JPH09244656A - 楽器用鍵盤装置 - Google Patents

楽器用鍵盤装置

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JPH09244656A
JPH09244656A JP8055175A JP5517596A JPH09244656A JP H09244656 A JPH09244656 A JP H09244656A JP 8055175 A JP8055175 A JP 8055175A JP 5517596 A JP5517596 A JP 5517596A JP H09244656 A JPH09244656 A JP H09244656A
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Shinji Kumano
真二 熊野
Takeshi Sato
剛 佐藤
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Yamaha Corp
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10CPIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
    • G10C3/00Details or accessories
    • G10C3/12Keyboards; Keys
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/32Constructional details
    • G10H1/34Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
    • G10H1/344Structural association with individual keys
    • G10H1/346Keys with an arrangement for simulating the feeling of a piano key, e.g. using counterweights, springs, cams

Abstract

(57)【要約】 【目的】 楽器用鍵盤装置のフレームを必要な強度を保
った上で、樹脂により一体成形して製造コストの低減を
図る。 【構成】 フレーム10は、複数の鍵20,30を組み
付けるための鍵組み付け部11と、鍵組み付け部11か
ら水平かつ前方に延設された上板12と、複数の鍵2
0,30の前端部下方を前端として後方に延設された底
板13とを有している。これらの鍵組み付け部11、上
板12及び底板13は、横方向の適宜箇所にて前後方向
に延設された垂直リブ板15により連結されて一体成形
されている。複数の鍵20,30は鍵組み付け部11に
揺動可能に組み付けられ、鍵20,30と係合して押鍵
操作に対して反力を与える揺動レバー40は、底板13
の後端部上に揺動可能に組み付けられるとともに、同底
板13にプリント基板54も組み付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ピアノ、電子
オルガンなどの鍵盤楽器に用いるのに適した楽器用鍵盤
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開昭63−1032
98号公報に示されているように、水平に延設するとと
もに金属板で成形したフレーム上に鍵の前端部を上下方
向に揺動可能にして鍵をその後端にて支持させるととも
に、鍵の後端より若干手前側であって鍵の下方位置にて
揺動レバーの後端をフレームに上下方向に揺動可能に支
持させておき、押鍵時に揺動レバーを連動させて同レバ
ーに錘の機能を発揮させることにより、ピアノに似た鍵
タッチ感を得ようとする楽器用鍵盤装置は知られてい
る。また、この鍵盤装置においては、揺動レバーの支持
位置より若干手前側の下端面にスイッチ駆動部を設ける
とともに、同スイッチ駆動部に対向して上面に押鍵を検
出するためのスイッチを配設したプリント基板をフレー
ムに組み付け、押鍵時に揺動レバーのスイッチ駆動部で
プリント基板上のスイッチを駆動して押鍵を検出するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、フレームは金属製であるために、鍵盤装
置の製造コスト高の原因となっていた。そこで、本願発
明者らはフレームを樹脂で一体成形して、鍵盤装置の製
造コストを下げることを考えた。しかし、前記フレーム
は金属板で成形されているために、各鍵を押鍵した際の
前後方向の強度が充分に確保されるが、従来の水平に設
けたフレームを単に樹脂成形品に変更したのでは、大き
な力で鍵が押されるとフレームが前後方向に沿って上下
方向に変形してしまい上下方向の充分な強度を得ること
ができなかった。
【0004】
【発明の要約】本発明は、上記問題を克服して、楽器用
鍵盤装置のフレームを樹脂で一体成形して構成し、製造
コストの安い楽器用鍵盤装置を提供することを目的とす
る。
【0005】この目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、フレームを、横方向に延設されて複数の鍵
を組み付けるための組み付け部と、複数の鍵の下方近傍
にて前記組み付け部から水平かつ前方に延設された上板
と、長手方向を横方向にして複数の鍵の前端部下方位置
から後方に延設されてなりプリント基板を組み付けてな
