JP4404803B2 - 電子鍵盤楽器の足鍵盤装置 - Google Patents

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本発明は、電子オルガンなどに設けられ、演奏者により踏込み操作される電子鍵盤楽器の足鍵盤装置に関する。
電子オルガンには一般に、足鍵盤装置が設けられている。この足鍵盤装置は、ペダル土台と、このペダル土台に足鍵盤として設けられた複数のペダルとを備えている。ペダル土台は、電子オルガンの左右の脚部の間にわたって延び、その両端部において左右の脚部に固定されるとともに、床面との間に間隙を存するように設けられている。複数のペダルは、ペダル土台から前方に突出し、左右方向に並設されている。各ペダルは、後端部においてペダル土台に回動自在に支持されており、通常は前端部が床面から離れた状態にあり、演奏者により踏込み操作され、前端部が床面に当接することにより、ペダルの下方への回動が規制されることによって、ストロークが決定される。
以上のように、この従来の足鍵盤装置では、ペダル土台は、左右の脚部の間に長く延び、また、床面との間に間隙を存していて、足鍵盤装置全体が、左右の脚部のみによって支持されている。このため、演奏者がペダルを強く踏み込んだときに、踏込み荷重の一部が、ペダルを介してペダル土台に下向きに作用することによって、ペダル土台が撓むおそれがあり、その場合には、踏込み操作を安定して行うことができない。
また、このような下向きの荷重がペダル土台に繰り返し作用すると、ペダル土台の撓みが反りとして残留するおそれがある。その結果、電子オルガンの外観を損なうおそれがあり、またペダル土台の反りが大きくなると、反りが大きい部分、例えばペダル土台の中央においては特に、ペダルと床面の間の距離が小さくなることによって、足鍵盤の十分なストロークを確保できなくなるおそれがある。さらに、ペダル間で反りの大きさが異なると、ペダルの踏込み量が異なるようになり、演奏者がペダルを踏み込んだときの感覚がペダル間で異なるため、演奏者に違和感を与えるおそれがある。
また、従来の足鍵盤装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この足鍵盤装置は、左右方向に並設され、前後方向に延びる複数の鍵(ペダル)と、左右方向に延び、複数の鍵の前端部および後端部をそれぞれ収容する前後のケースと、並設された複数の鍵の間に前後方向に延び、前後のケースを連結する複数の連結棒とを備えている。各連結棒は、前端部および後端部において前後のケースにそれぞれ固定されており、また、前後のケースの下面には、それぞれ脚部が設けられていて、この脚部は、床面に接地された状態で前後のケースを支持している。各鍵は、前端部において前側のケースに回動自在に支持されており、その前側の部分を演奏者によって踏み込まれることにより回動し、その踏込み量は、後側のケース内に設けられたスイッチによって検出される。
この足鍵盤装置は、鍵を収容する前後のケースが直接、床面に接地されているため、ケースの撓みやそれによる鍵のストロークの減少などの問題は生じない。しかし、楽器本体とは分離して設けられるタイプのものであるので、ペダルをペダル土台に直接、取り付ける上述したタイプの電子オルガンには適用できない。また、前後のケースや連結棒などを別個に設けなければならず、部品点数が多いとともに、構成が複雑であるため、製造コストが増大してしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、比較的単純な構成によりペダル土台の変形を十分に抑制でき、それにより足鍵盤のストロークを安定して確保することができる電子鍵盤楽器の足鍵盤装置を提供することを目的としている。
特開2003−167582号公報 (第3,4頁、第1〜3図)
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、左右の脚を介して床面に設置された電子鍵盤楽器の下部に設けられ、演奏者によって操作される電子鍵盤楽器の足鍵盤装置であって、床面との間に間隙を存した状態で左右方向に延び、その両端部において左右の脚に支持されたペダル土台と、ペダル土台に左右方向に並設されるとともに回動自在に支持され、ペダル土台から前方に突出し、演奏者によって踏み込まれる複数のペダルと、鉛直に延びる壁板部と、壁板部の上端部および下端部からそれぞれ水平に延びる固定部および支持部材取付け部とを有し、固定部を介してペダル土台に固定され、ペダル土台の剛性を補強する支持部材取付け具と、支持部材取付け部に下方から進退自在にねじ込まれ、下方への移動により床面に押圧された状態でペダル土台を支持するペダル土台支持部材と、を備えていることを特徴とする。
