JP2006330386A - パターン転写装置、転写方法及び基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は基板にマスクのパターンを繰り返して転写する場合に、高いスループットを得ることができるパターン転写装置を提供することにある。
【解決手段】基板が載置されX、Y駆動源15,16によって駆動されるテーブル14と、光源2から出射された照明光をマスク7に入射させる第1のスキャニングミラー4と、第1のスキャニングミラーを回転させて照明光をマスクに走査させる第1のガルバノメータ5と、マスクから出射した照明光が入射する第2のスキャニングミラー11と、第2のスキャニングミラーを回転させてマスクから出射した照明光を基板に照射させる第2のガルバノメータ12と、X、Y駆動源を制御してテーブルを所定方向に一定速度で駆動するとともに、第1、第2のガルバノメータを制御して第1のスキャニングミラーと第2のスキャニングミラーとを、マスクのパターンが基板の所定方向に沿って一定間隔で転写されるよう、テーブルの動きに同期させて回転する制御装置とを具備する。
【選択図】 図1

Description

この発明は基板に回路パターンなどのパターンを転写するためのパターン転写装置、転写方法及びパターンが転写される基板に関する。
CPUやDRAMなどの集積回路をはじめとする半導体デバイスや液晶デバイスを製造する場合、マスクに形成されたパターンを、投影光学系を介してレジストが塗布された半導体ウエハ又はガラス基板などの基板に転写する転写装置としての投影露光装置が広く使用されている。
投影露光装置としてはステップ・アンド・リピート方式、いわゆるステッパと呼ばれる装置が主流であり、また最近ではデバイスの高集積化、微細化からの要求や液晶デバイスに代表されるディスプレイの大型化に伴い、大面積で高精度の露光が可能なステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置が使用されることが多くなってきている。
特許文献1にはそのような走査型露光装置が示されている。
特開平7−33516号公報
上述したように、近年、液晶デバイスに代表されるフラットパネルディスプレイでは急速な大型化が進んでいる。従来の代表的なパターン転写装置であるステッパは、各ステップで露光できる面積が限られている。そのため、ステップ・アンド・リピートを繰り返す必要があり、その結果、大型のフラットディスプレイパネルでは高いスループットを得ることができないという欠点がある。
一方、走査型露光装置は、マスク上を線状に成形した照明光でスキャンするため、光源サイズを大きくすることが可能となり、大型のマスクを適用することによりスループットを高めることが可能となる。しかしながら、大型で高精度のマスクは、非常に高価で、製作にもかなりの時間を要するということがある。とくに、少量多品種生産の場合、大型で高精度のマスクを使用すると、コストが大幅に上昇するという欠点がある。
そこで、コストの大幅な上昇を避けるために、大型のマスクを使用せずにマスクサイズを小さくし、ステップ数を多くしても、大型の基板を載せたテーブルの駆動と停止を多数回繰り返し動作させてパターンを転写する、ステップ・アンド・リピートを繰り返す必要が生じる。
しかしながら、基板が大型であればテーブルも大型化する。そのため、ステップ・アンド・リピートを繰り返すと、ステージの加速や減速に時間が掛かるため、高いスループットを得ることができないということがあったり、加減速によってテーブルに大きな力が頻繁に加わるため、テーブルの寿命が短くなるなどのことがある。
この発明はマスクサイズを小さくしも、テーブルの駆動と停止を繰り返さずに、マスクのパターンを基板に高スループットで転写することができるようにしたパターン転写装置、転写方法及びパターンが転写される基板を提供することにある。
この発明は、マスクに形成されたパターンを基板に転写するパターン転写装置であって、
上記基板が載置され第1の駆動手段によって駆動されるテーブルと、
転写用の照明光を出射する光源と、
上記光源から出射された照明光を上記マスクに入射させる第1のスキャニングミラーと、
この第1のスキャニングミラーを回転させて上記照明光を上記マスクに走査させる第2の駆動手段と、
上記マスクから出射した照明光が入射する第2のスキャニングミラーと、
この第2のスキャニングミラーを回転させて上記マスクから出射した照明光を上記基板に照射させる第3の駆動手段と、
