JP2001005460A - 鍵盤楽器の支持装置 - Google Patents

鍵盤楽器の支持装置

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JP2001005460A
JP2001005460A JP11174638A JP17463899A JP2001005460A JP 2001005460 A JP2001005460 A JP 2001005460A JP 11174638 A JP11174638 A JP 11174638A JP 17463899 A JP17463899 A JP 17463899A JP 2001005460 A JP2001005460 A JP 2001005460A
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Yoshiaki Shimoda
義明 霜田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンマーや鍵盤を支持する支点部材を、その
寸法のばらつきを吸収しながら、シャーシにがたつきな
く容易に取り付けることができ、それにより、打鍵時に
おける雑音の発生を防止できるとともに、材料コストお
よび組立コストを削減することができる鍵盤楽器の支持
装置を提供する。 【解決手段】 シャーシ1に取り付けた支持部材5を介
して鍵盤2およびハンマー3の一方をシャーシ1に回動
自在に支持する鍵盤楽器の支持装置であって、シャーシ
1には所定の寸法を有する取付孔14、15が形成さ
れ、支持部材5は、取付孔14、15に係合することに
より取り付けられる係合突部7、8を有し、この係合突
部7、8の取付孔14、15との係合面には、係合突部
7、8を取付孔14、15に係合させたときに圧潰する
ことにより、取付孔14、15の係合面との間を隙間を
埋める圧潰用突起21〜23が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャーシに取り付
けた支点部材を介して鍵盤またはハンマーをシャーシに
回動自在に支持する鍵盤楽器の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1および図2は、電子ピアノの鍵盤装
置の一例を示しており、この鍵盤装置は、シャーシ1、
およびこれに取り付けた多数の鍵盤2やハンマー3など
を備えている。シャーシ1は、鉄板などをプレスにより
打抜きおよび折曲げ加工したものである。鍵盤2は、木
製のものであり、その中央部においてバランスピン4に
回動自在に支持されている。ハンマー3は、鍵盤2ごと
に設けられており、後端部が支点部材を介してシャーシ
1に回動自在に支持されている。
【0003】図6は、従来の支点部材55を示してい
る。この支点部材55は、ハンマー3ごとに多数、設け
られ、例えば金型により一体成形された合成樹脂で構成
されていて、本体部6と、本体部6の背面に形成された
上下の係合突部7、8と、ハンマー3を取り付けるため
の支点穴9などを備えている。上係合突部7は、水平部
7aと、その後端から上方に延びる鉛直部7bとから成
るフック状のものである。また、下係合突部8は、矩形
状のもので、本体部6の背面から突出している。
【0004】一方、図2に示すように、シャーシ1の後
端部に立設された取付壁部13には、支点部材55の上
下の係合突部7、8に対応して、多数の上下の取付孔1
4、15が左右方向に並んで形成されている。これらの
取付孔14、15はそれぞれ、矩形状に形成され、係合
突部7、8よりも若干大きな同じ幅を有している。図7
に示すように、支点部材55は、その係合突部7、8を
取付孔14、15にそれぞれ嵌合し、かつ本体部6と上
係合突部7の鉛直部7bとの間に上取付孔14の上縁部
を挟持した状態で、シャーシ1に取り付けられている。
【0005】以上のように取り付けた支点部材55の支
点穴9に、ハンマー3の被支持突起3aが係合すること
で、ハンマー3が支点部材55に回動自在に支持され
る。また、ハンマー3は、鍵盤2の上面後端部に載って
おり、鍵盤2の押鍵に伴い、上方に回動することによっ
て、アコースティックピアノに近似したタッチ重さが付
与される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の支点部
材55は、その上下の係合突部7、8を、シャーシ1に
形成した取付孔14、15にそれぞれ単純に嵌合するこ
