を抑制するために、エンドミルを送り方向と交差方向(エンドミルの回転軸線方向)に振動させることが有効である。しかし、振動波形が正弦波であると、波形の極大極小部位で振動変位が緩やかになり、振動による効果が十分でなくなり、縞が十分に消せなくなる可能性がある。
あるいは、ワークにエンドミルで溝加工する際に、エンドミルの底刃と溝の底面との接触を一時的に緩和することで、エンドミルに対する送り方向の抵抗を減らすことができ、エンドミルの折損防止に有効である。しかし、エンドミルの底刃と溝の底面とが離れる時間が長いと、溝の底面が平滑に加工できなくなる可能性がある。
このようなことから、振動切削を行う際に、正弦波に限定されず、任意の振動波形での振動切削が行えるようにすることが要望されていた。
本発明の目的は、専用の振動発生機構なしに振動切削が行えるとともに、振動波形を任意の波形にできる振動切削加工装置および振動切削加工方法を提供することにある。
本発明の振動切削加工装置は、工具によりワークを切削加工する工作機械と、前記工作機械を制御する制御装置とを有し、前記工作機械は前記制御装置で制御されて前記工具を前記ワークに対して相対移動させる送り駆動機構を有し、かつ前記送り駆動機構を前記制御装置で制御されて前記工具を前記ワークに対して振動させる振動切削加工装置であって、前記送り駆動機構は、前記工具の位置に関する位置フィードバックを有し、前記制御装置は、前記位置フィードバックに振動波形信号を重畳する振動制御部を有することを特徴とする。
このような本発明では、切削加工の際に、送り駆動機構により工具がワークに対して送り駆動され、所期の切削加工が実行される。
この際、振動制御部により、送り駆動機構の位置フィードバックに振動波形信号が重畳され、送り駆動機構に戻される。その結果、送り駆動機構は、所期の加工動作に加えて、重畳された振動波形信号に基づいて工具を振動させる。そして、工作機械において、所期の振動切削が実行される。
これにより、工作機械において、専用の振動発生機構なしに、振動切削を行うことができる。
本発明では、振動波形信号は位置フィードバックに対して重畳されるため、工具の振動は、重畳された振動波形信号に応じた正確な振動とされる。
そして、送り駆動機構の速度フィードバックあるいは駆動モータのトルク制御のような、位置フィードバックのいわゆる内側のフィードバックループに対する振動信号付与のような慣性による振動波形の変形を回避することができる。
その結果、本発明によれば、任意波形での振動切削が可能となり、品質向上のための機能に即した振動付与が実現できる。
本発明の振動切削加工装置において、前記振動制御部は、複数の波形パターンを記憶する波形パターンメモリと、前記波形パターンに基づいて前記振動波形信号を生成する振動波形信号生成部とを有することが好ましい。
このような本発明では、複数の波形パターンのいずれかを外部からの指定信号などで選択することができ、選択した波形パターンの振動波形信号を生成することで、この信号を位置フィードバックに重畳することができる。
これにより、任意の波形パターンでの振動切削を行うことができ、加工内容に応じた適切な振動波形を選択することができる。
なお、振動波形信号生成部において、振動波形信号の生成を外部からの指定信号などで断続切り替え可能としてもよく、振動切削モードと振動なしの通常切削モードとの選択を容易に行うことができる。
本発明の振動切削加工装置において、前記振動波形信号の波形は、三角波、鋸波、矩形波のいずれかであることが好ましい。
このような本発明では、三角波または鋸波とすることで、振動の最大値と最小値との間で変化率が一定の振動切削を行うことができる。また、矩形波とすることで、最大値と最小値との二値が切り替わるような振動を伴う切削とすることができる。矩形波とする際には、いわゆるパルスのデューティ比の設定により、最大値と最小値との継続時間を調整することができる。
本発明の振動切削加工方法は、工具によりワークを切削加工する工作機械と、前記工作機械を制御する制御装置とを有し、前記工作機械は前記制御装置で制御されて前記工具を前記ワークに対して相対移動させる送り駆動機構を有する切削加工装置を用い、前記送り駆動機構を前記制御装置で制御して前記工具を前記ワークに対して振動させる振動切削加工方法であって、前記送り機構は、前記工具の位置に関する位置フィードバックを有し、前記位置フィードバックに振動波形信号を重畳することを特徴とする。
このような本発明によれば、前述した本発明の振動切削加工装置で説明した作用効果と同様な作用効果を得ることができる。
本発明によれば、専用の振動発生機構なしに振動切削が行えるとともに、振動波形を任意の波形にできる振動切削加工装置および振動切削加工方法を提供することができる。