この足鍵盤装置によれば、ペダル土台は、床面との間に間隙を存した状態で左右方向に延び、両端部において左右の脚に支持されている。このペダル土台には、複数のペダルが前方に突出するように設けられており、これらのペダルは、演奏者によって踏込み操作される。
また、ペダル土台には、支持部材取付け具が設けられている。この支持部材取付け具は、鉛直に延びる壁板部と、その上端部および下端部からそれぞれ水平に延びる固定部および支持部材取付け部を有していて、固定部を介してペダル土台に固定されている。また、支持部材取付け部には、ペダル土台支持部材が下方から進退自在にねじ込まれており、このペダル土台支持部材は、その回転操作により下方に移動させられ、床面に押圧された状態でペダル土台を支持する。このように、ペダル土台と床面の間にペダル土台支持部材が設けられているので、演奏者がペダルを踏み込んだ際にペダル土台に作用する下向きの荷重を、ペダル土台支持部材によって下側から支持することができる。それにより、ペダル土台の撓みを十分に抑制することができる。また、ペダル土台支持部材が支持部材取付け部に進退自在にねじ込まれているので、ペダル土台支持部材を進退させることによって、ペダル土台支持部材の上下方向の位置を容易に調整することができる。それにより、例えば、電子鍵盤楽器を移動した場合でも、床面の状態に応じてペダル土台支持部材を床面に確実に押圧された状態にすることにより、ペダル土台を確実に支持することができる。
また、踏込み時のペダル土台の撓みを抑制できることにより、ペダルの踏込み操作を安定して行うことができる。また、同じ理由から、ペダルの十分なストロークを確保できるとともに、ストロークの大きさを初期の設定状態に維持できるので、演奏者は、ペダルの踏込み操作を違和感なく行うことができる。
さらに、ペダル土台支持部材が、演奏者などから見え難いペダル土台と床面と間に設けられているので、電子鍵盤楽器の良好な外観を損なうことなく、上記の効果を得ることができる。
また、鉛直な壁板部および水平な固定部などを有する支持部材取付け具を介して、ペダル土台支持部材がペダル土台に固定されているので、支持部材取付け具によって、ペダル土台の剛性が補強され、それにより、ペダルが踏込み操作された際のペダル土台の撓みを、さらに抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による足鍵盤装置10を適用した電子オルガン1(電子鍵盤楽器)を示している。この電子オルガン1は、オルガン本体2と、オルガン本体2を床面F上に支持する左右の脚3,3と、電子オルガン1の下部に設けられた足鍵盤装置10などを備えている。なお、以下の説明では、演奏者側から見たときの電子オルガン1の手前側を「前」、奥側を「後」として説明する。
オルガン本体2は、鍵盤4、左右の腕木5,5および演奏音の音色などの設定を行うための操作パネル6などを有している。また、オルガン本体2の内部には、電子オルガン1の発音を制御するための多数の電子部品で構成された発音制御装置、およびスピーカ(ともに図示せず)などが設けられており、鍵盤4の鍵4aを押鍵することによって、また、後述するペダル12を踏み込むことによって、スピーカから演奏音が放音される。
左右の脚3,3は、板状に形成され、上下方向に延びており、互いに間隔を隔てて配置されている。オルガン本体2は、左右の脚3,3に左右の腕木5,5をそれぞれ載置した状態で、脚3,3によって支持されている。また、足鍵盤装置10は、オルガン本体2の下方において、左右の脚3,3の間に配置されている。
足鍵盤装置10は、ペダル土台11と、ペダル土台11に設けられ、前方に突出する計20個のペダル12などを備えている。ペダル土台11は、床面Fとの間に間隙を存した状態で左右方向に延びており、その両端部において、左右の脚3,3にそれぞれ固定されている。また、図2に示すように、ペダル土台11は、水平な天板14と、天板14の前端部から斜め下方に延びる斜板17と、この斜板17の前端部および天板14の後端部から下方にそれぞれ延びる前板15および背板16とで構成され、ペダル土台11の内部には、ペダル基部20が設けられている。また、前板15の下端部には、左右方向に延びる開口15aが形成されており、この開口15aを介してペダル12が前方に突出している。
