JP2002016143A - 半導体集積回路およびその設計方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその設計方法

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JP2002016143A
JP2002016143A JP2000195840A JP2000195840A JP2002016143A JP 2002016143 A JP2002016143 A JP 2002016143A JP 2000195840 A JP2000195840 A JP 2000195840A JP 2000195840 A JP2000195840 A JP 2000195840A JP 2002016143 A JP2002016143 A JP 2002016143A
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Masaaki Koyama
正昭 小山
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプル作成後に様々な論理修正を加える場
合に、下地層からの変更を回避して配線層のみの変更で
対処可能とする半導体集積回路の設計方法の提供するこ
とにある。 【解決手段】 予め個々に設計されている複数種の論理
機能セルを組み合わせて所望の機能を有する半導体集積
回路を設計する半導体集積回路の設計方法であって、サ
ンプル作成前の設計段階において論理機能セルが配設さ
れない空領域に、論理回路の基本素子からなり上記論理
機能セルと配線接続されていない基本セルを埋め込むよ
うに設計しておき、サンプル作成後の修正時において配
線設計の修正により上記基本セルを使用して論理修正を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、論理機能セルを
組み合わせて1つの統合された論理回路を構成するCB
IC(Cell Based IC)などの半導体集積回路に適用し
て有用な技術に関し、さらには半導体集積回路のサンプ
ル作成後に論理修正を施す場合に利用して特に有用な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個々に設計されライブラリに登録
されている実績のある複数種の論理機能セルを組み合わ
せて1つの統合された論理回路を構成するCBICの技
術が一般的に知られ、各種電子機器のコントローラや、
通信処理、画像処理、音声処理用のLSIなどに利用さ
れている。
【0003】ゲートアレイが、論理回路を構成する基本
素子(MOSFET)を規則的に配列してなる共通のマ
スターウエハを用意し、所望の機能を実現するようにメ
タル配線工程以降でカスタム化するのに対し、CBIC
では全工程のマスクを各設計ごとにつくる。従って、開
発に要する時間やコストはゲートアレイより増えるが、
冗長な回路や配線が少なく、チップの集積度および動作
速度を上げることができ、量産したときのコストを下げ
られる。
【0004】CBICにおける論理機能セルのレイアウ
ト方式には、高さが一定のセルを横方向に並べて配置す
るポリセル方式と、高さも幅も任意の大きさのセルを混
ぜてレイアウトするブロック方式とがある。例えばRA
M、ROM、ALUなどのゲート数の大きな機能回路は
それぞれに適した高さや幅でレイアウトするのが望まし
く、CBICにおいてこのようなセルはマクロセルとか
メガセルと呼ぶ。AND、NANDなどの基本的な論理
ゲートやこれら論理ゲートを組み合わせてなる一般的な
論理回路のセルはプリミティブセルとかスタンダードセ
ルなどと呼ばれ、一定の高さにレイアウトされる。
【0005】ところで、半導体集積回路の設計では、一
度サンプルを作成して動作試験をした後、論理修正を施
すことがよくある。論理修正は、配線工程の修正で済む
場合と、配線前の下地層からの変更を余儀なくされる場
合とがあり、下地層からの変更を行う場合には、全工程
のマスクを再度作り直さねばならなくなり開発コストを
押し上げたり開発期間を長期化させてしまう。一方、配
線工程は全工程の1/3程度の工程でしかないため、配
線工程のみの修正で済めば開発コストや開発期間の長期
化を抑制できる。
【0006】そこで、従来、サンプル作成後に論理修正
が入った場合に備え、CBICの初期の設計時において
修正に必要と思われる何種類かの論理機能セルを予測
し、これら論理機能セルを本来使用される論理機能セル
の間に埋め込んでおくと云う工夫が一般的に行われてい
た。このように設計しておくことで、論理修正の段階で
他の論理機能セルが必要となった場合でも、そのセルが