とによって、シャーシ1に取り付けられる。一方、上述
したように、支点部材55は金型による合成樹脂の成形
によって形成されるため、その係合突部7、8の寸法精
度、したがって、取付孔14、15との間の寸法関係
が、ある程度ばらつくことは避けられない。
【0007】このため、係合突部7、8が所定の幅より
も小さく形成された場合には、シャーシ1への支点部材
55の取付にがたつきが生じ、これに起因して打鍵時に
雑音が発生するおそれがある。例えば、図7(a)は、
下係合突部8の幅WL1がシャーシ1の下取付孔15の
幅WL2に対して小さくなりすぎた場合を示しており、
この場合には、下係合突部8と下取付孔15との間に遊
びGWが生じることで、支点部材55が左右方向にがた
ついてしまう。また、図示しないが、上係合突部7の幅
が上取付孔14の幅に対して小さくなりすぎた場合も同
様である。さらに、同図(b)に示すように、支持部材
5の本体部6と鉛直部7bとの間の間隔D1がシャーシ
1の厚さTに対して大きくなりすぎた場合には、前後方
向の遊びGUが生じ、本体部6と鉛直部7でシャーシ1
を良好に挟持できなくなって、支点部材55が前後方向
にがたついてしまう。
【0008】このため、従来は、支点部材55のがたつ
きによる雑音の発生を防止すべく、その本体部6とシャ
ーシ1の取付壁部13との間の部分に、不織布などから
成るクッションを介在させたり、この部分に接着剤を塗
布して接着したりすることで対処しており、このこと
が、材料コストや組立工数を増大させる原因になってい
る。なお、上述した例は、支点部材55を介してハンマ
ー3を取り付けている例であるが、電子ピアノには、合
成樹脂で構成した鍵盤を、シャーシに取り付けた支点部
材を介して支持するものもあり、その場合にも、上述し
たのと同様の不具合がある。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、ハンマーや鍵盤を支持する支点
部材を、その寸法のばらつきを吸収しながら、シャーシ
にがたつきなく容易に取り付けることができ、それによ
り、打鍵時における雑音の発生を防止できるとともに、
材料コストおよび組立コストを削減することができる鍵
盤楽器の支持装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、シャーシに取り付けた支持部材を介して
鍵盤およびハンマーの一方をシャーシに回動自在に支持
する鍵盤楽器の支持装置であって、シャーシには所定の
寸法を有する取付孔が形成され、支持部材は、取付孔に
係合することにより取り付けられる係合突部を有し、こ
の係合突部の取付孔との係合面には、係合突部を取付孔
に係合させたときに圧潰することにより、取付孔の係合
面との間を隙間を埋める圧潰用突起が設けられているこ
とを特徴とする。
【0011】この鍵盤楽器の支持装置によれば、支持部
材をシャーシに取り付けるべく、その係合突部をシャー
シの取付孔に係合させると、係合突部の係合面に設けら
れた圧潰用突起が圧潰することにより、取付孔の係合面
に当接した状態で、係合面間の隙間を埋める。このよう
に、支持部材の係合突部を取付孔に係合させるだけで、
圧潰用突起が圧潰し、係合面間の隙間を埋め、遊びをな
くすので、係合突部などの寸法のばらつきを吸収しなが
ら、支持部材をシャーシにがたつきなく容易に取り付け
ることができる。その結果、支持部材のがたつきに起因
する、打鍵時の雑音の発生を防止できる。また、この雑
音防止のために従来用いられていたクッションや接着剤
が不要になることで、材料コストおよび組立コストを削
減することができる。
【0012】この場合、係合突部は、支持部材の本体部
から突出し、側面が取付孔に係合可能な第1突部と、こ
の第1突部から屈曲して本体部に対向するように延び、
第1突部を取付孔に係合させた後に支持部材を屈曲方向
にスライドさせることにより、本体部に対向する対向面
と本体部との間にシャーシの取付孔の縁部を挟持する第
2突部と、からフック状に形成され、圧潰用突起は、係
合突部の第1突部の側面および第2突部の対向面にそれ
ぞれ設けられていることが好ましい。
【0013】この構成によれば、係合突部の第1突部を
取付孔に係合させることにより、第1突部の側面に設け
た圧潰用突起が圧潰することで、側面と取付孔との間の
隙間を埋め、その方向の支持部材のがたつきをなくす。
また、この状態から、支持部材を第2突部の屈曲方向に
スライドさせることにより、第2突部の本体部との対向
面に設けた圧潰用突起が圧潰することで、第2突部と本
