JP3155673B2 - 車両の後方監視装置 - Google Patents

車両の後方監視装置

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JP3155673B2 JP03447495A JP3447495A JP3155673B2 JP 3155673 B2 JP3155673 B2 JP 3155673B2 JP 03447495 A JP03447495 A JP 03447495A JP 3447495 A JP3447495 A JP 3447495A JP 3155673 B2 JP3155673 B2 JP 3155673B2
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一美 阿部
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Aichi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後方視界の確保が困難
な車両において、テレビカメラを用いて後方視界を確保
する車両の後方監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように車体11上にパネルで
覆われた荷室12を設けたトラック(いわゆる「ドライ
バン」の様な車両)10においては、運転者は運転キャ
ビン13の後方に設けられた後部ガラスを通しても車両
の後方を直接見ることができない。そこで、このような
トラック10においては、運転時の安全確保のため、荷
室12の後端部に車両の後方を撮すためのテレビカメラ
22を取り付け、このテレビカメラ22によって撮影し
た画像を運転キャビン13内に配設されたモニタに映し
出すことによって運転キャビン13内の運転者が後方を
確認することができるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、車の運転をする
ときの後方確認は、フロントガラスの内側に設けられた
バックミラーによって行うのが一般的である。しかしな
がら、テレビカメラ22で撮した画像を見るためのモニ
タはダッシュボード等に取り付けられてることが多いた
め、運転中に後方を確認しようとすると視線を大きく動
かさなくてはならないという問題があった。また、モニ
タに映し出された画像は直接後方を見た画像と同じ画像
であり、通常バックミラーに映る画像に対して左右が逆
に映っているため、バックミラーによって後方を確認す
る場合に比べて違和感を生じるという問題もあった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、バックミラーによって直接後方を見るこ
とが困難な車両において、バックミラーによって直接後
方を見るときと同じように後方を見ることができる車両
の後方監視装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の車両の後方監視装置は、運転者が搭乗す
る運転室を有してなる走行可能な車体と、この運転室に
おける前部に配設されて運転室に搭乗した運転者が前方
を向いた状態で後方を視認可能とするバックミラーと、
車体の後方を撮影するテレビカメラと、画面が前方を向
くとともにバックミラーと対向して運転室内に配設され
てテレビカメラによって撮影された後方画像を映し出す
モニタとから構成され、運転室に搭乗した運転者が前方
を向いた状態でバックミラーを見たときにバックミラー
を介してモニタの画面を見ることができる位置にモニタ
が配設されている。
【0006】このような車両の後方監視装置によれば、
従来の車両に通常設けられている位置にバックミラーが
設けられており、運転者が前方を向いたままバックミラ
ーを見ると、このバックミラーを介してモニタ画面を見
ることができ、運転の支障になることがなく車両の後方
を確認することができる。
【0007】また、モニタは運転室内に画面が前方に対
向するようにして配設されてテレビカメラによって撮影
された後方画像を映し出すようになっており、このモニ
タ画面をバックミラーを介して見れば、通常のバックミ
ラーを見た時と同じ位置関係のままモニタ画像を見るこ
とができ、モニタ画像を見たときの違和感もない。
【0008】
【従来例】ここで本発明の好ましい実施例について説明
する前に、従来の例を図を参照して説明する。そこで、
従来例に係る車両の後方監視装置を設けたトラック10
について図1から図3を参照しながら説明する。このト
ラック10は、車体11の上部にパネルで覆われた荷室
12が設けられており、この荷室12の後端部上方に
は、後方監視用のテレビカメラ22が配設されている。
そして、このテレビカメラ22によって撮影されたトラ
ック10の後方の映像は、運転キャビン13内に配設さ
れたモニタ21に映し出される。
【0009】このモニタ21としては、液晶モニタ等の
小型モニタが用いられ、運転者Mの前方視界内である運
転室13a内に設けられているバックミラー15のミラ
ー部分に取り付けが可能に構成されている。このモニタ
21に映し出される画像は、テレビカメラ22とモニタ
21との間に設けられた画像反転装置23によって左右
を反転した画像(鏡像)として映し出される。尚、これ
らモニタ21、テレビカメラ22および画像反転装置2
3は、種々の製品が公知であるため具体的な説明は省略
する。
【0010】このように構成された車両の後方監視装置