天板14の上面には、その中央よりも右寄りの位置にエクスプレッションペダル13が設けられている。このエクスプレッションペダル13は、演奏者によって踏込み操作され、その踏込み量がペダルスイッチ(図示せず)によって検出される。オルガン本体2の発音制御装置は、検出された踏込み量に基づいて、演奏音の音量を変化させる。
また、天板14の裏面には、添え板18が貼り付けられている。この添え板18は、天板14とほぼ同じ厚さを有し、前後および左右方向のサイズが天板14よりも小さく、天板14に沿ってその左端部からエクスプレッションペダル13の右方まで延びている。ペダル基部20は、このような添え板18の下面に取り付けられている。
ペダル基部20は、ぺダル12をペダル土台11に取り付けるためのものであり、左右の端部の足鍵盤支持金具21,21、およびこれらの間に間隔を隔てて配置された計3つの足鍵盤取付け金具22を有している。各足鍵盤支持金具21は、添え板18の前後方向の長さよりも若干、短い幅の金属板で構成され、所定の形状に折曲げ加工されている。足鍵盤支持金具21,21は、その上端部において、それぞれ3つのねじ29(1つのみ図示)によって、添え板18の下面の左右の端部に固定されている。また、足鍵盤支持金具21の下端部には、後述するシャーシ23を取り付けるための複数のボルト挿入孔(図示せず)が、前後方向に並ぶように形成されている。
各足鍵盤取付け金具22は、足鍵盤支持金具21よりも幅の短い金属板で構成され、所定の形状に折曲げ加工されており、上端部において、2つのねじ29によって添え板18の下面に固定されている。また、足鍵盤取付け金具22の下端部には、シャーシ23を取り付けるための前後2つのボルト挿入孔(図示せず)が形成されている。
足鍵盤支持金具21および足鍵盤取付け金具22には、下方からシャーシ23が取り付けられている。シャーシ23は、左右の足鍵盤支持金具21,21の間にわたって延びており、金属板で構成され、所定の形状に折曲げ加工されている。また、このシャーシ23は、前側から順に、ばね設置部23a、スイッチ取付け部23bおよびペダル取付け部23cになっており、スイッチ取付け部23bには、前述した足鍵盤支持金具21および足鍵盤取付金具22のボルト挿入孔に対応する位置に、同じ径のボルト挿入孔(図示せず)が形成されている。なお、中央の足鍵盤支持金具22に相当する部分には、後述するアジャスタボルト取付け金具28を取り付けるために、前後3つのボルト挿入孔が形成されている。シャーシ23は、ボルト挿入孔に下方から通されたボルト24aとナット24bによって、足鍵盤支持金具21および足鍵盤取付け金具22に取り付けられている。
また、スイッチ取付け部23bの上面には、ペダル12ごとにペダルスイッチ25が設けられている。このペダルスイッチ25は、シャーシ23にねじ止めされたプリント基板25aと、その上面に設けられたスイッチ本体25bを有している。スイッチ本体25bは、プリント基板25aを介して、オルガン本体2の発音制御装置に接続されている。
また、ペダル取付け部23cは、シャーシ23の後端部に設けられており、スイッチ取付け部23bよりも若干、低い水平部23dと、この水平部23dからペダル12ごとに下方に突出する左右一組のペダル支持部23e,23e(1つのみ図示)とを有している。また、水平部23dの一組のペダル支持部23e,23eの間の部分には、後述するアーム12fが通される孔(図示せず)が形成されており、各ペダル支持部23eには、ピン取付け孔23fが形成されいる。
ペダル12は、足鍵盤を構成するものであり、12個の白鍵ペダル12aおよび8個の黒鍵ペダル12bによって構成されている。各ペダル12は、ペダル本体12c、ペダルカバー12dおよびストッパ12eを有している。ペダル本体12cは、例えば真鍮によって構成されており、前後方向に長く延びている。また、その後端部には、ピン挿入孔(図示せず)が形成されていて、このピン挿入孔および上述したペダル支持部23eのピン取付け孔23fには、ピン26が通されている。これにより、各ペダル12は、対応するペダル支持部23e,23eにピン26を中心として回動自在に支持されている。
