JP2006322406A - 蓄圧式燃料噴射装置のレール - Google Patents

蓄圧式燃料噴射装置のレール Download PDF

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誠 宮島
Hiroyuki Uemoto
浩行 植本
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Abstract

【課題】 ジョイントから配管を外す際に、ジョイントが供回りして、配管締結ナットが緩まずにジョイントが緩む可能性がある。
【解決手段】 レール本体20に回転不能に設けられたコネクタ26の挿入穴31内に、ジョイント27の挿入部34を挿入し、ジョイント固定具28をコネクタ26にネジ込んでジョイント27をレール本体20に固定する。挿入穴31は、軸方向に伸びる六角穴に形成されている。挿入部34は、軸方向に伸びる六角柱に形成されている。挿入部34を挿入穴31に挿入する方向では、コネクタ26と挿入部34は係合しない。しかし、回転する方向では、六角穴(挿入穴31)と六角柱(挿入部34)とが係合して、ジョイント27の回転を規制する。これにより、ジョイント27の供回りを防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関に燃料を噴射する蓄圧式燃料噴射装置に搭載されて高圧燃料を蓄圧するレールに関するものであり、特に配管とレール本体とをジョイントを介して結合させる技術に関する。
(従来技術)
蓄圧式燃料噴射装置のレールに配管を接続する技術として、レール本体に設けられたコネクタに、配管接続のためのジョイントを締結し、そのジョイントに配管を接続する技術が知られている。コネクタは、鍛造技術によってレール本体と一体に設けられる場合(鍛造レール)と、溶接技術によってレール本体に接合される場合(接合レール)とがある。
従来技術を、接合レールを参照して説明する。
図10に示す従来の接合レールは、(1)レール本体J1の平面部にコネクタJ2を溶接し、(2)配管接続用のジョイントJ3をコネクタJ2に強固に締結したものである(例えば、特許文献1参照)。
なお、コネクタJ2は、略筒状を呈し、内周面にコネクタ雌ネジJ4が形成されている。また、ジョイントJ3は、略棒状を呈し、一端側に配管J5の配管締結ナットJ6を締結するための配管側雄ネジJ7が形成され、他端側に本体側雄ネジJ8が形成され、中心部に燃料通路J9が形成されている。
(従来技術の不具合)
上記構成よりなる接合レールは、メンテナンス等により、ジョイントJ3から配管J5を外す場合が想定される。
ジョイントJ3から配管J5を外す際に、配管側雄ネジJ7に締めつけられた配管締結ナットJ6を緩めるトルクによってジョイントJ3が供回りして、配管締結ナットJ6が緩まずに、ジョイントJ3がコネクタJ2に対して緩んでしまう可能性がある。
この不具合は、接合レールだけに生じるものではなく、上述した鍛造レールであっても同様に生じる。
特開2005−9672号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ジョイントから配管を外す際に、配管を外すトルクによってジョイントが供回りして緩む不具合の生じない蓄圧式燃料噴射装置のレールの提供にある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の蓄圧式燃料噴射装置のレールは、回転規制手段によってジョイントの回転が規制されるため、ジョイントから配管を外す際に、配管を外すトルクによってジョイントが供回りして緩む不具合が生じない。
〔請求項2の手段〕
請求項2の蓄圧式燃料噴射装置のレールは、挿入穴の内部に設けられた回転規制手段によって、挿入部を挿入穴に挿入する方向では係合せずに、挿入部が挿入穴に対して回転する方向で係合し、レール本体およびコネクタに対してジョイントの回転が規制される。この状態で、ジョイント固定具により、挿入部の先端面を挿入穴の底面に押し付けて、ジョイントをコネクタに固定する。
このように、回転規制手段によってジョイントの回転が規制されるため、ジョイントから配管を外す際に、配管を外すトルクによってジョイントが供回りして緩む不具合が生じない。
〔請求項3の手段〕
請求項3の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおける回転規制手段は、挿入穴の内周面に形成された穴形状と、挿入部の外周面に形成された外周形状との嵌め合わせにより構成されるものである。
〔請求項4の手段〕
請求項4の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおける回転規制手段は、挿入穴の内周面に設けられた第1係合部と、挿入部の外周面に設けられた第2係合部と、第1係合部と第2係合部の両方に係合する回転方向結合部材とによって構成されるものである。
〔請求項5の手段〕