る底板と、横方向の適宜箇所にて前後方向に延設されて
後部上端面にて上板の下面に接続されるとともに前部下
端面にて底板の上面に接続された垂直リブ板とを樹脂で
一体成形して構成するようにしたことにある。
【0006】これによれば、底板を複数の鍵の前部分の
下方に位置させるとともに同底板にプリント基板を設け
るようにしたので、同プリント基板及びその付属品を設
けるための横方向に連続して長い空間を用意しても、複
数の鍵の組み付け部近傍からから鍵の前部分までに渡っ
て垂直リブ板の垂直方向幅を大きくすることができる。
したがって、この垂直リブ板により上板の前後方向に沿
った上下方向の強度が充分に確保され、大きな力により
鍵が押されてもフレームが上下方向に変形することがな
くなる。
【0007】また、本発明の他の構成上の特徴は、前記
底板の前端から上方に延設されてなる前板を設けて、複
数の鍵の下方への変位を規制するためのストッパを前記
前板の上面に設けたことにある。これによれば、鍵の下
方への変位がストッパにより規制されることになり、大
きな力によって鍵が押されても、前記フレームの前後方
向に沿った上下方向の強度が大きいことにも起因して、
鍵自体の長手方向に沿った上下方向の変形もなくすこと
ができる。
【0008】また、本発明の他の構成上の特徴は、前記
底板の後部分を斜め上方に延設して、同延設した後部分
にプリント基板を組み付けたことにある。これによれ
ば、プリント基板及びその付属品が複数の鍵の下方に収
容され、鍵盤装置をコンパクトにすることができる。
【0009】また、本発明の他の構成上の特徴は、長手
方向を前後方向にして押鍵に対する反力を付与するため
の複数の揺動レバーを、前記底板の斜め上方に延設した
後部の後端部上に上下方向に揺動可能に支持させ、同揺
動レバーの前部分下端面に複数の鍵の押鍵時に前記プリ
ント基板に配置された複数の検出部品を作動させるため
の駆動部を設けたことにある。これによれば、揺動レバ
ーが垂直リブ板と干渉することなく複数の鍵の下方に収
容され、鍵盤装置をコンパクトにすることができる。
【0010】また、本発明の他の構成上の特徴は、前記
フレームの一部として、長手方向を横方向にして前記底
板の斜め上方に延設した後部の後端部から下方に延設さ
れた中間板を設けたことにある。これによれば、揺動レ
バーの支持位置である底板の後端部が中間板により上下
方向に堅固に支持されるので、フレームの強度がより高
くなる。
【0011】また、本発明の他の点に着目した構成上の
特徴は、複数の鍵と同鍵の押鍵時に反力を付与する揺動
レバーをフレームに組み付けた楽器用鍵盤装置におい
て、フレームを、横方向に延設されて複数の鍵を組み付
けるための組み付け部と、複数の鍵の下方近傍にて前記
組み付け部から水平かつ前方に延設された上板と、長手
方向を横方向にして複数の鍵の前端部下方位置から後方
に延設されてなり複数の揺動レバーを支持する底板と、
前後方向に延設されて後部上端面にて上板の各下面に接
続されるとともに前部下端面にて底板の上面に接続され
た垂直リブ板とを樹脂で一体成形して構成するととも
に、複数の鍵のうちの所定の鍵の後部幅方向中心位置に
対して同所定の鍵に対応する揺動レバーの幅方向中心位
置をずらすることにより、隣合う揺動レバー間の隙間を
広げて同隙間に前記垂直リブ板を設けたことにある。
【0012】これにより、揺動レバーの幅をある程度確
保して同レバーの上下方向の揺動を安定させても、隣合
う揺動レバー間の隙間を大きくすることができ、ある程
度の厚みのある垂直リブ板を設けることができる。した
がって、この垂直リブ板により上板の前後方向に沿った
上下方向の強度が充分に確保され、鍵が大きな力により
押圧されてもフレームが上下方向に変形されることがな
くなる。
【0013】さらに、本発明の前記他の点に着目した構
成上の特徴は、複数の鍵が白鍵及び黒鍵からなる12音
階に対応する鍵で構成されていれば、白鍵は通常黒鍵よ
り幅広に構成されているので、前記鍵の後部幅方向中心
位置に対して揺動レバーの幅方向中心位置をずらす鍵と
して白鍵を選定した方が前記ずらし量を大きく取ること
ができて、揺動レバー間の隙間の調整が簡単になる。特
に、白鍵同士が隣合うB音、C音、E音及びF音に対応
する鍵を選定し、B音とC音に対応する各鍵にそれぞれ
係合する各揺動レバーの間、及びE音とF音に対応する
各鍵にそれぞれ係合する各揺動レバーの間に前記垂直リ
ブ板をそれぞれ設けるようにするとよい。これによれ
ば、白鍵と白鍵が隣接する揺動レバー間に垂直リブ板を
余裕をもって配置できてフレームの強度を大きくするこ
とができるとともに、揺動レバーの幅方向中心位置は白
鍵の操作位置である前部幅方向中心(幅広部の幅方向中
心)に近づき、押鍵操作時における白鍵の横方向への捻
れを解消することもできる。
【0014】さらに、鍵の後部幅方向中心位置に対して
揺動レバーの幅方向中心位置をずらす鍵としてD音に対
応する鍵を選定し、D音とC#音に対応する各鍵にそれ
ぞれ係合する各揺動レバーの間、又はD音とD#音に対
応する各鍵にそれぞれ係合する各揺動レバーの間に垂直
リブ板を設けるようにするとよい。また、A音に対応す
る鍵を選定し、A音とA#音に対応する各鍵にそれぞれ
係合する各揺動レバーの間、又はA音とG#音に対応す
る各鍵にそれぞれ係合する各揺動レバーの間に前直リブ
板を設けるようにするとよい。また、G音に対応する鍵
を選定し、G音とF#音に対応する各鍵にそれぞれ係合
する各揺動レバーの間、又はG音とG#音に対応する各
鍵にそれぞれ係合する各揺動レバーの間に垂直リブ板を