上記第1の駆動手段を制御して上記テーブルを所定方向に一定速度で駆動するとともに、上記第2、第3の駆動手段を制御して上記第1のスキャニングミラーと上記第2のスキャニングミラーとを、上記マスクのパターンが上記基板の上記所定方向に沿って一定間隔で転写されるよう、上記テーブルの動きに同期させて回転する制御手段と
を具備したことを特徴とするパターン転写装置にある。
上記制御手段は、上記テーブルを上記所定方向に対して往復動させるとともに、往動時に上記マスクのパターンを上記基板に上記一定間隔で転写させ、復動時には往動時に一定間隔で転写されたパターン間に上記マスクのパターンが転写されるよう上記テーブルの動きに上記第1、第2のスキャニングミラーの回転を同期させることが好ましい。
上記制御手段は、上記第2のスキャニングミラーを回転させて上記マスクのパターンを上記基板に転写させたならば、この第2のスキャニングミラーを元の回転位置に戻すとともに、その間に上記テーブルを上記基板に転写される上記マスクのパターンの1ピッチ分だけ駆動することが好ましい。
この発明は、マスクに形成されたパターンを基板に転写するパターン転写方法であって、
上記基板を所定方向に一定速度で駆動する工程と、
上記マスクに照明光を走査する工程と、
上記マスクを透過した照明光を上記基板に走査して上記マスクのパターンを上記基板に転写する工程と、
上記パターンを上記基板に転写するときに、上記基板の駆動速度に上記マスクに対する照明光の走査速度と上記基板に対する上記パターンの転写速度を同期させ、上記基板に上記パターンを一定間隔で転写する工程と
を具備したことを特徴とするパターンの転写方法にある。
上記基板を往復動させ、往動時には上記マスクのパターンを上記基板に一定間隔で転写し、復動時には往動時に転写されたパターン間に上記マスクのパターンを転写することが好ましい。
この発明によれば、一定速度で駆動されるテーブルの動きに、第1のスキャニングミラーと第2のスキャニングミラーとを同期させて回転するため、上記テーブルの駆動と停止を繰り返すことなく、マスクのパターンを繰り返して基板に転写することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はフラットディスプレイパネルに用いられるガラス製の基板Wにパターンを転写するパターン転写装置の転写光学系1を示す。この転写光学系1は転写用の照明光としてのレーザ光Lを出力する光源2を有する。光源2としてはYAGレーザなどの固体レーザ装置、半導体レーザ装置、炭酸ガスレーザなどのガスレーザ装置が用いられる。
上記光源2から出力されたレーザ光Lはビーム整形光学系3に入射する。このビーム成形光学系3は上記光源2から円形若しくは矩形状で出力されたレーザ光Lの断面形状を、所定方向に沿って細長い直線状の断面形状に整形して出力するようになっている。
上記ビーム整形光学系3から出射する断面形状が直線状のレーザ光Lは第1のスキャニングミラー4に入射する。この第1のスキャニングミラー4は第2の駆動手段としての第1のガルバノメータ5によって図1に矢印で示すように回転駆動されるようになっていて、上記レーザ光Lは直線方向が第1のスキャニングミラー4の回転軸線と平行になるよう、上記ビーム整形光学系3から出射する。
上記第1のスキャニングミラー4で反射したレーザ光Lは第1のレンズ6を通ってマスク7に入射する。つまり、レーザ光Lは直線方向をマスク7の幅方向に沿わせてこのマスク7に入射し、上記第1のスキャニングミラー4が回転することでマスク7を上下方向に走査する。
上記マスク7のパターンPを透過したレーザ光Lは第2のレンズ8を通って第2のスキャニングミラー11に入射する。上記第1のレンズ6と第2のレンズ8とでfθレンズを構成している。
上記第2のスキャニングミラー11は第3の駆動手段としての第2のガルバのメータ12によって図1に矢印で示す方向に回転駆動されるようになっている。上記第2のガルバノメータ12と上記第1のガルバノメータ5は回転軸線を平行にして配置されている。それによって、直線方向を第1のスキャニングミラー4の回転軸線と平行したレーザ光Lは、第2のスキャニングミラー11の回転軸線に対しても直線方向を平行にして入射するようになっている。