請求項5の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおける回転規制手段は、挿入穴の底部におけるレール本体に設けられた第1係合部と、挿入部に設けられた第2係合部と、第1係合部と第2係合部の両方に係合する回転方向結合部材とによって構成されるものである。
〔請求項6の手段〕
請求項6の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおける回転規制手段は、コネクタの端面に形成された穴形状と、ジョイントのフランジの外周面に形成された外周形状との嵌め合わせにより構成されるものである。
〔請求項7の手段〕
請求項7の蓄圧式燃料噴射装置のレールは、コネクタ雌ネジに本体側雄ネジが螺合したジョイントの外周面に、コネクタに設けられた回転規制手段をかしめて、ジョイントの回転を規制する。
このように、回転規制手段がジョイントにかしめられることによってジョイントの回転が規制されるため、ジョイントから配管を外す際に、配管を外すトルクによってジョイントが供回りして緩む不具合が生じない。
〔請求項8の手段〕
請求項8の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおける回転規制手段は、コネクタと一体に設けられている。このため、部品点数を減らすことができ、コストを抑えることができる。
〔請求項9の手段〕
請求項9の蓄圧式燃料噴射装置のレールは、回転規制手段がかしめられるジョイントの外周面に、ジョイントの軸方向に沿う係合部が設けられている。
このように、ジョイントの軸方向に沿う係合部に回転規制手段がかしめられるため、回転規制手段によるジョイントの回転規制力を高めることができる。
〔請求項10の手段〕
請求項10の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおけるジョイントには、配管側雄ネジと本体側雄ネジの間に、本体側雄ネジとは異なったネジ方向の逆雄ネジが形成されており、コネクタ雌ネジに本体側雄ネジを螺合した状態で、回転規制手段を逆雄ネジに螺合して、回転規制手段をコネクタの端面に押圧させることにより、ジョイントの回転が規制される。 このため、ジョイントから配管を外す際に、配管を外すトルクによってジョイントが供回りして緩む不具合が生じない。
〔請求項11の手段〕
請求項11の蓄圧式燃料噴射装置のレールは、配管側雄ネジより大径のフランジの外周面に逆雄ネジを設けたものである。
これによって、回転規制手段を逆雄ネジに組付ける際に、回転規制手段が配管側雄ネジの周囲を素通りするため、配管側雄ネジと逆雄ネジのネジ方向を異なった向きに形成できる。
最良の形態1の蓄圧式燃料噴射装置のレールは、
(a)高圧燃料を蓄圧するレール本体に設けられ、内部の蓄圧室と外部を連通させる内外連通孔の外側開口部の周囲を覆う挿入穴を有するコネクタと、
(b)内部に燃料通路が形成された略棒状を呈し、一端側に配管を接続するための配管側雄ネジが形成され、他端側に挿入穴の内部へ挿入される挿入部が形成されたジョイントと、
(c)挿入穴の内部に設けられ、挿入部を挿入穴に挿入する方向では係合せずに、挿入部が挿入穴に対して回転する方向で係合する回転規制手段と、
(d)挿入部の先端面を挿入穴の底面に押し付けて、ジョイントをコネクタに固定するジョイント固定具とを備える。
最良の形態2の蓄圧式燃料噴射装置のレールは、
(a)高圧燃料を蓄圧するレール本体に設けられ、内部の蓄圧室と外部を連通させる内外連通孔の外側開口部の周囲を覆う内周面にコネクタ雌ネジが形成されたコネクタと、
(b)内部に燃料通路が形成された略棒状を呈し、一端側に配管を接続するための配管側雄ネジが形成され、他端側にコネクタ雌ネジに螺合する本体側雄ネジが形成されたジョイントと、
(c)コネクタに設けられ、コネクタ雌ネジに本体側雄ネジが螺合したジョイントの外周面にかしめられて、ジョイントの回転を規制する回転規制手段とを備える。
最良の形態3の蓄圧式燃料噴射装置のレールは、
(a)高圧燃料を蓄圧するレール本体に設けられ、内部の蓄圧室と外部を連通させる内外連通孔の外側開口部の周囲を覆う内周面にコネクタ雌ネジが形成されたコネクタと、
(b)内部に燃料通路が形成された略棒状を呈し、一端側に配管を接続するための配管側雄ネジが形成され、他端側にコネクタ雌ネジに螺合する本体側雄ネジが形成され、配管側雄ネジと本体側雄ネジの間に本体側雄ネジとは異なったネジ方向の逆雄ネジが形成されたジョイントと、
(c)コネクタ雌ネジに本体側雄ネジが螺合した状態で、逆雄ネジに螺合されて、コネクタの端面に押圧される回転規制手段とを備える。
この実施例1では、まず、蓄圧式燃料噴射装置のシステム構成を図2を参照して説明し、その後でレールと配管の接続構造を図1を参照して説明する。
(蓄圧式燃料噴射装置の説明)
図2に示す蓄圧式燃料噴射装置は、エンジン(例えばディーゼルエンジン:図示しない)の各気筒に燃料噴射を行うシステムであり、レール1、インジェクタ2、サプライポンプ3、ECU(エンジン制御ユニット)とEDU(駆動ユニット)が1つのケース内に配置された制御装置4等から構成される。なお、ECUとEDUを、それぞれ独立配置するものであっても良い。