設けるようにするとよい。これによれば、1オクターブ
の範囲内に多くの垂直リブ板を配置することができ、フ
レームの強度をさらに大きくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は右端の黒鍵及び同鍵に関係し
た各部品を取り外した状態を示す楽器用鍵盤装置の斜視
図であり、図2は白鍵部分の縦断側面図であり、図3は
黒鍵部分の縦断側面図である。この鍵盤装置は、フレー
ム10上に12音階を構成する複数の白鍵20及び黒鍵
30が横方向に並設されているとともに、各鍵20,3
0の下方にはフレーム10に組み付けた揺動レバー40
がそれぞれ設けられている。
【0016】フレーム10は、図1〜5に示すように、
鍵組み付け部11、上板12、底板13及び前板14を
垂直リブ板15により合成樹脂で一体成形して構成され
ている。鍵組み付け部11は横方向に延設されて、白鍵
20及び黒鍵30の前端を上下方向に揺動可能にそれら
の後端部を支持するものである。この鍵組み付け部11
は、図8,9に詳細に示すように、有底であって上方及
び前方を開放させた水平断面コ字状に形成された鍵2
0,30にそれぞれ対応した複数の枠体11aを横方向
に並設して構成されており、各枠体11aの一側部には
上端面を前方に向けて斜め下方向に切り欠いた切欠き1
1bがそれぞれ設けられるとともに、同一側部の内周面
上には前端面中央部から後方に向けて延設された溝11
cがそれぞれ形成されている。鍵組み付け部11の後面
上端部からは、ストッパ取り付け部16が後方に延設さ
れている。ストッパ取り付け部16は鍵組み付け部11
に沿って横方向に長く設けられており、その下面にはス
ポンジ、フェルトなどの弾性部材を積層した帯状の上限
ストッパ51が下方に向けて接着されている。
【0017】上板12は鍵組み付け部11の下部から白
鍵20の中央位置よりもやや前方位置まで延設されてい
る。この上板12には、枠体11aの近傍手前側にて方
形状の複数の貫通穴12aが形成されているとともに、
同貫通穴12aには前端を上板12と一体形成した弾性
片12bが後方に向かって突出している。これらの貫通
穴12a及び弾性片12bとしては幅狭のものと幅広の
ものと2種類が用意されており、幅狭のものは一つの枠
体11a(一つの鍵)に対応し、かつ幅広のものは隣合
う二つの枠体11a,11a(二つの鍵)に対応してい
る。また、上板12の手前側部分には、各枠体11aの
前方位置にて方形状の長い貫通穴12cが設けられてい
る。これらの貫通穴12cは、手前側にて幅広に後方側
にて幅狭に構成されている。これらの貫通穴12cの幅
狭側の中間部には、上板12の下面に一体形成した係合
バー12dが横方向に延設されている。貫通穴12cの
幅狭側の両側には、係合バー12dの若干前方位置にて
上板12の下面から下方へ突出した突起12eが同上板
12に一体形成されている。
【0018】上板12の上面には、貫通穴12cの前方
位置にて、横方向に延設された溝12fが形成されてお
り、同溝12fにはフェルトを積層した横長のストッパ
52が固着されている。なお、このストッパ52は黒鍵
30に対して押鍵時に付与される通常の力よりも過大な
押圧力が付与された場合に、同黒鍵30の下方への変位
を規制するものである。溝12fのさらに前方位置に
は、黒鍵30の対応位置にてピン12gが立設されてお
り、同ピン12gには黒鍵30用の鍵ガイド53が勘合
されるようになっている。
【0019】底板13は、白鍵20の前端部下方を前端
とするとともに長手方向を横方向にして後方に延設さ
れ、その後部13aは斜め上方に傾斜して延設されてい
る。この後部13aには各鍵20,30にそれぞれ対応
した貫通窓13bが横方向に並設されており、その下面
にはプリント基板54がネジ等により組み付けられてい
る。プリント基板54は横方向に長尺状に構成され、そ
の上面には複数の鍵20,30の押離鍵操作、鍵タッチ
などを検出するための検出部品としてのスイッチ54a
及びその他の回路部品が各鍵毎にそれぞれ配置されてい
る。なお、前記検出部品として、スイッチ54aに代え
て光センサなどを配置するようにしてもよい。この底板
13の後部13aの後端には、揺動レバー40を上下方
向に揺動可能に支持する回動支持部13cが一体的に設
けられている。回動支持部13cは横方向を軸線方向と
して円柱状に形成され、各揺動レバー40を支持する位
置には環状溝13dが形成されている。また、この回動
支持部13cの下端からは長手方向を横方向とする中間
板13eが垂直下方に延設されて、同中間板13eは回
動支持部13cを上下方向に堅固に支持している。
【0020】前板14は、底板13の前端から上方に延
設されるとともに、上端近傍位置にて水平かつ前方に曲
げた曲げ部14aを有する。曲げ部14aの上面には、
後端近傍位置にて上方に立設されたピン14bが設けら
れ、同ピン14bには白鍵20用の鍵ガイド55が勘合
されるようになっている。また、曲げ部14bの上面の
前端位置には、フェルトを積層した横長のストッパ56
が固着されている。このストッパ56は白鍵20に対し
て押鍵時に付与される通常の力よりも過大な押圧力が付
与された場合に、同白鍵20の下方への変位を規制する
ものである。
【0021】垂直リブ板15は横方向の適宜箇所(Bと
C音鍵、C#とD音鍵、EとF音鍵、F#とG音鍵及び
AとA#音鍵との各間)に設けられ、前後方向かつ垂直
方向に延設された平板状に形成されている。垂直リブ板
15は、その後部上端面にて鍵組み付け部11及び上板