本発明の一実施形態の切削加工装置全体を示す側面図。 前記実施形態の制御系を示すブロック図。 前記実施形態で振動付与されるZ軸駆動機構を示すブロック図。 前記実施形態の振動制御部を示すブロック図。 前記実施形態の工具における振動付与を示す斜視図。 前記実施形態の振動切削の一例を示す図であり、(A)部は切削状態を示す斜視図、(B)部は振動波形を示すグラフ。 前記実施形態の振動切削の他の例を示す図であり、(A)部は切削状態を示す側面図、(B)部は振動波形を示すグラフ、(C)部は工具を持ち上げた状態を示す側面図。 前記実施形態の振動切削のさらに他の例を示す図であり、(A)部は送り動作を示すグラフ、(B)部は振動波形を示すグラフ、(C)部は振動切削動作を示すグラフ。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、振動切削加工装置1は、工具2によりワーク3を切削加工する工作機械10と、この工作機械10を制御する制御装置20とを有する。
工作機械10は、ワーク3を固定するテーブル4を有し、その上方にはクロスレール5が掛け渡されている。クロスレール5には主軸ヘッド6が支持され、主軸ヘッド6に支持された主軸7の先端にはエンドミルなどの工具2が装着されている。
工作機械10は、工具2をワーク3に対して相対移動させる送り駆動機構として、テーブル4をX軸方向へ移動させるX軸駆動機構11と、クロスレール5に沿って主軸ヘッド6を水平移動させるY軸駆動機構12と、主軸ヘッド6をクロスレール5に対して昇降移動させるZ軸駆動機構13とを備えている。
さらに、主軸ヘッド6には、主軸7を回転駆動する主軸駆動機構14が設置されている。
制御装置20は、工作機械10に接続され、X軸駆動機構11、Y軸駆動機構12、Z軸駆動機構13および主軸駆動機構14を制御することで、工具2をワーク3に対して相対移動させ、所期の切削加工を実行する。この際、制御装置20は、工具2をワーク3に対して振動させることで、振動切削加工が実行される。
図2において、制御装置20は、操作盤30、NC制御部31およびプログラムメモリ32を有する。
操作盤30は、オペレータの外部操作を受け付けるとともに、制御装置20の各部状態を表示する等の機能を有する。
NC制御部31は、プログラムメモリ32に格納されているNCプログラムに基づいて、制御装置20の各部ないし工作機械10の各部を制御する。
工作機械10のX軸駆動機構11、Y軸駆動機構12、Z軸駆動機構13および主軸駆動機構14を制御するために、制御装置20にはX軸制御部21、Y軸制御部22、Z軸制御部23および主軸制御部24が設けられている。
これらのX軸制御部21ないし主軸制御部24は、それぞれ対応するX軸駆動機構11ないし主軸駆動機構14との間にフィードバック制御ループを構成し、NC制御部31から与えられる目標値に基づいて各軸駆動機構11〜14を制御する。
図3には、Z軸の制御ループが示されている。
Z軸制御部23はサーボアンプ231を有し、サーボアンプ231はNC制御部31からのZ軸目標値に応じた指令信号を、工作機械10のZ軸駆動機構13に送る。
Z軸駆動機構13はサーボモータ131を有し、サーボモータ131はサーボアンプ231からの指令信号に応じて作動し、Z軸移動部分132を移動させる。
Z軸駆動機構13は、サーボモータ131の動作状態を検出するパルスジェネレータ133と、Z軸移動部分132の移動位置を検出するZ軸位置検出器134とを備えている。
パルスジェネレータ133の出力は、速度フィードバックとして、サーボアンプ231の入力側に戻されている。
Z軸位置検出器134の出力は、位置フィードバックとして、サーボアンプ231の入力側に戻されている。
図2および図3において、本実施形態の制御装置20には、本発明に基づいて、振動制御部40が設けられている。
振動制御部40は、NC制御部31の制御のもとで、各軸の位置フィードバックに振動波形を加算し、重畳することで、X、Y,Z各軸の動作に振動を加えることができる。
図4において、振動制御部40は、波形パターンメモリ41と、振動波形信号生成部42とを備えている。
波形パターンメモリ41は、複数の波形パターン411を記憶しており、NC制御部31からの波形指定に基づいて複数の波形パターン411のうちいずれかを出力可能である。
波形パターン411としては、三角波、鋸波、矩形波のうちいずれかである。同じ三角波あるいは矩形波でも、デューティ比などが異なる複数の波形が記憶されていてもよい。これらの波形パターン411は、波形そのものを記憶したものであってもよく、パラメータで規定される波形であってもよい。