レール1は、インジェクタ2に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧容器であり、燃料噴射圧に相当するレール圧が蓄圧されるように高圧ポンプ配管6を介して高圧燃料を圧送するサプライポンプ3の吐出口と接続されるとともに、各インジェクタ2へ高圧燃料を供給する複数のインジェクタ配管7が接続されている。
なお、レール1と高圧ポンプ配管6の接続構造、およびレール1とインジェクタ配管7の接続構造は後述する。
レール1から燃料タンク8へ燃料を戻すリリーフ配管9には、プレッシャリミッタ10が取り付けられている。このプレッシャリミッタ10は圧力安全弁であり、レール圧が限界設定圧を超えた際に開弁して、レール圧を限界設定圧以下に抑える。
なお、図2に示すレール1では、制御装置4から与えられる開弁信号によって開弁してレール圧を急速に減圧する減圧弁を設けていないが、減圧弁を設ける機種もある。
インジェクタ2は、エンジンの各気筒毎に搭載されて燃料を各気筒内に噴射供給するものであり、レール1より分岐する複数のインジェクタ配管7の下流端に接続されて、レール1に蓄圧された高圧燃料を各気筒内に噴射供給する燃料噴射ノズル、およびこの燃料噴射ノズル内に収容されたニードルのリフト制御を行う電磁弁等を搭載している。
なお、インジェクタ2からのリーク燃料は、リターン配管11を経てサプライポンプ3の吸入側に戻される。
サプライポンプ3は、レール1へ高圧燃料を圧送する高圧燃料ポンプであり、燃料タンク8内の燃料をフィルタ12を介してサプライポンプ3へ吸引するフィードポンプを搭載し、このフィードポンプによって吸い上げられた燃料を高圧に圧縮してレール1へ圧送する。フィードポンプおよびサプライポンプ3は共通のカムシャフト13によって駆動される。なお、このカムシャフト13は、エンジンによって回転駆動されるものである。
サプライポンプ3には、燃料を高圧に加圧する加圧室内に燃料を導く燃料流路の開度度合を調整するためのSCV14(吸入調量弁)が搭載されている。このSCV14は、制御装置4からのポンプ駆動信号によって制御されることにより、加圧室内に吸入される燃料の吸入量を調整し、レール1へ圧送する燃料の吐出量を変更するバルブであり、レール1へ圧送する燃料の吐出量を調整することにより、レール圧を調整するものである。即ち、制御装置4はSCV14を制御することにより、レール圧を車両走行状態に応じた圧力に制御できる。
制御装置4は、上述したように、ECUとEDUからなる。
ECUは、CPU、記憶装置(ROM、RAM、SRAM、EEPROM等のメモリ)を搭載しており、ROMに記憶されたプログラムと、RAM等に読み込まれたセンサ類の信号(車両の運転状態)とに基づいて各種の演算処理を行う。
具体的な演算の一例を示すと、ECUは、燃料の噴射毎に、ROMに記憶されたプログラムと、RAM等に読み込まれたセンサ類の信号(車両の運転状態)とに基づいて、各気筒毎の目標噴射量、噴射形態、インジェクタ2の開弁閉弁時期、SCV14の開度(通電電流値)を決定するように設けられている。
EDUは、インジェクタ駆動回路、SCV駆動回路などから構成されている。
インジェクタ駆動回路は、ECUから与えられるインジェクタ開弁信号に基づいてインジェクタ2の電磁弁へ開弁駆動電流を与える駆動回路であり、開弁駆動電流を電磁弁に与えることにより高圧燃料が気筒内に噴射供給され、開弁駆動電流を停止することで燃料噴射が停止するものである。
SCV駆動回路は、ECUから与えられるSCV駆動信号(デューティ信号等)に基づいてSCV14の電磁弁へ駆動電流を与える駆動回路である。
なお、ECUには、車両の運転状態等を検出する手段として、レール圧を検出する圧力センサ15の他に、アクセル開度を検出するアクセルセンサ、エンジン回転数を検出する回転数センサ、エンジンの冷却水温度を検出する水温センサ等のセンサ類が接続されている。
(レール1の説明)
次に、レール1を図2の他に、図1を参照して説明する。
本発明が適用されるレール1は、高圧燃料を内部に蓄圧するレール本体20、レール本体20をエンジン等の固定部材に取り付けるためのステー21(符号、図9参照)、高圧ポンプ配管6およびインジェクタ配管7(以下、配管6、7と称す)を接続するための配管継手手段をそれぞれ別々に設け、これら複数の部品を、溶接技術や締結技術で組付けた接合レールである。
(レール本体20の説明)
レール本体20は、鉄系の金属材料よりなり、外観が略円柱形状を呈する。
このレール本体20の内部には、高圧燃料を蓄圧する蓄圧室22が、軸方向に貫通して形成されている。蓄圧室22の軸芯は、レール本体20の中心に対してオフセットされたものであっても(図9参照)、一致するものであっても良い。
レール本体20の両端部には、プレッシャリミッタ10、圧力センサ15を取り付けるためのネジ穴が形成されている。
レール本体20の表面には、コネクタ26が接合される第1平面23と、ステー21が接合される接合溝24(符号、図9参照)が形成されている。なお、ステー21が接合される接合溝24は、レール本体20の長手方向に対して垂直方向に形成されている。