体部との間の隙間を埋め、両者によりシャーシの取付孔
の縁部を遊びなく挟持し、その方向の支持部材のがたつ
きをなくす。以上のように、この構成では、支持部材の
係合突部を取付孔に係合させ、さらにスライドさせるだ
けで、支持部材のがたつきを異なる2方向について防止
でき、支持部材をよりしっかりと取り付けることができ
る。
【0014】これらの場合、シャーシは金属で構成さ
れ、支持部材は、係合突部および圧潰用突起を含み、シ
ャーシよりも軟らかい合成樹脂の一体成形品で構成され
ていることが好ましい。
【0015】この構成では、係合突部および圧潰用突起
を一体に有する支持部材を、容易かつ安価に形成するこ
とができる。また、支持部材を構成する合成樹脂が、取
付孔を形成したシャーシを構成する金属よりも軟らかい
ので、係合突部を取付孔に係合させたときに圧潰用突起
が比較的容易に圧潰することで、支持部材の取付をより
容易かつ適切に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照しながら、すでに例示した図1および図
2の電子ピアノの鍵盤装置に適用した場合を例にとり、
説明する。この場合、本実施形態は、従来とは支持部材
の構成のみが異なり、それ以外の鍵盤装置の構成は同じ
であるので、同じ構成要素に同一の符号を付し、説明を
進めるものとする。
【0017】この電子ピアノの鍵盤装置は、すでに説明
したように、シャーシ1、およびこれに取り付けた多数
の鍵盤2やハンマー3などを備えている。シャーシ1
は、鉄板などの金属板をプレスにより打抜きおよび折曲
げ加工したものであり、その前後方向の中央部にはバラ
ンスピン4が立設されている。鍵盤2は、白鍵2aと黒
鍵2bから成り、アコースティックピアノと同様、木製
のものであり、その中央部に形成したバランスピン孔2
cを介して、バランスピン4に回動自在に支持されてい
る。ハンマー3は、鍵盤2ごとに設けられており、その
後端部が、本発明に係る支点部材5を介してシャーシ1
に回動自在に支持されている。
【0018】この支点部材5は、ハンマー3ごとに多
数、設けられており、例えばABSなどから成る合成樹
脂の一体成形品で構成されていて、図3に示すように、
その基本構成は、従来の支点部材55と同様である。す
なわち、支点部材5は、本体部6と、本体部6の背面に
形成された上下の係合突部7、8と、本体部6に前方に
開放するように形成された支点穴9などを備えている。
上係合突部7は、後方に延びる水平部7a(第1突部)
と、その後端から上方に延びる鉛直部7b(第2突部)
とから成るフック状のものである。また、下係合突部8
は、矩形状のものであり、本体部6の背面から突出して
いる。支点部材5の以上の構成は、従来の支点部材55
と同じである。
【0019】さらに、この支点部材5には、図4に示す
ような第1〜第3圧潰用突起21、22、23(圧潰用
突起)が一体に形成されている。より具体的には、第1
圧潰用突起21は、同図(a)に示すように、上係合突
部7の本体部6に対向する鉛直部7bの前面に突出して
形成され、その幅全体にわたって左右方向に延びてい
る。第2圧潰用突起22は、図3(a)および図4
(b)に示すように、上係合突部7の水平部7aの左右
両側面の中央部に突出して形成され、前後方向に延びて
いる。また、第3圧潰用突起23は、図3(a)および
図4(c)に示すように、下係合突部8の左右両側面の
上部に突出して形成され、前後方向に延びている。
【0020】一方、図2に示すように、シャーシ1の後
端部に立設された取付壁部13には、支点部材5の上下
の係合突部7、8に対応して、矩形状の上下の取付孔1
4、15が左右方向に並んで多数、形成されている。そ
して、上述した支持部材5の上係合突部7、8の幅およ
び第1〜第3圧潰用突起21〜23の突出長さは、取付
孔14、15の幅などに対して、次のような関係になる
ように設定されている。
【0021】すなわち、図5(a)に示すように、第3
圧潰用突起23を除く下係合突部8の幅WLは、下取付
孔15の幅WL2よりも若干小さく、かつ第3圧潰用突
起22を含む下係合突部8の幅WLPは、下取付孔15
の幅WL2よりも若干大きな寸法関係になっている(W
L<WL2<WLP)。これと同様に、図示しないが、
第2圧潰用突起22を除く上係合突部7の幅は、上取付
孔14の幅よりも若干小さく、かつ第2圧潰用突起22
を含む上係合突部7の幅は、上取付孔14の幅よりも若
干大きくなっている。さらに、図5(b)に示すよう
に、上係合突部7の本体部6と第1圧潰用突起21を除
