JP2006330671A - 鍵盤楽器のペダル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペダルの所要の動作を安定して確保でき、組立が容易で、製造コストを削減できる鍵盤楽器のペダル装置を提供する。
【解決手段】 本発明の鍵盤楽器のペダル装置は、支点部30を有するシャーシ8と、シャーシ8に上下方向に回動自在に取り付けられ、下方に踏込み操作されるペダル7と、を備え、ペダル7は、合成樹脂で構成され、シャーシ8の支点部30に回動自在に支持されたカバー15と、後部がカバー15に覆われた状態でカバー15に固定され、シャーシ8から前方に突出するペダル本体14と、を有する。また、下方に開放する開口29を有するシャーシ8と、シャーシ8に回動自在に支持され、開口29から前方に突出するペダル7と、ペダル7の下側に配置され、ペダル7を踏込み操作後に復帰させる復帰ばね11と、シャーシ8に、復帰ばね11を介在させた状態で、開口29をふさぐように固定されたプレート12と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子ピアノなどにおいて、ペダル効果を付与するために用いられる鍵盤楽器のペダル装置に関する。
従来の電子ピアノのペダル装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。このペダル装置は、電子ピアノの左右の脚間に固定された断面逆U字形のペダルボックスと、このペダルボックスに収容され、これに固定された断面U字形のフレームと、フレームに取り付けられた3本のペダルを備えている。ペダルボックスおよびフレームの前壁にはそれぞれ、ペダルが通される開口が形成されている。また、フレームの後壁には、ペダルが係合する係合穴が形成されている。
各ペダルは、前後方向に延びる細長い金属製のものであり、周縁部が若干垂下し、下方に開放した中空状に形成されている。ペダルの上面の後端部には、係合片およびねじが互いに前後方向に隣接して設けられており、ペダルは、これらの係合片とねじがフレームの係合穴の上縁に両側から係合した状態で、フレームに回動自在に支持されている。ペダルは、ペダルボックスおよびフレームの開口を通って前方に突出しており、演奏者の踏込み操作によって、フレームの係合穴を中心として下方に回動する。さらに、ペダルの下面とフレームの底壁との間には、ペダルを上方に付勢するコイルばねが配置されており、このコイルばねによって、踏込み操作されたペダルがもとの位置に復帰する。
しかし、上述した従来の電子ピアノのペダル装置では、ペダルの係合片およびねじがフレームの係合穴の縁部に係合した状態で、金属製のペダルがフレームに直接、取り付けられているので、ペダルが円滑に回動しないことで、滑らかなペダルタッチが得にくいとともに、ペダルの回動に伴って雑音が発生しやすいという問題がある。このため、このような不具合を解消するために、グリスなどの潤滑剤をペダルの支点部などに塗布することが必要になる。また、ペダルをフレームに取り付けるために、ペダルに係合片を形成し、さらにねじを取り付ける必要があるなど、部品点数や組立工数が多いため、製造コストを押し上げてしまう。
また、従来の他の電子ピアノのペダル装置として、特許文献2に開示されたものが知られている。このペダル装置は、ペダルボックスと、ペダルボックスに回動自在に取り付けられたペダルと、ペダルを非踏込み位置に復帰させるためのコイルばねなどを備えている。ペダルボックスは、金属製または合成樹脂製の成形品で構成されており、前壁、後壁および頂壁をそれぞれ有し、下方に開放した断面逆U字状の前後2つののペダル取付部と、前ペダル取付部の後壁および後ペダル取付部の前壁の下端間をつなぐ平板部とから、一体に形成されている。
各ペダル取付部の前壁および後壁にはそれぞれ、矩形状のペダル挿入窓が前後方向に互いに整列するように形成されている。最も後ろ側のペダル挿入窓の上縁には、支点用突起が設けられている。また、最も前側のペダル挿入窓の下縁には、下限ストッパ用の突起が設けられ、上縁には上限ストッパ用のフェルトが貼り付けられている。ペダルは、逆U字状の断面を有し、4つのペダル挿入窓に挿入されており、後端部に形成した孔を介して、支点用突起に係合し、回動自在に支持されるとともに、ペダルボックスから前方に突出している。
また、コイルばねは、ペダルの下側に配置されており、前ペダル取付部の頂壁およびペダルにそれぞれ形成した孔、およびコイルばねに、上方からねじを通し、その下端部にねじ込んだナットを締め付けることにより、圧縮された状態で取り付けられている。この構成により、ペダルは、その踏込み時には、コイルばねを圧縮させながら下方に回動し、そのときの下限位置は、ストッパ用突起に当接することによって規制される。踏込みが終了すると、ペダルは、コイルばねのばね力によって上方に復帰回動し、そのときの上限位置は、フェルトに当接することによって規制される。
しかし、この従来のペダル装置では、四方が閉じ且つ前後方向に互いに整列するペダルボックスの複数のペダル挿入窓に、ペダルが前方から挿入されるため、ペダルをほぼ直線状に延びるように形成しなければならないなど、ペダルの形状が制約され、その自由度が低いという問題がある。また、ペダルボックスが合成樹脂製の場合には、上述したようなペダル挿入窓をペダルボックスの各ペダル取付部の前壁および後壁に形成するために、金型の一部をスライド構造にしなければならず、製造コストの上昇を招く。さらに、ペダルが踏込み時に当接するペダル挿入窓の下縁が合成樹脂で構成されているので、この部分の支持強度が不足し、変形などの不具合が生じるおそれがある。また、最も前側の閉じたペダル挿入窓の上縁に上限ストッパ用のフェルトを貼り付けなければならず、この貼付け作業が煩雑である。
また、ペダルが演奏者の脚により大きな力で踏み込まれる関係上、コイルばねのばね力は一般に、比較的大きく設定されている。これに対し、この従来のペダル装置では、コイルばねを取り付ける際、ペダルの下側に配置したコイルばねをその大きなばね力に抗して圧縮させながら、コイルばねなどに通したねじの下端部にナットをねじ込み、締め付けなければならないため、コイルばねの取付けが非常に行いにくい。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、ペダルの所要の動作を安定して確保できるとともに、組立が容易で、製造コストを削減することができる鍵盤楽器のペダル装置を提供することを目的としている。
特開平9−212160号公報 特開平9−305175号公報