レール本体20には、蓄圧室22と外部とを連通する径方向に延びる内外連通孔25が形成されている。この内外連通孔25は、各配管6、7と個別に連通するものであり、レール本体20の軸方向に適切な間隔を隔てて複数形成され、各内外連通孔25の外側開口部は、第1平面23の略中心において開口する。
(配管継手手段の説明)
配管継手手段は、レール本体20と配管6、7とを結合するための手段であり、レール本体20に溶接によって強固に固定されるコネクタ26と、このコネクタ26に差し込まれるジョイント27と、このジョイント27をレール本体20に強固に押し付けて固定するジョイント固定具28とからなる。
(コネクタ26の説明)
コネクタ26は、鉄系の金属材料よりなり、略円筒形状を呈する。このコネクタ26は、レール本体20に溶接された後に、ジョイント27の一部(後述する挿入部34)が差し込まれ、続いてジョイント固定具28が締結されることで、レール本体20にジョイント27を固定するものである。
コネクタ26の内周面には、ジョイント27の一部(後述する挿入部34)が差し入れられる挿入穴31が形成されている。この挿入穴31の形状については後述する。
コネクタ26の外周面には、ジョイント固定具28がネジ込まれるコネクタ外周雄ネジ32が形成されている。
挿入穴31およびコネクタ外周雄ネジ32が形成されたコネクタ26は、筒中心が、内外連通孔25の開口中心と略一致する位置で、レール本体20の第1平面23に電気抵抗溶接等の溶接技術によって強固に接合される。
(ジョイント27の説明)
ジョイント27は、鉄系の金属材料よりなる配管継手であり、外観が略棒状を呈する。このジョイント27の軸中心には、内外連通孔25と、配管6、7の内部通路とを連通させるための燃料通路33が貫通して形成されている。なお、この実施例では、燃料通路33の一部を細くして脈動低減用のオリフィス33aを形成する例を示すが、ジョイント27にオリフィス33aを設けないものであっても良い。
ジョイント27の一端側には、挿入穴31に差し入れられる挿入部34が形成されている。この挿入部34の形状については後述する。
ジョイント27の他端側には、配管6、7を結合するための配管側雄ネジ35が形成されている。
ジョイント27における挿入部34と配管側雄ネジ35との間(軸方向の中間部)には、外径方向に突出した鍔形状のフランジ36が形成されている。このフランジ36の外径は、配管側雄ネジ35の外径(具体的には、ネジ山頂の外径)より大きく、且つコネクタ外周雄ネジ32の外径ネジ(具体的には、ネジ谷底の外径)より小さく設けられている。
(ジョイント固定具28の説明)
ジョイント固定具28は、鉄系の金属材料よりなる締結具であり、コネクタ26の外周に締結される略円筒形状を呈したジョイント締結ナットである。
このジョイント固定具28の内周面には、上述したコネクタ外周雄ネジ32に螺合するナット雌ネジ37が形成されている。
また、ジョイント固定具28の筒体端部には、内径が上述したフランジ36の外径よりも小径の小径鍔38が形成されている。なお、小径鍔38の外周面には、締結工具が係合する六角面38aが形成されている。
そして、コネクタ26の挿入穴31にジョイント27の挿入部34を差し入れた後、コネクタ外周雄ネジ32にジョイント固定具28のナット雌ネジ37を強くネジ込むことで、小径鍔38がフランジ36をレール本体20側に強く押し付け、結果的にジョイント27がレール本体20に固定される。
ここで、ジョイント27において挿入部34が形成された側の先端面には、レール本体20の第1平面23に一致する第2平面39が形成されている。即ち、挿入部34の先端面には、燃料通路33の周りを囲むように第2平面39が形成されている。
そして、挿入部34を挿入穴31に差し込み、ジョイント固定具28をコネクタ26に強くネジ込むと、挿入部34の先端がコネクタ26の奥方に強く押し付けられ、第2平面39に開口した燃料通路33と、第1平面23に開口した内外連通孔25とが連通するとともに、燃料通路33の周囲の第2平面39が、内外連通孔25の周囲の第1平面23に強く押し付けられて本体シール面(油密面)40を形成する。
次に、ジョイント27と配管6、7の結合について説明する。
ジョイント27において配管側雄ネジ35が形成された側の先端面には、配管6、7の先端に形成された円錐部41が差し込まれる円錐テーパ形状を呈した受圧座面42が形成されており、この受圧座面42の底部で燃料通路33が開口する。
配管側雄ネジ35には、配管6、7に装着された配管締結ナット43の内周面に形成された配管側雌ネジ44が螺合する。この配管締結ナット43は、配管6、7の円錐部41の背部の段差に係止した状態で、ジョイント27の配管側雄ネジ35にネジ込まれるものであり、配管締結ナット43を配管側雄ネジ35にネジ込むことで、配管6、7の円錐部41が、受圧座面42に押し付けられて配管シール面(油密面)45を形成する。
(ジョイント27の回り止めの説明)