12の下面に接続され、その前部下端面にて底板13の
上面(中間板13eの後側面)に接続され、その前端面
にて前板14の後側面に接続されている。この垂直リブ
板15においては、ストッパ取り付け部16位置と底板
13の中間板13e位置にて、上下に貫通する円筒部1
5a,15bが形成されており、同円筒部15aにはフ
レーム10を棚板(図示しない)に固定する際にネジが
貫通するようになっている。なお、この垂直リブ板15
の板厚は、型抜きのために下方に向かうにしたがって薄
くしてある。
【0022】さらに、垂直リブ板15の後端部下端には
前方に向けて曲がりかつ横方向に延設されたストッパ取
り付け部17が設けられている。ストッパ取り付け部1
7の下面には、ストッパ取り付け板18が上面にて接着
されるようになっている。ストッパ取り付け板18は長
手方向を横方向にして配置され、その上面にはフェル
ト、スポンジ等の長尺状の弾性部材を積層したストッパ
57が固着されている。そして、同ストッパ57の配設
空間を確保するために垂直リブ板15の前端部下面には
切欠き15cが形成されている。
【0023】白鍵20及び黒鍵30は、図1〜3,6,
7に示すように、下方を開放させて断面コ字状に合成樹
脂により一体成形され、各後端部21,31にて鍵組み
付け部11の各枠体11a内に前端を上下方向に揺動可
能に組み付けられるとともに、板ばね58により後方に
付勢されている。白鍵20及び黒鍵30の各後端部2
1,31は図8,9に詳細に示すように方形状に形成さ
れ、その一側面21a,31aの水平断面は円弧状にな
っている。後端部21,31の各他側面21b,31b
は後ろ半分を切り欠いて後端に向かうにしたがって幅狭
となる傾斜面を形成しており、各傾斜面の上下方向の中
央付近には外周面を球面状に形成した突起21c,31
cが形成されている。各後端部21,31の近傍手前側
の白鍵20及び黒鍵30の下面からは台形状の突出片2
1d,31dが突出していて、各突出片21d,31d
は、上板12の貫通穴12a内に進入するようになって
いる。
【0024】このように構成した白鍵20及び黒鍵30
は、板ばね58により後方に付勢された状態で、白鍵2
0及び黒鍵30の各後端部21,31を枠体11a内に
上方から押し込もうとすると、突起21c,31cは切
欠き11bの傾斜した上端面上を滑りながら斜め下方向
前方に向かって変位する。そして、各後端部21,31
をさらに下方に押すと、突起21c,31cの後端面
(平面)が枠体11aの一側部前端面上を下方に変位し
て溝11cの位置まで来ると、突起21c,31cが溝
11c内を後方に摺動しながら、各後端部21,31は
枠体12内に組み付けられる。
【0025】また、前記白鍵20及び黒鍵30の組み付
けにおいて、突起21c,31cが溝11c内に勘合さ
れる前の状態では突出片21d,31dは上板12に設
けた弾性片12bを下方に変形させ、突起21c,31
cが溝11c内に勘合された状態では弾性片12bの後
方の貫通穴12aを貫通する。これにより、突出片21
c,31cが貫通穴12aに貫通した状態では、白鍵2
0及び黒鍵30は弾性片12bにより前方に変位不能で
あるので、白鍵20及び黒鍵30のフレーム10からの
抜けが防止される。なお、白鍵20及び黒鍵30を取り
外す場合には、弾性片12bの後端を下方に押した状態
で、白鍵20及び黒鍵30を前方に引っ張りながら持ち
上げるようにすればよい。
【0026】また、前記のように白鍵20及び黒鍵30
のフレーム10に対する組み付け状態では、白鍵20及
び黒鍵30の各後端部21,31の円弧状の一側外周面
21a,31aは枠体11aの平坦な内側面に当接して
いるとともに、外周面を球面状に形成した突起21c,
31cは溝11c,11cに勘合され、また各後端部2
1,31の他側面21b,31bは枠体12の溝11
c,11cを設けた内側面とは離間されるとともに、各
後端部21,31の後端面も枠体12の後内側面とは離
間しているので、白鍵20及び黒鍵30は後端部21,
31を支点として円滑に上下方向に揺動する。
【0027】白鍵20の前端部22近傍の前部分下面に
は、同下面からほぼ垂直下方に延設した駆動部23が一
体的に形成されている。駆動部23は、図10,11に
詳細に示すように、後方を開放させて水平断面コ字状に
形成され、下端には後方に突出した薄肉の係合片24が
一体的に形成されている。この駆動部23の中心位置は
白鍵20の後部(幅狭部)の幅方向中心から各音階音毎
に適当量だけずらしてあり、ずらす方向に関して詳しく
後述する。なお、この駆動部23の幅方向中心は後端部
21の回動中心位置と一致している。係合片24の中央
部には方形状の貫通穴24aが形成されており、同穴2
4aには弾性部材25が固定されている。弾性部材25
は、半円柱状に形成されて半円弧状側面を上方及び下方
にそれぞれ向けて係合片24の厚さにほぼ等しい距離を
隔てて対向させてなる第1及び第2摺動部25a,25
bと、両摺動部25a,25bを連結する方形状の連結
部25cとにより一体的に形成され、第1及び第2摺動
部25a,25bの両軸線方向を横方向に向けて係合片
24に貫通穴24aを介して勘合されている。なお、弾
性部材25、少なくとも第1及び第2摺動部25a,2
5bの円弧状外周面は滑り易い合成樹脂等の材料を用い
るとともに滑り易く表面加工されている。
【0028】黒鍵30の前端部33の下面には、同下面
からほぼ垂直下方に延設するとともに前方に曲げて延設
したL字状の駆動部34が一体的に形成されている。駆
