JP2006324471A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 IPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置で、上層配線層での配線長を短くして高速化を図り、さらに集積化を図ることで小型化を図ることができる。
【解決手段】 半導体基板11と、半導体基板11上に形成された複数の第1のトランジスタと、少なくとも第1のトランジスタのソース、ドレイン及びゲートに接続され、複数の第1の配線が形成されることで任意の機能を持つ回路が形成されるゲートアレイ部12と、半導体基板11上に形成された所定の機能を予め有する少なくとも一つのIP(Intellectual Property)部13を備えており、IP部13はゲートアレイ部12に隣接して配置され、長辺が短辺より長い形状を有し、IP部13上に複数の第3の配線が長辺方向に沿って形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハードIP(IP:Intellectual Property)を搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置に関するものである。
近年、汎用LSI(大規模半導体集積回路)に対し、ASIC(Application Specific Circuit:特定用途向け半導体集積回路)と呼ばれる半導体集積回路が広く使用されるようになってきている。このASICの開発には、開発期間を短縮するためにゲートアレイやスタンダードセル、エンベテッドアレイなどが用いられている。ゲートアレイとは、トランジスタを規則正しく並べたウエハーを準備しておき、そのトランジスタ間を配線で接続することによって顧客要求にあったLSIを開発するものであり、スタンダードセルやエンベテッドアレイは、最適設計した内部ロジックやメモリ、アナログ回路をセルとして予め用意しておき、それらを組み合わせることでLSIを設計するものである。
さらに、近年、回路規模の増大とともにシステム設計側の開発環境が進み、よく使われる回路が設計標準化され、IP(Intellectual Property)として製品仕様と回路構成が決定されるようになってきている。IPは、現時点で実現できる最高のものであるため、常に最先端の半導体プロセス技術を用いることが多い。そのため、IP自体をASICの回路の一部に使用したいというユーザーの要求が高まっている。
そこで、上記した方法を用いてIP混載のASICが開発されたが、IP自体がLSIで実現できる最先端の製品であることが多いために様々な困難が生じてきた。まず、ゲートアレイでは、IPのような大規模回路を実現しようとすると多くのゲートが必要となり、回路自体が大きくなってしまう。そのため、IP内の配線が長くなり、高速化が図れない。
次に、スタンダードセルやエンベテッドアレイでは、顧客の要望にあわせてマスク設計を行うために、全部のマスクが各顧客要求回路に必要になる。そのため、最近の半導体プロセスの微細化に伴うフォトマスクの高騰の影響により各製品の開発費の高騰を招いている。
そこで上記問題点を解決するために、安価で高速かつ高機能のIP混載可能なASIC回路が望まれている。従来のIPを混載したゲートアレイ方式のASICを図10に示す(例えば、特許文献1参照。)。図10は、半導体基板51上に複数のトランジスタを規則正しく配列させたゲートアレイ部52と、メモリやCPUなどのIP部53を混載させたものである。この従来例では、IP部53の金属配線層までの工程を標準化して、DW(Diffused Wafer)として母体ウエハーを準備しておき、残りのゲートアレイ部52を上層部で顧客の仕様に合わせて設計したマスクを使用して配線を行い、PW(Personalize Wafer)の構築を行った。上記従来例のASICでは、IP部53のような高速で動作する回路部分と、ゲートアレイ部52のような低速で動作する回路部分がはっきり分かれており、IP部53は微細な配線が必要なために微細加工されたフォトマスクが必要であるが、ユーザー仕様が異なる個々の製品でも設計仕様は同じであるため、使用するフォトマスクは、すべての製品について1セット用意すればよい。また、ユーザー仕様に基づいて配線されるゲートアレイ部52は、低速で動作する回路部であるため、フォトマスクを低加工精度で安価なもので用意することができる。以上の点から安価にIPを混載したゲートアレイ方式のASICを開発することができる。
ところが、上記従来例では、メモリやCPUなどのIP部はDWの下層に配線を行うため、PWの上層では配線は不要になり、IP部上の上層配線層は配線密度の少ない領域になる。それに対して、ゲートアレイ部は上層配線層で配線を行うので、ゲートアレイ部上の上層配線層は混雑してしまう。さらに上層配線層では配線幅や配線間隔を下層配線層に比べて広くとることが多く、さらに配線が混雑してしまう。特に遠距離のセル間を配線する長距離配線は、各配線の隙間を縫って配線することになり、蛇行を繰り返すので、配線が長くなり、高速動作が困難になるという問題点があった。
