JP2011126652A - エレベータの防犯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ等の撮影装置とモニタ、および実際の映像と予め撮影した防犯映像とを組み合わせてモニタに表示させるレコーダを利用することにより、犯罪の抑止効果を高めるエレベータの防犯システムを得る。
【解決手段】エレベータ制御装置11により乗りかご1に不審者が乗車したことを検出し、不審者による乗りかご1内での犯罪を防止するエレベータの防犯システムであって、乗りかご1内に設置されたかご内モニタ6と、予め記録された不審者の警戒する防犯映像をかご内モニタ6に表示させるレコーダ10とを備え、レコーダ10は、エレベータ制御装置11がかご1内に不審者が乗車したことを検出したとき、上記不審者の警戒する防犯映像をかご内モニタ6に表示する。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータの防犯システムに係り、特に、エレベータ制御装置により乗りかごに不審者が乗車したことを検出して、該不審者による上記乗りかご内での犯罪を防止するエレベータの防犯システムに関するものである。
この種の従来技術として、各階床のそれぞれの乗り場にビデオカメラを設けると共に、乗りかご内にモニタテレビを設け、乗りかご内の行先階釦により、上記ビデオカメラのうちの該当するビデオカメラを指示し、当該指示されたビデオカメラによる映像を上記モニタテレビに表示させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、別の従来技術として、乗りかご内に、防犯運転中の表示を行う表示装置と、防犯運転中のアナウンスを行うアナウンス装置と、モニタ画像を表示するモニタ装置からなる表示報知装置を備え、乗りかご内の重量と現在時刻により、乗りかご内の乗客人数が少ないことを判断して、表示報知装置で乗りかご内を監視していることを当該乗りかごの乗客に報知するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−130354号公報(要約の欄、図1) 特開2006−306558号公報(要約の欄、図2)
上記特許文献1に開示された技術によれば、かご内のモニタテレビに行先階の乗り場の映像が表示されるので、乗りかご内の不審者も行先階の乗り場に人がいるかどうかを容易に確認できることになる。このため、乗り場に人がいないことがわかると、逃亡できる可能性が高いと判断して乗りかご内の同乗者に危害を加える等、犯罪を起こす恐れがある。
また、上記特許文献2に開示された技術によれば、乗りかご内のアナウンス装置では防犯運転している旨のアナウンスを行うのみであり、また、モニタテレビでは防犯映像として、例えば「監視している」というメッセージを流すのみであって、不審者は、例えば、「監視者はどこか離れた場所におり、すぐに捕獲されることはない。威嚇のためのみのメッセージである」と判断して犯罪を起こす恐れがある。
この発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、カメラ等の撮影装置とモニタ、および実際の映像と予め撮影した不審者の警戒する監視映像とを組み合わせてモニタに表示させるレコーダを利用することにより、犯罪の抑止効果を高めるエレベータの防犯システムの提供を目的とするものである。
この発明に係るエレベータの防犯システムは、エレベータ制御装置により乗りかごに不審者が乗車したことを検出し、該不審者による上記乗りかご内での犯罪を防止するエレベータの防犯システムであって、上記乗りかご内に設置された表示装置と、予め記録された不審者の警戒する監視映像を上記表示装置に表示させるレコーダと、を備え、上記レコーダは、上記エレベータ制御装置がかご内に不審者が乗車したことを検出したとき、上記監視映像を上記表示装置に表示するものである。
この発明によれば、乗りかご内に設置された表示装置と、予め記録された不審者の警戒する監視映像を上記表示装置に表示させるレコーダと、を備え、上記レコーダは、上記エレベータ制御装置がかご内に不審者が乗車したことを検出したとき、上記監視映像を上記表示装置に表示するので犯罪の抑止効果の高いエレベータの防犯システムを提供することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの防犯システムを説明する構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの防犯システムに使用されるレコーダの表示動作を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの防犯システムに使用されるレコーダの内部構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの防犯システムに使用されるレコーダの映像記憶部が保持する防犯映像のイメージ図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの防犯システムに使用されるレコーダによる防犯映像種別とカメラ階床の決定方法を説明するフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、この発明に係るエレベータの防犯システムについて好適な実施の形態を説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータの防犯システムを説明する構成図である。