動部34は、前記白鍵20の場合と同様に、後方及び下
方を開放させて断面コ字状に形成され、その前端面の下
端には後方に突出した薄肉の係合片35が一体的に形成
されている。係合片35の中央部には前記弾性部材25
と同一構成の弾性部材36が係合片35に固定されてい
る。この駆動部34の中心位置は黒鍵20の幅方向の中
心位置に一致しており、この中心位置は後端部31の回
動中心位置とも一致している。
【0029】揺動レバー40は、図1〜3及び図12に
示すように、合成樹脂製のレバー基部41と金属製の錘
42とにより構成されている。レバー基部41は長尺状
かつ平板状に成形されて、長手方向を前後方向にかつ板
面を垂直に白鍵20及び及び黒鍵30の前部分下方に配
置されている。レバー基部41は下面中央部にて切り欠
いた鍵盤横方向を軸線とする円筒部41aを有し、同円
筒部41aは軸線方向に厚肉に成形されていて回動支持
部13cの外周上に回動可能に勘合されている。また、
円筒部41aの内周面上には小突起41a1が形成され
ており、回動支持部13cに対する円筒部41aの組み
付け状態にて、小突起41a1が同支持部13cの環状
溝13dに回動可能に勘合してレバー基部41の鍵盤横
方向への変位が規制される。
【0030】この揺動レバー40は板ばね58により前
方に付勢されている。板ばね58は、図13に詳細に示
すように、前部分にて二股に成形された一対の脚部58
a,58aを有し、同脚部58a,58aはレバー基部
41の薄肉部を挟んで前方に延設されて、前端にて揺動
レバー41の円筒部41aの外周上に当接するとともに
レバー基部41に適宜設けた厚肉部に係止されている。
板ばね58の中間位置には両側に突出した一対の突起片
58b,58bが形成されていて、同板ばね58の突起
片58b,58bより後方部分を上板12の貫通穴12
cを下方から上方に貫通させるようにしている。板ばね
58の後部幅は貫通穴12cの幅狭部の幅より若干小さ
く設定されており、この板ばね51の組み付けにあたっ
ては、前記のように後端をレバー基部41に係止させた
後、板ばね58の後部を突起部12eと係合バー12d
の間の位置にて貫通穴12cを貫通させて、突起片58
b,58bの後端を係合バー12dに当接させるととも
に、同突起片58b,58bの上面を突起部12eに当
接させる。これにより、板ばね58の突起片58b,5
8bより前方部分は下方に湾曲する。なお、この状態で
板ばね58の後端を白鍵20の後端部21(及び黒鍵3
0の後端部31)の内端面に当接させて、同ばね58を
S字状に変形させる。その結果、上述したように白鍵2
0及び黒鍵30は後方へ板ばね58により付勢される。
【0031】レバー基部41の前端部には、所定の隙間
を隔てて上下方向に二股に分けた一対の脚部41b,4
1cが形成され、上方に位置する脚部41bは下方に位
置する脚部41cより短く設定されている。両脚部41
b,41cの間には白鍵20及び黒鍵30の駆動部2
3,34の各下端に設けた係合片24,35が進入し、
各係合片24,35に組み付けた弾性部材24,36が
両脚部41b,41cに当接している。これにより、駆
動部23,34の各下端部は、両脚部41b,41cに
揺動レバー40の長手方向へ摺動可能かつ上下方向に相
互に力が伝達可能にそれぞれ係合される。
【0032】レバー基部41の下面には、円筒部41a
と脚部41cとの間にて、下方に突出したスイッチ駆動
部41dが形成されている。スイッチ駆動部41dは、
底板13の貫通窓13bを介してプリント基板54に設
けたスイッチ54a,54aに対向している。スイッチ
駆動部41dは前後に一対の脚を備えており、同一対の
脚は、各鍵20,30の押鍵時にスイッチ54a,54
aをプリント基板54に対してほぼ直角に押圧するよう
に設定されている。
【0033】錘42は棒状に成形され、その前部外周上
にレバー基部41をアウトサート成形することによりレ
バー基部41に一体的に組み付けられている。この錘4
2は白鍵20及び黒鍵30の押鍵操作に対する反力を付
与するもので、同錘42の後端部はストッパ51,57
により下方及び上方への変位が規制され、この錘42の
変位規制に連動して白鍵20及び黒鍵30の前端の押鍵
操作による上限位置及び下限位置も規制される。錘42
の後部は折り曲げて重ね合わされており、この折り曲げ
部分42bの長さをそれぞれ異ならせることにより錘4
2の重さを調節できるようになっている。この場合、隣
接する白鍵20と黒鍵30との間で、各鍵20,30の
押圧位置上方への回転モーメントがほぼ等しくなるよう
に設定される。また、白鍵20においても、黒鍵30に
おいても、低音鍵に対して重い錘42を用いて高音側に
向かうにしたがって錘42の重さを軽く設定し、前記回
転モーメントが低音側で大きく高音側に向かうにしたが
って小さくなるようになっている。
【0034】次に、白鍵20及び黒鍵30と、揺動レバ
ー40と、垂直リブ板15との配置関係を図面を用いて
説明すると、図14はこれらを手前側から見て模擬的に
示している。図示した各中心線Lx,Ly,Lz,Lb
は、揺動レバー40、白鍵20の後部(黒鍵30と隣合
う幅狭部)、白鍵20の前部(白鍵20と隣合う幅広
部)及び黒鍵30の各幅方向の中心をそれぞれ示してお
り、揺動レバー40の幅方向中心Lxは、白鍵20及び
黒鍵30の各駆動部23,34(係合片24,35)の
幅方向中心と一致している。白鍵20前部の幅(例えば
22.6mm)は黒鍵30の幅(例えば11.8mm)より
大きく、黒鍵30の幅は揺動レバー40の幅(例えば1