また、白鍵ペダル12aは、ペダル土台11から前方に大きく突出しており、これに対し、黒鍵ペダル12bは白鍵ペダル12aよりも短い。また、ペダルカバー12dは、各ペダル12の上面前端部に設けられており、黒鍵ペダル12b用のものは、白鍵12aのものよりも背が高くなっている。また、ストッパ12eは、各ペダル本体12cの下面前端部に下方に突出するように設けられている。
ペダル本体12cの上面後端部には、アーム12fが設けられている。このアーム12fは、前述した水平部23dのアーム用の孔を介して斜め前方に延び、さらにその先端から前方に延びており、その前端部は、前述したペダルスイッチ15の上方に位置している。
シャーシ23のばね設置部23aとペダル12の間には、ペダルばね27が設けられている。このペダルばね27はコイルばねで構成されており、その上端がばね設置部23aの下面に当接し、下端がペダル本体12cの上面に当接している。ペダルばね27は、引張りばねとして構成されており、ペダル12は、通常時には、このペダルばね27により持ち上げられ、床面Fとの間に間隙を存した状態になっている。
また、ペダル基部20には、アジャスタボルト取付け金具(以下、単に「ボルト取付け金具」という)28(支持部材取付け具)が取り付けられており、このボルト取付け金具28には、アジャスタボルト30(ペダル土台支持部材)が取り付けられている。図3および4に示すように、このボルト取付け金具28もまた、金属板を所定の形状に折曲げ加工されることにより所定の形状に形成されている。また、このボルト取付け金具28は、鉛直に延びる壁板部28aと、この壁板部28aの上端部および下端部からそれぞれ水平に延びるシャーシ固定部28b(固定部)およびボルト取付け部28c(支持部材取付け部)とを有しており、これらによって断面コ字状に形成されている。
ボルト取付け部28cの前部には、ねじ孔28dが形成されている。このねじ孔28dの付近は周辺部よりも厚くなっている。また、シャーシ固定部28bには、足鍵盤取付け金具22およびシャーシ23のボルト挿入孔と同じ間隔で、前後2つのボルト挿入孔28e,28eが形成されている。また、シャーシ固定部28bの後端からは、段差部28fが後方に延びており、そのシャーシ固定部28bとの段差は、前述したシャーシ23のスイッチ取付け部23bと水平部23dの間の段差と同じ高さに設定されている。また、段差部23bの後端部にも、ボルト挿入孔28eが形成されている。
以上のようなボルト取付け金具28は、中央の足鍵盤取付け金具22と左右方向の位置を合わせてシャーシ23の下方から取り付けられている。具体的には、ボルト24aを、ボルト挿入孔28eと、シャーシ23および足鍵盤取付け金具22のボルト挿入孔とに下方から通し、両者22,23と一緒に共締めされた状態で、取り付けられている。また、段差部28fのボルト挿入孔28eにも下方からボルト28eが通され、シャーシ23と共締めされている。
アジャスタボルト30は、圧接部30aおよびボルト部30bを有している。圧接部30aは、高い強度を有する材料、例えばABS樹脂によって構成されており、円板状に形成されている。ボルト部30bは、圧接部30aの中央から上方に突出しており、アジャスタボルト30は、このボルト部30bをボルト取付け金具28のねじ孔28dにねじ込むことにより、ペダル土台11に上下方向に進退自在に取り付けられている。
以上のような電子オルガン1を設置する際には、まず、アジャスタボルト30をねじ孔28dに大きくねじ込み、その圧接部30aと床面Fとの間に間隙を存した状態で、左右の脚3,3を床面Fに接地させる。そして、アジャスタボルト30を回すことによって、圧接部30aが床面Fに当接するまで、アジャスタボルト30を下方に移動させる。アジャスタボルト30を同じ方向にさらに回すと、圧接部30aが、床面Fに押圧された状態になる。これにより、ペダル土台11は、左右の脚3,3に加えて、アジャスタボルト30によっても支持された状態になる。
次いで、足鍵盤装置10の動作について説明する。演奏者が図2の状態からペダル12の前端部を踏み込むと、ペダル12は、ペダルばね27の付勢力に抗して、後端部のピン26を中心として図2の反時計方向に回動する。その際、後端部のアーム12fも一緒に回動し、ペダルスイッチ25を押すことによって、ペダル12の踏込み状態が検出される。それにより、演奏音がスピーカから放音される。
ペダル12がさらに踏み込まれると、そのストッパ12eが床面Fに当接することによって、ペダル12の回動が阻止される。踏込みの際には、下向きの荷重がペダル12に作用し、このような下向きの荷重は、ペダル本体12cを介してペダル土台11にも伝達され、アジャスタボルト30によって支持される。