特開2002−289817号公報(第8頁、図1)
本発明は、上層配線層での配線長を短くして高速化を図り、さらに集積化を図ることで小型化が可能な半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された複数の第1のトランジスタと、少なくとも前記第1のトランジスタのソース、ドレイン及びゲートに接続され、複数の第1の配線が形成されることで任意の機能を持つ回路が形成されるゲートアレイ部と、前記半導体基板上に形成された所定の機能を有する複数のIP(Intellectual Property)部とを備え、前記IP部はゲートアレイ部に隣接して配置され、長辺が短辺より長い形状を有し、前記IP部上に複数の第2の配線が長辺方向に沿って形成されることを特徴としている。
本発明によれば、IPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置は、上層配線層での配線長を短くして高速化を図り、さらに集積化が図れることから小型化することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図である。半導体基板11上には、ゲートアレイ部12とゲートアレイ部12に隣接した位置にIP部として複数のSRAMメモリセルを有するSRAM(Static Random Access Memory)メモリ13が縦長の形をして等間隔に形成されている。ゲートアレイ部12には、図示しない複数のトランジスタが予め規則正しく並べられており、上層配線を形成するときに、ユーザーの所望する任意の機能を持つ回路を形成するために複数のトランジスタ間相互で配線が施される。IP部13は、図示しない複数のトランジスタを有し、予め下層配線でそれぞれが相互に配線され、ある機能を有するハードウエアブロックである。本実施例では、複数のIP部としてSRAMメモリ13を用いているが、その他のIP部として、CPU(Central Processing Unit)、DRAM(Dynamic RAM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、PLL(Phase Locked Loop)回路、DSP(Digital Signal Processor)、UART(Universal Asynchronous Receiver Transceiver)、USB(Universal Serial Bus)コントローラ、PCI(Peripheral Component Interconnect)コントローラ、JPEG(Joint Photographic Experts Group)エンコーダなどを縦長にしてIP部として用いてもかまわない。
図2に本発明の実施例1に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の図1に示すA-A’の断面図である。まず、下層領域では、半導体基板11上に拡散層14を形成し、その上にゲート電極15を有し、複数のトランジスタを形成するゲートアレイ部12と、既に設計され仕様実績のある回路を用いたIP部としてのSRAMメモリ13が形成されている。さらに、ゲートアレイ部12は、上層配線層で配線が行えるように半導体基板表面に垂直方向に配線16が形成されている。SRAMメモリ13は、既に下層配線層でクロック、アドレス、データなどの少数の端子以外は配線の敷設を終えており、既に所望の機能を有している。
次に、上層領域では、ゲートアレイ部12はユーザーの所望する任意の機能を持つ回路を形成するために複数のトランジスタ間相互で配線17が形成されている。つまり、トランジスタから上層配線層へ垂直方向に伸びた配線同士を接続する配線17が形成されている。SRAMメモリ13では、既に下層配線層で配線の敷設を終え、クロック、アドレス、データなどの少数の配線18が形成されている。さらに、IP部領域では上記したように標準化部分として既に下層配線層において配線の敷設を終えており、配線密度が少ない。そのため、この空白領域を利用してゲートアレイ部12のユーザー所望の信号配線やIP部13などの少数の配線などの複数の信号配線19が形成されている。
ここで、上層配線層で敷設する信号配線19は、下層配線層で形成される細い配線に比べ、2倍から6倍太い配線を用いる必要があり、IP部13上の空白領域を用い、長辺方向に沿って直線的に配線を敷設することによって、半導体基板11全体に均一に、効率的に敷設でき、配線長を短くすることができる。また、従来、IP部13上の空白領域に配線を敷設することから、集積度を向上することができ、小型化を図ることができる。
これら上層配線層及び下層配線層の形成は、まず、下層配線層の形成を標準化してある特定の機能をもつ状態で予め用意しておき、上層配線層において、残りのゲートアレイ部12の信号配線及び電源配線などを顧客の仕様に合わせて設計したマスクを使用して配線の敷設を行う。