1.0mm)よりもわずかに大きい。ここで、揺動レバー
40の幅は、同レバー40が回動支持部13c上にて横
方向にぶれることなく安定に揺動するために、ある程度
大きく保つ必要がある。
【0035】本発明の実施形態においては、全ての黒鍵
30(C#,D#,F#,G#,A#音に対応する鍵)
に対応した揺動レバー40の幅方向中心は、各黒鍵30
の幅方向中心とそれぞれ一致している。
【0036】B,C音に関しては、揺動レバー40の各
幅方向中心Lxを白鍵20の後部幅方向中心Lyに対し
て前部幅方向中心Lz側にそれぞれずらして、B,C音
の揺動レバー40,40間の隙間を大きくし、それらの
間に垂直リブ板15を設けてある。このように揺動レバ
ー40の幅方向中心Lxが白鍵20の前部幅方向中心L
zに近づいたことにより、垂直リブ板15を設け易くな
るとともに、白鍵20の押鍵操作は白鍵20の前部幅方
向中心Lz近傍位置にて行われるので、この押鍵操作に
よる白鍵20の横方向の捻れを小さく抑えることができ
る。また、これと同様の理由により、E,F音の揺動レ
バー40,40の幅方向中心LxもE,F音の白鍵2
0,20の後部幅方向中心Lyに対して前部幅方向中心
Lz側にそれぞれずらして、E,F音の揺動レバー4
0,40の隙間を大きくし、それらの間に垂直リブ板1
5が設けてある。
【0037】また、D音に関しては、揺動レバー40の
幅方向中心Lxを白鍵20の後部幅方向中心Lyに対し
てD#音側にずらして、C#,D音の揺動レバー40,
40間の隙間を大きくし、それらの間に垂直リブ板15
を設けている。なお、これに代えて、D音の揺動レバー
40の幅方向中心Lxを白鍵20の後部幅方向中心Ly
に対してC#音側にずらして、D,D#音の揺動レバー
40,40間の隙間を大きくし、それらの間に垂直リブ
板15を設けるようにしてもよい。
【0038】また、G音に関しては、揺動レバー40の
幅方向中心Lxを白鍵20の後部幅方向中心Lyに対し
てG#音側にずらして、F#,G音の揺動レバー40,
40間の隙間を大きくし、それらの間に垂直リブ板15
を設けている。なお、これに代えて、G音の揺動レバー
40の幅方向中心Lxを白鍵20の後部幅方向中心Ly
に対してF#音側にずらして、G,G#音の揺動レバー
40,40間の隙間を大きくし、それらの間に垂直リブ
板15を設けるようにしてもよい。
【0039】また、A音に関しては、揺動レバー40の
幅方向中心Lxを白鍵20の後部幅方向中心Lyに対し
てG#音側にずらして、A,A#音の揺動レバー40,
40間の隙間を大きくし、それらの間に垂直リブ板15
を設けている。なお、これに代えて、A音の揺動レバー
40の幅方向中心Lxを白鍵20の後部幅方向中心Ly
に対してA#音側にずらして、G#,A音の揺動レバー
40,40間の隙間を大きくし、それらの間に垂直リブ
板15を設けるようにしてもよい。なお、これらのT字
型を有するG,A,D音の白鍵20(L字型を有する
B,C,E,F音の白鍵20を除く)に関しては、後部
幅方向中心Lxは前部幅方向中心Lyとほぼ一致し、か
つ前記揺動レバー40の幅方向中心Lxのずらし量も少
ないので、前記押鍵操作による白鍵20の横方向の捻れ
を小さく抑えることができる。
【0040】次に、上記のように構成した鍵盤装置の動
作を説明する。白鍵20及び黒鍵30のいずれをも押鍵
操作しない状態では、揺動レバー40の錘42の後端部
はその自重によりストッパ57に当接しており、揺動レ
バー40、白鍵20及び黒鍵30は図2,3の実線に示
した状態にある。この状態で、白鍵20又は黒鍵30を
各前端部22,33近傍位置にて押圧すると、白鍵20
又は黒鍵30は揺動レバー40の錘42の自重に対抗し
て後端部21,31を支点に図2,3にて反時計回りに
揺動し始める。そして、白鍵20又は黒鍵30が所定の
深さまで押鍵されると、錘42の後端部が図2,3にて
2点鎖線で示すようにストッパ51に当接して白鍵20
又は黒鍵30の前端部22,33の下方への変位が規制
される。この状態では、プリント基板54上に設けたス
イッチ54aが揺動レバー40のスイッチ駆動部41d
により押圧され、同スイッチ54aの作動により白鍵2
0及び黒鍵30の押鍵操作が検出される。そして、白鍵
20又は黒鍵30を離鍵すれば、錘42の後端がストッ
パ57に当接するまで、錘42の自重により揺動レバー
40は回動支持部15を支点に図2,3にて時計方向に
揺動して原点位置に復帰する。
【0041】この押鍵動作においては、押鍵開始前に白
鍵20及び黒鍵30の各前端部22,33は揺動レバー
40の自重により常時上方に付勢されており、押鍵時に
は、押鍵に対する反力が揺動レバー40の慣性モーメン
トにより与えられるので、演奏者は自然楽器であるピア
ノと同種の良好な鍵タッチ感を得ることができる。
【0042】また、白鍵20及び黒鍵30の上に子供が
乗ったり、重い物を置いたりした場合などのように、非
常に大きな下方への力が白鍵20及び黒鍵30に加わっ
た場合には、白鍵20及び黒鍵30の下面がストッパ5
6,52に当接する。これにより、白鍵20及び黒鍵3
0の上下方向の過度の変形が防止され、白鍵20及び黒
鍵30の破壊が防止される。
【0043】上記のように構成した実施形態において
は、底板13の後部13aの下面に横方向に長いプリン
ト基板54を設けるようにしたので、垂直リブ板15の
垂直方向の幅を、フレーム10の後端に位置する円筒部
15aから揺動レバー40の支持位置である中間板13
e及び円筒部15bまでに渡って広くすることができ
