JP2008074535A - エレベータかご内表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗客に必要以上のストレスを与えずにかご内の様子を表示するエレベータかご内表示装置を提供する。
【解決手段】エレベータかご内表示装置は、エレベータかご内に天井に設置され、エレベータかごの出入口側を撮影するカメラおよび上記出入口と反対側の壁面に設置され、上記カメラにより撮影された画像を表示するモニタを備えるエレベータかご内表示装置において、上記モニタに表示する画像を制御する表示画像制御手段を備え、上記表示画像制御手段は、エレベータの運行に対応して上記エレベータかごが乗客の乗降のためにドアが開いている間だけ上記カメラが撮影した画像を左右に反転した画像を上記モニタに表示する。
【選択図】図6
【解決手段】エレベータかご内表示装置は、エレベータかご内に天井に設置され、エレベータかごの出入口側を撮影するカメラおよび上記出入口と反対側の壁面に設置され、上記カメラにより撮影された画像を表示するモニタを備えるエレベータかご内表示装置において、上記モニタに表示する画像を制御する表示画像制御手段を備え、上記表示画像制御手段は、エレベータの運行に対応して上記エレベータかごが乗客の乗降のためにドアが開いている間だけ上記カメラが撮影した画像を左右に反転した画像を上記モニタに表示する。
【選択図】図6
Description
この発明は、エレベータかご内を撮影して表示するエレベータかご内表示装置に関する。
従来、身障者兼用エレベータは、車椅子利用者が乗りかごから降りる際に後方の確認を行う確認手段を備え、その確認手段は、乗りかごの出入口と反対側の側板に備えられるテレビモニターと、天井板の出入口側に取付けられるテレビカメラから構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、モニタに映し出された画像は直接後方を見た画像と同じ画像であり、通常バックミラーに映る画像に対して左右が逆に映っているため、バックミラーによって後方を確認する場合に比べて違和感を生じるという問題があった。
そこで、車体の後方を撮影するテレビカメラによって撮影された後方画像を映し出すモニタにおいて、このモニタに映し出す後方画像の左右を反転させている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、モニタに映し出された画像は直接後方を見た画像と同じ画像であり、通常バックミラーに映る画像に対して左右が逆に映っているため、バックミラーによって後方を確認する場合に比べて違和感を生じるという問題があった。
そこで、車体の後方を撮影するテレビカメラによって撮影された後方画像を映し出すモニタにおいて、このモニタに映し出す後方画像の左右を反転させている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、ドアが閉じていて人の移動が見られないエレベータかご内の様子をモニタに映し出していると乗客にストレスを与えるという問題がある。
この発明の目的は、乗客に必要以上のストレスを与えずにかご内の様子を表示するエレベータかご内表示装置を提供することである。
この発明に係わるエレベータかご内表示装置は、エレベータかご内に天井に設置され、エレベータかごの出入口側を撮影するカメラおよび上記出入口と反対側の壁面に設置され、上記カメラにより撮影された画像を表示するモニタを備えるエレベータかご内表示装置において、上記モニタに表示する画像を制御する表示画像制御手段を備え、上記表示画像制御手段は、エレベータの運行に対応して上記エレベータかごが乗客の乗降のためにドアが開いている間だけ上記カメラが撮影した画像を左右に反転した画像を上記モニタに表示する。
この発明に係わるエレベータかご内表示装置の効果は、ドアが全閉のとき、出入口の画像の代わりに運行情報がモニタに表示されるので、出入口の画像が乗客に与えるストレスを緩和することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置の構成図である。図2は、エレベータかごの手前の壁を取り除いて見たカメラとモニタの配置の様子を示す図である。図3は、エレベータかごの天井を取り除いて見たカメラとモニタの配置の様子を示す図である。図4は、カメラで撮影した出入口の画像データをそのままモニタに表示したときの画像である。図5は、カメラで撮影した出入口の画像データを左右反転処理してモニタに表示したときの画像である。
図1は、この発明の実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置の構成図である。図2は、エレベータかごの手前の壁を取り除いて見たカメラとモニタの配置の様子を示す図である。図3は、エレベータかごの天井を取り除いて見たカメラとモニタの配置の様子を示す図である。図4は、カメラで撮影した出入口の画像データをそのままモニタに表示したときの画像である。図5は、カメラで撮影した出入口の画像データを左右反転処理してモニタに表示したときの画像である。
この発明の実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置1は、図2に示すように、エレベータかご10内の天井11に設置され、エレベータかご10の出入口12を撮影するカメラ2、出入口12と反対側の壁面13に設置され、カメラ2により撮影された画像を表示するモニタ3、カメラ2により撮影された画像データを取り込み、モニタ3に表示する画像データを制御する表示画像制御手段としての表示画像制御装置4を備える。