図1において、エレベータの乗りかご(以下、かごという。)1には、かご扉の開閉、あるいはかご1の行先階等を操作する操作盤2と、かご1の乗客3を含むかご1の内部を撮影する第1の撮影装置(以下、かご内カメラという。)4と、各階床の乗り場に設置された第2の撮影装置(以下、乗り場カメラという。)5で撮影された映像を表示する第1の表示装置(以下、かご内モニタという。)6が備えられている。なお、乗り場カメラ5は、乗り場扉7の付近でかご1の到着を待つ待ち客8等を撮影する。
各階床の乗り場には、第2の表示装置(以下、乗り場モニタ)9が設置されており、かご内カメラ4で撮影されたかご1内の映像を、後述するレコーダ10を介して常時表示している。また、乗り場カメラ5で撮影された映像もレコーダ10を介してかご内モニタ6に常時表示されている。
乗り場カメラ5で撮影された映像は、不審者がかご1に乗り込んでいない通常時には、レコーダ10により図2の表示動作表の「通常時」で示すようにシーケンス表示された画像がかご内モニタ6に表示される。即ち、レコーダ10は、かご内モニタ6に、例えば1階から5階の各階床に乗り場カメラ5が設置されているとすると、1階乗り場カメラ映像→2階乗り場カメラ映像→3階乗り場カメラ映像→4階乗り場カメラ映像→5階乗り場カメラ映像→1階乗り場カメラ映像のように、各階床の乗り場映像を選択的にシーケンス表示(各階床の乗り場映像を例えば1秒毎に切替え表示)する。
また、かご1に備えられた操作盤2からの操作指令は、エレベータ制御装置11に入力され、エレベータ制御装置11は後述する動作でレコーダ10を制御する。なお、図2の表示動作表の「カメラ階床=「4階」」、あるいは「カメラ階床=「0階」、日時情報=「夜間」」の場合のシーケンス表示については後述する。
図3は、レコーダ10の内部構成図である。図3において、レコーダ10は、エレベータ制御装置11からの情報を受信する映像選択部10aと、例えば、図4(a)〜(d)のイメージ図に示すような不審者の警戒する監視映像(以下、防犯映像という。)を予め記憶する映像記憶部10bと、かご1の行先階に設置された乗り場カメラ5の入力により、該行先階の乗り場で待っている待ち客の人数を判定する乗り場映像判定部10cと、現在の日時情報を生成する計時装置(以下、時計という。)10dと、かご内カメラ4の映像出力、映像記憶部10bの出力、及び映像選択部10aの出力を入力とし、かご内モニタ6に表示する映像の切替え、あるいは映像の挿入を行う映像切替挿入部10eを備えている。
図4は、防犯映像の一例を示すイメージ図であり、(a)は警察官が乗り場に立ち、かご1内の映像を乗り場モニタで見ている防犯映像を示し、(b)は複数の警備員が乗り場に立ち、かご1内の映像を乗り場モニタで見ている防犯映像を示している。また、図4の(c)は昼間の玄関に警察官が立つ防犯映像を示し、(d)は夜間の玄関にパトロールカーが停車している防犯映像を示している。なお、防犯映像としては、同じ建物内、あるいは出入口付近で実際に撮影された映像であってリアルタイムではない映像、もしくは記録された映像でよく、あるいは実際に撮影された映像でなくても、実際に撮影された映像のように見られる合成された映像でもよい。更には、通常の監視映像としてレコーダに記録された映像の中から、防犯効果の高いものを適宜選択して作成された映像でもよく、防犯目的として意図的に作成された映像であればよい。
また、レコーダ10の各機能は、必ずしも1個の部品や装置で構成する必要はなく、1つの機能を複数の部品や装置で構成してもよく、あるいは、複数の機能を1個の部品や装置で構成してもよい。
実施の形態1に係るエレベータの防犯システムは上記のように構成されており、次に、その動作について説明する。
まず、不審者がかご1に乗り込んでいない通常時の動作について説明する。不審者がかご1に乗り込んでいない通常時には、かご内カメラ4で常時撮影されているかご1の内部状況の映像が、レコーダ10によって各階床の乗り場モニタ9に常時表示されている。一方、各階床の乗り場の状況は、常時、各階床に設置された乗り場カメラ5で撮影されており、この映像は、前述のようにレコーダ10によりかご内モニタ6にシーケンス表示されている。