る。したがって、この垂直リブ板15により上板12の
前後方向に沿った上下方向の強度が充分に確保され、フ
レーム10を樹脂で一体成形しても、大きな力により鍵
が押されてもフレーム10が上下方向に変形することが
なくなる。また、中間板13eを設けたことにより、揺
動レバー40の支持位置である底板13の後端部が上下
方向に堅固に支持されるので、フレーム10の強度がよ
り高くなる。さらに、円筒部15a,15bによっても
フレーム10の強度が高められる。
【0044】また、上記実施形態においては、前板14
の上面にストッパ56を設けて、白鍵20の前端部下方
への変位を規制するようにしたので、大きな力によって
鍵が押されても、前記フレーム10の前後方向に沿った
上下方向の強度が大きいことにも起因して、白鍵鍵20
自体の長手方向に沿った上下方向の変形もなくすことが
できる。さらに、底板13の後部13aを斜め上方に延
設して、同後部13aの下面にプリント基板54を組み
付けたので、プリント基板54及びその付属品が複数の
鍵の下方に収容され、鍵盤装置をコンパクトにすること
ができる。
【0045】また、揺動レバー40の幅方向中心Lxを
白鍵20の後部幅方向中心Lyからずらして、揺動レバ
ー40間の隙間を大きくして、垂直リブ板15を1オク
ターブに複数設けるようにしたので、フレーム10の前
後方向に沿った上下方向の強度を大きくとることがで
き、フレーム10を樹脂で一体成形しても、白鍵20及
び黒鍵30の長手方向に沿ったフレーム10の強度が充
分に確保され、演奏に支障を来すことなくかつ容易に破
壊される鍵盤装置を構成できる。
【0046】なお、上記実施の形態においては、黒鍵2
0に関して揺動レバー40の幅方向中心Lxと黒鍵20
の幅方向中心Lbに一致させるようにしたが、寸法の関
係上、同レバー40の幅方向中心Lxを黒鍵20の幅方
向中心Lbからずらすことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部の鍵及び同鍵に関する部品を外した状態
にある鍵盤装置の斜視図である。
【図2】 白鍵部分の縦断側面図である。
【図3】 黒鍵部分の縦断側面図である。
【図4】 フレームの縦断側面図である。
【図5】 フレームの平面図である。
【図6】 (A)は白鍵の平面図であり、(B)は白鍵の側
面図であり、(C)は白鍵の下面図である。
【図7】 (A)は白鍵の平面図であり、(B)は白鍵の側
面図である。
【図8】 鍵後端部のフレームへの組付け前の状態を示
す拡大斜視図である。
【図9】 鍵後端部のフレームへの組付状態を示す拡大
平面図である。
【図10】 弾性部材を組み付ける前の状態を示す鍵駆
動部の拡大分解斜視図である。
【図11】 弾性部材を組み付けた状態を示す鍵駆動部
の拡大縦断側面図である。
【図12】 (A)は揺動レバーの平面図であり、(B)は
揺動レバーの側面図である。
【図13】 板ばねの平面図である。
【図14】 鍵と、揺動レバーと、垂直リブ板の配置図
である。
【符号の説明】
10…フレーム、11…鍵組み付け部、12…上板、1
3…底板、13c…回動支持部、13e…中間板、14
…前板、15…垂直リブ板、20…白鍵、23…駆動
部、24…係合片、30…黒鍵、34…駆動部、35…
係合片、40…揺動レバー、41…レバー基部、41a
…円筒部、41b,41c…脚部、41d…スイッチ駆
動部、42…錘、51,52,56,57…ストッパ、
54…プリント基板、58…板ばね。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向に延設されたフレームと、長手方向
    を前後方向にするとともに前端部を上下方向に揺動可能
    に前記フレームに組み付けられて同フレーム上に横方向
    に並設された複数の鍵と、前記複数の鍵にそれぞれ対応
    して各鍵の鍵操作を検出するための複数の検出部品を長
    手方向に沿って配置させてなり同長手方向を横方向にし
    て前記フレームに組み付けられたプリント基板とを備え
    た楽器用鍵盤装置において、 前記フレームを、 横方向に延設されて前記複数の鍵を組み付けるための組
    み付け部と、 前記複数の鍵の下方近傍にて前記組み付け部から水平か
    つ前方に延設された上板と、 長手方向を横方向にして前記複数の鍵の前端部下方位置
    から後方に延設され、前記プリント基板を組み付けてな
    る底板と、 横方向の適宜箇所にて前後方向に延設されて後部上端面
    にて前記上板の下面に接続されるとともに前部下端面に
    て前記底板の上面に接続された垂直リブ板とを樹脂で一
    体成形して構成したことを特徴とする楽器用鍵盤装置。
  2. 【請求項2】前記底板の前端から上方に延設された前板
    と、 前記前板の上面に設けられて前記複数の鍵の下方への変
    位を規制するためのストッパとを設けたことを特徴とす
    る前記請求項1に記載の楽器用鍵盤装置。
  3. 【請求項3】前記底板の後部を斜め上方に延設して、同
    延設した後部にプリント基板を組み付けたことを特徴と
    する前記請求項1に記載の楽器用鍵盤装置。
  4. 【請求項4】前記底板の斜め上方に延設した後部の後端
    部上に上下方向に揺動可能に支持されるとともに前後方
    向を長手方向とし、前記複数の鍵にそれぞれ係合して押
    鍵に対する反力をそれぞれ付与する複数の揺動レバーを
    有し、 前記複数の揺動レバーの前部分下端面に前記複数の鍵の