おいては、通常のバックミラーの位置に左右が反転した
後方画像を映し出すモニタが設けられているため、運転
中においても視点を大きく移動させることなく、通常の
バックミラーで後方を見るように車両の後方監視を行う
ことができる。
【0011】尚、上記の例においては、既存のバックミ
ラー15のミラー部にモニタ21を取り付けることとし
ているが本発明はこれに限られるものではなく、既存の
バックミラーを取り外し、バックミラーがあった所にモ
ニタを取り付けるように構成してももちろん良い。ま
た、運転者が前方を見るときの障害とならない位置であ
れば、モニタの取付位置は上記のようにバックミラーの
位置に限られる必要は無く、運転者の前方視界内であれ
ばよい。このように従来例のモニタは運転者の前方視界
内に設けられて運転者が直接見るものであるため、上述
のように画像反転装置23によって左右を反転した像を
写し、通常のバックミラーを見る場合と同様に後方確認
を行えるようにしている。このため、画像反転装置23
を必要としている。
【0012】
【本発明の実施例】次に、本発明の実施例に係る車両の
後方監視装置について図4を参照して説明する。この車
両の後方監視装置は、従来例と同様に荷室12の後端部
上方に後方監視用のテレビカメラ22を配設し、このテ
レビカメラ22によって撮影した後方画像を運転室13
a内の後ガラス14の前面に配設(すなわち、後方に向
かって配設)したモニタ31に映し出すように構成され
ている。このことから分かるように、この後方監視装置
では画像反転装置を用いない。
【0013】このように構成した車両の後方監視装置に
よれば、運転者Mからモニタ31が見えるように運転室
13a内に配設されたバックミラー15の角度を調節す
ることにより、通常の運転中はバックミラー15を見れ
ば左右が反転したモニタ31の画像を見ることができ
る。このため、後ガラス14から直接後方を見ることが
できる車両でバックミラーを見たときと同様にバックミ
ラー15を見ることによって車両の後方を見ることがで
きる。そして、車両をバックさせるときは、運転者が身
体を反転させてモニタ31を直接見れば、前記と同様に
直接後方を見ることができる車両と同じように後方を見
ることができる。
【0014】尚、上記の実施例においては、モニタ31
を運転室13a内における後ガラス14の前方に配設す
ることとしたが、本発明はこれに限られるものではな
く、後ガラス14の後方(荷室12内)に配設してもよ
い。また、小型のモニタをバックミラー15の近傍に配
設してもよい。
【0015】さらに、上記の実施例においては、運転室
の後方にパネルで覆われた荷台を有する作業車に車両の
後方監視装置を用いた場合について説明したが、本発明
はこのような車両に限られるものではない。例えば、ミ
ッドシップエンジンの乗用車、バス等、後方視界の良く
ない他の車両にも用いることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
の後方監視装置によれば、従来の車両に通常設けられて
いる位置にバックミラーが設けられており、運転者が前
方を向いたままバックミラーを見ると、このバックミラ
ーを介してモニタ画面を見ることができ、運転の支障に
なることがなく車両の後方を確認することができる。さ
らに、モニタは運転室の後部に後方に向かって配設され
てテレビカメラによって撮影された後方画像を映し出す
ようになっており、このモニタ画面をバックミラーを介
して見れば、通常のバックミラーを見た時と同じ位置関
係のままモニタ画像を見ることができ、モニタ画像を見
たときの違和感もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例に係る後方監視装置を設けた車両におけ
る運転室の部分断面図である。
【図2】上記後方監視装置のブロック図である。
【図3】後方監視装置を設けた作業車の斜視図である。
【図4】本発明に係る後方監視装置を設けた車両におけ
る運転室の部分断面図である。
【符号の説明】
10 トラック 11 車体 13 運転キャビン 15 バックミラー 21、31 モニタ 22 テレビカメラ 23 画像反転装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者が搭乗する運転室を有してなる走
    行可能な車体と、 前記運転室における前部に配設され、前記運転室に搭乗
    した運転者が前方を向いた状態で後方を視認可能とする
    バックミラーと、 前記車体の後方を撮影するテレビカメラと、 前記運転室内に、画面が前方を向くとともに前記バック
    ミラーと対向して配設され、前記テレビカメラによって
    撮影された後方画像を映し出すモニタとから構成され、 前記運転室に搭乗した運転者が前方を向いた状態で前記
    バックミラーを見たときに前記バックミラーを介して前
    記モニタの画面を見ることができる位置に前記モニタが
    配設されていることを特徴とする車両の後方監視装置。
JP03447495A 1995-01-31 1995-01-31 車両の後方監視装置 Expired - Lifetime JP3155673B2 (ja)

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JPH08207661A JPH08207661A (ja) 1996-08-13
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