この目的を達成するため、本発明の請求項1による鍵盤楽器のペダル装置は、支点部を有するシャーシと、シャーシに上下方向に回動自在に取り付けられ、下方に踏込み操作されるペダルと、を備え、ペダルは、合成樹脂で構成され、シャーシの支点部に回動自在に支持されたカバーと、後部がカバーに覆われた状態でカバーに固定され、シャーシから前方に突出するペダル本体と、を有することを特徴とする。
この鍵盤楽器のペダル装置では、ペダルは、ペダル本体と、その後部に固定された合成樹脂製のカバーで構成されており、このカバーを介して、シャーシの支点部に回動自在に支持されている。そして、シャーシから突出したペダル本体を演奏者が踏み込むことによって、ペダルが下方に回動する。このように、ペダル本体をシャーシに直接、支持するのではなく、合成樹脂製のカバーを介して支持するので、ペダルが円滑に回動し、滑らかなペダルタッチを容易に確保できるとともに、ペダルの回動に伴う雑音を十分に抑制することができる。このため、ペダルの支点部に潤滑剤を用いることが不要になる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、カバーに、シャーシによって案内されることによりペダルの横ぶれを規制するためのガイド部が一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、カバーに形成したガイド部がシャーシで案内されることによって、ペダルの横ぶれが規制される。また、このガイド部がカバーと一体に形成されているので、別個のガイド部品が不要になり、それにより、製造コストを削減することができる。さらに、ガイド部もまた合成樹脂で構成されるので、ガイド部がこれを案内するシャーシの部分と接触しても、雑音が発生しにくいとともに、滑らかなペダルタッチが維持される。このため、ガイド部とシャーシとの接触部分に潤滑剤を用いることも不要になる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、シャーシの内部に設けられ、ペダルの踏込み量を検出する光センサをさらに備え、カバーに、シャーシの外部から光センサに侵入する光を遮断する遮光部が一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、シャーシの内部に設けた光センサによって、ペダルの踏込み量が検出される。また、カバーに形成した遮光部により、シャーシの外部から光センサに侵入する光を遮断することによって、光センサの安定した動作を確保することができる。さらに、遮光部がカバーと一体に形成されているので、別個の遮光部品が不要になり、それにより、製造コストをさらに削減することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、カバーに反射面部が一体に形成されており、光センサは、発光素子および受光素子を有し、発光素子から放射され、反射面部で反射された光を、受光素子で受光することによって、ペダルの踏込み量を検出する反射型の光センサで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、光センサは、反射型の光センサで構成されており、その発光素子から光を放射するとともに、ペダルの反射面部で反射された光を、受光素子で受光することによって、ペダルの踏込み量が検出される。例えば、ペダル本体が金属製で、これに反射面部を設けた場合には、ペダル本体に錆びが発生することによって、光センサの動作不良を招くおそれがある。これに対し、本発明では、反射面部がカバーと一体に形成され、合成樹脂で構成されているので、上記のような錆びの発生による動作不良を回避でき、光センサの安定した動作を確保することができる。さらに、反射面部がカバーと一体に形成されているので、別個の部品が不要になり、それにより、製造コストをより一層、削減することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の鍵盤楽器のペダル装置において、ペダルを踏込み操作後に復帰させるためのコイルばねをさらに備え、カバーに、コイルばねを位置決めするための位置決め用突起が一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ペダルは、その踏込み操作後、コイルばねの付勢力によって、もとの位置に復帰する。また、このコイルばねを、ペダルに設けた位置決め用突起によって、所定の位置に容易に位置決めすることができる。さらに、この位置決め用突起がカバーと一体に形成されているので、別個の部品が不要になり、それにより、製造コストをさらに削減することができる。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項6による鍵盤楽器のペダル装置は、シャーシと、シャーシに上下方向に回動自在に支持され、下方に踏込み操作されるペダルと、シャーシの内部に設けられ、ペダルの踏込み量を検出する光センサと、合成樹脂で構成されるとともに、ペダルと一体に設けられ、シャーシの外部から光センサに侵入する光を遮断するための遮光部材と、を備えることを特徴とする。
この鍵盤楽器のペダル装置では、シャーシの内部に設けた光センサによって、ペダルの踏込み量が検出される。また、ペダルと一体に設けられた遮光部材が、シャーシの外部から光センサに侵入する光を遮断することによって、光センサの安定した動作を確保することができる。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、遮光部材に、シャーシによって案内されることによりペダルの横ぶれを規制するためのガイド部が一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、遮光部材に形成したガイド部がシャーシで案内されることによって、ペダルの横ぶれが規制される。また、このガイド部が遮光部材と一体に形成されているので、別個のガイド部品が不要になることによって、製造コストを削減することができる。さらに、ガイド部もまた合成樹脂で構成されるので、ガイド部とこれを案内するシャーシの部分との接触部分に潤滑剤を用いることなく、ペダルの回動時の雑音を抑制できるとともに、滑らかなペダルタッチを維持することができる。