振動波形信号生成部42は、波形パターンメモリ41から出力された波形パターン411に基づいて振動波形信号を生成し、位置フィードバックへと出力する。
振動波形信号生成部42における振動波形信号の生成ないし出力は、NC制御部31からの指令に基づいて断続が切り替えられる。
このような振動波形信号生成部42の動作の断続により、振動制御部40による振動加算の断続切り替えが行われる。
次に、本実施形態の振動切削加工装置1を用いた振動切削加工について説明する。
図5において、工具2であるエンドミル201は、Z軸方向を回転中心としてC方向に回転駆動される。そして、ワーク3に対して、X軸方向に送られ、エンドミル201の側面刃で切削加工を行う。
このような切削動作においては、エンドミル201をZ軸方向(送り方向であるX軸方向と交差する方向)に振動させることで、加工面の加工縞の解消を図ることができる。
図6(A)において、ワーク3のX軸方向に延びる側壁面301をエンドミル201で平面切削する場合、エンドミル201をC方向に回転させつつ、X軸方向に送る。この際、Z軸方向の振動を与えない場合(Z軸方向は一定位置)、側壁面301には送り方向に沿った加工縞が生じる。
これに対し、図6(B)のような三角波の振動波形を用いて、エンドミル201をZ軸方向に振動させることで、図6(A)のように加工縞が振動波形に応じた波目状となる。従って、この振動波形を細かくすることで、加工縞として目立たなくすることができ、側壁面301の加工面としての品質を向上することができる。
図7(A)において、工具2であるエンドミル201でワーク3の溝加工を行う場合、エンドミル201の底刃が溝底面303との摩擦抵抗を受け、エンドミル201の先端が送り方向であるX軸方向に向かうように曲げを受けることがある。このような曲げを受けて、エンドミル201が折損することもある。
これに対し、図7(B)のようなパルス波形を、X軸方向と交差するZ軸方向に加えることで、エンドミル201の曲げを解消することができる。
図7(C)に示すように、エンドミル201の底刃が溝底面303との摩擦抵抗を受け、曲げられた状態で、エンドミル201がZ軸方向に持ち上げられることで、底刃と溝底面303との接触が一時的に解消され、エンドミル201の曲げを解消することができる。
このような曲げ解消を一定時間毎に行うことで、エンドミル201の折損を未然に防止することができる。
前述した図6および図7では、送り方向がX軸方向のとき、交差するZ軸方向に振動を加えていたが、送り方向であるX軸方向に振動を重畳させてもよい。
図8(A)のような送り動作を行う際に、図8(B)のような三角波の振動を加えることで、図8(C)のように進退しつつ送る動作を行うことができる。
このように、本実施形態においては、送り方向と振動方向は任意に設定することができるとともに、振動の波形も任意に選択することができる。
以上に述べたように、本実施形態の振動切削加工装置1によれば、X,Y,Zの各軸駆動機構11〜13により工具2がワーク3に対して送り駆動され、所期の切削加工が実行される。
この際、振動制御部40により、各軸駆動機構11〜13を制御する各軸制御部21〜23の位置フィードバックに振動波形信号が重畳され、各軸駆動機構11〜13に戻される。
その結果、各軸駆動機構11〜13において、所期の加工動作に加えて、重畳された振動波形信号に基づいて工具2を振動させることができる。その結果、工作機械10において、所期の振動切削が実行される。これにより、工作機械10において、専用の振動発生機構なしに、振動切削を行うことができる。
本実施形態では、振動波形信号は各軸駆動機構11〜13を制御する各軸制御部21〜23の位置フィードバックに対して重畳される。このため、工具2の振動は、重畳された振動波形信号に応じた正確な振動とされる。
そして、各軸駆動機構11〜13を制御する各軸制御部21〜23の速度フィードバックあるいは駆動モータのトルク制御のような、位置フィードバックの内側のフィードバックループに対する振動信号付与のような慣性による振動波形の変形を回避することができる。
その結果、本実施形態の振動切削加工装置1によれば、任意波形での振動切削が可能となり、品質向上のための機能に即した振動付与が実現できる。
本実施形態の振動切削加工装置1において、振動制御部40は、複数の波形パターン411を記憶する波形パターンメモリ41と、波形パターン411に基づいて振動波形信号を生成する振動波形信号生成部42とを有するものとした。
このため、振動制御部40では、複数の波形パターン411のいずれかを、NC制御部31からの波形指定で選択することができ、選択した波形パターン411の振動波形信号を生成することで、この信号を位置フィードバックに重畳することができる。