以上より本発明の第1の実施形態によれば、半導体基板11上にゲートアレイ部12を形成し、このゲートアレイ部12に隣接した位置に縦長の形を有するIP部13を等間隔に配置することによって、配線密度の少ないIP部13上の上層配線層に複数の信号配線19を敷設することができ、上層配線をIP部13上の長辺方向に沿って直線状に配線することができるので、これまでのゲートアレイ部12上での配線の混雑や、長い信号配線の蛇行をなくすことができる。それにより、配線の集中を少なくすることができ、配線長を短くすることができるので、動作速度の高速化を図ることができる。また、従来から配線密度の少なかったIP部13上の空白領域を配線に利用することから、集積度を向上することができ、小型化を図ることができる。特に、上層配線は下層配線に比べ2倍から6倍程度太い配線を用いるので、この上層配線をこの空白領域に敷設することにより上記した効果が顕著に期待できる。
図3は、本発明の実施例2に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図である。半導体基板21上には、ゲートアレイ部22とゲートアレイ部22に隣接した位置にIP部として複数のSRAMメモリセルを有するSRAMメモリ23が縦長の形をして形成されている。それに加えて、本実施形態では、縦長のSRAMメモリ23の短辺方向に複数のロジックセル24が配列され、複数列有している。
ゲートアレイ部22及びIP部23は、第1の実施形態で述べたものと同様の特徴を持つ。ロジックセル24は、複数のトランジスタで構成された複数の論理回路を有し、下層配線層で複数の論理回路相互間が配線され、予めある特定の機能を有している。このロジックセル24の例として、例えば、INVERT回路、NAND回路、NOR回路、さらには、フリップフロップ回路などの論理回路を複数接続することによって構成され、ある特定の機能を持つものである。
図4にロジックセル24の回路例を示す。図4は、INVERT回路、NAND回路、NOR回路を相互に接続したものである。2つの入力端子28a、28bが有り、あるロジック回路を経て6つの出力端子29a,29b,29c,29d,29e,29fに信号が送られる。出力端子29aには入力端子28aに加えられた信号そのままが出力される。出力端子29bには入力端子28aに印加された信号のINVERTされた信号が出力される。出力端子29cには2つの入力端子28a,28bに加えられた信号のNANDされた信号が出力される。出力端子29dには2つの入力端子28a,28bに加えられた信号のNORされた信号が出力される。出力端子29eには入力端子28bに印加された信号のINVERTされた信号が出力される。出力端子29fには入力端子28bに加えられた信号そのままが出力される。ここで、入力端子28及び出力端子29は上層配線層のロジックセル24端部に配置され、それ以外のロジックセル24の配線は下層配線で形成される。ここで、ロジックセルの回路例として、INVERT回路、NAND回路、NOR回路を相互に接続した回路例を示したが、本実施例では、それに限定されるもではなく、さらにフリップフロップ回路を用いたロジックセル24を形成しても構わない。
図5に本発明の実施例2に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置のロジックセル24部の断面図を示す。まず、下層領域では、半導体基板21上に拡散層25を形成し、その上に複数のゲート電極26を有した複数のトランジスタが形成されている。そして、これらトランジスタ相互間を複数の配線27で接続させて論理回路を形成する。さらに、これら論理回路を複数の配線27で接続することによって、上記したような、予めある特定の機能を有するロジックセル24が形成される。このロジックセル24は、論理回路部分を、例えば、図4のような機能を有するように、論理回路を相互に接続を行い、下層配線層で配線27の敷設を行う。次に、ロジックセル24の上層領域では、既に下層配線層で配線27の敷設を終え、少数の入力端子28、出力端子29の配線のみを形成している。ここで、これらの入力端子28、出力端子29はロジックセル24端部に配置することによって、上層配線層におけるロジックセル24上部にロジックセル24以外の配線30を敷設することができ、ゲートアレイ部22のユーザー所望配線やIP部23やロジックセル24などの少数の配線などの複数の信号配線30を形成することができる。
以上より、ロジックセル24は下層配線にて論理回路が形成されるので、ロジックセル24の配線長を短くすることができ、ロジックセル24の高速処理が期待できる。また、IP部23上だけでなくロジックセル24上の上層配線部にも空きスペースができるので、ゲートアレイ部22のユーザー所望配線やIP部23やロジックセル24などの少数の配線などの複数の信号配線30を形成することができる。