上記状況において、不審者がかご1に乗り込んだ場合には、エレベータ制御装置11が乗客3の中に不審者が混じっていることを判断し、レコーダ10に対し当該不審者が乗り込んだ乗車階床と、かご1の行先階と、かご1の乗車人数の情報を送信する。エレベータ制御装置11は、乗客3の中に不審者が混じっていないと判断した場合にはレコーダ10に対し何の信号も送信しない。なお、不審者がかご1に乗り込んだことの判定は、エレベータの正規利用登録者がかご内照合装置で照合を行った数より、かご1の重量変化から求めた乗客数の方が多いことにより判定するものであって、詳細については本発明者の発明に係る特開2009−155063号公報に開示されており、これを参照するとして、ここでの説明は省略する。
エレベータ制御装置11からの不審者情報がレコーダ10に送信されると、レコーダ10の映像選択部10aがその情報、即ち、不審者が乗り込んだ乗車階床、かご1の行先階、乗車人数と、時計10dから映像選択部10aに入力される現在の日時情報と、乗り場映像判定部10cから映像選択部10aに入力される行先階の乗り場で待っている待ち客8の人数の情報とをもとに、かご内モニタ6に表示する防犯映像の種別(以下、防犯映像種別という。)、例えば、上記図4の(a)「乗り場」映像、(b)「乗り場」映像、(c)「玄関(昼)」映像、(d)「玄関(夜)」映像と、その防犯映像での差し換え対象となるカメラが設置されている階床(以下、カメラ階床という。)を決定する。なお、映像選択部10aにおける防犯映像種別とカメラ階床の決定方法については後述する。
映像選択部10aは、上記を決定した後、防犯映像種別を映像記憶部10bに、カメラ階床を映像切替挿入部10eに送信する。映像記憶部10bは、映像選択部10aからの防犯映像種別を受信すると、これに該当する防犯映像を取り出して映像切替挿入部10eへの送信を開始する。
また、映像切替挿入部10eは、映像選択部10aからのカメラ階床を受信すると、これに該当するカメラからの映像を、映像記憶部10bからの防犯映像に差し換えて、かご内モニタ6に出力する。なお、映像切替挿入部10eは、映像選択部10aから受信した防犯映像種別が「乗り場」の場合は、映像記憶部10bからの防犯映像に映り込んでいる乗り場モニタ9に、かご内カメラ4からのリアルタイム映像を嵌め込みで挿入した後、かご内モニタ6に出力する。
エレベータ制御装置11は、かご1が行先階に到着し、乗客が全員降りたことを検知すると、レコーダ10に防犯映像表示を停止させるための信号を送信する。この停止信号は、映像選択部10aを通して映像記憶部10bと映像切替挿入部10eにも送信され、レコーダ10内のすべての防犯映像表示動作が終了する。
ここで、映像選択部10aにおける防犯映像種別とカメラ階床の決定方法について図5のフローチャートにより説明する。
まず、映像選択部10aは、エレベータ制御装置11から不審者が乗り込んだ乗車階床と、かご1の行先階と、乗車人数を受信する(ステップS1)。
かご1内の乗車人数が「2人または3人」であるか判定する(ステップS2)。なお、このステップS2で、かご1内の乗車人数が2人または3人を判定するのは、犯罪が周囲にいる人数が少ないときに起きやすいためであり、ここでは2人または3人の場合としている。
各行先階の乗り場にいる最少人数は「2人以下」であるか判定する(ステップS3)。このステップS3で、各行先階の乗り場の人数を比較し、最も少ない乗り場の人数が2人以下であるかを判定するのは、ステップS2と同様に、犯罪が周囲にいる人数が少ないときに起きやすいためであり、ここでは2人以下の場合としている。
次に、行先階に「1階」が含まれているかを判定し(ステップS4)、含まれていない場合は、防犯映像種別を「乗り場」に設定する(ステップS5)。なお、行先階に「1階」が含まれている場合については後述する。
次に、行先階の登録は1つだけであるか判定し(ステップS6)、行先階の登録が1つだけでない場合は、各行先階の中間に位置する階床をカメラ階床に設定する(ステップS7)。なお、行先階の登録が1つだけの場合については後述する。
次に、映像記憶部10bに防犯映像種別を送信し、映像切替挿入部10eにカメラ階床を送信する(ステップS8)
次に、エレベータ制御装置11から停止信号を受信したか判定し(ステップS9)、停止信号を受信した場合は、映像記憶部10bと映像切替挿入部10eに停止信号を送信する(ステップS10)。
ステップS4において、行先階に「1階」が含まれている場合は、時計10dにより受信した現在の日時情報から、昼間であるか判定し(ステップS11)、昼間の場合は、防犯映像種別を「玄関(昼)」に設定し(ステップS12)、また、カメラ階床を「0階」に設定(ステップS13)してステップS8に進む。ステップS11において、夜間の場合は、防犯映像種別を「玄関(夜)」に設定し(ステップS14)、また、カメラ階床を「0階」に設定(ステップS13)してステップS8に進む。なお、ステップS12とステップS13、あるいはステップS14とステップS13は、その順序を入れ替えてもよい。