く鉛直部7bとの間の間隔DUは、シャーシ1の厚さT
よりも若干大きく、本体部6と第1圧潰用突起21との
間の間隔DUPは、シャーシ1の厚さTよりも若干小さ
な寸法関係になっている(DUP<T<DU)。なお、
第1〜第3圧潰用突起21〜23の突出長さは、上記の
寸法関係を満たすような、例えばそれぞれ0.1mm程
度の微小なものであり、図4および図5では、その理解
の容易化のために、実際よりも大きく誇張して描かれて
いる。
【0022】以上の構成によれば、支持部材5をシャー
シ1に取り付けるべく、その上下の係合突部7、8を、
上下の取付孔14、15にそれぞれ位置合わせし、押し
込んで係合させると、第2および第3圧潰用突起22、
23はそれぞれ、取付孔14、15の左右の縁部で押圧
されることにより圧潰し、これらの縁部に当接した状態
で、取付孔14、15との間の隙間を埋め、左右方向の
遊びをなくす(図5(a)参照)。また、この状態か
ら、支持部材5を上方にスライドさせると、同図(b)
に示すように、第1圧潰用突起21は、シャーシ1の背
面で押圧されることにより圧潰し、この背面に当接した
状態で、背面との間の隙間を埋め、前後方向の遊びをな
くす。
【0023】次いで、図1に示すように、支持部材5の
本体部6と下係合突部8とで形成される角部に、押さえ
板24を前方から係合させた状態で、これをシャーシ1
にねじ止めする。これにより、支持部材5は、押さえ板
24によって前方への抜けおよび下方へのスライドを阻
止された状態で、シャーシ1に固定される。以上によ
り、支点部材5は、その係合突部7、8が取付孔14、
15にそれぞれ隙間なく係合し、かつ本体部6と鉛直部
7bとの間に上取付孔14の上縁部を良好に挟持した状
態で、シャーシ1に取り付けられる。
【0024】以上のように、本実施形態によれば、支持
部材5の上下の係合突部7、8を取付孔14、15に係
合させるだけで、第1〜第3圧潰用突起21〜23が圧
潰し、係合面間の隙間を埋め、左右方向および前後方向
の遊びをなくすので、係合突部7、8などの寸法のばら
つきを吸収しながら、支持部材5をシャーシ1にがたつ
きなく容易に取り付けることができる。その結果、支持
部材5のがたつきに起因する、打鍵時の雑音の発生を防
止できる。また、この雑音防止のために従来用いられて
いたクッションや接着剤が不要になることで、材料コス
トおよび組立コストを削減することができる。
【0025】また、支持部材5が、係合突部7、8およ
び圧潰用突起21〜23を含めて、合成樹脂の一体成形
品で構成されているので、これを容易かつ安価に形成す
ることができる。また、支持部材5を構成するABSな
どの合成樹脂が、鉄板などの金属板で構成されたシャー
シよりも軟らかいので、係合突部7、8を取付孔14、
15に係合させたときに圧潰用突起21〜23が比較的
容易に圧潰し、したがって、支持部材5の取付をより容
易かつ適切に行うことができる。
【0026】そして、以上のようにして取り付けた支点
部材5の支点穴9に、ハンマー3の後端部に形成された
被支持突起3aが係合することで、ハンマー3が支点部
材5に回動自在に支持される。また、ハンマー3は、そ
の下面に取り付けた調整ねじ3bを介して、鍵盤2の上
面後端部に載っており、鍵盤2の押鍵に伴い、上方に回
動し、クッション25に当接することによって、アコー
スティックピアノに近似したタッチ重さおよびタッチ感
が付与される。さらに、鍵盤2の押鍵情報は、回動した
ハンマー3により押圧される鍵スイッチ26で検出され
るようになっており、この鍵スイッチ26は、その基板
27の一端部が支持部材5の凹部5aに差し込まれた状
態で、設置されている。
【0027】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態では、支持部材5をABSで構成して
いるが、その材質は、支点部材5の係合突部7、8を係
合させたときに圧潰用突起21〜23が容易に圧潰する
ような硬さのものであればよく、例えば、ポリアセター
ルやポリスチレンなども採用できる。また、実施形態
は、支点部材5を介してハンマー3をシャーシ1に取り
付けた例であるが、電子ピアノには、合成樹脂で構成し
た鍵盤を、シャーシに取り付けた支点部材を介して支持
するタイプのものもあり、その場合には、そのような鍵
盤用の支点部材に本発明を適用することが可能である。
それにより、前述した効果を同様に得ることができる。
【0028】さらに、実施形態は、本発明を電子ピアノ
