JP2005178935A - エレベーター装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車いす利用者及び荷物運搬者が乗り降りする時に、各種の情報が十分とは云えず周囲の情報確認を十分に行えなかった。
【解決手段】 エレベーターホール側の映像を映し出すモニターを、かご室内に設置したエレベーター装置において、エレベーターホール及びかご室内にエレベーターホールを撮影するカメラを取り付け、これらのカメラの画像を表示するモニターをモニター表示板に設け、さらにこのモニター表示板には、エレベーターの運行状況を表示する表示部、運行状況・後方状況を音で流すスピーカー、行先階登録ボタン及び扉開閉ボタンなどを設け、このモニター表示板を、かご室奥の後方側壁、かご室左右側面の右方側壁、左方側壁にそれぞれ設置したものである。
【選択図】図1
【解決手段】 エレベーターホール側の映像を映し出すモニターを、かご室内に設置したエレベーター装置において、エレベーターホール及びかご室内にエレベーターホールを撮影するカメラを取り付け、これらのカメラの画像を表示するモニターをモニター表示板に設け、さらにこのモニター表示板には、エレベーターの運行状況を表示する表示部、運行状況・後方状況を音で流すスピーカー、行先階登録ボタン及び扉開閉ボタンなどを設け、このモニター表示板を、かご室奥の後方側壁、かご室左右側面の右方側壁、左方側壁にそれぞれ設置したものである。
【選択図】図1
Description
この発明は、エレベーターから後ろ向きで降りる際に、エレベーターホール側の確認を安全且つ容易に行うことの出来るエレベーター装置に関するものである。
車椅子利用者が、かごから降りる際に後方の確認を行う確認手段を備えた身障者用エレベーターにおいて、乗り場側を撮影するテレビカメラと乗りかごの出入口と反対側のかご内側板にテレビモニターとを設けることにより、車椅子の利用者がエレベーターから降りる際に乗り場側の情報を確認することができものとして例えば次の各種のものが提案されている。
(1)かご天井板に出入口に向けてテレビカメラを取付け、この出入口と反対側のかご側板にテレビモニター備えつけ画像を映し出す構造。(特許文献1参照)
(2)かご天井板に出入口に向けてテレビカメラを取付け、乗りかごの側面側の側板に備えられる身障者用操作盤にテレビモニターを内蔵する構造。(特許文献2参照)
(3)乗りかごの出入口と反対側のかご側板に備えられるテレビモニターと、各階乗り場に取付けられるテレビカメラから構成され、利用階到着前に乗り場側床の障害物や他の利用者を確認することも出来る構造。(特許文献3参照)
(1)かご天井板に出入口に向けてテレビカメラを取付け、この出入口と反対側のかご側板にテレビモニター備えつけ画像を映し出す構造。(特許文献1参照)
(2)かご天井板に出入口に向けてテレビカメラを取付け、乗りかごの側面側の側板に備えられる身障者用操作盤にテレビモニターを内蔵する構造。(特許文献2参照)
(3)乗りかごの出入口と反対側のかご側板に備えられるテレビモニターと、各階乗り場に取付けられるテレビカメラから構成され、利用階到着前に乗り場側床の障害物や他の利用者を確認することも出来る構造。(特許文献3参照)
従来の、かご内にモニターを備えたエレベーター装置では、車いす利用者及び荷物運搬者が乗り降りする時に、各種の情報が十分とは言えず周囲の情報確認を十分に行えなかった。
この発明に係わるエレベーター装置は、車いす利用者や荷物運搬者が乗り降りする時に、エレベーターホール側の映像を映し出すモニターを、かご室内に設置したエレベーター装置において、かご室の出入り口左右付近のエレベーターホール及びかご室内奥部にそれぞれ取付けたカメラ、これらのカメラの画像を表示するモニター、これらモニターとエレベーターの運行状況を表示する表示部とこの運行状況や後方状況を音で流すスピーカーと行先階登録ボタン及び扉開閉ボタンなどで構成されたモニター表示板を備え、上記モニター表示板を、かご室奥の後方側壁、かご室左右側面の右方側壁、左方側壁にそれぞれ設置したものである。
この発明は、複数のカメラ、モニターなどで構成されているので、従来装置に比べ車椅子の利用者や荷物運搬者などがエレベーターから降りる際、周囲の状況を十分に確認でき、又状況判断も十分でき、運転操作の容易性、安全性、利便性の向上を図ることができる。
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
図1は、エレベーターホールを撮影するカメラと、その映像を映し出すモニターの取付け状況を示すかご室の側面図、図2はその正面図である。図3は、運行状況、後方状況についての表示部、スピーカーなどを備えたモニター表示板を示す説明図である。
図1は、エレベーターホールを撮影するカメラと、その映像を映し出すモニターの取付け状況を示すかご室の側面図、図2はその正面図である。図3は、運行状況、後方状況についての表示部、スピーカーなどを備えたモニター表示板を示す説明図である。
実施の形態1におけるエレベーター装置では、かご室1内からエレベーターホール2側を撮影する3台のカメラ3a、3b、3cを、かご室1の出入り口左右付近のエレベーターホール2及びかご室1の奥部4にそれぞれ取付け、3箇所のカメラ3a,3b、3cの各画像は、1画面中で表示するモニター5aに映し出される。このモニター5aを備えたモニター表示板6aは、通常、かご室内奥部4の後方側壁1aに設置されるが、モニター表示板6b、6cは後述するようにかご室1左右両側の左方側壁1b、右方側壁1cにそれぞれ適宜設置される。
又、上記左方側壁1b又は/及び右方側壁1cに設けたモニター表示板6b、6cには、モニター5b、5cの他にエレベーターの運行状況(現在階、運行方向、非常時などの管制時表示)を表示する表示部7を設ける共にこの運行状況と後方状況を音で流すスピーカー8、行先階登録ボタン9、扉開閉ボタン10、現在階表示部11などが設けられている。なお、12はホールボタンである。