予め修正用として埋め込んでおいた論理機能セルと合致
していれば、このセルを使用して配線層のみの修正で対
処することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
工夫を施したCBICの設計方法では、論理修正に備え
て予め余分な論理機能セルを埋め込んでおくため、チッ
プサイズの増大を招くという問題があった。
【0008】また、論理修正の内容が予め予測できる場
合には良いが、予想外の論理修正が生じた場合には、必
要な論理機能セルがなかったり、或いは必要な論理機能
セルがあった場合でも、必要としている箇所から離れ過
ぎていて配線接続できないと云った状況が多分に生じ、
このような場合には下地層からの変更を余儀なくされて
しまい、修正により開発コストが高騰したり、開発期間
が長引くといった問題を生じさせた。
【0009】この発明の目的は、サンプル作成後に様々
な論理修正を加える場合に、下地層からの変更を回避し
て配線層のみの変更で対処可能とする半導体集積回路の
設計方法の提供、並びに、このような設計方法により低
コストおよび短期間で開発可能な半導体集積回路を提供
することにある。
【0010】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0012】すなわち、予め個々に設計されている複数
種の論理機能セルを組み合わせて所望の機能を有する半
導体集積回路を設計する半導体集積回路の設計方法であ
って、サンプル作成前の設計段階において論理機能セル
が配設されない空領域に、論理回路の基本素子からなり
上記論理機能セルと配線接続されていない基本セルを埋
め込むように設計しておき、サンプル作成後の修正時に
おいて配線設計の修正により上記基本セルを使用して論
理修正を行う。
【0013】このような手段によれば、論理修正で任意
の回路の近傍に任意の論理機能回路が必要となった場合
でも、上記基本セルを複数合わせて適宜配線接続するこ
とで修正箇所の近傍に所望の論理機能回路を作成するこ
とが可能であり、この論理機能回路により上記の論理修
正を行うことが出来る。つまり、予想できない様々な修
正内容に適宜対応して配線設計の修正のみで論理修正を
行うことが出来る。
【0014】さらに、基本セルは論理機能セルの配設さ
れてない空領域に設けられるので、チップの集積度が上
昇するのみで、チップの総面積は増加しない。従って、
量産時の製品コストの低下も図れる。
【0015】ここで、上記基本セルは、例えばN形MO
SFETとP形MOSFETとを並べて配設したもので
ある。また、N形MOSFETのみ設けられたセル、P
形MOSFETのみ設けられたセルとしても良い。
【0016】また、上記基本セルの一部として、抵抗素
子または容量素子からなる基本セルを用いても良い。こ
のような基本セルを使用すれば遅延回路として信号の遅
延時間を調整する修正に適宜利用することができ、バッ
ファを多段に用いるよりもチップの占有面積を小さくす
ることが出来る。
【0017】また、具体的には、上記論理機能セルはN
形MOSFETとP形MOSFETとを縦に並べた所定
の高さを有し、上記空領域は上記論理機能セルが横方向
に一定の高さに並んだセル列中において論理機能セルが
設けられてない範囲であり、上記基本セルはN形MOS
FETとP形MOSFETとを縦に並べて上記論理機能
セルと同じ高さに形成されているものである。
【0018】このように論理機能セルを同じ高さで並べ
るレイアウト方式では、例えば、MOSFETに供給す
る電源ラインが各論理機能セルに対応して直線状に配設
されているため、上記のように基本セルを配設すること
で、基本セルのMOSFETに対しても上記電源ライン
を共通に使用することが可能であり、また、基本セルの
レイアウトを決める際にも特別な手数がかからない。
【0019】なお、任意の高さ任意の幅を有する論理機
能セル(マクロセル)がブロックごとに配設された箇所
において、各論理機能セル相互間の隙間に上記基本セル
を配設するようにしても良い。
【0020】また、上記の設計方法を利用して作成され
た本発明の半導体集積回路は、予め個々に設計されてい
る複数種の論理機能セルが組み合わされて所望の機能を
有する機能回路が構成されている半導体集積回路であっ
て、上記論理機能セルが配設されていない領域に、N形
MOSFETとP形MOSFETとが並んで構成された
基本セルが複数配設され、幾つかの基本セルは上記論理
機能セルと配線接続されて上記機能回路の一部を構成
し、幾つかの基本セルは何れの論理機能セルとも配線接
続されずに上記機能回路から分離されているものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明を適用して好適な半導体集積