に適用した例であるが、本発明は、これに限らず、電子
オルガンなどの他の鍵盤楽器の鍵盤を支持部材を介して
支持する場合にも、適用することができる。その他、本
発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更するこ
とが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の鍵盤楽器の支持
装置は、ハンマーや鍵盤を支持する支点部材を、その寸
法のばらつきを吸収しながら、シャーシにがたつきなく
容易に取り付けることができ、それにより、打鍵時にお
ける雑音の発生を防止できるとともに、材料コストおよ
び組立コストを削減することができるなどの効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による支持部材を組み込ん
だ電子ピアノの鍵盤装置を示す側断面図である。
【図2】図1の電子ピアノの鍵盤装置の後部を示す部分
斜視図である。
【図3】本実施形態による支持部材の(a)側面図およ
び(b)背面図である。
【図4】図3の支持部材の(a)矢印IVa部分の拡大
側面図、(b)矢印IVb部分の拡大背面図、および
(c)矢印IVc部分の拡大背面図である。
【図5】図3の支持部材のシャーシへの取付状況を示
す、(a)図1の矢印Va部分の拡大背面図および
(b)矢印Vb部分の拡大側断面図である。
【図6】従来の支持部材の(a)側面図および(b)背
面図である。
【図7】図6の支持部材のシャーシへの取付状況を示
す、(a)図1の矢印VIIa部分の拡大背面図および
(b)矢印VIIb部分の拡大側断面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 鍵盤 3 ハンマー 5 支持部材 7 上係合突部 7a 水平部(第1突部) 7b 鉛直部(第2突部) 8 下係合突部 14 上取付孔 15 下取付孔 21 第1圧潰用突起(圧潰用突起) 22 第2圧潰用突起(圧潰用突起) 23 第3圧潰用突起(圧潰用突起)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに取り付けた支持部材を介して
    鍵盤およびハンマーの一方を前記シャーシに回動自在に
    支持する鍵盤楽器の支持装置であって、 前記シャーシには所定の寸法を有する取付孔が形成さ
    れ、 前記支持部材は、前記取付孔に係合することにより取り
    付けられる係合突部を有し、この係合突部の前記取付孔
    との係合面には、当該係合突部を前記取付孔に係合させ
    たときに圧潰することにより、当該取付孔の係合面との
    間を隙間を埋める圧潰用突起が設けられていることを特
    徴とする鍵盤楽器の支持装置。
  2. 【請求項2】 前記係合突部は、前記支持部材の本体部
    から突出し、側面が前記取付孔に係合可能な第1突部
    と、この第1突部から屈曲して前記本体部に対向するよ
    うに延び、前記第1突部を前記取付孔に係合させた後に
    前記支持部材を前記屈曲方向にスライドさせることによ
    り、前記本体部に対向する対向面と当該本体部との間に
    前記シャーシの前記取付孔の縁部を挟持する第2突部
    と、からフック状に形成され、 前記圧潰用突起は、前記係合突部の前記第1突部の前記
    側面および前記第2突部の前記対向面にそれぞれ設けら
    れていることを特徴とする、請求項1に記載の鍵盤楽器
    の支持装置。
  3. 【請求項3】 前記シャーシは金属で構成され、前記支
    持部材は、前記係合突部および前記圧潰用突起を含み、
    前記シャーシよりも軟らかい合成樹脂の一体成形品で構
    成されていることを特徴とする、請求項1または2に記
    載の鍵盤楽器の支持装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016118591A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 ヤマハ株式会社 鍵盤装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016118591A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 ヤマハ株式会社 鍵盤装置

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