図6に本発明の実施例2に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の図3の拡大図で上層配線層に配線を敷設した一例を示す。図3と同様、半導体基板21上にゲートアレイ部22があり、ゲートアレイ部22に隣接する位置に縦長のSRAMメモリセル23が形成され、それに垂直な方向にロジックセル24が縦長に配列されている。上層配線層の配線密度の少ないSRAMメモリセル23上とロジックセル24上にゲートアレイ部22のユーザー所望の信号配線やIP部23などの少数の配線などの複数の信号配線30が敷設されている。上層配線層の配線30は、下層配線層の配線に比べ、2倍から6倍太い配線を用いる必要があり、IP部23及びロジックセル24上の空白領域を用い、長辺方向に沿って直線的に配線を敷設することによって、配線を効率的に敷設でき、配線長を短くすることができる。
これら上層配線層及び下層配線層の形成は、まず、下層配線層の形成を標準化して、ある特定の機能をもつ状態で予め用意しておく。次に、上層配線層において、残りのゲートアレイ部22の信号配線及び電源配線などを顧客の仕様に合わせて設計したマスクを使用して配線の敷設を行う。
本発明の第2の実施形態によると、半導体基板21上にゲートアレイ部22を形成し、このゲートアレイ部22に隣接した位置に縦長の形を有するIP部23を等間隔に配置し、さらに縦長のIP部24に垂直な方向に配列させたロジックセル24を複数列配置することによって、下層配線層で配線の敷設を終え、上層配線層で配線密度の少なかったIP部23とロジックセル24上の上層配線層にゲートアレイ部22のユーザー所望配線やIP部23などの少数の配線などの複数の信号配線30を敷設することができ、上層配線を直線状に配線することができるので、これまでのゲートアレイ部22上での配線の混雑や、長い信号配線の蛇行をなくすことができる。そのため、配線の集中を少なくすることができ、配線長を短くすることができるので、動作速度の高速化を図ることができる。また、従来から配線密度の少なかったIP部23上やロジックセル24上の空白領域を配線敷設に利用することから、集積度を向上することができ、小型化を図ることができる。特に、上層の配線は下層の配線に比べ2倍から6倍程度太い配線を用いるので、これらの配線をこの空白領域に敷設することにより上記した効果がさらに顕著に期待できる。
図7に本発明の実施例3に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図である。
上記第1の実施形態では、SRAMメモリセルなどの縦長のIP部のみを混載させ、縦長のIP部に特化した実施例であった。本実施例では、縦長でないIP部31、ここでは縦長でないCPU31を、縦長のIP部のSRAMメモリセル23とともに半導体基板21上に混載させたもので、SRAMメモリセル23は、長辺の長いものとそれより長辺の短いものを用いることになる。
本実施例で用いるゲートアレイ部22及びIP部23については、第1の実施形態で述べたものと同様の特徴を持つものである。また、縦長でないIP部として用いているCPU31も第1の実施形態で述べたIP部と同様の特徴を持つ。本実施例では、縦長でないIP部としてCPU31を用いているが、その他にSRAM、DRAM、EEPROM、PLL回路、DSP、UART、USBコントローラ、PCIコントローラ、JPEGエンコーダなどをIP部31として用いてもかまわない。
次に、半導体基板21上に敷設される配線は、まず、下層配線層で、縦長のIP部23及び縦長でないIP部31において予め、所望の機能を有するように配線の敷設を終えている。そして、上層配線層で、顧客の仕様に合わせてゲートアレイ部22の配線や電源配線の敷設を行うが、IP部23上の上層配線層は、IP部23のデータ、アドレス、クロックなどの少数の配線でしか形成されないので、配線密度の少ない空白領域となっており、この空白領域にゲートアレイ部22のユーザー所望配線やIP部23などの少数の配線、さらには電源配線などの複数の配線を敷設することができる。そのため、上層配線層での配線の集中を少なくすることができ、配線長を短くすることができるので、動作速度の高速化を図ることができる。また、従来から配線密度の少なかったIP部23上の空白領域を配線に利用することから、集積度を向上することができ、小型化を図ることができる。特に、上層配線は下層配線に比べ2倍から6倍程度太い配線を用いるので、この配線を空白領域に敷設することにより上記した効果が顕著に期待できる。
以上の構成により縦長でないCPU31を半導体基板21上に混載させても、縦長のIP部23上の上層配線層に空白領域があるので、上記各実施例で述べたのと同様の効果が期待できる。
図8に本発明の実施例4に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図である。