上記第2のスキャニングミラー11から出射したレーザ光Lは投影レンズ13に入射し、所定の大きさに整形されて基板Wを照射する。この基板Wの上面にはレジスト(図示せず)が塗布されている。したがって、第1のスキャニングミラー4を回転させてレーザ光Lをマスク7の上下方向に沿って走査させるとともに、第2のスキャニングミラー11を回転させれば、上記マスク7のパターンPを基板W、つまりレジスト膜に転写することができる。
上記基板Wはテーブル14の上面に着脱可能に載置固定されている。このテーブル14は、詳細は図示しないが、第1の駆動手段となる、X駆動源15とY駆動源16とによって水平面上をXY方向に駆動可能となっている。
図2に示すように、上記第1のガルバノメータ5、第2のガルバノメータ12、X駆動源15及びY駆動源16は制御装置17によって駆動が制御される。つまり、X駆動源15とY駆動源16とによるテーブル14の駆動に同期して上記第1のガルバノメータ5と第2のガルバノメータ12が回転駆動される。それによって、上記マスク7のパターンPを上記基板Wの上面に後述するように繰り返して転写することができる。
つぎに、上記構成のパターン転写装置によって基板WにパターンPを転写する手順について図3(a)〜(c)及び図4(a)〜(c)を参照して説明する。
まず、テーブル14をX、Y方向に駆動して基板Wを所定の位置に位置決めしたならば、光源2からレーザ光Lを出射する。それと同時に、テーブル14を図1に矢印で示す−X方向に一定の速度Vで駆動する。
テーブル14を−X方向に駆動すると、制御装置17はテーブル14の駆動に同期させて第1のスキャニングミラー4と第2のスキャニングミラー11とを同方向に回転駆動する。このとき、第1、第2のスキャニングミラー4,11の回転速度はテーブル14の駆動速度Vと同じに設定される。
それによって、光源2から出射されてビーム整形光学系3で直線状に整形されたレーザ光Lは、マスク7の幅方向と直交する長手方向下端から上端に向かって走査する。マスク7を透過したレーザ光L、つまりマスク7のパターンPは回転する第2のスキャニングミラー11によって基板Wに転写される。
第2のスキャニングミラー11の回転速度は、テーブル14の移動速度Vと同じ速度に設定されている。そのため、第2のスキャニングミラー11から出射するレーザ光Lは第1のスキャニングミラー4の回転だけによって基板W上を走査することになる。
つまり、マスク7のパターンPは、第1のスキャニングミラー4によってレーザ光Lがマスク7のパターンPを走査されることで基板Wに転写される。基板Wに最初に転写されたパターンを図3(a)にP1で示す。
図4(a)は第1スキャニングミラー4の振れ角θと時間との関係を示し、図4(b)は第2スキャニングミラー11の振れ角θと時間との関係を示している。各スキャニングミラー4,11は振れ角が0〜θの間で回転駆動される。それに対して各スキャニングミラー4,11によるレーザ光Lのスキャンは太線で示すように最小振れ角0よりもわずかに大きな時点から開始され、最大振れ角θよりもわずかに小さい角度で終了するよう設定されている。
つまり、スキャニングミラー4,11の回転開始時と回転終了時は回転速度が予め設定された回転速度に比べて遅くなる。したがって、各スキャニングミラー4,11の回転速度が等速度になる範囲でレーザ光Lのスキャンが行なわれるようになっている。
基板WにパターンP1の転写を開始する時間はt1であり、終了する時間はt2である。時間t2でパターンP1の転写が終了すると、図4(b)に破線で示すように時間t2から時間t3の間に第2のスキャニングミラー11は回転角度がθから0に戻される。
その間、つまり時間t2からt3の間、第1のスキャニングミラー4は回転が停止され、光源2からのレーザ光Lはたとえばレーザ光Lの光路に図示しない遮蔽板を挿入するなどして遮断される。しかしながら、テーブル14は速度Vで−X方向に一定の速度で駆動され続ける。それによって、時間t2から時間t3の間は基板WにパターンPが転写されることなくテーブル14が−X方向に駆動されることになる。
第2のスキャニングミラー4の角度が元に戻されると、この第2のスキャニングミラー4は振れ角θとなる方向に回転される。その回転の最初と最後を除く等速回転の範囲、つまり時間t3から時間t4の間にレーザ光Lの遮断が解除される。それと同時に、第1のスキャニングミラー4が振れ角θから振れ角0まで回転される。
それによって、基板WにはパターンP1から+X方向に所定の距離を隔ててマスク7のパターンPが転写される。2番目に転写されたパターンをP2とし、このパターンP2の転写が終了する時間をt4とする。
