JP2006327263A - 表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】
運転手は安全確認のためドアミラー、ルームミラーを使用して左右後方の安全確認を行っていた。ドアミラー、ルームミラーは、運転手より離れた場所にあり、また、安全確認の際、目、頭を大きく動かさないと確認できず、また、前方への安全がおろそかになる。
撮影画像を切替えて表示するようにした場合でも、全体の画像が表示されていないため、後方を見ているとき前方がおろそかになる心配があった。
【解決手段】
本発明の表示装置は、ドアミラー、ルームミラーの映像を一つの表示装置に集めた。
【選択図】 図１

Description

本発明は、自動車等、移動体内のドアミラー、ルームミラーの映像の表示に関するものである。

従来技術では、運転手は安全確認のためドアミラー、ルームミラーを使用して左右後方の安全確認を行っていた。ドアミラー、ルームミラーは、運転手より離れた場所にあり、また、安全確認の際、目、頭を大きく動かさないと確認できず、また、前方への安全がおろそかになるという問題点があった。
この問題を解決するため、例えば、特許文献１のように、撮影画像を切替えて表示するようにした技術もある。しかし、全体の画像が表示されていないため、後方を見ているとき前方がおろそかになる心配があった。
特開２００２−４６５３２号公報

本発明の目的は、従来技術の問題点である安全確認の際、目、頭を大きく動かさないと確認できず、また、前方への安全がおろそかになる問題を解決し、目、頭を大きく動かさずに確認できる表示装置を提供することにある。

上記の目的を達成するため、本発明の表示装置は、移動体の進行方向に表示部を設け、１つあるいは複数の背後または他の方向の映像を表示するものである。
また本発明の表示装置は、自動車に適用した場合は、ドアミラー、ルームミラーの映像を一つの表示装置に集めたものである。

本発明によれば、安全確認の際、目、頭を大きく動かさないと確認できず、また、前方への安全がおろそかになるという、従来の問題点を解決できるので、交通事故の減少につながる。

図１は、本発明の自動車 11 に取り付けるカメラの配置の一実施例を示す図である。右ドアミラーカメラ 13 、左ドアミラーカメラ 14 、及びルームミラーカメラ 15 は、車両（自動車 11 ）の後方の映像を撮影する。なお、矢印 12 は、自動車 11 の前方進行方向を示す。

図２及び図３によって、本発明の表示例を説明する。図２及び図３は、どちらも、本発明の一実施例の表示画像を説明する図である。
図１に示すようなカメラ（右ドアミラーカメラ 13 、左ドアミラーカメラ 14 、及びルームミラーカメラ 15 ）が撮影した映像は、図示しない通信手段及び画像処理手段によって、表示装置に出力され、表示装置の表示画面 21 または 21′に、図２または図３のように表示される。図２及び図３において、右ドアミラーカメラ 13 が撮影した映像は、右ドアミラー映像 23 または 23′として表示され、左ドアミラーカメラ 14 が撮影した映像は、左ドアミラー映像 24 または 24′として表示され、ルームミラーカメラ 15 が撮影した映像は、ルームミラー映像 25 または 25′として表示される。

図４によって、表示装置の設置の一例を示す。図４は、図２または図３のような映像を表示した表示画面 31 の表示装置 32 を、操縦者がフロントガラス部 33 に視線を向けたとき同時に視野内に入るハンドル部 34 付近に設置した例である。

図５によって、表示装置の設置の他の一例を示す。図５は、例えば図２または図３のような映像を表示した表示画面 31′の表示装置 32′を、操縦者がフロントガラス部 33 に視線を向けたとき同時に視野内に入るハンドル部 34 付近に設置した例である。

図５においては、別の実施例として、フロントガラス部の操縦席側に設置した表示装置から、表示した映像をフロントガラスに投射することであっても良い。

また、図４または図５の表示画面の形が、図２または図３の表示画面と一致していないように描画されている。しかし、実際の場合には、図２または図３表示画面の形に応じて、図４または図５の表示画面の形が相似形となる。

また、上記の実施例では、右ドアミラーカメラ、左ドアミラーカメラ、及びルームミラーカメラの３つの撮像装置で撮像し、表示装置に表示された映像もそれだけであるが、それ以外の部分にカメラを設けて、それらのカメラのすべてまたは所望の映像を選択して表示しても良いことは自明である。
また、撮像装置の種類、視野角、あるいは解像度等の性能が、それぞれ異なっても良い。

上述の実施例では、自動車で説明した。しかし、自動車のほか、船舶、航空機等、他の移動物体であっても良い。
即ち、移動体の操縦者が移動中は常に向いている必要がある方向、即ち進行方向に表示部を設け、１つあるいは複数の背後または他の方向の映像を表示することによって、他の方向の映像を見ることができ、安全に操縦ができる。

以上のように、上記実施例によれば、問題点であった安全確認の際、目、頭を大きく動かさないと確認できず、また、前方への安全がおろそかになるという問題を解決し交通事故の減少につながる。

本発明の自動車に取り付けるカメラの配置の一実施例を示す図。 本発明の一実施例の表示画像を説明する図。 本発明の一実施例の表示画像を説明する図。 本発明の表示装置を設置した一実施例を説明するための図。 本発明の表示装置を設置した一実施例を説明するための図。

符号の説明

11：自動車、 12：矢印、 13：右ドアミラーカメラ、 14：左ドアミラーカメラ、 15：ルームミラーカメラ、 21，21′：表示画面、 23，23′：右ドアミラーカメラが撮影した映像、 24，24′：左ドアミラーカメラが撮影した映像、 25，25′：ルームミラーカメラが撮影した映像、 31，31′：表示画面、 32，32′：表示装置、 33：フロントガラス部、 34：ハンドル部。

Claims (1)

1. 移動体の進行方向に表示部を設け、１つあるいは複数の背後または他の方向の映像を表示することを特徴とする表示装置。