請求項8に係る発明は、請求項6または7に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、遮光部材に反射面部が一体に形成されており、光センサは、発光素子および受光素子を有し、発光素子から放射され、反射面部で反射された光を、受光素子で受光することによって、ペダルの踏込み量を検出する反射型の光センサで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、光センサは、反射型の光センサで構成されており、その発光素子から光を放射するとともに、ペダルの反射面部で反射された光を、受光素子で受光することによって、ペダルの踏込み量が検出される。また、反射面部が遮光部材と一体に形成され、合成樹脂で構成されているので、反射面部が金属で構成される場合の錆びの発生による動作不良を回避でき、光センサの安定した動作を確保することができる。さらに、反射面部が遮光部材と一体に形成されているので、別個の部品が不要になることによって、製造コストをさらに削減することができる。
請求項9に係る発明は、請求項6ないし8のいずれかに記載の鍵盤楽器のペダル装置において、ペダルを踏込み操作後に復帰させるためのコイルばねをさらに備え、遮光部材に、コイルばねを位置決めするための位置決め用突起が一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ペダルを踏込み操作後に復帰させるためのコイルばねを、位置決め用突起によって、所定の位置に容易に位置決めすることができる。さらに、この位置決め用突起が遮光部材と一体に形成されているので、別個の部品が不要になることによって、製造コストをさらに削減することができる。
さらに、前記目的を達成するため、本発明の請求項10による鍵盤楽器のペダル装置は、シャーシと、シャーシに上下方向に回動自在に支持され、下方に踏込み操作されるペダルと、シャーシの内部に設けられ、ペダルの踏込み量を検出する光センサと、合成樹脂で構成されるとともに、ペダルと一体に設けられ、シャーシによって案内されることによりペダルの横ぶれを規制するためのガイド部材と、を備え、ガイド部材には反射面部が一体に形成されており、発光素子および受光素子を有し、発光素子から放射され、反射面部で反射された光を、受光素子で受光することによって、ペダルの踏込み量を検出する反射型の光センサをさらに備えることを特徴とする。
この鍵盤楽器のペダル装置では、ペダルと一体に設けられたガイド部材がシャーシで案内されることによって、ペダルの横ぶれが規制される。また、このガイド部材が合成樹脂で構成されるので、ガイド部材とこれを案内するシャーシの部分との接触部分に潤滑剤を用いることなく、ペダルの回動時の雑音を抑制できるとともに、滑らかなペダルタッチを維持することができる。さらに、反射型の光センサの発光素子から光を放射し、ペダルの反射面部で反射された光を、受光素子で受光することによって、ペダルの踏込み量が検出される。この場合、反射面部がガイド部材と一体に形成され、合成樹脂で構成されているので、反射面部が金属で構成される場合の錆びの発生による動作不良を回避でき、光センサの安定した動作を確保することができる。さらに、反射面部がガイド部材と一体に形成されているので、別個の部品が不要になることによって、製造コストをさらに削減することができる。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、ペダルを踏込み操作後に復帰させるためのコイルばねをさらに備え、ガイド部材に、コイルばねを位置決めするための位置決め用突起が一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ペダルを踏込み操作後に復帰させるためのコイルばねを、位置決め用突起によって、所定の位置に容易に位置決めすることができる。さらに、この位置決め用突起がガイド部材と一体に形成されているので、別個の部品が不要になることによって、製造コストをさらに削減することができる。
前記目的を達成するため、本発明の請求項12による鍵盤楽器のペダル装置は、下方に開放する開口を有するシャーシと、シャーシに上下方向に回動自在に支持され、開口から前方に突出するとともに、下方に踏込み操作されるペダルと、ペダルの下側に配置され、ペダルを踏込み操作後に復帰させるための復帰ばねと、シャーシに、復帰ばねを介在させた状態で、開口をふさぐように固定されたプレートと、を備えることを特徴とする。
この鍵盤楽器のペダル装置によれば、シャーシの開口が下方に開放しているので、この開口を介して、ペダルをシャーシに下方から挿入することが可能である。したがって、従来と異なり、四方が閉じ且つ前後方向に互いに整列した複数のペダル挿入窓に、ペダルを前方から挿入する必要がないので、ペダルの形状に関する制約が少なくなり、その自由度を高めることができる。同じ理由から、シャーシが合成樹脂で構成される場合でも、従来と異なり、ペダル挿入窓を形成するためにシャーシの金型の一部をスライド構造にする必要がなくなり、それにより、製造コストを削減することができる。
また、シャーシの開口がシャーシに固定されたプレートによってふさがれるので、このプレートによって、ペダルおよび復帰ばねをシャーシから下方に抜け出ないように保持できるとともに、踏込み操作されたペダルを当接させ、その下限位置を規制することができる。すなわち、プレートを、ペダルおよび復帰ばねの押さえ板として、また、ペダルの下限ストッパとして、用いることができる。
請求項13に係る発明は、請求項12に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、シャーシは合成樹脂で構成され、プレートは金属で構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ペダルを回動自在に支持するシャーシが合成樹脂で構成されるので、ペダルが円滑に回動することで、滑らかなペダルタッチを確保できるとともに、ペダルの回動に伴う雑音を抑制することができる。一方、プレートは金属で構成され、その剛性および強度が高いので、踏込み時に作用するペダルからの荷重を十分に支持できるとともに、プレートの変形などを十分に抑制することができる。