パターンP1とP2との間隔は、パターンP1を基板Wに転写するにために必要とする時間(t2−t1)と、第2のスキャニングミラー11の角度をθから0に戻して次のパターンP2の転写が開始されるまでの時間(t3−t2)とが等しくなるよう設定される。
それによって、上記間隔はパターンP1を転写するに要した基板Wの−X方向に沿う距離と等しい間隔となる。つまり、上記間隔はパターンP1、P2のX方向に沿う長さ寸法と同じになる。したがって、基板Wには、−X方向に沿う寸法がパターンP1、P2の大きさに等しい間隔の第1の非転写領域N1を挟んでパターンP1とパターンP2が転写されることになる。
基板WにパターンP2を転写したならば、レーザ光Lを遮断するとともに、第2のスキャニングミラー11を振れ角0まで戻してから回転させ、この第2のスキャニングミラー11の回転速度が等速度となる、時間t5でレーザ光Lの遮断を解除する。
時間t5で、上記第1のスキャニングミラー4は第2のスキャニングミラー11と同期して回転する。それによって、時間t5からt6の間に基板Wには図3(a)に示すようにパターンP3が転写される。この場合も、パターンP3はパターンP2との間にパターンP2、p3のX方向に沿う寸法と等しい間隔の第2の非転写領域N2を挟んで転写される。
パターンP3が転写されると、テーブル14は逆方向である、+X方向に一定速度で駆動される。つまり、基板Wは−X方向(往動方向)から+X方向(復動方向)に駆動される。そして、基板Wの第2の非転写領域N2が投影レンズ13の下方に到達して第2のスキャニングミラー11の回転が等速回転速度になるとレーザ光Lの遮断が解除される。
それとともに、第1のスキャニングミラー4と同期して回転駆動される第2のスキャニングミラー11によってレーザ光Lがマスク7を走査するから、このマスク7のパターンPが、図3(b)に示すように基板Wの第2の非転写領域N2に転写されることになる。このパターンをP4とする。
基板WにパターンP4が転写されると、レーザ光Lが遮断されて第2のスキャニングミラー11が元の回転角度に戻される。そして、基板Wの第1の非転写領域N1が投影レンズ13の下方に到達すると、レーザ光Lの遮断が解除されてマスク7のパターンPが上記第1の非転写領域N1に転写されることになる。このパターンをP5とする。つまり、基板WにはX方向に沿って5つのパターンP1〜P5を転写することができる。
パターンPをX方向の1列に転写したならば、基板Wを図1に矢印で示す−Y方向に、パターンPの幅方向の1ピッチ分だけ駆動する。そして、基板をX方向に1往復させることで、往動時には図3(c)に示すように、Y方向に2列目のパターンP1、P2、P3を転写することができ、復動時には2つの往動時にパターンPが転写されなかった2つの非転写領域N2、N1にパターンP4、P5を順次転写することができる。以下、同様にしてY方向に複数列のパターンPを転写することができる。
このように、この実施の形態では基板WをX方向に1往復させることで、この基板WのX方向に5つのパターンP1〜P5を転写させることができる。つまり、従来のステッパではX方向に5つのパターンを並べて転写するためにはテーブル14の駆動と停止を5回繰り返さなければならなかった。
しかしながら、この実施の形態ではテーブル14の駆動に、第1のスキャニングミラー4と第2のスキャニングミラー11との回転を同期させて制御するようにした。そのため、基板Wを1往復させることで、この基板Wの所定方向である、X方向に5つのパターンP1〜P5を転写することができる。つまり、テーブル14は往復駆動の折り返し点だけで駆動を停止しから駆動方向を変えるだけである。
そのため、基板Wのサイズに比べて小さなマスク7を用いても、従来のように転写されるパターンPの数に応じてテーブル14の駆動と停止を繰り返すということをせずに、複数のパターンPを基板Wに転写することができるから、転写能率の向上やテーブル14の早期損傷を防止することができるなどのことがある。
上記一実施の形態では第1のスキャニングミラーは角度0から振れ角θに回転させた後、元の角度に戻すことなく、つぎのスキャンを行なうようにしている。つまり、マスクに形成されたパターンPが上下対称の形状である場合、第1のスキャニングミラーはつぎのスキャンを行なう際に元の角度に戻す必要はない。