又、上記左方側壁1b又は/及び右方側壁1cに設けたモニター表示板6b、6cには、モニター5b、5cの他にエレベーターの運行状況(現在階、運行方向、非常時などの管制時表示)を表示する表示部7を設ける共にこの運行状況と後方状況を音で流すスピーカー8、行先階登録ボタン9、扉開閉ボタン10、現在階表示部11などが設けられている。なお、12はホールボタンである。
このように構成されているので、エレべ−ターの車いす利用者A或いは荷物運搬者が降りる時、かご室1内から後ろ向きに出ようとする場合には、いずれかのモニター5a、5b、5cを見ながら行動できるので、方向感覚が向上し、後ろ向きに移動する際の操作性、安全性が向上する。又、かご室に乗り込んだ状態で、行きたい階の登録、扉の開閉操作が可能になる。特に、車いす利用者、荷物運搬時など使用状態に制限がある人に有効である。
なお、モニター表示板6a、6b、6cに設けたエレベーターの運行状況の表示部7、スピーカー8、行先階登録ボタン9、扉開閉ボタン10、現在階表示部11などは、不必要な場合は設置しない構造にもでき、又、必要なものだけを選択的に備えることもできる。
実施の形態2.
図4は、モニター表示板をかご室の三方側壁すなわちモニター表示板6a、6b、6cを、かご室内奥部4の後方側壁1a、かご室1の左方側壁1bと右方側壁1cに取付けた状況を示す平面図である。
なお、実施の形態1と同一の部分については、説明を省略する。
図4は、モニター表示板をかご室の三方側壁すなわちモニター表示板6a、6b、6cを、かご室内奥部4の後方側壁1a、かご室1の左方側壁1bと右方側壁1cに取付けた状況を示す平面図である。
なお、実施の形態1と同一の部分については、説明を省略する。
次に実施の形態2におけるエレベーター装置では、3個のこのモニター5a、5b、5cに同じ映像を映すのではなく、かご室奥部4のモニター5aにはエレベーターホール正面の映像すなわち後方映像が映し出され、右方側壁のモニター5cには、エレベーターホール右側の映像が映し出され、左方側壁のモニター5bには、エレベーターホール左側の映像が映し出される。
この結果、実施の形態1と同様に上半身が不自由な人など、視線の方向に制限がある人でも状況確認を行い易くし、又方向感覚が向上し、後ろ向きに移動する際の操作性、安全性が向上する。
この結果、実施の形態1と同様に上半身が不自由な人など、視線の方向に制限がある人でも状況確認を行い易くし、又方向感覚が向上し、後ろ向きに移動する際の操作性、安全性が向上する。
1 エレベーターかご室 1a 後方側壁
1b 左方側壁 1c 右方側壁
2 エレベーターホール
3a、3b、3c カメラ 4 かご室1の奥部
5a、5b、5c モニター
6a、6b、6c モニター表示板
7 運行状況などの表示部 8 スピーカー
9 行先階登録ボタン 10 扉開閉ボタン
11 現在階表示部 12 ホールボタン
A 車いす利用者
1b 左方側壁 1c 右方側壁
2 エレベーターホール
3a、3b、3c カメラ 4 かご室1の奥部
5a、5b、5c モニター
6a、6b、6c モニター表示板
7 運行状況などの表示部 8 スピーカー
9 行先階登録ボタン 10 扉開閉ボタン
11 現在階表示部 12 ホールボタン
A 車いす利用者
Claims (2)
- 車いす利用者や荷物運搬者が乗り降りする時に、エレベーターホール側の映像を映し出すモニターを、かご室内に設置したエレベーター装置において、かご室の出入り口左右付近のエレベーターホール及びかご室内奥部にそれぞれ取り付けたカメラ、これらのカメラの画像を表示するモニター、これらモニターとエレベーターの運行状況を表示する表示部とこの運行状況や後方状況を音で流すスピーカーと行先階登録ボタン及び扉開閉ボタンで構成されたモニター表示板を備え、上記モニター表示板を、かご室奥の後方側壁、かご室左右側面の右方側壁、左方側壁にそれぞれ設置したことを特徴とするエレベーター装置。
- エレベーターホール正面の後方映像を映すかご室内奥部のモニターと、エレベーターホール右側の映像を映す右方側壁のモニターと、エレベーターホール左側の映像を映す左方側壁のモニターとで構成された請求項1記載のエレベーター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003418656A JP2005178935A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | エレベーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003418656A JP2005178935A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | エレベーター装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005178935A true JP2005178935A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34780811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003418656A Withdrawn JP2005178935A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | エレベーター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005178935A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-12-16 JP JP2003418656A patent/JP2005178935A/ja not_active Withdrawn
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070618 |