この実施例1では、回転規制手段46によって、ジョイント27の回転を規制するように設けられている。
回転規制手段46は、挿入穴31の内部(内側)において設けられるものであり、挿入部34が挿入穴31に挿入されるのを妨げないように、挿入部34を挿入穴31に挿入する方向では係合しない。しかし、挿入部34が挿入穴31に対して回転する方向で係合して、ジョイント27の回転を規制するものである。
実施例1の回転規制手段46は、挿入穴31の内周面に形成された穴形状と、挿入部34の外周面に形成された外周形状との嵌め合わせによって、ジョイント27の回転を規制するものである。
具体的に、挿入穴31は、軸方向に伸びる六角穴に形成されている。一方、挿入部34は、軸方向に伸びる六角柱に形成されている。六角穴と六角柱は、組付クリアランスを介して組み付けられるものであり、挿入部34を挿入穴31に挿入する方向では、コネクタ26と挿入部34は係合しない。しかし、挿入部34が挿入穴31に対して回転する方向では、六角穴(挿入穴31)と六角柱(挿入部34)とが回転方向に係合して、ジョイント27の回転を規制する。
(実施例1の効果)
実施例1のレール1の配管継手手段は、上述したように、レール1に溶接されたコネクタ26に対してジョイント27が回転できない構造になっている。
このため、配管6、7をジョイント27に締結する際に、締結のための回転トルクが配管締結ナット43に加えられても、ジョイント27が供回りすることがなく、配管締結ナット43をジョイント27に強固に締結することができる。
また、メンテナンス等により配管6、7をジョイント27から外す際に、緩めるための回転トルクが配管締結ナット43に加えられても、ジョイント27が供回りする不具合が生じず、ジョイント27に対して配管締結ナット43を確実に緩めることができる。
図3を参照して実施例2を説明する。なお、以下の各実施例において実施例1と同一符号は同一機能物を示すものである。
上記実施例1では、挿入穴31の穴形状と、挿入部34の外周形状との嵌め合わせによって、ジョイント27の回転を規制する例を示した。これに対し、実施例2〜実施例5の挿入穴31は丸穴(円筒状内周面を有する穴)形状を呈し、挿入部34は円柱形状を呈する。
そして、実施例2の回転規制手段46は、挿入穴31の内周面に設けられた第1係合部51と、挿入部34の外周面に設けられた第2係合部52と、第1係合部51と第2係合部52の両方に係合する回転方向結合部材53とによって、ジョイント27の回転を規制するものである。
具体的に、第1係合部51は、挿入穴31の内周面において軸方向に伸びる1本の溝である。
第2係合部52は、挿入部34の外周面において軸方向に沿う平面部である。
回転方向結合部材53は、挿入部34に形成された第2係合部52(平面部)を、挿入穴31に形成された第1係合部51(1本の溝)に向けて組付けた状態で、第1、第2係合部51、52の隙間に挿入される棒状のピンである。このピンは、第1係合部51(1本の溝)に嵌まって回転方向の移動が規制されるとともに、第2係合部52(平面部)に当たってジョイント27の回転を規制するものである。
このようにコネクタ26に対してジョイント27が回転できない構造であるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図4を参照して実施例3を説明する。
実施例3の回転規制手段46は、上述した実施例2と同様、挿入穴31の内周面に設けられた第1係合部51と、挿入部34の外周面に設けられた第2係合部52と、第1係合部51と第2係合部52の両方に係合する回転方向結合部材53とによって、ジョイント27の回転を規制するものである。
第1係合部51は、挿入穴31の内周面において軸方向に伸びる1本の溝である。
第2係合部52は、挿入部34の外周面において軸方向に伸びる1本の溝である。
回転方向結合部材53は、挿入部34に形成された第2係合部52(1本の溝)を、挿入穴31に形成された第1係合部51(1本の溝)に向けて組付けた状態で、第1、第2係合部51、52の隙間に挿入される棒状のキーである。このキーは、第1係合部51(1本の溝)と第2係合部52(1本の溝)の両者に嵌まり合って、ジョイント27の回転を規制するものである。
このようにコネクタ26に対してジョイント27が回転できない構造であるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図5を参照して実施例4を説明する。
実施例4の回転規制手段46は、挿入穴31の底部におけるレール1に設けられた第1係合部51と、挿入部34に設けられた第2係合部52と、第1係合部51と第2係合部52の両方に係合する回転方向結合部材53とによって、ジョイント27の回転を規制するものである。
具体的に、第1係合部51は、挿入穴31の底面において軸方向に伸びて形成された穴である。
第2係合部52は、挿入部34の先端面(第2平面39)において軸方向に伸びて形成された穴である。
回転方向結合部材53は、第1係合部51(穴)と第2係合部52(穴)の両者に挿入される棒状のピンである。このピンは、第1係合部51(穴)と第2係合部52(穴)の両者に嵌まり合って、ジョイント27の回転を規制するものである。