請求項14に係る発明は、請求項12または13に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、ペダルは、左右方向に並んだ複数のペダルで構成され、復帰ばねは、複数のペダルごとに設けられた複数の復帰ばねで構成されており、プレートは、シャーシとの間に複数の復帰ばねを介在させた状態で、シャーシに固定された単一のプレートで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ペダルおよび復帰ばねがそれぞれ複数のもので構成されるのに対し、プレートは単一のプレートで構成されるので、複数のプレートをペダルごとに設けた場合と比較して、部品点数を削減でき、それにより、製造コストをさらに削減することができる。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項15による鍵盤楽器のペダル装置は、下方に開放する開口を有するシャーシと、シャーシに上下方向に回動自在に支持され、開口から前方に突出するとともに、下方に踏込み操作されるペダルと、ペダルの下側に配置され、ペダルを踏込み操作後に復帰させるための復帰ばねと、復帰ばねの下側に配置されたプレートと、シャーシに、復帰ばねを圧縮させた状態で、開口をふさぐようにプレートを仮止めする仮止め手段と、仮止め手段により仮止めされたプレートを前記シャーシに固定するねじと、を備えることを特徴とする。
この鍵盤楽器のペダル装置によれば、請求項12によるペダル装置と同様、シャーシの下方に開放した開口にペダルが下方から挿入されるとともに、この開口がシャーシに固定されたプレートによってふさがれる。したがって、ペダルの形状の自由度を高めることができるとともに、シャーシを合成樹脂で構成する場合の金型の単純化によって、製造コストを削減することができる。
また、プレートをシャーシにねじで固定するのに先立ち、仮止め手段により、復帰ばねを圧縮させた状態で、プレートをシャーシに仮止めする。したがって、従来と異なり、その後のねじによる固定を、復帰ばねの圧縮を伴うことなく、その大きなばね力の影響を受けない状態で、容易に行うことができ、それにより、ペダル装置を極めて容易に組み立てることができる。また、ねじの締付けによって、プレートの最終的な取付強度を十分に確保することができる。
請求項16に係る発明は、請求項15に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、仮止め手段は、シャーシおよびプレートの一方に形成された係止孔と、シャーシおよびプレートの他方に設けられ、係止孔に係止されるフックと、を有することを特徴とする。
この構成によれば、シャーシおよびプレートの一方に形成された係止孔に、他方に設けられたフックを係止するだけで、プレートをシャーシに容易に仮止めすることができる。また、仮止め手段を、フックと係止孔によって単純に構成できるとともに、両者の係止によって、プレートをシャーシに対して適正かつ容易に位置決めすることができる。
また、請求項17に係る発明は、請求項15または16に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、シャーシは合成樹脂で構成され、プレートは金属で構成されており、ねじは、シャーシ側からプレートにねじ込まれていることを特徴とする。
この構成によれば、ねじが、金属で構成されたプレートにねじ込まれるので、「ねじバカ」を生じることなく、ねじをしっかりと締め付けることができ、プレートの取付強度をさらに高めることができる。
さらに、前記目的を達成するため、本発明の請求項18による鍵盤楽器のペダル装置は、下方に開放する開口を有するシャーシと、シャーシに上下方向に回動自在に支持され、開口から前方に突出するとともに、下方に踏込み操作されるペダルと、ペダルの下側に配置され、ペダルを踏込み操作後に復帰させるための復帰ばねと、金属で構成され、バーリングにより形成されたねじ孔付きの突起を有し、シャーシに、復帰ばねを圧縮させた状態で、開口をふさぐように固定されたプレートと、ペダルからの荷重を支持するために、突起のねじ孔に下方からねじ込まれたアジャスタボルトと、を備えることを特徴とする。
この鍵盤楽器のペダル装置によれば、請求項12および15によるペダル装置と同様、ペダルの形状の自由度を高めることができるとともに、シャーシを合成樹脂で構成する場合の金型の単純化によって、製造コストを削減することができる。また、ペダルからの荷重を支持するためのアジャスタボルトを、プレートにあらかじめバーリングにより形成された突起のねじ孔にねじ込むことによって、取り付けるので、インサートナットなどの別個のねじ込み用の部材を省略でき、それにより、製造コストをさらに削減することができる。
請求項19に係る発明は、請求項18に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、プレートは、水平に延びる本体部と、本体部から鉛直に延びる補強部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、プレートが本体部から鉛直に延びる補強部を有することにより、プレートの剛性および強度を高めることができる。その結果、踏込み時に作用するペダルからの荷重およびアジャスタボルトからの反力を十分に支持できるとともに、プレートの変形などを十分に抑制することができる。
請求項20に係る発明は、請求項18または19に記載の鍵盤楽器のペダル装置において、プレートの上面には、ペダルが踏込み操作されたときに当接するクッションが貼り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、プレートをシャーシに取り付ける前に、プレートの上面に、それが開放した状態で、クッションを貼り付けることが可能になり、それにより、クッションの貼付けを容易に行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明を適用したペダル装置1を用いた電子ピアノ2を示している。この電子ピアノ2は、鍵盤3などを有するピアノ本体4と、ピアノ本体4を支持する左右の脚5、5を備えている。ペダル装置1は、左右の脚5、5の下部間に連結されたペダル土台6の中央に設けられており、ペダル土台6から前方に突出する3本のペダル7(右側から順にラウドペダル、ソステヌートペダルおよびソフトペダル)を有している。
図2および図3に示すように、ペダル装置1は、上記の3本のペダル7に加えて、これらのペダル7を回動自在に取り付けたシャーシ8と、各ペダル7の踏込み量を検出するための光センサ9およびプリント基板10と、ペダル7を踏込み操作後に復帰させるためのコイルばね11(復帰ばね)と、シャーシ8の下面に取り付けられた押さえ板12(プレート)と、押さえ板12に取り付けられたアジャスタボルト13などで構成されている。