以上のように、本実施形態によれば、ペダル土台11と床面Fの間にアジャスタボルト30が設けられているので、演奏者がペダル12を踏み込んだ際にペダル土台11に作用する下向きの荷重を、アジャスタボルト30によって下側から支持することができる。それにより、ペダル土台11の撓みを十分に抑制することができる。また、アジャスタボルト30がペダル土台11に進退自在にねじ込まれているので、アジャスタボルト30を進退させることによって、その上下方向の位置を容易に調整することができる。それにより、例えば、電子オルガン1を移動した場合でも、床面Fの状態に応じてアジャスタボルト30を床面Fに確実に押圧された状態にすることにより、ペダル土台11を確実に支持することができる。
また、踏込み時のペダル土台11の撓みを抑制できることにより、ペダル12の踏込み操作を安定して行うことができる。また、同じ理由から、ペダル12の十分なストロークを確保できるとともに、ストロークの大きさを初期の設定状態に維持できるので、演奏者は、ペダル12の踏込み操作を違和感なく行うことができる。
また、アジャスタボルト30が、演奏者などから見え難いペダル土台11と床面Fとの間に設けられているので、電子オルガン1の良好な外観を損なうことなく、上記の効果を得ることができる。
また、ペダル土台11には、鉛直な壁板部28aと、水平な固定部28bおよびボル取付け部28cなどを有するボルト取付け金具28を介して、アジャスタボルト30がペダル土台11に固定されているので、ボルト取付け金具28によって、ペダル土台11の剛性が補強され、それにより、ペダル12が踏込み操作された際のペダル土台11の撓みを、さらに抑制することができる。
また、アジャスタボルト30が、踏込み操作の際に発生する撓み量が最も大きくなりやすいペダル土台11の左右方向の中央に配置されているので、踏込み操作の際に、ペダル土台11をより確実に支持し、その撓みの発生を確実に抑制することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態は、アジャスタボルト30をペダル土台11の中央に1つのみ設けた例であるが、これに代えて、またはこれとともに、例えば左右の足鍵盤取付け金具22の部分など、他の部分に取り付けてもよい。
また、上述した実施形態は、本発明の足鍵盤装置を電子オルガンに適用した例であるが、これに限定されることなく、電子ピアノなど、ペダルを有する他の電子鍵盤楽器にも適用することができる。その他、細部の構成を、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することが可能である。
本発明の第1実施形態による足鍵盤装置を含む電子オルガンを、ペダル土台の前板を省略した状態で示す正面図である。 図1の線A−Aに沿う足鍵盤装置の断面図である。 足鍵盤装置のアジャスタボルト取付け金具の平面図を示している。 図3のアジャスタボルト取付け金具の側面図を示している。
符号の説明
1 電子オルガン(電子鍵盤楽器)
3 脚
10 足鍵盤装置
11 ペダル土台
12 ペダル
28 アジャスタボルト取付け金具(支持部材取付け具)
28a 壁板部
28b シャーシ固定部(固定部)
28c ボルト取付け部(支持部材取付け部)
30 アジャスタボルト(ペダル土台支持部材)
F 床面

Claims (1)

  1. 左右の脚を介して床面に設置された電子鍵盤楽器の下部に設けられ、演奏者によって操作される電子鍵盤楽器の足鍵盤装置であって、
    前記床面との間に間隙を存した状態で左右方向に延び、その両端部において前記左右の脚に支持されたペダル土台と、
    当該ペダル土台に左右方向に並設されるとともに回動自在に支持され、前記ペダル土台から前方に突出し、演奏者によって踏み込まれる複数のペダルと、
    鉛直に延びる壁板部と、当該壁板部の上端部および下端部からそれぞれ水平に延びる固定部および支持部材取付け部とを有し、前記固定部を介して前記ペダル土台に固定され、前記ペダル土台の剛性を補強する支持部材取付け具と、
    前記支持部材取付け部に下方から進退自在にねじ込まれ、下方への移動により前記床面に押圧された状態で前記ペダル土台を支持するペダル土台支持部材と、
    を備えていることを特徴とする電子鍵盤楽器の足鍵盤装置。
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