このようにコネクタ26に対してジョイント27が回転できない構造であるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図6を参照して実施例5を説明する。
実施例5の回転規制手段46は、コネクタ26の端面に形成された穴形状と、フランジ36の外周面に形成された外周形状との嵌め合わせによって、ジョイント27の回転を規制するものである。
具体的に、コネクタ26の先端面(ジョイント27が組み入れられる側の面)には、フランジ36の軸方向の一部が侵入可能な偏心穴54が形成されている。この穴形状は、コネクタ26の軸心に対して偏心した円形穴である。
一方、フランジ36には、偏心穴54に嵌まり合う偏心部55が形成されている。
偏心穴54と偏心部55は、組付クリアランスを介して組み付けられるものであり、挿入部34を挿入穴31に挿入する方向では、偏心穴54と偏心部55は係合しない。しかし、挿入部34が挿入穴31に対して回転する方向では、偏心穴54と偏心部55とが回転方向で係合して、ジョイント27の回転を規制する。
このようにコネクタ26に対してジョイント27が回転できない構造であるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図7、図8を参照して実施例6を説明する。
上記実施例1〜5では、ジョイント27の一端側をコネクタ26内に差し込むタイプを例に示した。
これに対して、実施例6では、コネクタ26の内周面にコネクタ雌ネジ56を形成し、ジョイント27の一端側に本体側雄ネジ57を形成し、本体側雄ネジ57をコネクタ雌ネジ56にネジ込むことで、コネクタ26にジョイント27が締結される例を示す。
上記のように、コネクタ26のコネクタ雌ネジ56に、ジョイント27の本体側雄ネジ57をネジ込む構造では、ジョイント27から配管6、7を外す際に、配管側雄ネジ35に締めつけられた配管締結ナット43を緩めるトルクによってジョイント27が供回りして、配管締結ナット43が緩まずに、ジョイント27がコネクタ26に対して緩んでしまう可能性がある。
そこで、この実施例6では、金属の塑性変形可能な回転規制手段(かしめ部)58をコネクタ26に設け、コネクタ雌ネジ56に本体側雄ネジ57が螺合したジョイント27の外周面に、回転規制手段58をかしめて、ジョイント27の回転を規制するように設けられている。
実施例6の回転規制手段58は、コネクタ26と一体に設けられている。具体的に、回転規制手段58は、コネクタ26の先端面(ジョイント27が組み入れられる側の面)に設けられている。この回転規制手段58は、治具によって内周に加圧されることにより塑性変形してジョイント27の外周面に強固にかしめるものである。
また、実施例6では、回転規制手段58がかしめられるジョイント27の外周面には、ジョイント27の軸方向に沿う係合部59が設けられている。具体的に、係合部59は、本体側雄ネジ57と配管側雄ネジ35との間(軸方向の中間部)に設けられている。実施例6の係合部59は、軸方向に沿う複数の平面よりなる。そして、図8(b)に示すように、平面部の中心に向けて係合部59をかしめて、回転規制手段58とジョイント27の回転方向の結合力を高めている。
(実施例6の効果)
実施例6のレール1の配管継手手段は、上述したように、回転規制手段58がジョイント27にかしめられてジョイント27が回転できない構造になっている。
このため、メンテナンス等により配管6、7をジョイント27から外す際に、緩めるための回転トルクが配管締結ナット43に加えられても、ジョイント27が供回りする不具合が生じず、ジョイント27に対して配管締結ナット43を確実に緩めることができる。 また、この実施例6では、回転規制手段58がコネクタ26と一体に設けられているため、回転規制手段58を別部品で設けなくても済む。これによって、部品点数を少なくでき、コストを抑えることができる。
さらに、この実施例6では、ジョイント27の外周面に軸方向に沿う複数の係合部59を設け、各係合部59に回転規制手段58をかしめる構造を採用しているため、回転規制手段58によるジョイント27の回転規制力を高めることができる。
図9を参照して実施例7を説明する。
この実施例7は、上記実施例6と同様、コネクタ26の内周面にコネクタ雌ネジ56を形成し、ジョイント27の一端側に本体側雄ネジ57を形成し、本体側雄ネジ57をコネクタ雌ネジ56にネジ込むことで、コネクタ26にジョイント27が締結される例を示す。
このように、コネクタ26のコネクタ雌ネジ56に、ジョイント27の本体側雄ネジ57をネジ込む構造では、ジョイント27から配管6、7を外す際に、配管側雄ネジ35に締めつけられた配管締結ナット43を緩めるトルクによってジョイント27が供回りして、配管締結ナット43が緩まずに、ジョイント27がコネクタ26に対して緩んでしまう可能性がある。