図4に示すように、各ペダル7は、ペダル本体14とカバー15を、ねじ16で一体に組み立てたものである。ペダル本体14は、通常のペダルと同様、真鍮などの金属で構成され、前後方向に延びており、後部は幅が一定で、前部は、緩やかに拡幅するとともに丸みをもった形状になっている。また、図5に示すように、ペダル本体14は、後端部以外の周縁部が短く垂下し、下方に開放した浅い中空状に形成されている。ペダル本体14の後部には、カバー15の後述する位置決め用突起24が通される孔17が形成され、後端部には、カバー15の被支持凹部20に対応する凹部18が、左右方向に延びるように形成されている。
カバー15は、合成樹脂、例えば白色のポリアセタールの成形品で構成されている。図6に示すように、カバー15は、天壁15a、左右の側壁15b、15bおよび背壁15cを有し、前面および底面が開放した中空状に形成されている。天壁15aの前部15dには、ねじ止め用の孔19が形成されている。この天壁15aの前部15dの上面は平坦になっており、この上面の光センサ9に対向する部分が、光センサ9の発光素子9aからの光を反射する反射面部になっている。天壁15aの後部15eは、前部15dよりも若干高くなっており、この後部15eには、断面半円形の被支持凹部20が左右方向の全体にわたって形成されている。
また、カバー15の前端部には、ガイド部21が立設されている。このガイド部21は、天壁15aよりも幅および高さが大きなつば状のものであり、左右の鉛直部21a、21aと、それらの上端部間をつなぐ水平部21b(遮光部)とから、逆U字形に形成されていて、それらの内側が開口22になっている。また、カバー15の左右の側壁15b、15bの下端部にはそれぞれ、ヒレ部23(遮光部)が、外方に突出し、前後方向に延びるように形成されており、その前端部はガイド部21の鉛直部21aの下端部に連なっている。さらに、カバー15の天壁15aの下面前部には、コイルばね11を位置決めするための円筒状の位置決め用突起24が設けられている。
図4に示すように、以上の構成のカバー15にペダル本体14の後部が下側から嵌め込まれ、カバー15の孔19に通したねじ16によって、ペダル本体14とカバー15が互いに固定されている。この状態では、ペダル本体14の後部はカバー15で覆われ、ペダル本体14の前部は、カバー15の開口22から前方に突出している。また、前者14の凹部18は、後者15の被支持凹部20に嵌合し、後者15の位置決め用突起24は、前者14の孔17を通って下方に突出している。この位置決め用突起24にはコイルばね11が嵌められ、それにより、コイルばね11がペダル7の所定の位置に位置決めされる。
図7および図8に示すように、シャーシ8は、左右方向に長い直方体状のものであり、ABSなどの合成樹脂の成形品で構成されている。シャーシ8の上面には、シャーシ8をペダル土台6にねじ止めするための複数の孔25や、シャーシ8にプリント基板10をねじ止めするための複数の孔26が形成され、シャーシ8の下面には、シャーシ8に押さえ板12をねじ止めするための複数の孔27が形成されている。さらに、シャーシ8の下面の所定位置には、押さえ板12をそのねじ止め前にシャーシ8に仮止めするための複数のフック41が設けられている。各フック41は、断面L字状に形成され、下方および後方に延びている。
また、シャーシ8には、下方に開放する3つのペダル収容部28が左右方向に並設されており、シャーシ8の前壁には、ペダル収容部28にそれぞれ連なり、下方および前方に開放する3つの開口29が形成されている。図9に示すように、各ペダル収容部28にはペダル7のカバー15の部分が収容され、ペダル本体14は、開口29を通って前方に突出している。
図3および図8に示すように、シャーシ8には、各ペダル収容部28の後部の上方の位置に、支点部30が設けられている。この支点部30は、左右方向に延びるとともに、U字形の断面を有し、その下端部は半円形に形成されている。この支点部30にカバー15の被支持凹部20が係合しており、それにより、ペダル7は、支点部30を中心として回動自在に支持されている。
また、ペダル収容部28の前端部は、左右両側に拡幅された所定の幅のガイド孔31になっており、このガイド孔31に、ペダル7のカバー15のガイド部21が配置されている。さらに、ペダル収容部28の左右の内側面の上部には、ガイドブロック部32、32が、互いに所定の間隔を隔てて前後方向に延びるように設けられており、これらのガイドブロック部32、32間にカバー15のガイド部21以外の部分が配置されるとともに、ガイドブロック部32、32をカバー15のヒレ部23、23が下側から覆っている。
図2に示すように、プリント基板10は、シャーシ8に沿って左右方向に延び、シャーシ8の孔26に通したねじ33によって、シャーシ8の上面に固定されており、発音制御装置(図示せず)に接続されている。また、光センサ9は、プリント基板10の裏面の各ペダル7に対応する位置に設けられている。図3に示すように、光センサ9は、発光素子9aおよび受光素子9bを有する反射型のものである。具体的には、発光素子9aで発光された光を反射面部、すなわちカバー15の天壁15aの前部15dに向かって放射するとともに、反射面部で反射された光を受光素子9bで受光するように構成されており、それらの発光および受光のタイミングの時間差に基づいて、ペダル7の踏込み量が検出される。
押さえ板12は、シャーシ8の下面に、そのペダル収容部28および開口29をふさぐように固定され、ペダル7およびコイルばね11を下方に抜け出ないように保持するとともに、踏込み操作されたペダル7の下限位置を規制するストッパとして機能するものである。押さえ板12は、折り曲げ加工された1枚の鋼板で構成されており、図10および図11に示すように、左右方向に水平に延びる本体部12aと、本体部12aの前後の端部からそれぞれ上方に鉛直に延びる補強部12b、12bと、補強部12b、12bの上端部からそれぞれ後方に延びる取付部12c、12cによって構成されている。
押さえ板12の本体部12aには、ペダル7にそれぞれ対応する位置に、コイルばね11の位置決め用の3つの突起42が、中央に、アジャスタボルト13の取付用の1つの突起43が、いずれもバーリングによって上方に突出するように設けられており、突起43にはねじ孔44が形成されている。また、本体部12aの所定の2個所には、シャーシ8をペダル土台6に固定するねじ(図示せず)を通すための2つのボルト孔45が形成されている。
また、押さえ板12の各取付部12cには、シャーシ8のフック41にそれぞれ対応する位置に、複数の矩形状の係止孔46が形成され、シャーシ8の孔27にそれぞれ対応する位置に、複数の孔47が形成されている。さらに、前側の取付部12の上面には、ペダル7に対応する位置に、フェルトや硬質ゴムなどで構成された3つのクッション34が貼り付けられている。また、その上方に位置するシャーシ8の開口29の上縁部にも、同様のクッション35が貼り付けられている(図3参照)。