回路の実施例を示す全体構成図である。
【0023】この実施例の半導体集積回路1は、例えば
単結晶シリコンのような1個の半導体チップ上に形成さ
れた通信処理用のCBICであり、本発明に係る半導体
集積回路の設計方法により設計されるものである。この
半導体集積回路1は、RAM3、ROM4,5、A/D
変換器6およびPLL回路7などブロック単位で配設さ
れるマクロセルや、同一高さの論理機能セルを横に並べ
てなるセル列8a…を更に多段に配列して構成されるロ
ジック部8、並びに、半導体チップの周縁部に配設され
たI/Oインターフェース9や外部接続端子10…など
を備えて構成されている。
【0024】図2は、ロジック部8に配設された論理機
能セルのレイアウトを示す構成図であり、(a)はサン
プル作成前の設計段階におけるレイアウト、(b)はサ
ンプル作成後に論理修正を施した後のレイアウトを示し
ている。
【0025】ロジック部8には、NAND、NOR、A
ND、XORなどの基本的な論理ゲートや、これら基本
的な論理ゲートを組み合わされて構成される各種デコー
ダやエンコーダ、マルチプレキサやデマルチプレクサ、
各種の加算器、各種のフリップフロップ、シフトレジス
タ、カウンタ、バッファ、並びに記憶回路など、多種多
様な論理機能セルが配設されている。これら論理機能セ
ルは、予めメーカー側で設計され標準化されてライブラ
リに登録されており、最適化された論理ゲートの配置お
よび最適化された第1層メタル配線により、高さがPM
OSとNMOSとを1個ずつ縦に並べた長さで幅が機能
に応じて任意の長さの矩形状に設計されている。ユーザ
ーはライブラリから必要な論理機能セルを選び出し、そ
れら論理機能セルを組み合わせて所望のロジックを構成
する。各論理機能セルは第1層、第2層および第3層メ
タル配線により相互接続されてこのロジックを実現す
る。
【0026】通常、上記のような3層のメタル配線を行
った場合には、ロジック部8の領域において論理機能セ
ルの実装率は70〜80%程度にしかならず、セル列の
途中(セル列の両端の領域も含む)には論理機能セルが
配設されていない空領域が生じる。
【0027】そこで、この実施例では、図2(a)に示
すように、サンプル作成前の設計段階において、この空
領域に基本セルとしてNMOSとPMOSとを縦に並べ
てなるベーシックセルを埋め込むように設計を行う。ベ
ーシックセルは、論理回路を構成する最小単位の素子
を、外部の回路から孤立させた状態に埋め込んだセルで
ある。
【0028】図3には、上記ベーシックセルの構造図を
示す。同図(a)はその平面図、(b)は(a)のA−
A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。
【0029】ベーシックセルBCは、図3に示すよう
に、シリコン等のp形半導体基板101上にN形ウェル
領域102を介して形成されるP形MOSFET P1
と、p形半導体基板101上に形成されるN形MOSF
ET N1とを、縦に並べて他の論理機能セルと同じ高
さに設計したものである。これらP形MOSFET P
1とN形MOSFET N1は、一般的なもので、それ
ぞれゲート酸化膜(SiO2膜)106を介してポリシ
リコンゲート電極107が形成されると共に、このゲー
ト電極107の左右の基板表面にそれぞれN形又はP形
のソース拡散領域SN,SPおよびドレイン拡散領域D
N,DPとが形成されてなる。そして、これらMOSF
ET P1,N1の上層にリンガラス等の層間絶縁膜1
08を介して3層のメタル配線が行われるようになって
いる。
【0030】平面的に見て、各セル列の上側と下側に
は、第1層メタル配線によりそれぞれ電源電圧Vcc,
GNDを供給する電源ラインが配設されている。従っ
て、配線設計において、これら電源電圧Vcc,GND
とベーシックセルBCのMOSFET P1,N1の各
ソースとを層間絶縁膜108に接続孔contを設けて
メタル配線M1で接続することで、これらMOSFET
P1,N1に短い配線接続で電源供給を行うことが可
能になっている。
【0031】次に、上述のような初期設計を行ったら、
論理ゲート作成用のマスク、第1層から第3層までの配
線用マスクをそれぞれ作成し、実際に全ての半導体製造
プロセスを行ってサンプルを作成する。サンプルを作成
したら動作試験を行って所望の機能が得られているかテ
ストする。
【0032】ここで何ら問題なく所望の機能が得られて
いれば、半導体集積回路の開発を完了して製造工程へと
移行するが、所望の機能が得られないなど何らかの問題
があった場合には、論理修正を行わなければならない。
例えば、クロックのスキューによって伝送信号がレーシ
ングを起こしているような場合には、スキューを起こし