カメラ2は、CCDカメラまたはCMOSカメラなどであり、図2に示すように、エレベータかご10内の出入口12と反対側の壁面13に近い天井11に設置されている。そして、カメラの2光軸が下に傾くようにカメラ2が取り付けられ、出入口12の様子を撮影し、画像データとして出力する。
このカメラ2が設置されたエレベータかご10内には、図3に示すように、出入口から奥行きを眺めたとき、出入口12の右手側にかご操作盤15が備えられている。このかご操作盤15の画像内の位置により、画像データが左右反転処理されていることを示す。そして、カメラ2がこの出入口12をかご操作盤15を含んで撮影して画像データを出力しているとき、そのままその画像データをモニタ3に表示すると、図4に示すように、かご操作盤15が出入口12の左手側に表示される。
このカメラ2が設置されたエレベータかご10内には、図3に示すように、出入口から奥行きを眺めたとき、出入口12の右手側にかご操作盤15が備えられている。このかご操作盤15の画像内の位置により、画像データが左右反転処理されていることを示す。そして、カメラ2がこの出入口12をかご操作盤15を含んで撮影して画像データを出力しているとき、そのままその画像データをモニタ3に表示すると、図4に示すように、かご操作盤15が出入口12の左手側に表示される。
モニタ3は、LCD、プラズマディスプレイ、CRTなどであり、エレベータかご10内の出入口12と反対側の壁面13の上部に設置されている。
表示画像制御装置4は、カメラ2から画像データが入力されている。また、表示画像制御装置4は、その画像データをそのままモニタに表示したときの画像を左右反転した画像になるように、画像データを処理する。この画像データの処理を左右反転処理と称す。
そして、図4に示す画像の画像データを左右反転処理した画像データをモニタ3に表示すると図5に示す画像となり、かご操作盤15が出入口12の右手側に表示される。
表示画像制御装置4は、カメラ2から画像データが入力されている。また、表示画像制御装置4は、その画像データをそのままモニタに表示したときの画像を左右反転した画像になるように、画像データを処理する。この画像データの処理を左右反転処理と称す。
そして、図4に示す画像の画像データを左右反転処理した画像データをモニタ3に表示すると図5に示す画像となり、かご操作盤15が出入口12の右手側に表示される。
また、表示画像制御装置4は、エレベータかご10の運行やドア16の開閉などエレベータを制御する台制御盤5からエレベータ運行情報やドア開閉情報が入力される。そして、ドア開閉情報として、ドア16が開き始める時点で戸開開始信号、ドア16が全開になった時点で戸全開信号、ドア16が閉まり始める時点で戸閉開始信号およびドア16が全閉になった時点で戸全閉信号が入力される。
また、表示画像制御装置4は、ドア16が開き始めてから全閉になる間、左右反転処理した画像データをモニタ3に表示し、ドア16が全閉の間、運行情報をモニタ3に表示する。
また、表示画像制御装置4は、ドア16が開き始めてから全閉になる間、左右反転処理した画像データをモニタ3に表示し、ドア16が全閉の間、運行情報をモニタ3に表示する。
次に、実施の形態1に係わる表示画像制御ルーチンについて図6を参照して説明する。図6は、この発明の実施の形態1に係わる表示画像制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。この表示画像制御ルーチンは、エレベータが運転されているときには周期的に開始される。
ステップS1で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉でないときステップS2に進み、ドア16が全閉のときステップS3に進む。
ステップS2で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS3で、運行情報をモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS1で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉でないときステップS2に進み、ドア16が全閉のときステップS3に進む。
ステップS2で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS3で、運行情報をモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
この実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置1は、ドア16が開いているとき、出入口12を撮影した画像が鏡で反射して見えるように見えるので、違和感を生じなく乗客が後続の乗客を確認できるし、かご内の混み具合を判断して乗車位置を変えることもできる。また、後続の不審者も確認することができ、そのときには下車するなどの対応ができるので、防犯上にも有効である。
また、ドア16が全閉のとき、出入口12の画像の代わりに運行情報がモニタ3に表示されるので、出入口12の画像が乗客に与えるストレスを緩和することができる。
また、ドア16が全閉のとき、運行情報をモニタ3に表示するので、かご内に通常設置するかご位置表示装置を省略することができ、コストを削減することができる。