アジャスタボルト13は、ペダル装置10の左右方向の中央に配置されており、押さえ板12の突起43のねじ孔44に上下方向に進退自在にねじ込まれたボルト部13aと、ボルト部13aの下端部に固定された円板状の圧接部13bを有している。アジャスタボルト13は、それを回すことによって、圧接部13bが床Fに圧接された状態で設置され、ペダル7の踏込み操作の際に作用する下向きの荷重を支持する。
以上の構成のペダル装置1は、図12に示すようにして組み立てられる。すなわち、同図(a)に示すように、シャーシ8を逆さにした状態で、その各ペダル収容部28に、ペダル7のカバー15の部分を収容する。次いで、各ペダル7の位置決め用突起24(図4(b)参照)に、コイルばね11を嵌める。これにより、コイルばね11がペダル7の所定の位置に位置決めされる。次に、押さえ板12を、3つのコイルばね11上にまたがるように載せる。このとき、押さえ板12の位置決め用の3つの突起42(図10参照)を各コイルばね11に嵌めるようにすることで、押さえ板12がコイルばね11に対して適正に位置決めされる。
次いで、コイルばね11を圧縮させながら、押さえ板12をシャーシ8側に押圧し、前者12の係止孔46を後者8のフック41にそれぞれ通した後、押さえ板12を、係止孔46の後縁がフック41に当接するまで、ペダル本体14側にスライドさせる。これにより、コイルばね11のばね力が作用した状態で係止孔46がフック41に係止され(図12(b))、押さえ板12が、シャーシ8に仮止めされるとともに、シャーシ8に対して前後方向の所定位置に位置決めされる。
次に、シャーシ8などを上下反転した後、ねじ48を、シャーシ8の各孔27に通し、押さえ板12の孔47にタッピングによってねじ込むことにより、押さえ板12をシャーシ8に固定する(図14および図15参照)。そして、プリント基板10をシャーシ8にねじ33で固定するとともに、シャーシ8などを再び逆さにし、アジャスタボルト13を、押さえ板12の突起43のねじ孔44にねじ込み、取り付けることによって、ペダル装置1の組立が完了する。
次に、ペダル装置1の動作を説明する。図3は、ペダル7が踏み込まれていない非踏込み状態を示している。この状態では、ペダル7は、コイルばね11のばね力によって、上側に位置し、ほぼ水平になっており、ペダル本体14がクッション35に当接している。
この非踏込み状態から、ペダル本体14が踏まれると、ペダル7は、コイルばね11のばね力に抗して、支点部30を中心として下方に回動する。その下限位置は、ペダル14がクッション34に当接することによって規制される。このペダル7の回動の際、そのカバー15のガイド部21以外の部分がガイドブロック部32、32間を通るとともに、カバー15のガイド部21の左右の鉛直部21a、21aがガイド孔31で案内されることによって、ペダル7の横ぶれが規制される。
また、このときのペダル7の踏込み量は、光センサ9により、前述したようにして検出される。この踏込み量を表す検出信号は、プリント基板10を介して発音制御装置に送られ、発音制御装置によって、ペダル7の踏込み量に応じたペダル効果が付与される。また、ペダル7のカバー15のヒレ部23、23は、シャーシ8のガイドブロック部32、32を下側から覆っており、それにより、シャーシ8内に下方から侵入する外光が遮断される。さらに、図3に示すように、ガイド部21の水平部21bは、プリント基板10の前端部を覆っており、それにより、シャーシ8内に上方から侵入する外光が遮断される。
ペダル7の踏込み操作が終了すると、ペダル7は、コイルばね11のばね力によって上方に回動し、クッション35に当接することによって、図3に示す非踏込み状態に復帰する。
以上のように、本実施形態のペダル装置1によれば、ペダル7が、ポリアセタールなどの合成樹脂製のカバー15を介して、合成樹脂製のシャーシ8の支点部30に支持されるので、金属製のペダル本体14を直接、支持した場合と異なり、この支点部30などに潤滑剤を用いることなく、ペダル7の円滑な回動と滑らかなペダルタッチを容易に確保できるとともに、ペダル7の回動に伴う雑音を十分に抑制することができる。
また、シャーシ8のガイド孔31の案内によってペダル7の横ぶれを規制するガイド部21もまた、合成樹脂で構成されるので、ガイド部21などに潤滑剤を用いることなく、ガイド孔31の壁部との接触による雑音を抑制できるとともに、滑らかなペダルタッチを維持することができる。
さらに、カバー15のヒレ部23およびガイド部21の水平部21bによって、シャーシ8内に下方および上方から侵入する外光が遮断されるので、光センサ9の受光素子9bに受光される外光の量を十分に抑制でき、それにより、光センサ9の安定した動作を確保し、ペダル7の踏込み量を精度良く検出することができる。
また、光センサ9の発光素子9aからの光を反射する反射面部(カバー15の天壁15aの前部15d)もまた、合成樹脂で構成されるので、例えば反射面部を金属製のペダル本体14とした場合の錆びの発生による動作不良を回避でき、光センサ9の安定した動作を確保することができる。
さらに、ペダル7を踏込み操作に復帰させるコイルばね11を、位置決め用突起24に嵌めるだけで、所定の位置に容易に位置決めすることができる。
そして、以上のような機能を有するガイド部21、ヒレ部23、水平部21b、反射面部、および位置決め用突起24が、すべてカバー15と一体に形成されているので、同様の機能を有する別個の部品がまったく不要になり、それにより、ペダル装置10の製造コストを大幅に削減することができる。
また、シャーシ8のペダル収容部28および開口29が下方に開放しているので、これらを介して、ペダル7をシャーシ8に下方から挿入することができる。このため、本実施形態のように、ペダル7がカバー15を有し、その長さ方向に断面が変化する場合でも、ペダル7の形状に合うようにペダル収容部28および開口29を形成することによって、ペダル7をシャーシ8に収容でき、したがって、ペダル7の形状の自由度を高めることができる。また、シャーシ8のペダル収容部28および開口29が下方に開放しているので、従来と異なり、シャーシ8を成形する金型の一部をスライド構造にする必要がなくなり、それにより、製造コストをさらに削減することができる。