上記第2の実施形態では、SRAMメモリセルなどの縦長のIP部23と縦方向に配列させたロジックセル24を混載させ、縦長のIP部23とロジックセル24に特化した実施例であった。本実施例では、縦長でないIP部31、ここでは縦長でないCPU31を、縦長のIP部23、SRAMメモリセル23、ロジックセル24とともに半導体基板21上に混載させたものである。
本実施例で用いるゲートアレイ部22及びIP部23、ロジックセル24については、前記各実施形態で述べたものと同様の特徴を持つものである。また、縦長でないIP部として用いているCPU31も前記第3の実施形態で述べたIP部と同様の特徴を持つ。
次に、半導体基板上に敷設される配線は、まず、下層配線層で、縦長のIP部23及び縦長でないIP部31、ロジックセル24において予め、所望の機能を有するように配線の敷設を終えている。そして、上層配線層で、顧客の仕様に合わせてゲートアレイ部22の配線や電源配線の敷設を行うが、IP部23及びロジックセル24上の上層配線層は、IP部23のデータ、アドレス、クロックやロジックセル24の入出力端子などの少数の配線でしか形成されないので、空白領域となっており、その空白領域にゲートアレイ部22のユーザー所望配線やIP部23などの少数の配線などの複数の信号配線を敷設することができる。そのため、上層配線層での配線の集中を少なくすることができ、配線長を短くすることができるので、動作速度の高速化を図ることができる。また、従来から配線密度の少なかったIP部23及びロジックセル24上部の上層配線層の空白領域を配線に利用することから、集積度を向上することができ、小型化を図ることができる。特に、上層配線は下層配線に比べ2倍から6倍程度太い配線を用いるので、この上層配線をこの空白領域に敷設することにより上記した効果が顕著に期待できる。
以上の構成により縦長でないCPU31を半導体基板上に混載させても、縦長のIP部23及びロジックセル24上の上層配線層に空白領域があるので、上記各実施例で述べたのと同様の効果が期待できる。
図9に本発明の実施例4に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図である。
図9は、上述した各実施例をさらに具体化したもので、IP部に長辺が短辺よりも長いSRAMメモリセル23や長辺方向に垂直な方向に配列したロジックセル24、あと縦長でないIP部としてCPU31を設けるだけでなく、メモリバッファセルもSRAMメモリセル同様、縦長に配列し、長辺が短辺よりも長いメモリバッファ部32として半導体基板21上に設けたものである。
本実施例で用いるゲートアレイ部22及びIP部23、ロジックセル24については、前記各実施形態で述べたものと同様の特徴を持つものである。また、縦長でないIP部として用いているCPU31も前記各実施形態で述べたIP部と同様の特徴を持つ。
メモリセルバッファ部32は、IP部23同様、短辺が長辺よりも長い形で配列されており、IP部として用いているSRAMメモリセル23のバッファとして機能し、SRAMメモリから読み出したファイルデータを一時的に蓄えるファイルデータのバッファメモリである。上記メモリバッファ部32もIP部23同様、下層配線層で既に配線の敷設を終えており、メモリバッファ部32上の上層配線層を配線に利用することができる。
従来、メモリバッファセルは、半導体基板上に散らばって配置されているため、このメモリバッファセルを縦長に配置することによって、メモリバッファ部32上もゲートアレイ部22のユーザー所望配線やIP部23などの少数の配線などの複数の信号配線の敷設に利用することができる。
以上より、縦長でないCPU31を半導体基板21上に混載させ、縦長のIP部23及びロジックセル24上の上層配線層を配線に利用することができるだけでなく、メモリバッファ部32上の上層配線層も配線の敷設に利用することができるので、上記各実施例で述べたのと同様の効果がさらに期待できる。
ここで、各実施例において、IP部の形として、長方形を用いているが、縦長の形状をしていればよく、長辺の長さが短辺の長さの10倍以上であるほうがよい。また、長辺の長さを一つの半導体チップセルの一辺の長さに近づけることによって、半導体基板上に均一に配線を敷設することができ、IP部上に効率的に配線を敷設することができるので、さらに配線の集中を少なくすることができる。各実施例では、この長方形のIP部やロジックセルを任意に配列することもできるが、等間隔にする配列することによってIP部上に効率的に配線を敷くことができる。また、各実施例で用いているIP部及びロジックセルはすべて横方向、縦方向同じ方向に配列されているが、すべて同じ方向を向いている必要はなく、任意の方向にIP部及びロジックセルを設置してもかまわない。
なお、本発明は、上述したような各実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