なお、ドア16が全閉のとき運行情報をモニタ3に表示しているが、モニタ3に何も表示しなくてもよい。
また、ドア16が全閉のとき、運行情報をモニタ3に表示するので、かご内に通常設置するかご位置表示装置を省略することができ、コストを削減することができる。
なお、ドア16が全閉のとき運行情報をモニタ3に表示しているが、モニタ3に何も表示しなくてもよい。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係わるエレベータかご内表示装置の構成図である。
この発明の実施の形態2に係わるエレベータかご内表示装置1Bは、図7に示すように、実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置1に報道情報記憶手段としての外部記憶装置6が追加され、それにともなって表示画像制御装置4Bの処理手順の一部が異なっており、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
実施の形態2に係わる外部記憶装置6は、ディジタルラジオ放送などからニュース、天気予報などの映像情報または文字情報からなる報道情報を収得し、記憶する。
図7は、この発明の実施の形態2に係わるエレベータかご内表示装置の構成図である。
この発明の実施の形態2に係わるエレベータかご内表示装置1Bは、図7に示すように、実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置1に報道情報記憶手段としての外部記憶装置6が追加され、それにともなって表示画像制御装置4Bの処理手順の一部が異なっており、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
実施の形態2に係わる外部記憶装置6は、ディジタルラジオ放送などからニュース、天気予報などの映像情報または文字情報からなる報道情報を収得し、記憶する。
実施の形態2に係わる表示画像制御装置4Bは、実施の形態1に係わる表示画像制御装置4の処理手順と、ドア16が全閉のときの処理手順が異なり、それ以外は同様であるので、同様な手順の説明は省略する。表示画像制御装置4Bは、ドア16が全閉のとき所定の周期でモニタ3に表示する内容を運行情報と外部記憶装置6から読み出す報道情報で交互に切り換える。
次に、実施の形態2に係わる表示画像制御ルーチンについて図8を参照して説明する。図8は、この発明の実施の形態2に係わる表示画像制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。この表示画像制御ルーチンは、エレベータが運転されているときには周期的に開始される。
ステップS11で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉でないときステップS12に進み、ドア16が全閉のときステップS13に進む。
ステップS12で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS13で、表示周期が到来したか否かを判断し、表示周期が到来していないときステップS14に進み、表示周期が到来したときステップS15に進む。
ステップS14で、現在表示している運行情報または報道情報を内容を更新してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS15で、現在運行情報を表示している場合、報道情報を、現在報道情報を表示している場合、運行情報を内容を更新してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS11で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉でないときステップS12に進み、ドア16が全閉のときステップS13に進む。
ステップS12で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS13で、表示周期が到来したか否かを判断し、表示周期が到来していないときステップS14に進み、表示周期が到来したときステップS15に進む。
ステップS14で、現在表示している運行情報または報道情報を内容を更新してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS15で、現在運行情報を表示している場合、報道情報を、現在報道情報を表示している場合、運行情報を内容を更新してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
この実施の形態2に係わるエレベータかご内表示装置1Bは、実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置1と同様に、ドア16が全閉のとき運行情報または報道情報を表示するので、出入口の画像が乗客に与えるストレスを緩和することができる。
また、ドア16が全閉のとき報道情報のような有効情報を提供するので、乗客の利便性を向上することができる。
なお、実施の形態2においてドア16が全閉のとき報道情報を表示しているが、必ずしもこれに限るものではなく、例えば、エレベータが設置されている建物のイベント情報などを表示してもよい。
また、ドア16が全閉のとき報道情報のような有効情報を提供するので、乗客の利便性を向上することができる。