そこで、この実施例7では、ジョイント27における配管側雄ネジ35と本体側雄ネジ57の間に、本体側雄ネジ57とは異なったネジ方向の逆雄ネジ61が形成されている。 具体的に、逆雄ネジ61は、配管側雄ネジ35より大径のフランジ36の外周面に形成されている。ここで、配管側雄ネジ35と本体側雄ネジ57は、共に順方向ネジ(右回転で締まり、左回転で緩むネジ)であり、逆雄ネジ61はそれとは逆方向ネジである。
逆雄ネジ61には、ナット形状を呈した回転規制手段(締結ナット)62が締結される。この回転規制手段62は、内周面に逆雄ネジ61と螺合する逆雌ネジ63が形成された筒状ナットであり、回転規制手段62の外周面には、締結工具が係合する六角面64が形成されている。
回転規制手段62は、コネクタ雌ネジ56に本体側雄ネジ57を締結した後に、逆雄ネジ61に螺合されて、コネクタ26の先端面(ジョイント27が組み入れられる側の面)に押圧されることで、ジョイント27の回転を規制するものである。
(実施例7の効果)
実施例7のレール1の配管継手手段は、上述したように、逆雄ネジ61に回転規制手段62が締結されて、ジョイント27が回転できない構造になっている。
このため、メンテナンス等により配管6、7をジョイント27から外す際に、緩めるための回転トルクが配管締結ナット43に加えられても、ジョイント27が供回りする不具合が生じず、ジョイント27に対して配管締結ナット43を確実に緩めることができる。 また、逆雄ネジ61は、配管側雄ネジ35より大径のフランジ36の外周面に形成されている。これによって、回転規制手段62を逆雄ネジ61に組付ける際に、回転規制手段62が配管側雄ネジ35の周囲を素通りするため、配管側雄ネジ35と逆雄ネジ61のネジ方向を異なった向きに形成できる。
[変形例]
上記の実施例では、コネクタ26をレール本体20に接合して設ける例を示したが、鍛造技術等によりコネクタ26をレール本体20と一体に設けても良い。
配管継手手段の軸方向に沿う断面図、A−A線に沿う断面図、上視図である(実施例1)。 蓄圧式燃料噴射装置のシステム構成図である(実施例1)。 配管継手手段の軸方向に対して垂直方向に沿う断面図である(実施例2)。 配管継手手段の軸方向に対して垂直方向に沿う断面図である(実施例3)。 配管継手手段の軸方向に沿う断面図である(実施例4)。 配管継手手段の軸方向に沿う断面図である(実施例5)。 配管継手手段の分解断面図である(実施例6)。 配管継手手段の軸方向に沿う断面図、A−A線に沿う断面図である(実施例6)。 配管継手手段の軸方向に沿う断面図である(実施例7)。 配管継手手段の軸方向に沿う断面図である(従来例)。
符号の説明
1 レール
6 高圧ポンプ配管(配管)
7 インジェクタ配管(配管)
20 レール本体
22 蓄圧室
25 内外連通孔
26 コネクタ
27 ジョイント
28 ジョイント固定具
31 挿入穴
33 燃料通路
34 挿入部
35 配管側雄ネジ
36 フランジ
46 回転規制手段
51 第1係合部
52 第2係合部
53 回転方向結合部材
56 コネクタ雌ネジ
57 本体側雄ネジ
58 回転規制手段
59 係合部
61 逆雄ネジ
62 回転規制手段

Claims (11)

  1. 蓄圧式燃料噴射装置に用いられ、
    高圧燃料を蓄圧する蓄圧室が内部に区画され、前記蓄圧室と外部を連通させる内外連通孔を有するレール本体と、
    一端が前記内外連通孔の外側開口部の周縁部に当接し、前記内外連通孔と連通する燃料通路が内部に区画されるジョイントと、
    前記ジョイントの他端に取り付けられ、前記燃料通路と連通する配管とを備え、
    前記ジョイントと前記配管とを螺子締結により接続する蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    前記ジョイントの回転方向の移動を規制する回転規制手段を備えたことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  2. 請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    この蓄圧式燃料噴射装置のレールは、
    (a)高圧燃料を蓄圧する前記レール本体に設けられ、内部の前記蓄圧室と外部を連通させる前記内外連通孔の外側開口部の周囲を覆う挿入穴を有するコネクタと、
    (b)内部に前記燃料通路が形成された略棒状を呈し、一端側に前記配管を接続するための配管側雄ネジが形成され、他端側に前記挿入穴の内部へ挿入される挿入部が形成された前記ジョイントと、
    (c)前記挿入穴の内部に設けられ、前記挿入部を前記挿入穴に挿入する方向では係合せずに、前記挿入部が前記挿入穴に対して回転する方向で係合する前記回転規制手段と、
    (d)前記挿入部の先端面を前記挿入穴の底面に押し付けて、前記ジョイントを前記コネクタに固定するジョイント固定具と、