ているクロック信号線に遅延用のバッファを挿入した
り、論理ミスが発見されれば代替となる論理機能セルに
差し替えなければならない。
【0033】この実施例の設計方法では、これらの修正
を上記の空領域に埋め込んであるベーシックセルを使用
して行う。すなわち、複数のベーシックセルに設けられ
るP形MOSFET P1とN形MOSFET N1と
を第1層メタル配線で適宜配線接続させて必要な論理回
路を形成する。ベーシックセルから論理回路を形成する
には、例えばASICのゲートアレイの技術を用いて、
ゲートアレイから構成される論理機能セルのセルライブ
ラリを利用する。そうすることで、論理回路を始めから
設計しなおす必要なく、上記セルライブラリから所望の
論理機能セルを選択し、該論理機能セルに必要なベーシ
ックセルのブロックを割り当てることで、ベーシックセ
ルから所望の論理回路を作成することが出来る。この場
合、新たに追加される論理機能セルは、図2(b)に示
すように、連続して配設された複数のベーシックセルか
らなる1ブロック中に形成され、離散した複数のベーシ
ックセルを合わせて1つの論理機能セルが作成されると
いったことはない。なお、第2層配線も使用すること
で、離散した複数のベーシックセルを合わせて1つの論
理機能セルを作成することも可能である。
【0034】次いで、第1層、第2層および第3層の必
要な層のメタル配線を修正して、上記ベーシックセルを
用いて新たに追加した論理機能セルをロジック部8の論
理の中に取り込むことで、半導体集積回路1の論理修正
が完了する。論理修正を完了したロジック部8は、図2
(b)に示すように、始めから設けられていた論理機能
セルと、ベーシックセルを使用して新たに追加された論
理機能セルと、ロジックに配線接続されずロジックから
孤立しているベーシックセルとが混在したレイアウトと
なる。
【0035】なお、上記ベーシックセルが埋め込まれた
空領域には、従来の論理機能セルのレイアウト構成図で
ある図4に示すように、従来、MOSFETのウェル領
域にバイアス電圧を供給するフィラーセルが埋め込まれ
ることがあるが、ベーシックセルに加えてフィラーセル
を幾つか埋め込んでおいても良い。
【0036】図5にはウェル給電用のフィラーセルの構
造図を示す。同図(a)はその平面図、(b)は(a)
の矢印C−C線断面図である。
【0037】フィラーセルFCは、電源電圧Vccを供
給する電源ラインの下、p形半導体基板101上にP形
拡散領域103を形成し、このP形拡散領域103と電
源電圧Vccの電源ラインとを層間絶縁膜108に接続
孔contを設けてメタル配線M1で接続するととも
に、同様に負極側の電源電圧GNDを供給する電源ライ
ンの下、N形ウェル領域102上にN形拡散領域104
を形成し、このN形拡散領域104と電源電圧GNDの
電源ラインとを層間絶縁膜108に接続孔contを設
けてメタル配線M1で接続するよう構成される。そし
て、これによりP形半導体基板101に電源電圧Vcc
が、N形ウェル領域102に負極の電源電圧GNDが供
給されるようになっている。
【0038】また、ベーシックセルとして、ソース−ド
レイン間を抵抗として使用したりゲート容量をコンデン
サとして使用するため構造の異なるMOSFETや、例
えばポリシリコンやその他の抵抗素子、2つの電極を対
向して形成される容量素子などを埋め込んでおいても良
く、そうすることでこれら抵抗や容量を用いてタイミン
グ調整に必要な遅延回路を作成することが出来る。
【0039】以上のように、この実施例の半導体集積回
路の設計方法によれば、サンプル作成後の論理修正の段
階で、任意の回路の近傍に任意の論理回路が必要となっ
た場合でも、複数のベーシックセルを第1層メタル配線
で適宜配線接続することで修正箇所の近傍に所望の論理
回路を作成することが可能であり、さらにこの論理回路
を第1層、第2層および第3層メタル配線の必要な層の
修正により元の論理に組み込むことで上記論理修正を行
うことが出来る。つまり、予想できない様々な修正内容
に適宜対応して配線設計の修正のみで論理修正を行うこ
とが出来る。
【0040】さらに、ベーシックセルは論理機能セルの
配設されてない空領域に設けられるので、チップの集積
度を上昇させ、チップの総面積は増加させない。従っ
て、製品コストの低下も図れる。
【0041】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0042】例えば、ベーシックセルを埋め込む箇所と
して、同一高さの論理機能セルが並ぶセル列中において
論理機能セルが配設されていない空領域を例示したが、
その他、任意の高さや幅を有するブロック毎に配設され
たマクロセル相互間の隙間にベーシックセルを埋め込む