なお、実施の形態2においてドア16が全閉のとき報道情報を表示しているが、必ずしもこれに限るものではなく、例えば、エレベータが設置されている建物のイベント情報などを表示してもよい。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係わるエレベータかご内表示装置は、実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置1が適用されたエレベータと異なり、車椅子運転モードと通常運転モードの2通りの運転ができるエレベータに適用される。そして、表示画像制御装置4には、台制御盤5からエレベータ運行情報やドア開閉情報が入力されているが、さらに運転モード情報、すなわち車椅子運転モードと通常運転モードの情報が入力される。
この発明の実施の形態3に係わるエレベータかご内表示装置は、実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置1が適用されたエレベータと異なり、車椅子運転モードと通常運転モードの2通りの運転ができるエレベータに適用される。そして、表示画像制御装置4には、台制御盤5からエレベータ運行情報やドア開閉情報が入力されているが、さらに運転モード情報、すなわち車椅子運転モードと通常運転モードの情報が入力される。
次に、実施の形態3に係わる表示画像制御ルーチンについて図9を参照して説明する。図9は、この発明の実施の形態3に係わる表示画像制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。この表示画像制御ルーチンは、エレベータが運転されているときには周期的に開始される。
ステップS21で、運転モードが車椅子運転モードであるか否かを判断し、車椅子運転モードであるときステップS24に進み、通常運転モードであるときステップS22に進む。
ステップS22で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉のときステップS23に進み、ドア16が全閉でないときステップS24に進む。
ステップS23で、運行情報をモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS24で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS21で、運転モードが車椅子運転モードであるか否かを判断し、車椅子運転モードであるときステップS24に進み、通常運転モードであるときステップS22に進む。
ステップS22で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉のときステップS23に進み、ドア16が全閉でないときステップS24に進む。
ステップS23で、運行情報をモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS24で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
この実施の形態3に係わるエレベータかご内表示装置は、車椅子運転モードのときには出入口12を写してモニタ3に表示された画像が鏡を通してみた画像と同じように見えるので、車椅子の人は左右の関係を違和感を生じることなく背後にいる人を確認することができる。
また、通常運転モードのエレベータでドア16が全閉のとき、出入口12の画像の代わりに運行情報がモニタ3に表示されるので、出入口12の画像が乗客に与えるストレスを緩和することができる。
また、ドア16が全閉のとき、運行情報をモニタ3に表示するので、かご内に通常設置するかご位置表示装置を省略することができ、コストを削減することができる。
また、通常運転モードのエレベータでドア16が全閉のとき、出入口12の画像の代わりに運行情報がモニタ3に表示されるので、出入口12の画像が乗客に与えるストレスを緩和することができる。
また、ドア16が全閉のとき、運行情報をモニタ3に表示するので、かご内に通常設置するかご位置表示装置を省略することができ、コストを削減することができる。
なお、実施の形態3に係わるエレベータかご内表示装置では、通常運転モードのエレベータでドア16が全閉のとき運行情報をモニタ3に表示しているが、通常運転モードのとき常に運行情報をモニタ3に表示してもよい。
また、通常運転モードのエレベータでドアが全閉のとき運行情報をモニタに表示しているが、モニタに何も表示しなくてもよい。
また、通常運転モードのエレベータでドアが全閉のとき運行情報をモニタに表示しているが、モニタに何も表示しなくてもよい。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係わるエレベータかご内表示装置は、実施の形態2に係わるエレベータかご内表示装置1Bが適用されたエレベータと異なり、車椅子運転モードと通常運転モードの2通りの運転ができるエレベータに適用される。そして、表示画像制御装置4Bには、台制御盤5からエレベータ運行情報やドア開閉情報が入力されているが、さらに運転モード情報、すなわち車椅子運転モードと通常運転モードの情報が入力される。
実施の形態4に係わる外部記憶装置6は、ディジタルラジオ放送などからニュース、天気予報などの報道情報を収得し、記憶する。