また、シャーシ8のペダル収容部28および開口29が、シャーシ8に固定された押さえ板12によってふさがれる。したがって、この押さえ板12によって、ペダル7およびコイルばね11をシャーシ8から下方に抜け出ないように保持できるとともに、押さえ板12を、踏込み操作されたペダル7を当接させ、その下限位置を規制する下限ストッパとして用いることができる。さらに、押さえ板12が金属で構成され、その剛性および強度が高いので、踏込み時に作用するペダル7からの荷重を十分に支持できるとともに、押さえ板12の変形などを十分に抑制することができる。また、押さえ板12が3つのペダル7に対して共通の1枚で構成されるので、複数の押さえ板をペダル7ごとに設けた場合と比較して、部品点数を削減でき、それにより、製造コストをさらに削減することができる。
さらに、押さえ板12をシャーシ8にねじ48で固定するのに先立ち、シャーシ8のフック41と押さえ板12の係止孔46により、コイルばね11を圧縮させた状態で、押さえ板12をシャーシ8に仮止めする。したがって、従来と異なり、ねじ48による固定を、コイルばね11の圧縮を伴うことなく、その大きなばね力の影響を受けない状態で、容易に行うことができ、それにより、ペダル装置1を極めて容易に組み立てることができる。また、ねじ48を、シャーシ8側から金属製の押さえ板12にタッピングによってねじ込むので、押さえ板12の最終的な取付強度を十分に確保することができる。さらに、押さえ板12の仮止め手段を、フック41と係止孔46によって簡便に構成できるとともに、両者を係止する際に、係止孔46の後縁をフック41に当接させることによって、押さえ板12をシャーシ8に対して、前後方向の所定位置に適正かつ容易に位置決めすることができる。
また、アジャスタボルト13を、押さえ板12にバーリングにより形成した突起43ねじ孔44にねじ込み、取り付けるので、インサートナットなどの別個のねじ込み用の部材を省略でき、それにより、製造コストをさらに削減することができる。さらに、押さえ板12が金属で構成されるとともに、本体部12aから鉛直に延びる補強部12b、12bを有するので、それにより、押さえ板12の剛性および強度を高められる。その結果、踏込み時に作用するペダル7からの荷重およびアジャスタボルト13からの反力を十分に支持できるとともに、押さえ板12の変形などを十分に抑制することができる。また、押さえ板12をシャーシ8に取り付ける前に、押さえ板12の上面にクッション34を貼り付けるので、その貼付けを容易に行うことができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、上記のガイド部21、ヒレ部23、水平部21b、反射面部および位置決め用突起24が、カバー15と一体に形成されているが、これらの任意の一部を省略してもよく、あるいは別個の部品として設けてもよい。
また、実施形態では、ペダル7の復帰ばねとして、コイルばね11を用いたが、これに代えて、他の適当なばねを採用してもよい。さらに、実施形態では、押さえ板12の仮止め手段として、シャーシ8側にフック41を設け、押さえ板12側に係止孔46を設けたが、これらの配置を逆にしてもよく、あるいは、フックと係止孔の組合わせ以外の適当な構成を採用してもよい。
さらに、実施形態は、本発明を電子ピアノに適用した例であるが、本発明は、これに限らず、キーボードなどの外部ペダルや、オルガンなどのイクスプレッションペダルなど、他の種類の鍵盤楽器のペダル装置にも適用することが可能である。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、細部の構成を適宜、変更することができる。
本発明の実施形態によるペダル装置を用いた電子ピアノの斜視図である。 ペダル装置を上方から見た斜視図である。 ペダルの非踏込み状態におけるペダル装置の一部を破断した側面図である。 ペダルの(a)上方から見た斜視図、および(b)下方から見た斜視図である。 ペダル本体を下方から見た斜視図である。 カバーの(a)上方から見た斜視図、および(b)下方から見た斜視図である。 シャーシを上方から見た斜視図である。 シャーシを下方から見た斜視図である。 ペダルを取り付けたシャーシを下方から見た斜視図である。 押さえ板を上方から見た斜視図である。 押さえ板を下方から見た斜視図である。 ペダル装置の組立方法を説明するための図である。 ペダル装置を下方から見た斜視図である。 ペダル装置のプリント基板を除いた平面図である。
符号の説明
1 ペダル装置
2 電子ピアノ
7 ペダル
8 シャーシ
9 光センサ
9a 発光素子
9b 受光素子
11 コイルばね(復帰ばね)
12 押さえ板(プレート)
12a 本体部
12b 補強部
14 ペダル本体
15 カバー
15d カバーの天壁の前部(反射面部)
21 ガイド部
21b ガイド部の水平部(遮光部)
23 ヒレ部(遮光部)
24 位置決め用突起
30 支点部
41 フック
43 突起
44 ねじ孔
46 係止孔
48 ねじ

Claims (20)

  1. 支点部を有するシャーシと、
    当該シャーシに上下方向に回動自在に取り付けられ、下方に踏込み操作されるペダルと、を備え、
    当該ペダルは、
    合成樹脂で構成され、前記シャーシの前記支点部に回動自在に支持されたカバーと、
    後部が前記カバーに覆われた状態で当該カバーに固定され、前記シャーシから前方に突出するペダル本体と、を有することを特徴とする鍵盤楽器のペダル装置。
  2. 前記カバーに、前記シャーシによって案内されることにより前記ペダルの横ぶれを規制するためのガイド部が一体に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  3. 前記シャーシの内部に設けられ、前記ペダルの踏込み量を検出する光センサをさらに備え、
    前記カバーに、前記シャーシの外部から前記光センサに侵入する光を遮断する遮光部が一体に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  4. 前記カバーに反射面部が一体に形成されており、
    前記光センサは、発光素子および受光素子を有し、当該発光素子から放射され、前記反射面部で反射された光を、前記受光素子で受光することによって、前記ペダルの踏込み量を検出する反射型の光センサで構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  5. 前記ペダルを踏込み操作後に復帰させるためのコイルばねをさらに備え、
    前記カバーに、前記コイルばねを位置決めするための位置決め用突起が一体に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  6. シャーシと、