    押鍵時に前記プリント基板に配置された複数の検出部品
    を作動させるための駆動部をそれぞれ設けたことを特徴
    とする前記請求項3に記載の楽器用鍵盤装置。
  5. 【請求項5】前記底板の斜め上方に延設した後部の後端
    部上に上下方向に揺動可能に支持されるとともに前後方
    向を長手方向とし、前記複数の鍵にそれぞれ係合して押
    鍵に対する反力をそれぞれ付与する複数の揺動レバーを
    有し、 かつ前記フレームの一部として、長手方向を横方向にし
    て前記底板の斜め上方に延設した後部の後端部から下方
    に延設された中間板を設けたことを特徴とする前記請求
    項3に記載の楽器用鍵盤装置。
  6. 【請求項6】横方向に延設されたフレームと、長手方向
    を前後方向にするとともに前端部を上下方向に揺動可能
    に前記フレームに組み付けられて同フレーム上に横方向
    に並設された複数の鍵と、前記複数の鍵の下方にそれぞ
    れ位置するとともに前記フレームに上下方向に揺動可能
    に支持されてなり同複数の鍵と係合して押鍵に対する反
    力をそれぞれ付与する複数の揺動レバーとを備えた楽器
    用鍵盤装置において、 前記フレームを、 横方向に延設されて前記複数の鍵を組み付けるための組
    み付け部と、 前記複数の鍵の下方近傍にて前記組み付け部から水平か
    つ前方に延設された上板と、 長手方向を横方向にして前記複数の鍵の前端部下方位置
    から後方に延設され、前記複数の揺動レバーを支持する
    底板と、 前後方向に延設されて後部上端面にて前記上板の下面に
    接続されるとともに前部下端面にて前記底板の上面に接
    続された垂直リブ板とを樹脂で一体成形して構成してな
    り、 前記複数の鍵のうちの所定の鍵の後部幅方向中心位置に
    対して同所定の鍵に対応する揺動レバーの幅方向中心位
    置をずらすることにより、隣合う揺動レバー間の隙間を
    広げて同隙間に前記垂直リブ板を設けたことを特徴とす
    る楽器用鍵盤装置。
  7. 【請求項7】横方向に延設されたフレームと、長手方向
    を前後方向にするとともに前端部を上下方向に揺動可能
    に前記フレームに組み付けられて同フレーム上に横方向
    に並設された12音階を構成する白鍵及び黒鍵からなる
    複数の鍵と、前記複数の鍵の下方にそれぞれ位置すると
    ともに前記フレームに上下方向に揺動可能に支持されて
    なり同複数の鍵と係合して押鍵に対する反力をそれぞれ
    付与する複数の揺動レバーとを備えた楽器用鍵盤装置に
    おいて、 前記フレームを、 横方向に延設されて前記複数の鍵を組み付けるための組
    み付け部と、 前記複数の鍵の下方近傍にて前記組み付け部から水平か
    つ前方に延設された上板と、 長手方向を横方向にして前記複数の鍵の前端部下方位置
    から後方に延設され、前記複数の揺動レバーを支持する
    底板と、 前後方向に延設されて後部上端面にて前記上板の下面に
    接続されるとともに前部下端面にて前記底板の上面に接
    続された垂直リブ板とを樹脂で一体成形して構成してな
    り、 前記複数の鍵のうちの所定の白鍵の後部幅方向中心位置
    に対して同所定の白鍵に対応する揺動レバーの幅方向中
    心位置をずらすることにより、隣合う揺動レバー間の隙
    間を広げて同隙間に前記垂直リブ板を設けたことを特徴
    とする楽器用鍵盤装置。
  8. 【請求項8】前記白鍵の後部幅方向中心位置に対して揺
    動レバーの幅方向中心位置をずらす鍵として少なくとも
    B音、C音、E音及びF音に対応する鍵を選定し、少な
    くともB音とC音に対応する各鍵にそれぞれ係合する各
    揺動レバーの間、及びE音とF音に対応する各鍵にそれ
    ぞれ係合する各揺動レバーの間に前記垂直リブ板をそれ
    ぞれ設けるようにしたことを特徴とする前記請求項7に
    記載の楽器用鍵盤。
  9. 【請求項9】前記白鍵の後部幅方向中心位置に対して揺
    動レバーの幅方向中心位置をずらす鍵として、さらにD
    音に対応する鍵を選定し、D音とC#音に対応する各鍵
    にそれぞれ係合する各揺動レバーの間、又はD音とD#
    音に対応する各鍵にそれぞれ係合する各揺動レバーの間
    に前記垂直リブ板を設けるようにしたことを特徴とする
    前記請求項8に記載の楽器用鍵盤。
  10. 【請求項10】前記白鍵の後部幅方向中心位置に対して
    揺動レバーの幅方向中心位置をずらす鍵として、さらに
    A音に対応する鍵を選定し、A音とA#音に対応する各
    鍵にそれぞれ係合する各揺動レバーの間、又はA音とG
    #音に対応する各鍵にそれぞれ係合する各揺動レバーの
    間に前記垂直リブ板を設けるようにしたことを特徴とす
    る前記請求項8に記載の楽器用鍵盤。
  11. 【請求項11】前記白鍵の後部幅方向中心位置に対して
    揺動レバーの幅方向中心位置をずらす鍵として、さらに
    G音に対応する鍵を選定し、G音とF#音に対応する各
    鍵にそれぞれ係合する各揺動レバーの間、又はG音とG
    #音に対応する各鍵にそれぞれ係合する各揺動レバーの
    間に前記垂直リブ板を設けるようにしたことを特徴とす
    る前記請求項8に記載の楽器用鍵盤。
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