ステップS6において、行先階の登録が1つだけの場合は、行先階の1つ下の階床をカメラ階床に設定し(ステップS15)、ステップS8に進む。
実施の形態1に係るエレベータの防犯システムは上記のように動作するが、次に具体例を挙げて説明する。
<具体例1>
エレベータ制御装置11が不審者の乗車を検知し、レコーダ10に対して次の情報を送信したとする。
(1)不審者の乗車階・・・・・「1階」
(2)かご1の行先階・・・・・「3階」「5階」
(3)かご1の乗車人数・・・・「3人」
映像選択部10aは上記情報を受信すると共に、乗り場映像判定部10cから、行先階の待ち客人数について3階が「1人」、5階が「0人」であるとの判定を受けて、図5のフローに従って、防犯映像種別を「乗り場」、カメラ階床を「4階」と選択し、防犯映像種別の「乗り場」を映像記憶部10bに送信する。また、カメラ階床の「4階」を映像切替挿入部10eに送信する。
映像記憶部10bには図4に示す4種の防犯映像が記憶されており、乗り場の映像としては(a)と(b)の2種が記憶されている。そして、映像選択部10aから「乗り場」を受信したので、(a)と(b)のうち、前回どちらの映像を使用したか確認し、前回に(a)の映像を使用した場合には、今回は(b)の映像を選択して映像切替挿入部10eに送信を開始する。
映像切替挿入部10eは、図2に示す「通常時」のシーケンス表示をかご内モニタ6に出力していたが、映像選択部10aからカメラ階床「4階」を受信することにより、以下の動作を行う。
即ち、映像記憶部10bから送信される乗り場の防犯映像を、この映像に映りこんだ乗り場モニタ10に、かご内カメラ4からのリアルタイム映像を嵌め込みで挿入する。これと共に、この状態の防犯映像を図2のカメラ階床=「4階」のように、4階の乗り場カメラ5からの映像に差し換えたシーケンス表示に変更してかご内モニタ6に出力する。
その後、エレベータ制御装置11は、かご1が行先階に到着して、乗客が全員降りたことを検知し、防犯映像表示を停止するための信号をレコーダ10に送信する。
上記具体例1の効果としては、次を挙げることができる。
(1)警察官あるいは警備員等、不審者が警戒する人物が乗り場モニタ9を見ている防犯映像をかご内モニタ6に表示するので、不審者の犯罪を抑止できる。
(2)上記防犯映像に映りこんでいる乗り場モニタ9に、かご内カメラ4のリアルタイム映像を嵌め込みで挿入するので、不審者に偽映像であることを気付かれにくい。
(3)防犯映像を、行先階以外、かつ、行先階に近い階床の乗り場映像と差し換えるので、不審者に偽映像であることを気付かれにくく(行先階の乗り場映像と差し換えると、行先階到着時に偽映像であることを気付かれてしまう。)、犯罪の抑止効果も得られる(行先階に近い階床に警戒する人物がいるので、逃亡時に遭遇することを考え、犯罪をためらう)。
(4)同じ場所で撮影され、かつ、そこに映りこむ人物等が異なる防犯映像を複数記憶しておき、表示の都度、使用する映像を変えるので、不審者に偽映像であることを気付かれにくい。
<具体例2>
エレベータ制御装置11が不審者の乗車を検知し、レコーダ10に対して次の情報を送信したとする。
(1)不審者の乗車階・・・・・「3階」
(2)かご1の行先階・・・・・「1階」
(3)かご1の乗車人数・・・・「2人」
映像選択部10aは、上記情報を受信すると共に、乗り場映像判定部10cから行先階の待ち客人数について1階が「0人」であるとの判定と、時計10dから日時情報として「2009/5/15 19:20」との情報を受けて、図5のフローに従って、防犯映像種別を「玄関(夜)」、カメラ階床を「0階」(その場所に監視用カメラが設置されておらず、通常時のシーケンス表示にもその場所での画像が含まれていない場合は「0階」とする。)と選択し、防犯映像種別の「玄関(夜)」を映像記憶部10bに送信する。また、カメラ階床の「0階」を映像切替挿入部10eに送信する。
映像記憶部10bには図4に示す4種の防犯映像が記憶されており、映像選択部10aから「玄関(夜)」を受信したので、これに該当する防犯映像を選択して映像切替挿入部10eに送信を開始する。
映像切替挿入部10eは、図2の「通常時」のシーケンス表示をかご内モニタ6に出力していたが、映像選択部10aからカメラ階床「0階」を受信することにより、以下の動作を行う。
即ち、「0階」は、その場所に監視用カメラが設置されておらず、図2の「通常時」のシーケンス表示にもその場所での画像が含まれていないことを意味するので、図2のカメラ階床=「0階」、日時情報=「夜間」のように、通常時のシーケンス表示の先頭に、映像記憶部10bから送信される「玄関(夜)」の防犯映像を追加したシーケンス表示に変更してかご内モニタ6に出力する。