この発明の実施の形態4に係わるエレベータかご内表示装置は、実施の形態2に係わるエレベータかご内表示装置1Bが適用されたエレベータと異なり、車椅子運転モードと通常運転モードの2通りの運転ができるエレベータに適用される。そして、表示画像制御装置4Bには、台制御盤5からエレベータ運行情報やドア開閉情報が入力されているが、さらに運転モード情報、すなわち車椅子運転モードと通常運転モードの情報が入力される。
実施の形態4に係わる外部記憶装置6は、ディジタルラジオ放送などからニュース、天気予報などの報道情報を収得し、記憶する。
次に、実施の形態4に係わる表示画像制御ルーチンについて図10を参照して説明する。図10は、この発明の実施の形態4に係わる表示画像制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。この表示画像制御ルーチンは、エレベータが運転されているときには周期的に開始される。
ステップS31で、運転モードが車椅子運転モードであるか否かを判断し、車椅子運転モードであるときステップS33に進み、通常運転モードであるときステップS32に進む。
ステップS32で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉でないときステップS33に進み、ドア16が全閉のときステップS34に進む。
ステップS33で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS34で、表示周期が到来したか否かを判断し、表示周期が到来していないときステップS35に進み、表示周期が到来したときステップS36に進む。
ステップS35で、現在表示している運行情報または報道情報を内容を更新してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS36で、現在運行情報を表示している場合、報道情報を、現在報道情報を表示している場合、運行情報を内容を更新してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS31で、運転モードが車椅子運転モードであるか否かを判断し、車椅子運転モードであるときステップS33に進み、通常運転モードであるときステップS32に進む。
ステップS32で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉でないときステップS33に進み、ドア16が全閉のときステップS34に進む。
ステップS33で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS34で、表示周期が到来したか否かを判断し、表示周期が到来していないときステップS35に進み、表示周期が到来したときステップS36に進む。
ステップS35で、現在表示している運行情報または報道情報を内容を更新してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS36で、現在運行情報を表示している場合、報道情報を、現在報道情報を表示している場合、運行情報を内容を更新してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
この実施の形態4に係わるエレベータかご内表示装置は、実施の形態3に係わるエレベータかご内表示装置と同様に、通常運転モードで且つドア16が全閉のとき運行情報または報道情報を表示するので、出入口12の画像が乗客に与えるストレスを緩和することができる。
また、通常運転モードで且つドア16が全閉のとき報道情報のような有効情報を提供するので、乗客の利便性を向上することができる。
なお、実施の形態4においてドア16が全閉のとき報道情報を表示しているが、必ずしもこれに限るものではなく、例えば、エレベータが設置されている建物のイベント情報などを表示してもよい。
また、通常運転モードで且つドア16が全閉のとき報道情報のような有効情報を提供するので、乗客の利便性を向上することができる。
なお、実施の形態4においてドア16が全閉のとき報道情報を表示しているが、必ずしもこれに限るものではなく、例えば、エレベータが設置されている建物のイベント情報などを表示してもよい。
実施の形態5.
図11は、この発明の実施の形態5に係わるエレベータかご内表示装置の構成図である。
この発明の実施の形態5に係わるエレベータかご内表示装置1Eは、実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置1に表示切換手段としての表示切換装置7が追加されており、それにともなって表示画像制御装置4Eの動作手順が異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
この実施の形態5に係わる表示切換装置7は、乗客が操作でき、赤外線信号を送信するリモコン8とかご内の壁に配置され、赤外線信号を受信するリモコン受信部9から構成されている。そして、リモコン8には出入口12の画像をモニタ3に表示するか表示しないかを切り換えるボタンが設けられ、乗客がボタンを切入するとリモコン8からボタンの状態に係わる赤外線信号が送信される。リモコン受信部9は、表示画像制御装置4Eに接続され、受信した赤外線信号を電気信号に変換して表示画像制御装置4Eに送信する。
図11は、この発明の実施の形態5に係わるエレベータかご内表示装置の構成図である。
この発明の実施の形態5に係わるエレベータかご内表示装置1Eは、実施の形態1に係わるエレベータかご内表示装置1に表示切換手段としての表示切換装置7が追加されており、それにともなって表示画像制御装置4Eの動作手順が異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