ようにしても良いし、ベーシックセルの埋め込み用に別
途領域を設けてそこにベーシックセルを埋め込むように
しても良い。
【0043】また、ベーシックセルとしてP形MOSF
ETとN形MOSFETとが1個ずつ縦に並んだ形態を
例示したが、例えば、セル列が4つのMOSFETを縦
に並べた高さを有する構成であれば、2個のP形MOS
FETと2個のN形MOSFETとを順次縦に並べた形
態にするなど適宜変更可能である。
【0044】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である通信処
理用のCBICについて説明したがこの発明はそれに限
定されるものでなく、各種電子機器のコントローラや画
像処理、音声処理用のLSIなどに広く利用することが
できる。
【0045】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0046】すなわち、本発明に従うと、半導体集積回
路の開発時において、サンプル作成後の様々な修正内容
に対して、ほとんどの場合に配線設計の修正のみで論理
修正を行うことが出来るという効果がある。
【0047】さらに、設計の修正のためにチップの総面
積を増加させることがなく、製品コストの低下を図れる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な半導体集積回路の実施
例を示す構成図である。
【図2】図1のロジック部に配設された論理機能セルの
レイアウトを示す構成図である。
【図3】基本セルを示すもので、(a)はその平面図、
(b)は(a)の矢印A−A線断面図、(c)は(a)
の矢印B−B線断面図である。
【図4】従来の論理機能セルのレイアウトを示す構成図
である。
【図5】従来、空領域に設けられていたウェル給電用セ
ルを示すもので、(a)はその平面図、(b)は(a)
の矢印C−C線断面図である。
【符号の説明】
1 半導体集積回路 8 ロジック部 8a セル列 BC ベーシックセル(基本セル) P1 P形MOSFET N1 N形MOSFET

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め個々に設計されている複数種の論理
    機能セルを組み合わせて所望の機能を有する半導体集積
    回路を設計する半導体集積回路の設計方法であって、 サンプル作成前の設計段階において論理機能セルが配設
    されない空領域に、論理回路の基本素子からなり上記論
    理機能セルと配線接続されていない基本セルを埋め込む
    ように設計しておき、 サンプル作成後の修正時において配線設計の修正により
    上記基本セルを使用して論理修正を行うようにしたこと
    を特徴とする半導体集積回路の設計方法。
  2. 【請求項2】 上記基本セルはN形MOSFETとP形
    MOSFETとを並べて配設したものであることを特徴
    とする請求項1記載の半導体集積回路の設計方法。
  3. 【請求項3】 上記基本セルの一部として、抵抗素子ま
    たは容量素子からなる基本セルを用いていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路の設計方
    法。
  4. 【請求項4】 上記論理機能セルはN形MOSFETと
    P形MOSFETとを縦に並べた所定の高さを有し、上
    記空領域は上記論理機能セルが横方向に一定の高さに並
    んだセル列中において論理機能セルが設けられてない範
    囲であり、上記基本セルはN形MOSFETとP形MO
    SFETとを縦に並べて上記論理機能セルと同じ高さに
    形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の半導体集積回路の設計方法。
  5. 【請求項5】 予め個々に設計されている複数種の論理
    機能セルが組み合わされて所望の機能を有する機能回路
    が構成されている半導体集積回路であって、 上記論理機能セルが配設されていない領域に、N形MO
    SFETとP形MOSFETとが並んで構成された基本
    セルが複数配設され、幾つかの基本セルは上記論理機能
    セルと配線接続されて上記機能回路の一部を構成し、幾
    つかの基本セルは何れの論理機能セルとも配線接続され
    ずに上記機能回路から分離されていることを特徴とする
    半導体集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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