しかしながら、パターンの形状が上下対称でない場合にはつぎのスキャンを行なう際に第1のスキャニングミラーの角度を第1のスキャニングミラーと同様、元の角度に戻さなければならない。
また、マスクのパターンを基板に塗布されたレジスト膜に転写する例を挙げたが、パターンの転写はレジスト膜だけに限られず、基板に樹脂膜が塗布されている場合、この樹脂膜をレーザ光で基板に熱転写するような場合であっても、この発明を適用することができる。
この発明の一実施の形態の転写装置の転写光学系を示す概略的構成図。 制御装置及び制御装置によって駆動される駆動源を示すブロック図。 (a)〜(c)は基板にパターンを転写する手順を示した説明図。 (a)は第1のスキャニングミラーの振れ角と時間の関係を示す図、(b)は第2のスキャニングミラーの振れ角と時間の関係を示す図。
符号の説明
1…転写光学系、2…光源、3…ビーム整形光学系、4…第1のスキャニングミラー、5…第1のガルバノメータ(第2の駆動源)、11…第2のスキャニングミラー、12…第2のガルバノメータ(第3の駆動源)、14…テーブル、15…X駆動源(第1の駆動源)、16…Y駆動源(第1の駆動源)、17…制御装置。

Claims (7)

  1. マスクに形成されたパターンを基板に転写するパターン転写装置であって、
    上記基板が載置され第1の駆動手段によって駆動されるテーブルと、
    転写用の照明光を出射する光源と、
    上記光源から出射された照明光を上記マスクに入射させる第1のスキャニングミラーと、
    この第1のスキャニングミラーを回転させて上記照明光を上記マスクに走査させる第2の駆動手段と、
    上記マスクから出射した照明光が入射する第2のスキャニングミラーと、
    この第2のスキャニングミラーを回転させて上記マスクから出射した照明光を上記基板に照射させる第3の駆動手段と、
    上記第1の駆動手段を制御して上記テーブルを所定方向に一定速度で駆動するとともに、上記第2、第3の駆動手段を制御して上記第1のスキャニングミラーと上記第2のスキャニングミラーとを、上記マスクのパターンが上記基板の上記所定方向に沿って一定間隔で転写されるよう、上記テーブルの動きに同期させて回転する制御手段と
    を具備したことを特徴とするパターン転写装置。
  2. 上記制御手段は、上記テーブルを上記所定方向に対して往復動させるとともに、往動時に上記マスクのパターンを上記基板に上記一定間隔で転写させ、復動時には往動時に一定間隔で転写されたパターン間に上記マスクのパターンが転写されるよう上記テーブルの動きに上記第1、第2のスキャニングミラーの回転を同期させることを特徴とする請求項1記載のパターンの転写装置。
  3. 上記制御手段は、上記第2のスキャニングミラーを回転させて上記マスクのパターンを上記基板に転写させたならば、この第2のスキャニングミラーを元の回転位置に戻すとともに、その間に上記テーブルを上記基板に転写される上記マスクのパターンの1ピッチ分だけ駆動することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパターン転写装置。
  4. マスクに形成されたパターンを基板に転写するパターン転写方法であって、
    上記基板を所定方向に一定速度で駆動する工程と、
    上記マスクに照明光を走査する工程と、
    上記マスクを透過した照明光を上記基板に走査して上記マスクのパターンを上記基板に転写する工程と、
    上記パターンを上記基板に転写するときに、上記基板の駆動速度に上記マスクに対する照明光の走査速度と上記基板に対する上記パターンの転写速度を同期させ、上記基板に上記パターンを一定間隔で転写する工程と
    を具備したことを特徴とするパターンの転写方法。
  5. 上記基板を往復動させ、往動時には上記マスクのパターンを上記基板に一定間隔で転写し、復動時には往動時に転写されたパターン間に上記マスクのパターンを転写することを特徴とする請求項4記載のパターンの転写方法。
  6. マスクに形成されたパターンが転写される基板であって、
    上記パターンは請求項1に記載されたパターン転写装置によって転写されることを特徴とする基板。
  7. マスクに形成されたパターンが転写される基板であって、
    上記パターンは請求項4に記載されたパターン転写方法によって転写されることを特徴とする基板。
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