この実施の形態5に係わる表示切換装置7は、乗客が操作でき、赤外線信号を送信するリモコン8とかご内の壁に配置され、赤外線信号を受信するリモコン受信部9から構成されている。そして、リモコン8には出入口12の画像をモニタ3に表示するか表示しないかを切り換えるボタンが設けられ、乗客がボタンを切入するとリモコン8からボタンの状態に係わる赤外線信号が送信される。リモコン受信部9は、表示画像制御装置4Eに接続され、受信した赤外線信号を電気信号に変換して表示画像制御装置4Eに送信する。
次に、実施の形態5に係わる表示画像制御ルーチンについて図12を参照して説明する。図12は、この発明の実施の形態5に係わる表示画像制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。この表示画像制御ルーチンは、エレベータが運転されているときには周期的に開始される。
ステップS41で、リモコン8から出入口12の画像を表示する信号が入力されているか否かを判断し、入力されているときステップS43に進み、入力されていないときステップS42に進む。
ステップS42で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉でないときステップS43に進み、ドアが全閉のときステップS44に進む。
ステップS43で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS44で、運行情報をモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS41で、リモコン8から出入口12の画像を表示する信号が入力されているか否かを判断し、入力されているときステップS43に進み、入力されていないときステップS42に進む。
ステップS42で、ドア16が全閉であるか否かを判断し、ドア16が全閉でないときステップS43に進み、ドアが全閉のときステップS44に進む。
ステップS43で、画像データを左右反転処理してモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
ステップS44で、運行情報をモニタ3に表示して表示画像制御ルーチンを終了する。
この実施の形態5に係わるエレベータかご内表示装置1Eは、乗客がリモコン8を用いて出入口12の画像をモニタ3に表示するように信号を入力することにより、全閉のときでもかご内の様子をモニタ3に表示することができるので、不審者が同乗していてもモニタ3にかご内の様子を表示することにより不審者の犯意を削ぐ防犯効果がある。
1、1B、1E エレベータかご内表示装置、2 カメラ、3 モニタ、4、4B、4E 表示画像制御装置、5 台制御盤、6 外部記憶装置、7 表示切換装置、8 リモコン、9 リモコン受信部、11 天井、12 出入口、13 壁面、15 かご操作盤、16 ドア。
Claims (7)
- エレベータかご内に天井に設置され、エレベータかごの出入口側を撮影するカメラおよび上記出入口と反対側の壁面に設置され、上記カメラにより撮影された画像を表示するモニタを備えるエレベータかご内表示装置において、
上記モニタに表示する画像を制御する表示画像制御手段を備え、
上記表示画像制御手段は、エレベータの運行に対応して上記エレベータかごが乗客の乗降のためにドアが開いている間だけ上記カメラが撮影した画像を左右に反転した画像を上記モニタに表示することを特徴とするエレベータかご内表示装置。 - 上記表示画像制御手段は、ドアが閉じている間上記モニタに何も表示しないまたはエレベータの運行情報を表示することを特徴とする請求項1に記載のエレベータかご内表示装置。
- 外から取得する報道情報を記憶する報道情報記憶手段を備え、
上記表示画像制御手段は、ドアが閉じている間上記モニタにエレベータの運行情報と報道情報とを交互に切り換えて表示することを特徴とする請求項1に記載のエレベータかご内表示装置。 - エレベータかご内に天井に設置され、エレベータかごの出入口側を撮影するカメラおよび上記出入口と反対側の壁面に設置され、上記カメラにより撮影された画像を表示するモニタを備え、車椅子運転モードまたは通常運転モードに切り換えて運転されるエレベータに具備するエレベータかご内表示装置において、
上記モニタに表示する画像を制御する表示画像制御手段を備え、
上記表示画像制御手段は、車椅子運転モードで運転されている間または通常運転モードでドアが開いている間上記カメラが撮影した画像を左右に反転した画像を上記モニタに表示することを特徴とするエレベータかご内表示装置。 - 上記表示画像制御手段は、通常運転モードでドアが閉じている間上記モニタに何も表示しないまたはエレベータの運行情報を表示することを特徴とする請求項4に記載のエレベータかご内表示装置。
- 外から取得する報道情報を記憶する報道情報記憶手段を備え、
上記表示画像制御手段は、通常運転モードでドアが閉じている間上記モニタにエレベータの運行情報と報道情報とを交互に切り換えて表示することを特徴とする請求項4に記載のエレベータかご内表示装置。 - 乗客が操作して上記モニタに表示する画像を切り換える表示切換手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエレベータかご内表示装置。
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