その後、エレベータ制御装置11は、かご1が行先階に到着して、乗客が全員降りたことを検知し、防犯映像表示を停止するための信号をレコーダ10に送信する。
上記具体例2の効果としては、次を挙げることができる。
(1)防犯映像の撮影場所は、監視用カメラが実際に設置されている場所である必要は無いので、犯罪抑止に対し、より効果がある場所・状況で一時的に撮影した映像を使用できる。
(2)防犯映像として、監視用カメラが実際には設置されておらず、通常時はかご内モニタ6に表示されない場所の映像を使用することで、かご1内にいるエレベータの正規利用登録者は、不審者が同乗していることを知ることができ、自衛の準備をしたり、不審者の容貌を記憶して管理者に不審者情報として事後報告できる。
(3)屋外の同一場所で撮影され、かつ、そこに映りこむ明るさ等の屋外環境が異なる防犯映像を複数記憶しておき、防犯映像表示のときの日時をもとに日中かどうかを判断して、使用する映像を変えるので、不審者に偽映像であることを気付かれにくい。
以上詳説したように、実施の形態1に係るエレベータの防犯システムによれば、カメラ等の撮像装置とモニタ、および実際の映像と予め撮影した防犯映像とを切替えてモニタに表示させるレコーダを利用することにより、犯罪の抑止効果を高めることができる。
1 かご
2 操作盤
3 乗客
4 かご内カメラ
5 乗り場カメラ
6 かご内モニタ
7 乗り場扉
8 待ち客
9 乗り場モニタ
10 レコーダ
10a 映像選択部
10b 映像記憶部
10c 乗り場映像判定部
10d 時計
10e 映像切替挿入部
11 エレベータ制御装置

Claims (9)

  1. エレベータ制御装置により乗りかごに不審者が乗車したことを検出し、該不審者による上記乗りかご内での犯罪を防止するエレベータの防犯システムであって、
    上記乗りかご内に設置された表示装置と、予め記録された不審者の警戒する監視映像を上記表示装置に表示させるレコーダと、を備え、
    上記レコーダは、上記エレベータ制御装置がかご内に不審者が乗車したことを検出したとき、上記監視映像を上記表示装置に表示することを特徴とするエレベータの防犯システム。
  2. エレベータ制御装置により乗りかごに不審者が乗車したことを検出し、該不審者による上記乗りかご内での犯罪を防止するエレベータの防犯システムであって、
    上記乗りかご内に設置された表示装置と、予め記録された不審者の警戒する監視映像を上記表示装置に表示させるレコーダと、を備え、
    上記レコーダは、上記エレベータ制御装置がかご内に不審者が乗車したことを検出したとき、上記監視映像をリアルタイム映像に混ぜて上記表示装置に表示することを特徴とするエレベータの防犯システム。
  3. 上記リアルタイム映像は、エレベータの乗り場と建物の出入口付近の一方もしくは両方に撮影装置を設置し、上記撮影装置で撮影した映像であることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの防犯システム。
  4. 上記監視映像は、エレベータの乗り場および/または建物の出入口付近で実際に撮影されたリアルタイムでない映像、もしくはエレベータの乗り場および/または建物の出入口付近で実際に撮影された映像に近似する意図的に作成された映像であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のエレベータの防犯システム。
  5. 上記監視映像は複数であり、上記レコーダは、上記複数の監視映像から適宜選択できることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のエレベータの防犯システム。
  6. 上記レコーダは、任意の場所で撮影されたリアルタイム映像に上記監視映像を映り込ませた映像を上記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータの防犯システム。
  7. 上記任意の場所は、上記エレベータに登録された行先階以外の階の乗り場であることを特徴とする請求項6に記載のエレベータの防犯システム。
  8. 上記乗りかご内に設置された表示装置以外の第2の表示装置をエレベータの乗り場および/または建物の出入口付近に設置し、上記第2の表示装置付近で撮影された映像を、上記乗りかご内に設置された表示装置に表示することを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のエレベータの防犯システム。
  9. 上記レコーダは、上記第2の表示装置の設置位置で撮影され、その映像に上記不審者の警戒する監視映像を映り込ませた映像を上記乗りかご内に設置された表示装置に表示させることを特徴とする請求項8に記載のエレベータの防犯システム。
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