    当該シャーシに上下方向に回動自在に支持され、下方に踏込み操作されるペダルと、
    前記シャーシの内部に設けられ、前記ペダルの踏込み量を検出する光センサと、
    合成樹脂で構成されるとともに、前記ペダルと一体に設けられ、前記シャーシの外部から前記光センサに侵入する光を遮断するための遮光部材と、
    を備えることを特徴とする鍵盤楽器のペダル装置。
  7. 前記遮光部材に、前記シャーシによって案内されることにより前記ペダルの横ぶれを規制するためのガイド部が一体に形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  8. 前記遮光部材に反射面部が一体に形成されており、
    前記光センサは、発光素子および受光素子を有し、当該発光素子から放射され、前記反射面部で反射された光を、前記受光素子で受光することによって、前記ペダルの踏込み量を検出する反射型の光センサで構成されていることを特徴とする、請求項6または7に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  9. 前記ペダルを踏込み操作後に復帰させるためのコイルばねをさらに備え、
    前記遮光部材に、前記コイルばねを位置決めするための位置決め用突起が一体に形成されていることを特徴とする、請求項6ないし8のいずれかに記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  10. シャーシと、
    当該シャーシに上下方向に回動自在に支持され、下方に踏込み操作されるペダルと、
    前記シャーシの内部に設けられ、前記ペダルの踏込み量を検出する光センサと、
    合成樹脂で構成されるとともに、前記ペダルと一体に設けられ、前記シャーシによって案内されることにより前記ペダルの横ぶれを規制するためのガイド部材と、を備え、
    当該ガイド部材には反射面部が一体に形成されており、
    発光素子および受光素子を有し、当該発光素子から放射され、前記反射面部で反射された光を、前記受光素子で受光することによって、前記ペダルの踏込み量を検出する反射型の光センサをさらに備えることを特徴とする鍵盤楽器のペダル装置。
  11. 前記ペダルを踏込み操作後に復帰させるためのコイルばねをさらに備え、
    前記ガイド部材に、前記コイルばねを位置決めするための位置決め用突起が一体に形成されていることを特徴とする、請求項10に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  12. 下方に開放する開口を有するシャーシと、
    当該シャーシに上下方向に回動自在に支持され、前記開口から前方に突出するとともに、下方に踏込み操作されるペダルと、
    当該ペダルの下側に配置され、当該ペダルを踏込み操作後に復帰させるための復帰ばねと、
    前記シャーシに、前記復帰ばねを介在させた状態で、前記開口をふさぐように固定されたプレートと、
    を備えることを特徴とする鍵盤楽器のペダル装置。
  13. 前記シャーシは合成樹脂で構成され、前記プレートは金属で構成されていることを特徴とする、請求項12に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  14. 前記ペダルは、左右方向に並んだ複数のペダルで構成され、前記復帰ばねは、当該複数のペダルごとに設けられた複数の復帰ばねで構成されており、前記プレートは、前記シャーシとの間に前記複数の復帰ばねを介在させた状態で、前記シャーシに固定された単一のプレートで構成されていることを特徴とする、請求項12または13に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  15. 下方に開放する開口を有するシャーシと、
    当該シャーシに上下方向に回動自在に支持され、前記開口から前方に突出するとともに、下方に踏込み操作されるペダルと、
    当該ペダルの下側に配置され、当該ペダルを踏込み操作後に復帰させるための復帰ばねと、
    当該復帰ばねの下側に配置されたプレートと、
    前記シャーシに、前記復帰ばねを圧縮させた状態で、前記開口をふさぐように前記プレートを仮止めする仮止め手段と、
    当該仮止め手段により仮止めされた前記プレートを前記シャーシに固定するねじと、
    を備えることを特徴とする鍵盤楽器のペダル装置。
  16. 前記仮止め手段は、
    前記シャーシおよび前記プレートの一方に形成された係止孔と、
    前記シャーシおよび前記プレートの他方に設けられ、前記係止孔に係止されるフックと、を有することを特徴とする、請求項15に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  17. 前記シャーシは合成樹脂で構成され、前記プレートは金属で構成されており、前記ねじは、前記シャーシ側から前記プレートにねじ込まれていることを特徴とする、請求項15または16に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  18. 下方に開放する開口を有するシャーシと、
    当該シャーシに上下方向に回動自在に支持され、前記開口から前方に突出するとともに、下方に踏込み操作されるペダルと、
    当該ペダルの下側に配置され、当該ペダルを踏込み操作後に復帰させるための復帰ばねと、
    金属で構成され、バーリングにより形成されたねじ孔付きの突起を有し、前記シャーシに、前記復帰ばねを圧縮させた状態で、前記開口をふさぐように固定されたプレートと、
    前記ペダルからの荷重を支持するために、前記突起の前記ねじ孔に下方からねじ込まれたアジャスタボルトと、
    を備えることを特徴とする鍵盤楽器のペダル装置。
  19. 前記プレートは、水平に延びる本体部と、当該本体部から鉛直に延びる補強部とを有することを特徴とする、請求項18に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
  20. 前記プレートの上面には、前記ペダルが踏込み操作されたときに当接するクッションが貼り付けられていることを特徴とする、請求項18または19に記載の鍵盤楽器のペダル装置。
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