これにより、本実施形態の振動切削加工装置1によれば、任意の波形パターンでの振動切削を行うことができ、加工内容に応じた適切な振動波形を選択することができる。
さらに、振動波形信号生成部42において、NC制御部31からの断続指定で振動波形信号の生成を断続切り替えるようにしたので、振動切削モードと振動なしの通常切削モードとの選択を容易に行うことができる。
本実施形態の振動切削加工装置1において、信号波形信号の波形は、三角波、鋸波、矩形波のいずれかとし、それぞれ波形パターン411として波形パターンメモリ41に記憶していた。
振動波形を、三角波または鋸波とすることで、図6あるいは図8のように、振動の最大値と最小値との間で変化率が一定の振動切削を行うことができる。
また、振動波形を矩形波とすることで、最大値と最小値との二値が切り替わるような振動を伴う切削とすることができる。図7のように、矩形波とする際には、いわゆるパルスのデューティ比の設定により、最大値と最小値との継続時間を調整することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは、本発明に含まれる。
前記実施形態において、工作機械10は、クロスレール5を用いた門型マシニングセンタ形式としたが、立て型あるいは横型など、他の形式のマシニングセンタなどであってもよい。
前記実施形態において、工具2としてエンドミル201を例示したが、正面フライス、タップ切り工具、ドリルあるいはその他の切削工具であってもよい。
前記実施形態において、主にX軸方向を送り駆動方向とし、交差するZ軸方向の振動あるいは送り駆動と同じX軸方向の振動を加えるとしたが、これらはY軸方向を含めて任意の組み合わせが可能であり、加工内容に応じて適宜選択すればよい。
さらに、振動の周期あるいは振幅についても、加工内容に応じて適宜選択すればよい。
本発明は、振動を伴う切削加工を行う振動切削加工装置および振動切削加工方法として利用できる。
1…振動切削加工装置、10…工作機械、11…送り駆動機構であるX軸駆動機構、12…送り駆動機構であるY軸駆動機構、13…送り駆動機構であるZ軸駆動機構、131…サーボモータ、132…Z軸移動部分、133…パルスジェネレータ、134…Z軸位置検出器、14…主軸駆動機構、2…工具、20…制御装置、201…エンドミル、21…位置フィードバックループを有するX軸制御部、22…位置フィードバックループを有するY軸制御部、23…位置フィードバックループを有するZ軸制御部、231…サーボアンプ、24…主軸制御部、3…ワーク、30…操作盤、301…側壁面、303…溝底面、31…NC制御部、32…プログラムメモリ、4…テーブル、40…振動制御部、41…波形パターンメモリ、411…波形パターン、42…振動波形信号生成部、5…クロスレール、6…主軸ヘッド、7…主軸。

Claims (4)

  1. 工具によりワークを切削加工する工作機械と、前記工作機械を制御する制御装置とを有し、前記工作機械は前記制御装置で制御されて前記工具を前記ワークに対して相対移動させる送り駆動機構を有し、かつ前記送り駆動機構を前記制御装置で制御されて前記工具を前記ワークに対して振動させる振動切削加工装置であって、
    前記送り駆動機構は、前記工具の位置に関する位置フィードバックを有し、
    前記制御装置は、前記位置フィードバックに振動波形信号を重畳する振動制御部を有することを特徴とする振動切削加工装置。
  2. 請求項1に記載した振動切削加工装置において、
    前記振動制御部は、複数の波形パターンを記憶する波形パターンメモリと、前記波形パターンに基づいて前記振動波形信号を生成する振動波形信号生成部とを有することを特徴とする振動切削加工装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載した振動切削加工装置において、
    前記振動波形信号の波形は、三角波、鋸波、矩形波のいずれかであることを特徴とする振動切削加工装置。
  4. 工具によりワークを切削加工する工作機械と、前記工作機械を制御する制御装置とを有し、前記工作機械は前記制御装置で制御されて前記工具を前記ワークに対して相対移動させる送り駆動機構を有する切削加工装置を用い、前記送り駆動機構を前記制御装置で制御して前記工具を前記ワークに対して振動させる振動切削加工方法であって、
    前記送り機構は、前記工具の位置に関する位置フィードバックを有し、
    前記位置フィードバックに振動波形信号を重畳することを特徴とする振動切削加工方法。
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