    を備えることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  3. 請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    前記回転規制手段は、前記挿入穴の内周面に形成された穴形状と、前記挿入部の外周面に形成された外周形状との嵌め合わせにより構成されることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  4. 請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    前記回転規制手段は、前記挿入穴の内周面に設けられた第1係合部と、前記挿入部の外周面に設けられた第2係合部と、前記第1係合部と前記第2係合部の両方に係合する回転方向結合部材とによって構成されることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  5. 請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    前記回転規制手段は、前記挿入穴の底部における前記レール本体に設けられた第1係合部と、前記挿入部に設けられた第2係合部と、前記第1係合部と前記第2係合部の両方に係合する回転方向結合部材とによって構成されることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  6. 請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    前記ジョイントは、前記配管側雄ネジと前記挿入部との間に外周方向に突出したフランジを備え、
    前記回転規制手段は、前記コネクタの端面に形成された穴形状と、前記フランジの外周面に形成された外周形状との嵌め合わせにより構成されることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  7. 請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    この蓄圧式燃料噴射装置のレールは、
    (a)高圧燃料を蓄圧する前記レール本体に設けられ、内部の前記蓄圧室と外部を連通させる前記内外連通孔の外側開口部の周囲を覆う内周面にコネクタ雌ネジが形成されたコネクタと、
    (b)内部に前記燃料通路が形成された略棒状を呈し、一端側に前記配管を接続するための配管側雄ネジが形成され、他端側に前記コネクタ雌ネジに螺合する本体側雄ネジが形成された前記ジョイントと、
    (c)前記コネクタに設けられ、前記コネクタ雌ネジに前記本体側雄ネジが螺合した前記ジョイントの外周面にかしめられて、前記ジョイントの回転を規制する前記回転規制手段と、
    を備えることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  8. 請求項7に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    前記回転規制手段は、前記コネクタと一体に設けられていることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  9. 請求項7または請求項8に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    前記回転規制手段がかしめられる前記ジョイントの外周面には、前記ジョイントの軸方向に沿う係合部が設けられていることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  10. 請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    この蓄圧式燃料噴射装置のレールは、
    (a)高圧燃料を蓄圧する前記レール本体に設けられ、内部の前記蓄圧室と外部を連通させる前記内外連通孔の外側開口部の周囲を覆う内周面にコネクタ雌ネジが形成されたコネクタと、
    (b)内部に前記燃料通路が形成された略棒状を呈し、一端側に前記配管を接続するための配管側雄ネジが形成され、他端側に前記コネクタ雌ネジに螺合する本体側雄ネジが形成され、前記配管側雄ネジと前記本体側雄ネジの間に前記本体側雄ネジとは異なったネジ方向の逆雄ネジが形成された前記ジョイントと、
    (c)前記コネクタ雌ネジに前記本体側雄ネジが螺合した状態で、前記逆雄ネジに螺合されて、前記コネクタの端面に押圧される前記回転規制手段と、
    を備えることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
  11. 請求項10に記載の蓄圧式燃料噴射装置のレールにおいて、
    前記ジョイントは、前記配管側雄ネジと前記本体側雄ネジとの間に、前記配管側雄ネジより大径のフランジを備え、
    前記逆雄ネジは、前記フランジの外周面に形成されていることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置のレール。
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