本発明の実施例1に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図。 本発明の実施例1に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の図1に示すA-A’の断面図。 本発明の実施例2に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図。 本発明の実施例2に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置のロジックセルの回路例。 本発明の実施例2に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置のロジックセルの断面図。 本発明の実施例2に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す図3の拡大図。 本発明の実施例3に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図。 本発明の実施例4に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図。 本発明の実施例5に係るIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の1つのチップを取り出した構造を示す平面図。 従来のIPを搭載したゲートアレイ方式の半導体集積回路装置の構造を示す平面図。
符号の説明
11,21 半導体基板
12,22 ゲートアレイ部
13,23 SRAMメモリセル(IP部)
14,25 拡散層
15,26 ゲート電極
16,27 配線(下層配線)
17,19,30 信号配線(上層配線)
18 データ、アドレス、クロック端子
24 ロジックセル
28 入力端子
29 出力端子
31 CPU(縦長でないIP部)
32 メモリバッファ部

Claims (9)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された複数の第1のトランジスタと、少なくとも前記第1のトランジスタのソース、ドレイン及びゲートに接続され、第1の配線が形成されることで任意の機能を持つ回路が形成されるゲートアレイ部と、
    前記半導体基板上に形成された所定の機能を有する複数のIP(Intellectual Property)部とを備え、
    前記IP部はゲートアレイ部に隣接して配置され、長辺が短辺より長い形状を有し、前記IP部上に第2の配線が長辺方向に沿って形成されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記第2の配線は、信号配線であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記IP部が、一定の間隔で配列していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記IP部の長辺の長さが、短辺の長さの10倍以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記半導体基板上に、複数の第2のトランジスタ間同士を第3の配線で接続したロジックセルを備え、
    前記ロジックセルは前記ゲートアレイ部に隣接するように複数列配列され、前記ロジックセル上部に複数の前記第2の配線が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記ロジックセルは入力端子及び出力端子を備え、
    前記入力端子及び前記出力端子が前記ロジックセル端部にあることを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記ロジックセルの前記入力端子及び出力端子は、前記ロジックセルを形成する配線と異なる層にあり、前記入力端子及び出力端子の方が前記ロジックセルを形成する配線よりも上層にあることを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記ロジックセルは、INVERT回路、NAND回路、NOR回路、フリップフロップ回路のうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記IP部は、メモリセルアレイ若しくはメモリバッファセルアレイであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
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JP2015502660A (ja) * 2011-11-22 2015-01-22 マーベル ワールド トレード リミテッド システムオンチップ内のメモリ回路および論理回路のレイアウト
JP2015050285A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社東芝 半導体装置

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